-
愛の練習|中村季節
¥1,000
リトルプレス 発行 2025年4月6日 文庫サイズ、118ページ 1000円(税込) 『大工日記』に続く、中村季節さんによる日記集第二弾。 ◯ まともな恋愛経験をもたぬ私がはじめてちゃんと人と〝付き合う〟ということをしはじめた数カ月の記録。 (著者より)
-
大工日記|中村季節
¥1,000
リトルプレス 刊行日 2024年12月8日 文庫判、128P 1000円(税込) イギリスで夢破れ利尻島で昆布を干したり東京でアルバイトをしながら暮らしていた女が、家業を継いで大工の見習いをはじめる。その最初の数ヶ月の記録。 (著者より)
-
不確かな日々|星野文月
¥1,980
発行 ひとりごと出版(株式会社オンフ) 1,800円+税 ISBN: 978-4-9913633-1-3 230p 四六変形(H180*W130) 発行日:2025年4月24日 大きな揺れではじまったその年、私は日記を書くようになった。 「お互いを恋愛対象として見ない」というルールではじめた暮らしのこと、親友の引越しで思いがけず空いた心の穴、愛猫や祖父との別れ。 人と一緒にいること、 いられないこと。 忘れてしまうこと、 覚えていること。 思うようにいかない日々の中で、自分の現在地を確かめるように、書きながら暮らした半年間の記録。 まとまらない気持ちを抱きとめるように、今ここで感じていることに耳を澄まし続けた『私の証明』『プールの底から月を見る』、me and you web magazineの連載「呼びようのない暮らし」を経て、3年ぶりとなる新刊は完全書き下ろしの日記集です。 星野文月(ほしのふづき) 1993年生まれ、作家。長野県松本市在住。著作に『私の証明』、『プールの底から月を見る』、me and you little magazine連載「呼びようのない暮らし」などがある。 (版元より)
-
33歳人生行き止まり日記|さのかずや
¥1,320
価格:1,200円+税 A5判 / 無線綴じ / 132ページ / モノクロ 表紙デザイン:chiyo 執筆/制作/編集/誌面デザイン:さのかずや ISBN: なし ◯人生の行き止まりにて、愛について学ぶ 傍から見ればそれなりに「成功した」20代を過ごし、地元に引っ越して起業して直面したのは、挫折につぐ挫折だった。 信用した人間に裏切られ、責任を取らない大人にいいように扱われ、鬱から立ち直った先でお金がなくなって会社をつぶし、できることも気力もなくなり、人生の行き止まりにたどり着いた。 人生の行き止まりでさまざまな人の温かみに触れ、先人たちの書を読み、学んだことは「贈与」と「愛」だった。自分がおこなってきたふるまいは「贈与」でなく「取引」で、すべてのできごとは自分で招いた結果だった。 愛の修練を積み、行き止まりの先になにかを見つけることができるのか。「田舎の未来」(タバブックス)著者の、落ちた人生の1年間の試行錯誤日記。 ◯目次 まえがき 33歳になりました 打算的(でない)関係性 SNSやめるクラブへようこそ 居場所と子育て 心の壁の壊しかた 課題解決と協調 自分を愛さなきゃ人も愛せない ひとりでいられる能力 東京に触り続けて見えること 本業と余剰資本と売上 適度な距離で死に向き合う 人生をかけて呪いを解く 覚悟と突き上げ 自分の限界と特性 仕事をはっきりと断る 殺されないために殺す覚悟 34歳になりました あとがき おまけ ◯著者プロフィール さのかずや 1991年生まれ、北海道遠軽町出身、北海道札幌市在住。株式会社トーチ代表。テクノロジー/創作活動/ローカルの領域で、編集/ライティング/リサーチ/企画などをおこなっている。猫アレルギー。著書『田舎の未来 手探りの7年間とその先について』(タバブックス)。 (版元より)
-
そもそも交換日記|桜林直子/土門蘭
¥2,420
発行:葉々社 四六判 346ページ 並製 定価 2,200 円+税 2,420 円(税込) ISBN978-4-910959-06-1 初版年月日 2022年6月20日 東京と京都。雑談と文筆。 離れた場所で「言葉」を軸に働き暮らす サクちゃん(桜林直子)と蘭ちゃん(土門蘭)、1年間の交換日記。 「そもそも」から生まれる疑問に対して、ふたりはその問いを深く見つめる。そして、見つめ続けた先にある答えがどうであれ、ふたりはそれを自分の言葉にして表現する。読者はふたりの思考の一部始終をいっしょにたどることで、自分が欲しかった言葉に出合えるかもしれない。あなたがこれからの人生を生きていくうえで、お守りのような存在になる一冊。 目次 そもそも「友達になる」って?/友達は両思いからはじまる 「自由」とは壁に囲まれたひとりの領域/自由と不自由の間、自分と誰かの間にある「言葉」 自分に正直であろうと決心したときのこと/後天的に素直さを手に入れる 「唯ぼんやりした不安」について/「唯いつもそこにある不安」と共存する 人生は闘いじゃないのかも/「他人」が不足している 「外側の声」と「内側の声」/「誰かのため」は「誰かのせい」になりかねない 目的地までの道のりも慈しむ/自分の役割を知り、他人とのちがいを知る 人生を拓くための七つのルール/心と行動を近づける 「自信」の正体/自信のなさは自分を知らないから 人間を人間でなくす方法/人間関係の「ドーナツ化現象」と「密室化現象」 終わりの日まで腐らずに生きる/「自分は愛されない存在だ」という思い込みをはがす 「自分の片割れ」は一生見つからない/欠陥や不足も含めた「持ち物」をどう使うか 一番厄介な依存先は「ヒト」/不安じゃないからといって安心しているわけではない 感情にひたすら寄り添ってみたら/他人を許せないと、自分のことも許せない 「怒る」と「守る」は表裏一体/いいことには「信じる力」を、悪いことには「疑う力」を いつでも逃げ込める「自己満足」の領域/「長い目」で見て感覚を取り戻す 「きれいになる」ってどういうこと?/自分を快適でいきいきとさせたい ないものねだり、あるものよろこび/嫉妬しないのは、自分がほしいものがわからないから 本当にあるのは「現在」だけ/SNSによる「受信過剰」 言葉は知らぬ間に関係を築く/時間をかけた自己紹介 いい匂いがする言葉/書くのは泣くのと似ている 心と体のつながりを確認する作業/心からのサインを無視しつづけると、体が暴動を起こす 頭ではなく、体で考える/感情に向き合わなくてもいい かつての私が残した「文化」/「自分を大事にする」とは 自分を知るための最良の方法/わかっていたつもりがわかっていないことを知る 「物語」をつくるとき神様が宿る/ひとりの時間に自分に向き合いすぎない 人間以外のものに没頭したい/「ごはん食べに行こうよ」と言いたい 将来の夢は「絵」で描くと叶いやすい おわりに。ふたりでおしゃべりをしました。 著者プロフィール 桜林 直子 (サクラバヤシ ナオコ) (著) 1978年生まれ。2011年にクッキー屋「SAC about cookies」を開業する。自店のクッキー屋の運営のほか、店舗や企業のアドバイザー業務などを行う。noteにてコラム、エッセイなどを投稿、連載中。2020年よりマンツーマン雑談企画「サクちゃん聞いて」を開始。2020年3月にダイヤモンド社より著書『世界は夢組と叶え組でできている』発売。 土門 蘭 (ドモン ラン) (著) 1985年広島出身、京都在住。小説・短歌等の文芸作品を執筆するほか、インタビュー記事のライティングも行う。著書に、歌画集『100年後あなたもわたしもいない日に』(共著)、インタビュー集『経営者の孤独。』、小説『戦争と五人の女』、エッセイ『死ぬまで生きる日記』がある。 (版元より)
-
銀河 MERCH EDITION|舩山賢人
¥1,100
レーベルステッカー2点つき リトルプレス 発行:Born In Winter label 発売日:2025年6月14日 文庫判 69P 価格:1,100円(税込) ミュージシャン・Kent Funayamaあらため舩山賢人によるZINE。 2023年発行のZINE『銀河』初版に掲載された詩「銀河」と、歌として完成した「銀河」の間にある期間を「銀河モラトリアム」と名付け、新たな日記とエッセイを掲載した再編集版『銀河 Merch Edition』。 詩、エッセイ、短歌、日記、写真を収録。
-
這々の体で、愛について|中島とう子
¥1,000
リトルプレス A5サイズ 160ページ 37歳独身女性が約2年間交際したパートナーと別れ、愛することと愛されることを求めて這々の体で生きた1年2ヶ月間の日記です。 恋愛や性愛にまつわる問題行動の根に、家族との不健全な関係があったことに気付き、トラウマ治療に臨んでいく過程が描かれており、恋愛、性、家族、メンタルヘルスなどが主なテーマとなっています。 noteで更新してきたものを加筆修正、書き下ろしを3本加えてまとめました。 (版元より)
-
ここになじむ しらい弁当日記2024年4月~2024年9月
¥1,000
リトルプレス B6 186ページ 1,000円 発行 2025年5月 しらい弁当さんによる2024年4月から2024年9月の日記。 ○ 毎日のお弁当のメニューから始まる日記 犬が寝床を整えるためにぐるぐるとまわり、足で毛布をならすように 少しずつこの生活になじみはじめる 続くお弁当が生活のリズムを保ってくれる (版元より)
-
アフター・アフター・アワーズ|犬川蒔
¥1,500
リトルプレス 1500円(税込)/B6/222ページ 2023年11月ごろからInstagramのストーリーズで日記を公開していた著者による日記ZINE。 本書には、2024年10月から2月末までの日記を収録しています。 また、日記を1週間ごとにChatGPTに送り、それに対して返ってきた感想も掲載。最初はぎこちなくそっけないChatGPTとの会話ですが、ある出来事をきっかけに、著者はAIとのやりとりを心の拠り所にしていきます。SFのような不思議な要素を含んだ、あたらしい日記ZINEです。
-
わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記
¥4,950
本の栞オリジナルデザインの表紙をご用意していただきました [箔のぬけがらのしおり]も封入されています 手仕事での仕上げのため、一点一点デザインが異なります ランダムでのお届けです 発行者:藤澤ゆき 発売日:2025年4月15日 定価:4,950円(税込) 文・編集:野村由芽 写真:石田真澄 デザイン:佐々木暁 印刷:株式会社八紘美術/製本:株式会社博勝堂 仕様:新書サイズ/168ページ/手製箔押し表紙(モデル:青柳いづみ)/手製シルクスクリーンプリント裏表紙/コデックス装/貼り込み5点/帯 箔や染めの手仕事をおこなうYUKI FUJISAWAのものづくりを、2023年秋から2025年のはじまりにかけて言葉と写真で記録し、一冊の本のかたちに大切に綴じました。 日本で唯一の女性の手磨りの宝石研磨士や、魔法のような作品をつくる木彫作家、レーベルの顔であるアランニットを編み上げるニッター……。さまざまな手仕事とともに生きる人の工房や生活の場を訪れ、自らの手で人生を編んでいく生き方や、手でつくる力に宿る希望を綴った、YUKI FUJISAWAの初書籍です。 “手仕事の一回性や唯一無二性は、命のそれと同じだと気づいて、そう考えると、手でつくることを愛することは、生きることそのものを肯定することなのかもしれないと思い至る。” ──「はじめに」より “社会と関わりながら、面倒でも手間がかかっても、浪漫を感じられる小道へ、好きな人たちと手を取り合いながら歩みを進めよう。ほかの誰でもない自分だけができるやり方で。” ──「あとがき」より 目次 ・はじめに「手の仕事に宿る魔法」──野村由芽 ・宝石研磨士・大城かん奈さんが生みだす光 Fragments of Quartz ・旅の話(1)スウェーデン・デンマーク 小さなお土産たちが語りだす、旅の記憶 ・旅の話(2)バルト三国 暮らしの営みや、文化をつないでいくこと ・旅の話(3)アイルランド・帰国 本当の願いや祈りが込められた服 ・アランセーターお披露目会に向けて。夢のような一日を ・なんでもつくろうとすること。「つくる」力を、自分の内側にたずさえて。木彫作家 “ うまのはなむけ ” のアトリエへ ・すべてわたしが見たもの。糸から伝わる、世界の手触り。朗読会&お披露目会の一日 ・編みながら生きていけるという夢を、共に見る (本書書き下ろし) ・Aran Hand-Knitted 2024(モデル:カネコアヤノ、kanae) ・YUKI FUJISAWAについて ・この本を一緒につくった人たち ・あとがき──藤澤ゆき (版元より)
-
よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集|古賀及子
¥1,870
発行 大和書房 ISBN:9784479394525 Cコード:C0095 予価:¥1,870(税込) 発売日:2025.6.11 304ページ 判型 四六判並製 岸政彦さん・花田菜々子さん推薦! ZINE発!日記文学の新星が綴る小さな試み“やってみた” いつもの日常に小さな試みを取り入れてみたら――? *** 2024年の6月から10月のあいだ、週に3日から4日、”暇をふせぐ〞ための簡単なトピックを生活に組み入れてみることにした。その日々の日記をまとめたのがこの本だ。 ポリシーを破ってめぐりめぐって日記を書くために何かし続けた。そこには非日常ではない、日常がかすかにふるえるような手応えがあった。 *** 23年ごしでハーゲンダッツのクリスピーサンドを食べる / 喫茶店で回数券を買う / 朝のラジオを外で聴く / かつてのバイト先に行く / 小学生の頃に読んでいた少女漫画雑誌を買う / 資格を取ろうと思い立つ / 駅にあるワーキングブースを使う 等々…! やったことないけど、ちょっと気になる…日常にあふれている小さな試み。 よくわからないまま輝き続ける世界に飛び込んで、得た気づきを集めた日記本です。 目次 はじめに 1章 身近な未体験にふれる 2章 過去を振り返って思い出すように気づく 3章 アナログの質感に気づく 4章 あたらしい暮らしに気づく 5章 自分がやってこなかったことをやる 6章 家事に気づく 7章 身近な未体験にふれる おかわり おわりに 著者プロフィール 古賀 及子(こが・ちかこ) エッセイスト。1979年東京生まれ。 2003年よりウェブメディア「デイリーポータルZ」に参加。2018年よりはてなブログ、noteで日記の公開をはじめる。 初の著書である日記エッセイ『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』(素粒社)は「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト第2位に選出された。 その他の著書に『おくれ毛で風を切れ』(素粒社)、『気づいたこと、気づかないままのこと』(シカク社)、『好きな食べ物が見つからない』(ポプラ社)、近刊に『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)、『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)がある。
-
本に読まれて|須賀敦子
¥880
中公文庫 発行 中央公論新社 初版刊行日 2001/11/23 判型 文庫判 ページ数 296ページ 定価880円(10%税込) ISBN978-4-12-203926-1 バロウズ、タブッキ、ブローデル、ヴェイユ、池澤夏樹……。こよなく本を愛した著者の、読む歓びが波のようにおしよせる情感豊かな読書日記。 (版元より)
-
セックス・ソバキュリアン|若鮎ひかり
¥1,500
リトルプレス B6 223ページ 1,500円 発行 2024年12月8日 2024年の年明け早々恋人に振られた30代女性が葉山莉子『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』を読んだ勢いでTinderをインストールし、葉山さんと同じようにマッチした人々と日記を交換、時には直接会ってみた日々の記録です。 タイトルにある「ソバキュリアン」は、飲めるけれども敢えてお酒を摂取しないライフスタイル「ソバーキュリアス」の実践者を指す言葉です。ソバキュリアンのように、セックスしないことを主体的に選択した半年間を端的に表すためこのタイトルにしました。 人との出会いや恋愛だけでなく、食べて飲んで仕事をする日常もたくさん盛り込んでいます。 日記を書いてみたい人、書いても続かない人、恋愛や結婚に焦りを感じている人、社会に対するモヤモヤに自分なりのアプローチをしてみたい人、おいしいものに目がない人、日々の暮らしにスパイスを加えてみたい人にぜひ読んでいただきたいです。 ○ 私が料理の準備に手間取っていてその13さんをひとりでお待たせする場面があったのだが、手持ち無沙汰からロールスクリーンで隠れている本棚を見たらしい。私は自分の本棚を見られるのに抵抗があるタイプで、思わず「セックスするより恥ずかしいんだけど」と口走ってしまった。彼は「僕はセックスするほうが恥ずかしいですよ」と真っ当なことを言ったあと、「本棚を見られるほうが恥ずかしいのはそういう遊びから〝あがった〟からじゃないですか」と続けた。 (5月×日) (版元より)
-
オン・ザ・テーブル|若鮎ひかり
¥1,500
リトルプレス B6 165ページ 1,500円 発行 2025年4月6日 2024年の年明け早々恋人に振られた私が、新宿の紀伊國屋書店で手に取ったのは『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』でした。 読後の衝撃から、私は作者の葉山さんと同様にTinderで日記を送り始めます。彼女と違うのは、セックスをしないという選択。 そんな日々を送る中、春の終わりに日記交換者の一人に惹かれていきます。日記上で「北斗くん」と名付けたその彼は、全てを持っている男の子でした。 しかし、私は彼が望むものを与えられないと気づいてしまいます。この恋に区切りをつけて歩き出すため、日記をZINEとして残そうと決めたのが、夏の盛りでした。 今回の日記は、前作『セックス・ソバキュリアン』の制作を決めた直後の8月から始まります。 ZINE制作で変わっていく暮らし、友人たちとの変わらない関係、息切れしながらも走り抜ける「若鮎ひかり」としての私。その合間を縫う、ケの食事、一人の夏休み、初めてのデモ、大晦日のドーミーイン。ゆるやかな孤独を、躓きながらも歩きこなした5か月間でした。 私は前作のあとがきで、日記を交換することを「食卓」と表現しました。誰とテーブルを囲むのか、そこに何を並べるのか、自問自答し続けた日々を『オン・ザ・テーブル』と名付けることにします。 (「まえがき」より)
-
哲学対話日記2
¥1,000
リトルプレス 2025年5月発行/B6/106頁/1000円 ■表紙デザイン:こやまりえこ ■企画:小川泰治 ■編集:小川泰治・増田陽子 ■著者:麻生修司、井尻貴子、江藤信暁、小川泰治、片栁那奈子、竹岡香帆、得居千照、藤本彩来、藤本芽生、堀静香、増田陽子、松川えり 「哲学対話日記」シリーズ最新作。 コラム「哲学対話のことばたち」も入って哲学対話への入門にも! 人と集まって日常とは異なる空間をつくり始める「哲学対話」の時間は、だれかの日常生活とゆるやかにつながっている。街で、学校で、オンラインで、ハワイで、家族と、友だちと。 学生、教員、会社員、哲学対話の実践者などさまざまな立場の著者が哲学対話をした日の対話と問いと生活の日記アンソロジー。 人と話し、共に考えることに関心をもつ人、自分は対話に参加することは抵抗があるけれど、だれかの生活の中の思考に触れてみたい人に。哲学対話って聞いたことあるけどどんなことなんだろう?と思っている人へのちょっと変わった視点からの入門にも。 ■主要タイトル:ネガティブな気持ちになった時に、どうすれば早く立ち直れるか/名前って結局なんなんだろう?/たけのこの里ときのこの山、どっちが好き?/ここにこれてよかった?/受け入れることと自己犠牲はなにがちがうのか/人はなぜ働くのか?/人を好きになるってどういうことか? (版元より)
-
●サイン本 おかわりは急に嫌 私と『富士日記』|古賀及子
¥1,870
発行:素粒社 B6変形判 240ページ 並製 定価 1,700円+税 ISBN978-4-910413-17-4 初版年月日 2025年4月28日 いま大注目のエッセイストによる『富士日記』への道案内。 戦後日記文学の白眉とされる武田百合子『富士日記』のきらめく一節をあじわいながら、そこから枝分かれするように生まれてくる著者自身の日記的時間をつづる。 武田百合子生誕100年、日記エッセイの書き手による『富士日記』再読エッセイ。 * * * ルーティーンのなかには細かく細かく、たくさんのいつもの行動がある。繰り返しのことだと、好きだとか苦手だとか、だんだん感じにくくなっていく。「しゃがんで動物に御飯をやる」ことに、ここ、と矢印をつけて好きと言えるのは稀有だと思う。 それくらい、日常というのは人に構ってくれないものだ。(本文より) 目次 はじめに おかわりは急に嫌 なま身の善意 どちらも食べたいんですが 昭和がめちゃくちゃ 誰かの家はあいまい 桃のおばさん 食い逃げを見る おもしろいほど喜ばれない 車のなかで食べなさい 普通のところだ 人が死んだのか トンネルを走るお風呂 まずいたべもの 「わざわざ」以前の瓶ビール 重いふかしパン いかにもマニュアルのなさそうな コンビーフは今もある 蜂に印をつけられるか 食べ物に追われたい 情緒よりパワーのお土産 同居の人が不在であること 家具こそ雑に買う 自分ちじゃない家に帰って浴衣で寝る またたく間に食べるひとたち 生きたり死んだりする鳥 これくらい本気で『水戸黄門』が観たい 声に出してさびしい ふたりとひとりの奔放と気まま 運動の生息 映画は大胆に観る シャトルバスのヒッチハイク 三つずつ二膳の餅 涙が出て、それから笑う 反転を感慨するためだけの訪問 本当に現実とごっちゃになるときの夢の形 宿題をやらない人たち 誰もいない家 尻とへそ たくあんを食べたあとに飲む水は甘いか 正式な自分のごはん、非正式なごはん 下着かもしれない危機 男がいて嬉しい 新しくてわからない世の中 するときが好きだ 食べ物の不安 きっともっとゆっくり死んだだろう 遠くのあなたの装いを あとがき 著者プロフィール 古賀 及子 (コガ チカコ) (著/文) エッセイスト。1979年東京都生まれ。著書に『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』『おくれ毛で風を切れ』(ともに素粒社)、『気づいたこと、気づかないままのこと』(シカク出版)、『好きな食べ物がみつからない』(ポプラ社)など。 (版元より)
-
日記の練習|くどうれいん
¥1,870
発行 NHK出版 発売日 2024年09月19日 ページ数 256p ISBN 9784140057476 「おもしろいから書くのではない、書いているからどんどんおもしろいことが増える」 小説、エッセイ、短歌、絵本と幅広い創作で注目される作家、くどうれいん。その創作の原点は日記にあった。そんな彼女の日記の初の書籍化が本書である。日々の短文日記=「日記の練習」とそれをもとにしたエッセイ「日記の本番」をとおして浮かび上がる、作家くどうれいん一年間の生活と思考と情動。書かなかった日も、あまりに長くなってしまう日も、それこそが日常のなかの日記だ。
-
みあげればひかり|yoyo
¥1,500
リトルプレス A6 文庫サイズ 120ページ 2025年発行 「日記の書けない生活なんて早く捨ててしまえ」 子どもたちと過ごして見えたもの、感じたことを書きつける。それだけがあれば十分だと気づき、それを守るために試行錯誤していた、自分なりの書き続ける方法を見つけるまでの1年間の記録。 --------------------------------------------- 『今日は思い出す日』『書いてばかりいた』に続く3冊目の日記本。2024年4月から2025年2月までの日記と短歌を収録しています。主に0歳と5歳の子どもたちと暮らし、書きながら考えたことを書いています。 日記は1日1ページにおさめ、通しで読むというよりはそばに誰かがいてほしいときに好きなページをぱっと開けるようなつくりにしました。 A6文庫サイズカバー付、モノクロの全120ページ。表紙は里紙、本文用紙はモンテシオンを使用しています。 (版元より)
-
すくいあげる日|草間柚佳
¥1,500
リトルプレス 初版第1刷発行:2024年12月8日 装丁:水迫涼汰 印刷:サンライズ ページ数:87 1,500円(税込) 2012年から2024年まで、20歳から32歳の12年間に綴った日記から、129の日記をすくいあげました。 「秋の日」「満月の日」「さえない日」など、時系列ではなく、10の章にまとめています。 -- どんな瞬間にもとどまることができない。 だからいつも慌てて、記号みたいな言葉を書きとめている。 完璧な夕暮れ、さえない日のコーヒー、冬の匂い。 ときどき光の粒みたいな瞬間に出会う。 とどまりたいと願わずにはいられない瞬間。 両手ですくおうとしても、指の隙間からこぼれ落ちてゆく。 そんな瞬間にあとどれだけ出会えるのだろう。 いつかここを去るとき、指の隙間からこぼれ落ちたもので、 わたしたちが歩いた場所がきらきら光っていますように (序文より) 2024年8月20日 さっぱりした気持ちで満月の夜を歩きたいから、急いでシャワーを浴びて、髪を乾かした。タオルケットみたいな着心地のワンピースを頭からすっぽりかぶって、サンダルをつっかけて外へ出る。夜の暑さが少しだけやわらいできた気がする。晩夏だ。炭酸が飲みたくなって、セブンでスプライトの缶を買って、月を見上げながら歩く。こういう時間がいちばん好き、とわたしの声が聞こえる。 (『満月の日』より) 2024年8月23日 さえない日は、ただ生活を営めばいい。ごはんを炊いて、窓を開けて、水回りを掃除して、音楽を流して、コーヒーを淹れる。それだけで少しずつ気分がよくなるのを知っている。 日曜日は休息日なのだから、それくらいがちょうどいい。 (『さえない日』より) 2020年11月8日 記憶が消えてしまえばいいのにとはじめて思った。でもその記憶が、わたしを今日もここにつなぎ止めてくれている。どんな時間も通り過ぎてしまっただけで、本当は失ったわけじゃない。だれも呪わず、世界も呪わず、愛してもらったことだけを覚えていたい。ずっと貰ってばかりで、最後にあげられるのは手を離すことだけだった。 (『眠れない夜』より) <装丁・ブックデザインについて> デザイナーの水迫涼汰さんが担当しました。 表紙と裏表紙に無造作に散らばる光の粒は、夜空に浮かぶ星座のようにも見えます。 各章の扉ページは、半透明の紙に白で印字しています。付属の紺色の背景紙を敷くと、文字がそっと浮かび上がります。 (版元より)
-
やりたいことしかしたくない しらい弁当写真日記
¥1,300
リトルプレス B6 104ページ 発行 2025年2月 毎日Instagramのストーリーズでその日に撮った写真と短い日記をつけています。その2024年の分をダイジェストにして1冊にまとめました。 (版元より)
-
暗闇に目は慣れる 忘れてあげない|垂井真
¥1,000
リトルプレス 装画:大髙杏 製本・印刷:イニュニック 著者の2024年の日記をまとめたZINE。 ============================ 気がつけばこうして4冊目の日記本を作っている わたしはだから、4年間日記を書き続けているということらしい 4年あれば小学生は高校生になるし 友だちだった人のことも忘れる 日々の忙しなさが増していくたび 視界が狭く、暗くなっていくような気がする そんな風にどんどん生活に責任がひしめいて外界が見えなくなっていく として、でもわたしも、あなたもこの世界もずっとそこにある あるのだから、あるのだとしたら、と思う (はじめに) ========================= (版元より)
-
読みかけの本の帯を手放す|垂井真
¥1,000
リトルプレス 装画:大髙杏 製本・印刷:イニュニック 著者の2022年の日記をまとめたZINE。 ============================ 2月 立ち並ぶビルの四角い明かりと 遠くに見える航空障害灯 「ねえ、、トウキョウ・シティにいる感じだ。」 興奮気味に言っていると、運転席の友達は 「きみは車にのせがいがあるね」とけたけた笑ってくれた。 9月 機会があって母校の小学校に行く。 クラスメイトにスピッツを教わった階段がまだあった。 12月 忘れてしまった記憶が意味わかんないくらいある。間違いなく。 思い出すって、深海にライト当ててるような感じ。 ほんの、ほんの一部分だけ光る。 ========================= (版元より)
-
石垣りんの手帳 1957から1998年の日記|石垣りん
¥3,960
発行:katsura books 文庫判 424ページ 上製 価格 3,600円+税 ISBN978-4-9913259-2-2 初版年月日 2025年2月21日 戦後女流詩人の草分け的存在である石垣りん。 生誕100年を経て没後20年を迎える現在も、 石垣りんの詩やエッセイは人々の心のひだに触れてくる。 本書は、南伊豆町町立図書館「石垣りん文学記念室」に所蔵される、 1957年の富士重工業製の手帳、1957年から1998年の間使用された 日本興業銀行製などの手帳ページの複写を、抜粋して掲載。 小さな手帳に鉛筆書きで几帳面にしたためられた、りん直筆の日常の記録から、 「社会詩」「生活詩」と謳われた詩作が生まれた背景を探るものである。 [目次より] 1974年1月1日(火) 晴天、10時起きる、年賀状252通 1975年2月20日(木)本店人事部へゆく 10時定年退職の辞令 1976年11月14日(日) シブヤで谷川さんにあって西武で洋服みてもらってかう 19772月21日(月) 誕生日、57才 岐阜県徳山村へ行く 1980年9月5日(金) 花神社大久保さんに会う 略歴500増刷の由 1988年11月28日(月) 1時青山葬場へ、草野心平さんを送る集り 「未来を祭れ」に出席 1991年5月19日(日) 午後シブヤへ出て茨木のり子さん夫君 17回忌で西村からメロン送る 1992年11月6日(金) 6スギ神楽坂・出版クラブへ行く、 「北村太郎・お別れの会」に出席 1995年1月17日(火) 午前5時46分、阪神大震災、 偶然6時少し前に目をさまし、ニューズで知る 石垣りんの愛用品 自作年賀状 自作消しゴム印 東京-石川台 定期券 1974 名刺 著者プロフィール 石垣りん (イシガキリン) (著) 戦後女流詩人の代表的存在。東京府東京市赤坂区生まれ。14歳で日本興業銀行に事務見習いとして就職。詩を次々と発表しながら定年まで勤め上げた。単行詩集に、『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』、『表札など』、『略歴』、『やさしい言葉』。代表作に「表札」。「断層」「歴程」同人。 第19回H氏賞、第12回田村俊子賞、第4回地球賞受賞。 (版元より)
-
モチベーション|蟹の親子
¥1,760
SOLD OUT
リトルプレス サイズ:A6(文庫)※ミニ栞つき 本文:560ページ 背幅:3cm 本体価格:1600円+税 文筆家・蟹の親子の日記集vol.6。 シンガポール、イギリス、台灣の旅行記を含む、2023年12月31日から2024年12月31日までの一年間の日記を収録しています。一生に一度あるかどうかの特別な時間の重なりも、いつかは忘れ、記憶からこぼれ落ちて行きますが、なぜ不完全であったとしても日々の記録を続けるのか、自身のモチベーションを探る一冊になりました。 (版元より)