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食べたくなる本|三浦哲哉
¥2,970
発行 みすず書房 判型 四六判 頁数 328頁 定価 2,970円 (本体:2,700円) ISBN 978-4-622-08781-6 Cコード C0095 発行日 2019年2月21日 美味い料理、美味い酒には目がない気鋭の映画批評家が、料理本や料理エッセイを批評的に読む。食の素材、味、調理法、さらには食文化のあり方をめぐる、驚きと発見に満ちた考察。丸元淑生、有元葉子、辰巳芳子、高山なおみ、細川亜衣、ケンタロウ、小泉武夫、冷水希三子、奥田政行、勝見洋一……。その根底に流れるのは、「料理を作る・食べる・もてなす」ことに人生を捧げてきた人びとへのオマージュだ。「料理本批評」という、かつてないユニークな試みであり、もちろん本書も「食べたくなる本」である。 食べることのすべてを愛し直そうとする、まったく新しい料理哲学の誕生。 読者はきっと、もういちど「故郷」へ戻っていく。 千葉雅也(哲学者) コカ・コーラとヴァン・ナチュール、ナポリタンとアルデンテ。 私たちはそのあいだを軽やかに行き来する世代。 木村衣有子(文筆家)
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酒場の君2|武塙麻衣子
¥880
リトルプレス A6判/並製/オフセット1C/80ページ 2024年4月1日 発行
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自炊者になるための26週|三浦哲哉
¥2,178
発行 朝日出版社 判型:四六判 ページ数:336ページ ISBN:9784255013602 / Cコード:C0077 発売日:2023/12/09 定価: 2,178円(本体1,980円+税) おいしさと創造力をめぐる、全くあたらしい理論&実践の書! ”においを食べる” にしびれました。 学者と詩人、生活者と小学生の やわらかな心を併せ持つ新料理家、ここに誕生! ――高山なおみさん 知識は楽しみを与えず、楽しみは知識を与えない。このような知識と楽しみの分離こそが哲学の前提であった。だからこそ、知識を楽しむこと(フィロ・ソフィア)としての哲学(フィロ・ソフィア)がありえたのだ。 しかし、本書が示すのは、知識を与える楽しみであり、楽しみを与える知識に他ならない! 知識と楽しみはこうして一体となる。 これは人間がもちうる賢さについての書物だ! ――國分功一郎さん さっと買って、さっと作って、この上なく幸福になれる。 「トーストを焼くだけ」からはじまる、日々の小さな創造行為。 “面倒”をこえて「料理したくなる」には、どうしたらいいでしょう。 “ほぼ毎日キッチンに立つ”映画研究者が、その手立てを具体的に語ります。 ・大方針は、「風味の魅力」にみちびかれること。 「風味」=味+におい。自由に軽やかに、においを食べて世界と触れ合う。 そのよろこびで料理したくなる。人間のにおい解像度は犬並み? 最新の科学研究だけでなく、哲学、文学、映像論の重要テクストを手がかりに、知られざる風味の秘密に迫ります。 ・目標は、素材から出発して、ささっとおいしいひと皿が作れるようになること。 1週に1章、その週の課題をクリアしていけば、26週=半年で、だれでも、すすんで自炊をする人=自炊者になれる、がコンセプト。 蒸す、煮る、焼く、揚げる「だけ」のシンプル料理から、「混ぜる」「組み合わせる」、さらに魚をおろして様々に活用するまでステップアップしていきます。 日本酒とワインの新しいあり方、買い物や献立てに悩まないコツ、家事分担も考えます。 ・感覚を底上げする、「名曲」のようなレシピを40以上収録しています。 「ヤンソンの誘惑」「鶏肉とパプリカ」「山形のだし」「麦いかのフリット」等々、素朴だけど、素材と出会いなおすような感動のあるものばかり。古今東西の料理書を読みこんだ著者ならではのベストチョイスです。 より先へ進みたくなった人のための懇切丁寧なブックガイドつき! ◎書店員さんから推薦のコメントをいただきました◎ 鍋に放たれた春のわかめのように生動する文章から、鮮やかに風味が立ちのぼります。そのかすかなニュアンスに心が動くとき、食の経験は無限に多様な世界の様相へとひらかれ、血のかよったものになるでしょう。自炊者の感動を冷ます「面倒」を軽減するための片付けのコツや、台所の配置を伝授してくれる点も、この本のすばらしいところ。台所のうつくしさに触れた一節は鮮明で、そこを吹き抜ける香りのよい風が見えるようでした。 (東京堂書店・三浦亮太さん) 料理という行為を経て生みだされる香ばしさの層、立ちあがる湯気、口に含んだときの味わいまでもが微細につたわる。ささやかだけれど軽やかじゃない、深いよろこびに満ちた手立ての数々。その探究心に導かれついつい台所へと足が向かいます。 (恵文社一乗寺店・韓千帆さん) 節約や栄養摂取のためだとか、外食やコンビニごはんの罪悪感から「作らなきゃいけない」になっていた、自炊に対する私のもつれ固まった薄暗い気持ちが、読み進めるうちにゆるゆると、優しく解きほぐれていきました。三浦さんの柔らかくも情熱のある語りで、レシピだけではなく、買い物や台所の在り方にアイデアをもらい、食の歴史や文化についての探究心にも火を点けられ、「作りたいな」とわくわくした気持ちが生まれてくるのです。 (早稲田大学生協ブックセンター・橋本さん) 料理をしている人はなにをしているのか。手の動かし方と心の動き方、その両面から洞察を深める本書の筆致は、ロジカルでいてエモーショナル。味覚と嗅覚のあわいを刺激する豊かな風味を、自炊という領域で最大限堪能する。そのために言葉と知識を惜しみなく費やし、料理という行為をその周縁ごと書き尽くそうとするさまは圧巻だ。そんな三浦さんの実直さに袖を引かれ、今日も明日も明後日も、台所に立ち続けていたいと思った。 (往来堂書店・高橋豪太さん) 料理は映画的、というのは知っていたけれど、まさかこれほどまでとは思いませんでした。ひとつの素材とひとつの工程、それだけで目の前の世界の奥行きがどこまでも広がっていく。食がすべてに繋がっているとさえ感じる、知性と身体性が融合された新感覚の料理のすすめ。 (曲線・菅原匠子さん) 目次 序 料理したくなる料理 1 においの際立ち おいしいトーストの焼き方/においの語源と「感覚順応」/バゲットを穏やかに加熱する/サワードゥを直火焼きする 2 においを食べる 米を炊く/人間の鼻もじつは犬並みにすごい説/味のちがいはにおいのちがい/ふるさとの米の風味さえも ――米を炊く(炊飯器の場合)/米を炊く(鍋の場合) 3 風味イメージ みそ汁を作る/風味は映像である/風味の分類――①風味インデックス/②風味パターン/③風味シンボル/においはへだたった時間を映す/自炊者=エアベンダー ――だしの取り方/みそ汁 4 セブンにもサイゼリヤにもない風味 ここから自炊するという線引き/セブンイレブンのおいしさ/サイゼリヤのおいしさ/規格品にはない風味の個体差とゆらぎ/青菜のお浸しは海のさざなみのように ――青菜のおひたし/一期一会のトマト・パスタ 5 基礎調味料 感動>面倒/基礎調味料の風味がベースになる/基礎調味料は費用対効果が高い/ノイズキャンセリング力を発揮する/しょうゆ選び/塩選び 6 買い物 何を買うか決められない問題/目利きはするな/専門店の先生たちの見つけ方/あなたが素材を選ぶのではなく、素材があなたを選ぶ 7 蒸す 蒸しものの準備/皮付き野菜を蒸して香りを楽しむ/魚の蒸しもの ――いろいろ野菜の蒸籠蒸し/蒸し野菜のべっこう餡かけ/バーニャカウダ/ひき肉ソース/たちうおの清蒸 8 焼く 肉の焼き目のにおいはどうしてたまらないのか/グラデーションをつけて焼く/ステーキ肉を焼く/フッ素樹脂加工か鉄か/焼き方は人となりを映す/オムレツの焼き方/「ひとり料理の喜び」 ――ステーキ 9 煮る シンプルでおいしい野菜のポタージュ/水に風味とうまみを移す/スープの塩分濃度は0・6%から/野菜のかたちを残すポタージュ/含め煮――調味だしは20:1:1から ――野菜のポタージュ(攪拌する)/野菜のポタージュ(かたちを残す)/調味だし/含め煮/ふきの含め煮/おひたし(アスパラガス、ズッキーニなど)/菊の花のおひたし 10 揚げる、切る 家であえて揚げものをする理由/バットが三つありますか?/春巻き/麦いかのフリット/包丁の使い方にどう慣れるか/作業の進行を直感的にイメージできるようになる ――牡蠣フライ/牡蠣の春巻き/麦いかのフリット 11 動線と片付け 片付けの意義/台所のうつくしさ/プライムスペース/揃えるべきキッチンツール/キッチンは風味の通路 12 カイロモン 風味は誘惑の信号である/カイロモンは他種を誘惑するにおい/変化それ自体がよろこび/F感覚とC感覚 ――おでん 13 日本酒 良質な食中酒は自炊を底上げする/アテ化によってシンプル料理が極上に/酒はパスポート/ベーシックな日本酒とは/先生を見つけ、入門用の酒を選ぶ/燗をつけてみる ――シンプルなアテいろいろ/お燗 14 ワイン 面倒ではないワイン/自炊のためのワイン保存システム/「自然な造りのワイン」とその歴史/インポーターで選ぶ/ワインの先生に学ぶ/ワインを買いにいきましょう 15 青魚 季節の魚の風味に触発されて/風味の喚起力は鮮度に比例する/あじといわしは最上の美味/キッチンに魚の通り道を作る/あじをさばいて食べる/青魚、絶対のふた品 ――あじのさばき方/あじのなめろう/しめさば 16 白身魚など 中型魚をさばく/フライパンでポワレにする/魚を長く多面的に味わい尽くす/生のまま魚を熟成する ――平造り、そぎ造り/白身魚のポワレ、ムニエル/ブールブランソース/焦がしバター(ブールノワゼット)/サルサヴェルデ/こんぶ締め/干物/あらのスープ/あらのだし汁で作るパエリア/白身魚の熟成 17 1+1 魚一種に野菜一種の即興料理を作ってみる/生魚のカルパッチョ+野菜/風味のモンタージュ/焼き魚+野菜/魚と野菜のスープ仕立て ――あじのカルパッチョ、ルッコラ添え/いわしの直火焼き、茹でたじゃがいも添え/フィッシュ・ベジタブル・スープ/牡蠣とぎんなんのスープ 18 混ぜる 百獣ごはん/ワンプレート・ランチ/混ぜる料理の伝統的な型/サラダうどんとそばは格別においしい ――ちらし寿司/サラダうどん、そば 19 春夏の定番レシピ 歌い継がれ愛されてきた民謡のような名レシピ/春/夏/ノー・シーズンの定番 ――あさりと豚肉のアレンテージョ風/生わかめとたけのこ/ふきのとうみそ/ラタトゥイユ/ガスパチョ/山形のだし/ピコデガヨ/生ハムとバターのバゲットサンド/干ししいたけとちりめんじゃこの炊き込みごはん 20 秋冬の定番レシピ 秋/冬/ノー・シーズンの定番 ――きのこの当座煮/きのこのにんにく炒め/ほうとう鍋/バジルペースト/さんまのわたソース/ヤンソンの誘惑/かぶと牡蠣のグラタン/焼きかぶのサラダ、かぶのソース/筑前煮/じゃがいもセロリ/鶏肉とパプリカ 21 乾物 乾物の魅力/家に常備するものリスト/塩して熟成する ――鞍掛豆のサラダ/トルティーヤ/塩もみ、浅漬け、かぶ酢/塩豚 22 発酵 発酵保存食品を自作する意味/日々の献立ての基本 ――白菜漬け/甘酒/かぶら寿司 23 うつわとスタイル なぜスタイリングによって料理はよりおいしくなるのか/練習問題/「ねばならぬ」ではなく/うつわの質感/雑多を許容する 24 ファーム・トゥ・テーブルとギアチェンジ ひとはいつから「素材を活かすべき」といい始めたのか/スローとファストのギアチェンジ/「群島としてある世界の肯定」/続・人間の鼻もじつは犬並みにすごい説/ハンバーガー ――ハンバーガー/クラフト・コーラ 25 索引と徴候 別の時空につながるにおい/索引がひらく過去、徴候が予感させる近未来/微分回路(徴候)と積分回路(索引)/風味の解像度とは/生活史を積分する/食の幸福 26 家事と環境 家事分担の不均衡/ふつうのすばらしさを再発見する/環境問題について ――赤飯 参考文献 ブックガイド 著者紹介 三浦哲哉(みうら・てつや) 青山学院大学文学部比較芸術学科教授。映画批評・研究、表象文化論。食についての執筆もおこなう。1976年福島県郡山市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了。著書に『サスペンス映画史』(みすず書房、2012年)『映画とは何か――フランス映画思想史』(筑摩選書、2014年)『『ハッピーアワー』論』(羽鳥書店、2018年)『食べたくなる本』(みすず書房、2019年)『LAフード・ダイアリー』(講談社、2021年)。共編著に『オーバー・ザ・シネマ――映画「超」討議』(フィルムアート社、2018年)。訳書に『ジム・ジャームッシュ・インタビューズ――映画監督ジム・ジャームッシュの歴史』(東邦出版、2006年)。
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味がある。|マメイケダ
¥2,530
発行:HeHe B6変形 112ページ 価格 2,300円+税 ISBN978-4-908062-55-1 CコードC0071 書店発売日2023年11月25日 『おなかがへった』や『えきべんとふうけい』などの絵本、書籍や雑誌等の装画や挿絵などのイラストレーション、食品のパッケージイラスト等、いま大注目のイラストレーター・画家、マメイケダがライフワークのように描き続けるごはん日記。待望の増補改訂復刻版! ごはんを前にした時のよろこびと、食べることそのものの衝動をダイナミックに伝える筆致。絵日記には、マメさんのちょっとした気づきや雑感が添えられ、お店のカードや商品ラベルが貼りこまれている時もあります。さまざまな時間、場所、思い出とともに膨れ上がった日記帳をそのまま書籍に落とし込んだような装丁は、日記という個人の日々の記録でありながら、それをみる私たちにとっては気のおけない友人がすすめてくれるなによりのグルメ情報のようです。親しみあふれる美味しいほほえみブック。 本文より 〈ロールケーキ〉ロールケーキって、ほんとしみじみ「の」だなぁ。コーヒーを淹れる時も「の」の字、結んだ袋をほどきやすくする結び方も「の」の字に結ぶ。「の」ってなんかすごい。急に好きだ。
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日本酒と電子音楽3
¥900
リトルプレス DJ Yudetaro、鳥野みるめ、大久保有彩 A5判 / オールカラー / 30P 日本酒と電子音楽は似ている。たった一つの素材から、豊かなバリエーションが無限に生み出されるロマンがある。過去2作はすでに完売。全国の地酒と世界の電子音楽を組み合わせ、カルト的人気を博した異色のZINEの第3弾がついに登場。
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内臓とこころ|三木成夫
¥858
発行 河出文庫 216ページ ISBN:978-4-309-41205-4 ● Cコード:0140 発売日:2013.03.06 「こころ」とは、内臓された宇宙のリズムである……子供の発育過程から、人間に「こころ」が形成されるまでを解明した解剖学者の伝説的名著。育児・教育・医療の意味を根源から問い直す。 著者 三木 成夫 (ミキ シゲオ) 1925年、香川県丸亀市生まれ。解剖学者。東京芸術大学教授。1987年死去。主な著書に『内臓とこころ』(河出文庫)、『胎児の世界』(中公新書)、『海・呼吸・古代形象』『生命形態学序説』(以上、うぶすな書院)など。
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神戸のまちぎょうざ
¥1,000
SOLD OUT
リトルプレス 編集・発行 神戸餃子クラブ 発行日:2023年9月3日 リソグラフ印刷:塩屋的印刷 A5版 ホチキス中綴じ 60ページ カラー印刷/リソグラフ印刷 ※すべて手作業での製本・裁断につき、ゆがみ等があります。ご了承ください。 神戸の豊かな食文化の一つに餃子がある(と思っている)。そんな個性豊かな餃子たちを、餃子のお味はもちろんのこと、店構えもお店の人もその位置する場所も含めて、神戸のまち餃子と勝手に呼びたい。ランキングをつけるわけでなく、すべての神戸のまち餃子に対する解像度をあげたい。 そんな思いから「神戸餃子クラブ」が刊行した神戸の餃子愛あふれるZINEです。
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味つけはせんでええんです|土井善晴
¥1,760
定価 1,600 円+税 判型 B6判変形 頁数 208 ページ 発刊 2023年10月20日 ISBN 9784909394941 装丁 漆原悠一(tento) 「なにもしない」料理が、 地球と私とあなたを救う。 AIの発達、環境危機、経済至上主義… 基準なき時代をどう生きるか? 人間とは、自由とは、幸せとは。 「料理」を入り口に考察した壮大な著! 土井節炸裂、一生ものの雑文集。 『ちゃぶ台』の名物連載、ついに書籍化。 レシピとは人の物語から生まれたお料理のメモ。他人のレシピは他人の人生から生まれたもの。でも本来、料理は自分の人生から生まれてくるものです。それがあなたの料理です。 つたなくっても、自信がなくっても、私はいいと思います。「味つけせんでええ」というのは、それを大切にすることだと思っているのです。 一生懸命お料理すればそこにあなたがいるのです。お料理するあなたが、あなたを守ってくれるのです。――「まえがき」より
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ぼくのコーヒー地図|岡本仁
¥2,420
出版年月 2023/09 ISBN 9784582544749 Cコード・NDCコード 0063 NDC 673.98 判型・ページ数 B6変 328ページ 定価2,420円(本体2,200円+税) 雑誌『relax』の元編集長でインスタグラム4万人超のフォロワ―を持つ編集者が全国のお気に入りのカフェ・喫茶店166軒を紹介 コーヒーブレイクは大切ですね manincafeのIDでInstagramにコーヒーを飲む日常をポストする編集者岡本仁によるコーヒー店案内。コーヒーの味だけではなく、店主、音楽、そして集まる客がつくりあげる、ゆるやかな、時にはピリリとした空気……老舗の喫茶店から新しいコーヒースタンド、ナショナルチェーンから個人店、時には紅茶店や日本茶店まで、街を歩いて見つけた166店で考えたコーヒーとの幸せな関係。オールカラー。
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生命とリズム|三木成夫
¥990
SOLD OUT
河出文庫 312ページ ISBN:978-4-309-41262-7 Cコード:0195 発売日:2013.12.06 定価990円(本体900円) 「イッキ飲み」や「朝寝坊」への宇宙レベルのアプローチから「生命形態学」の原点、感動的な講演「胎児の世界と“いのちの波”」まで、エッセイ、論文、講演をあますところなく収録。「三木生命学」のエッセンスがここに。 著者 三木 成夫 (ミキ シゲオ) 1925年、香川県丸亀市生まれ。解剖学者。東京芸術大学教授。1987年死去。主な著書に『内臓とこころ』(河出文庫)、『胎児の世界』(中公新書)、『海・呼吸・古代形象』『生命形態学序説』(以上、うぶすな書院)など。
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そのときみえるもの|御菓子丸 杉山早陽子
¥1,980
SOLD OUT
発行:torch press 仕様:180 x 125 mm/ソフトカバー/96P デザイン:竹廣 倫 撮影:山本康平 言語:日本語/英語 定価:1,800円+税 ISBN:978-4-907562-16-8 C0077 発行年:2018 和菓子、その小さな宇宙に凝縮された記憶、風景、そして感情を、見ることや食べることを通して体験する。京都を拠点とする御菓子丸の杉山早陽子は、目に見えない感性を和菓子という形へと落とし込み、伝統的な世界に新しい風を吹かせます。 「鉱物の実」という銘のお菓子は、琥珀糖にクロモジがささり、まるで木に御菓子の実がなっているかのよう。杉山はこの実を和菓子の原点まで遡り、果実を使って実を表現しようと試みます。そのほかに、時間を経ると色が変化する「うつろい」、風景を閉じ込めるという発想から生まれた「薬箱(くすりばこ)」、ほおずきを灯に見立てた「灯花(とうか)」、草花の芽吹きを玉にした「薬玉(くすだま)」など、儚さや無の境地、あるいは日常や季節のうつろいを愛おしむ感情を和菓子へと落とし込みます。それらの御菓子は五感を通して、私たちの記憶を呼び起こし、そして記憶へと堆積していきます。 本書では、御菓子丸のこれまでの25の和菓子を、それぞれの御菓子についのエッセイと共にまとめています。御菓子丸の世界をより深く知ることができる思考の源を読みながら、瑞々しい和菓子を目で味わってみてください。 杉山早陽子(Sayoko Sugiyama) 1983 年三重県生まれ。2006年から10年間、和菓子ユニット「日菓(にっか)」として活動。「日菓」と並行して2014年から「御菓子丸(おかしまる)」を主宰しながら、和菓子を制作、展示、販売している。食べたら無くなる当たり前のことに着眼し、表現方法としての和菓子に可能性を感じ、京都にて和菓子を学ぶ。鑑賞から食べるまでの行為を一つの体験として捉え、記憶に残る一瞬を和菓子に込めて制作する。 https://www.okashimaru.com/
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台所珈琲の手びき
¥660
SOLD OUT
リトルプレス 【発行者】余白珈琲 【定価】660円(税込) 【判型】A5判(無線綴じ) 【頁数】40ページ 【発行年】2023年9月 「憧れ」と「虚しさ」のあいだで、「愛おしさ」に揺られながら。降っても晴れても、自分でつくる今日の味。 生活のなかで愉しむコーヒーの手びきをつくりました。数学の公式のようなレシピを、ただただ載せていくだけでなく、その周辺の流れを描くことで、自分でレシピをつくることができるようなものを意識しました。 (以下「おわりに」より) コーヒーを淹れることは、ほんとうに「ちょっとしたこと」です。(…)ささやかなこと、ちっぽけなこと、なんでもないこと、平凡なこと、すごくないこと、誰にでもできること。そのような行為だからこそ、人と人との間に、この世の中のさまざまなすき間に、するりするりと入っていくのです。
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すし通|永瀬牙之輔
¥875
発行 土曜社 - 仕 様:文庫判(148 × 105 × 6.4ミリ)160頁 - 図書番号:978-4-907511-22-7 - 初 版:2016年12月22日 - 定 価:795円+税 煙草屋は娘、魚屋は若い衆、鮨屋はおやじが看板である 鮨の食べ歩きを始めようとする人にとっては、「お前の口には勿体ないが食わしてやる」といった面構を忍ぶだけの、あるいは味わうだけの忍耐が必要である――。江戸の古老健在なりし昭和五年に世に出た、鮨の名著。 名おそろしきものいにずし、それも名のみならず見るもおそろし 清少納言『枕草子』 私は鮨について他人に語ろうなんて努力したことは今まで少しもなかった。また衒学的な気持など微塵もなかった。まして通人たらんとも、鮨通たらんとも思ったことは少しもなかった。ただ美味を美味をと追求したのである 永瀬牙之輔 も く じ すし 鮓、鮨、寿司 やすけ、すもじ すしの誇り 鮨礼讃 鮨の由来 古来有名なりし鮨 鮨の種類 魚の鮨 握鮨 巻鮨 稲荷鮨 五目と散し 箱鮨 熟れ鮨 特種の鮨 諸国の鮨 握り方、盛り方、食べ方 鮨は三食の外 鮨は三つ四つ 鮨は屋台か出前か 鮨屋のおやじ 鮨の鯖を読む事 鮨と酒 「鮨は玉子焼から」の論 酢 飯 「きり」と「つめ」 海苔と海苔巻 鮪 鰹 穴子 「鮨は小鰭に止め刺す」説 小鰭 鰺 赤貝 海老 わさび 生姜 俳季に現れた鮨 文芸に現れた鮨
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桃を煮るひと|くどうれいん
¥1,760
発行 ミシマ社 定価 1,600 円+税 判型 四六判並製変形 頁数 136 ページ 発刊 2023年06月14日 ISBN 9784909394880 装丁 脇田あすか 衝撃のデビュー作『わたしを空腹にしないほうがいい』から5年。 小説、エッセイ、絵本、児童書、歌集…多方面で活躍する気鋭の作家が、 満を持して、2作目の「食エッセイ集」を解禁。 日経新聞「プロムナード」(2022年7月〜12月)に掲載されたエッセイに、 書き下ろしをたっぷり加えた、珠玉の41編。 著者情報 著: くどうれいん(くどうれいん) 作家。1994年生まれ。岩手県盛岡市出身・在住。著書に、『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)、『うたうおばけ』(書肆侃侃房)、『水中で口笛』(左右社)、『氷柱の声』『虎のたましい人魚の涙』(以上、講談社)、『プンスカジャム』(福音館書店)、『あんまりすてきだったから』(ほるぷ出版)がある。
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品品喫茶譚Ⅱ|世田谷ピンポンズ
¥1,320
発行 品品堂 ■¥1200+tax ■80p ■B6 ■並製本 ■装丁・デザイン・DTP 輪佳 暇さえあれば喫茶店に行く。テーブルの上に古本屋で買った本を広げて、珈琲を飲む。ぼーっと窓の外の風景を眺める。 初めて訪れた街では喫茶店を探し、住み慣れた街に新しい喫茶店を見つけては歓喜する。 喫茶店を中心とした日々の生活記録第二弾。
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伊丹十三の台所
¥2,860
SOLD OUT
発行所 株式会社つるとはな 発売日 2023/6/30 ISBN 978-4-908155-12-3 編者 つるとはな編集部 発行者 佐藤真 印刷・製本 株式会社シナノ 食いしんぼうですね、伊丹さん! 映画監督、俳優、エッセイスト、なによりひとりの生活者。 表紙のイエローの洋皿は、伊丹十三が独身時代から愛用し、カレーのCM出演の際も自ら持ち込んで使ったもの。子どもたちが小さな頃は納豆スパゲッティを盛る定番でもあったといいます。 若い頃から好みの器を揃え、吟味した道具を使い、家族はもちろん、来客にも料理の腕をふるっていた伊丹十三。 この本では、食にまつわるエッセイをひもときながら、いかに伊丹さんが食べること、作ることを楽しんだかをお伝えします。そして、伊丹さんに影響を受けたさまざまな方々のお話も。 スパゲッティのおいしい召し上り方――細川亜衣 伊丹さんと台所――中村好文 池内家、父の料理――池内万平 ぼくらの好きな伊丹さん――宮脇誠・吉田昌太郎 伊丹十三の料理本――高橋みどり 風邪のときにつくってくれた親子丼がほんとうにおいしかった――宮本信子 (登場順、敬称略) ほか、映画『お葬式』の舞台となった湯河原の台所の全景、愛用の器、道具類も多数紹介。
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三酒三様|浅沼シオリ/早乙女ぐりこ/武塙麻衣子
¥1,100
リトルプレス B6判 62頁 酒にまつわる本を作り続ける三人が集まってお届けする、至高の酒アンソロジー。 各々が、街と酒にまつわるフリーエッセイと、湯島・御徒町で三人で飲んだ日についてのエッセイを一本ずつ寄稿しました。 飲み方も文章も三者三様な三人が織りなす世界を、どうぞご賞味あれ。
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酒場の君|武塙麻衣子
¥880
リトルプレス 文庫サイズ、79ページ 2023.4.16 発行 日記ZINE『驟雨とビール』などの武塙麻衣子さんが、昨年9月から今年2月までの半年間、好きな飲み屋さんを巡って書いた酒場エッセイ集。選りすぐりの19店を紹介。早い時間からふらりと飲み屋に行きたくなる一冊。
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ミスドスーパーラブ
¥1,650
SOLD OUT
発行 トーキョーブンミャク A5サイズ/フルカラー/160P Cover:カトウトモカ All Menu Photo:すなば Produce:西川タイジ Book Design:近成カズキ Special Thanks:桜木彩佳 ミスドに愛を叫ぶアンソロジー『ミスドスーパーラブ』。 豪華クリエイター陣によるグラフィック、短歌、小説、童話、エッセイ、ヴィジュアル作品で表現されたドーナツ、パイ、飲茶など26のメニューが収録されています。 おやつのお供にぴったりな一冊。ミスドに行く前にも行った後にも。 あなたのいつものお気に入り、新しいお気に入りを是非見つけてください。 各話には、タイトルのドーナツの写真・イラストもそれぞれ収録しておりますので見ても読んでも楽しめるスタイルとなっております。 ■収録メニュー/参加クリエイター ・『表紙』カトウトモカ ・『生きてるだけでパーティ』(ビジュアル作品)イリエナナコ×小出薫×小野紗友美 ・『ポン・デ・リング』eri ・『ポン・デ・黒糖』夜夜中さりとて ・『ポン・デ・ストロベリー』ごはんとアパート ・『オールドファッション』mayan ・『チョコファッション』ネネネ ・『オールドファッション ハニー』まりさん ・『フレンチクルーラー』オルタナ旧市街 ・『エンゼルフレンチ』田中泉 ・『ストロベリーカスタードフレンチ』櫻井朋子 ・『ハニーディップ』吉玉サキ ・『シュガーレイズド』西川タイジ ・『チョコリング』アベハルカ ・『ストロベリーリング』青. ・『エンゼルクリーム』鶴見 ・『カスタードクリーム』堀静香 ・『チョコレート』すなば ・『ココナツチョコレート』西川☆タイジ ・『ダブルチョコレート×ホットチョコレート』小林えみ ・『ゴールデンチョコレート』けんず ・『ハニーチュロ』なつめ ・『ドーナツポップ』サトウリョウタ ・『エビグラタンパイ』まーしゃ ・『ホット・セイボリーパイ BBQフランクフルト』旦 ・『汁そば』ひらいめぐみ ・『きなこボール』野菜/イラスト:カトウトモカ ・『ブラン』友田とん/イラスト:カトウトモカ ・『君がここに着く前に』(ビジュアル作品)すなば×三浦希
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乙女の東京案内|甲斐みのり
¥1,870
発行 左右社 定価 1,870 円(税込) 刊行日 2022年11月11日 判型/ページ数 A5判 並製 112ページ ISBN 9784865283358 Cコード 0076 装幀・装画 田部井美奈/装幀、鍵岡龍門/写真 甲斐みのりの東京ガイド、令和アップデート版。 レトロな喫茶店に歴史ある名建築、親しみやすい居酒屋にクラシカルなホテルまで。懐かしくも色褪せない、永遠のお気に入りスポットを多数掲載。ロマンチックな東京をご案内します。『乙女の東京』(2007年)から15年。20箇所以上のスポットを加えて、大充実の内容です。 年齢や性別問わず誰でも、なにかにときめいたり、憧れたり、夢中になる、“乙女心”を抱いていい。 ふわふわと軽やかな足取りで、好きだと感じるものにまっしぐら。ステキななにかを探し出すため、広くおおらかに世界を見渡す。まちも、ものも、人も、永遠ではないからこそ、“今”会いに出かける。そんな気持ちを大切に、この本を作りました。 「はじめに」より ◉東京の永遠のお気に入りスポット52選「乙女の東京案内」 6つのシチュエーション別に、東京で特別な時間を過ごせる場所を紹介します。 PART1「甘いひととき」 お気に入りの喫茶店や洋菓子店で過ごす甘美な時間 PART2「童心にかえる」 遊園地や駄菓子店などを無邪気に楽しみ、童心にかえる時間 PART3「文化の香り」 美術館に博物館、文学館……。文化の香りに浸る時間 PART4「クラシカルに」 歴史ある名建築や東京らしさに溢れた老舗で過ごす時間 PART5「夜を過ごす」 街の酒場や折目正しい老舗バー、ホテルで過ごす夜の時間 PART6「永遠の憧れ」 憧れの文化人行きつけの老舗で、特別な贅沢を味わう時間 SPECIAL1「令和の東京」 時代の幕開け、そしてコロナ禍。遠出のできない日々のなかで訪れたお気に入りの場所。 SPECIAL2「思い出の東京」 懐かしい写真とともに、今はもう行けないあの場所の記憶を書き留める特別ページ。 ◉とっておきの東京土産をまとめた「乙女の東京カタログ」や、東京をもっと知るための「乙女の本棚」も収録。
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コーヒーを、もう一杯|早坂大輔
¥1,870
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発行 BOOKNERD B6判 72ページ 盛岡には、いい喫茶店がある。 BOOKNERD店主が考える、喫茶店からはじまる盛岡という街のツーリズム。 お気に入りの喫茶店7店舗プラスαにまつわるエッセイ、 巻末企画「WHAT ARE YOU DOING THIS WEEKEND AT MORIOKA?」、 コーヒーブレイクに聴くべきレコードガイド「COFFEE BREAK:28HOURS」も併載。 ● コロナ禍以降ほんとうにありがたいことに、たくさんの人が遠方からうちの店を目指してやってきてくれる。せっかく来たのだから盛岡という街を楽しんで帰ってもらいたいと思い、よそから来た人たちにおすすめの飲食店や、この街に点在するおすすめの喫茶店をいくつか教えるようにしているが、日が遂者ではないのでうまくそれらの店の魅力を伝えられず、いつも歯痒い思いをしていた。どうせならば何かわかりやすい形でそれらの店の魅力や雰囲気を伝えることはできないのだろうか。 あるときそう考えて、ガイドブックともいえない、盛岡の喫茶店にまつわる一冊の本を作ることにした。ぼくは喫茶店の主でもなく、コーヒーの大家でもなんでもないわけで、コーヒーの味や種類なんかについてはてんで詳しくないから、コーヒーについて何かを書くことは難しい。 でも喫茶をする場についてだったら何か書くことができるかもしれない。 なにしろぼくが住んでいる街には「喫茶店」と呼ばれる場所がたくさんあるのだ。 “雨ふりでも、晴れていても、それが人生のどんな時期であろうと、その場所は誰かにとってのシェルターになりうる。無理に肯定しなくとも、大事なことを伝えなくとも、お茶を飲み、少し言葉を交わすだけで、人はまたどしゃ降りの雨のなかを歩いていけるのだ。”(本文より)
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喫茶店のディスクール|オオヤミノル
¥1,870
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発行 誠光社 四六判変型 / 143P / 仮フランス装 / 2023年2月刊行 われわれは一体誰と契約をしているのか? SNSとグルメサイト、クラウンドファンディングとポイントカードに骨抜きにされた消費者万能の暗黒時代に模索する「いい店」の条件。自身の迷走を振り返りつつ、犬の目線で語る、経済、仕事、メディアにコミュニティ。金言だらけの与太話再び。 京都出身の焙煎人であり、京都[KAFE工船]、倉敷[カフェゲバ]などのカフェを営む著者が、街場の語り口で考える、この時代いかにして「いいお店」が成立するか。 情報消費、権威主義、労働者と消費者の物象化と疎外、シェアという名の労働力搾取まで、昨今の小商いにまで侵食する不可解な現象を、社会契約論にまでさかのぼり、共有地、贈与、ローカルなど広範囲にわたるキーワードとともに考察した、痛快かつ深い喫茶・小商い論。 表紙色は、喫茶店の壁が煙草のヤニで変色した様を表しているそう。佇まいも美しい一冊です。
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珈琲の建設 新装版|オオヤミノル
¥1,870
発行 誠光社 写真:キッチンミノル / デザイン:仲村健太郎 / 131mm × 180mm / 96P / 仮フランス装 野蛮なエスプリと高邁な屁理屈で語り尽くす、珈琲の技法、美味しいの境界線、喫茶店という文化。読むものを挑発し、苛立たせる、堂々巡りの「反=珈琲入門」。「ドリップなんてする必要ない」、「味には一点など存在せず「間」があるだけ」、「味なんか三流でもサービスがいいところを選ぶ」、「資本は常に「美味しさ」のために資本を投下するわけではない」、「お料理とか味とかって形而上と言われる世界と一緒で、複雑だからこそ素晴らしい」などなど、挑発的で、鮮やかなアフォリズム満載の独り語り。答えではなく思考を、誰かが決めた価値観ではなく、価値を共有するコミュニティを。コーヒーの本を装った思索の書。 写真はキッチンミノル、デザインは仲村健太郎。2017年の刊行以来、長らく品切れ状態が続いていたタイトルがついに新装復刊。
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ショートケーキを許す|森岡督行
¥1,870
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発行 雷鳥社 定価:本体¥1,700+税 仕様:B6判変型(H172×W128)、仮フランス装、176p ISBN:978-4-8441-3787-0 Cコード:0095 発売:2023年1月22日 ──愛するとは何でしょうか? 愛するとは許すということ。ショートケーキを許す。深いな。なんて。(「ショートケーキを許す」より) ふわふわのスポンジと生クリームと苺。この「日本型ショートケーキ」は、およそ100年前に日本で生まれ、今日まで独自の進化を遂げてきました。 本書は森岡書店代表の著者が、ショートケーキを愛するもの=「ショートケーキ応援団」として綴る、書き下ろしエッセイです。登場するのは25店のショートケーキ。一つひとつのショートケーキをいただく度に、物語が広がります。ショートケーキのまわりにある出来事、人物、建築、完全な思い込みによる妄想などなど。 100年前から私たちの時間に寄り添ってくれているショートケーキ。ショートケーキとは何か?コラム「日本型ショートケーキの誕生」ではその起源に関する新たな資料も出現!ショートケーキのまわりにある時間をご堪能ください。 ----- もくじ はじめに 風のように 新宿が好きになる理由 新宿駅東口のまぼろし いい時間とは 果てない夢 ショートケーキがなくても パリと新橋と新幹線 ウェイトレスの方のしぐさから ショートケーキを許す ショートケーキは話す 結婚式の思い出 季節を贈る悦び 目の前が開けてくる ショートケーキの女神 12歳のあなたに 三島由紀夫に差し入れするなら 単純と反復 次はショートケーキにとまります ショートケーキがプロポーズ ゴンドラにのってショートケーキを 「ショートケーキ道」の起源 ショートケーキとコーラ 二重の悦び 江戸時代のショートケーキ ショートケーキのすれ違い ショートケーキは和菓子 コラム ・ショートケーキのルーツ・日本型ショートケーキの誕生・ショートケーキの日 おわりにかえて お店一覧(掲載順) 銀座ウエスト 本店、タカノフルーツパーラー新宿本店、自家焙煎珈琲 凡、パティスリーアラボンヌー 赤坂本店、資生堂パーラー、銀座千疋屋、巴裡 小川軒 新橋店、成城アルプス、帝国ホテル、ホテルニューグランド、東京會舘、千疋屋総本店 日本橋本店、資生堂パーラー ザ・ハラジュク、銀座メゾン アンリ・シャルパンティエ、和光アネックス、山の上ホテル、The Okura Tokyo、東京ステーションホテル、パレスホテル東京、洋菓子のゴンドラ、メゾン・ド・フルージュ 苺のお店、ザ・リッツ・カールトン東京、ザ・ペニンシュラ東京、近江屋洋菓子店、ホテルニューオータニ