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作家とおしゃれ
¥2,200
編集 平凡社編集部 発行 平凡社 出版年月 2024/09 ISBN 9784582747157 Cコード・NDCコード 0091 NDC 910 判型・ページ数 B6変 256ページ 定価2,200円(本体2,000円+税) 昭和の文豪のこだわりの着こなし、現代の作家が憧れた一着、漫画家のお気に入りのアイテム……特別な日の晴れ着から日々の生活を彩る普段着まで、「装う」楽しみが詰まったエッセイ、詩、漫画など46篇を収録。 【収録作品(掲載順)】 1 毎日のおしゃれ 服装語彙分類案 柳田國男 履物とガラス玉 佐多稲子 正しいアイロンのかけ方 村上春樹 新しい沓下 田中冬二 センスのよいきものの着方、えらび方 宇野千代 サザエさんの洋服/『サザエさん』より 長谷川町子 服装の合理性 石原慎太郎 働くために 宮本百合子 春着の仕度 河野多惠子 2 お気に入りの逸品 鞄 吉行淳之介 このごろ 幸田文 フィレンツェの赤い手袋 小川洋子 時計 室生犀星 『没有漫画没有人生』より「シューゲイザー」 望月ミネタロウ レインコートの美 森茉莉 帽子 江國香織 3 とっておきのよそいき すてきなお化粧品売り場 川上未映子 誓いの色を着た日 村田沙耶香 洋服オンチ 三島由紀夫 私のびろうどの靴は 林芙美子 劉生日記 大正九年 岸田劉生 旅のよそおい 檀一雄 無欲・どん欲 沢村貞子 4 こだわりの着こなし 「俺様ファッション全史」より 会田誠 わが服装哲学 森敦 「服装に就いて」より 太宰治 ピアスの穴 米原万里 買物 菊池寛 外套 江戸川乱歩 映画のなかのシャツ 宇野亞喜良 自分の色 白洲正子 5 夢に見たあのスタイル GOTHIC & LOLITA GO WORLD 嶽本野ばら 夏帽子 萩原朔太郎 夢の女の夏衣 厨川蝶子 リボン 竹久夢二 着物 芥川龍之介 るきさん 高野文子 羽織・袴 久保田万太郎 衣裳と悦楽 花柳章太郎 6 流行りをたのしむ 『青豆とうふ』より 安西水丸 洋服論 永井荷風 学生ハイカラしらべ 今和次郎 茶色い背広 吉村昭 銀座漫歩の美婦人三例 小村雪岱 好きな髷のことなど 上村松園 『かの子抄』より 岡本かの子 (版元より)
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詩 たのしいライト・ヴァース 日本編
¥3,960
編集 谷川俊太郎 発行 河出書房新社 単行本 46変形 ● 248ページ ISBN:978-4-309-03963-3 ● Cコード:0092 発売日:2025.05.23 定価3,960円(本体3,600円) 谷川俊太郎、金関寿夫、岸田今日子ら最良の案内人による、軽みとユーモアの名詩選。伝説のアンソロジー全4巻収録詩をまとめて復刊。山之口貘、天野忠、茨木のり子、江戸の遊戯的俳諧など。 著者 谷川 俊太郎 (タニカワ シュンタロウ) 1931年、東京生まれ。詩人。52年に第一詩集『二十億光年の孤独』(創元社)を刊行。以後、詩、絵本、翻訳など幅広く活躍。2020年、チャールズ・M・シュルツ『ピーナッツ』の個人全訳を成し遂げた。 (版元より)
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●サイン本 肌に流れる透明な気持ち|伊藤紺
¥1,870
発行 短歌研究社 ブックデザイン 脇田あすか 2022.8.30刊 B6変形判(110㎜ x182㎜ 背幅 7.5㎜)/80頁 定価1,870円(本体1,700円) ISBN 978-4-86272-721-3 増刷のたびに売り切れる噂の私家版歌集が、 発売から約3年の時を経て次作『満ちる腕』とともに短歌研究社より新装版が同時発売。 「わたし」を巡る60首。歌人・伊藤紺、最初の短歌集。 【歌集より】 ひさしぶりに会うたびきみは生きていて新鮮さに泣きそうになる 楽しいだけとかってたぶんもうなくて楽しいたびにすこしせつない フラれた日よくわからなくて無印で箱とか買って帰って泣いた 前髪にかけてきた気が遠くなるほどの時間の一部にあなた 【著者について】 伊藤 紺(いとう・こん) 歌人。2019 年『肌に流れる透明な気持ち』、2020 年『満ちる腕』を私家版で刊行する。2022 年両作を短歌研究社より同時刊行。その他の作品にミニ歌集『hologram』(CPCenter)、Kaho Iwaya(opnner)との共作『すごく近い』がある。
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なんでそんなこと急に言うん?|奥村真帆
¥1,320
SOLD OUT
リトルプレス 文庫判 242ページ 2024/12/1 発行 文章・装画・挿絵:奥村 真帆 デザイン:はちみつちひろ(小月デザイン) 一度しゃべりはじめると止まらない著者がいろんな記憶をあれこれ語るレトロかわいいエッセイ&短歌集です。 書き下ろしエッセイ25篇と各エピソードに関連する短歌84首を収めました。 幼い頃の思い出、好きなもの、きらいなもの、得意なこと、苦手なこと、うれしかったこと、切なかったこと、出会った人々、ままならないけれどたまに面白い気もする日常、なんでこうなったんやと自分でもよくわからない人生……。 話したくてうずうずしていたことを好き勝手に書き連ねたので、好き勝手に読んでいただけるとうれしいです。 [目次] なんでそんなこと急に言うん?(まえがき)/ミルク色の電車/渚ちゃん/しの先生/夢の国/クリスマス/沈黙のパフェ/蜃気楼のような人たち/防災センター/ダメダメ東大生/二十二年/地獄のホテルバイト/マブダチ/褒め言葉/ヒーロー/推しからのメール/宝くじ/図書館にいる人/急がなくていいですよ/真夏の少年/インタビュー/のど自慢/羽のある子ども/新札事件/深夜一時の猫/路面電車のような人だね(あとがき) [著者情報] 奥村真帆 富山県富山市出身、沖縄県那覇市在住。書いたり描いたりしています。ポプラ文庫『夜更けのおつまみ』掲載、Webメディア「アイスム」でエッセイ連載。第2回三服文学賞Yohaku賞受賞。新聞歌壇やNHK短歌などの公募で入選・掲載多数 (版元より)
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わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版|くどうれいん
¥1,000
発行 BOOKNERD 〈俳句をタイトルにしたエッセイ集〉 これは現代版『ことばの食卓』否『手塩にかけたわたしの料理』か?いいえ、彼女は"くどうれいん"。 モリオカが生んだアンファン・テリブルが書き散らしたことばと食物の記録。 はじまりはこうだ。 "わたしを空腹にしないほうがいい。もういい大人なのにお腹がすくとあからさまにむっとして怒り出したり、突然悲しくなってめそめそしたりしてしまう。昼食に訪れたお店が混んでいると友人が『まずい。鬼が来るぞ』とわたしの顔色を窺ってはらはらしているので、鬼じゃない!と叱る。ほら、もうこうしてすでに怒っている。さらに、お腹がすくとわたしのお腹は強い雷のように鳴ってしまう。しかもときどきは人の言葉のような音で。この間は『東急ハンズ』って言ったんですよ、ほんとうです、信じて” 2016年6月の初夏、そして一年後の2017年6月の心象風景。くどうれいんが綴る、食べることと生きることの記録。
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夢のうた
¥2,200
SOLD OUT
編集 左右社編集部 発行 左右社 定価 2,200 円(税込) 刊行日 2025年08月29日 判型/ページ数 B6判変形 上製 136ページ ISBN 978-4-86528-484-3 Cコード C0092 装幀・装画 装幀/脇田あすか 夢の中では、光ることと喋ることはおなじこと。お会いしましょうーー穂村弘 どこから開いても〈夢〉につながる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 夢の入り口、いつもみる夢、叶わなかった夢、満ち足りた夢、夢のなかの街、夢から醒めるとき……100人の歌人がうたった、わたしだけの夢のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/飯田有子/井口可奈/石川美南/伊舎堂仁/伊勢谷小枝子/伊藤紺/伊波真人/井上法子/今橋愛/上坂あゆ美/宇都宮敦/江戸雪/大田美和/大橋なぎ咲/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/尾崎まゆみ/小野田光/加賀田優子/笠木拓/加藤治郎/金田光世/椛沢知世/川谷ふじの/川野芽生/北山あさひ/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/黒瀬珂瀾/古賀たかえ/小島なお/斉藤斎藤/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹公人/佐藤弓生/菅原海春/菅原百合絵/鈴木加成太/鈴木ちはね/鈴木晴香/瀬戸夏子/染野太朗/谷川電話/谷川由里子/田村元/俵万智/千種創一/千葉聡/知花くらら/寺井奈緒美/堂園昌彦/橙田千尋/戸田響子/toron*/永井祐/永井亘/永田和宏/中村美智/中村森/ながや宏高/なべとびすこ/仁尾智/錦見映理子/野口あや子/初谷むい/服部真里子/花山周子/濱田友郎/早月くら/東直子/平岡直子/藤本玲未/穂村弘/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/水野葵以/水原紫苑/三田三郎/睦月都/望月裕二郎/盛田志保子/安田茜/山川藍/山崎聡子/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉川宏志/米川千嘉子/渡辺松男 (あいうえお順・敬称略、全100名) (版元より)
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私のうた
¥1,980
企画 左右社編集部 発行 左右社 定価 1,980 円(税込) 刊行日 2025年08月29日 判型/ページ数 B6判変形 136ページ ISBN 978-4-86528-485-0 Cコード C0092 装幀・装画 装幀/脇田あすか 世界でたったひとつの歌集。 短歌を愛する人のための、手帳のようなノートブックです。 1ページにひとつずつ、全部で100のお題が記載されています。最初のページから毎日1首ずつ書いてみるもよし、ぱらぱらめくって開いたページのお題から書いてみるもよし、使い方はまったくの自由です。100首を書き終えたとき、あなただけのオリジナル歌集ができあがります。 自分では短歌をつくらない人もぜひ、アンソロジストとして、お題に沿った好きな短歌を集めて、作者名とともに書き留めてみてください。あなただけの特別な短歌アンソロジーができあがります。 お題はすべてシンプルなものですので、短歌だけでなく、詩や俳句や川柳、日記やイラストや歌詞など、使い方は無限大。どうか心のおもむくままに書き込んでみてください。 巻末にあるメモのページには、短歌になる前のアイデアや言葉や好きな短歌を書き留めたり、あとがきを書いたりするのもおすすめです。 奥付(最終ページ)の「著者」の欄には、あなたの名前を忘れずに。上段にはプロフィールの欄も設けましたので、そちらもぜひご活用ください。 【お題一覧】 花/声/触れる/手紙/コンビニ/未来/ぬいぐるみ/嘘/出会い/風/神様/猫/ゲーム/名前/雨/学校/瞳/眠る/都会/愛/亀/宇宙/遊び/血/扉/海/涼しい/七夕/笑い/友/透明/図書館/窓/走る/機械/誕生日/味/恐怖/旅/魚/クリーム/電話/山/おしゃれ/雷/つるつる/祭り/紙/車/揺れる/月/過去/ときめき/コーヒー/待つ/数字/街/欲/食べる/音/家/秘密/駅/忘れる/果物/苦い/飛ぶ/指輪/仕事/香り/お酒/クリスマス/森/甘い/川/雪/繋ぐ/犬/時間/火/正月/かわいい/棘/暮らす/チョコレート/草/休み/傷/星/遠い/歌/宝石/子ども/野菜/鳥/きらきら/信号/やわらかい/別れ/夢 (全100題) (版元より)
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●サイン本 ラストイヤー|脇川飛鳥
¥1,650
SOLD OUT
発行:短歌研究社 新書判 80ページ 定価 1,500 円+税 1,650 円(税込) ISBN978-4-86272-803-6 初版年月日 2025年6月20日 装画=水沢そら(『ちゃっくん』より) 装幀=ほんだことこ(MARLC) ドーナツは穴があいてるものですしあなたがいればうれしいですし 2024年4月17日に発行され、早々に完売した「私家版」を、デザインや感触をそのまま短歌研究社版として刊行しました。 人間は別れて生きてゆくのです それではルールを説明します ふたりでただビールを飲んで脳みそがあったかかったあれはよかった 著者プロフィール 脇川飛鳥 (ワキガワアスカ) (著) 1979年長崎生まれ。枡野浩一『かんたん短歌の作り方』(筑摩書房、2000年)に50首の作品集「気がする私」を掲載。『テノヒラタンカ』(太田出版、2002年)に参加。以降の短歌を本書に収録しました。 (版元より)
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ところで、愛ってなんですか?|鈴木晴香
¥2,200
発行 左右社 定価 2,200 円(税込) 刊行日 2025年07月31日 ISBN 978-4-86528-479-9 Cコード C0092 装幀・装画 装幀/脇田あすか 愛の悩みに、短歌で答える。 片想い、失恋、自己愛、友愛、性愛、推しへの愛、恋をしないこと……。歌集『夜にあやまってくれ』『心がめあて』『荻窪メリーゴーランド』など、一貫して「愛」を詠みつづけてきた著者がショートストーリーでつむぐ、新感覚短歌アンソロジー。 ここは愛の相談所〈BAR 愛について〉。入り口の看板には、三十一個のハートが光っていて、愛に悩むお客さんが毎日やってくる。 持ち込まれた愛の相談に、私は、カクテルでもタロットでも藁人形の呪いでもなく、短歌を差し出す。三十一文字という短い言葉の連なりが、どういうわけか、こんがらがってしまった愛をほどいてくれるのだ。 この星に愛の悩みは今日も生まれている。そろそろ開店時間だ。 (本文より) 著者プロフィール 鈴木晴香 (スズキ・ハルカ) 1982年生まれ、東京都出身。短歌結社「塔」所属。芸術と科学リエゾンユニットKYOTO、「西瓜」同人。2019年、パリ短歌イベント短歌賞にて在フランス日本国大使館賞受賞。歌集に『夜にあやまってくれ』『心がめあて』『荻窪メリーゴーランド』(木下龍也との共著)がある。 (版元より)
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作家と山
¥2,200
編集 平凡社編集部 発行 平凡社 出版年月 2025/08 ISBN 9784582839876 Cコード・NDCコード 0091 NDC 910 判型・ページ数 B6変 304ページ 定価 2,200円(本体2,000円+税) 昔の文豪から当代一のベストセラー作家まで、みんな登山にハマっていた! 登山の楽しみを描いたエッセイ、詩などを収録。 ◯ 目次 なだれ 井伏鱒二 Ⅰ 日本アルプス 槍ケ岳紀行 芥川龍之介 涸沢の岩小屋のある夜のこと 大島亮吉 霊気 豊島与志雄 案内人風景 百瀬慎太郎 三俣蓮華岳への思い 辻邦生 白馬連峰──山という別世界の花 池澤夏樹 奥穂と校了 若菜晃子 南アルプス 吉田博 駒鳥の谷 野尻抱影 真夏の急登 沢野ひとし Ⅱ さまざまな山旅 雪中富士登山記 小島烏水 「山上湖へ」より 若山牧水 霧ヶ峰から鷲ヶ峰へ 徳田秋声 八ガ岳に追いかえされる 梅崎春生 稜線を泳ぐ 南木佳士 十勝の朝 中谷宇吉郎 英彦山に登る 杉田久女 阿蘇外輪 小杉放庵 山小屋の一夜 畦地梅太郎 山と温泉 小林百合子 『崩れ』より 幸田文 水源へ 安岡章太郎 尾ノ沼谷 志水哲也 最高の登山 石川直樹 ウェストンの初登攀をたどる 服部文祥 Ⅲ 山へのあこがれ、山の愉しみ 筑波 岩本素白 富士山頂から東京を見る 新田次郎 漫談・火山を割く 牧野富太郎 雷鳥尾行記 田淵行男 山のコドモ 岡本かの子 低山登山は楽しい 安西水丸 クルコノシェ山地から 出久根育 コツコツ地道に 本上まなみ Ⅳ 山の哲学 山に登る 萩原朔太郎 凹面谷 串田孫一 霧とサルオガセ 北杜夫 初登山に寄す 今西錦司 山は如何に私に影響しつつあるか 田部重治 山の魅力 木暮理太郎 登山家という言葉 深田久弥 登山趣味 正宗白鳥 「登山好き」が思うこと 湊かなえ なぜ登るのか 小手鞠るい 山へ入る日・山を出る日 石川欣一 (版元より)
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谷川俊太郎詩集 星たち
¥1,980
写真 前康輔 編集 永岡綾 発行:ブルーシープ B6変形判 縦190mm 横127mm 96ページ 上製 価格 1,800 円+税 1,980 円(税込) ISBN978-4-908356-73-5 発売日 2025年8月15日 宇宙の俊太郎さん、お元気ですか。 詩人・谷川俊太郎は20歳の時に詩集『二十億光年の孤独』を発表して以来、宇宙をテーマとした数多くの詩を私たちに届けてくれました。 本書は、星や宇宙をめぐる15篇の詩と、写真家・前康輔が撮り下ろした谷川さんの自邸の写真で綴った詩集です。 「二十億光年の孤独」「朝のリレー」といったおなじみの作品から、「ひとつのほし」「宇宙船ぺぺぺぺランと弱虫ロン」、そして最晩年の「感謝」までを収録。詩と詩の間に挿入された前康輔の写真は、主人が不在となった家の書斎や応接室をはじめ、公にされてこなかったスペースや、本棚、ノートやアルバムを捉えています。どこかに谷川さんの気配を感じながら詩を味わうことができる、特別な一冊です。 *この詩集は、2025年7月から「PLAY! MUSEUM」ではじまる「大どろぼうの家」展のインスタレーション「銀の庭」がきっかけとなり生まれました。 目次 二十億光年の孤独/一人きり/宇宙船ペペペペランと弱虫ロン/私たちの星/あお/朝のリレー/ひとつのほし/星の組曲/すき/むし・ほし・ひと/たんぽぽのはなの さくたびに/くらやみ/赤児の笑みが/あのひとが来て /感謝 (版元より)
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世界が問いである時 答えるのは私だけ|谷川俊太郎
¥1,650
発行 イースト・プレス 定価 1,650円(本体1,500円+税10%) ISBN 9784781624785 JANコード 1920095015002 NDC分類 914 発売日 2025年7月17日 判型 新書判 製本 上 ページ数 264ページ 「この世で僕が生きるとは一体どういうことなのだろう。それが僕の惑いの始まりでした」 稀代の詩人が贈る箴言集 「いなくならない俊太郎さんをどうにかして探し当てようとしていた」 ──覚 和歌子 寄稿 言葉はいつも出発点で、そこから私たちは他者へ、また世界へと向かう ◯ 目次 自分 生きる こころとからだ 愛 青春 暮らし 年をとる 死 子ども 詩と言葉 (版元より)
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詩 たのしいライト・ヴァース 世界編
¥3,960
編集 谷川俊太郎、ほか 発行:河出書房新社 四六変型判 縦185mm 横139mm 314ページ 定価 3,600 円+税 3,960 円(税込) ISBN978-4-309-03964-0 初版年月日 2025年5月23日 古今東西の詩の海から、柳瀬尚紀、窪田般彌、池内紀ら最良の案内人による名詩選。伝説のアンソロジー全5巻収録詩をまとめて復刊。ルイス・キャロル、アポリネール、リンゲルナッツなど。 (版元より)
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人はかつて樹だった|長田弘
¥1,980
発行 みすず書房 判型 A5判 頁数 96頁 定価 1,980円 (本体:1,800円) ISBN 978-4-622-07229-4 Cコード C0092 発行日 2006年7月10日 「物語の家族のように/母のように一本の木は/父のようにもう一本の木は/子どもたちのように小さな木は/どこかに未来を探しているかのように/遠くを見はるかして/凛とした空気のなかに/みじろぎもせず立っていた。/私たちはすっかり忘れているのだ。/むかし、私たちは木だったのだ。」(「むかし、私たちは」より) いまの日本で、谷川俊太郎にならんで多くの読者の心を動かす詩人長田弘による詩集。 前作『死者の贈り物』は、親しかった場所や人や書物にささげられていた。21篇を収めるこんどの詩集ではもっと自由に、私たちをとりかこむ自然や世界を歌っていてみごとである。 (版元より)
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数と夕方 管啓次郎詩集
¥2,640
発行 左右社 定価2,640 円(税込) 文庫判上製 320ページ ISBN978-4-86528-187-3 CコードC0092 装幀:祖父江慎/装幀 一度遠景に退いた風景が、ふたたびくっきりと存在しはじめる。 詩人管啓次郎の新たな展開を告げる待望の第5詩集。 祖父江慎装幀、ポケットの底に、いつも詩集を。 78 57 37 意味なき数字が脳裏で明滅する 海峡を行く白い小型フェリーに 夕方の黄金の光があたって美しい 息子がこっちを見て手をふっているのもわかる 海岸にはアフリカ原産種の大木の赤い花が咲いて それは何かを祝っているようだ (「数と夕方」より) われわれの生のすべての瞬間がそのときその場での地形と気象に左右されているのは、思えば驚くべきことだ。だがそれに驚きつづける人は、いったいどこにいるのだろう。 (略) 生に耐えられなくなった者たちは叫びを上げる。その叫びがつぶやきやささやきや沈黙というかたちをとる者もいる。地形と気象に対する反応が、その背景をなす。ぼくは沈黙に似た無音の情景を、文字で構成しようとした。 (あとがきより) 著者プロフィール 管啓次郎 (スガ・ケイジロウ) 1958年生まれ。詩人、比較文学研究者。明治大学大学院理工学研究科〈総合芸術系〉教授。1980年代にリオタール『こどもたちに語るポストモダン』、マトゥラーナとバレーラ『知恵の樹』の翻訳を発表。以後、仏・西・英語からの翻訳者として活動すると同時に『コロンブスの犬』(1989)『狼が連れだって走る月』(1994) などにまとめられる批評的紀行文・エッセーを執筆する。本書のもととなった『トロピカル・ゴシップ』(1998)『コヨーテ読書』(2003)『オムニフォン<世界の響き>の詩学』(2005) はポストコロニアル多言語世界文学論の先駆として高く評価されている。2011年、『斜線の旅』にて読売文学賞受賞。2010年の第1詩集『Agend’Ars』以後、8冊の日本語詩集と1冊の英語詩集を刊行。20ヵ国以上の詩祭や大学で招待朗読をおこなってきた。2021年、多和田葉子ら14名による管啓次郎論を集めた論集Wild Lines and Poetic Travelsが出版された。 (版元より)
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●サイン本 珠洲の夜の夢/うつつ・ふる・すず さいはての朗読劇|大崎清夏
¥1,650
発行 twililight B6変形判 縦172mm 横105mm 136ページ 価格 1,500 円+税 初版年月日 2025年7月7日 作曲家・阿部海太郎の声かけにより、演出・長塚圭史、戯曲・大崎清夏によって2022年、23年と奥能登珠洲で上演された『さいはての朗読劇』全戯曲。 詩人・大崎清夏の初めての戯曲集は、珠洲に伝わる民話と民謡から生まれました。珠洲に暮らす方々のお話。土地に響く声、語られる声。二つの戯曲には、誰もが知っている物語と、誰も知らない珠洲の姿があります。 “草むらのほうから、夏の終わりのいい風がざあっと吹いて、会場を吹き抜けた。 「あいの風だ。」 と誰かが言った。“(本文より) “この戯曲集が完成する頃には、能登半島地震から一年半が経つことになります。珠洲の復興への道のりについては、私にはわからないことだらけです。でも、この戯曲集によって、ひとつの珠洲の物語をこの先の未来へ手渡すことができれば、少なくともそれは珠洲を愛する私にとって、ひとつの復興の形になるのではないかと思います。”(あとがきより) “大崎さんは、決して目の前のもの/ことから目を逸らさない。むしろ永久に正しい焦点を探し続けている。“(「まえがきのまえに」より)阿部海太郎 “珠洲を舞台にした『夏の夜の夢』。読み始めると、途端に物語の中の人、外の人が鮮やかに動きだす。“(まえがきより)長塚圭史 目次 まえがきのまえに 阿部海太郎 まえがき 長塚圭史 珠洲の夜の夢 うつつ・ふる・すず 「珠洲の夜の夢」日記 あとがき 著者プロフィール 大崎清夏 (オオサキサヤカ) (著) 二〇一一年、第一詩集『地面』刊行。第二詩集『指差すことができない』で第十九回中原中也賞受賞。 詩集に『暗闇に手をひらく』『踊る自由』『新しい住みか』、小説やエッセイに『湖まで』『私運転日記』『目をあけてごらん、離陸するから』などがある。 協働制作の仕事に、奥能登国際芸術祭『さいはての朗読劇』(二〇二二、二〇二三)の脚本・作詞、舞台『未来少年コナン』(二〇二四)の劇中歌歌詞、オペラ『ローエングリン』(二〇二四)の日本語訳修辞、ダンスパフォーマンス『渋谷への手紙 ~LOVE HATE SHOW~』(二〇二 五)の共同構成・語りなど多数。 二〇二五年春から拠点を奥会津の山あいに移し、執筆活動を続けている。 (版元より)
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電車内観察日記|鈴木竣介
¥2,530
SOLD OUT
発行所 DOKU, 価格 2,300 円+税 発行日 2025年7月1日 初版第1刷発行 頁数 108p サイズ W138mm×H138mm 背幅 7.5mm 仕様 無線綴じ 印刷 藤原印刷株式会社 製本 ダンク セキ株式会社 「電車の中で見つけた、知らない人たちの日常と、しぐさ。」 過ぎ去って、もう戻ってはこないもの。 誰も覚えていないけど、確かにそこにあった光景 。 たぶんこの先 、会うことも話すこともない人々が織りなす、 くだらなくて愛おしい瞬間を見つめ続け た 、 電車の中の散文集。 ◯ 確かにすぐそこにいるはずの人が、「他人」という枠組みによって遠く、明確に隔てられていることが、時折とても怖くなります。逆に、他人の枠組みから外れて、ふと人間らしい 、その人だけの顔や仕草が垣間見えたときの安心には 、いつも心惹かれるものがあります。 道行く人々、コンビニの店員さん、バスの車掌さん、電車に乗っている人。誰でもいいのですが、ほんとうは常に、そこにいる人を対等に見つめていたい。距離は変わらなくても、同じ人間であることを密かに確かめながら、慈しむ気持ちを持ち続けたい。 そんなことを日々ぼんやりと考えながら、人間観察という、染みついてしまった癖の延長だけで、この本は出来上がりました。 (あとがきより) (版元より)
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詩的都市 POETIC CITY
¥1,320
SOLD OUT
著者 山本麻央、髙木里美、椋本湧也、杉田真理子、水野葵以 編集・写真:中川晃太 装丁:中川晃太・福森愛 印刷製本:イニュニック 2025年5月 初版第1刷発行 B6 92ページ 表紙:OKカイゼル白195K(マットPP加工) 本文:モンテシオン 70.5Kg まちと暮らしについての6人の詩歌、散文、写真を編んだリトルプレス。 詩を通じて、ままならない他者の視点に立つことを試みる一冊。 都市を考えることは、つまるところ他者を考えることだと思っています。まちとは他者の集まりである。ままならなさとともに暮らしている私たちだから、都市も本来たくさんの矛盾をはらんだものだと思う。その矛盾を矛盾のまま受け止めたい。そのために、純度の高い「他者の言葉」である詩歌を通して、切実な他者の視点に立とうとしてみたらどうか。 (「まえがき 都市を詩的に考える」より) (版元より)
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ユーモアの鎖国 新版|石垣りん
¥990
SOLD OUT
発行 筑摩書房 文庫版 定価 990円(10%税込) ISBN 978-4-480-44040-2 Cコード 0195 整理番号 い-7-4 刊行日 2025/06/10 ページ数 320頁 解説 牟田都子 自分の言葉で生きていく―― 14歳から銀行で働き、焼けた東京で詩を書いた。日本を代表する詩人が己の人生とくらしを鮮やかにつづった自伝的傑作エッセイ集、復刊! (版元より)
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雨のうた
¥2,200
編集 左右社編集部 定価 2,200 円(税込) 刊行日 2025年05月30日 四六判変形 上製 136ページ ISBN 978-4-86528-476-8 Cコード C0092 装幀・装画 装幀/脇田あすか 好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君ーー枡野浩一 どこから開いても〈雨〉につつまれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 つめたい雨、やさしい雨、はげしい雨、やまない雨、あたたかい雨、とおざかる雨、なつかしい雨……100人の歌人がうたった、わたしだけの雨のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 蒼井杏/青松輝/我妻俊樹/阿波野巧也/飯田有子/飯田和馬/石井大成/石井僚一/石川美南/伊藤紺/井上法子/岩倉文也/魚村晋太郎/牛隆佑/内山晶太/宇都宮敦/江戸雪/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/尾崎左永子/笠木拓/川野芽生/北山あさひ/絹川柊佳/木下こう/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/小池純代/鴻田野枝/小坂井大輔/小島なお/小島ゆかり/小林朗人/斉藤斎藤/坂井ユリ/榊原紘/嵯峨直樹/笹井宏之/佐々木朔/佐藤羽美/佐藤真由美/佐藤弓生/柴田葵/嶋稟太郎/鈴木晴香/鈴木美紀子/染野太朗/竹林ミ來/辰巳泰子/田中有芽子/谷川由里子/谷じゃこ/田丸まひる/俵万智/千種創一/寺井奈緒美/土井礼一郎/堂園昌彦/土岐友浩/戸田響子/永井祐/永井亘/中野霞/中村森/西村曜/薄暑なつ/橋爪志保/初谷むい/服部真里子/花山周子/馬場めぐみ/東直子/久永草太/平出奔/平岡直子/藤本玲未/法橋ひらく/穂村弘/堀静香/正岡豊/枡野浩一/睦月都/盛田志保子/安田茜/藪内亮輔/山尾悠子/山川藍/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/横山未来子/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名) (版元より)
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ここは安心安全な場所|植本一子
¥1,650
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シリーズ わたしの現在地 2 リトルプレス 165ページ(カラー写真 16ページ) 2025年6月14日初版第一刷発行 発行者 植本一子 寄稿 徳吉英一郎 装丁 川名潤 校正 松井真平 協力 柴山浩紀 印刷 株式会社イニュニック 「自分自身で生きる」とは、どんなことだろう。 馬たちと過ごす静かな時間の中で、わたしは少しずつ自分を取り戻していった。葛藤を抱えながら生きてきた心と、変わっていく内面を見つめた、小さな旅の記録。 遠野で撮影された馬たちの写真と、書き下ろしのエッセイ8遍、詩を掲載。 ○ 偶然のように現れた、ギフトのような人や場所。この出会いがあったからこそ、わたしはひとりで歩き出す準備が整ったのだと思う。(本文より) ○ わたしの現在地とは わたしとあなたの現在地を見つめる 植本一子のエッセイシリーズです。
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アイムホーム|向坂くじら
¥2,200
発行:百万年書房 四六判 200ページ 並製 価格 2,000 円+税 2,200 円(税込) ISBN978-4-910053-66-0 初版年月日 2025年7月17日 一冊の窓から強風が入る。 “ただいま”と帰ってきやがった孤独も まっとうに味わう恵みの讃歌。 杉咲花(俳優) ◯ 家、部屋、身体、生活ーー詩人・向坂くじら、最新作品集。 目次 複製 ●バスタオル よい家 うちにはだれも あじたま ほほえみ わたしのなかの パジャマのうた わき毛 良心Ⅰ 排出 手よ hustéra イブ 半身 正直 おかえり ●土 ただいま 居間に 庭 家族 ドアに 鏡に トイレに あと ひと皿のソネット ●フィルム あーあ 像について 負けて帰ってきた人よ 忘れることについて 家の外のこと 思い出すことについて アイムホーム ●打ち覆い 産褥 窓 彫刻 その棒 カーテン Maundy ベッドで 解体を待つ家に 椅子 ●遠くのこと 歩く はる 膝ふたつ 遠くのこと うちにはだれも 青 著者プロフィール 向坂 くじら (サキサカ クジラ) (著) 詩人。2022年埼玉県桶川市に「国語教室ことぱ舎」を設立し、小学生から高校生までを対象とした国語の指導を行う。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」でアーティストとしても活動。著書に詩集『とても小さな理解のための』(百万年書房)小説『いなくなくならなくならないで』(河出書房新社)エッセイ集『ことぱの観察』(NHK出版)『犬ではないと言われた犬』(百万年書房)、共著に『群れから逸れて生きるための自学自習法』(明石書店)など。1994年名古屋生まれ。慶應義塾大学文学部卒。 (版元より)
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今日は昨日のつづき どこからか言葉が|谷川俊太郎
¥1,760
発行:朝日新聞出版 四六判 104ページ 定価 1,600 円+税 1,760 円(税込) ISBN978-4-02-252065-4 初版年月日 2025年6月30日 ひとが旅立つ寂しさ、いま生きているいのち、言葉にできずにただ思っていたこと……日々の生活から浮かんできたことばたち。 朝日新聞の連載「どこからか言葉が」をまとめた、谷川俊太郎がさいごに遺した「感謝」を含む47篇の詩。 (版元より)
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銀河 MERCH EDITION|舩山賢人
¥1,100
レーベルステッカー2点つき リトルプレス 発行:Born In Winter label 発売日:2025年6月14日 文庫判 69P 価格:1,100円(税込) ミュージシャン・Kent Funayamaあらため舩山賢人によるZINE。 2023年発行のZINE『銀河』初版に掲載された詩「銀河」と、歌として完成した「銀河」の間にある期間を「銀河モラトリアム」と名付け、新たな日記とエッセイを掲載した再編集版『銀河 Merch Edition』。 詩、エッセイ、短歌、日記、写真を収録。