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  • バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学|朱喜哲

    ¥1,023($6.72)

    SOLD OUT

    NHK出版新書 760 発行:NHK出版 新書判 224ページ 定価 930 円+税 1,023 円(税込) ISBN978-4-14-088760-8 発売日 2026年5月11日 〈わかりあえない他者を、敵にしないために。〉 分断が極まり、「正しさ」がSNSでぶつかり合う社会で、私たちは他者といかに語り合えるか。アメリカの哲学者リチャード・ローティは、共通の基盤なき世界でそれでも人が共に生きる可能性を問い続けた。その哲学から、分極化の時代を生きるための知的作法を鮮やかに引き出す。 大好評だった『100分de名著 リチャード・ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』』テキストを大幅改稿。死後約20年後に注目された社会現象の「予言」や主著以外の発言にも光を当て、その思想の先進性をいま問いなおす。著者初の新書! 「私たちにできるのは、揺るがない共通の足場などもたない、バラバラで誤りうる私たちが、 それでもどうにか共に生きていかなければいけない、という端的な事実と向き合うことです。 そうやって、なんの根拠も保障もないけれど、相手のことばに自分を委ねたり、時には手を携えたり、 せめてお互いに降りかかる苦しみや痛みについて、それがとりのぞかれるよう願えること── それをローティは「連帯」と呼びました。 否応なくバラバラな世界で、バラバラなまま、しかし共に生きるために、どんなことばを使うべきなのか。 本書を通して、ローティとともに考えていければと思います。」 ──「はじめに」より 著者プロフィール 朱 喜哲 (チュ ヒチョル) (著) 哲学者、大阪大学招へい准教授。1985年、大阪生まれ。大阪大学招へい准教授。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。専門はプラグマティズム言語哲学とその思想史。また研究活動と並行して、企業においてさまざまな行動データを活用したビジネス開発に従事し、ビジネスと哲学・倫理学・社会科学分野の架橋や共同研究の推進にも携わっている。著書に『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』(太郎次郎社エディタス)、『バザールとクラブ』『人類の会話のための哲学』(よはく舎)、『増補 ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』(共著、ちくま文庫)、『在野研究ビギナーズ』(共著、明石書店)、『信頼を考える』(共著、勁草書房)、共訳書に『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(ロバート・ブランダム著、勁草書房)などがある。 (版元より)

  • 手芸とエンパワメント 私たちが紡ぐもの|山崎明子

    ¥2,200($14.46)

    SOLD OUT

    発行:晶文社 四六判 232ページ 定価 2,000 円+税 2,200 円(税込) ISBN978-4-7949-8064-9 発売日 2026年7月24日 女たちは家庭のなかでつねに手を動かしてきた。妻として、母として、あるいは社会を支えるために。手芸は女性に与えられた役割だった一方で、母と娘の縦のつながり、教室やメディアをとおした横のつながりを育み、居場所をつくり、女性たちを支える側面ももっている。誰かに捧げる手芸の時代から自分のための手芸の時代へ――。連綿と続く女たちのものづくりの歴史をひもとき、手芸がもつエンパワメントの力を問い直す。 「これは針を持つ私たちへのエールだ!」 神尾茉利(刺繍作家・美術家) 「手芸は手のひらからはじまる冒険であり、革命。 この本はそう確信させてくれる。」 松田青子(小説家) 目次 0.手芸とジェンダー 好きなのに好きと言えない 1.手芸に与えられてきた役割 2.「手芸家」たちの昭和 3.誰かに捧げる手芸/私のための手芸 4.「お母様方へ」――愛情と手芸 5.横のつながり 一緒に手芸をしよう 6.縦のつながり 受け継がれる手芸 7.ケアと手芸――周縁化された人たちの手 おわりに 著者プロフィール 山崎明子 (ヤマサキアキコ) (著) 1967年、京都府生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、奈良女子大学生活環境科学系教授。視覚文化論、美術制度史、ジェンダー論。著書に『近代日本の「手芸」とジェンダー』(世織書房)、『「ものづくり」のジェンダー格差』(人文書院)、共著に『歴史を読み替えるジェンダーから見た日本史』(大月書店)、『視覚表象と音楽』(明石書店)、『ひとはなぜ乳房を求めるのか』(青弓社)、『〈妊婦〉アート論』(青弓社)、『問いかけるアイヌ・アート』(岩波書店)、『現代手芸考』(フィルムアート社)など。 (版元より)

  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために|難波優輝

    ¥1,056($6.94)

    講談社現代新書 発行:講談社 新書判 240ページ 定価 960 円+税 1,056 円(税込) ISBN978-4-06-539964-4 発売日 2025年7月17日 物語はなぜ苦しいのか? 「物語」が過剰に要求される現代社会で、「人生とはかくあるべきだ」という押しつけに抗う。 新進気鋭の美学者による「次世代の哲学」。 【推薦の声、続々!】 〇永井玲衣氏(哲学者・『水中の哲学者たち』『世界の適切な保存』) わたしたちは何のために哲学するのか。 それは、もっと世界に出会うため、もっと広々とした場所に行くため、もっと可能性にめまいをおぼえるためなのかもしれない。難波さんは、考えれば考えるほど、自由になっていくみたいだ。 〇田村正資氏(哲学者・『問いが世界をつくりだす』「あいまいな世界の愛し方」『群像』) ずっと、アイデンティンティを見つけなければと思っていた。 でも、アイデンティティという名の物語に囚われていただけだったのかもしれない。難波さんの本はそんな僕に「世界を見くびるな。そこから出てこい!」と語りかけてくれる。 【抜粋】 清涼飲料水の広告の少女はいつもドラマティックな青春を謳歌しているし、「推し」はファンの期待した筋書きどおりに振る舞うし、就活面接では挫折経験を「美談」として語らねばならない。 私は端的にこう思う。何かがおかしい、と。 人々はあまりにも強い物語の引力に引き寄せられて、もはや物語に支配されつつあるのではないか、と私は危惧し始めた。 だから、私はこれから、物語に対抗したいと思う。何かしらの物語が私たちの幸福を奪うのだとしたら、もはやそんな物語は廃棄されるべきだろう。私はよき物語を愛している。それゆえ、物語を批判したいと思う。愛するということは、支配されるわけでもなく、支配するわけでもなく、独特のバランスのなかで惹かれ合い、反発し合うことなのだと考えている。 第一部の「物語篇」では、物語化の持つ魔力と危うさを論じていく。第二部の「探究篇」では、物語の危険を避け、物語を相対化できるような思考を「遊び」を手がかりに探索していこう。その中で、改めて物語との向き合い方がみえてくるはずだ。 物語化批判、そして、遊びの哲学を始めよう。 【内容紹介】 〇 誤解を生む「自分語り」(第1章 物語批判の哲学) 〇「感情的だ!」という批判をする人こそ、実はもっとも「感情的」(同上) 〇 アイデンティティは服のように「着替えられる」(同上) 〇 人生を「攻略」しようとする人が陥る「視野狭窄」(第2章 ゲーム批判の哲学) 〇 なぜ人は「考察」と「陰謀論」にハマってしまうのか(第3章 パズル批判の哲学) 〇 真のギャンブラーが欲しいのは「お金」ではない(第4章 ギャンブル批判の哲学) 〇 残酷だけど創造的な「おもちゃ的生き方」(第5章 おもちゃ批判の哲学) 目次 序章 人生は「物語」ではない ▼物語篇――物語の魔力と危うさ 第1章 物語批判の哲学 1 他人を物語化することは正しいか 2 自分語りの罠 3 感情と革命 4 キャラクターをアニメートする ▼幕間――物語から遊びへ ▼探究篇――物語ではない世界理解 第2章 ゲーム批判の哲学 1 人生はゲームなのか 2 ゲーム的主体と力への意志 3 競争しながら、ルールを疑う 第3章 パズル批判の哲学 1 陰謀論と考察の時代 2 パズル化するポストモダン 3 答えなき、なぞなぞとしての世界 第4章 ギャンブル批判の哲学 1 人はなぜギャンブルに飛びこむのか 2 ギャンブラーが生きる「現実」 3 ギャンブル的生の解放 第5章 おもちゃ批判の哲学 1 原初、世界はおもちゃだった 2 すべてを破壊する「おもちゃ遊び」 3 遊び遊ばれ、ニルヴァーナ 終章 遊びと遊びのはざまで あとがき 参考文献 さらに考えたい人のために ブックリスト 著者プロフィール 難波 優輝 (ナンバ ユウキ) (著) 1994年、兵庫県生まれ。会社員、立命館大学衣笠総合研究機構ゲーム研究センター客員研究員、慶應義塾大学SFセンター訪問研究員。神戸大学大学院人文学研究科博士課程前期課程修了。専門は分析美学とポピュラーカルチャーの哲学。著書に『SFプロトタイピング』(共著、早川書房)、『なぜ人は締め切りを守れないのか』(近刊、堀之内出版)。 (版元より)

  • 存在のさみしさについて 気分はどのように世界をつくるのか|難波優輝

    ¥1,980($13.01)

    SOLD OUT

    発行:創元社 四六判 244ページ 定価 1,800 円+税 1,980 円(税込) ISBN978-4-422-13013-2 初版年月日 2026年8月20日 この本は、さみしいを考える本だ。さみしいとは何なのだろう。さみしいことは悪いことなのだろうか。きっといいさみしさがあるのではないだろうか。どうしたらわるいさみしさから離れることができるのだろうか。 私たちが生きているあいだ「さみしさ」から離れることはない。きっと、さみしいことは、そんなに悪いことではない。それに向き合うことができさえするならば。さみしさは、それにただ圧倒されるだけではなく、それをじっくりと味わうこともできるはずだ。 その味わい方の可能性を、いろいろなさみしいものごとを見つめて、触ってみて、嗅いだり味わったりして、探求してみたい。 さみしさといっしょにいるために、何ができるだろう。 (「はじめに」より) 目次 序章 さみしいという存在のモード 存在のモード/ふだんづかいの「さみしさ」から/共有できなさ 第1章 清潔で明るい場所――ヘミングウェイとパスタ リミナルスペース――誰かが来るかもしれない空間――/不確定さがもたらすざわめき/さみしさの無機質さ/「優しい味」とは? 第2章 マッチングアプリと愛せなさ――迂遠さと置き配  愛はすべてさみしい?/私たちは「べき」ですれ違う/愛の市場化/迂遠な愛と置き配 第3章 旅すること、住まうこと――スプートニクとキャラヴァン 旅の意味/可能性と不可能性/開いて閉じる 第4章 インターネットサーフィン――掲示板と知らないファイル 知らない街をサーフする/観光的精神分析 第5章 雨のモイスチャー――冷えと湿り気 雨的気分/湿り気と熱/雨の認識論 第6章 宇宙のイマージュ――流星と液体 天文学的崇高/宇宙になる 第7章 夏のサウンドスケープ――蝉と花火 蝉とミューズ/夕焼けの放送/花火と真夏のピーク/鎮魂としての花火 第8章 魚たちのまなざし――水族館とジオラマ 魚と目が合わない/水族館とガラス 第9章 ぬいぐるみの身体論――モノとイキモノ ぬいぐるみとの間柄/人形の二重性/さみしさと笑い 第10章 機械のウェルビーイング――ミサイルとサイボーグ 人間がいなくなった後の世界/ミサイルのウェルビーイング 第11章 さよならの認識論――幸福と再会 さよならのエピステモロジー/もういない人を愛せる?/再会の難しさについて 第12章 悲しき玩具――コウメ太夫と私たち 人間の素材化/素材の条件 おわりに あとがき 参考文献 著者プロフィール 難波 優輝 (ナンバ ユウキ) (著) 1994年生まれ。美学者。修士(文学、神戸大学)。立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員、慶應義塾大学サイエンスフィクション研究開発・実装センター訪問研究員。専門は分析美学とポピュラーカルチャーの哲学。近著に『批判的日常美学について』(晶文社、2026年)、『性的であるとはどのようなことか』光文社、『なぜ人は締め切りを守れないのか』堀之内出版、『物語化批判の哲学』講談社(いずれも2025年)。 (版元より)

  • 急に具合が悪くなる|宮野真生子/磯野真穂

    ¥1,760($11.57)

    発行:晶文社 四六判 256ページ 定価 1,600 円+税 1,760 円(税込) ISBN978-4-7949-7156-2 初版年月日 2019年9月25日 もし明日、急に重い病気になったら―― 見えない未来に立ち向かうすべての人に。 哲学者と人類学者の間で交わされる 「病」をめぐる言葉の全力投球。 共に人生の軌跡を刻んで生きることへの覚悟とは。 信頼と約束とそして勇気の物語。 もし、あなたが重病に罹り、残り僅かの命と言われたら、どのように死と向き合い、人生を歩みますか? もし、あなたが死に向き合う人と出会ったら、あなたはその人と何を語り、どんな関係を築きますか? がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が、死と生、別れと出会い、そして出会いを新たな始まりに変えることを巡り、20年の学問キャリアと互いの人生を賭けて交わした20通の往復書簡。 目次 1便:急に具合が悪くなる 2便:何がいまを照らすのか 3便:四連敗と代替療法 4便:周造さん 5便:不運と妖術 6便:転換とか、飛躍とか 7便:「お大事に」が使えない 8便:エースの仕事 9便:世界を抜けてラインを描け! 10便:ほんとうに、急に具合が悪くなる 著者プロフィール 宮野真生子 (ミヤノマキコ) (著) 福岡大学人文学部准教授。2000年、京都大学文学部文学科卒業。2007年、京都 大学大学院文学研究科博士課程(後期)単位取得満期退学。博士(人間科学)。 専門は日本哲学史。著書に『なぜ、私たちは恋をして生きるのか――「出会い」 と「恋愛」の近代日本精神史』(ナカニシヤ出版)、『出逢いのあわい――九 鬼周造における存在論理学と邂逅の倫理』(堀之内出版)、藤田尚志との共編 著に『愛・性・家族の哲学』(全3巻、ナカニシヤ出版)などがある。 磯野真穂 (イソノマホ) (著) 国際医療福祉大学大学院准教授。1999年、早稲田大学人間科学部スポーツ科学 科卒業。オレゴン州立大学応用人類学研究科修士課程修了後、2010年、早稲田 大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文化人類学、医療人 類学。 著書に『なぜふつうに食べられないのか――拒食と過食の文化人類学』 (春秋社)、『医療者が語る答えなき世界――いのちの守り人の人類学』(ち くま新書)、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(ちくまプリ マ―新書)などがある。 (版元より)

  • 「待つ」ということ|鷲田清一

    ¥1,320($8.68)

    角川ソフィア文庫 発行 KADOKAWA 文庫判 224ページ 定価 1,200 円+税 1,320 円(税込) ISBN978-4-04-400875-8 初版年月日 2026年6月25日 効率と速度が極限まで高まり、酸欠状態を起こしている現代の社会。わたしたちは待つことができなくなった。「待つことは、待たれているものとのあいだの、切っても切れない、しかしけっして埋めることのできない距離を、いたみとともに、しかしあくまでもいつくしみともに、ひきうけること」。「待つ」ことを取り戻し、ふたたび自らを未知に開き、他者を信頼するために――。文庫版のための書き下ろし「二十年後の「待つ」」を収録。 目次 まえがき 1 焦れ 2 予期 3 徴候 4 自壊 5 冷却 6 是正 7 省略 8 待機 9 遮断 10 膠着 11 退却 12 放棄 13 希い 14 閉鎖 15 酸欠 16 倦怠 17 空転 18 粥状 19 開け あとがき 二十年後の「待つ」――文庫版のための、ささやかなあとがき 著者プロフィール 鷲田 清一 (ワシダ キヨカズ) (著) 1949年、京都生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。大阪大学総長、京都市立芸術大学理事長・学長を歴任。大阪大学、京都市立芸術大学名誉教授。専門は臨床哲学・倫理学。著書に『モードの迷宮』(サントリー学芸賞)、『「聴く」ことの力』(桑原武夫学芸賞)、『「ぐずぐず」の理由』(読売文学賞)、『死なないでいる理由』『〈ひと〉の現象学』『所有論』など多数。 (版元より)

  • 哲学対話日記 3

    ¥1,000($6.57)

    SOLD OUT

    著者:麻生修司、井尻貴子、江藤言暁、小川泰治、片柳那奈子、古賀裕也、竹岡香帆、得居照、野ヶ本あずさ、藤本彩来、藤本芽生、藤本祐子、堀静香、增田陽子、安本志帆、山岡大地、山本和則 リトルプレス 2026年5月 B6、132頁 1,000円(税込) 編集:小川泰治、增田陽子 表紙デザイン:こやまりえこ シリーズ累計3,000部発行 哲学対話にまつわる一日の対話と思索と日記のアンソロジー 哲学対話では、あえて語られなかったことがたくさんある。 哲学対話は時間とともに終わるけど、あの時間は、人のなかで続いている。 目次 ひとそれぞれ なぜ人は人を推すのか 「さみしい」ってなんですか 運命ってあるんですか 勿体無いって、だれにとって? なぜだれかはだれかにいじわるをするの? 世の中ブロイラーみたいで気持ち悪くない? 民度ってなんだろう? コロンブスの船 母の日に本当に感謝してますか? おひとりさま もしも世界が食べられるものでできていたら ほか、計17編 *執筆者による哲学対話「人の日記、読みたいと思う?」も収録 (版元より)

  • 哲学対話日記2

    ¥1,000($6.57)

    リトルプレス 2025年5月発行/B6/106頁/1000円 ■表紙デザイン:こやまりえこ ■企画:小川泰治 ■編集:小川泰治・増田陽子 ■著者:麻生修司、井尻貴子、江藤信暁、小川泰治、片栁那奈子、竹岡香帆、得居千照、藤本彩来、藤本芽生、堀静香、増田陽子、松川えり 「哲学対話日記」シリーズ最新作。 コラム「哲学対話のことばたち」も入って哲学対話への入門にも! 人と集まって日常とは異なる空間をつくり始める「哲学対話」の時間は、だれかの日常生活とゆるやかにつながっている。街で、学校で、オンラインで、ハワイで、家族と、友だちと。 学生、教員、会社員、哲学対話の実践者などさまざまな立場の著者が哲学対話をした日の対話と問いと生活の日記アンソロジー。 人と話し、共に考えることに関心をもつ人、自分は対話に参加することは抵抗があるけれど、だれかの生活の中の思考に触れてみたい人に。哲学対話って聞いたことあるけどどんなことなんだろう?と思っている人へのちょっと変わった視点からの入門にも。 ■主要タイトル:ネガティブな気持ちになった時に、どうすれば早く立ち直れるか/名前って結局なんなんだろう?/たけのこの里ときのこの山、どっちが好き?/ここにこれてよかった?/受け入れることと自己犠牲はなにがちがうのか/人はなぜ働くのか?/人を好きになるってどういうことか? (版元より)

  • 哲学対話日記

    ¥1,000($6.57)

    著者 麻生修司、井尻貴子、江藤信暁、小川泰治、荻野陽太、片柳那奈子、古賀裕也、竹岡香帆、得居千照、堀静香、山本和則 リトルプレス 企画立案・編集 小川泰治 表紙デザイン こやまりえこ 判型B6/106ページ 人と集まって日常とは異なる空間をつくる哲学対話の時間は、それぞれの日常とゆるやかにつながっている。街で、バーで、学校で、オンラインで、家族で哲学対話をしている11名による対話のあった日の日記18本を収録。 ※本書の売り上げから印刷費や発送料等を除いた金額全てを寄付いたします。 ■目次 2013年 12月22日(日) 演じる 山本和則 5 2023年 10月9日(月) ふしぎの反対はあたりまえ? 得居千照 14 11月17日(金) もし生まれ変わるなら?/この世はほんとうに存在するのか? 小川泰治 17 12月8日(金) 何故顔のないあんぱんまんを見てジャムおじさんはニコニコしているのか 江藤信暁 22 12月8日(金) 対等な関係ってどういうことか? 片柳那奈子 27 12月18日(月) エレンの選択は正しかったのか 荻野陽太 33 12月26日(火) 良い子のフリは良い子じゃないのか? 小川泰治 41 2024年 2月11日(日) 演じる 山本和則 47 2月22日(木) 最近なに考えてる? 小川泰治 52 3月8日(金) 哲学対話、やる? 麻生修司 55 3月9日(土) なぜ死ぬのが怖いのか? 得居千照 59 3月10日(日) 対話するってどういうこと? 竹岡香帆 62 3月10日(日) 旅 山本和則 67 3月12日(火) 「個性」は大切か。大切だとすればそれはなぜか。大切ではないとすればそれはなぜか。 片柳那奈子 71 4月1日(月) どうしたら、ともだちになれるかな? 井尻貴子 77 4月6日(土) 何をかんがえて桜を見るのだろう 堀静香 81 4月7日(日) もうちょっとだけ説明してもらってもいいですか 江藤信暁 86 わたしたちは、お互いきっと何にだってなれる 古賀裕也 94 あとがき 103

  • わたしの知らない子どもたち|西川美和

    ¥2,200($14.46)

    発行 palmbooks 四六判 352ページ 定価 2,000 円+税 2,200 円(税込) ISBN978-4-910976-07-5 初版年月日 2026年8月1日 私は、暗闇でものを見られる大人になれるでしょうか。 音楽家の父のもと、ピアノに親しんで育った私は、戦争ですべてを失い、 生きるために、自分を偽ることを選んだ――。 今秋10月16日公開予定となる新作映画の原案小説にして、映画では語りえなかったいくつもの物語が、情景が、心象が……「生きる」ことにどこまでも真摯なその姿が胸にのこって離れない、戦渦を生きたひとたちが奏でる圧倒的長篇。 「その子たちとの毎日は、汚い格好をして、悪いことばかりおぼえて、ひどい生活だったと思うけど、行くあてのなくなった私には、真っ暗な中に灯った小さなランプのような、あたたかい居場所でした。世の中のうつりかわりや、みるみる新しくなる世界の明るさが私たちから見ればしらじらしくて、誘われても、戻りたい場所とは思えなかったのです。」 ーー本文より 著者プロフィール 西川美和 (ニシカワミワ) (著) 1974年広島県生まれ。2002年『蛇イチゴ』で長編映画監督デビュー後、『ゆれる』『ディア・ドクター』『永い言い訳』『すばらしき世界』を発表。本作を原案とした『わたしの知らない子どもたち』が2026年秋公開。映画監督としての活動とともに文筆家として、小説『ゆれる』『きのうの神様』『その日東京駅五時二十五分発』『永い言い訳』、エッセイに『映画にまつわるxについて』『遠きにありて』『スクリーンが待っている』『ハコウマに乗って』などの著書がある。 (版元より)

  • お金信仰さようなら|ヤマザキOKコンピュータ

    ¥1,980($13.01)

    帯の色は版ごとに異なります 発行:穴書 四六判 224ページ ビニールカバー 定価 1,800 円+税 1,980 円(税込) ISBN978-4-911714-00-3 初版年月日 2026年2月10日 働いて働いて働いて働いて働いて、 収入を伸ばし、貯蓄を増やし、経済最優先の社会の中で、 労働と成長ばかり求められてきた。 私たちは、「お金信仰の時代」に生まれ育った。 しかし、一部の間ではもう新たな時代が始まっている。 ーーーーー ・どれだけの資産があれば人は幸せになれるのか? ・売れないものには価値がないのか? ・経済成長すれば私たちの暮らしは豊かになるのか? 金融界のみならず、国内外のパンク・シーンや多種多様な地下カルチャーを渡り歩いてきた著者が、 そこで培った独自の視点でひとつひとつの疑問を解き、 貯蓄でもなく、選挙でもない、新しい選択肢を提示する。 『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』(6刷)で話題をさらった、 投資家でパンクスの著者による最新作。 今度こそ、くそつまらない未来は変えられる。 お金信仰が終わったあとの時代で、 何を指針に生きるのか? まだ名前の付いてない、新たな時代へと突き進む私たちのための入門書。 ◯ 目次 この本を書くにあたって 第1章 自分の〈いま〉に名前を付ける  お金を信仰する時代  退屈で残酷な、グローバル資本主義社会  お金の大小しか見ない、一次元的な世界観  ①市場信仰  ②貨幣信仰  お金ではなく、お金信仰に別れを告げる 第2章 未来に不要なものは置いていく  新しい時代の歩き方  ハードコアパンクバンドが示してくれたアンサー  お金持ちになったら幸せになる?  国が豊かになったら貧困問題は解決する?  〈見えざる手〉は人々の理想を実現できる?  私たちの暮らしは本当に豊かになっている?  お金がここまで強く信仰される理由 第3章 新しい価値観に名前を付ける  新たな世代の、新たな価値観  アメリカのFIREムーブメント  中国の寝そべり主義者宣言  パラレルワールドをいまからやる  欧州パンクの共同体における知性あふれる価値観の共有  昔の商店街に見る、活気主義の世界  自分が本当に価値を感じるもの  接続性=人や社会とのつながり×文脈としてのつながり  ①社会的接続価値  ②文脈的接続価値  お金信仰は終わらせる力、接続性はつなぐ力  お金信仰に別れを告げるときが来た   さいごに  私が出した、ひとつの答え 著者プロフィール ヤマザキOKコンピュータ (ヤマザキオーケーコンピュータ) (著) 株式会社「穴書」代表。文筆家・投資家。 Newspicksをはじめ、様々なメディアで執筆。 日本証券業協会「100年大学 投資はじめて学部 ONLINE」や「ビジネスドライブ! by SBI証券」に出演。 著書『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』(タバブックス)は6刷。 地下のカルチャーや金融の世界など、異なる領域を横断しながらオルタナティブな価値観を探求している。 (版元より)

  • 30年目の手記

    ¥2,750($18.07)

    発行 阪神淡路大震災を記録しつづける会 2026年6月1日発行 『30年目の手記』は、1995年から現在まで震災体験の手記集の出版を行っている「阪神大震災を記録しつづける会」の取り組みをもとに、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)および災間文化研究会によるリサーチプロジェクト「災間スタディーズ:震災30年目の“分有”をさぐる」(2023年11月〜2025年3月末)の一環として行われた手記募集プロジェクトです。 「阪神・淡路大震災にまつわる手記を募集します。お寄せいただくエピソードは、震災当時に限ったものではありません。震災から30年のあいだにあったことや感じたことなど、誰かとわかちあいたいエピソードをお書きください」。この呼びかけ文とともに、2024年1月17日から約1年にわたって手記を募集しました。 阪神・淡路大震災から「30年目の手記」:https://kiito.jp/saikanshuki/ 書籍「30年目の手記」は、寄せられた125編の手記を収録しています。 震災で生業を失った人、被災地と日常のギャップを感じた人、被災地を外から見つめた記憶に葛藤を抱く人、日々のなかに小さな幸せを見出した人、震災後に生まれ親世代に思いを馳せる人──さまざまな時間を生きた言葉が集まりました。 手記は、執筆者の年齢順に並べられています。震災後に生まれた10代、20代、震災当時に子どもだった30代、40代、大人として経験した50代から90代。それぞれの時間のなかで、震災という出来事に触れようとした言葉が並んでいます。 また、ページの下部には、2025年1月から過去へと遡るタイムラインとして、震災にかかわる社会的な出来事を記しています。個々の手記と社会の時間の流れを行き来しながら、読者のみなさんのそれぞれの経験を重ねることで、震災という出来事の輪郭を掴んでもらえればと思っています。 文庫サイズのハードカバーで設えた本書は、ありふれた日常のかけがえのなさを手元で感じてもらえることを意図しています。 アートワークに五月女哲平さん、書籍デザインに横木美奈子さん(CACSI LLC.)、ストラクチャーディレクションに片田友樹さん(micelle ltd.)を迎え、災厄の記録や継承に関心のある方々はもちろん、広くアートや表現に関わる方々にも関心をもっていただける仕様です。 本書は、災害が多発し、分断が幾重にも走る今、あるひとつの出来事にたいして異なる背景を持つ人々が安心して言葉を寄せる場所をつくることの一例としても受け取っていただければと思っています。 (版元より)

  • sees magazine vol.02 藝える 今、私たちは何を植え、何を育むのか

    ¥2,640($17.35)

    発行元:株式会社やまとわ サイズ:B5変形 ページ:152ページ 言語:日本語 ISBN:978-4-9913984-1-4 定価:2,400円+税(10%) 編集長:奥田悠史 編集:黒岩麻衣、川合沙代子、市川雪乃 デザイン:太田真紀、前澤知美 今号で取り上げるテーマは「藝(う)える」。 「芸術」の“芸”という字には、「藝」と「芸」という2つのかたちがあります。 本来、「藝」は時間をかけて何かを育むこと、「芸」は草を刈り取ることを意味していました。 物事のスピードが加速し、短い時間での成果が求められるいま。じっくりと何かに向き合うことは、以前よりも難しくなっているのかもしれません。 そんな時代の中で、「藝える」という言葉を手がかりに、いま私たちに必要な姿勢とは何か。各地での取材を通して、あらためて見つめ直していきます。 目次 特集 「藝える」 今、私たちは何を植え、何を育むのか 哲学者・永井玲衣さんと“藝える”について考える編集会議 わたしとアートの距離は、いつ生まれたのだろう -「藝える」から紐解くビリビリ鼎談 / ロジャー・マクドナルド × 野村政之 × 奥田悠史 芸術という営みから人間を見つめ直す 「芸術人類学」というまなざし /人類学者・石倉敏明さん 利他という奇跡を起こすには / 美学者・伊藤亜紗さん 宮沢賢治が藝えたもの 100年前の最先端・宮沢賢治と歩く「未来」と「幸福」のカタチ / 独立研究者・岡田基生さん 宮沢賢治『虔十公園林』 絵:淺井真至 賢治が見た風景 足跡の先にある風景を探して - 新政酒造の酒造りにみる、農民芸術の現在形 / 佐藤祐輔 × 井上岳一 藝える人 トンコハウス 堤大介さん「好奇心さえあれば、自分の道は見つけられる - トンコハウス・堤大介がアニメーションの向こうに見る夢」 ブックアーティスト 太田泰友さん「表現したいという衝動が、森に向かう原動力 - ブックアーティストがいま森の中で考えていること」 藝える人 03 - 田楽座 中山さん「その芸に生活は宿っているか - いま民俗芸能を演じ、伝えていくということ」 浮いてまう。──徳山村、増山たづ子さんが遺した「生」 受け取った人からの手紙 / 京都大学名誉教授・田中克 取材を終え、いまふたたびの哲学対話 ー問いを藝えつづけるためにー Series わたしたちが共に生きるための、ちょうどいいテクノロジーとは - みんなでつくる「より強く、より速い」だけではない社会 / 緒方壽人 × 奥田悠史 マンガ『視点』 vol2. わたしがいちばん 絵:そねぽん 土と水から、民主主義を問い直す / greenz.jp 編集長・増村江利子 アフリカの農村から問い直す、生と死、そして失敗という特権 / Dots for Inc. 代表・大場カルロスさん 薄っぺらでないもの、あるいは残ってほしい文化遺産 / ノンフィクション作家・島村菜津 藝える、歩く。 絵:小島有 森の素材ラボ 伊那谷風土展 絵:マメイケダ (版元より)

  • せんそうって|文・永井玲衣/写真・八木咲

    ¥2,200($14.46)

    SOLD OUT

    発行 講談社 発売日 2026年07月23日 ISBN 9784065441374 判型 四六変型 定価:2,200円(本体2,000円) ページ数 208ページ せんそう、あなたはなんですか? この社会を生きるひとびとの多くが「戦争を知らない」世代になった今、 わたしたちは、どうやって/どのように「せんそう」を知り、語るのか――。 哲学者・永井玲衣と写真家・八木咲が立ち上げた「せんそうってプロジェクト」。 二人が見て・きいた「せんそう」の声を、記憶をあなたに手渡す、「せんそう」を語る言葉と出会い、探すドキュメンタリー。 世界中で戦争が起こっているのに、わたしたちは「せんそう」をあまりに知らない。 でもわたしたちは、本当は「せんそう」を知っている。 「せんそう」を経験している。「せんそう」を生きている。 初出 「せんそうを知っているわたしたち」…「群像」2024年7月号、「せんそうって」…「群像」2024年9、11月号、2025年1、3、5、7、11月号、2026年3月号、「ぼろぼろ」…「群像」2026年7月号。書籍化にあたり、加筆・修正いたしました。 著者紹介 著: 永井 玲衣(ナガイ レイ) 人びとと考えあう場である哲学対話を幅広く行っている。せんそうについて表現を通し対話する、写真家・八木咲との「せんそうってプロジェクト」、後藤正文らを中心とするムーブメント「D2021」などでも活動。著書に『水中の哲学者たち』『世界の適切な保存』『さみしくてごめん』『これがそうなのか』。第17回「わたくし、つまりNobody賞」を受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。 写真: 八木 咲(ヤギ サキ) 写真家。 (版元より)

  • 戦争中の暮しの記録

    ¥2,750($18.07)

    SOLD OUT

    編集 暮しの手帖編集部 2,750円(税込) B5判292ページ ISBN978-4-7660-0103-7 一冊まるごとを戦争中の暮しの特集にあてた『暮しの手帖』1世紀96号(1968年夏)を保存版にした書籍です。 終戦から22年の歳月が経った1967年、『暮しの手帖』は、戦時下の「庶民の日常の記憶」を集めようと、「戦争中の暮しの記録」の投稿を呼びかけました。高度経済成長に沸く日本において、あの暗く、苦しく、みじめだった戦争の記憶は、もはや思い出したくない、忘れてしまいたい過去のことだったでしょう。ところが、総数1736編という驚くべき数の原稿が寄せられ、当時の編集長の花森安治と編集部員たちは、全身全霊を傾けてこの企画に取り組み、一冊に編み上げました。 市井の人々は、なにを考え、なにを食べ、なにを着て、どんなふうに暮らし、死んでいったか、生きのびたのか。半世紀の時を経て、あの「戦争」を今に伝える、不朽のロングセラーです。 目次 戦場 いろいろの道具/わたしの写した教科書(清水安子)/若き日よふたたびはかえらぬものを/焼跡の卒業式/壕舎にも召集令状は来た/ちまたに雨の降る如く/この日の後に生まれてくる人に 日日の歌(勝矢武男) 配給食品日記(平岡峯太郎) お願い申します それでも私は生きる(田上ユイノ)/子供をたのむと一言(石井スエ)/さまざまのおもい(村上せん) 疎開 無理に疎開させた子が疎開先で爆死(柿谷実子)/捨ててあるものを拾ってたべる暮し(渡辺とよ子)/夫の出征中に強制疎開でついに廃業(森井勢以)/疎開荷物を預かるほうにも多い苦労(熊谷さち)/一家離散したまま再び揃うことなく(清沢ひろ子) 東京大空襲 火(島野康子)/死(黒岩保子)/熱(坂本千枝子)/命(谷口ますみ)/家(紀禮子)/隣(坂本千枝子)/傷(松岡婦志)/煙(藤木治子) わが町は焼けたり 燃えたはずなのに(中杉知誉子)/手を振る敵機(服部秀子)/タンスをお棺に(宮治千枝子)豆粕を押しいただく(神林範)/早よ降参したらええ(小森美恵子)/防空壕に埋まる(佐藤弘子)/くさった握飯(尾関岩二)/運命の給料日(西本恵三子)/逃げる(河原富志恵)おしゃれの効用(高橋君子)/爆弾ともしらず(松田経子) 一九四五年八月六日 黒い雨(村上芳子)/わが子(小久保よう子)/駅から(野村ぬい)/やけど(橋本朝江)/次の朝(星野佳以子) 大阪全滅 こんな所で負けたらあかんと人を押しのけ(勝きみ子)/防空壕の中の物まで灰になってしまって(今田やす) 飢えたるこどもたち お手玉の大豆(康本君子)/二日間歩いて脱走(上沢美和子)/いなごの青い汁(渡辺玲子)/おやつの食塩(森川玉江)/食べすぎ(山下隆男)/腹下しをかくして(梅野美智子)/絵にかいたお菓子(中村桂子) おてがみ(大和田一子、今泉タマ) 村へやってきた町の子 食物やって歌わせる(土佐林信江)/先生が子供のぶんまで(藤原徳子) 防空壕と壕舎 トタン小屋(戸田達雄)/屋根のカボチャ(松本栄子)/役に立たぬ防空壕(江間道子)/まるで仙人の暮し(藤木治子)/機銃掃射で助かる(小久保勘市)/女手ひとつで作る(土谷義)/防空壕は断念して(中山筆子) 小学生 きたかぜふいているときにつくつたかんそういも(田中よし子)/のどがかわいてもみずものめないでざいもくはこび(富田美鶴)/ひもじさにひとのべんとうをぬすんでたべたこども(浦田邦子)/こわされたふろやのいろのついたタイルがほしかつた(太田真理子)/きのみをひとつたりまつやにをとつたりしたやまのこ(中川三郎)/ひるはこどもよるはすいへいさんがつかうきようしつ(小関春子)/あのころのこどもはこんなふうにくらしてた(太田芳江)/十五キロもあるとなりむらへひとりでかいだしにゆく(江川佐一)/まいにち四キロのみちをがつこうへはだしでいつた(松本和子) 油と泥にまみれて 飛行場(横山譲二)/軍帽(梶川裕子)/放送(木内勝子)/機関砲(片山アヤ子)/車検(稲田好子)/撃茎(古橋賢造)/航空廠(森崎和江) 食 海水のおかゆ(戸原照子)/豆ご飯(喜多三重子)/糠の団子(新井オイツ)日の丸弁当(草野知代子)/雑炊食堂(柏木七洋)/ジャガ芋(小久保よう子)/かぼちゃの葉(岩森道子)/ごった煮(内田長三郎) 酒・たばこ・マッチ・石けん・長ぐつ・油 暗い灯(端慶覧長和)/たばこをまく(細矢充栄)/手作りの靴(古川雅子)/あく洗い(高井薫)/やみ酒(小久保勘市)/月下の食事(遠藤風子)/行列の場所とり(内田長三郎)/電柱の利用(神守きよ子)/海ほたる(横田好子)/松の明り(南郷よね子)/雪はだし(味方瞳) 路傍の畑 どぶ板の上にも野菜はそだつ(内田長三郎)/御堂筋の歩道を掘りかえして(守先花子)/三合程の大豆を一斗にせよと(山田千野) 産婆さんは大忙し ろーそくの火の下で(石井園江)/産湯の燃料にこまる(高木ちよ) ゆがめられたおしゃれ 佳人薄命(小久保よう子)/千枚通し(笠井幸子)/地下足袋(黒滝正子)/女子挺身隊の記念写真(岩瀬田鶴子) 恥の記憶 紀元節の買出し(内田長三郎)/女生徒の病気(木沢敏子)/先生のピンはね(山下隆男)/疎開地の女ボス(飯森加代子)/白米の弁当(上池達男)/疎開っ子(佐野寛)/乾パンどろぼう(藤原正高)/生めよふやせよ(内藤咲枝) 汽車は行く 宇都宮から大阪へ(山中二郎)/東京から静岡へ(山内祥子)/八幡-千丁間(芝崎総夫)/東京から山形へ(値賀アイ) いろいろ 薪の塩だし(篠田良一)/血清(中村のぶ子)/千人針(土屋政江)/父の免職(岡井敏)/犬を連れて(池田ゆき子)/取急ぎ結婚(種岡敏子)/つくろい屋(小幡玻矢子)銭湯(原多美江)/女教師の宿直(安土文子)戦死(内田茂子)心の隅にのこる汚点(河原富志恵)/全羅南道光州東公立中学校(白土時雄)/ある教え子の死(小林綾子)/自分だけ白い飯を食べる神経(渡辺秀子)/カラフトのいも作り(山口清子)/東京の下宿(高畠健)/防空演習(柏木七洋)/台湾の嘉義の防空壕(太田光子)/じゃま者あつかい(大山輝子)/竹槍(田島泰子)/ある微用工(吉本元太郎) 父よ夫よ お通夜の炭(藤岡タヅ)/家の下に(矢島興志子)/駅頭のわかれ(向坂淑子)/君死に給う(久末栄)/いわしの箱(三田庸子)/暮れかけた道(林優子) 百姓日記(田中仁吾) 附録 1 戦争中の暮しの記録を若い世代はどう読んだか/1215名の若い人たちについて 2 戦争を体験した大人から戦争を知らない若い人へ/やっと発言しはじめた戦中派 (版元より)

  • 恋愛の哲学|戸谷洋志

    ¥1,760($11.57)

    SOLD OUT

    発行 晶文社 四六判並製 236頁 定価:1,760円(本体1,600円) 978-4-7949-7411-2 C0095 〔2024年2月〕 狂うのが、愛。 憎むのが、恋。 哲学は「恋愛」を語ることから始まった。 クズへの愛はなぜ成立するのか? なぜ私は愛されたいのか? 永遠の愛はどこまで続くのか? ――すべて哲学が答えます。 現代に流れる「ロマンティック・ラブ」の幻想を解体する驚愕の哲学入門!!! 紹介するのは、プラトン、デカルト、ヘーゲル、キルケゴール、サルトル、ボーヴォワール、レヴィナスの七人。彼らはそれぞれが違った仕方で人間と世界の関係を捉え、その人間観の中で恋愛(哲学)を論じている。恋愛とは何かを考えることは、そもそも人間とは何かを問い直すことを要求する。本書ではそれらを全体として再構成することで<恋愛>を広い視野の元で捉え直していく。 【目次】 はじめに 第1章 なぜ誰かを愛するのか?――プラトン 第2章 なぜ恋愛に執着するのか?――デカルト 第3章 なぜ恋人に愛されたいのか?――ヘーゲル 第4章 永遠の愛とは何か?――キルケゴール 第5章 なぜ恋愛は挫折するのか?――サルトル 第6章 女性にとって恋愛とは何か?――ボーヴォワール 第7章 なぜ恋人と分かり合えないのか?――レヴィナス おわりに ◇戸谷洋志(とや・ひろし) 1988 年東京都生まれ。関西外国語大学英語国際学部准教授。法政大学文学部哲学科卒業後、大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。ドイツ現代思想研究に起点を置いて、社会におけるテクノロジーをめぐる倫理のあり方を探求する傍ら、「哲学カフェ」の実践などを通じて、社会に開かれた対話の場を提案している。著書に『ハンス・ヨナスの哲学』(角川ソフィア文庫)、『ハンス・ヨナス 未来への責任』(慶應義塾大学出版会)、『原子力の哲学』『未来倫理』(集英社新書)、『スマートな悪 技術と暴力について』(講談社)、『友情を哲学する 七人の哲学者たちの友情観』(光文社新書)、『SNSの哲学リアルとオンラインのあいだ』(創元社)、『親ガチャの哲学』(新潮新書)など。2015年「原子力をめぐる哲学――ドイツ現代思想を中心に」で第31回暁烏敏賞受賞。

  • 反戦ZINE

    ¥1,100($7.23)

    発行 タバブックス 編 gasi editorial 構成 浪花朱音 デザイン 和田拓海 表紙作品 葛原美晴 表4作品 にゃんとこ(斎藤ぽん) B6判・並製・70ページ 2026年7月22日発売 ISBN978-4-907053-85-7  C0095 定価 1000円+税 世界中で人の命が奪われ続けている。日本は今、戦争ができる国へと近づいている。そんな中、戦争反対の声がひろがっている。大勢で、ひとりで。暮らす地域で。自分にできるかたちで、模索しながら声を上げる人がたくさんいる。戦争をするな。人の命や尊厳を奪うな。2026年夏、「反戦」する人々の行動とことばを1冊に残す。gasi editorial第9弾! 【目次】 壊れた日々へ / うみ 故郷福岡でクソデカフラッグを振る / フユコ 平和は私がつくる、でもどうやって? / さよっこ わたしのまちから 戦争放棄 / モリテツヤ みんな自由に、ばらばらに。 / Nami. 有事の際に走れる靴 / 安達茉莉子 死ぬまで遊び続けたいから戦争反対 / にゃんとこ 斎藤ぽん 「どうして無力だと思いたがるのか。あるよ。ひとりにはひとり分。力が。」 / 植本一子 「戦争ゆるさんほんとにやだいいかげんにしろブックフェア」のこと / 花田菜々子 私たちの #NOWAR / 六多いくみ (版元より)

  • 老いに追われて|畑中章宏

    ¥2,200($14.46)

    SOLD OUT

    写真 佐内正史 解説 町田康 発行 rn press 四六変形判 縦168mm 横128mm 並製 価格 2,000 円+税 2,200 円(税込) ISBN978-4-910422-26-8 発売日 2026年4月24日 「わたしは母をすててきたばかりである」という作家自身の言葉からこの本は始まる。 本書は民俗学者である畑中によるエッセイ要素の強い「生きるための民俗学」。誰もが直面する親の老い、そして自分自身の老いについて、民俗学の視点を交えながら掘り下げていく。 姥捨伝承、昔話、神話、不老長寿、貝原益軒『養生訓』、有吉佐和子『恍惚の人』、カフカ『変身』を横断しながら「老い」と「生い」を紐解く。現代を生きる多くの人が、いつか必ず直面する選択に向き合う一冊。 写真=佐内正史 解説=町田康 ◯ 私は母をすててきたばかりである。 私にかぎらず日本人は、 これまでにおびただしい数の母をすててきた。 その証拠に、この列島には姥を捨ててきたと 言い伝える場所が数多く残っているのである。(本文より) ◯ 目次 一 母をすてる 二 翁の正体 三 不老長寿の願い 四 『養生訓』を読む 五 隠居はかなえられたか 六 いじわるばあさんの孤独 七 老いらくの恋の顛末 八 恍惚の人びとはどこにいたのか 九 「ポックリ往生」と「ぼけ封じ」 一〇 「養老」と「敬老」という言葉 一一 父を看取る。幸田露伴とその娘 一二 老人と子どもの絆 一三 カフカの『変身』は老人介護を描いているのか 一四 死に急ぐ年寄りたち 一五 臨終の風景 一六 老いの坂、登れば 最終章 老いに追われて 著者プロフィール 畑中章宏 (ハタナカアキヒロ) (著) 一九六二年、大阪生まれ。民俗学者。災害伝承、民間信仰から流行現象まで、幅広い領域に取り組む。著書に『天災と日本人』『廃仏毀釈』(以上、ちくま新書)、『災害と妖怪』(亜紀書房)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)、『死者の民主主義』(トランスビュー)、『五輪と万博』『医療民俗学序説』(ともに春秋社)、『宮本常一』(講談社現代新書)、『新・大阪学』(SB新書)、『小泉八雲 「見えない日本」を見た人』(光文社新書)、『『忘れられた日本人』をひらく』(若林恵との共著。黒鳥社)など多数。最新刊は『オルタナティブ民俗学』(島村恭則との共著。誠光社)。 (版元より)

  • 水平線を歩く|のせなな

    ¥1,540($10.12)

    SOLD OUT

    絵 廣田碧(看太郎) 発行:いい風 B6変形判 縦174mm 横107mm 144ページ 並製 価格 1,400 円+税 1,540 円(税込) ISBN978-4-9914173-3-7 初版年月日 2026年3月15日 出兵前夜の青年たちが遺した言葉に、いまを生きる私から返事を綴る―― 「彼らの言葉に耳を傾け、いまの目で読み、いまの言葉でこたえること。その対話のなかで、経験していない戦争が、少しずつ「自分のこと」になっていく気がしている。」(「はじめに」より) 14歳の時、知覧の特攻平和会館を訪れてから、戦争体験と記憶の継承をめぐる課題に心を寄せ続けてきた著者・のせなな。アジア・太平洋戦争末期に戦没した日本の学徒兵の遺書を集めた遺稿集『きけ わだつみのこえ』への「きわめて個人的な視点」からの応答をとおして、戦争を体験していない世代による「記憶の継承」を試みたエッセイ集。 ◯ 私は戦争を知らない。けれど、知ろうとしてきた。知ることを、ずっと試みてきた。それでも語っていいのかという迷いや怖さはずっとつきまとう。自分が経験していないことを語るのは、いつだって難しい。それでも、誰かが語らなければ、なかったことになる。その危機感が私を突き動かす。 (本文より) ◯ 目次 はじめに 森茂/松永茂雄 板尾興市 「海の向こうの国に行きたいと思った」 杉村裕  「戦争に行った人にしか分からない地獄がある」 横山末繁 「あんな怖い思いは誰にもさせたらあかん」 「言葉が生まれた文脈までもを理解する」 長谷川信 佐々木八郎 吉村友男 「私はそんな話をずっと聞いていたい」 松永茂雄 平井摂三 上原良司 「今も戦争体験者は増え続けている」 松原成信 おわりに 水平線を歩く 著者プロフィール のせなな (ノセナナ) (著) 文筆家。1995年生まれ、神戸市在住。 インタビューやエッセイを通して、大きな物語の陰に埋もれた、小さくて分かりにくい言葉を掬い上げている。 大学時代に「特攻隊員の死生観」を研究したことをきっかけに、戦禍に残された若者たちの言葉と向き合い続けてきた。自らが経験していない戦争の記憶を、正しく受け取り、語ることはできるのか。その問いを軸に、執筆と対話を重ねることがライフワーク。 趣味は手紙を書くこと。 廣田碧(看太郎) (ヒロタミドリ) (絵) デザイン事務所でグラフィックデザイナーとして活動後、2015年から実家の稼業である看板屋の2代目を継ぐ。手書きのレタリングやドローイング、グラフィックといった平面のデザインを、電飾や看板など、さまざまな素材・媒体を用いて空間への展開を試みる。店舗や、ブランド、イベント、展示などのロゴ・CIのデザインも行い、看板のもつメディアとしての可能性を探求するための自主企画として『超看板』を2017年に開催、現在は衰退しつつある、看板のペイント技術の普及も目指している。 (版元より)

  • 幸福論|アラン

    ¥1,760($11.57)

    白水Uブックス/思想の地平線巻次:1143 翻訳 串田孫一/中村雄二郎 発行:白水社 新書判 300ページ 定価 1,600 円+税 1,760 円(税込) ISBN978-4-560-72143-8 発売日 2025年6月3日 もっとも読みやすい幸福論 「本物の不幸もかなりあるにはある。そうだとしても、人々が一種の想像力の誘惑によって不幸をいっそう大きくしていることには、依然としてかわりない。自分のやっている職業について不平を言う人に、あなたは毎日、少なくともひとりぐらいは出会うだろう。そして、その人の言い分は、いつでも十分もっともだと思われるだろう。どんなことでも文句をつけられるものだし、なにも完全なものなどないからだ」 リセで哲学教授として長らく教鞭を執っていたアランの哲学は、想像力の暴走に身を委ねたり、抽象思考に終始するのでなく、また何か特別な状況を必要とするのでもない。日常を生きる場で、幸福への道筋を見つけだしていくのである。 自分自身の気分の揺らぎがときには不幸の悪循環をもたらす。不安に苛まれる時代にあって、いかに幸福を得るかの心の持ちようを教えてくれる、アラン畢生の名著。 目次 1 名馬ブケファロス 2 苛立ち 3 悲しいマリー 4 神経衰弱 5 ふさぎの虫 6 情念 7 神託のおわり 8 想像力について 9 精神の病い 10 気で病む男 11 医薬 12 微笑 13 事故 14 惨劇 15 死について 16 態度 17 体操 18 祈り 19 あくびの仕方 20 不機嫌 21 性格 22 宿命 23 予言的な魂 24 われわれの未来 25 予言 26 ヘラクレス 27 楡の木 28 野心家たちへ 29 運命について 30 忘却の力 31 大草原にて 32 近隣の情念 33 家庭で 34 心づかい 35 家庭の平和 36 私生活について 37 夫婦 38 倦怠 39 速力 40 賭け 41 期待 42 行動する 43 行動の人 44 ディオゲネス 45 エゴイスト 46 王は退屈する 47 アリストテレス 48 幸福な農夫 49 労働 50 制作 51 遠くを見よ 52 旅行 53 短刀の曲芸 54 大げさな言辞 55 泣き言 56 情念の雄弁 57 絶望について 58 憐れみについて 59 他人の不幸 60 慰め 61 死者の崇拝 62 まぬけな男 63 雨のなか 64 興奮 65 エピクテトス 66 ストイシズム 67 汝みずからを知れ 68 楽観主義 69 解きほぐす 70 忍耐 71 親切 72 悪口 73 上機嫌 74 ある療法 75 精神の衛生 76 乳への讃歌 77 友情 78 優柔不断 79 儀式 80 新年 81 祈願 82 礼儀 83 生活知 84 喜ばせる 85 医者プラトン 86 健康法 87 勝利 88 詩人 89 幸福は美徳 90 幸福は寛大なもの 91 幸福である法 92 幸福たるべき義務 93 誓うべし  訳者あとがき(中村雄二郎)  解説 寝るまえ5分の『幸福論』(髙山裕二) 著者プロフィール アラン (アラン) (著) 本名エミール・オーギュスト・シャルティエ(1868‐1951)。 「アラン」はペンネーム。フランスの哲学者で、パリのアンリ4世校など名門リセで哲学教授を務めた。抽象思考に終始するのではなく、わかりやすい日常生活の場面の中で、「幸福とは何か」を追究した。著書はほかに『人間論』『諸芸術の体系』『哲学講義』など。弟子にアンドレ・モーロワやシモーヌ・ヴェイユがいる。 串田 孫一 (クシダ マゴイチ) (訳) 1915-2005年 1939年東京大学卒 フランス哲学専攻 主要著書 『串田孫一随想集』(講談社文芸文庫)他 中村 雄二郎 (ナカムラ ユウジロウ) (訳) 1925-2017年 1950年東京大学卒 フランス哲学専攻 明治大学名誉教授 主要著書 『中村雄二郎著作集』(岩波書店) 『チェーホフの世界』(白水社) 『増補版 劇的言語』(共著、朝日文庫)他 主要訳書 アラン『哲学講義』(白水社) グイエ『人間デカルト』(共訳、白水社)他 (版元より)

  • 仕事と日本人 新版|武田晴人

    ¥1,210($7.95)

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    ちくま文庫巻次:た-107-1 発行:筑摩書房 文庫判 352ページ 定価 1,100 円+税 1,210 円(税込) ISBN978-4-480-44063-1 初版年月日 2026年5月8日 「働かざる者喰うべからず」。 日本では、働こうとしない怠惰は、罪深いものと考えられている。しかし、こうした仕事観が常識となったのは、それほど昔ではない。私たちの御先祖様は仕事を勝手に休んでいた。「仕事の主人」たりえたのだ。それに比べて現代の労働のなんと「不自由」なことか─―。仕事のあり方をたどり、近代的な労働観を超える道を探る「仕事」の日本史二百年。 解説 松沢裕作 目次 第1章 豊かな国の今、問われる選択  1 仕事の入り口の戸惑い  2 若年者の不安定就業―フリーターとスラッカー  第2章 「労働」という言葉  1 「怠惰な」日本人  2 「労働」という言葉の意味と由来  3 「働」という漢字  4 輸入学問・経済学のなかの「労働」  5 忌避される対象としての労働  第3章 「仕事」の世界、「はたらき」の世界  1 イギリスの経験  2 速水融の勤勉革命論  3 勤勉革命の背景  4 「はたらき」は際限のない長時間労働だったのか  5 労働集約的な農家経営と手工業生産  第4章 「労働」観念の成立  1 工場の成立  2 職人の転身  3 職人たちの転落  4 都市の下層社会 5 工女たちの世界  第5章 時間の規律  1 近代における時間の観念  2 労働時間の制限  3 作業時間の標準化  4 定年制  第6章 残業の意味  1 残業の誕生  2 残業の捉え方  3 「義務としての残業」と「責任としての残業」 4 増収の手段としての「残業」  5 残業手当とサービス残業  第7章 賃金と仕事の評価  1 賃金の成立  2 賃金の長期的な変動  3 学歴と俸給  4 「労働」の評価と「仕事」の評価  第8章 近代的な労働観の超克  1 西欧近代のゆがみとしての「労働」観  2 労働の現在  3 再び「仕事」の主人となること あとがき  文庫版へのあとがき  引用・参照文献目録   解説 ポスト・バブル期の「経済学批判」  松沢裕作 著者プロフィール 武田 晴人(たけだ・はるひと):1949年生まれ。経済学博士。専攻は日本経済史。東京大学名誉教授。現在、公益財団法人三井文庫 常務理事・文庫長。近世から現代までの経済現象をさまざまな視角から研究している。主な著書に『日本産銅業史』(東京大学出版会)、『日本の歴史19 帝国主義と民本主義』(集英社)、『高度成長』(岩波新書)、『日本人の経済観念』(岩波現代文庫)、『日本経済史』(有斐閣)がある。 (版元より)

  • 日本国憲法|写真・齋藤陽道

    ¥1,320($8.68)

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    発行 港の人 四六判変型/並製本/本文96頁 1200円(本体価格・税別) 2026年5月3日刊 ISBN978-4-89629-474-3 C0032 日本国憲法は誰のものか? もう一度読み、感じ、考える私たち自身の憲法。 日本国憲法の条文全文に、写真家・齋藤陽道さんのカラー写真を組み合わせたハンディな一冊。 戦後80年、私たちの幸福と平和の土台となってきた憲法を、いまの暮らしのなかでそれぞれの人生を生きる人々の姿を深くとらえた写真とともに読み直す。 もっと切実に、さらに親しみやすく──。 2022年に刊行し反響をいただいた同タイトルの本に、新たに16点の写真を追加収録し、3人の執筆者による憲法についてのエッセイを収めた栞を添えたボーナスバージョンを、新刊として刊行します。 ■栞 「健康で」とは、「文化的な」とは  いしいしんじ 私と日本国憲法  安積遊歩 みつさんへ  関根 愛 ■栞より 日本国憲法の条文は、いまこの国に住まう、すべての人間を守り、救い、苦境から引きあげ、安寧な暮らしを送れるよう、日々、この瞬間も、全文を駆使して働きぬいている。その力のもとはいったいなにか。力をふんだんに働かせるために、なにがしかの助力が、われわれにできないか。──いしいしんじ「「健康で」とは、「文化的な」とは」より 私たち障害者は私たちの身体ゆえに、非暴力無抵抗の平和主義者である。それを自覚し、日々のなかでも「争わず、戦わず」の生き方を主張し続けていきたい。──安積遊歩「私と日本国憲法」より そこにあるのは、協和、平和、理想、愛、信義、尊厳、希求、幸福、良心、生命、自由といった、捉えどころのない言葉の数かずです。これらの言葉は見上げる星ではありません。私たちそれぞれが、ほんらい、その星の一つ一つです。輝くには、私たち自身でその言葉の中身が満ちるよう心がけていかなくてはいけません。──関根愛「みつさんへ」より ■著者 齋藤陽道(さいとう・はるみち) 1983年、東京都生まれ。写真家、文筆家。東京都立石神井ろう学校卒業。2020年から熊本県在住。2010年、写真新世紀優秀賞。2013年、ワタリウム美術館個展。2014年日本写真協会新人賞。 写真集『感動』(赤々舎)、続編『感動、』(赤々舎)、著書『異なり記念日』(医学書院・シリーズケアをひらく、毎日出版文化賞)、『よっちぼっち 家族四人の四つの人生』(暮しの手帖社、熊日文学賞)、『つながりのことば学』(NHK出版・学びのきほん)など多数。 新聞、雑誌の連載等でも活躍するほか、「手話のあるくらし」をさまざまな方法で伝える活動をしている。 (版元より)

  • レジスタンスのまちづくり|慈憲一

    ¥2,200($14.46)

    発行 和久田書房 2026年4月3日発売 四六変形判 仮フランス装 256頁 本体2000円+税 ISBN 978-4-911580-01-1 「嫌いな言葉は“まちづくり”」 阪神・淡路大震災以降、街を遊び倒してきた著者による、地域活性化の軌跡 町内の坂道に民間のコミュニティバスを走らせ、全国からランナーが集まるマラソン大会を企画し、僅か30秒でチケット完売の人気ツアーを考案した男。 兵庫県神戸市灘(なだ)区だけを愛し極めし者、慈 憲一(うつみ けんいち)。 阪神・淡路大震災から30年、ゲリラ活動から行政を巻き込む事業まで、自らが街を遊ぶことで地域を活性化してきた反逆のまちづくり。笑えて、ちょっと泣けて、感嘆が漏れる、日々の暮らしを面白くするためのヒント満載の一冊です。 本書は、著者がこの30年で行ってきた、数え切れない過去の「まちあそび」から、厳選した112本のネタを振り返って書き下ろしたものです。マーケティングでも、まちおこしのための企画でもない、ただ自らが街で楽しく暮らすために実践してきた数々の遊び。それはときにメディアで大々的に取り上げられるものであったり、ときに誰にも知られていないトホホな内容だったりします。そして、そのどれもが、きっとどの街でも誰にでも真似のできる「まちづくり」へと繋がっていくものです。 【目次】 はじめに 第一章 言葉を遊ぶ 第二章 まちを遊ぶ 第三章 山を遊ぶ 第四章 乗り物で遊ぶ 第五章 音を遊ぶ 第六章 飲み食いで遊ぶ あとがき 著者:慈 憲一(うつみ けんいち) 1966年兵庫県神戸市灘区生まれ。大学時代から地元・灘を離れるも震災を機にUターン。神戸市の「まちづくり協議会」に参加し、住民と行政の橋渡し役として復興支援に携わる。灘区だけにこだわったあらゆる企画を手がける、人呼んで「ナディスト」。JR灘駅と摩耶ケーブルを結ぶ「坂バス」発起人、摩耶山再生の会事務局長、灘百選の会事務局長、西灘文化会館管理人ほか、非公式なものも含め灘に関する肩書きは数え切れない。本書が初の著書。 (版元より)

  • 生活史の方法 人生を聞いて書く|岸政彦

    ¥1,155($7.59)

    ちくま新書 巻次 1884 発行:筑摩書房 新書判 304ページ 定価 1,050 円+税 1,155 円(税込) ISBN978-4-480-07713-4 初版年月日 2025年11月6日 地域で、大学で、学校で、家族で、個人で。第一人者による、最良の手引き。 沖縄で30年にわたって聞き取り調査をしてきた著者が、「他者の話を聞く」ことについてまとめた一冊。 「ひとりの人間の、人生の語り」が生活史です。この本は、生活史を聞いて原稿を書き、冊子にまとめて作品とするための手引きとして書かれています。生活史の美しさ・おもしろさから、そのむずかしさ・暴力性まで、これまでの考えをまとめた一冊です。 「この本では、生活史を聞いて書くうえでの、技術的なことを含めたさまざまなことが書かれていますが、本書はいわゆる「マニュアル本」ではありません。……聞き取りをめぐるさまざまなことを書いて、それをきっかけに、他者の話を聞くということについて考えてみたい。この本はそんな本です。」 目次 はじめに――生活史を聞いて、書く 作品としての生活史/誰にでもできること/たくさんの生活史/語りを残す 第一章 生活史とは何か 1 生活史とは 生活史からわかること/生活史のおもしろさ/人生、歴史、意味/広がる生活史 2 生活史の事例 第二章 語り手と出会う ―― 調査という「社会関係」 1 どうやって語り手と出会うか 2 トラウマを抱えた人びと、差別され排除された人びと 安易な理解/聞かないと残らない声/語りの搾取 3 構造的な聞きにくさ 調査の現実/社会的つながりの外へ 4 分断そのものを研究する 『地元を生きる』の調査/聞きやすい範囲 5 「聞き取り調査」ということ自体のわかりにくさ もっとも聞きづらいひと/「普通」の人びとへの調査 6 分断を乗り越える 打越正行という希望/那覇のスナックで/時間をかけて関わる/当事者性とはなにか 7 関係性の網の目の中で 8 キーパーソン、リーダー、活動家 9 語り手と聞き手のジェンダーについて 中立の語りはない/語り手のジェンダー/聞き手のジェンダー/安心して語れる場をつくる 第三章 調査の進め方 1 調査のプロセスに入る 2 聞き取りの依頼とアポ取り 電話でのアポ取り/メールでの依頼/理解のされにくさ 3 インタビューの場所 カラオケボックスとラブホテル/意味をもつ場所 4 手土産 相手に合わせて選ぶ/手土産のもつ意味 5 名刺、同意書、「調査のお願い」 調査倫理/同意の意味 6 録音とメモ、ファイルの管理 カセットテープとがっちゃんこ/レコーダー類/参与観察/録音のタイミング/メモ/音環境/バックアップ 7 謝礼、お礼、聞き取りの後 謝礼とお礼/語り手との関係を続けるべきか 8 ゆっくり休む 第四章 語りの聞き方 1 積極的に受動的になる、あるいはピントを合わせない集中 話を聞くとはどういうことか/言葉の連鎖/積極的に受動的になる/ピントを合わせない集中 2 質問をする/しない 最初の質問/事実関係だけを聞かない/物語は生きている 3 「一般論」と生活史 一般論には一般論しか返ってこない/一般的な語り/千差万別な定型 4 差別的表現とどのように向き合うか 5 ぜんぶは聞けない たまたま語られたこと/それぞれの方法 6 聞き手の自己開示 応答責任/前もっての共有 第五章 聞き手から書き手へ――編集と製本 1 文字化する AIと文字起こし/時間と労力 2 編集する そのまま残す/記録されないこと/文字のほうが情報量が多い/すべてを再現しなくていい/匿名化の問題/特定できる場合/匿名化の方法/「ウラ」をとること 3 本人チェック 例外中の例外/本人チェックのやり方 4 印刷・製本 おわりに 読書案内 著者プロフィール 岸 政彦 (キシ マサヒコ) (著) 岸 政彦(きし・まさひこ):1967年生まれ。社会学者。京都大学大学院文学研究科教授。研究テーマは沖縄、生活史、社会調査方法論。著作に『同化と他者化』『街の人生』『断片的なものの社会学』『ビニール傘』『マンゴーと手榴弾』『図書室』『リリアン』、共著に『地元を生きる』『生活史論集』、編著に『東京の生活史』『沖縄の生活史』『大阪の生活史』『調査する人生』など多数。 (版元より)

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