-
続く、イエローマジック|高野寛
¥1,430
発行 ミルブックス 2024年11月11日発行 定価1,300円+税 ISBN978-4-910215-20-4 C0095 四六版・256p 装画 服部あさ美 ”未来の音楽”と出会い、黄色魔術に罹ったその日から、僕はYMOチルドレンになった 憧れを追いかけて、音楽に人生を捧げたミュージシャン・高野寛が 音楽を通して出会ったかけがえのない人々との交流を綴った随筆集 15歳の春、YMOに出会ったその日にYMOチルドレンとなり、音楽に人生を捧げた青年は気づけばデビュー35周年を迎えていた。 様々な音楽家たちと交流しながら、音楽と真剣に向き合ってきた高野寛が、YMOを軸にしながら音楽家としての歩みを綴った、書き下ろし随筆集。 これまで語ることのなかった心のうちを包み隠すことなく記しただけでなく、昭和・平成・令和を巡るYMOを中心としたポピュラー音楽史としても貴重な内容がギュッと詰まっている。 装画は雑誌『& Premium』の音楽特集号の表紙も話題となった人気イラストレーター・服部あさ美による描き下ろし。文中にも登場する、15歳の高野寛青年がYMOチルドレンになったその瞬間をイメージしている。 【目次より】 YMOとの邂逅|未来の音楽「YMO」との衝撃の出会い 憧れを追いかけて|高橋幸宏さん、ムーンライダーズ主宰のオーディションに合格 プロの洗礼|高橋幸宏さんプロデュースでプロデビュー 虹の都へ|憧れのトッド・ラングレンとのレコーディング この声は小さすぎて|ヒット曲が生まれた喜びと葛藤 渋谷系前夜|フリッパーズ・ギター、オリジナル・ラブとの交流 新たな世界への旅立ち|坂本龍一さんと世界を旅したワールドツアー 教育テレビという遊び場で|伝説のテレビ番組『土曜ソリトンSIDE−B』 初めての一人旅|新たな挑戦、弾き語りツアー 初めてのバンド|ナタリーワイズと9・11の衝動 サヨナラから|名曲『サヨナラCOLOR』誕生秘話とハナレグミ ボス|忌野清志郎さんとの友好と別れ イエローマジック、再び|細野晴臣さんの知られざる音楽活動期 聖地・ハイドパーク|シンガー・小坂忠さんから学んだこと MIYAとブラジルと仲間たち|宮沢和史さんと仲間たちとの音楽世界旅 HASとHASYMOとYMO|YMOと同じステージに立った忘れられない日 蛹のままで|大人のバンド「pupa」の楽しい記憶 復活と変身|バンマスとして参加した星野源さん復活武道館ライブ 教えて、学んで|教え子であり同志である中村佳穂さんとの出会い 四度目のブラジル|夢が叶ったブラジルでのレコーディング ワールド・ハピネス|ミュージシャン「のん」デビューの裏側 イエロー・マジック・チルドレン・コンサート|YMOの遺伝子を繋ぐコンサート ステイ・ステイ・ステイ|コロナ禍の葛藤と格闘 続く、イエローマジック|高橋幸宏さん記念コンサート、そして大切な二人との別れ ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン|デビュー35周年を迎えて 正面切ってYMOのことを書くのは、正直照れ臭かった。一緒に仕事もさせてもらったけれど、いつまでも手の届かない憧れだった。 身の危険を感じる今年の酷暑は、執筆にはうってつけだった。記憶の隅でくしゃくしゃに絡まっていたわだかまりを丁寧に解きほぐして巻き直すような日々が続いた。 今は、35周年の総括にふさわしい本ができてホッとしているところ。 多くの方に届きますように。 ー高野寛
-
ソウルメイト|川島小鳥/臼田あさ美
¥3,300
SOLD OUT
寄稿 カネコアヤノ 発行:YYY PRESS 装丁:米山菜津子 仕様:並製 ホローバック 178頁 サイズ:W128mm × H190mm 価格: 3,000 円+税 ISBN 978-4-908254-12-3 C0072 発売:2024年10月下旬 俳優・臼田あさ美と写真家・川島小鳥がソウルを歩いたフォトセッションが、小さな1冊になりました。 ひとりとひとり、それぞれが過ごした季節は寒さと孤独を抱えつつ、ほどけた春の空気を感じさせてゆきます。 ふたりが敬愛するシンガーソングライター・カネコアヤノによる散文とともに綴じられた一冊をぜひご覧ください。
-
よくわからないけど、あきらかにすごい人|穂村弘
¥935
毎日文庫 サイズ 文庫判/ページ数 224p 商品コード 9784620210605 発売 2023/10 「その時、私は怖ろしいことに気がついた。もしかして、奇蹟のような作品を作ったあの人にもあの人にもあの人にも、会おうと思えば会えてしまうのか。信じられない」―谷川俊太郎、宇野亞喜良、横尾忠則、荒木経惟、萩尾望都、佐藤雅彦、高野文子、甲本ヒロト、吉田戦車ら「創作の神様」と人気歌人による、創作をめぐる奇蹟の対話、完全収録。 目次 谷川俊太郎 詩人―言葉の土壌に根を下ろす 宇野亞喜良 イラストレーター―謎と悦楽と 横尾忠則 美術家―インスピレーションの大海 荒木経惟 写真家―カメラの詩人 萩尾望都 漫画家―マンガの女神 佐藤雅彦 映像作家―「神様のものさし」を探す 高野文子 漫画家―創作と自意識 甲本ヒロト ミュージシャン―ロックンロールというなにか 吉田戦車 漫画家―不条理とまっとうさ 解説のような、あとがきのような、ふむふむ対談 名久井直子 ブックデザイナー―憧れってなんだろう 著者等紹介 穂村弘[ホムラヒロシ] 1962年、北海道生まれ。歌人。歌集『シンジケート』でデビュー。『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、「楽しい一日」で第44回短歌研究賞、『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞、『水中翼船炎上中』で第23回若山牧水賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
関西フォークとその時代 声の対抗文化と現代詩|瀬崎圭二
¥3,080
発行 青弓社 四六判 324ページ 並製 定価 2800円+税 ISBN978-4-7872-7458-8 C0073 発売日 2023年10月27日 ベトナム反戦運動などを背景に登場した関西フォークの歌詞と現代詩との関係に着目して、岡林信康、高田渡、友部正人などの音楽実践を「ことば」を中心に描き出す。関西フォークを声の対抗文化として位置付け、音楽性や文学運動としての側面を浮き彫りにする。
-
生きがいは愛しあうことだけ|早川義夫
¥814
ちくま文庫 定価 814円(10%税込) ISBN 978-4-480-43192-9 Cコード 0195 整理番号 は-42-3 刊行日 2014/08/06 判型 文庫判 ページ数 272頁 読みやすい哲学書。名言の湖。 ヤル気が出ました! ――斉藤和義 音楽仲間との死別を経験し、生きるとは何かを考え続ける著者の最新エッセイ集。恋愛しつつ、音楽活動を通して生きる。なぜ歌うのか。「僕に才能はない。技術もない。…昔も今も音楽で生活できたことは一度もない…歌わなければ、誰かとつながりを持っていなければ、自分は犯罪者になってしまいそうだからである」。文庫オリジナル。
-
女ともだち ——靜代に捧ぐ|早川義夫
¥924
ちくま文庫 定価 924円(10%税込) ISBN 978-4-480-43937-6 Cコード 0195 整理番号 は-42-5 刊行日 2024/03/07 判型 文庫判 ページ数 272頁 解説 中川五郎 音楽活動も執筆もやめた、妻の病気が判明して。『たましいの場所』著者の鎮魂エッセイ。推薦文=宮藤官九郎、神藏美子、辻山良雄
-
72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶|宗像明将
¥3,300
発行 株式会社blueprint 発売日 2023年12月26日(火) 定価 3,300円(本体3,000円+税) 頁数 336ページ ISBN-10 4909852476 ISBN-13 978-4-909852-47-2 バンド・ムーンライダーズを結成して1976年にデビュー、その後もさまざまなミュージシャンとのバンドやユニット活動に参加する傍ら、CM音楽、歌謡曲などの楽曲提供とプロデュースに携わり、日本のポピュラー音楽史に多大な影響を及ぼしてきた鈴木慶一。 『MOTHER』などのゲーム音楽や、北野武監督の『座頭市』『アウトレイジ』をはじめとする映画音楽の名手としても知られる一方、俳優としての顔も持ち、映画やドラマへも多数出演。現在に至るまで精力的な活動を続けている。 本書では、1998年に『20世紀のムーンライダーズ』でライターとしてデビューし、その活動を追ってきた音楽評論家・宗像明将が、鈴木慶一本人に72年間の歩みを聞く集中取材を敢行。 湾岸エリアで育った幼少期から「日本語のロック」への目覚め、はちみつぱいやムーンライダーズ、個人の活動についてはもちろん、あがた森魚、はっぴいえんど、頭脳警察、YMO、KERAといったミュージシャンたちとの交流から別れまで……2023年の今だからこそ聞くことのできた貴重なエピソードの数々が収められている。
-
菊地成孔の映画関税撤廃|菊地成孔
¥2,420
発行:株式会社blueprint 発売:2020年2月5日 価格:2,200円+税 仕様:336ページ ISBN-10:4909852069 ISBN-13:9784909852069 日本を代表するジャズミュージシャン・菊地成孔が、2010年代後半の必見映画を舌鋒鋭く論じた映画批評書。映画情報サイト『リアルサウンド映画部』の連載より厳選したレビューを中心に、映画界を賑わせた数々のコメントや、『マイ・フーリッシュ・ハート』で再注目された伝説のジャズミュージシャン、チェット・ベイカーについての書き下ろしコラム、さらに気鋭の監督や評論家との対談まで収録した一冊となっている。
-
パンクの系譜学|川上幸之介
¥2,860
SOLD OUT
発行 書肆侃侃房 四六判、上製、384ページ 定価:本体2,600円+税 ISBN978-4-86385-610-3 C0070 装幀 宇平剛史 パンクとは常に問い、それについて行動を起こすことだ━━。音楽だけでなく、アート、思想、運動の側面からも「パンク」の根源に迫る画期的著作。 労働者階級の若者による現状への怒りからイギリスで生まれたとされるパンク。その叫びのルーツには、アナキズムやコミュニズムといった思想、そしてダダから脈打つ前衛芸術史も刻まれていた。 奴隷制からポピュラー音楽の誕生、その後のフォーク、スキッフル、ガレージ、パンクへの道のりに、シチュアシオニト・インターナショナル、キング・モブといった運動が交差し、セックス・ピストルズ以降に現れたOi!、クラス、ポジティブ・フォース、ライオット・ガール、クィアコア、アフロパンク、アジアのパンクシーン、そして橋の下世界音楽祭へとつながっていく。 パンクの抵抗の系譜を辿りつつ、正史の陰に隠れた歴史に光をあてる画期的著作。Punk!展、ゲリラ・ガールズ展ほか、話題の展示のキュレーションを行う研究者による初単著。松村圭一郎さん、毛利嘉孝さん推薦! 「支配と抑圧という概念が存続する限り、「パンクス・ノット・デッド」は常に例証され続けるだろう」 (「おわりに」より) 【目次】 はじめに 第1部 パンクの思想とその文脈 第1章 アートスクール 第2章 共産主義(コミュニズム) 第3章 アナキズム 第2部 パンクの音楽における系譜 第4章 アフリカ系アメリカ人の歴史 第5章 フォーク 第6章 スキッフル 第7章 ガレージ 第8章 パンク 第3部 パンクのアートにおける系譜 第9章 DADA(ダダ) 第10章 レトリスム 第11章 シチュアシオニスト・インターナショナル 第12章 キング・モブ 第4部 セックス・ピストルズ以降 第13章 Oi! 第14章 アナーコ・パンク 第15章 ハードコア・パンク 第16章 ライオット・ガール 第17章 パンクと人種 第18章 パンクとクィア 第5部 アジアのパンクシーン 第19章 インドネシアのパンクシーン 第20章 ミャンマーのパンクシーン 第21章 日本のパンクシーン おわりに 【著者プロフィール】 川上幸之介(かわかみ・こうのすけ) 1979年、山梨県生まれ。専門は現代美術/ポピュラー音楽。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズMAファインアート修了。現在、倉敷芸術科学大学准教授。キュレーションに「Bedtime for Democracy」展、「Punk! The Revolution of Everyday Life」展、「ゲリラ・ガールズ展 『F』ワードの再解釈:フェミニズム!」など。
-
IN/SECTS Vol. 6 特集「“ 日記 ” わたしたちの日常生活と冒険」
¥1,210
発行 インセクツ 112ページ/B5 変形 定価: 1,188円(本体1,100円+税) みんなじっさいどんな日々を過ごし、どんな考えを巡らせている? それらはSNS上ではなく、日記という紙の上で綴られるものでは。 今号は“日記”に焦点をあてた特集号です。編集部と繋がりのある、さまざまなひとたちの暮らしに着目し、日々の小さな記録から同時代の共感を浮き彫りにできれば、と考えています。 【日記の書き手】 シャムキャッツ/しまおまほ/金氏徹平/桂 二葉/白波多カミン/服部滋樹(graf ) 音楽家、料理人、美術家、劇団員、書店員、落語家、ファッションデザイナーなど 【カバーインタビュー】 ニューヨークの蓮沼執太(音楽家) 【特集企画】 「夫婦日記」「4コマ日記」「サラリーマン日記」「美術家 榎忠インタビュー」「おんなの交換日記」在住の約80名による日記のリレー「関西一日記」など
-
宇宙の日|柴崎友香
¥693
発行:ignition gallery 発売日:2020年5月5日 判型:A6判 ページ数:32P あとがき:柴崎友香 解説:勝井祐二 装幀:横山雄(BOOTLEG) 装画:山口洋佑 ”5月5日は宇宙の日。 だんだんと強く、速くなるドラムの音が、わたしの足から頭へと突き抜けていって、その音によって前後に揺り動かされている頭を一瞬止めて目を開けると、深い青色の空が見えた。” 小説家・柴崎友香が、ROVOの日比谷野音公演をひたすら書いた短篇を、1冊の小さな本にしました。 ページをめくるたび、ライブで音楽を聴く喜びが溢れ出します。またライブという生きた場所で音楽に浸りたくなります。 「あとがき」は2020年4月27日に著者が書き下ろしました。 いま、そしてこのさき何度でも、手にとってページを開いて音楽の中へ。 重版にあたり、ROVOの勝井祐二さんに「解説」を書いてもらいました。「何か宇宙っぽい音楽をやろう」と結成されたダンスロック・バンドROVOが、実際にどのような影響を受けて生まれたのか。「宇宙の日」と呼ばれる「MDTフェスティバル」がどのように生まれ、回を重ねていったのか。柴崎さんの「宇宙の日」について、そしてコロナ禍でのMDTについて。 “自分達の音楽を野音で「あの日」聞いてくれた事が言葉で、その場にいるように伝わって来る事に驚き、音楽と映像と照明の織りなす姿がこんなにも言葉で表現出来るものかと感動しました” (解説より)
-
服は何故音楽を必要とするのか? 「ウォーキング・ミュージック」という存在しないジャンルに召還された音楽たちについての考察|菊地成孔
¥990
河出文庫 344ページ ISBN:978-4-309-41192-7 ● Cコード:0195 発売日:2012.12.06 定価990円(本体900円) パリ、ミラノ、東京のファッション・ショーを、各メゾンのショーで流れる音楽=「ウォーキング・ミュージック」の観点から構造分析する、まったく新しいファッション批評。パリコレ以後を増補し文庫化。
-
HOSONO百景 いつか夢に見た音の旅|細野晴臣
¥825
編集 中矢俊一郎 河出文庫 272ページ ISBN:978-4-309-41564-2 ● Cコード:0195 発売日:2017.09.06 定価825円(本体750円) 沖縄、LA、ロンドン、パリ、東京、フクシマ。世界各地の人や音、訪れたことなきあこがれの楽園。記憶の糸が道しるべ、ちょっと変わった世界音楽旅行記。新規語りおろしも入って文庫化!
-
ユリイカ2024年8月臨時増刊号 総特集=折坂悠太
¥1,870
SOLD OUT
発行 青土社 定価 1,870円(本体1,700円) 発売日 2024年7月9日 ISBN978-4-7917-0450-7 -『たむけ』『平成』『心理』、そして『呪文』へ- 最新アルバム『呪文』6月26日発売! 折坂悠太の音楽は静かに見つめ返す。旋律に置かれた言葉を耳にしながら私たちは、置かれなかった言葉の蠢く沈黙の気配にも呑まれてゆく――不在のものへの思いが込められた『たむけ』(2016)、個人史と重なる一つの時代を切り取った『平成』(2018)、コロナ禍の社会で惑い揺れる心を見つめた『心理』(2021)という3枚のアルバムを経て、来たる6月に放たれる新たなアルバムの名は『呪文』だという。ドラマや映画への楽曲提供、展示「薮IN」(2022)や歌詞集の刊行、活動10周年弾き語りツアーなど、さまざまな歌と言葉の旅の先で折坂悠太の音楽はいかなる風景のなかを進みゆくのか。いま足音の聞こえるほうへと耳を澄ませる。 総特集◉折坂悠太——『たむけ』『平成』『心理』、そして『呪文』へ ❖カラー口絵 2018〜 / 撮影・構成=塩田正幸 ❖対談〈1〉 同じ風のなかで / 安達奈緒子×折坂悠太 ❖歌のたより 水ようび / 青葉市子 親友のような歌 / 寺尾紗穂 齎す者 / あだち麗三郎 時々の時々 / 坂口恭平 ❖アンケート わたしと折坂悠太 / 石橋静河 イ・ラン KID FRESINO 後藤正文 仲野太賀 中納良恵 松井文 夜久一 ❖創作〈1〉 折坂漫画 呪文 / 寺田燿児 ❖インタビュー 今日を生きるおまじない / 折坂悠太 聞き手=白岩英樹 ❖音から音へ 10年間のあゆみ、そして『呪文』へ / 大石始 「平成」の越え方 / 輪島裕介 アンコントローラブルな響きを取り込む——折坂悠太の即興性に関する覚書 / 細田成嗣 ❖創作〈2〉 水に生まれる / 廣川毅 ❖言葉と出会う 「べ」の領域——『呪文』の成長点 / 細馬宏通 はじまりの詩/詩のはじまり / 斉藤倫 『薮IN』と『あなたは私と話した事があるだろうか』を読んで、わたしたちは薮INした事が、折坂さんと話した事があるだろうか、と考えてみる。 / カニエ・ナハ ❖創作〈3〉 静物 / 正一 ❖光を手渡す 折坂悠太服飾史 / 永冨佳代子 風を読む / 山本啓太 折坂さんに揺らされながら / 佐藤快磨 ❖物語の隣で 物語の続きを願う歌——『泣く子はいねぇが』の音楽と「春」 / 木津毅 春の音、歌の言葉 / 髙山花子 個と公の響き合う歌——「朝顔」とJ-POP / 柴崎祐二 ❖対談〈2〉 音をよく見て、健やかに / ゴンザレス三上×折坂悠太 司会・構成=松永良平 ❖いくつもの景色 折坂悠太が叩く“私”という太鼓 / 松永良平 全身全霊のあとずさり / 九龍ジョー 折坂悠太 録音雑記帳 / 中村公輔 物語からはなれて / 中里友 ❖それぞれの歩き方 京都の折坂悠太 / 岡村詩野 のろしレコード群像劇——三人の歌い手たちによる、歌を見つめ直す居場所 / 峯大貴 ❖資料 折坂悠太クロニクル / 和田信一郎(s.h.i.) 表紙・目次・扉=鈴木聖 表紙・目次写真=塩田正幸
-
ユリイカ2024年3月号 特集=柴田聡子
¥1,760
発行 青土社 定価 1,760円(本体1,600円) 発売日 2024年2月27日 ISBN978-4-7917-0445-3 -『しばたさとこ島』『さばーく』『ぼちぼち銀河』、そして『Your Favorite Things』へ…日々を抱きしめる言葉と音楽- 最新アルバム『Your Favorite Things』2024年2月28日発売! お喋り、呟き、ぼやき、内言――日々の生活で生まれ続ける言葉たち、その言ったこと言わなかったこと、聞こえたこと聞こえなかったことも全てひっくるめてメロディーにのせて歌い上げ、柴田聡子は何を伝えようとしているのか。『しばたさとこ島』(2012)から『ぼちぼち銀河』(2022)までの10年間を経て、2年ぶりの新アルバム『Your Favorite Things』がやってくる。柔軟なグルーヴをふんだんに含む歌声、思いがけない発見に満ち満ちた言葉とサウンドの魅力を辿り、広がり続ける柴田聡子ワールドを一望する。 特集*柴田聡子――『しばたさとこ島』『さばーく』『ぼちぼち銀河』、そして『Your Favorite Things』へ…日々を抱きしめる言葉と音楽 ❖対談 揺蕩う歌と変わりつづけて / 柴田聡子×adieu(上白石萌歌) ❖ひとりぼっちからの挨拶 島から銀河へ、その先の先へ――柴田聡子の一二年をめぐる / カニエ・ナハ 景色に飛び乗る / 髙山花子 全身全霊の「ようこそ」 / 川野芽生 シリアスとユーモラスとわたしの散歩 / 井口可奈 冬の日 / 宇野友恵(RYUTist) ❖淡々と、ばらばらと 解体される柴田聡子――「雑感」論 / つやちゃん 「雑感」実況 / 細馬宏通 ❖インタビュー 距離感について――わたしと人と音楽 / 柴田聡子 聞き手=碇雪恵 ❖書き下ろしエッセイ きっかけのグラデーション、その濃いところ / 柴田聡子 ❖かわるがわる来る人々 柴田さんとのこと / 山本精一 ゆべし先輩より / 藤村頼正 彩りを奏でる / 岡田拓郎 “しばたさとこ沼”で協働してきた同志たち / 岡村詩野 ❖あの日の騒がしい残響 柴田聡子のはじまりの風景――『しばたさとこ島』『海へ行こうか』『いじわる全集』 / 伊藤なつみ エリック・サティと柴田聡子 / クリストフ・シャルル 荒ぶる同期、しばっちゃん / 吉開菜央 柴田聡子はまだそこにはいない。 / 藤幡正樹 ❖アンケート わたしと柴田聡子 / 志磨遼平・澤部渡・岸田繫・羊文学・山崎ゆかり(空気公団)・ゆっきゅん・大森靖子・木下百花 ❖○○ってなんて言ったらいいの 「後悔」とそのスタイル / imdkm あなたとわたしの柴田聡子 / 佐藤雄一 いくらでもはぐらかしてほしい / 山階基 ❖短歌 しっとりと無邪気 / くどうれいん ❖オマージュイラストギャラリー かけない / あけたらしろめ / 田中かえ ❖しんとしたお喋り まっすぐな目で / 深津さくら 柴田聡子、友人と外出を大いに歌う / 矢島和義 三〇代、生まれ直しの季節――『きれぎれのダイアリー 2017〜2023』についてのエッセイ / 碇雪恵 ❖きらめく銀河の、ひとつの星へ 直截と雑感の歌――柴田聡子の「フォーク」性をめぐって / 柴崎祐二 波のように消える《私》――柴田聡子によるディーヴァの再定義 / 最込舜一 《カープファンの子》とのつきあい方 / 星川彩 ❖資料 柴田聡子ディスクガイド / 村尾泰郎・imdkm・つやちゃん ❖忘れられぬ人々*29 故旧哀傷・中村豊 / 中村稔 ❖物語を食べる*36 怪物は神話とともに黄泉還る / 赤坂憲雄 ❖詩 納豆のねばねば / 江田つばき ❖今月の作品 ユウ アイト・梅津郁子・栫伸太郎・ながさきふみ / 選=井坂洋子 ❖われ発見せり 私からあなたへの祈り / 鈴木美裕 表紙・目次・扉……北岡誠吾 表紙写真……O-WEST冨田味我 ©️YATSUI FES.2023 特集扉写真……撮影:守本勝英 メイクアップアーティスト:UDA ヘアスタイリスト:Nori Takabayashi アートディレクション、デザイン:坂脇慶 インタビュー扉写真……撮影:内田燿司 ヘアメイク:田中みゆき (boy Tokyo) 撮影アシスタント:駒谷優、新木勇汰、下田裕太 撮影スタジオ:Studio D21
-
AMBIENT READING
¥1,000
SOLD OUT
リトルプレス 発行 幻の湖 レーベル初のZINE『AMBIENT READING』を制作しました。構想からおよそ1年半でようやく形に。今回ご参加いただいたNINE STORIES @saori_ninestories さんの〝SUMMER READING〟にインスパイアされた実にストレートなタイトルですが、〝アンビエントを広義で解釈〟というコンセプトのもと刊行にいたりました。 シーンからはみ出したアンビエント・ミュージック・レーベルにふさわしいZINEが完成したと思います。ZINEのサウンドトラックとしてイメージミックスを作りましたので、こちらもお聴きいただけたら嬉しいです(巻末にQRコード掲載)。 〝AMBIENT READING〟 ⚪︎プロローグ 寺町知秀(幻の湖) ⚪︎広義でアンビエントを感じる書10選 ikm(Riverside Reading Club) かとうさおり(NINE STORIES) ⚪︎広義でアンビエントを感じる映画10選 豊田香純(spacemoth/fripieZOETROPE) ⚪︎書き下ろしアンビエント小説 鏡味陽子(美玉書店) ⚪︎SOUNDTRACK FOR AMBIENT READING 寺町知秀 (幻の湖) Special Thanks to YUGE Design by 小山直基(小山の家) ※敬称略
-
Lepido and Dendron|maco marets
¥2,420
リトルプレス ・デザイン:Yunosuke ・印刷:藤原印刷株式会社 ・制作:Woodlands Circle ※maco marets 自主レーベル ・刊行:2024年6月15日 ・価格:¥2,420 (消費税込) ・A4変型/64ページ ──────────────────── まもなく わたしの両腕が あたらしい永遠を拾うはずだった ※『Lepido and Dendron』収録作品 「あるいは紙幣のような」より ──────────────────── 2024年6月15日、maco marets CDデビュー8周年の節目に際して制作された自身初の詩作品集『Lepido and Dendron』。 2021年以降、ストリートカルチャーマガジン『HIDDEN CHAMPION Magazine』や『3.5 magazine』といった媒体で発表した作品たちに書き下ろしの新作をくわえた、詩人・maco maretsとしての足跡とその現在地をあらわす全25篇を収録しています。 本書の大きな特徴のひとつが、書籍でありながら過去にリリースされたmaco maretsのCDや7インチレコードと同等のサイズ(約180mm × 180mmのスクエア型)でデザインが統一されている点。maco marets自身「これまで発表した音楽作品と地続きの感覚を表現したかった」と語っており、その内容とあわせて、過去作にもひけを取らないひとつの「アルバム」としてラップ・ミュージシャンならではのこだわりを詰め込んだ一冊です。
-
ひとり ALTOGETHER ALONE
¥1,980
SOLD OUT
著者:Gazzette 4(小林深雪・小柳帝・鈴木惣一朗・茂木隆行) 発行 誠光社 四六判 / 160P / モノクロ / 仮フランス装 クラブで踊るためでもなければ、ライヴハウスで騒ぐためでもない、ひとりの雰囲気を持つ音楽。かといってひとりよがりの、半径数メートル閉塞感もりもりのマニアックな選盤というわけではない。音盤収集学とレコード詩学を絶妙にブレンドしてカフェ・ミュージックを擬態し、よく知られた盤もあまり知られていない盤も何食わぬ様子で並み居る約500枚。みんなにとっては重要かもしれない再生回数だの影響力(インプレッション)だのといったあらゆる序列は、たった「ひとり」の前で完全に無効化する。 (本書巻末解説より) ひとりで聴きたいレコード、ひとりで奏でられた音楽、聴けばひとりを感じる調べ。 1999年の終わり、過ぎ去りつつあった大衆(みんな)で音楽を聴く時代を惜しみつつ、ひとりの時間をいかに大切に過ごすかを考え始めた人たちによるディスクガイド。20世紀に生まれた500枚ものレコードを、「SWEET」「MILD」「BITTER」の印象(インプレッション)にて分類。「何を」ではなく「どのように」聴くのかを問い、21世紀の始まりを予見した一冊がついに新装復刊。 復刊に当たり、カバーは落ち着いた仮フランス装に、コラムは書き下ろしとともに一新、巻末解説をカンパニー社工藤遥が寄稿、新装版あとがきは小柳帝書き下ろし。
-
ライク・ア・ローリングカセット カセットテープと私 インタビューズ61|湯浅学
¥2,750
発行 小学館 定価2750円(税込) 発売日2023.03.20 判型/頁A5判/272頁 ISBN9784093888998 今も残るカセットテープと時代の記録集! カセットテープは、音楽聴取の「革命」であり、何よりも超個人的な「人生」の記録メディアだった! 昨今、再びブームだとも言われているメディア、カセットテープ。 サブスク全盛でスマートフォンで誰もが簡単に音楽録音/聴取ができる現代とは違い、1960年代に登場し初めて大衆にプライベートな録音/編集の愉しみを普及させたカセットテープというメディアは、革命的だった。 その登場から数十年、もし今も捨てられず、手元に残っているプライベートなカセットテープがあるのならば、そこに込められているのは一体いかなる録音であり、いかなる時代なのか? かつて(今なお?)カセットテープに親しんだ各界の人々の手元に残る秘蔵カセットをここに公開! そして、その音源と作られた時代の情景を探る超刺激的インタビュー集!!
-
ニューヨーク・ストーリー ルー・リード詩集|ルー・リード
¥3,630
翻訳 梅沢葉子 発行 河出書房新社 単行本 46変形 ● 410ページ ISBN:978-4-309-25750-1 ● Cコード:0098 発売日:2024.04.30 定価3,630円(本体3,300円) ヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代を含む自選歌詞集。ヴァーツラフ・ハヴェル大統領、作家ヒューバート・セルビーJrとの対話も収録。ファン必読、待望の復刊!
-
書をステディ町へレディゴー|安田謙一/辻井タカヒロ
¥1,760
発行 誠光社 148mm × 210mm / 256P / ソフトカバー バイト帰りにプールで泳いで、古本屋とレコード屋のぞいて、映画館立ち寄って、家でテレビ観ながら今日見聞きしたことを思い出す。音楽と時事ネタと私生活、文学とシモネタと世知辛さ。つなげて、モジッて、オチつけて・・書けた。意味はないけど滋味はある、笑えて学べて役立たない、「ロック漫筆」の集大成。安田謙一・辻井タカヒロの名バッテリーが、雑多な話題を広めのストライクゾーンへとお届けする、「白い名著」ここに誕生。 ローリング・ストーンズとケーシー高峰が、『テレホン人生相談』と『エクソシスト』が、天童よしみとシャッグスが、カフカと「およげ!たいやきくん」が、仲良く同居するコラムの数々を、見事に捕球し、打ち返す4コマ漫画の数々。世知辛い世の中と退屈な生活に、レコードが、テレビが、映画館が、安い飲み屋が、そして共通言語をもった相棒が存在することの喜びをしみじみと噛みしめることのできるコラム約120本。知らない本やレコード、映画をチェックしたり、捜したりしながら読めば数年間はたっぷり楽しめるであろう1冊。 雑誌「CDジャーナル」誌上で2010年から2019年まで連載された「書をステディ町へレディゴー」に、前身連載「ロックンロールストーブリーグ」4回分と、『ビートル・ストーリー』誌上で連載された「ポールがジョージにジョンずにリンゴの絵を描いた」13回分を追加収録。あとがきは夏葉社の島田潤一郎。
-
ライブ漫筆|安田謙一
¥1,650
SOLD OUT
発行 誠光社 装画・イラスト:辻井タカヒロ デザイン:仲村健太郎 A6判 / 262P / ソフトカバー アイドルグループからポール・マッカートニー、美術館でのインスタレーションからものまねパブに、配信ライブまで。演奏だけでなく「ハトが出る」瞬間を、ライブ中だけでなくその待ち時間や、帰路での一杯までをも綴った「ロック漫筆家」安田謙一の名人芸。かつて我々はこのような形で音楽にまつわる喜びを享受していたという未来の民俗学的資料であると同時に、これからの音楽体験の愉しみを模索するヒントの詰まった一冊。 装画・イラストは盟友、辻井タカヒロ、デザインは仲村健太郎。挿絵は京都 Hand saw pressにてリソグラフ印刷。 掲載ライブ(下記は一部・全体は目次画像参照) バート・バカラック/恵比寿★マスカッツ/エルヴィス・コステロ/水谷千重子/KIRINJI/民謡クルセイダーズ/クレイジーケンバンド/宇崎竜童/シャムキャッツ/憂歌団/ものまねショウ/松浦真也の吉本新喜劇/MOCKY/ジェフ・ミルズ/ピチカート・ワン/柴田聡子ほか
-
Cassette Book Revisit|VIDEOTAPEMUSIC
¥5,500
レーベル KAKUBARHYTHM KAKU-204 2024.6.5 Release Streaming: https://kakubarhythm.lnk.to/Revisit 限定プレス特装版 Cassette Book: ¥5000+税 Case Size:H188 × W104 × D35mm TAPE(46min)※ダウンロードコード付属 BOOK(表紙+本文160P) 3 POSTCARDS Sound Produce / VIDEOTAPEMUSIC Mixing (M1-M7), Mastering / Chihei Hatakeyama Art Direction & Design / Kei Sakawaki, Hiroaki Hidaka Editorial Direction / Yu Sakurai (TISSUE Inc.) Still Life Photography / Makoto Oono Documentary Photography / VIDEOTAPEMUSIC 著者・記録写真 VIDEOTAPEMUSIC 編集・註釈 桜井祐(TISSUE Inc.) 装幀・レイアウト 坂脇慶、飛鷹宏明 静物写真 大野真人 発行 株式会社カクバリズム 印刷製本 株式会社八紘美術 日本国内の様々な土地でフィールドワークを行いながらの楽曲制作を行なっている VIDEOTAPEMUSIC が、これまで滞在制作で訪れた館林(群馬)、野母崎(長崎)、須崎(高知)、塩尻(長野)、嬉野(佐賀)に加え、地元である東京都東大和市の多摩湖を再訪(=Revisit)し制作。 限定プレスの「カセットブック」は、音源(カセットテープ+ダウンロードコード)と、各地での滞在制作にまつわる記録/記憶を書き綴ったテキストを収録した全160Pの書籍がVHSサイズの特製ケースにパッケージされています。 [Tracklist] 1. Tamako 2. Tatebayashi 3. Nomozaki(feat. 角銅真実)※5/29(水)〜先行配信 4. Susaki (Flotsam) 5. Shiojiri 6. Ureshino (Cha Cha Cha Dub) 7. Goujyou Jima (強情島) 8. Nomozaki (Akito Tabira Remix) 9. Susaki (oono yuuki Refloat Mix) Revisit(BOOK 160P) ————— 目次 序文 5 館林 10 再訪日記 二〇二三年三月二十四日〜二十七日 16 「Tatebayashi」メモ 33 野母崎 42 再訪日記 二〇二三年四月十七日〜二十日 50 「Nomozaki」メモ 62 寄稿「流れ」Akito Tabira 68 須崎 72 再訪日記 二〇二三年二月二十二日〜二十五日 78 「Susaki (Flotsam)」メモ 89 寄稿「再び漂流する音」oono yuuki 94 塩尻 100 再訪日記 二〇二三年六月十二日〜十四日 106 「Shiojiri」メモ 119 嬉野 126 再訪日記 二〇二二年七月二十一日〜二十三日 132 「Ureshino (Cha Cha Cha Dub)」メモ 138 エピローグ 多摩湖再訪 二〇二三年十一月二十四日 148
-
●サイン本 実家|世田谷ピンポンズ
¥1,100
リトルプレス ■¥1100(tax in) ■40p ■文庫判 ■並製本 ■装丁・デザイン・DTP 輪佳 独り歌を歌い続けた二階の角の部屋、優しかったじいさん、ばあさん。二度と戻れない過去の断片と今はもうない場所のこと。 自分を育ててくれた実家がなくなったことをきっかけにものした随筆集。 細谷家栞(家族をイラストにしたもの)封入。紙袋(黄色・ピンクなどのうちのランダム)入りです。