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モノ・ホーミー線画集1
¥990
文庫サイズ・カバーつき 38ページ 販売価格900円(税抜) 2022年11月20日発行 出版社さりげなくより刊行された長湯文庫『するべきことは何ひとつ』と対になる、小さな作品集です。 『するべきことは何ひとつ』に収められている33篇の短編のもとになった図案から、本の栞にも巡回した展示のために制作された33点の線画が収録されています。 ● 関連作品 するべきことは何ひとつ https://honnosiori.buyshop.jp/items/52764157
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絵にしかできない| 諏訪敦/大竹昭子
¥1,100
発行所 カタリココ文庫 発行日 2022年11月20日 判型 文庫版(w105×h148mm)、並製、カバー無し 表紙 NTラシャ 130kg 頁数 88ページ 定価 1100円(税込価格) 編集協力 大野陽子、綾女欣伸、大林えり子(ポポタム) 装幀 横山 雄 表紙・図版 諏訪 敦 カタリココ文庫10号は画家、諏訪敦と大竹昭子による対談『絵にしかできない』をお届けいたします。諏訪敦は緻密な描法で知られ、制作には尋常ではないエネルギー、技術、パッションは注ぎ込まれます。 一見写真かと思うようですが、深く探っていくと写真とは大きな隔たりがあるのがわかります。「写真みたい」という一言で片づけてしまうと決して見えてこない深淵が、そこには横たわっているのです。 スペイン留学を機に日本人の身体が気になってはじめた舞踏家の大野一雄・慶人のシリーズ、父の遺体を描くことで互いの関係を見つめ、死の存在を問うた<father>、満蒙開拓団として大陸に渡った祖父母の足跡を調査して描いた<棄民>シリーズなど、彼の創作は詳細な取材を通して自分の足下を深く掘り下げることからスタートします。その過程はまるで文学者のようです。 本号では2019年9月のトークと朗読会<カタリココ>と、彼のアトリエでおこなったつづきの対談を収録し、巻末には彼の活動歴を示す詳細な年譜を載せました。美術家の図録には年譜がないことが多いので、本号でそれが実現できたのを嬉しく思います。 2022年12月17日から東京・府中市立美術館で諏訪敦「眼窩裏の火事」展が開催されます。この小さな本が諏訪敦というたぐいまれな画家を理解する一助になればさいわいです。 また本号はカタリココ文庫第10号にあたり、2019年にはじまって以来、文学・写真、絵画・美術とジャンルを越えて刊行してきた本シリーズの第1期が完了します。これを記念して特典ペーパー『大竹昭子が語る、横断的思考のススメ』をつくりました。お買い上げの方に先着順で差し上げます。
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Moder—n vol.3
¥3,850
SOLD OUT
● 通常版 ソノシート付き ● 表紙は選べません 発行 REPOR / TAGE 貢数 : 144 ページ 判型:A4 変形 (H287×W223mm)/中綴じ仕様 カルチャー雑誌『Moder-n』が大竹伸朗とボアダムス EYEのPUZZLE PUNKSを特集。PUZZLE PUNKSによるソノシート付き。 カルチャー雑誌『Moder-n (モダーン)』3号は PUZZLE PUNKS 特集。現在、東京都国立近代美術館に於いて大規模な展覧会が開催されている現代美術家・大竹伸朗と、ボアダムス、ハナタラシ、ネイキッド・シティなどでも知られる EYヨ (Yamatsuka EYE) という、現代美術界から地下音楽界までを軽やかに越境しながら長年に渡り孤軍奮闘している、日本が誇るカルトアイコンふたりによる伝説のバンド PUZZLE PUNKS (パズルパンクス) の魅力を、ビジュアルとサウンドの両側面から楽しめるヴィジュアル作品集と音楽作品が一体となった雑誌。 誌面では大竹伸朗とEYヨ によるアートワークを、Side-A、Side-Bというレコードのような構成で60ページずつ掲載。別丁には音楽評論家・編集者の松村正人が、二人の個々の活動経歴やパズルパンクスの結成から今回の最新作までの流れについて寄稿したテキストブックを収録。 Moder-n (モダーン) について 「モダーン」は現代における多様なカルチャーを、大胆なビジュアル構成によるアートブックのような誌面作りと、アナログレコードのようにコンテンツを二面に分けた編集によって綴じられたカルチャー雑誌であり、付録として参加アーティストが手がけた音楽をアナログレコードという形で収録するなど、見るだけでなく聴くこともできる雑誌。 創刊号では「utc+9」(極東時間) というタイトルのもと、世界的に幅広く活躍する写真家の Juergen Teller (ヨーガン・テラー) とアンダーグラウンド界に捻れた影響を与える写真家の塩田正幸の二人によるコラボレーション企画をメインに構成。2 号目では「REPORT AGE」(時代の記録) というタイトルで、Wolfgang Tillmans (ヴォルフガング・ティルマンス)、五木田智央、Chim↑Pom、Phew などによるノンフィクション/ドキュメンタリーな形式の企画を展開。
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牛腸茂雄全集 作品編
¥8,800
SOLD OUT
発行:赤々舎 監修:三浦和人 執筆:冨山由紀子 Book Design:須山悠里 Size: H24mm × W255mm Page:248 pages Binding:Hardcover Published in November 2022 ISBN:978-4-86541-157-7 協力:山口県立美術館、新潟市美術館 編集協力:佐藤正子(コンタクト) 、松沢寿重、小倉快子 牛腸茂雄が生前に発表した作品全点を収載する決定版。 本書は『牛腸茂雄全集」全2巻のうち「作品編」に当たる(「資料編」は2023年11月刊行予定)。 近年、国内外で日本写真史、特に1960年代以降の写真史再考の機運が高まっており、中でも重要な作家の一人と位置づけられる牛腸茂雄の全体像を俯瞰できる書籍が現在入手しにくいことから、今回の全集刊行は企画された。 「作品編」には、生前に刊行された4冊の作品集『日々』『SELF AND OTHERS』『扉をあけると』『見慣れた街の中で』所収の全点と、生前に発表、もしくはまとめられた 2 つの連作〈水の記憶〉〈幼年の「時間 」〉全点を収録した。 1971年に自費出版された写真集『日々』は、桑沢デザイン研究所時代の同級生 関口正夫との共著である。各々24点ずつの写真が掲載された。牛腸がモノクロームで捉えた都市の日常には、そこに潜む歴史や政治を見出そうとする観察の眼がはたらいている。牛腸を写真へと導いた大辻清司の序文「写真をみる他人」を付す。 1977年に自費出版された写真集『SELF AND OTHERS』は全60点のシリーズ。すべての写真に人物が写っており、「自己と他者」の関係のありようをテーマとする。牛腸自身もセルフポートレートにおいて被写体のひとりとなっており、「自己と他者」はより複雑な奥行きを見せる。大辻清司による序文を付す。 1980 年に刊行された画集『扉をあけると』は、全14点のインクブロット作品を収載する。これらは1972年1月から断続的に制作された。「紙とインクの奇妙な交接」であるシンメトリーのしみ。それに反応する自己を見つめ、記憶や想念を探ることに牛腸はつよい関心を抱いていた。 1981年に自費出版された写真集『見慣れた街の中で』全47点は、カラー・ポジフィルムで撮られ、これまでのスタイルを大きく刷新した。「見慣れた街」の日常を過ぎる「人間存在の不可解な影」を、コダクロームの鮮やかな色調や、光と影のコントラストの中に写し出そうとする。 1980年11月から制作を開始したマーブリングによる連作〈水の記憶〉。牛腸は57 枚を選んで配列を決め、小さな箱に収めていた。 水面に偶然生じた模様を紙で写し取る作品は、鏡やレンズの円形をも連想させる。 牛腸が最後に発表した〈幼年の「時間 」〉の連作6点は、『日本カメラ』1983年6月号に掲載された。子どもは牛腸が最初期から撮り続けた被写体であり、生と死につながる眼差しを含みつつ、「老年」へとつづく構想を抱いていた。 本書は、上記の作品を制作された年代に沿って収載した。写真と写真以外の作品とが、外と内の一対のように現れる。刊行時の書籍に掲載されていたテキストも、その多くを再録した。 また、牛腸が遺したヴィンテージプリントやフィルム原板を印刷の指標とし、その制作意図を現代の技術によって能うかぎり再現した。シリーズによって用紙を切り替え、作品と余白の関係を意識する。 巻末に、冨山由紀子(写真史研究者)による論考「『きわ』を生きる― 牛腸茂雄の作品と時代 」、年譜、作品リストを収載する。これらは「資料編」においてさらに拡充され、今後の参照を俟つものである。 "牛腸の作品は何かと何かの境い目、つまり「きわ」がどのように在るのかを捉えようと試行錯誤してきたようにも思える。たとえばそれは、文化と文化、時代と時代の接する「きわ」である。人と人の出会いが生む「きわ」であり、都市を生きる若者が直面する「きわ」である。そうしたさまざまな「きわ」の経験が、人間のふとした表情や身振りのなかに見出せるということを、彼は示して遺したのではないだろうか。" 冨山由紀子(写真史研究者)『「きわ」を生きる― 牛腸茂雄の作品と時代 』より 私は意識の周辺から吹きあげてくる風に身をまかせ、 この見慣れた街の中へと歩みをすすめる。 そして往来のきわで写真を撮る。 『見慣れた街の中で』序文より Contents 日々 SELF AND OTHERS 扉をあけると 見慣れた街の中で 水の記憶 幼年の「時間」 論考と資料 「きわ 」を 生きる ―牛腸茂雄の作品と時代 冨山由紀子 年譜 作品リスト 謝辞
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ELEPHAS #1 生命の星
¥2,860
発行 PHILOSOPHIA ELEPHASは「美しいを哲学する」をテーマとする活動体「PHILOSOPHIA」が発行するインディペンデントマガジンです。 表層だけではない美しさの本質を探り、その抽象的な概念をさまざまな表現に乗せお届けします。 創刊号のテーマは「生命の星」。 創刊の想い-編集後記より "「美しい」は、視覚だけではないあらゆる全てを包括しているような言葉。「美しいとは何か」という問いに対する答えは人それぞれで正解がなく、定義のない曖昧なもの。一生をかけて追求するに値する概念だ。そんな果てしのない考え事を、私はより多くの人と楽しみたい。そんな想いでELEPHASを創刊した。" ー 編集長 稲数麻子 創刊号のテーマは「生命の星」にしました。 「美しい」という言葉は、敷居が高く自分とは遠い存在のような言葉にも思えますが、この本に登場するのは皆同じ、この星の生命なのです。 「自然には勝てない」などと自らを卑下せず、誰かを崇拝しすぎることもなく、この星に生きる生命はそれぞれに全てが美しいという想いを込めています。 表紙の絵は、北海道在住の絵描き 熊谷隼人さんに「生命の星」をテーマに、ELEPHASのために描いていただきました。巻末には熊谷さんのエッセイも。 写真は創刊記念の催しで展示させていただいた原画です。 ELEPHASとは ELEPHAS(エレファス)の名は、ELEPHANT(エレファント)の語源より。「象る(かたどる)」に由来します。 「象る」とは、決まった形を持たないものを言葉やアート、何かしらの形で表現すること。 この本は、PHILOSOPHIAの抽象的な概念を象った本になることから、ELEPHASと命名しました。 鳥の目、虫の目、魚の目のチャプターで構成されています。誌面は世界をこの三つの眼差しで捉えるように編んでいきました。 この三つの目、実はPHILOSOPHIAのロゴにも表現しているくらい、大切にしたい視点の一つなのです。 ELEPHASの内容 音楽家のOLAibi、山で放牧を行う酪農家幸山明良氏、 現代美術家 杉本博司氏が手がけた江之浦測候所、 都内有名花屋の代表から花農家に転身したYARI FLOWER FARM 花農家/フローリストの田中彰氏、 踊り手北村思綺氏、植物のお面を作る密林東京、 日本画家 栗原由子氏、 アメリカ在住の泥団子アーティスト、 阿蘇のカルデラで作陶を行う陶芸家 山下太氏など 多様な領域の方に「美しい」を切り口にお話を伺い、写真に収め、作品を作り、綴じ込みました。 世界に満ちた「美しさ」に気がつけるような、 触れることでインスピレーションを得られるような、 そんな時間をお届けできればという願いを込めて、1冊ずつ仕立てています。 お好きな時に、お好きな場所で、お好きなページから紙を捲ってみてください。 あなたとともに世界に在る美しさに思いを馳せられる時を愉しみにしています。
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李禹煥
¥3,630
国立新美術館 編 兵庫県立美術館 編 出版年月 2022/08 ISBN 9784582207255 Cコード・NDCコード 0070 NDC 702.07 判型・ページ数 A4 304ページ 定価3,630円(本体3,300円+税) 「もの派」を代表する世界的なアーティスト・李禹煥。 60年代の初期作品から、彫刻の概念を変えた 〈関係項〉シリーズ、最新の絵画作品を収録。 国立新美術館、兵庫県立美術館での展覧会公式図録。
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● サイン本 アイスクリームの皇帝|柴田元幸/きたむらさとし
¥2,090
● きたむらさとしさんサイン入り (柴田元幸さんのサインは入っていません) 発行 河出書房新社 単行本 A5変形 ● 56ページ ISBN:978-4-309-20661-5 ● Cコード:0798 発売日:2014.10.20 定価2,090円(本体1,900円) 世界に数多ある名詩の中から、名翻訳者・柴田元幸が厳選した珠玉の名詩をきたむらさとし氏の絵とともに紹介。旧約聖書の一篇から現代詩まで、時代も国境も超えて心に届く全25篇。 著者 柴田 元幸 (シバタ モトユキ) 1954年東京都生まれ。翻訳家、東京大学名誉教授。P・オースター、S・ミルハウザーをはじめ現代アメリカ小説の翻訳多数。著書に、『生半(半=旧字)可な學者』(講談社エッセイ賞)など。 きたむら さとし (キタムラ サトシ) 1956年東京生まれ。1979年にロンドンに渡り、絵本作家となる。イギリスと日本を行き来しながら英日で絵本を出版。二つの異なる文化圏にまて作品を発表し続ける希有な絵本作家。
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波の地図|原田佳夏
¥1,650
発行 雷鳥社 イラスト なかひら まい 価格 ¥1650(本体¥1500+税) 仕様 新書サイズ/上製/320ページ/4C ISBN 978-4-8441-3781-8 「波」は、海の波だけではない! ? 数々の文様に描かれたり、「波乱万丈」「人波にもまれる」といった慣用表現に使われたり、 「電波」「音波」など物理の世界は「波」だらけだったりする。 本書は「文化としての波」をテーマに、知っているようで知らなかった波の森羅万象を楽しむ本。 数多くの文献資料をもとにした文章と楽しいイラストで構成。肩の凝らないアート本としても楽しめます。
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binder kiken 2 Sora Mizusawa ちゃっくん|水沢そら
¥2,640
本体価格2400円 四六判上製・120頁 カラー24頁 2022年8月刊行 イラストレーター・水沢そら初の漫画作品。昨年、天国へおさんぽに出かけた愛猫・チャビーと作者との、さりげない日常と思い出。兎にも角にも可愛いチャビーの豊かな表情が沢山描かれた作品集です。 [プロフィール] 水沢そら 北海道函館市出身、東京都在住。バンタンデザイン研究所卒業後、MJイラストレーションズにて学ぶ。主に書籍装画や挿絵、絵本、広告などの分野で活動中。
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よるにおばけと|みなはむ
¥2,420
発行 ミシマ社 2,200 円+税 判型 A4上製 頁数 32 ページ 発刊 2022年10月21日 ISBN 9784909394774 装丁 漆原悠一(tento) だいじょうぶ ここに いるよ 不安もためらいも抱えたまま、一緒にいこう。 ゆらめく内面の世界をみずみずしく描いた、画家みなはむ初の絵本。 著者情報 著: みなはむ(ミナハム) 1995年生まれ。東京都在住。武蔵野美術大学日本画学科卒業。在学中から絵画を展示するなどの活動を続けるほか、装画を中心にイラスト・絵画の制作依頼を受ける。装画の仕事に『美しいからだよ』(思潮社)、『不可逆少年』(講談社)、『ここではない、どこか遠くへ』(小峰書店)など。
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消えそうな光を抱えて歩き続ける人へ|安達茉莉子
¥1,760
● ポストカード付き 発行 ビーナイス 2020/11/30 装幀:竹歳明弘(スタジオビート) 全32ページソフトカバーオールカラー 「小さな光が生まれて私は私を見つけた」 光が生まれ、消えていく。 消えそうな光が消えてしまった後の暗闇の中で見えてきた、すべてのあかるいものたちへ。 「光」をテーマにした、安達茉莉子の新作イラスト詩集『消えそうな光を抱えて歩き続ける人へ』。 この光がある限り 私は私を見失わないーーーー。 2017年の谷中ひるねこBOOKSでの同名の展示をベースに、世界観を新たに描き下ろした、イラストと言葉から構成されるオールカラー詩集。
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東京|MAI・Asako Ogawa
¥2,090
発行 BOOKNERD 2022年 判型:ペーパーバック(178×105mm)、表紙・本文(1c)・128ページ BOOKNERD PAPERBACK LIBRARY第二弾/ポケット写真詩集 『東京』 “そこは、わたしたちの街にはならない。わたしたちの街にならないそこは、これからもわたしたちの場所にはなりえない。わたしたちの街にならないそこは、これからもわたしたちの場所にはなりえず、わたしたちはそれにいくばくかの悲しみを覚える。(中略) わたしたちの街にならないそこは、これからもわたしたちの場所にはなりえず、わたしたちはそれにいくばくかの悲しみを覚えながらも、悲しいというその事実を決してないことにはせずに、その場所に根ざすあらゆることを反芻する。わたしたちはその場所を、東京と呼ぶ。” 「東京」 ここで言う東京とは、東京という場所とは、けっきょくのところこの国の状態に対する比喩であると思った。この国の、すべての富が、すべての貧しさが、すべての鷹揚さと放漫さが、すべての資本と、すべての物質主義が、人間のあくなき欲望と、人間の愚かさが、そのあたたかみと精神的な気高さが、すべての田舎とすべての都市が、「東京」という言葉に集約されるとき、わたしたちはこの街に何を見るのだろうか。 何年も何十年も読み継がれるような、エバーグリーンな佇まいを讃えたポケット型の判型の写真詩集『東京』。東京に暮らす人も、東京以外で生きている人も、東京という街を想う時に去来する、郷愁に似た不思議な感情と、好きと嫌いが入り混じるアンビバレントな思いを、20代の二人が写真と文章で掬い上げる。 著者について/ 詩歌 MAI 、写真 Asako Ogawaの二人組で、2021年より創作活動開始。出版物に小冊子『東京』、写真歌集『待つほうじゃなくて探しにいくほうをいきていきたい浜百合 片手に』。出版毎に展示を開催し、来てくださる方々との交流を楽しみにしている。
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こどもと大人のためのミュージアム思考
¥1,980
稲庭彩和子 伊藤達矢 河野佑美 鈴木智香子 渡邊祐子 発行 左右社 定価 1,980 円(税込) 刊行日 2022年03月31日 判型/ページ数 四六判 並製 296ページ ISBN 978-4-86528-079-1 Cコード C0070 装幀・装画 松田行正+杉本聖士/装幀 こどもと大人が共に文化やアートに出会い、楽しむことを応援する「Museum Start あいうえの」は、上野公園近隣に位置する9つの文化施設が合同で行うラーニングプロジェクト。本書ではプロジェクトでの活動を写真付きで紹介。さらにプロジェクト当事者の視点から、ミュージアムでモノを見て思考する体験を「ミュージアム思考」と捉え、視覚的、身体的、共在的、超越的、持続的の5つの側面からその体験を紐解いていきます。博物館・美術館の新しい時代の楽しみ方が学べる一冊です。 ラーニングプロジェクト参加者の声 「うちの子がゴッホについて感想を言うなんて」 「ミュージアムは見る場所だと思ってたけれど、考える場所だった」 「ゲームより楽しかった!」 「ゆうえんちよりおもしろかった」 「上野は“第二の我が家のよう”と娘と話しています」 今、世界が激変しています。変化が激しく、正解がないこれからの時代に求められているのは、生産性を重視したステレオタイプな成功や達成のための教育ではありません。未知なるものに出会ったときにどう対処するのか。状況をよく観察し、多様な考えや思いを持った人が、対話の場に参加でき、存在を認め合える「生きる意味を創造する学び」こそが、持続可能な未来へと私たちを導くでしょう。「この世界に生きていて幸せだ」と思える、学びやつながりをもたらす「パワースポット」としてのミュージアムを、私たちは提唱します。 (「はじめに」より) ❖本書の3つの特長 ①一條彰子、山口周、落合陽一の超豪華インタビューを収録 美術館教育の第一線で活躍し続ける東京国立近代美術館の一條彰子さん、ビジネスの視点から低成長時代の新たな社会のあり方について発信している独立研究家、著作家、パブリックスピーカーの山口周さん、そして筑波大学で教鞭をとりながら、メディアアーティストとして、またSDGsや教育をメディアで論じるなどマルチに活躍する落合陽一さん。各分野で活躍し、ミュージアムと独自に関わってきた3人の有識者インタビューを収録。 ②学芸員、アートコミュニケーター、教員など関係者の生の声を多数収録 「あいうえの」プロジェクトに関わった関係者の生の声を、コラム「VOICE」で紹介。アートコミュニケーター志望、美術教育を授業に取り入れたい教育関係者にも参考になる内容です。 ③オールカラー写真付きでプログラムの事例を紹介!
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たびたびの旅|安西水丸
¥1,980
ポケットスタンダードシリーズ 発行 田畑書店 文庫判上製 ハードカバー 縦156mm 横113mm 256ページ(カラー挿画31点) 定価 1,800円+税 ISBN 9784803804003 仙台からオスロへ、小樽からハイデルベルグへ……根っからの自由人である著者が、仕事で、あるいは気の向くままに訪れた旅先の様子を、洒脱な文章とイラストで書き留めた〈旅絵日記〉。第二部では東京の酒場をめぐりながら、出会った人びと、起こった事柄を記す。コロナ禍で旅と酒場めぐりが叶わなくなったいま、著者の眼差しに重ねて仮想の旅に誘う一冊!
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絵本のこと話そうか
¥2,090
発行 アノニマ・スタジオ 松田素子/編 定価 2090円(本体価格1900円) 敬愛しあう作家同士で 絵本について語った対談集 1990 年に刊行されて以来長らく絶版だった絵本をテーマにした対談集『素直にわがまま』(1990 年偕成社刊) が待望の復刊です。長新太さん×五味太郎さんの対談にはじまり、絵本作家、小説家、詩人、編集者ら現在も活躍している18人の、時を経てもゆらがない信念と言葉。絵本とは、読者とは、ものづくりとは、仕事とは、芸術とは、人生とは――対談を通して、「絵本」を越えたヒントがもらえる、宝箱のような一冊です。 ・長 新太×五味太郎 魚とか鳥なんかから愛読者カードがきたら最高だね。 ・五味太郎×林明子 オッ、すごいことを言う。“世界中が絵本みたいなもの”って! ・糸井重里×高橋源一郎 わからないことのおかげで、世界の広さが見えるんだ。 ・高橋源一郎×谷川俊太郎 ドラクエは絵本をダメにしませんよ。子どもっておとなだから。 ・谷川俊太郎×山田馨 編集者の役割とか、絵本でやる意味が、もっと話されてもいいよね。 ・山田馨×司 修 絵本をつくってる間は、自分を旅しているようなものです。 ・司 修×岸田今日子 わからないところというのは、わかることがいっぱい秘められている場所なんだ。 ・岸田今日子×スズキコージ ある期間だけ尋常でなくなる、これがきっといいんだろうな。 ・スズキコージ×小沢 正 つまりね、アカデルミックな人ってのが、必要なのよ。 ・小沢 正×佐野洋子 絵本がなくても生命に別状はない。だから、絵本っていいのよ。 ・佐野洋子×沢野ひとし そこが全然違って、佐野さんはアーチストで、ぼくは職人的なんですよ。 ・沢野ひとし×田中和雄 お金もうけよりも、気持ちもうけです。 ・田中和雄×江國香織 ONとOFFの間が大事なんだよね。 ・江國香織×高橋章子 素直にわがままになれるって、すばらしいことだよ。 ・吉本ばなな×佐野洋子 感覚的には、いつもひとり。 ・黒井健×五味太郎 一緒にいたいだけですよ。絵でそれにつきあってみたいだけです。 ・復刊によせて(新規原稿):松田素子
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ちいさなぬくもり 66のおはなし
¥1,430
SOLD OUT
発行:ブルーシープ 定価:税込1,430円(本体価格1,300円+税10%) 並製、A6判(W105✕H148mm/160ページ)、ISBN 978-4-908356-24-7 絵:ディック・ブルーナ 文:森本俊司 編集:永岡 綾、服部彩子 デザイン:祖父江慎+脇田あすか(cozfish) 7月10日から東京・立川のPLAY! MUSEUMで開催「誕生65周年記念 ミッフィー展」をより楽しむポケットサイズの書籍です。 ミッフィー(うさこちゃん)が大好きで、作者ディック・ブルーナと親交のあった森本俊司さんが、「アイディアのもと」「うさぎ」「ぬくもり」「涙」「ユーモア」など、ミッフィーや作者をめぐる66のトピックスを紹介します。 『未来ちゃん』で知られる写真家の川島小鳥さんが撮影したうさぎたち、アートディレクターの祖父江慎さんがつくる微笑むミッフィー、デザインユニットSPREADの色面と線の解放など、クリエイターたちのページもみどころです。
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● サイン本 装置|高山燦基
¥2,700
● 仕様上指紋がつきやすくなっております ● ナンバー、サイン入り 発行 とぅえるぶ出版 2022.6.13 古道具屋やリサイクルショップに流れてくる、何のためかよくわからない物に惹かれます。 そういう、ただ回転したり浮いたりするだけの装置を描きました。 今回、京都のとぅえるぶ/TWELVE KYOTO に全面協力いただき、リソグラフでZINEを作りました。 リソグラフの鮮やかな色合い、質感を楽しんでいただけると幸いです。 ● 京都でデザイナーやミュージシャンとして活動されている高山燦基さんの、本の栞での展示「装置」にあわせて、同タイトルのZINEを制作していただきました _____ 6.13 mon. - 26 sun. (closed wed./24 fri.) 高山燦基 展示 「装置」 at 本の栞
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Moder—n no.2
¥3,300
● 表紙は2パターンあります。選べません。 発行 REPOR / TAGE 編集:高宮 啓 アートディレクション&デザイン:鈴木 聖 コントリビューター:ヴォルフガング・ティルマンス、エリック・ギャムフィ、塩田正幸、小林孝行(フロットサムブックス)、中村宗一郎、当山礼子、松村正人、チンポム 印刷:誠晃印刷 貢数:160ページ/4色印刷 判型:H287×W220mm/中綴じ仕様 付録:ソノシートレコード (通常版) ISBN:978-4-9911779-0-3 モダーンは現代における多様なカルチャーを、大胆なビジュアル構成によるアートブックのような誌面作りと、アナログレコードのようにコンテンツを二面に分けた編集によって綴じられたカルチャー雑誌であり、付録として参加アーティストが手がけた音楽をアナログレコードという形で収録するなど、見るだけでなく聴くこともできる雑誌です。 今号では「REPORT AGE」(時代の記録)という特集タイトルのもと、奇しくも世界中で大きな変化が起きてしまったこの「時代」で、多様化が加速するカルチャーが現代社会にどのように触媒しているかを世界各地のアーティストたちと共にノンフィクション/ドキュメンタリーな形式で「記録」しています。 巻頭企画を手がけたのは、世界最高峰のアーティストの一人として絶大な支持を集めるWolfgang Tillmans(ヴォルフガング・ティルマンス)。写真家としての活動のほかにも、世界情勢や社会問題についてSNSなどを駆使して発信を行う活動家であり、また10代の頃から続ける音楽活動も近年は活発化して幾つものレコード作品をリリース。そんな多岐にわたる分野の最前線で活動するティルマンスが本作では現在の拠点であるベルリンでのスナップと思われる写真を含め、彼らしいバラエティ豊かなイメージの組み合わせで「REPORT AGE」というテーマを見事に表現しています。 また、昨年の新型コロナウィルスの影響によるロックダウン中には主に音楽制作を行なっていたというティルマンスによる新発表の楽曲を付録のレコード(限定版は7インチレコード、通常盤はソノシート)として収録。これらの楽曲はともにマスタリングを坂本慎太郎やOGRE YOU ASSHOLE、BORISなどのエンジニアで知られるPEACE MUSIC中村宗一郎氏が手がけています。 その他にも2019年に世界的な写真賞であるFoam Paul Huf Award(フォーム・ポール・ ハフ・アワード)を受賞した西アフリカのガーナを拠点に活動する気鋭写真家のEric Gyamfi(エリック・ギャムフィ)によるポートフォリオ作品、写真家塩田正幸がパリ、ロンドンの二都市にて撮りおろしたスナップフォト、イーストロンドンで独自のセレクトで高い人気を誇るアートブックショップDONLON BOOKSの店主コナーのインタビュー、2020年秋にタカ・イシイギャラリーにて同時開催された画家の五木田智央と写真家の塩田正幸による両個展の密着ドキュメントや、80年代より活動を続ける女性音楽家Phewのサウンドスケープ、アート集団Chim↑Pom(チンポム)が昨年の緊急事態宣言中に東京の街中に掲げたビルボードの記録作品などで構成。
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アンパサンド 第一集 vol.4
¥2,530
発行 灯光舎 第1集「詩的なるものへ」に参加するのは7人の現代作家たち。 手紙小説、エッセイ、回文、写真などそれぞれの作家の作品を 毎号1作品ずつ、白い封筒に入れてお届けします。 待望の第4号がとうとう刊行! 「セカイに触れる遊び」 今回も封筒のなかは、とても賑やかです。ふと見つけた何気ない風景に我を忘れて魅入ってしまったときのような、秘密の感覚の世界をお楽しみください。 今の文化とアートの広いフィールドからテーマを取り上げ、一つのテーマに、さまざまなジャンルの創作家や書き手が「&」することで、枠にとらわれない新しい視界や発見がひろがりますようにという願いとともに。 それぞれの寄稿をふさわしいかたちに仕立て、ジャケット封筒に詰め届けられます。 これは、言葉通りの「小さな雑誌」という気軽なもの。これを手にした人がそれぞれの感じ方で、何か考えるきっかけになるのでは。 第1集のテーマは「詩的なるものへ」。封筒入り組立式・全6号でお届けするその小雑誌の第3号がようやく完成します。 回文、手紙小説、創作ノート、エッセイ、レイヤースコープ(多重する写真と文)、ポエトリ・エフェメラ(オブジェ・写真・文)を「&:アンパサンド」して、みなさまの詩的体験になりますように。 限定特典として「びん博士」の「ボトロジア通信」を付録。博士の文章から「びん的世界」に潜む詩的なることを体験していただきます。 【Contents】 ◆創作ノート ー CIRCLE CIRCUS 大森裕美子 「常に物と物の好ましい配置・位置関係」を模索する作者の次なる作品は、数多くのコラージュ作品を並べた「CIRCLE CIRCUS」。 それぞれの作品がまなざしあい、色彩の溢れた世界が、なんか楽しい。 ◆手紙小説 ― 遠い場所からの手紙④ ちぎれ雲からの手紙 BOOKSOUNDS 遠いとおもいがちな場所から近くするべくこのお手紙をお届けします―― 配達人からあなた宛てにお手紙を預かっています。空から地上を眺めるちぎれ雲からあなたに。 ◆レイヤースコープ(多重する写真・文)― TORUS④ 村松 桂 過去の作品と同様に第4号も透明のレイヤーを2枚お届けします。4号に封入された景観と綴られた言葉のピースで、またひとつ、写真の世界が更新されます。第1号でお届けした台紙シート➀に第2号・第3号・第4号でお届けした透明シートa, bのいずれか1枚をそれぞれ重ね合わせていただきます。 ◆回文―わたしたち、言葉になって帰ってくる ー抄― ④ 輝石 福田尚代 はじまりからもおわりからも読むことのできる回文。今回のタイトルは「輝石」。コトバを「粒」として、詩的に感知している福田さんにこそ創作できる作品は、まさに「言葉の芸術」といえるでしょう。 ◆ポエトリ・エフェメラ(写真・文)― INNOCENT④ 天使ⅱ 川添洋司 今回のタイトルは「天使ⅱ」。 メッセージのように添えられた一片の詩、そして、どこからともなく舞い降りて来た天使が、ひっそりと、そこにすわっています。 作者の目に映る「詩的なるもの」を、活版印刷の深みある文字と二つ折りのカードでお届けします ◆エッセイ ー 詩的なるものー二十世紀美術家たちの言葉 間奈美子 20世紀アーティストが書き残した「詩的なるもの」をめぐる言葉を集めて綴るエッセイ。「詩とは何か」と問われてきた近現代抒情詩の土壌とは別の場所で、「詩的」とはどういった事象かをじっくりと考察します。 ◼︎付録|目録・仕様書・覚書、奥付カード兼ピンナップ・ギャラリー *本誌は、6号発行を前提として完成する作品を多く含んでおります。 冊子への組み立て方、シートを組み合わせる楽しみ方など、 [目録・仕様書・覚書]からご覧ください。 ◆200部限定付録 チャップブックーボトロジア通信 第3号 庄司太一(通称:びん博士) 45年以上をかけて、主に手造りのガラスびんに魅せられて、収集してきたその数は6万本以上。ガラスびんとの出会いからこれまでのこと、びんの詩的世界観を綴ったエッセイを小さなチャップブックにしてお届けします。 【著者紹介】 [川添 洋司 Yoji Kawazoe] 20歳で木彫に出会い、リアリズム彫刻を始める。以来、海に流れ着いた生活残滓がある流木を素材にした立体造形や、風化をテーマにした人物彫刻など幅広い作品を展開し、全国各地での個展を開催。また流木、鉄板、砂、土壁などを駆使した舞踏、演劇、音楽の舞台美術にも長年携わる。 [大森 裕美子 Yumiko Ohmori ] 1987年11月11日小さな実と錆びたワッシャーを拾い 硝子板のうえに配置したことが 「material glance」のはじまり。それ以来 出会い収集し保管してきたさまざまな物質や言葉を配置することをまなざしの訓練として続けている。 [福田 尚代 Naoyo Fukuda ] 美術家。1967 年生まれ。主な展覧会に「アーティスト・ファイル 2010」(国立新美術館、 2010 年)、「MOT アニュアル 2014 フラグメント」(東京都現代美術館、2014 年)など。著書に『福田尚代作品集 2001-2013 慈雨百合粒子』(小出由紀子事務所、2014 年)、『ひかり埃のきみ 美術と回文』(平凡社、2016 年)など。 [BOOKSOUNDS ] 「何者からかの手紙」の配達人として、あなたへの手紙をそっとお届けしています。 アンパサンド1st.issue では「遠い場所からの手紙」をお届けします。 [村松 桂 Katsura Muramatsu] 作家。写真、コラージュ、テキストを主な手法とし、静謐な物語性を秘めた作品を発表。2004年に初個展以降、個展・グループ展多数。主な個展に「Urvan/Ruvan」(2014年・書肆サイコロ)、「FLUCTUS」(2017年・GALERIE KISOU)、「Natura naturans」(2019年・つやま自然のふしぎ館)など。 [間 奈美子 Namiko Hazama ] 言語美術。1994年、未生響名義で自身の詩的テクスト+造本作品を刊行するインディペンデント・プレス「空中線書局」を開設。刊本、展覧会多数。1999年、文学・芸術の作品集の編集から制作を請負う「アトリエ空中線」を設立。長く懸案である詩性論考「Philopiesis」を、当誌に機を得て、「Philopiesis I」として連載開始。 [庄司 太一 Taichi Shoji] 通称:びん博士。大学在学中から日本ではほとんど関心を持たれていなかったガラスビンの収集とその歴史的背景に興味を抱く。ワシントン州立大学に留学の機会を得て、アメリカのボトル文化に触れ、帰国後、びん収集を本格的に行う。日本初のガラスびん博物館「ボトルシアター」を開設。またミュージシャンとしても活動を開始。
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わたしたちのかたち|植本一子
¥1,760
SOLD OUT
自費出版 ¥1600+tax B6判変形(128×176mm) 184ページ 1000部限定 2021年10月28日 初版第一刷発行 デザイン 川名 潤 印刷 innuniq 協力 ヒロセフォトショップ 写真集「うれしい生活」(2019年)のその後の3年間を一冊に。 この世からいなくなってしまった人へ、その後のわたしたちを知ってほしい。その一心でまとめました。 わたしたちのかたちはどんなかたちに見えますか? あなたたちのかたちはどんなかたちですか? 石田さんへの手紙も収録 ● 植本一子 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=植本一子
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柚木沙弥郎 Tomorrow|大島忠智
¥1,100
発行:ブルーシープ 文庫判 縦148mm 横105mm 厚さ14mm 重さ 132g 144ページ 並製 価格 1,000円+税 ISBN978-4-908356-32-2 2022年2月4日 染色家・柚木沙弥郎とイデー・大島忠智。二人の「草の根運動」のこれまでと明日。 工芸とアートを横断する独自の作品で知られる染色家・柚木沙弥郎と、インテリアブランド「イデー」でディレクターを務める大島忠智。二人は2012年に出会い意気投合し、足掛け10年の間、物やアートを通して暮らしをよくしようと考えてきました。柚木の型染め作品をインテリアとあわせて展示したり、パリの工房でリトグラフを制作したり、デイリークロスやトートバッグなど手に取りやすいプロダクツを開発したり。柚木作品を通じて豊かな暮らしを提案することを二人は「草の根運動」と呼び、活動の幅を広げています。本書は、柚木と大島がこれまで見出し、これから目指すものを、ライターの森本俊司が取材しまとめたものです。アートと暮らしのよりよい関係を、二人の実践から共に考えてみる一冊です。
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絵の中に入る|仲條正義
¥3,300
発行 リトルモア 著者:仲條正義 編集:後藤繁雄 装丁:林修三 定価:本体価格3000円+税 ISBN:978-4-89815-555-4 2022年発行 仕様[A5判/160ページ/コデックス装] インスピレーションとタカラモノ。 グラフィック・デザインで大きな足跡を残した巨星、仲條正義氏が12年にわたり「暮しの手帖」の表紙として描き続けた75枚の絵が一冊に。 仲條正義氏は、資生堂の企業文化誌『花椿』のアートディレクターを40年間務めたほか、ザ・ギンザ、タクティクスデザイン、松屋銀座、ワコールスパイラル、東京都現代美術館など数多くのグラフィック・デザインを手がけられました。 斬新さのみならず、人の心に触れるデザインや絵などの作品は、芸術への深い思索と抜群の創造力から生み出され、たくさんの人々を魅了し続けています。 仲條氏は、元アシスタントの林修三氏が雑誌「暮しの手帖」のデザインを担当することになった際、毎号の表紙絵を依頼されたことから、2007年から2019年まで隔月で絵を描きおろしました。 本書には、そのすべてを収録いたします。 季節のなかに見つけた、ファンタジックでやわらかな風景。 見れば見るほど面白く、独創的で、パラレルなその世界にひきこまれるでしょう。 *本書は、「暮しの手帖」(暮しの手帖社刊)の4世紀26号(2007年1月発売)から4世紀100号(2019年5月発売)まで、表紙に掲載された絵をまとめたものです。 [著者プロフィール] 仲條正義(なかじょう まさよし) グラフィックデザイナー、女子美術大学客員教授。1933年東京生まれ。1956年、東京藝術大学美術学部図案科を卒業後、資生堂宣伝部に入社。1961年に仲條デザイン事務所を設立。1967年から2011年まで、資生堂企業文化誌『花椿』を手がける。ザ・ギンザ、タクティクスデザインのロゴタイプ及びポスター、松屋銀座、ワコールスパイラル、東京都現代美術館、細見美術館のCI計画、その他 数多くのグラフィックデザインやイラストレーションなど。紫綬褒章、旭日小綬章を受章した他、東京ADC会員最高賞、毎日デザイン賞、東京TDC会員金賞など受賞多数。2021年10月26日没。
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ナラティブの修復
¥2,200
発行 左右社 執筆者:阿部明子、磯崎未菜、菊池聡太朗、工藤夏海、小森はるか、是恒さくら、佐々瞬、佐藤徳政、瀬尾夏美、伊達伸明、ダダカン連(細谷修平、三上満良、関本欣哉、中西レモン)、門林岳史、清水建人(せんだいメディアテーク) 装幀:有佐祐樹 定価:本体2,000円+税 A5変型並製/208ページ 2022年3月20日 第一刷発行 978-4-86528-075-3 C0071 【せんだいメディアテーク20周年記念「ナラティブの修復」展公式図録】 東日本震災以降、「語り得ぬもの」に向かってせんだいメディアテークが投げてきたこととは何か? 開館から20年を経たせんだいメディアテークが示す多様なナラティブ。それは、メディアをめぐる古くて新しい美学であり、地域社会の過去と現在を読み解くすべである。本展覧会図録では仙台や宮城にゆかりのある10作家作品群を収録。ナラティブに向き合う作家たちの思考をたどる対談や鼎談を豊富に掲載した。(一部バイリンガル) ❖参加作家❖ 阿部明子(あべ・あきこ) 1984年宮城県美里町生まれ。2007年東北芸術工科大学デザイン工学部 情報デザイン学科映像コース卒業。写真家。日常的な風景と自身の生活空間を 編み込むようにしながら、画面内に異なる時空を複層させる写真表現をおこな う。近年の主な展覧会「阿部明子・是恒さくら展『閾- いき- を編む』」(塩竈 市杉村惇美術館、2019年)。2017年宮城県芸術選奨新人賞受賞。 磯崎未菜(いそざき・みな) 1992年東京都生まれ。2019 年東京藝術大学大学院映像研究科メディ ア映像専攻修了。特定の土地に根付く童謡や労働歌などを手がかりにしなが ら、場所に添う新たな〝うた〟を作る「小民謡プロジェクト」を軸として、主 に映像を用いた作品制作をおこなう。現在は仙台市を拠点に、「一般社団法人 NOOK」のメンバーとしても活動する。近年の主な個展「singing forever 高 砂」(秋田公立美術大学ギャラリー BIYONG POINT 2019年)。 菊池聡太朗(きくち・そうたろう) 1993年岩手県生まれ。2019年東北大学大学院工学研究科都市・建築学 専攻修了。主に風景を主題としたドローイングと建築素材を用いたインスタ レーション作品を発表する。他に空間設計や什器設計/制作を共同でおこなう ユニット「建築ダウナーズ」、宮城県を拠点に編集やキュレーションなどを協 同でおこなうアーティストグループ「PUMPQUAKES」としても活動する。 近年の主な個展「喫茶荒地」(Gallery TURNAROUND 2019年)。 工藤夏海(くどう・なつみ) 1970年宮城県南三陸町生まれ。絵画、立体、版画、人形と様々な方法で表 現をおこなう。2015年頃から小さな布の人形を用いてテーブル上で「まち がい劇場」と称した人形劇未経験者との即興人形劇を始める。人形劇がこころ の拠り所となるよう活動を続けながら技法の探究をしている。他に仙台のバ ンド「yumbo」のメンバーとしても活動する。近年の主な個展「世の中グラ デーション」(Gallery TURNAROUND 2017年)。 小森はるか+瀬尾夏美(こもり・はるか+せお・なつみ) 映像作家の小森と画家・作家の瀬尾によるアートユニット。2011年3月 に、ともに東北沿岸へボランティアに行ったことをきっかけに活動を開始する。 2012年より3年間、陸前高田市に暮らしながら制作に取り組む。2015年 には、土地と協働しながら記録をつくる組織「一般社団法人NOOK」を設立し 仙台市に拠点を移す。現在は陸前高田、仙台、東京などで、風景と人びとのこと ばの記録を軸に制作と発表を続けながら、対話の場づくりなどもおこなっている。 是恒さくら(これつね・さくら) 1986年広島県生まれ。2010年アラスカ大学フェアバンクス校卒業。 2017年東北芸術工科大学大学院修士課程地域デザイン研究領域修了。日本 の東北地方や北米各地の捕鯨、漁労、海の民俗文化を尋ね、リトルプレスや刺 繍、造形作品として発表する。リトルプレス『ありふれたくじら』主宰(Vol.1 ~ 6 既刊)。近年の主な個展「N.E. blood 21: Vol.67 是恒さくら展」(リアス・ アーク美術館、2018年)。 佐々瞬(ささ・しゅん) 1986年宮城県生まれ。2009年東京造形大学美術学科絵画専攻卒業。身 体的な実践によって、過去の出来事を現在のなかに捉えなおすことで、個人や 共同体の失われた関係性の再構築をはかる。東日本大震災後は、半壊した宮城 県沿岸部・新浜の住宅を借り受け、アーティストや建築家らを招聘するプライ ベートなレジデンスプログラムなども企画する。近年の主な個展「公園/ロー カルの流儀」(Gallery TURNAROUND 2021年)。 佐藤徳政(さとう・とくまさ) 1981年岩手県生まれ。東京でデザインや住宅設計の仕事に携わっていた が、震災を機に帰郷し、共鳴する仲間達と日常を豊かにしていくためのクリ エイティブ集団「FIVED」を主宰する。震災で途絶えた地域の七夕祭りの復活 や、神楽を創作する活動のほか、嵩上げ工事で埋められる巨石「五本松」の記 録をおこなってきた。近年の主な展覧会「巨石装置『五本松』展~陸前高田森 の前地区からの表出」(せんだいメディアテーク、2016年)。 伊達伸明(だて・のぶあき) 1964年兵庫県生まれ。1991年京都市立芸術大学美術学部大学院工芸科 修了。2000年より「建築物ウクレレ化保存計画」を始め、現在までに寺 院、学校、一般住宅など約80物件の建物をウクレレ化している。各地での個 展開催の他、地域資源再発掘型の企画構成にも関わる。仙台では2012年か ら「亜炭香古学」を監修し、2015年に展覧会「山のひかり川のほし」(せ んだいメディアテーク)を開催。2017年からは「しらべの細道シリーズ」 (東北リサーチとアートセンター)を監修。著書に『建築物ウクレレ化保存計 画2000.4 ~ 2004.3』(青幻舎、2004年)。 ダダカン連(ダダカンレン) 仙台在住の糸井貫二(ダダカン)氏に惚れこんだ有志一同。メンバーは、美 術・メディア研究者の細谷修平、元・美術館学芸員の三上満良、ギャラリー主 宰の関本欣哉、アーティストの中西レモン。細谷と中西は2008年より糸井 宅を訪れるようになり、関係者を含めたインタビューと映像記録に取り組む。 三上は2009年に「前衛のみやぎ―昭和期芸術の変革に挑んだ表現者たち」 (宮城県美術館)を企画、戦後前衛美術の文脈で調査・研究し、郷土の表現者 として糸井氏を取り上げた。関本は「2012・仙台アンデパンダン展」を皮 切りに糸井氏との交流を続け、現在進行形の糸井氏の生活と表現に目を向けて いる。 ❖目次❖ 伊達伸明 建築物ウクレレ化保存計画2000-2021 時空対談ふたりのN明 Ukulele-ization: a building conservation project 2000-2021 Temporal-Spatial Dialogue: Two Ns and 明s 菊池聡太朗 荒れ地について On Wasteland 佐々瞬 追廻住宅記録/最後の家(仮) Record of Oimawashi Housing/The Last House (tentative) 展示作家による鼎談 ナラティブの記録と飛躍 小森はるか×佐々瞬×伊達伸明 阿部明子 父の家(小牛田)と私の家(三浦) My Father’s House (Kogota) and My House (Miura) 磯崎未菜 Sleeping Voice Network 展示作家による座談会(聞き手:清水建人) 風景と同時代性 阿部明子×磯崎未菜×菊池聡太朗 工藤夏海 まちがい劇場 The Theater of Errors 是恒さくら 鯨を解き、鯨を編む Unraveling the Whale, Weaving the Whale 展示作家による対談 人形とくじら イメージと距離感 工藤夏海×是恒さくら 佐藤徳政 ダイヤモンド・フロッグ Diamond Flog 小森はるか+瀬尾夏美 11 歳だったわたしは When I Was 11… 展示作家による対談 街から語りが生まれるとき 佐藤徳政×瀬尾夏美 ダダカン連(細谷修平、三上満良、関本欣哉、中西レモン) 絶対的自由と絶対的肯定の人・ダダカン 糸井貫二の日々〜資料アーカイブ構築に向けて〜 Days of Kanji Itoi, Known as Dadakan: A Man of Absolute Freedom and Absolute Positivity ̶For Building His Material Archive 展示作家による座談会 「近代の自我」という問題──ダダカンを「展示」すること 細谷修平×三上満良×関本欣哉×中西レモン ナラティブの可塑性、あるいは現代の民話 ──テレビドラマ『おかえりモネ』と小野和子『あいたくて ききたくて 旅にでる』 門林岳史 Note_ ナラティブの修復 清水建人 作品リスト 作品制作クレジット 執筆者略歴 謝辞 Note:Restorations of Narrative Kent Shimizu (Senior Curator, Sendai Mediatheque) Plasticity of Narrative, or the Modern Folktale: TV Drama Welcome back, Mone and Kazuko Ono’s Wanting to Meet You, Wanting to Hear You, I Set out on My Journey Takeshi Kadobayashi
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90度のまなざし|合田佐和子
¥3,080
発行 港の人 四六判/並製本/本文320頁・カラー4頁 2,800円(本体価格・税別) 2017年1月刊 ISBN978-4-89629-326-5 C0095 ◎60年代に瀧口修造に見出され、70年代は唐十郎や寺山修司から舞台美術を託され、若い頃から才能全開で作品を作りつづけた。80年代はエジプトに魅入られ、90年代は中上健次の新聞連載小説の挿画を眼玉のドローイングだけで通して世間を驚かせた。その後も、自動書記、バラのクローズアップ、鉱物など、自分が心ひかれるものだけを、独自の手法で描きつづけた唯一無二の画家、合田佐和子。現実を笑い飛ばし超現実を求めつづけた、生まれながらの芸術家がつづる文章は、自由奔放で色彩にあふれている。制作の裏話、幼少期の思い出、美術評、人物評など、雑誌等に発表した文章を60年代のものから晩年まで80本以上を厳選収録した。 ◎解説は、合田ノブヨ(コラージュ作家・次女)による。 ◎絵画作品などをカラー4頁で紹介。 ◎合田佐和子年譜・著作目録付 ■本書より 「源流を守る人」 (前略)珍しい、こまごまとしたものを、いただいたり、さしあげたり、子供のように心愉しい時間を持った昔には、電話や手紙で連絡をとり、生身の先生にお会いしたものでした。当時(今もあまり変りませんが)、西も東もわからず、貧しかった私は、先生の下さるカマンベールチーズや、人形が抱いたベルギーのチョコや、パリの香水や、マロングラッセなど、初めて見るものばかりで、本当に飛び上って喜んだものでした。(中略)いつも、どんなに遅くなろうとも、朝までも、決して途中で、席を立たれたことがなかった。サム・フランシスのパーティのあとなど、ディスコで、ツイストやゴーゴーなど、無理強いして踊っていただき、巨体のサムと細身の先生の対比とを、大笑いしたものでした。葬式の花輪が発端となった、天井桟敷と状況劇場の大乱闘で、パトカーがきて、寺山さんや唐さんやマロやシモン達が、大挙して捕まる一部始終を、子供を抱いた私と先生とで、道のこちら側で、タクシーをひろうのも忘れ、あれよあれよと見送った夜。 そういえば、昔々、シュールレアリストだという一件で、捕まって八ヶ月、牢名主として、九枚の坐ぶとんの上で坐ってらしたこともありましたね。(中略)先生、私は、瀧口修造というオリオン星に、すみれのような山の声もてよび戻された、シリウスのβ星です。(後略) (編集注:初個展のきっかけをくれた瀧口修造の思い出をつづった文章) ■著者 合田佐和子(ごうだ・さわこ) 1940年、高知市生まれ。武蔵野美術学校本科在学中より、廃物を使ったオブジェ制作を開始。1965年に瀧口修造の後押しにより初個展、以後、定期的に個展開催。70年代より油彩作品を制作、唐十郎の劇団状況劇場と寺山修司の演劇実験室天井桟敷の舞台美術や宣伝美術も多く手がける。映画スターたちのポートレイト、眼玉、エジプト、バラや鉱物などをモチーフに多数の作品を発表、超現実へと誘う幻想的な世界を作りあげた。晩年は鎌倉に住む。2016年没、享年74。 ■目次 祭 第一章 つくること、描くこと オブジェの宝石を着たにんぎょう/銀板写真の肖像画/グラニュー糖の日々/リアリズムとは/中国の不思議な役人──美術/バルトークの青ひげ公の城──美術/考えたこともないこと/盗品と拾得品のオブジェ/眼 第二章 原風景 はじめてかいた詩/眠りの森の象姫/記憶の中の日々/写真集『日本の軍艦』/白/ 秘密の匂い/父は月である/ふるさとを遊泳する 第三章 イメージとモチーフ 顔たちの秘密の笑い/イメージの世界/ニューヨークで会った白い美少年のこと/吸血鬼/三角形は、すずしい/ターザン/なつかしき友、爬虫類/今宵は蛇と/ガラスの胸と死の匂い/人形の国/色彩─モノクローム/魚のうろこ/オレンジ色の花 第四章 エジプト エジプト/途方もなく魅力的な国――エジプトへの旅立ち/エジプトへ/ネフェルチチ/永遠の国エジプト/あの国の空気が甘かった 第五章 書評、美術評など 不忍の池に現われた紅テン/『陽炎座』 大胆不敵、絢爛豪華の美しき悪夢/『メフィスト』 一夜の夢のように美しい空中の楼閣/『THE 3 LITTLE KITTENS』/マチョ・イネの異名をもつ旅人が送る世界の散歩先からの便り。/幽かなもの、石の声さえも聞こえる常世の入口からの届けもの。/この宇宙の精華との和解は体制からの超越の願望を感じさせる。/愛することと歌うことしか知らなかったピアフの狂おしい人生。/ひしめきあう天才と狂気のあいだに生きて死んだ十人の人物の情熱。/日中の出版社が協力し空前の規模で敦煌の仏たちがいま蘇る!/爛熟期の肖像神話が伝説とともに私たちの時代に舞い降りる。/知られざる動物たちが地球上の近寄りがたい部分に生きている!? /ジョージア・オキーフ 大地のメッセージ/ダリの湖に溺れゆく一羽のアヒル 奇跡のダリ宝石展/弥勒菩薩半跏思惟像・蟹満寺の仏像/クレーの笑顔 第六章 出会った人、別れた人 不思議の国の少年へ/姿なき残像/花いちもんめ/空想の肖像写真/発明家アラキ・ノブヨシ/おかえりなさい、四谷シモン。/KUNIYOSHI KANAKO/ニナ川さん 歩くと走るのあいのこ/追悼・倉俣史郎/森茉莉さん/中空からの郵便配達/異形の人/源流を守る人 第七章 日々の出来事 珠玉のような一時間がなかったら/宮内庁マリイ/私のアパートの五階の窓から/ジュラルミンのトランク/一日二回のティータイムを死守する男。/馬の生首が頭蓋骨に変わるまで/エジプトっ子VS.日本児童、砂漠の対決/怪談・小学校/裏返しの世界へ行った日/子供・大人・時間の流れ/同列等価値の三者共同生活/かえでの種子/勇気を持ってたった一回だけを生きる/現れては消えるあのシーン、あの俳優/レンズ効果 (無題) 解説 合田ノブヨ 合田佐和子年譜・著作目録