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急がなくてもよいことを|ひうち棚
¥1,100
発行 KADOKAWA 定価: 1,100円 (本体1,000円+税) 発売日:2021年05月12日 判型:A5判 商品形態:コミック ページ数:256 ISBN:9784047366596 変わっていく、変わらない日々が、確かにここに在りました。 子どもたちだけで映画を観に行った思い出。 ひとり給食を食べるのが遅い、あの子のこと。 久しぶりに帰った実家での母との会話。 僕のことを忘れてしまった、おばあちゃんとのおしゃべり。 動物園デートの思い出。 結婚1年目に夫婦で見た景色。 子どもと歩いた散歩道での出来事。 子どもが寝静まった後の帰宅。 ビニールプールで遊んだ夏のこと。 家族で見た海の情景。 著者のひうち棚さんが2009年から2021年まで、毎日少しずつ丁寧に描いてきた随筆マンガ作品を一冊に。 恥ずかしくもある「昔」の記憶、いろいろある「今」の情景、そしてまだ見ぬ「未来」への願いの詰まった作品集は、たっぷり250ページの分厚い単行本になりました。 それでも、人の人生を、毎日を描ききるには充分な枚数ではないのかもしれません。 ですがきっと、忘れていた大事な時間や大切な人たちのことを、思い出すことはできます。 美しい線で光が描かれ、コマとコマの間に流れ始める時間は、私たちの人生の記憶と穏やかに重なります。 家のどこかにある、忘れていたアルバムの写真を眺めるように、ゆっくり少しずつ、楽しんで読んでいただきたい一冊ができました。 ●●●収録作品●●● 「映画の思い出」「おてがみ」「ひとごと」 「ユートピア」「城山」「デジカメ」 「父の母」「デート」「フォトグラフ」 「遠回り」「一年目」「きんかん」 「急がなくてもよいことを」「空白期間」 「まだ今日」「夏休み」「柿の木」「海」
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村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」|森泉岳土
¥1,210
原作 村上春樹/ジョージ・オーウェル 発行 河出書房新社 単行本 A5 ● 112ページ ISBN:978-4-309-29058-4 ● Cコード:0079 発売日:2019.12.24 本体1,100円 今読むべき2篇の名作を奇跡のマンガ化――世界で愛される村上春樹の恋愛短篇「螢」と、G・オーウェルが超管理社会到来を予言したディストピア長篇「一九八四年」! 解説・柴田元幸 著者 森泉 岳土 (モリイズミ タケヒト) 1975年生まれ。特異な技法で描き世界が注目するマンガ家。『祈りと署名』『カフカの「城」他三篇』『報いは報い、罰は罰』『セリー』『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』『アスリープ』他。
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ランバーロール06
¥1,650
SOLD OUT
著 高妍/羅荷/安永知澄/劉倩帆/森泉岳土/丁柏晏/おくやまゆか/もてスリム/佐野亨 編 ランバーロール編集部 発行 タバブックス 2023年11月10日発売 装丁 潟見陽(loneliness books) A5判正寸・並製・152頁 ISBN978-4-907053-68-0 定価 本体1500円+税 漫画家の安永知澄、森泉岳土、おくやまゆかの3人によって創刊された、漫画と文学のリトルプレス「ランバーロール」。 今回は初の試みとして、「台湾」特集を実施。 村上春樹の『猫を棄てる』の装画や、漫画『緑の歌―収集群風―』などの作品で知られる台湾出身の漫画家・高妍が企画段階から参加し、羅荷(ロー・へー)、劉倩帆(リュ・チェン ファン)、丁柏晏(ディン・ブォ イェン)という三人の台湾出身のイラストレーターを推薦し、それぞれの描き下ろし漫画を掲載の運びとなりました。 安永知澄、森泉岳土、おくやまゆかの描き下ろし漫画と、台湾のクラブシーンにまつわるもてスリムのエッセイ、台湾映画にまつわる佐野亨(映画ライター)のエッセイを加え、今号も充実の152ページ! 【漫画】 高妍(ガオ・イェン)「どうでもいいこと」 羅荷(ロー・へー)「雨の追憶」 安永知澄「小さな魔法」 劉倩帆 (リュ・チェン ファン)「ドライブ」 森泉岳土「暗くて深くて誰もいない」 丁柏晏(ディン・ブォ イェン)「鐘楼」 おくやまゆか「新深緑日記」 【エッセイ】 もてスリム「ビナハウスの裂け目」 佐野亨 台湾映画と台湾と僕 訂正について 『ランバーロール06』劉倩帆「ドライブ」内に、2 ページ分、落丁がありました。 お詫びして訂正いたします。正しい完成版(16P)を下記ページにアップしております。何卒よろしくお願いいたします。 http://tababooks.com/tbinfo/lumbarroll06drive
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ゴーストワールド|ダニエル・クロウズ
¥1,650
発行 プレスポップ 翻訳: 山田祐史+PRESSPOP LAB コミック・グラフィックノベル/翻訳 言語:日本語 第4版( ソフトカバー) ・ 初版( ソフトカバ) ・ハードカバー(限定500册) ・ソフトカバー 本文 2色刷り サイズ:ハードカバー 27cm ×17.5cmx1cm ・ソフトカバー 26cm ×17cmx0.5cm 80ページ ISBN : 第4版 978-4-903090-58-0 (初版4-9900812-0-X)(2.3版978-4-903090-27-6) 発売: 第4版 2023年5月(初版2001年5月・ハードカバー 2011年12月・ソトカバー2014年4月) 全米ティーンエイジャーのバイブル、待望の限定リプリント! アカデミー賞ノミネート映画『ゴーストワールド』原作 ダメに生きる イーニドとレベッカ 親友、思春期、違和感、変化のない日常 近づいてくる大人の世界、そして2人の異なった未来 本当の世界、彼女たちの世界、遠いところ ゴーストワールド、2人の女の子の物語 “永遠の名作” -タイム誌 “「ライ麦畑でつかまえて」の現代版” -ヴィレッジ・ボイス紙 “2回目に読む時からがいよいよ面白い、って、これ一体何?” -魚喃キリコ
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ユリイカ2024年1月号 特集=panpanya -夢遊するマンガの10年-
¥1,760
SOLD OUT
発行 青土社 定価1,760円(本体1,600円) 発売日2023年12月26日 ISBN978-4-7917-0442-2 商業誌デビュー10年・単行本10冊目刊行記念 「端切れ」を拾い、観察し、想像するというプロセスからpanpanyaのマンガは生成される。「寝入りばなにみる夢のよう」とも形容され、時に「ガロ系」をはじめとする日本のオルタナティヴ・コミックの水脈上に位置づけられるその仕事は、まるで終わらない自由研究のように拡大と深化を続けている。最新刊『商店街のあゆみ』の刊行に際し、拾い集められてきた「端切れ」たちを改めて見つめ直し、それらによって形成された架空の町の中でこれからも道に迷い続けるための地図を想像したい。 特集*panpanya──夢遊するマンガの10年 ❖マンガ 予告 / panpanya ❖インタビュー 名残を描く / panpanya 聞き手=可児洋介 ❖渚にて 「街」と「私」──日本におけるオルタナティヴ・コミックの水脈 / 可児洋介 波よ、楽園まで届け──『楽園Le Paradis』という媒体=場をめぐって / 雑賀忠宏 ❖かたちを作る 心に残るもの / 飯田 孝 ユカイが集う あの場所へ──SF研究会とコミティアと / 吉田雄平 正体 / 多治見武昭 資料性みやげ / 國澤博司 ❖伝播するできごと 索引と屁理屈、そしてpanpanya 的小事件 / 春日武彦 panpanyaの主題による四つの変奏 / 細馬宏通 ❖再録 後輩ちゃん / panpanya ❖trans/duce 彷徨の体 / 酉島伝法 動物、世界の内側 / おいし水 ❖描線の夢・紙の現(うつつ) panpanyaのマンガ作品における非・キャラクター / 森田直子 寝入りばなの夢のつづきかた / 中田健太郎 環境の共同 / 木下知威 ❖往復書簡 地図の研究 / panpanya×青柳菜摘 ❖イラスト・マンガギャラリー〈1〉 ある日のpanpanyaさん / 竹本 泉 群棲地の置き場所 / 平方イコルスン panpanya作品との出会い / kashmir 時間と濃淡 / 犬のかがやき ❖彷徨と変異 逸脱者たちが見る不思議の国の夢 / トジラカーン・マシマ A Little Girl Lost / 石井美保 ❖compound angle レオナルドとの会話、あるいは現実と非現実の硲(はざま)について / 渕野 昌 panpanyaさんについて / 八谷和彦 ❖モノへの眼差し 「架空の通学路について」についての架空の考現学講義──あるいは〈考現学マンガ〉研究序説 / イトウユウ 少女たちの眼と不可思議 / 寺村摩耶子 自律した(リアルな)モノとモノとが創るモノがたり(フィクション) / 本橋 仁 ❖イラスト・マンガギャラリー〈2〉 彷徨 / カシワイ 風景 / 飯島健太朗 パンパンヤさんありがとうございました / 西村ツチカ 卵をめぐる漫画の探索 / 速水螺旋人 ❖ジオラマの肌理 本物の街 / 石山蓮華 スクールゾーンの空想科学 / 木石 岳 歌ってない歌 / 斎藤見咲子 ❖揺らぎを見つめる 真面目な異界めぐり──panpanyaのマンガ作品における行動原理についての覚書 / 川崎公平 転がるおむすび、兎の穴へ降る──観察・日常の謎・陰謀論 / 荒岸来穂 ❖資料 panpanya全単行本解題 坂本 茜 ❖忘れられぬ人々*27 故旧哀傷・菅野昭正 / 中村 稔 ❖物語を食べる*35 妖精と出会うこと、病むこと / 赤坂憲雄 ❖詩 夕焼け、または、わが魂の行衛 他三篇 / 中村 稔 ❖ユリイカの新人 三面鏡 / 山内優花 パミス 他一篇 / のもとしゅうへい ❖われ発見せり 老学徒と『鉄拳』の出逢い / 平井和佳奈 表紙・扉イラスト……panpanya 目次・扉……北岡誠吾
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仄世界|森泉岳土
¥1,980
発行 青土社 定価1,980円(本体1,800円) 発売日2022年12月23日 ISBN978-4-7917-7514-9 3人の女性の不可思議な運命を描く連作マンガ作品集。 頬にもうひとつの顔を持つ女性が謎めいた少女に翻弄される「有紀と有紀」、身元不明の子どもを保護したことから周囲との関係が次々と失われていく「散文的消失症候群」、病死した妹の身代わりにと買った手の模型が思わぬ事件をよぶ「そこにいた」。どこかで見失われ、底知れない世界を生きる3人の女性の不可思議な運命を、鉛筆の精緻なタッチと淡い色で描く。 霞む街景色の中に、 消え入りそうになる自分と、 輪郭を際立たせる虚體。 その境界が甘美であり、 おぞましくもあり。 ――岩井俊二(映画監督) 確かだと思っていたものが 実はまったく曖昧で 不確かなものだと気づいたとき、 そして本当はそのことを自分も知っていた、 気づいていた、気づかぬふりをしていた、 気づかないよう祈っていた ということに思い至ったとき、 彼女たちは、私たちは、 「え?」と静かに聞き返す。 ――小山田浩子(小説家) [目次] 有紀と有紀 散文的消失症候群 そこにいた 解説 小山田浩子 [著者]森泉岳土(もりいずみ・たけひと) マンガ家。墨を使った独自の技法で数多くのマンガ、イラストレーションを発表している。著書に『アスリープ』(青土社)、『爪のようなもの・最後のフェリー その他の短篇』(小学館)、『セリー』『報いは報い、罰は罰(上・下)』(以上、KADOKAWA)、文学作品のマンガ化に『フロイトの燃える少年の夢』『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』『カフカの「城」他三篇』(以上、河出書房新社)などがある。
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●アクリルスタンド付き特装版 ファミレス行こ。上|和山やま
¥2,090
SOLD OUT
発行 KADOKAWA 発売日 : 2023年12月28日 サイズ : B6判 定価 : 2,090円(本体1,900円+税) ISBN : 9784047377486 深夜に揺れるファミレスの光は様々な人間を引き寄せ、全てを受け入れる。 あの、「地獄のカラオケ大会」から4年――。 大学1年生の岡聡実くんは、東京で「普通の大人」になるべく学業に勤しんでいた。 しかし、ひょんな出来事から始めた、深夜のファミレスのアルバイトをきっかけに 奇妙な縁は、再びめぐり始める。バイト先のファミレスに現れるマンガ家・北条先生、 マンガオタクでバイトの先輩・森田さん、そして、あの夏の日に出会ったヤクザ・成田狂児など、 個性豊かなメンツが聡実くんの日常に関わってきて……。 累計60万部突破&24年1月に実写映画公開の『カラオケ行こ!』の続編がついに刊行! 『ファミレス行こ。 上』の刊行を記念して、グッズ付き特装版が登場!! 聡実くんと狂児の中華屋さんでのごはん会を描いたイラストを使用したアクリルスタンド! ぜひ、お部屋に飾って楽しんでください。 〈仕様〉サイズ:約147mm×105mm以内、素材:アクリル
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人生|小指
¥1,650
リトルプレス A5 128ページ タイトルは金インクの箔押 『ゆうとぴあグラス』や『COMIC IN THE HOLE』等に掲載された漫画やエッセイをまとめた1冊。 収録作品 ・よこはま2002 ・引越し ・ほら穴 ・せっかちSさん ・新宿区立総合天然宙屯地 全5回
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令和元年のえずくろしい|大山海
¥1,540
SOLD OUT
発行 リイド社 発売日:2023年10月14日(土) 判型:A5 定価:1,540円 (税抜本体 1,400円) 地獄のシェアハウスでまきおこる最悪の群像劇 「なあ、平成の大不況に生まれて 令和になったらコロナがきてよ。 仕事も無くなって税金も上がって最低賃金は安いし、 俺らみたいな底辺に未来はねえだろうが。 欲望のままに生きて、何が悪いんだよ。」 ゼロ年代から続く大阪のシェアハウス。 そこでは様々な傷を抱えた若者たち十人が共同生活している。 令和元年夏。新たな二人の男女が引っ越してきた。 今日も住人たちは互いの感情をぶつけ合いながら過激な青春を謳歌していく。 搾取と分断の果てに、全てが崩壊するとは知らずに…… 暴力、淫蕩、怠惰、傲慢、嫉妬……地獄のシェアハウスで巻き起こる最悪の群像劇。 【えずくろしい】京言葉で「不快」「あくどい」等の意。
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黒豆日日日誌|黒木雅巳/TOKO
¥880
SOLD OUT
リトルプレス Photo: K's CLUB Design: 黒木雅巳 illustration: 黒木雅巳 & 黒木文 A5判 60p イラストレーター黒木雅巳とTOKOによる家族の日記ZINE。
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しあわせジョン 日々のすけっち
¥2,200
SOLD OUT
文庫サイズ130p マットカバー仕様 2022年9月から2022年1月にかけての1p漫画と限定読切「あいまい空で」を収録。 しあわせジョンを紙で所有し読みたい方のためのコレクターズブック。 1作目を持っていない方も楽しめます。
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しあわせジョン 夏の短編集2023
¥3,300
SOLD OUT
文庫サイズ、カバーなしマット 表紙込116p しあわせジョンのコレクターズコミック第8作。「あんみつ」「充実した夏休み」「ジョンのキャンプは大丈夫?」「入道雲おじさん」「戦火のまぼろし」「ジョンとウクレレ」の6本を収録。
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しあわせジョン ウケザキクンシラン咲いて
¥3,300
SOLD OUT
文庫サイズ、カバーなしマット 表紙込132p しあわせジョンのコレクターズコミック第6作。 「はじめの一杯」「カレーライスの香り」「フーセンガムをとばして」「バリバリさっちゃん」「水玉の傘」「ほんとうの楽しみ」「あめあめぽつぽつ」「何者かに…」「杏のバレンタイン」の9本を収録。
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しあわせジョン 甘い記憶
¥3,300
SOLD OUT
文庫サイズ、カバーなし マット 表紙込138p しあわせジョンのコレクターズコミック第5作。 「ピー子」「ズッ友」など9本を収録。
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クリームソーダシティ 完全版|長尾謙一郎
¥1,980
発行 太田出版 価格 1,980円(本体1,800円+税) 判型 四六判 ページ数 560ページ ISBNコード 9784778322830 2017.6.12 鬼才・長尾謙一郎がおくる渾身の最高傑作、ここに堂々完結! “そこはある。きっとある。そこでは全てが完璧なんだ。” 雨の渋谷で政治家を襲撃したDr.皇とTAKO介は、気がつけば一瞬にして楽園「クリームソーダシティ」に立っていた。 謎の美少女に導かれ、楽園と日常とを行き来するTAKO介。 世界の真理に肉薄するDr.皇。 はたしてこれは現実なのか──? 2014年5月に「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)での連載が未完のまま突如終了し、長らくのあいだ漫画読みに語り継がれてきた幻惑の楽園譚『クリームソーダシティ』。 本当に描きたかった“結末”がここにある。
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戦場のガールズ・ライフ| 岡崎京子
¥2,530
発行 平凡社 出版年月 2015/01 ISBN 9784582206791 Cコード・NDCコード 0071 NDC 726.1 判型・ページ数 B5 288ページ 定価2,530円(本体2,300円+税) 漫画家・岡崎京子初の大規模展覧会(世田谷文学館)公式図録。原画、単行本未収録作、評論、トリビュート作品など、オカザキを知るための必携本。特別寄稿=小沢健二 デザイン=祖父江慎
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奇奇怪怪|TaiTan/玉置周啓
¥2,750
SOLD OUT
発行:石原書房 B5判 縦257mm 横182mm 厚さ25mm 重さ 665g 392ページ 並製 価格 2,500円+税 ISBN978-4-911125-00-7 初版年月日2023年8月17日 ラッパーのTaiTan(Dos Monos)、音楽家の玉置周啓(MONO NO AWARE / MIZ)の二人が、映画・音楽・小説・漫画などのコンテンツから、生活の中で遭遇する違和感とワンダーの裏に潜む経済の謎まで縦横無尽に語り尽くす、Spotify Podcastチャートで最高順位第1位を記録した、超人気ポッドキャスト番組『奇奇怪怪』。 2022年にポッドキャスト番組としては異例の500ページ越え・本文三段組み・函入りという造本で書籍化され大反響を呼び(国書刊行会より刊行)、版元史上最高予約数を記録。同年秋にはアニメ化やTBSラジオでレギュラー番組『脳盗』が開始されるなど、領域を超えて広がりをみせる同番組が満を持して刊行する書籍版第二弾! 第一弾の百科事典的装いから漫画雑誌的オブジェクトへと変貌を遂げ、書き下ろし序文、語り下ろし跋文、そして巻末解説にギャグ漫画家・藤岡拓太郎氏の短編漫画を併録! 文化と経済の森羅万象を「強引に面白がる」ための言葉と思考の実弾が詰まった異形の対話篇。 目次 序 スラングとコミュニティの研究 2021.09.18 TikTokとテレビの中毒性論 2021.09.25 TikTok以降の音楽について 2021.09.25 『イカゲーム』と炎上広告 2021.10.21 言葉は身体に比べてダサい論 2021.11.02 恋愛は等価交換なのか問題 2021.11.04 新庄剛志と『嫌われた監督』論 2021.11.13 大怪作『フォビア』と魚卵ビジネス 2021.11.16 平成の胡散臭さ文化論 2021.11.23 論破はなぜ流行るのか 2021.11.27 ドキュメンタルとDos Monos 2021.12.02 『プロ野球経営全史』とナベツネ伝説 2021.12.07 ナルシストとは何か 2021.12.11 U‐NEXTのドキュメンタリー最強説 2021.12.18 M‐1とエヴァ 2021.12.23 昭和のカリスマ論と敏腕P 2022.01.13 楽屋ポルノ問題 2022.01.27 深夜ラジオとポッドキャスト 2022.01.29 便乗商法論 2022.02.03 伝説の編集者と河童献金 2022.02.10 藤岡拓太郎氏と語る笑いの原体験 2022.02.26 2ちゃんねるとまとめサイト文化 2022.03.12 平成令和の自己啓発書史を考える 2022.03.31 ウィルスミスのやつ 2022.04.02 本音と暴露ブームの謎 2022.04.09 推しがわからん 2022.04.14 ポストトゥルースとポッドキャスト 2022.04.16 倍速病 2022.04.26 令和のマナー論 2022.06.04 『ぞうのマメパオ』と愛おしさの正体 2022.06.07 『ハケンアニメ!』が最高だった 2022.06.09 恋愛に興味ある前提なのなんなん問題 2022.06.11 人間関係が壊れない愚痴論 2022.06.16 『トップガン』とギターソロ問題 2022.06.18 顔面恐怖症 2022.06.30 放送禁止用語と『脳盗』 2022.07.02 人は騙されたがってる論 2022.07.05 ギャグセン最強王 2022.07.16 スマホ以降の美しい顔 2022.07.19 なぜ人は飯の写真なぞ撮影するのか 2022.07.21 人はなぜマッチングアプリで絶望するのか 2022.08.09 ZOOM会議はなぜしんどい? 2022.08.11 今年のBEST映画が決まりました 2022.09.08 TBSラジオ『脳盗』爆誕 2022.09.20 M‐1とジョブチューン問題 2022.12.01 跋 解説短編漫画「人の話」 藤岡拓太郎 著者プロフィール TaiTan (タイタン) Dos Monosのメンバーとして3枚のアルバムをリリース。台湾のIT大臣オードリータンや、作家の筒井康隆とのコラボ曲を制作するなど、領域を横断した活動が特徴。また、クリエイティブディレクターとしても\0の雑誌『magazineⅱ』やテレ東停波帯ジャック番組『蓋』などを手がけ、2022年にvolvoxを創業。Spotify独占配信中のPodcast『奇奇怪怪』やTBSラジオ『脳盗』ではパーソナリティをつとめる。 玉置周啓 (タマオキシュウケイ) MONO NO AWAREとMIZのギターボーカルとして作詞作曲を手がける。サブカルチャーマガジン『EYESCREAM』にて読書感想文をweb連載、その他各種メディアに寄稿しており、ユーモアある文体が特徴。Spotify独占配信のポッドキャスト『奇奇怪怪』、TBSラジオ『脳盗』のMCを務める。
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いままでの全部|宮崎夏次系
¥4,950
発行 講談社 発売日 2022年11月22日 価格 定価:4,950円(本体4,500円) ISBN 978-4-06-529008-8 判型 B5 ページ数 256ページ 切なすぎる恋を描ききった名作『あなたはブンちゃんの恋』を完結したばかりの宮崎夏次系が、自ら全作品にコメントしたかつてないクロニクルが登場! 描き下ろしの短編や、アトリエの初公開写真、小学校時代の漫画やデビュー前の習作も掲載。さらに、読んで楽しい全キャラクター紹介も収録した待望の一冊です。不意の感動を描き出す、圧倒的な夏次系ワールドを体験してください。
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VACANCES バカンス 1
¥1,200
SOLD OUT
リトルプレス 編集・発行|原航平+上垣内舜介 デザイン|岸田紘之 A5変形(W135mm×H220mm)、本文86ページ 2022年11月20日発行 「心のバカンス」を追い求める独立系カルチャー雑誌。創刊号では編集発行人が好きな人や気になる人に寄稿を依頼し、エッセイから現代川柳、怪談、旅行記、マンガ、小説まで極めて多彩な表現が集まりました。今泉力哉さんによる短編小説や小説家・島口大樹さんのエッセイなど、貴重なテキストも収録しています。 また、定期的にイベントを開催しているミュージシャンの夏目知幸さん×高橋翔さんや、『M-1 2022』3回戦の動画でも話題の忘れる。へのインタビューを実施。巻末では私たちバカンス編集部が、「これぞバカンス」という映画や音楽をレビューしています。 せわしない日々の中で、一度立ち止まって物事を考えられるような「余白」を生む、そのきっかけとして存在する雑誌です。 ■目次 <インタビュー> 夏目知幸×高橋翔|つかずはなれずの距離感で 僕らのまんじがためは続く 忘れる。|伝染していくトランス状態 <寄稿> 島口大樹|僕の生活 [エッセイ] 暮田真名|仮着陸 [現代川柳] 深津さくら|つれかえる [怪談] kiss the gambler|沖縄旅行記 [旅行記] ナカムラミサキ|ハイ・シティ [マンガ] 今泉力哉|グレースケール [小説] <巻末コラム> 原航平|多幸感 起き抜けに 上垣内舜介|電気イルカはポルトヨーロッパの夢を見るか 森美和子|くらげ 僕らのバカンス特集(編集部がレコメンドする、バカンスを描いたカルチャーたち) 表紙イラスト|中山望 -------------------- ■はじめに せわしない心にバカンスを 「なる早でお願いします」。 仕事のメールの中にこの一文が紛れ込んでいるとき、僕はいつも数秒間フリーズし、そのあと何事もなかったかのようにメールを打ち返す。でも、その度に実はひどく気分が落ち込んでいる。急かされている。自分の時間の使い方に、この人は一方的に干渉しようとしてきている。そこに拒絶を覚えるから。でも、そもそも仕事というのはそういうものだ。時間を使ってお金をもらう。それに適応できないと、社会で生きていくことはできない。それは受け入れているのだけど、どんなときでも心に余裕を持って生きたいと望むのは、果たしてわがままなことなのだろうか。 フランスという国には「バカンス」という夢のような文化があるということを、僕はエリック・ロメール監督の『海辺のポーリーヌ』やギヨーム・ブラック監督の『女っ気なし』という映画を観ていく中で知った。みんながみんな、夏になると約1か月間の有給休暇を消化して、リゾート地などへ旅行に出かけるらしい。純粋に羨ましいと思いつつ、一方でそんな長い期間、一体何をして過ごすのだろう。そう思って調べてみると、彼らは観光をしたり海で泳ぎまくったりしているというよりは、「散歩」や「ただ海辺で寝そべる」ことを重要視して自分の時間を大事にしているという。フランス語のvacance(複数形がvacances)にもともと「空白」や「頭を空っぽにする」という意味があるように、そこには、何も特別なことをしないからこそ得られる豊かな時間があるのだろうと、僕は遠い国から勝手に想像している。そういう時間や心のあり方を、僕も日々の生活で大事にしたいと思う。僕にとっての心のバカンスは、休日に朝早く起きて映画館で一本映画を観て、おいしいごはんを食べてから昼下がりはカフェで本を読み、夕方になったら銭湯へ行って子どもを連れたお父さんを眺めながら身体を洗い、夜にはしっぽりお酒を飲む、そんななんてことない生活にこそ宿っている。フランスのバカンスからしたらいろいろやりすぎかもしれないが。 そんなことをぼんやりと考えながら、見切り発車で始めたこのZINE制作。僕たちがいま話を聞いてみたい人に取材をしに行き、心にバカンスをもたらしてくれそうなさまざまな分野の方々に寄稿を依頼しました。この小さな本が、あなたのささやかなバカンスになることを願っています。(原航平)
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足摺り水族館|panpanya
¥1,320
SOLD OUT
発行 1月と7月 装丁 panpanya panpanya 1冊目の単行本。 単行本「足摺り水族館」のあらまし 単行本「足摺り水族館」は、2010年と2011年にそれぞれ私家版として発行された「足摺り水族館」及び「ASOVACE」という本をもとに、一般流通向けに再編集したものです。「ASOVACE」はpanpanyaがそれまでに描いた短編漫画作品を一冊に纏めたもので、総ページ数300ページ以上を藁半紙にコピー、和綴じで自家製本されています。また私家版「足摺り水族館」は「一冊の本をして水族館感を体現させる」というコンセプトのもと制作され、これもひとつひとつ表紙を特殊加工し、手作りしています。 今回作品を纏め直すにあたり、他の漫画短編作品と性格の異なる「足摺り水族館」をどう扱い、作品集に統合するかという点で特に難儀しました。最終的に「足摺り水族館」を核とし、その一冊の作品の中に各短編を織り込むという考え方でpanpanya自ら設計編集することで「足摺り水族館」の意趣を損なわず統合し作品集とすることに成功しています。 今回発行される単行本版「足摺り水族館」では活動初期からのpanpanyaの漫画作品を集成するとともに、一冊の本を固有の作品として製本し発行するpanpanyaの活動を、より広く手軽な量産品の形態に落とし込んで紹介するものです。 収録作品 足摺り水族館 / 完全商店街 / すごろく / 新しい世界 / イノセントワールド / 二〇一二年四月一七日の夢 / 足摺り水族館 / 冥途 / スプートニク / 無題 / マシン時代の動物たち / 足摺り水族館 / 君の魚 / エンディングテーマ
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ニューヨークで考え中 4|近藤聡乃
¥1,210
発行 亜紀書房 A5判変形並製コデックス装/160頁 2023年7月7日 《 窓の向こう、小さな2匹。宝物がまた増えた 》 にぎわいが戻ってきたニューヨークの街。 リフォームされた自宅もいい感じ。 そして、なんとそこには……! 〈まだまだ叶う夢ってあるものね〉私は今日も、ニューヨークで考え中。 近藤 聡乃(こんどう・あきの) 1980年千葉県生まれ。マンガ家、アーティスト。2000年にマンガ家デビュー。アニメーション、ドローイング、エッセイなど多岐に渡る作品を国内外で発表している。コミックス『はこにわ虫』『いつものはなし』(ともに青林工藝舎)、『うさぎのヨシオ』『A子さんの恋人』全7巻(ともにKADOKAWA)、作品集『近藤聡乃作品集』(ナナロク社)、主な個展に2023年「ニューヨークで考え中」(ミヅマアートギャラリー/東京)、2019年「近藤聡乃展 呼ばれたことのない名前」(三菱地所アルティアム/福岡)がある。2008年よりニューヨーク在住。 ◎公式HP:https://akinokondoh.com/jp/
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VACANCES バカンス 2
¥1,200
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リトルプレス 編集・発行|原航平+上垣内舜介 デザイン|岸田紘之 協力|もりみわこ 182 x 117 mm 160ページ 2023.5.21 テーマ やさしいともだち 表紙イラスト|大白小蟹 【雑談】 澤部渡(スカート)×蓮見翔(ダウ90000) 【インタビュー】 杉田協士 安藤奎(劇団アンパサンド)×佐久間麻由(爍綽と) 栗原×テリー 【寄稿】 福富優樹(Homecomings) ゆっきゅん 【マンガ】 カウ・リバー 夕暮宇宙船 【編集部】 上垣内舜介|フレンズ・アゲイン 原航平|幸先のいい夜 もりみわこ|台所から オタ朋鼎談 「やさしいともだち」に関するカルチャーレビュー(本や映画9作品)
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漫画選集ザジ vol.1
¥1,320
発行 点滅社 発売日:2023/05/21 サイズ:21cm/171p ISBN:978-4-9912719-2-2 自分の描きたい漫画を自由に描いて、気軽に発表する。そんな場所を目指してつくられた漫画誌。Vol.1は、大橋裕之「ありがと」、亜蘭トーチカ「いいことはすべてなくなった」など全23作品収録。 何度でも衝動を。何度でも実験を。何度でも私たちのやりきれなさを。 参加者 大橋裕之 亜蘭トーチカ 無 日野健太郎 うみにく 森井暁正 松本剛 ヤシ 森井崇正 ゴム製のユウヤ ウィスット・ポンニミット Orion terayama 三本美治 沖永和架奈 yozorart ゐ忌レ 能町みね子 輝輔 すいそう HOSHI いましろたかし 杉作J太郎
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●サイン本 From Tokyo わたしの#stayhome日記 2022-2023|今日マチ子
¥1,760
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こちらはサイン本です 発行 rn press B6判 並製 今日マチ子さんがコロナ禍の日常を描く「わたしの#stayhome日記」シリーズ完結編が、5月に発売されます。 これからもっともっと日々が過ぎ、私たちはいつか忘れてしまう。 二〇二〇年の異様さも、二〇二一年の慣れも、二〇二二年の倦怠も、 私たちの重要な瞬間も、きっと忘れてしまう。 だから私は今日マチ子さんのこの三冊を、ずっと持っていようと思う。 あのとき何をしていたっけ。 ページをめくれば、そこに私がいるし、私以外の全員がいる。 ひとしくおなじ時間のなかにいる。 この作品集は、だから私にとって、居場所みたいなものになるはずだ。 角田光代(別紙・解説より) コロナ禍の始まりとともに使い始めた「#stayhome」というハッシュタグも、現在ではすっかり見かけなくなりました。春の訪れとともに、マスク着用の義務化もなくなり、街には少しずつですが、日常が戻ってきました。今回発売される『From Tokyo わたしの#stahome日記 2022-2023』はコロナ禍「3年目」の街や人々の様子が描かれます。