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フォロンを追いかけて Book 2
¥2,200
発行 ブルーシープ 2024年7月19日発売 定価:税込2,200円(本体2,000円) 絵:ジャン=ミッシェル・フォロン 写真:木村和平 詩:大崎清夏 翻訳:エレオノール・マムディアン アートディレクション&デザイン:須山悠里 編集:柴原聡子 印刷・製本:株式会社アイワード 仕様:A5変型、136ページ、並製 ISBN:978-4-908356-58-2 フォロンを追いかけて撮り下ろした写真と気配を感じる言葉で、フォロンを「感じる」本 ジャン=ミッシェル・フォロン(1934-2005)は、ユーモラスな線描、美しい色彩とファンタジックな世界観、そして人類に警鐘を鳴らす強いメッセージを描いたベルギー人のアーティストです。1970年代以降世界的に活躍し、日本でも1980年代と90年代に大規模な巡回展が開かれ、人々の心をつかみました。今回約30年ぶりに展覧会が開かれるのを機に、フォロンのファン、フォロンを知らない新たな鑑賞者にむけた本を2冊出版します。フォロンが生み出した多彩で詩情的な作品群を前に、すっと心を開く。そしてフォロンを過去にではなく、未来に感じる。そんなきっかけになるような、フォロンを追いかける二つの旅のような2冊の本です。 『フォロンを追いかけて Book2』 2冊目はフォロンを「感じる」旅。農家を改築したアトリエに差し込む柔らかな光、母屋の壁に開けられた大きな窓から広がる田園。フォロンが愛したパリ近郊の小さな農村ビュルシーの家にはじまり、世界への足掛かりをつかんだパリからブリュッセルへ。地下鉄駅の巨大な壁画、郊外にあるラ・ユルプの美しい森と湖、そして敷地内に設立されたフォロン財団に飾られた絵や彫刻。フォロンのいた場所を写真家の木村和平がたどりフィルムに収めました。ペンから筆、平面から立体へ広がるフォロンの多彩な作品と木村の写真が本を織り成します。旅の終章は、大崎清夏の詩です。作品と写真による視覚から飛翔し、フォロンの気配を言葉から感じる試みです。フォロンを追いかける旅は、どこまでも続きます。
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Savoir&Faire 土
¥2,970
SOLD OUT
編集 エルメス財団 刊行日 2023/08/30 ISBN 9784000239073 Cコード 0070 体裁 A5変 ・ 上製 ・ 406頁 定価 2,970円 自然素材にまつわる知識や技術の共有を目指すエルメス財団の取り組み、スキル・アカデミー。「木」に続く本書は、フランスで編まれた書籍シリーズ〈Savoir &Faire〉から9本を厳選・翻訳、日本語版オリジナルコンテンツを加え、陶芸、アート、歴史、建築、工業、民俗学などさまざまな切り口から、身近な素材である「土」に迫る。カラー図版多数。
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DISCOVER|unpis
¥2,750
発行 グラフィック社 発売日:2021年11月刊行 仕様:B5変形 並製 総160頁 定価:2750円(10%税込) ISBN:978-4-7661-3552-7 分類コード:C0071 大胆な線、ポップな色彩、無意識に語りかけてくるようなモチーフ。魅力溢れる気鋭のイラストレーターunpis、待望の初作品集。約130点のオリジナル作品とクライアントワークを収録。ミニポスタ&ステッカー付き。
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言葉の即興演奏 Hyogo 2024.09|小林楓太
¥770
リトルプレス — 街中のある一点に30分間立ち続け、音を録る。その音の中から言葉だけをすくいとって、文字に起こす。 — そんな営みによって紡がれた、街の言葉を記録したZINE。 あなたが街で言葉を発した時、その言葉はその場所にポツンと残される。しばらくして、また見知らぬ誰かがある言葉をそこに落としていく。しばらくたつと、見知らぬもの同士の言葉が連なりをつくっている。そんなふうに街では、ある場所に残された言葉が積もり、即興演奏を奏でている。 誰かの会話の断片、時には、駅アナウンス、街広告、どこからか聞こえてくる音楽。街に漂うあらゆる言葉を、一つずつすくいとり、時間の流れに沿って、波形のように文字に起こした本作。タイトルによって、その時間帯、地点は様々。そのそれぞれからは、街の発話リズムが視覚的に現れ、一つ一つの言葉からは、その時の空気感—時代、年月日、季節、曜日、時間帯、その土地っぽさ—が密かに漂ってくる。そんな、時と場の空気が閉じ込められたZINE。 <内容物> 1. 本誌 148mm×148mm / 16p / ソフトカバー ある場所で30分の間流れていた言葉を記録したもので、見開きで5分ずつとなっております。 最後のページには30分間流れていた全ての言葉が並べられており、最後のページに至るまでに辿ってきた言葉の流れが一目に立ち現れる仕様です。街全体の発話リズムを感じられるものとなっています。 2. introリーフレット なぜ、街の一点に立ち続け、言葉を抽出するようになったのか、そのきっかけを綴ったエッセイ。また、文字起こしという営みに込めた思い、そして、文字起こしの際に設けているちょっとしたルールが記されています。 3. フィールドノート ある場所に30分立ち続けている間、周囲で起こっていたことやふと気づいたことをスマホにメモした当時の記録。本誌から情景を思い描く時、解像度を高める手がかりとなるような、各地点ごとのエッセイ。 5. MAP 立っていた地点の情報を埋め込んだQRコードが添えられた、石ころのような紙。 これらの内容物がCDほどのサイズ(160mm×160mm)の封筒に納められています。 現在、約240種類にわたる、様々な地点・時間帯で行った文字起こしの記録があります。 今後も、様々な地点で録音をし、更新していきますので、お楽しみに。 ※タイトルによって、一つ一つ内容が異なります。 ※全て手作業で行っているため、製本に多少のずれが生じる場合がございます。ご了承ください。
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余白と照応 李禹煥ノート|酒井忠康
¥3,630
発行 平凡社 編集 田中爲芳 出版年月 2023/11 ISBN 9784582207347 判型・ページ数 A5 192ページ 国内外で高く評価される現代アートの旗手、李禹煥。長年の友人であり、作家とキュレーターという関係で互いの活躍を支えあってきた著者が、知られざる作家の素顔を描きだす。
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李禹煥 他者との出会い 作品に見る対峙と共存| ジルケ・フォン・ベルスヴォルト=ヴァルラーベ
¥6,930
翻訳 水沢勉 みすず書房 判型 A5判 頁数 296頁 定価 6,930円 (本体:6,300円) ISBN 978-4-622-07946-0 Cコード C1071 発行日 2016年4月25日 白いキャンバスにおろされた点がうすく軌跡をのこしながら線をなし、消えてゆく。ひとつの筆触、ひと筆のストロークはつねにうつろいゆく生成と消滅、明と滅を新たに描き、一度見たら忘れることのない密度と一貫性を作品にあたえる。 国際的に活躍し、高い評価をうける美術作家、李禹煥、その作品と長年向き合ってきた著者が、他の作家との比較によって現代美術の文脈の中に李の仕事を的確に位置づけ、理論的に分析したのが本書である。このような精密な分析は、李が長く暮らし制作してきた日本でさえ、なかったものと言えるだろう。 アジアは李のバックグラウンドをなすものではあるが、欧米においては、それを作品の分析にことさらに結びつけて論じられることも少なくなかった。本書はそうした生得的な背景に寄りかかった見方を離れ、文明論として評価の高い李本人の文章、そして、西欧と日本の哲学、文学にまでその芸術を解き明かす手がかりをひろく求めて精緻に論じてゆく。あざやかで、エレガントな李禹煥論。
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美術のトラちゃん|パピヨン本田
¥3,080
発行 イーストプレス 定価3,080円(本体2,800円+税10%) ISBN 9784781622385 JANコード 1920070028003 NDC分類 702 発売日 2023年9月19日 判型 B5判変 製本 並 ページ数 288ページ 学校では教えてくれないゆるわかり現代アート! 「美術を学び直して、はやく人間になりたい!」 調子に乗った結果、こじらせてトラになってしまった親子の、ドタバタ現代アート入門コメディ! 今さら「わからない」って言えないアーティストや作品を、トラちゃん親子と一緒に一気におさらい! <本書収録 作家・用語> ジャン=ミシェル・バスキア●アンディ・ウォーホル●クレス・オルデンバーグ●草間彌生●篠原有司男●ハイレッドセンター●マウリツォ・カテラン●ポップ・アート●バウハウス●寺山修司●天井桟敷●オノ・ヨーコ●ハプニング●福田繁雄●パブロ・ピカソ●ブルーピリオド●ドラ・マール●ニキ・ド・サンファル●射撃絵画●クレメント・グリーンバーグ●ジャクソン・ポロック●具体美術協会●田中敦子●タイガー立石●久保田成子●メディア・アート●ナム・ジュン・パイク●アントン・チェーホフ●ゲリラ・ガールズ●クリス・バーデン●パフォーマンス・アート●Chim↑Pom from Smappa!Group●ダミアン・ハースト●シンディ・シャーマン●マルセル・デュシャン●円谷英二●マリーナ・アブラモヴィッチ●岡本太郎●ベルトルト・ブレヒト●カミーユ・クローデル●オーギュスト・ロダン●リクリット・ティラバーニャ●リレーショナル・アート●トレイシー・エミン●李禹煥●もの派●レイチェル・ホワイトリード●サミュエル・ベケット●ルイーズ・ブルジョワ●ヨーゼフ・ボイス●トーベ・ヤンソン●クリスト&ジャンヌ=クロード●バーバラ・クルーガー●バンクシー●クリス・オフィリ…etc
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よくわからないけど、あきらかにすごい人|穂村弘
¥935
毎日文庫 サイズ 文庫判/ページ数 224p 商品コード 9784620210605 発売 2023/10 「その時、私は怖ろしいことに気がついた。もしかして、奇蹟のような作品を作ったあの人にもあの人にもあの人にも、会おうと思えば会えてしまうのか。信じられない」―谷川俊太郎、宇野亞喜良、横尾忠則、荒木経惟、萩尾望都、佐藤雅彦、高野文子、甲本ヒロト、吉田戦車ら「創作の神様」と人気歌人による、創作をめぐる奇蹟の対話、完全収録。 目次 谷川俊太郎 詩人―言葉の土壌に根を下ろす 宇野亞喜良 イラストレーター―謎と悦楽と 横尾忠則 美術家―インスピレーションの大海 荒木経惟 写真家―カメラの詩人 萩尾望都 漫画家―マンガの女神 佐藤雅彦 映像作家―「神様のものさし」を探す 高野文子 漫画家―創作と自意識 甲本ヒロト ミュージシャン―ロックンロールというなにか 吉田戦車 漫画家―不条理とまっとうさ 解説のような、あとがきのような、ふむふむ対談 名久井直子 ブックデザイナー―憧れってなんだろう 著者等紹介 穂村弘[ホムラヒロシ] 1962年、北海道生まれ。歌人。歌集『シンジケート』でデビュー。『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、「楽しい一日」で第44回短歌研究賞、『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞、『水中翼船炎上中』で第23回若山牧水賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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私たちのエコロジー 地球という惑星を生きるために
¥3,960
編著 森美術館 発行 左右社 定価 3,960 円(税込) 刊行日 2023年12月30日 判型/ページ数 A4判 250ページ ISBN 978-4-86528-401-0 Cコード 0070 岡﨑真理子(REFLECTA)/ブックデザイン、小林すみれ/レイアウト 環境危機に現代アートはいかに呼応するのか。 国籍を問わない気鋭のアーティスト34名による作品図版約190を収録。 人間中心主義的な物の見方を脱却し、地球を蝕む環境問題に向き合うための新しい視座を提供する。 ◉ゲストキュレーター、バート・ウィンザー=タマキ氏による特別寄稿 第2章には、ゲストキュレーター、バート・ウィンザー=タマキ氏(カリフォルニア大学アーバイン校美術史学科教授、美術史家)による特別寄稿を収録。「土に還る 1950年代から1980年代の日本におけるアートとエコロジー」と題し、岡本太郎ら国内アーティストの作品を多数参照しながら、1950年代以降の日本の現代アートが工業汚染、都市化、放射能汚染や自然災害など深刻な環境問題にどのように向き合ってきたかを考察する。 ◉展覧会概要 産業革命以降、特に20世紀後半に人類が地球に与えた影響は、それ以前の数万年単位の地質学的変化に匹敵すると言われています。この地球規模の環境危機は、諸工業先進国それぞれに特有かつ無数の事象や状況に端を発しているのではないか。本展はその問いから構想されました。 本展では、国内外のアーティスト34名による歴史的な作品から新作まで多様な表現約100点を、4つの章で紹介します。第1章「全ては繋がっている」では、環境や生態系と人間の活動が複雑に絡み合う現実に言及します。第2章「土に還る」では、1950~80年代の高度経済成長の裏で、環境汚染が問題となった日本で制作・発表されたアートを再検証し、環境問題を日本という立ち位置から見つめ直します。第3章「大いなる加速」では、人類による過度な地球資源の開発の影響を明らかにすると同時に、ある種の「希望」も提示する作品を紹介します。最終章である第4章「未来は私たちの中にある」では、アクティビズム、先住民の叡智、フェミニズム、AIや集合知(CI)、精神性(スピリチュアリティ)などさまざまな表現にみられる、最先端のテクノロジーと古来の技術の双方の考察をとおして、未来の可能性を描きます。 森美術館公式HPより
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パンデミックとアート 2020-2023|椹木野衣
¥2,530
発行 左右社 定価 2,530 円(税込) 刊行日 2024年05月15日 判型/ページ数 四六判 並製 280ページ ISBN 978-4-86528-397-6 Cコード C0070 装幀/松田行正+杉本聖士 世界を一変させ、あれほどわたしたちを不安と恐怖、混乱に陥れたコロナ・パンデミック。 刻々と伝えられる感染拡大情報、政府や自治体から次々と発されるアラートや指針に右往左往した日々。 マスクをめぐる混乱、無観客で開催されたオリンピック、繰り返す感染拡大の波──。 20世紀初頭に起きた人類史上桁違いの災厄「スペイン風邪」を忘却していたことに思いを馳せ、 不可逆的に変容してゆく「日常」を見つめつつ書き継がれた美術批評家椹木野衣によるコロナ週報。 コロナ・パンデミックの恐慌が世界を襲った2020年3月から4年に渡る連載時評を書籍化。 「忘却」に抗い、遠からずまた訪れる「反復」に備えるために──。 このこと[=スペイン風邪のパンデミックがほとんど論じられてこなかったこと]は、西欧の文明がとりわけ近代以降、過去を踏まえた礎のうえに築かれ今日に至るという通念に、なにがしかの疑念をもたらす。わずか100年たらずの過去に起きたこれほどの出来事の記憶が、人類的な規模で集合的に失われていたのだとしたら、わたしたちはいったいなにを手掛かりに未来を切り開いていけばよいのだろう。新型コロナウイルスによる瞬く間のパンデミックは、途切れていたその記憶をふいに揺り戻した。もしかしたらわたしたちは、文明の進歩そのものを根幹から見直す必要があるのかもしれない。 ──欧米も「悪い場所」かもしれない 2020年5月8日、より
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常設展へ行こう!
¥2,750
取材・文・構成 奥野武範 発行 左右社 定価 2,750 円(税込) 刊行日 2023年12月13日 判型/ページ数 四六判 並製 352ページ ISBN ISBN978-4-86528-402-7 Cコード C0071 重版情報 2 和田ラヂヲ/装画、松田行正+倉橋弘+内田優花/装幀 読めば、美術館が100倍おもしろくなる。ほぼ日人気連載の書籍化! 学芸員さんに常設展への「愛」を聞いてみたら... 初心者でも100倍楽しめるようになる 所蔵作品&コレクションの哲学が詰まってた! ◎装画&スペシャルゲスト/和田ラヂヲ(ギャグ漫画家) ◎寄稿エッセイ/和田彩花(アイドル) 珠玉の20世紀美術を堪能できる富山県美術館。 シャガールの巨大な舞台背景画に圧倒される青森県立美術館。 世界で唯一、モネから直接購入した《睡蓮》が見られる国立西洋美術館。etc. 全国12の美術館・博物館に常設展についてインタビューした 「ほぼ日」人気連載が、パワーアップして一冊の本になりました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 美術館の特別展や企画展には多くの人が集まります。 一方、同じ美術館の常設展には……あんまり人がいません。 多くの場合、特別展チケットの半券で入れるのに。 有名な人気作家の作品がかけられているのに、です。 かくいう私も、わざわざ常設展を見に行くようなことは滅多にありませんでした。 それはじつに「もったいないことだった」と、いまでは思います。 各館の常設展で見る所蔵作品にこそ、創設者の思いや設立の経緯、収集の哲学が見てとれる。 何より、作品ひとつひとつに対する「誇り」や「愛」がにじみ出ています。 学芸員さんの口ぶりから、わかるんです。 みなさん、とっても「じまんげ」だから。 そして、学芸員さんの「じまん話」ほど、気持ちよく聞ける「じまん話」はないと感じます。 「はじめに」より
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メディアエコロジー 端末市民のゆくえ|桂英史
¥3,520
発行 左右社 定価 3,520 円(税込) 刊行日 2024年01月01日 判型/ページ数 四六判変形 並製 384ページ ISBN 978-4-86528-393-8 Cコード C0070 川名潤/装幀、OJIYU/装画 メディアをめぐる生態学、それこそがいま必要だ。 「便利」「簡単」が行き着いた成れの果ての現代社会、 デジタル技術のもたらす資本主義の規模と速度に、もはや人間の知覚は追いつかず、 世界は途方に暮れている──。 SNSと広告モデルが極限まで発展し、行動も欲望も表現さえも支配された日常は変えられるのか? 根源的に問い直すべきは「知る/伝える」のあり方、すなわちメディアの生態学(エコロジー)である。 F・ガタリのポスト・メディアの構想を基盤に、「端末市民」たちの現在と未来を論じる入魂の論考8篇! 「メディアのエコロジーを、技術の面から、そしてコスモポリタニズムとしての端末市民という側面から、あるいはテクノロジーを駆使して表現し続けること、そして人間と自然、人間と社会、人間と芸術を思考し続けること。そのメディア論的思考が「ポストメディアの条件」にほかならない。」(いささか長い序論より)
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窓外 1991-2021|甫木元空
¥1,980
SOLD OUT
ARTIST FOCUS #04 監修・発行:高知県立美術館 A5判変形170x145x8mm 96pages 並製 ISBN978-4-9910062-5-8 C0070 デザイン:重実生哉 発売:this and that 映画、音楽、小説……。 ジャンルを越境して活躍する表現者、甫木元空(ほきもと・そら、1992-) 「窓」という言葉に、こちらとあちら、ひいてはこの世とあの世を隔てる境界のイメージを重ね、「窓の外」に旅立った故人の面影を編み直し、新たな表現の回路を拓こうとする作家の試み。 写真連作と映像インスタレーションからなる展覧会空間を紙片に再構成し、ある家族のなかで起きた死と生を、うつりゆく季節とともに豊富なカラーページでたどります。 高知ゆかりの作家を紹介する高知県立美術館シリーズ企画・第4弾「ARTIST FOCUS #04 甫木元空 窓外 1991-2021」の図録。 映画・楽曲・小説「はだかのゆめ」につづく、故人の記録と記憶と喪失に向き合う作品。肉親の死と生を高知の豊かな自然とともにたどる。 カラー図版56ページ。 作家によるショートエッセイと学芸員による論考を日英表記で収録。
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GATEWAY 2024 05
¥3,850
SOLD OUT
発行 YYY press 判型 250 × 192 mm 頁数 180頁 製本 ソフトカバー 発行年 2024 言語 日本語 ISBN 978-4-908254-11-6 テーマ 記憶の可塑性 寄稿者: 小山田孝司×新津保建秀×大沢一菜「こだまするまち」 宇呂映作「ue image」 local artist「展望と採光」 児玉耀×吉川周作「look back, look forword」 石田真澄「上澄リフレイン」 下西風澄「詩編 朝がぼくを流れて」 川島小鳥×ヤン・イクチュン「私が見る世界が完全に変わるかもしれない感情の変化」 久家靖秀「部屋(既に見たものを見よ)」 論考 森脇透青「旅とボーリング 写真詩集『New Habitations from North to East: 11years after 3.11』によせて」 エッセイ 江崎愛「中指を立てる」 エッセイ 檜垣健太郎×松本直也「小言日記 2024」
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うつしあう創造|内藤礼
¥6,380
発行 HeHe 写真:畠山直哉 デザイン:木村稔将 定価:5,800 円(税別) 判型:A4判変形(297 x 225 mm) ソフトカバー/208ページ テキスト:日英 ISBN978-4-908062-31-5 C0070 金沢21世紀美術館にて開催の展覧会「内藤礼 うつしあう創造」のカタログ。大小さまざまな展示室や光庭、それをつなぐ通路によって構成される作品空間を、写真家・畠山直哉が撮影。日中の自然光から、明かりが灯る夕刻以降へのうつろいを追体験できる構成を予定。 [寄稿]内藤礼、島敦彦(金沢21世紀美術館館長)、星野太(早稲田大学専任講師、美学/表象文化論)、横山由季子(金沢21世紀美術館学芸員) 内藤礼(ないとう・れい) 美術家。1961年広島県生まれ、東京在住。1985年、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。1991年、佐賀町エキジビット・スペースで発表した「地上にひとつの場所を」で注目を集め、1997年には第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展の日本館にて同作品を展示。主な個展に「みごとに晴れて訪れるを待て」(国立国際美術館、大阪、1995年)、「Being Called」(フランクフルト近代美術館企画、カルメル会修道院、フランクフルト、1997年)、「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」(神奈川県立近代美術館 鎌倉、2009年)、「信の感情」(東京都庭園美術館、2014年)、「émotions de croire(信の感情)」(パリ日本文化会館、2017年)、「Two Lives」(テルアビブ美術館、2017年)、「明るい地上には あなたの姿が見える」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2018年)。パーマネント作品に《このことを》家プロジェクト「きんざ」(ベネッセアートサイト直島、2001年)、《母型》(豊島美術館、2010年)。
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わたしは生きた|内藤礼
¥3,080
発行 HeHe 執筆:内藤礼、小池一子 写真:畠山直哉 デザイン:木村稔将 定価:本体 2,800円(税別) 判型:A5判/48ページ/ハードカバー テキスト:日本語/英語 ISBN978-4-908062-59-9 C0070 発売日:2024年6月下旬 東京のまちを中心に、2021年に開催された「東京ビエンナーレ 2020/2021」。 総合ディレクター・小池一子から出た言葉「東京に祈る」に呼応するように、内藤礼の作品「わたしは生きた」は制作されました。 1945年3月10日、東京大空襲により10万人を超える死者を出した東京都心東部エリアで、内藤は今なお残る戦争の記憶や痕跡をたどり、蔵前にある長応院境内のギャラリー・空蓮房に小さな人型の彫刻「ひと」を置き、墓地の慰霊碑に水を捧げました。また戦火の中、子供たちが避難し、現在も現役の小学校内にある地下防空壕にも「ひと」を配することで、周辺地域の持つ戦時の記憶を浮かび上がらせ、過去の鎮魂と未来へと捧げる、祈りの空間をつくりだしました。 暗闇の中、光のある方に身体をむける「ひと」。2011年に初めて制作された「ひと」は、わたしとあなた、生と死、内と外、過去と現在、そこにあるすべてを内包しながら静かに佇む者。「ひと」の前で人は、さまざまなことを思い、またさまざまな感情が喚起されることでしょう。 本書は、どのようなことがあっても、人は亡くなるその瞬間まで生きたのだ、と信じ「わたしは生きた」と題された本作を、畠山直哉の写真と小池一子のテキストにより書籍化したものです。 当時、会場は完全予約制、一部非公開であったため、作品の全貌が明らかになるのは初めてとなります。 内藤礼 1961年広島生まれ。美術家。主な個展に「地上にひとつの場所を」佐賀町エキジビット・スペース(東京、1991年)、「地上にひとつの場所を」第47回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館(1997年)、「Being Called」カルメル会修道院(フランクフルト、企画:フランクフルト近代美術館、1997年)、「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」神奈川県立近代美術館 鎌倉(2009年)、「信の感情」東京都庭園美術館(2014年)、「信の感情」パリ日本文化会館(2017年)、「Two Lives」テルアビブ美術館(2017年)、「明るい地上には あなたの姿が見える」水戸芸術館現代美術ギャラリー(2018年)、「うつしあう創造」金沢21世紀美術館(2020年)、「breath」ミュンヘン州立版画素描館(2023年)。パーマネント作品に、「このことを」家プロジェクト きんざ、直島(香川、2001年)、「母型」豊島美術館(香川、2010年)。
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服は何故音楽を必要とするのか? 「ウォーキング・ミュージック」という存在しないジャンルに召還された音楽たちについての考察|菊地成孔
¥990
河出文庫 344ページ ISBN:978-4-309-41192-7 ● Cコード:0195 発売日:2012.12.06 定価990円(本体900円) パリ、ミラノ、東京のファッション・ショーを、各メゾンのショーで流れる音楽=「ウォーキング・ミュージック」の観点から構造分析する、まったく新しいファッション批評。パリコレ以後を増補し文庫化。
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REVUE DIAPO Issue 002
¥4,500
英語/フランス語 A4変形 H280×W225 32ページ 発行 2024年 Issue 002 Alexandra Mocanu "Temporal Mirage : Echoes Of Unseen Realms" フィルム写真を若い世代に伝えるというコンセプトで、フランスにて創刊されたマガジン"REVUE DIAPO"。2号はAlexandra Mocanuによる、AIで生成した建造物をフィルムに落とし込んだ作品を特集。 表紙はプリザーバーに9枚のポジフィルムを収納した仕様となっています。
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REVUE DIAPO Issue 001
¥4,500
英語/フランス語 A4変形 H280×W225 32ページ Issue 001 Kenny Germé "Caribbean Ride" フィルム写真を若い世代に伝えるというコンセプトで、フランスにて創刊されたマガジン"REVUE DIAPO"。1号は写真家 Kenny Germéがジャマイカでバイカーたちを撮影した作品と、David Démétriusによる詩を特集。 表紙はプリザーバーに9枚のポジフィルムを収納した仕様となっています。
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わたくし大画報|和田誠
¥1,760
発行 ポプラ社 発売年月 2024年3月 ISBN 978-4-591-18027-3 判型 四六判 サイズ 188mm x 128mm ページ数 254ページ 定価 1,760円(本体1,600円) 妻・平野レミさんとのエピソードから、育児、イラストや装丁の仕事まで。“めったに自分を語らない”和田誠の貴重なエッセイ! 【糸井重里さん、推薦!】 ひとりの人間のなかに、こんなに大量の「おもしろい」があっても、よいものなのだろうか。 自分のことを書くというのは、照れくさいものである。そう思いつつ、ずいぶん書いてしまった――妻・平野レミさんとのエピソードから、はじめての育児、「週刊文春」の表紙イラストや装丁の仕事まで。 谷川俊太郎さんや篠山紀信さん、渥美清さん、向田邦子さんら著名人との驚くべき交友録も盛りだくさん。“めったに自分を語らない”和田誠が自分について書いた貴重なエッセイを復刊。イラスト79点収録。糸井重里氏、推薦! 【本文より抜粋】 自分の行動を書きつけるなんて、小学校以来のことである。かつては日記を書いて行かないと学校で先生に叱られたが、今は締切を守らないと編集者に叱られる。締切に追われて書いたおかげで、そうでなければ忘れてしまう子どもの言動などを記録しておくことはできた。 わが家としては、つまらぬ記録でもないよりあった方がいい。(「あとがき」より) 妻が突然「絵を習うことにした」という。先生の教え方がうまいとみえて、短期間に長足の進歩をとげた。毎月連載で書く文章に自分で挿絵なんか描いている。これが結構さまになっていたりするので、プロである亭主は困ることもあるのだ。「手伝ってるんだろ」と言われるからである。(「描くということ」より) 【目次抜粋】 ・猫について ・俳人二十面相 ・家庭大料理 ・晴れた日・または篠山紀信 ・カレーライスについて ・谷川俊太郎の33の質問と清水哲男のスピーチ・バルーン ・描くということ ・出産大報告 ・赤ん坊大転落 他 ・装幀のこと ・植草さんのお葬式にはアルトサックスとトランペットが鳴り響いた ・三人の恩師と二つの装幀について ・ひとコマ漫画と欧米人の反応について ・情熱のペンギンごはん ・わたくしにとって日本語とは何か ・父親レポート ・翻訳について ・歌仙・私家版日本語文法・窓ぎわのトットちゃん ・悩み多き今日この頃 ・戦争の犬たちなど ・向田さん 本書は、1982年に講談社より刊行された『わたくし大画報』を復刊したものです。
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点と線から面へ|ヴァシリー・カンディンスキー
¥1,100
宮島久雄 翻訳 ちくま学芸文庫 1,100円(税込) Cコード:0171 整理番号:カ-44-1 刊行日: 2017/04/06 判型:文庫判 ページ数:256 ISBN:978-4-480-09790-3 JANコード:9784480097903 芸術にも科学を―。20世紀はじめに“抽象絵画”の概念をいち早く提唱し、絵画作品の新局面を切り開いたカンディンスキーが試みたのは、絵画の構成要素を徹底的に分析し、理論的・科学的に吟味することだった。点や線がもつ本源的な力を把握すること。そうしてこそ、それらが平面の上に置かれたときに相互に共鳴し合い、生きた作品としての“コンポジション”が実現するのだ。絵画にとどまらず、さまざまな造形芸術に大きな影響を与えた古典的名著。 目次 序論 点 線 地‐平面 付録 ヴァシリー・カンディンスキー 1866-1944年。ロシア生まれ。大学では法律を学ぶも、1896年にミュンヘンに移り本格的な絵の勉強を始める。1911年にフランツ・マルクとともに「青騎士」を結成。1922年以降はバウハウスで教官を務めた。抽象絵画の提唱者として、絵画作品では「コンポジション」シリーズ、著作では本書のほか『芸術における精神的なもの』が有名。
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●サイン本 現代アートの行方|三瀬夏之介・池田学
¥770
はとり文庫002 発行 羽鳥書店 A6判 並製 128頁 本体価格 700円+税 ISBN 978-4-904702-24-6 C1071 2011年6月刊行 ブックデザイン 原 研哉+中村晋平 印刷・製本 大日本法令印刷 同じ1973年生まれの作家、三瀬夏之介と池田学による初顔合わせ対談。スケールの大きさで比較されることも多い二人が、初画集をほぼ同時に刊行。池田学が文化庁研修制度でカナダへ旅立つ直前に実現した公開対談では、二人の作風の違いや、意外な素顔がつぎつぎと明らかに。 収録:2011年1月14日(紀伊國屋サザンシアター) [目次] 1973年生まれの世代 高校教師時代 フィレンツェ研修の1年間、そして山形へ アウトドア派 絵の描き方 なぜ僕と話してみたいと?[学→夏] 肩書きは何?[夏→学] 「日本画」についてどう思う?[夏→学] 卒業後の生活のことは?[夏→学] 法廷画と自作との関係は?[夏→学] 画材は何を使っている?[学→夏] 絵に登場するモチーフの意味は?[学→夏] 白の部分はどうやって決めるの?[夏→学] どんなふうに制作しているの?[夏⇔学] 作品のサイズや絵肌については?[夏→学] 画集製作で大変だったことは?[学→夏] 2年かけて完成ってどんな感じ?[夏→学] 趣味は?[学→夏] ファミコンやった?[夏→学] なぜカナダ?[夏→学] 絵を描く理由は?[夏⇔学] あとがき 三瀬夏之介 あとがき 池田 学
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RAUMORDNUNG|Michael Blaser
¥5,720
¥5,720 (tax incl.) softcover 96 pages 213 x 317 mm color limited edition of 500 copies 2018 スイス人フォトグラファー、マイケル・ブレイザー(Michel Blaser)の作品集。作者は見栄えのしないことや取るに足らないこと、見慣れたものや見過ごされがちなものに芸術的な関心を抱いてきた。首都ベルンに生まれ育った作者は、都市周辺の景観の特殊性を観察し、都市のアイデンティティと田舎町の性質、自然とスプロール現象、公の場と私的な空間との間を揺れ動く凡庸なスイスの一面を我々の目の前に突きつける。ランドスケープとも建築のイメージともとれる写真の中の人々の生活が積み重なって形成された風景は、私たちの社会をありのままに写し出している。
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ユリイカ2022年3月号 特集=アピチャッポン・ウィーラセタクン -『世紀の光』『ブンミおじさんの森』『光りの墓』、そして『MEMORIA メモリア』へ-
¥1,650
発行 青土社 定価1,650円(本体1,500円) 発売日2022年2月26日 ISBN978-4-7917-0414-9 待望の長篇最新作『MEMORIA メモリア』3月4日公開 タイに生まれ、とりわけ東北地方イサーンの記憶——精霊、民話、森…——を写し続けてきた作家アピチャッポン・ウィーラセタクン。『ブリスフリー・ユアーズ』、『トロピカル・マラディ』、そしてタイ映画史上初のパルムドール受賞作『ブンミおじさんの森』に続く四度目のカンヌ国際映画祭受賞作となった『MEMORIA メモリア』では、南米コロンビアという“異郷の地”をいかに写したのか。いまこそ、アジアそして世界にとって最重要の映像作家に迫る。 【目次】 特集*アピチャッポン・ウィーラセタクン——『世紀の光』『ブンミおじさんの森』『光りの墓』、そして『MEMORIA メモリア』へ ❖インタビュー ぼく自身という家 / アピチャッポン・ウィーラセタクン 聞き手=福冨 渉 ❖映画と記憶 科学と神秘 / 佐々木 敦 アピチャッポンの耳、『MEMORIA メモリア』の音 / 長門洋平 記憶、儀礼、投影——アピチャッポン作品をつなぐ「アンテナ」 / 中村紀彦 よそものたちの記憶の旅——アピチャッポンのコロンビア / 新谷和輝 ❖共振する幻 Memoria——記憶の残響 / 清水宏一 シンクロニシティ / 久門剛史 「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」の記憶 / 田坂博子 ❖不可視なるもの 横断するガイストの振動——アピチャッポン・ウィーラセタクンの霊性美術 / 伊藤俊治 異化されたゾミアの物語——アピチャッポン・ウィーラセタクン『真昼の不思議な物体』をめぐって / 石倉敏明 イサーンの森からの帰還——『ブンミおじさんの森』と精霊の民族誌 / 津村文彦 ❖芸術と政治 諦観からの応答——『世紀の光』を『光りの墓』の伏線として読む / 綾部真雄 アピチャッポンのカメラに写るもの、写らないもの / 足立ラーベ加代 新たなる二院制?——アピチャッポン作品における政治、科学、記憶 / 福島真人 ❖対談 未知なる〈映画〉との遭遇 / 富田克也×相澤虎之助 ❖光の地層 映画の神様なんかいらない——『MEMORIA メモリア』をめぐって / 福間健二 『光りの墓』を思い出す / 金子由里奈 今立っているその場所に、すでにある多世界——抵抗者としてのアピチャッポン・ウィーラセタクン試論 / 太田光海 無口な彫像たちの声をきく——《Fireworks(Archives)》の舞台から / 椋橋彩香 ❖巡り会うふたり Blissfully Yours——森と夢と2つの世界 / 夏目深雪 ゲイ・ロマンス、精霊、シャーマン、虎、フレンドリーな「おばさん」——『トロピカル・マラディ』の魅力を叫ぶ / 溝口彰子 タイ“クィア映画”天文図の素描——アピチャッポンを主星として / 児玉美月 ❖映画の旅路 タイ映画史にアピチャッポンは接続できるのか? / 石坂健治 アピチャッポン・ウィーラセタクンと実験映画 / 阪本裕文 スローシネマ、アピチャッポン、マジックリアリズム / 銭 清弘 ❖資料 アピチャッポン・ウィーラセタクン クロニクル / 中村紀彦 ❖忘れられぬ人々*5 故旧哀傷・岸薫夫 / 中村 稔 ❖物語を食べる*14 愛と痛みと恐怖が運命をひらく / 赤坂憲雄 ❖詩 三月日より / 山岡ミヤ ❖今月の作品 川窪亜都・秋葉政之・シーレ布施・江田つばき / 選=大崎清夏 ❖われ発見せり ワードローブから本棚へ / 赤阪辰太郎 表紙・目次・扉=北岡誠吾 表紙図版=『MEMORIA メモリア』©Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF/Arte and Piano, 2021.