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クレーとマルク 動物たちの場所|パウル・クレー/フランツ・マルク

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編集  新藤真知/高橋文子
発行:みすず書房
A5変型判 96ページ
定価 2,700円+税
ISBN978-4-622-09771-6
CコードC0070
初版年月日 2025年4月10日

パウル・クレーと、クレーの同年の友でよき理解者であり、その才能を誰よりも早く見出した〈青騎士〉の画家フランツ・マルク。第一次大戦の戦場でマルクが斃れるまで、二人は家族ぐるみで交流し、多数の手紙や葉書を交わして絵画論や近況を伝えあった。そしてそこには、互いを思い遣るあたたかな絵が添えられていた。
二人が残した絵葉書、動物をテーマとする二人の作品を一冊に編み、ドイツ絵画史に残るひそやかな交感に光をあてる。

〈マルクがもしクレーに出会わなかったとしてもマルクはマルクであり続けただろうが、もしクレーがマルクに出会っていなければ、色彩画家への飛躍が同じ途を辿っていただろうか〉
――本書「マルクとクレー」より

〈マルクにとって抽象とは、動物たちの感じている世界だったのではないか、と思われてくる。動物たちを人間の見る世界に引き出すのではなく、動物たちの世界にそっと包んでおくような優しさが、マルクの絵からは感じられる〉
――本書「フランツ・マルクの生涯」より

パウル・クレーとフランツ・マルク。
交わされた絵葉書と描かれた作品のなかに響き合う
二人の画家の友情。

目次
クレーとマルク(新藤真知)

《作品集》
クレーとマルク 絵葉書
パウル・クレー
フランツ・マルク

フランツ・マルクの生涯(高橋文子)
収録作品一覧
クレーとマルク 美術館案内

著者プロフィール
パウル・クレー(Paul Klee)
20世紀を代表する画家の一人。1879年ドイツ人音楽教師を父に、スイス人声楽家を母にベルン(スイス)近郊に生まれる。高等学校卒業と同時にミュンヒェンに出て画塾に通うが3年後ベルンに戻り、独学の道を選ぶ。1906年、ピアニストのリリー・シュトゥンプフとの結婚を機にふたたびミュンヒェンに赴く。長い無名時代を経て、1920年、総合造形学校バウハウスから招聘される。ヴァイマール、デッサウの同校で教鞭をとった後、1931年にはデュッセルドルフ美術学校に籍を移すが、2年後、ナチスの弾圧を受けてベルンに亡命。皮膚硬化症を患いながらも制作意欲を失うことなく、その後も数多くの作品を残した。1940年、南スイス・テッシン州の療養院で60年の生涯を閉じた。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

フランツ・マルク(Franz Marc)
1880年、ミュンヒェンに画家の息子として生まれる。カンディンスキーとともに年鑑『青騎士』を編集し、展覧会を企画した。ドイツ表現主義の重要画家。画家である妻マリアとともに自然豊かな田舎に住み、動物を愛し、とりわけ馬を描きつづけた。第一次世界大戦に従軍、1916年ヴェルダン近郊で戦死、享年36。クレーとは互いの芸術に敬意を払いあう特別な友情を結んだ。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

(版元より)

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