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●サイン本予約 ここは安心安全な場所|植本一子
¥1,650
予約商品
2025年6月18日発送開始予定です シリーズ わたしの現在地 2 リトルプレス 165ページ(カラー写真 16ページ) 2025年6月14日初版第一刷発行 発行者 植本一子 寄稿 徳吉英一郎 装丁 川名潤 校正 松井真平 協力 柴山浩紀 印刷 株式会社イニュニック 「自分自身で生きる」とは、どんなことだろう。 馬たちと過ごす静かな時間の中で、わたしは少しずつ自分を取り戻していった。葛藤を抱えながら生きてきた心と、変わっていく内面を見つめた、小さな旅の記録。 遠野で撮影された馬たちの写真と、書き下ろしのエッセイ8遍、詩を掲載。 ○ 偶然のように現れた、ギフトのような人や場所。この出会いがあったからこそ、わたしはひとりで歩き出す準備が整ったのだと思う。(本文より) ○ わたしの現在地とは わたしとあなたの現在地を見つめる 植本一子のエッセイシリーズです。
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銀河 MERCH EDITION|舩山賢人
¥1,100
レーベルステッカー2点つき リトルプレス 発行:Born In Winter label 発売日:2025年6月14日 文庫判 69P 価格:1,100円(税込) ミュージシャン・Kent Funayamaあらため舩山賢人によるZINE。 2023年発行のZINE『銀河』初版に掲載された詩「銀河」と、歌として完成した「銀河」の間にある期間を「銀河モラトリアム」と名付け、新たな日記とエッセイを掲載した再編集版『銀河 Merch Edition』。 詩、エッセイ、短歌、日記、写真を収録。
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あわいのひと|西尾勝彦
¥1,760
発行 七月堂 2025年1月23日発行 145x140mm 帯付 84ページ 定価1,760円(税込) この星では ときどき なつかしい風が 吹いていますね ◯ 前作『場末にて』から1年と少しが経ちました。 この冬、西尾勝彦さんの詩集を刊行いたします。 『あわいのひと』というタイトルのこの詩集は、一篇の詩としても、物語としても楽しんでいただける一冊となりました。 日ごろの緊張から解き放たれて、ホッと息をつき、力をぬいて安心できる場所。 それは、この世界のほんの少しだけずれた隣りの部屋にあるのかもしれません。 いえ、本当は、この世界にあるのかもしれません。 穏やかであたたかいものをひとつでも多く。 そんな願いをこめてお届けいたします。 ◯ いずれ わたしは いなくなるのです このうつくしい世界から きえさってしまうのです その前にできることは あたたかいものたちを こしらえることなのです 『あわいのひと』より (版元より)
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七月堂ZINE AM 4:07 vol.3
¥1,100
印刷・製本・発行┊七月堂 発行・編集┆後藤聖子 組版・デザイン┆川島雄太郎 製本指導┆紙とゆびさき 写真┆寺岡圭介 創刊号発行日┆2025年5月15日 発売┆5月15日 頃 価格┆1,100円(税込) 発行部数┆500部 通算12号を不定期にて発行予定 この雑誌では、詩人、作家、文筆家、書店店主、書店店員、版元が書き手となって、「詩」に関わって生きる人たちのことそのものを知っていただいたり、身近に感じてもらえるものになったらと考えています。 書店店主の方に依頼する際お願いをしたのは、本のこと、書店のこと、お客様のことではなくても、今日食べたチキン南蛮弁当がおいしかったとか、いまいちだったとか、お店のある町のこと、好きな景色や洋服のこと、なにに触れていただいてもかまいません。といたしました。 この時代に本を売る、大切なお店、限りのある棚に「詩」を取り扱われている方の日常をお聞きしてみたいと、誰より自分がそう思っていました。 詩人の方へエッセイのご執筆を依頼しているのは、これまで詩を読んだことのない方にも詩集を手にするきっかけになるのではないか、という考えもありましたが、これも誰より自分が読んでみたいと思っていたことを記しておきます。 ◯ vol.3 執筆者紹介 西尾勝彦さん 西尾さんには毎回「詩」と「エッセイ」をご寄稿いただいております。 今回の作品は共通する世界感もあり、新刊『あわいのひと』の影響もあってか、一歩また不思議な世界に踏み入れるような気持ちにさせてくれる作品です。 少しディープな西尾勝彦ワールドが展開されているぞと感じる回です。 いっしょに不思議な世界をお楽しみいただけたら嬉しいです。 Pippoさん Pippoさんは「近現代詩紹介」エッセイを全12回連載してくださっています。 今回のエッセイからは、「日々」「生死」「意志」といった言葉が心に浮かび、印象的に残ります。 自分だけが知っている喜びや悲しみ、罪悪感や後悔。そんなものたちを抱えながら繰り返す日々を支えてくれているものはなんだろう。そんなことを、著者とお話をしているようにして読み進めました。 Pippoさんの文章は柔らかくてきめ細やかで、ご自身の感じられたことが、できるだけ読者の方へ伝わるようにと真心をこめて言葉を選ばれているのだなと感じます。 詩を読んだことがある方にはもちろん、読んだことのない方にぜひお読みいただきたいエッセイです。 池上規公子さん(葉ね文庫) 12回の連載を引き受けてくださった池上さんのエッセイも3回目となりました。 人によって、状況やタイミングの得手不得手があると思いますが、池上さんにとってちょっと戸惑ってしまうシチュエーションを垣間見て親近感を覚えてしまいます。あるある!そんな風に楽しんでいただける方も多いかもしれないと思うエッセイです。 そしてこれも毎回なのですが、池上さんのたおやかな一面が垣間見れて、それは葉ね文庫という空間そのもののようにも感じられます。 城下康明さん(ひとやすみ書店) 城下さんのエッセイは全4回で、今回は3回目となります。 表題の「ぼく、おつりもらいましたっけ?」の謎が解ける回となっているかもしれません!? 答えがでないことも多いけれど、時に深く考え込んでみたり、投げ出してはまた取り出して考えてみたり、城下さんにとって思考することは日常の楽しみでもあるのだろうな、そんな風に感じられる作品です。 池上さんのエッセイと同じく、共感される方も多いのではないかと思います。 思えば、ひとやすみ書店さんの店内も、遊び心満載な空間です。きっと店主の日々の考えが散りばめられているのだと思います。 寺岡圭介さん(紙片) 12回のお付き合いを引き受けてくださった、紙片の寺岡圭介さん。 毎回何十という候補作品をお送りくださるので、スタッフ総出で投票をして、それをもとにああだこうだと検討を重ねてやっとの思いで一枚を選ぶのですが、今回もそのようなすったもんだの末に決定いたしました。 AM 4:07と写真が並んだ時にとてもおもしろいなと感じています。 【寺岡さんにカバー写真を依頼をした経緯】 SNSに投稿されていた写真を、素敵だなぁと以前より拝見していました。 アップされる写真にたとえ人物が登場していなくても、どれにも誰かの気配を感じるような温度を感じます。 それはもしかすると、寺岡さんのまなざしの温度そのものなのかもしれないと思ったりもします。 寺岡さんのご協力によって、「AM 4:07」はことばによる詩だけではないところまで広がってくれるだろうと思いました。 ゲストコーナー、詩とエッセイ 今回のゲストは、詩に山内優花さん、ゆずりはすみれさん、吉田篤弘さん。そして鈴木康太さん。エッセイはお一方で佐々木蒼馬さんです。 山内優花さんは2024年のユリイカの新人に選ばれ、昨年刊行された『きせつきせつ』が第75回H氏賞の最終候補となりました。 山内さんの詩を拝読すると、内側に立ち込めていたもやがすっと引いていくような気持ちになります。 耳を澄ませて読みたくなるような作品です。 ゆずりはすみれさんは2020年のユリイカの新人に選ばれ、現代詩手帖や雑誌などへの寄稿の他にも、詩の展示や読書会なども開催されてきた作家です。 発行されてきた本のタイトルには、「生活」や「暮らし」といった言葉が光ります。 四季折々に発行されるフリーペーパーは七月堂店頭でもお手に取っていただけますので、ご来店の際はぜひお持ちください。 鈴木康太さんの今回の作品は、第三回 西脇順三郎新人賞の最終選考に選出されたものとなります。 鈴木さんとは仕事もいっしょにする仲なので、贔屓されているのではないかなど思われている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、まったくそのような事はありませんし、きっとこの一作をお読みいただけたら、ただひたすらに、作に力があるのだと感じていただけるのではないかと思います。 個人的にとても印象深く残るフレーズがあります。凄いな、この人にはこの人にしか見えない世界があるのだなと感じます。 そしてエッセイを書いてくださった佐々木蒼馬さん。 第11回びーぐるの新人に選ばれ、23年に七月堂より第一詩集『きみと猫と、クラムチャウダー』を刊行しました。 新作の詩を拝読したい気持ちがのどまで出かかるのを飲み込んで依頼いたしました。 佐々木さんにとってこの春が、どんな春になっていくのかと、つづきを聞きたくなってしまうような作品です。もしかすると、自分のことのように共感して読み進める方もいらっしゃるかもしれません。「春、AM 8:00」というテーマで書いていただきました。ぜひご覧ください。 そしてそして、なんとなんと、文筆家として、デザイナーとして活躍されつづけている吉田篤弘さんが、本舗初公開となる詩をご寄稿くださいました。 吉田さんの代表作のひとつ『つむじ風食堂の夜』や、その他の作品でもひそかに物語の舞台のモデルが、七月堂のある豪徳寺や山下、赤堤という土地であったり、街を走る二両編成の世田谷線沿線であったりします。 事務所と書店を明大前から豪徳寺へ移転するとき、いくつかの大きな要因が背中を押してくれましたが、そのひとつに、「つむじ風食堂のある、月舟町で本を作ったり売ったりできるのだ…!」というイメージがありました。 このたびごいっしょさせていただける機会があって、本当に嬉しくありがたい気持ちでいっぱいです。 吉田篤弘さんの発表される初めての詩、ぜひお手にとってゆっくりとお楽しみください。 選書コーナー テーマ《五月の待合室であのひとが来るまで読んでいたい詩歌本》 こちらのコーナーでは、今回も3店舗さまに参加していただきました。 熊谷充紘さん/twililight 砂川昌広さん/とほん 土屋裕一さん/suiran テーマに合わせた一冊とコメントをいただいているのですが、短いコメントのなかにもそれぞれの方の内側に吹く風があって、大事な一場面を教えていただいているような特別な選書コーナーになっております。 各店舗さまにも冊子をお取り扱いいただきますので、ぜひお気に入りのお店でお手に取ってください。 「AM 4:07」は、不定期で全12回の刊行をめざします。 七月堂にあるオンデマンド機で印刷をして、製本家の紙とゆびさきさんのご提案のもと、スタッフでひとつひとつ製本していきます。 各号、限定部数の発行です。 すべてを刊行し終わったあと、なんらかの形にまとめるのかまとめないかも、まだなにも見えていません。 ぜひお手にとってご覧いただけましたら幸いです。 なにとぞよろしくお願いいたします。 【第3号ゲスト】 詩| 山内優花 ゆずりはすみれ 吉田篤弘 鈴木康太 エッセイ|〈テーマ:春、AM 8:00〉 佐々木蒼馬 【連載】 詩| 西尾勝彦 エッセイ| 12回 Pippo/近現代詩紹介 西尾勝彦/マーホローバだより 第3回 池上規公子(葉ね文庫)/中崎町2番出口で考え中 第3回 後藤聖子(七月堂)/なんだかうまく眠れない。 4回 城下康明(ひとやすみ書店)/ぼく、おつりもらいましたっけ? 第3回(全4回) カバー写真| 寺岡圭介(紙片) 選書│テーマ《五月の待合室であのひとが来るまで読んでいたい詩歌本》 熊谷充紘/twililight 砂川昌広/とほん 土屋裕一/suiran (版元より)
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谷川俊太郎のあれやこれや
¥2,530
発行:筑摩書房 A5判 336ページ 定価 2,300 円+税 2,530 円(税込) ISBN978-4-480-81698-6 初版年月日 2025年5月26日 単行本初収録の詩やエッセー、亡き人たちへの追憶、パロディ、 若き日の戯曲、 そして自伝風の読む年譜。 欲ばりで楽しいヴァラエティブック。 【収録作品】 ●エッセー・コレクション 子どもの歌の歴史を語る名エッセーなど初収録の11篇 ●懐かしい人たち 寺山修司、武満徹から大岡信、和田誠まで(追悼詩も多数収録) ●戯文五つと戯詩ひとつ ビートルズから夏目漱石まで。愉しいパロディ6篇 ●戯曲 お芝居はおしまい 29歳の若き詩人が書いた喜劇三幕の長篇戯曲を初収録 ●小詩集 石牟礼道子さんとの「空想の対詩」のほか、多彩な作風の詩集未収録19作 ●自伝風の読む年譜 自身の文章の他に、書評、インタビュー、新聞記事も多数収録 【目次】 エッセー・コレクション 私とことば 二つの詩から 私の十七歳 詩と時間 一粒の砂に 昨日読んだ文庫 子どもの読みもの 朝の寝床から 私の「童謡」 「みんなのうた」 かりんとをかじりながら 懐かしい人たち 平塚綾子 思い出の本 室生犀星 犀星さんからの葉書 三好達治 三好さん/詩「空のなぎさ」/三好達治さんの三冊/「冬の日」/詩「冬の日」 中勘助 愛の人・中さん 寺山修司 何度でも会える/透明人間になって/詩「五月に」/詩「寺山修司への七〇行」 堀内誠一 カルバドスの香り/詩「幽霊」 永瀬清子 ひとりの日本の女/詩「永瀬清子さんのちゃぶだい」 武満徹 希望という言葉/詩「音の河」 茨木のり子 初々しさ/詩「いなくならない」 河合隼雄 おはな「し」/詩「かわいのいわい」/詩「来てくれる」 吉野弘 いないのに居る/詩「人間吉野と詩人吉野」 まど・みちお 私のまどさんファイル/詩「まどさんね……」 大岡信 大岡の知/詩「大岡信を送る」/詩「微醺をおびて」 和田誠 終始一貫和田誠/詩「Natural」 辻征夫 辻さんの言葉を頼りに 戯文五つと戯詩ひとつ YELLOW SUBMARINE 内蔵されたことば 春を待つ手紙 死して首相は愚痴を残す 1対1 牛の涎 戯曲 お芝居はおしまい 喜劇三幕 お芝居はおしまい 自作について 小詩集 石牟礼道で石蹴り 読むこと アトムの今 新聞はコトバだ 朝日とともに 私語 今朝 当たり前 雑誌考 身籠る 初夏のハムレット ごめんね 朝 ごはんが食べたい えほんのくに えほんのふるさと 至福 数小節 サティ風の気晴らし 自伝風の読む年譜 一九三一年~二〇二五年 自伝風の読む年譜 編集後記 著者プロフィール 谷川 俊太郎(たにかわ・しゅんたろう): 1931年生れ。詩人、翻訳家、絵本作家、脚本家。1952年に詩集『二十億光年の孤独』でデビュー。詩集のほか絵本・童話など子どもから楽しめる作品も多く、著書は多岐にわたる。「ピーナッツ(スヌーピー)」の翻訳でも名高く、いっぽうでコマーシャルのコピーをてがけるなど、その活動は非常に幅広い。代表作は『二十億光年の孤独』。いまや日本の詩人と言えば第一に名前が挙がる。2024年11月13日、92歳で永眠。 (版元より)
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●サイン本 あなたに犬がそばにいた夏|短歌・岡野大嗣/写真・佐内正史
¥2,090
発行 ナナロク社 著者:短歌・岡野大嗣/写真・佐内正史 装丁:佐々木暁 仕様:B6変形 コデックス装 160頁オールカラー 短歌102首、写真42点収録 価格:2,090円(1,900円+税) ISBN:978-4-86732-031-0 C0092 歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、 写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。 2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。 造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。 【収録歌より】 人がきて信用金庫の自動ドアひらいて夏がひらめいていく きらきらと風を車に呼び込んで午前みたいに午後をはじめる かつてあった出版社の美しい名に会話が混線して花が咲く 声がして水遊びだとわかる声 二時から二時の声がしている 郷愁は遠いところをやってくる未来にちょっと寄り道をして 【著者より】 〈東京から黄色い車でやってきた佐内さんと歩いた夏。 短歌が写真に、写真が短歌になる瞬間をお楽しみください!〉 岡野大嗣 〈写真の時差の中にいた2年間! 「そば犬」をよろしくお願いします!〉 佐内正史 【著者プロフィール】 ●岡野大嗣(おかの・だいじ) 歌人。2014年、第1歌集『サイレンと犀』を刊行。2018年に木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、2019年に谷川俊太郎と木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』、第2歌集『たやすみなさい』、21年に第3歌集『音楽』、2023年に第4歌集『うれしい近況』、2024年に短歌と散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』、作品集『時の辞典 365日の短歌』を刊行。 ●佐内正史(さない・まさふみ) 写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2002年『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げる。近著は『写真の体毛』『静岡詩』『写真がいってかえってきた』。曽我部恵一とのユニット”擬態屋”では、詩と朗読を担当。境界線はない。近年の展覧会に「展対照<第二部>」Vacant(東京、2025年)、「写真がいってかえってきた」book obscura(東京、2024年)、「静岡詩」タカ・イシイギャラリー(東京、2023年)、「静岡詩」静岡市美術館(静岡、2023年)、など。
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新版 散文|谷川俊太郎
¥2,420
晶文社ライブラリー 発行:晶文社 四六判 320ページ 定価 2,200 円+税 ISBN978-4-7949-7474-7 2025年5月13日初版発行 「どこまでも言葉に誠実であろうとしたひとりの詩人の文章を受け取ることができるわたしたちは、このうえなく幸福なのだと言わねばならない」──永井玲衣 旅と出会い。音楽・映画・美術についての感想。日々の思索。書くことへの自問。世界の美しさに人一倍酔いながらも、どんなささやかなものも決して感じつくし、知りつくすことができない自分に奇妙ないらだちを覚える……。詩作の根源にふれた重要な論考「発語の根はどこにあるのか」「『何ひとつ書く事はない』と書けるということ」を含む、詩人・谷川俊太郎が60~70年代に綴った貴重なエッセイ集。解説・永井玲衣。 目次 旅 出会い/ニューヨークからの手紙/橋をかけろ、トンネルを掘れ!/道三態/ぶらりドライブ/自動車から馬へ/一九七二東京 季節 春の臨終/五月の空/五月に/五月の海/梅雨の季節/テーブルの上に……/室内について/青空/私の海/永遠/三好さん/不思議な力/昨日今日など 聴く 音楽のとびら/〈好き〉から〈愛〉へ/ピアノを開く時/耳で聞く詩/或る苦痛について/立ちばなし 見る クローズアップ/見知らぬ人間/静けさ/私のマリリン・モンロー/ツタンカーメンの黄金のマスク/ピカソを所有する権利/ガラスのむこう/何かしている/競技者のイメージ/LSDリポート/青い映画と無邪気/フェルメールへの渇き/暗闇の中の地球 思う 最も大切なもの/どうしてもほしいもの/思いつめる/おそろしい/チャーリーブラウンの世界/太平洋の小さなヨット/漂流者たち/教育について/本について/友情について/カネについて/後悔について/忙しいですか/おさな友だち/ひとりっ子 /自分自身への注文/前提として 言葉 発語の根はどこにあるのか/仮に勘と呼ぶ曖昧なものについて/「何ひとつ書く事はない」と書けるということ/〈公〉という一文字に発する断想/詩の現場がどこかにあるはずだ/自問自答 あとがき 解説 ためらう詩人 永井玲衣 (版元より)
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世界は一冊の本|長田弘
¥880
ちくま文庫 発行:筑摩書房 文庫判 144ページ 定価 800 円+税 ISBN978-4-480-44036-5 CコードC0192 初版年月日 2025年5月8日 解説 岡崎武志 カバー画 田中紗樹「存在の合図」 カバーデザイン 鈴木成一デザイン室+宮本亜由美 本を読もう。もっともっと本を読もう。世界という名の一冊の本を。「書かれた文字だけが本ではない。日の光り、星の瞬き、鳥の声、川の音だって、本なのだ」本を読みながら、私たちはあまりに多くの人と、言葉と、景色と出会い、別れていく。友の魂へ、母の魂へ、あるいは遠く離れた異国の魂へ。詩人がのこした祈りのための、そして人生を読み解くための傑作詩集。 目次 誰でもない人 人生の短さとゆたかさ 立ちどまる ことば ファーブルさん なあ、そうだろう 友人の死 役者の死 青函連絡船 詩人の死 無名の死 父の死 母を見送る 黙せるもののための 十二人のスペイン人 嘘でしょう、イソップさん 五右衛門 世界は一冊の本 おぼえがき 著者プロフィール 長田 弘(おさだ・ひろし):1939年、福島県福島市生まれ。早稲田大学第一文学部独文専修卒業。詩人。65年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。98年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、10年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、14年『奇跡─ミラクル─』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、詩のみならずエッセイ、評論、翻訳、児童文学等の分野においても幅広く活躍し、1982年、エッセイ集『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞を受賞。ちくま文庫の既刊に、エッセイ『読書からはじまる』『すべてきみに宛てた手紙』『自分の時間へ』がある。15年5月3日、逝去。 (版元より)
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心の中にもっている問題|長田弘
¥2,420
発行:晶文社 A5判 176ページ 定価 2,200 円+税 ISBN978-4-7949-7466-2 CコードC0092 初版年月日 2025年4 ひとが心の中にもっている問題、もちつづける問題がある。 ひとの年齢というのは、ひとが心の中にもつ問題の数なのだ。 幼い子どもたちに話しかけて綴られたひらがなの詩から、大人になった子どもたちに人生の友人として贈った詩まで、20年間、子どもの成長とともに書きつがれた、詩人の父から子どもたちへの、物語としての45篇の詩。 著者プロフィール 長田弘 (オサダヒロシ) (著) 1939年、福島県福島市生まれ。早稲田大学第一文学部独文専修卒業。詩人。1965年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。1998年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、2010年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、2014年『奇跡―ミラクル』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、詩のみならずエッセイ、評論、翻訳、児童文学等の分野においても幅広く活躍し、1982年、エッセイ集『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞を受賞。2015年5月3日、逝去。 (版元より)
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現代短歌パスポート5 来世イグアナ号
¥1,100
発行 書肆侃侃房 四六判変形/並製/112ページ 定価:本体1,000円+税 ISBN978-4-86385-670-7 C0092 デザイン:藤田裕美 装画:楢崎萌々恵 大好評の書き下ろし新作短歌アンソロジー歌集、最新刊。 【収録作品】 佐々木朔「新市街」 井上法子「碧瑠璃」 丸山るい「遠景」 堀静香「ひらひらと四股」 野口あや子「サブスク」 内山晶太「逃げてゆく馬たちの」 山崎聡子「越冬隊」 斉藤斎藤P「呼吸のように」 吉田隼人「nunc aeternum」 石井僚一「ありがとアーメン、さよならグッバイ」 (版元より)
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落雷と祝福|岡本真帆
¥1,870
発行 朝日新聞出版 発売日:2025年4月7日 ISBN/JAN:9784022520494 その愛は、短歌になるのを待っている。 マンガ、映画、犬、グミ、ぬいぐるみ、短歌… 歌人・岡本真帆が愛する様々なものをテーマに、短歌とエッセイをつづる。 ◆収録テーマ 「PUIPUIモルカー」/「シン・ゴジラ」/『チェンソーマン』/『ハチミツとクローバー』/『女の園の星』/「RRR」/グミ(お菓子)/花を買うこと/「THE FIRST SLAM DUNK」/犬/『スキップとローファー』/ぬいぐるみ/『ゴールデンカムイ』/『ちいかわ(なんか小さくてかわいいやつ)』/酒/短歌/スピッツ/『A子さんの恋人』 全18題。 ◆本書だけの特別書き下ろし 短歌を作りたい人におくる 作歌のヒント、「"好き"で短歌を作るには?」も収録。 (版元より)
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●特典つき 宇宙の果てには売店がある 生活感のあるSF掌編集|せきしろ
¥1,980
未収録の掌編が掲載されたランダム栞つき 発行 シカク B7サイズ 256ページ ソフトカバー 4月下旬発売 《その星の空は保温しすぎたご飯のような色をしていた。》 《アンドロイドとの飲み会。アンドロイド達が僕にはわからない「アンドロイドあるある」で盛り上がっている。 》 《月の裏は見たことはあるが、新幹線の車窓から見える大きな看板の裏はまだ見たことがない。》 《年老いた親のためのタイムマシンはボタンが大きくて操作が簡単だ。》 自由律俳句と妄想文学の名手、せきしろの新境地! 短編小説より短く詩歌よりも長い、「ショートショートショート」とも呼べる作品群によって切り取られた、もうひとつの世界の生活と郷愁。 数行で完結する超掌編の連作178編と、数ページの掌編11編を収録した、せきしろ初のSF小説集。 「せきしろさんが宇宙の石板みたいに読者へよこす掌編は、まったくもって僕がときめいたSFそのものであり、進化形であり結晶体であった。郷愁とセンスオブワンダーと、そして卓抜な笑いを備えていた。 SFはもうこれでいい。SFのSはせきしろのSであった。」 ――上田誠(ヨーロッパ企画)解説より ========== 目次 《超掌編連作》 宇宙に散らばる161個の断片 タイムマシンの経年変化 銀河鉄道の終電 《掌編》 2100年の眼鏡 / おもしろい話 / タイムマシン展 テレパシー / パラレルワールド / ブーケトス ループ飯 / 花言葉 / 見送る / 時間を止める 天才チンパンジー 《解説》 上田誠(ヨーロッパ企画) ========== 著者プロフィール せきしろ 1970年、北海道生まれ。作家、自由律俳句俳人。主な著書に『去年ルノアールで』『バスは北を進む』『放哉の本を読まずに孤独』など。近著に自由律俳句集『そんな言葉があることを忘れていた』。また又吉直樹との共著に『カキフライが無いなら来なかった』『蕎麦湯が来ない』などがある。 (版元より)
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自分の感受性くらい|茨木のり子
¥770
SOLD OUT
発行 岩波書店 文庫判 124ページ 定価 700円+税 ISBN978-4-00-602368-3 初版年月日 2025年4月15日 もっとも人気のある詩人の、もっとも有名な詩集。なかでも突出した人気を誇る表題作は、自分で考え続けること、自立した知性を磨き続けることの大切さをうたい、そのメッセージ性の強い言葉は、自分自身への問いかけとして多くの読者の共感をよび、やすきに流れる心を戒めてきた。現代詩の枠をこえた感動の名著。(解説=伊藤比呂美) 目次 詩集と刺繡 癖 自分の感受性くらい 存在の哀れ 知命 * 青年 青梅街道 二人の左官屋 夏の声 廃屋 孤独 友人 底なし柄杓 波の音 * 顔 系図 木の実 四海波静 殴る 鍵 茨木のり子の詩の魅力(伊藤比呂美) 初出一覧 茨木のり子著作目録 (版元より)
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おめでたい人|寺井奈緒美
¥2,090
SOLD OUT
発行 左右社 定価 2,090 円(税込) 刊行日 2025年04月18日 判型/ページ数 四六判 並製 212ページ ISBN 978-4-86528-467-6 Cコード C0095 装幀・装画 犬ん子/装画 名久井直子/装幀 歌人・土人形作家・エッセイストとして大注目の著者が「おめでたい」をテーマに書き下ろした最新エッセイ集。ささやかでちょっと間抜けな暮らしをことほぐエッセイ&短歌28篇! ああ、私はパーティーピープルになれるような明るい人間ではありません。 でも、おめでたい人になりたい。 どうか、おめでたく生きる力をください。(「おめでたい人」より) 〈書店員さんから絶賛の声多数!〉 日常のなかの悲哀を、おかしみにかえて明るく照らす。うっかりすると「虚無」に飲み込まれてしまいそうな今の世にこそ「おめでたい人」が必要だ。 ーーON READING/ELVIS PRESS・黒田杏子さん 日々の生活を淡々と書きつつユーモアを表出させる名人芸。前作より一編が長くなり面白さの幅も広がった。シメの短歌も最高に効いてる。「こんなに面白いのなら、生きてみようかこの世界」と思える。 ーーREBEL BOOKS・荻原貴男さん ぼんやりしているようでいて、その実態は日常のすぐれた観察者。 のぞいてみたかった寺井さんの生活は、 陽キャじゃないけどほの明るくて、派手でないけどわくわくする。 なんだかちょっと気持ちがふさぐとき、 根拠はなくても〈だいじょうぶ〉と思わせてくれる、おめでたさに満ちていました。 ーーSPBS本店・Mさん 読み進めるごとにテンポ感と音の良い文章に引き込まれて、だんだんこちらもお祭り気分になってきました。読み終わった後も、楽しかったお祭りが終わってしまうような気持ちになってしまい、寂しさともっと読みたい、ずっと続いてほしいという気持ちになります。 ーー青山ブックセンター本店 文芸書担当・青木麻衣さん 著者 寺井奈緒美 (テライ・ナオミ) 1985年ホノルル生まれ。愛知県育ち、東京都在住。歌人、土人形作家。2019年に第一歌集『アーのようなカー』(新鋭短歌シリーズ/書肆侃侃房)、2023年に短歌とエッセイ『生活フォーエバー』(ELVIS PRESS)を刊行。 (版元より)
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詩を書くということ 日常と宇宙と|谷川俊太郎
¥913
発行:PHP研究所 文庫判 160ページ 定価 830円+税 ISBN978-4-569-90469-6 発売日 2025年4月3日 世代を超えて愛された大詩人は、どのように考え、自由で新しい詩を生み出していたのか? 生い立ちから詩作の裏側まで、ありのままに語ったインタビューのほかに、朗読で大人気の「かっぱ」から感動作「生きる」まで、11作品を収録。 「詩を書きたいとも思っていなかったし、詩人になりたいとも思っていなかった」という谷川氏は、17歳の頃に友だちに誘われて詩のようなものを書いて以来、詩集にとどまらず、絵本、翻訳、歌の作詞(アニメ『鉄腕アトム』などの主題歌も)、脚本、朗読でも活躍。 本書は、各界一流人の思いと夢をインタビューで解き明かす人物ドキュメント、NHK BShiで放送された番組「100年インタビュー」で語られた言葉を書籍化したもの。 もっと自由に言葉を生み出し、自己表現したい人、何歳であっても柔軟な発想をしてみたい人への、最高の谷川俊太郎入門である。 第一章 詩との出会い 一 詩を書き始めた頃 二 詩を書くということ 三 読者を意識した詩 四 詩が生まれる瞬間 五 意識下にある言葉 第二章 詩と日常生活と 六 ラジオに魅せられて 七 詩と日常生活 八 詩人であることを問い直した時期 第三章 意味と無意味 九 詩は音楽に恋している 十 声に出すこと 十一 意味以前の世界 十二 言葉は不自由 十三 「わかる」ということ 十四 七十八歳の境地 十五 厳しい現実を前に詩は…… 十六 人は詩情を求める 一〇〇年後へのメッセージ (版元より)
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ラインマーカーズ The Best of Homura Hiroshi|穂村弘
¥616
発行:小学館 文庫判 208ページ 定価 560円+税 ISBN978-4-09-407196-2 初版年月日 2022年11月9日 人気歌人・穂村弘 唯一の自選ベスト版歌集 1990年に歌集『シンジケート』でデビューして以来、 短歌、エッセイ、評論、絵本、翻訳と、 日本のカルチャー・シーンのただ中を疾走してきた歌人、穂村弘。 2003年の刊行からロングセラーを続けてきた 自選ベスト版歌集が、 歌集未収録連作「ピリン系」 「手紙魔まみ、教育テレビジョン」を加えて 文庫化された。 日本の短歌シーンを一変させただけではなく、 後続する世代の小説・演劇・詩・俳句・川柳・歌詞などに 決定的な影響を与えた穂村ワールド全開の 「ラインマーカーまみれの聖書」を、 今すぐポケットに入れて、旅に出よう。 解説は歌人、瀬戸夏子氏。 (版元より)
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あなたの肌を描く|とし総子
¥2,200
SOLD OUT
発行 澪標 発売日 2024年11月28日 58ページ ISBN 978-4860785963 「あなたの肌を描く」 あなたの肌を描く その声が 私の頬に どう響いたのか 光の反射だけを使って うつくしい色をとく 空気に置いた透明 冷めた筆先で熱を通す あなたの青を あなたの光へ あなたの紫を 伏せてゆく夕陽へ流した (本部より一部抜粋)
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石垣りんの手帳 1957から1998年の日記|石垣りん
¥3,960
発行:katsura books 文庫判 424ページ 上製 価格 3,600円+税 ISBN978-4-9913259-2-2 初版年月日 2025年2月21日 戦後女流詩人の草分け的存在である石垣りん。 生誕100年を経て没後20年を迎える現在も、 石垣りんの詩やエッセイは人々の心のひだに触れてくる。 本書は、南伊豆町町立図書館「石垣りん文学記念室」に所蔵される、 1957年の富士重工業製の手帳、1957年から1998年の間使用された 日本興業銀行製などの手帳ページの複写を、抜粋して掲載。 小さな手帳に鉛筆書きで几帳面にしたためられた、りん直筆の日常の記録から、 「社会詩」「生活詩」と謳われた詩作が生まれた背景を探るものである。 [目次より] 1974年1月1日(火) 晴天、10時起きる、年賀状252通 1975年2月20日(木)本店人事部へゆく 10時定年退職の辞令 1976年11月14日(日) シブヤで谷川さんにあって西武で洋服みてもらってかう 19772月21日(月) 誕生日、57才 岐阜県徳山村へ行く 1980年9月5日(金) 花神社大久保さんに会う 略歴500増刷の由 1988年11月28日(月) 1時青山葬場へ、草野心平さんを送る集り 「未来を祭れ」に出席 1991年5月19日(日) 午後シブヤへ出て茨木のり子さん夫君 17回忌で西村からメロン送る 1992年11月6日(金) 6スギ神楽坂・出版クラブへ行く、 「北村太郎・お別れの会」に出席 1995年1月17日(火) 午前5時46分、阪神大震災、 偶然6時少し前に目をさまし、ニューズで知る 石垣りんの愛用品 自作年賀状 自作消しゴム印 東京-石川台 定期券 1974 名刺 著者プロフィール 石垣りん (イシガキリン) (著) 戦後女流詩人の代表的存在。東京府東京市赤坂区生まれ。14歳で日本興業銀行に事務見習いとして就職。詩を次々と発表しながら定年まで勤め上げた。単行詩集に、『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』、『表札など』、『略歴』、『やさしい言葉』。代表作に「表札」。「断層」「歴程」同人。 第19回H氏賞、第12回田村俊子賞、第4回地球賞受賞。 (版元より)
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現代短歌パスポート4 背を向けて歯軋り号
¥1,100
発行 書肆侃侃房 四六判変形/並製/112ページ 定価:本体1,000円+税 ISBN978-4-86385-645-5 C0092 デザイン:藤田裕美 装画:楢崎萌々恵 大好評の書き下ろし新作短歌アンソロジー歌集、最新刊! 【収録作品】 岡本真帆「夏の骨 風の高台」 永井祐「ピクチャーディス」 瀬戸夏子「わたしに黙って死体を隠して」 鈴木ちはね「AEON FOOD STYLE by daiei」 野村日魚子「医学」 阿波野巧也「祭りのあと」 鳥さんの瞼「変形」 染野太朗「ろくでもない」 手塚美楽「あなたがわたしにできることはなにもない」 くどうれいん「龍」 (版元より)
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現代短歌パスポート1 シュガーしらしら号
¥1,100
発行 書肆侃侃房 四六判変形/並製/112ページ 定価:本体1,000円+税 ISBN978-4-86385-575-5 C0092 デザイン:藤田裕美 装画:楢崎萌々恵 最注目の歌人10名による書き下ろしの新作短歌アンソロジー歌集。 【収録作品】 榊原紘「Classic」 伊藤紺「雪の匂い」 千種創一「White Train」 柴田葵「おさしみ」 堂園昌彦「春は水さえとろけさせる」 谷川電話「夢を縫う、たき火を保つ」 吉田恭大「フェイルセーフ」 菊竹胡乃美「火のぬいぐるみ」 宇都宮敦「羊毛期の到来(ウール、ウール、ウール)」 初谷むい「天国紀行」 (版元より)
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花のうた
¥2,200
編集 左右社編集部 発行 左右社 定価 2,200 円(税込) 刊行日 2025年03月12日 判型/ページ数 四六判変形 上製 136ページ ISBN 978-4-86528-462-1 Cコード C0092 装幀・装画 装幀/脇田あすか 花瓶だけうんとあげたい絶え間なくあなたが花を受けとれるようにーー笠木拓 どこから開いても〈花〉があふれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 満開の桜、野に咲くたんぽぽ、雨の日の紫陽花、凛とひらく百合、色とりどりの薔薇、大輪のダリア、金木犀の香り、枯れてゆく花束……100人の歌人がうたった、わたしだけの花のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/阿波野巧也/井口可奈/石井僚一/伊舎堂仁/伊藤紺/井上法子/上坂あゆ美/内山晶太/宇都宮敦/宇野なずき/上澄眠/江戸雪/太田垣百合子/近江瞬/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/奥田亡羊/奥村晃作/尾崎まゆみ/小佐野彈/笠木拓/金田光世/椛沢知世/川野里子/川野芽生/川村有史/北谷雪/北山あさひ/木下龍也/木村比呂/工藤吉生/くどうれいん/黒井いづみ/小坂井大輔/小島なお/小俵鱚太/五島諭/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹原玉子/ショージサキ/鈴木ジェロニモ/鈴木晴香/高柳蕗子/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/手塚美楽/寺井奈緒美/堂園昌彦/土岐友浩/ナイス害/永井祐/中井スピカ/中村森/中山俊一/錦見映理子/沼尻つた子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/馬場めぐみ/濱田友郎/早坂類/林あまり/東直子/平岡直子/廣野翔一/藤井柊太 /藤宮若菜/穂村弘/堀静香/本多真弓/枡野浩一/松野志保/丸田洋渡/丸山るい/水野葵以/水野しず/水原紫苑/光森裕樹/睦月都/盛田志保子/藪内亮輔/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/揺川たまき/吉川宏志/吉田竜宇 (あいうえお順・敬称略、全100名)
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春をポッケにつめこんで|真舟とわ
¥1,000
SOLD OUT
リトルプレス 文庫サイズ "光を纏った海の匂い ポッケにつめて 会いに行きます 今すぐに!" 真舟とわのことばと絵を集めた一冊。 文庫本サイズなのでお出かけにもってこいです。旅や日常のお供にぜひ! この本を手にしたあなたの今日が少しだけルンとなりますように。 (版元より)
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●サイン本 ダイブ・イン・シアター|柴田聡子
¥1,980
SOLD OUT
発行 青土社 価格 1,980円(本体1,800円) 発売日 2024年12月26日 ISBN978-4-7917-7693-1 はんぶん海に浸かって、 片目にたての水平線。 ——「ダイブ・イン・シアター」より 〈わたし〉の深層に潜り込んでいく、声から遠く離れて綴られた言葉たち。初の全篇書き下ろし詩集。 [目次] サイン会でもないのに Y字路 オカダヤ 相互代理抱擁哀愁 脚根関係 6月 憧れ 市庁舎 広場 鋭く深いなかなか無い 岬 冒険 さざ波 両手で受話器を Wanna be バス停 休憩、降車1 砂浜 チャンス 期待 うわさの天使 誓い 路上 ビルボード Holiday It's mine 休憩、降車2 死後初雑感 ひとりじめ 鷺 ダイブ・イン・シアター [著者]柴田聡子(しばた・さとこ) シンガーソングライター、詩人。2012年に1stアルバム『しばたさとこ島』をリリースして以降、歌うことを中心に据えながら、楽曲提供や映画・ドラマへの出演など幅広い活動を続ける。2024年2月に7thアルバム『Your Favorite Things』、10月に弾き語り盤『My Favorite Things』をリリース。2016年に刊行した第一詩集『さばーく』が第5回エルスール財団新人賞・現代詩部門を受賞してからは、詩、エッセイ、小説、絵本などの文筆活動も多数行う。『文學界』での7年にわたる連載をまとめたエッセイ集『きれぎれのダイアリー 2017~2023』を2023年に刊行。 (版元より)
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大崎清夏詩集
¥2,420
発行 青土社 定価 2,420円(本体2,200円) 発売日 2024年3月23日 ISBN978-4-7917-7629-0 じぶんの賛美歌を娘は歌いながら 道路を渡る、 そこへ めきめきと森が生える。——「森がある」より ひと、動物、自然…、事物のあいだをみずみずしく伸び広がっていく言葉たち。 第1詩集『地面』、第2詩集『指差すことができない』(中原中也賞受賞)、第3詩集『新しい住みか』を著者初の集成として一冊に。解説・斉藤倫 [著者]大崎清夏(おおさき・さやか) 1982 年神奈川県生まれ。詩集『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞。本書収録の詩集のほか、著書に『踊る自由』(左右社)、『目をあけてごらん、離陸するから』(リトルモア)、『私運転日記』(twililight)などがある。音楽や美術など他ジャンルとの協働も多く、奥能登国際芸術祭パフォーミングアーツ「さいはての朗読劇」では脚本と作詞を手がける。絵本の文や楽曲歌詞、ギャラリー等での詩の展示、海外詩の翻訳など、ことばを軸にさまざまなかたちで活動を行う。 (版元より)