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  • ●サインカード付き いつも世界は遠く、|上田義彦

    ¥7,700

    SOLD OUT

    発行:赤々舎 Book Design:葛西薫 Size: H188mm × W210mm Page:768 pages Binding:Hardcover Published in July 2025 ISBN:978-4-86541-198-0 From the Hip ── 上田義彦 40年の軌跡 本書は、上田義彦の代表作から未発表の初期作品、最新作まで、自ら現像とプリントを手がけた約580点を収録し、768ページにわたりその40年の軌跡を現すものです。 森や家族、河、建物、標本、紙、林檎の木、ポートレート。アートや広告といった枠組にとらわれることなく、上田の一貫して真摯で鋭い眼差しは、世界に存在するさまざまなモチーフを最高の瞬間として捉え、観るものを魅了してきました。 自身を取り巻く世界の機微を敏感に察知し、対象への想いを一瞬のシャッターに込める── 「From the Hip」(英題)が象徴する、直感に裏打ちされ、偶然と必然が交差する瞬間に写し撮られた写真は、遥かな時の流れの中の切り取られた一瞬として、見る者の記憶や感情と響きあってきました。 本書の構成は、通常のレトロスペクティブの趣と異なり、一度シリーズとして発表された代表作品を撮影年順に解きほぐし、さらに上田自身の手で最新作から時系列を逆にたどるかたちで編まれました。それは上田の写真がいつも新鮮に立ち現れ、各シリーズをもう一度遥かな時間へと開いていくことを体現するものです。写真を全方位に開いていくありようのなかで、「いつも世界は遠く、」という響きは、上田の写真の魅力のひとつでもあり、写真に本質的に伴う「距離」を浮かび上がらせます。 約20年間にわたり撮影された、サントリー烏龍茶の広告写真と中国の記録「いつでも夢を」には、上田が風景と向き合うたびに感じたという「遠さ」「遥か感」が漂います。カメラという媒体が持つ特性により、懐かしさと普遍性が加わった唯一無二の写真であり、長年の時間をかけて洗練された、被写体との理想的な距離感と、全体に行き渡る空気感が美しく融合しています。 ポートレート写真もまた、上田の重要な領域です。広告写真としても多く目にする、美しく構成された背景の中に人物が慎重に配された作品から、フレームに収まりきらない接写まで、親密さと緊張感が交錯する「近くて遠い」距離感が現れています。 母・源を意味する「Māter」、被写体の輪郭を溶かすように焦点がぼかされた「M.Ganges」「M.river」、太古の森を歩き、生命の大元と対峙するように写された「Quinault」「Materia」などの作品は、はるか彼方の時間に眠るものを表出しようとする試みでした。 家族の写真から13年間にわたる記録を厳選し、妻の日記の文章が添えられた「At Home」、そして、最初期作品である学生時代の卒業制作── いずれのシリーズにおいても、上田の作品に刻まれたこれらの光の痕跡は、物理的、心理的・時間的「距離」を越えてやって来たものであり、節度や抑制とともに、そこに憧憬、希求を静かに呼び起こします。 また、旅の途上で上田が綴った未公開の日記やメモが初収録されていることも、本書の大きな魅力です。光や影、見ることの歓びについて書かれた言葉の数々は、写真の秘密へと触れようとする思索の断片として、もうひとつの軌跡を形づくっています。 上田は、自作について語るとき「奇跡」という言葉をよく使います。それは、写真という不可思議な営みが、自身の意図や行為だけで完結するものではなく、自分の外側にある要素──おそらく写真そのものが持つ偶然性や一回性、そして「距離」に大きく左右されることを知っているからかもしれません。 『いつも世界は遠く、』は、流れる時間を心から愛し慈しみ、今もなお、その遠さの向こうに世界を愛おしく見つめ続ける、上田義彦の眼差しの「旅」と言えるでしょう。 四十年の写真の軌跡は、私たちの時間と静かに響き合い、世界との出会いをあたらしくひらいてゆきます。 "写真本来の能力は、もともと全方位に開かれているのだと思う。 しかし、それを使う人、撮る人の考え方や目的や意図の力が強く働けば働くほど、その能力は限られた方向にしか開かれないのだと思う。 だから僕は、写真の前でもっともっと自由で野放図に、己の眼を開いて世界を受け入れていければと願っている。" (p.5 手帳より) "旅の記憶として鮮明に立ち上がってくるのは、不思議なことだが、 写真に撮れなかったことかもしれない。 写真に残せなかったこと、撮ることができなかったことを、 自動的に、記憶として網膜に焼きつけ頭に残しているのだろう。 旅のほとんどは、遙か彼方にぼんやりとして霞み、しだいに消失してゆく。 どれほど美しい景色だったのか、どれほど過酷だったのか、 自分の記憶を人に充分に伝える事はむずかしい。 しかし写真は、それを見れば、いつでも鮮明にその時間が蘇る。 だから、それを可能にしてくれる不思議な装置、カメラとともに旅をする。" (p.244より ) 寄稿: 「断念と憧憬―上⽥義彦の旅」 清⽔ 穣 「上田義彦の『遠さ』について:遥かの写真を、隔たりの地で観るまえに」 髙嶋雄一郎 (版元より)

  • それがやさしさじゃ困る|文・鳥羽和久/写真・植本一子

    ¥1,980

    発行:赤々舎 Book Design:根本匠 Size:H195mm x W148mm Page:232 pages Binding:Softcover Published in September 2025 ISBN:978-4-86541-210-9 子どもが自分でつかむまで! 大人が「わかったふり」をやめると、対話がはじまる。焦らず、 断ち切らず、観察しつづけるための視点──。学び・進路・日常相談と一年の日記から、関係がほどける瞬間を見つめる教育エッセイ。 『それがやさしさじゃ困る』は、子どもに向けられる「善意」や「配慮」が、時に子どもの心を傷つけ、主体性を奪ってしまうという逆説を、教育現場の最前線で20年以上子どもと向き合ってきた著者・鳥羽和久さんが鋭く描き出す一冊です。「失敗させまい」「傷つけまい」という大人の"先回り"が、実は子どもの可能性を閉ざしてしまう──。本書では「学校」「親と子」「勉強」「受験」といったテーマを軸に、現代教育の盲点と私たち大人が抱える不安の影を浮かび上がらせます。単なる批判にとどまらず、大人の葛藤や弱さへの眼差しがこめられているからこそ、その言葉は深く胸に響きます。 さらに本書を特別なものにしているのは、ページ下部に並走する一年間の日記の存在です。そこには、卒業生との忘れられない一瞬や、親子の関わりの奥に潜む無自覚な"デリカシーのなさ"への気づきなど、教育の現場で生まれた生の思索が断片的に綴られています。論として伝えられるエッセイと、濾過されない日々の記録が呼応し合い、本書は単なる教育論を超えた、立体的で豊かな手触りを届けてくれます。 解決策を提示する本ではありません。むしろ「間違うこと」「揺れ動くこと」を恐れず、子どもを信じて共に歩むことの大切さを、本書は静かに指し示しています。大人として迷い続ける私たちに寄り添い、伴走してくれる一冊です。 そして本書には、写真家・植本一子さんが鳥羽さんの教室やその周辺で撮り下ろした写真が栞のように差し挟まれています。子どもたちの表情や存在は、エッセイや日記で綴られる思索に呼応し、本書を照らし、「いま、ここ」の空気を手渡してくれるでしょう。 "《人生を楽しむコツは「よいこと」を大切に後まで取っておかないこと。出合ったときにつかまえること。》大人はこの瞬間を見逃さないようにだけ腐心していればよい。教育のなかに、ありもしなかった自分の黄金時代を託し、子どもらの現在を嘆くのは、子どもの芽を摘むだけ。教育のほとんどの問題は、バランスを崩した大人たちの不安から生まれる。子どもに過剰な配慮をするより、ダラしない自分を晒し、こんなのでも生きていけると見せるほうがうんといい。" 鷲田清一(哲学者)帯文より (版元より)

  • ははのふた|下道基行

    ¥4,950

    発行:赤々舎 Size:H280mm x W228mm Page:88 pages Binding:Hardcover Published in June 2025 ISBN:978-4-86541-203-1 Book Design:寄藤文平+垣内晴(文平銀座) 日々更新される関係性が形作るもの── 重ねられたふたのかたちに浮かび上がる、日常の創造性 東日本大震災まで東京に住んでいた下道は、結婚を機に妻の実家の愛知に引っ越すことになった。「ははのふた」は、その日常の中で見つけた義母の小さな習慣を撮り溜めたシリーズである。 食卓で見つけた義母の作る"ふた"に興味を持ち、3年間かけて密かに撮影した。また、「ははのふた」の展示発表後、本シリーズは「つまのふた」へとも継続し展開された。 本作は、日々更新される関係性が形作る「新しい家族の風景」をユーモラスに描く写真シリーズである。 それは、3.11により日常の見え方が変わり、家族の食卓に写真をもって入っていく行為でもある。日常の中に点在しているけれど発見されないものを、写真によってあつめる。 そこには、近代を飛び越えて、目の前で起こっている、原初的なクリエイティブなものに目を向ける、接続するリアリティがある。 表紙は、下道がトレースしたふたの形を組み合わせたもの。ふたを象る行為がここにも織り込まれている。 (版元より)

  • pool|高木こずえ

    ¥4,950

    発行:赤々舎 Book Design:刈谷悠三 + 角田奈央 / neucitora Size:H208mm x W154mm Page:112 pages Binding:Swiss binding with double-leaf pages Published in June 2025 ISBN:978-4-86541-205-5 青に浮かぶ無時間の風景 月日を超えた、もうひとつの写真のあり方 写真という概念に対して常に新たな問いを投げかけてきた高木こずえ。表現に先んじて技法を選ぶのではなく、その都度、意図に即した手法を探りながら制作を重ねてきた高木が、本作で取り組んだのは、19世紀に発明された古典的写真技法「サイアノタイプ」──いわゆる青写真である。 紫外線に反応する薬品を塗布した紙に像を焼きつけるこの技法は、通常は太陽光で感光させる。高木はそこに独自の操作を加えた。 月光のもと、長時間露光で撮影したイメージをデジタルネガとして出力し、それをサイアノプリントの紙に重ね、改めて太陽光に晒す。夜の光で捉えた像が、昼の光によって定着されるという、時間と光の層を織り込み相対するようなプロセス。ひとつの像のなかに複数の時が共存する。 月と太陽、夜と昼、陰と陽。異なる性質の光が交錯する中で立ち上がるのは、「いま、ここ」の瞬間を超えた、もうひとつの写真のあり方である。 "できあがった写真には、月の光と日の光をあびた青い風景がうかぶ。月光と日光が同時にある。月と日は、月日、つまり時間。月が出て、沈んで、日が出て、沈んで。そのくり返しが時間なのだとしたら、月と日が現れも消えもせずただそこにある写真のなかに、時間はない。時間そのものであり、無時間。時で満ちみちて、時をもたない写真。"(高木こずえ) 対象を記録する装置としての写真ではなく、光の記憶を媒介し、変換の痕跡を引き受ける器としての写真。 わたしたちの見るということが、そこに揺らぎながら浮かび上がる。 (版元より)

  • SWISS 長島有里枝 写真集

    ¥5,500

    カバー色 濃藍 発行 赤々舎 5,000円+税 215 × 290 mm 214頁 上製本 (全20色) アートディレクション : 寄藤文平 ISBN : 978-4-903545-59-2 1st edition Published in July 2010 2nd edition Published in Sep 2011 3rd edition Published in July 2024 アーティスト長島有里枝の核心を静謐にひらく 『SWISS』待望の第3版! 「どれほど壮大な夢想をしていようとも、人が思考するときに目に映るのは、自分の寝室のように慣れ親しんだ、些細な風景である」(2010 年個展「SWISS+」に寄せたアーティスト・ステートメントより) 2007年にスイス エスタバイエ・ル・ラックにあったVillage Nomadeのレジデンシープログラムに参加した際に撮影した写真と日記によって構成。 これらの写真は、長島の亡くなった祖父の家から見つかった、25年ほど前に祖母が撮影し、箱に大切にしまっておいた花の写真にインスパイアされたもので、Village Nomadeの敷地内の草花や、部屋の光景、伴っていた息子などが写されている。 また、スイスの澄んだ空気の中で生まれた写真と言葉をそのまま束ねたスクラップブックのように、写真ページ、テキストページ、クラフトペーパーがランダムに綴じられ、 航空券のしおりやメモ書きも挟み込まれる。 手にとるひと、それぞれの思いとリンクするように、第3版の表紙は、22色もの布で覆われた。 「SWISS」は、デビュー以来常に「家族」というテーマのもとに写真を撮影してきたアーティスト長島有里枝の核心を静謐にひらく。 今は亡き祖母とお互いの花の写真を通して向き合い、遠いひとに思いを馳せ、近いはずのひとと心を見つめ合った時間が凝縮された美しい一冊。 "部屋に戻り ここにくるまですごくじかんがかかったよね と息子が言う この旅の道程のことをはなしているのに わたしたちの心のことを言っているようにも聞こえる"   日記 (3rd WEEK DAY6 2007.08.11)より (版元より)

  • 林檎の木|上田義彦

    ¥1,540

    発行:赤々舎 Book Design:葛西薫 Size: H152mm × W128 mm Page:38 pages Binding:Softcover Published in December 2017 ISBN:978-4-86541-078-5 林檎の木、重版出来! 写真家 上田義彦が、あるとき偶然に出会った、林檎の木。 一瞬で目を奪われ、車窓から衝動的に撮影した後、「また撮りたい」という強い想いが残ったという林檎の木を、数年後、上田は同じ村を訪れ、同じ季節に、再び撮影しました。そして、その木は、その村で一番古い林檎の木だったと言います。 8×10のカメラ越しに「眼が歓び」、「身体全体に歓びがわきあがった」という撮影時から、ぎゅっと縮小されたサイズのイメージには、生命力を放つ林檎の赤い実の反射や、その充満する光の中でシャッターを切った瞬間の「親密な距離」が感じられます。 そこには、生命力や、その木が経て来た歳月、そしてそこに出会えたという上田の高揚した気分までもが、林檎の木という被写体を通して、写しとられていることでしょう。 デザイナー葛西薫による、しなやかな造本デザインも、なつかしさとあたらしさをたたえています。 親密で、風通し良く、手の平にすっとなじむような一冊です。 (2025年9月 第2版) (版元より)

  • ソウルメイト|川島小鳥/臼田あさ美

    ¥3,300

    寄稿 カネコアヤノ 発行:YYY PRESS 装丁:米山菜津子 仕様:並製 ホローバック 178頁 サイズ:W128mm × H190mm 価格: 3,000 円+税 ISBN 978-4-908254-12-3 C0072 発売:2024年10月下旬 俳優・臼田あさ美と写真家・川島小鳥がソウルを歩いたフォトセッションが、小さな1冊になりました。 ひとりとひとり、それぞれが過ごした季節は寒さと孤独を抱えつつ、ほどけた春の空気を感じさせてゆきます。 ふたりが敬愛するシンガーソングライター・カネコアヤノによる散文とともに綴じられた一冊をぜひご覧ください。

  • ここは安心安全な場所|植本一子

    ¥1,650

    シリーズ わたしの現在地 2 リトルプレス 165ページ(カラー写真 16ページ) 2025年6月14日初版第一刷発行 発行者 植本一子 寄稿 徳吉英一郎 装丁 川名潤 校正 松井真平 協力 柴山浩紀 印刷 株式会社イニュニック 「自分自身で生きる」とは、どんなことだろう。 馬たちと過ごす静かな時間の中で、わたしは少しずつ自分を取り戻していった。葛藤を抱えながら生きてきた心と、変わっていく内面を見つめた、小さな旅の記録。 遠野で撮影された馬たちの写真と、書き下ろしのエッセイ8遍、詩を掲載。 ○ 偶然のように現れた、ギフトのような人や場所。この出会いがあったからこそ、わたしはひとりで歩き出す準備が整ったのだと思う。(本文より) ○ わたしの現在地とは わたしとあなたの現在地を見つめる 植本一子のエッセイシリーズです。

  • 光に住み着く|文・篠原雅武/写真・川内倫子

    ¥4,620

    Inhabiting Light – Dialogue on the Edge of the Everyday World 発行:torch press 仕様:252 x 180 mm/ハードカバー・丸背/136P デザイン:須山悠里、小河原美波 言語:日本語/英語 定価:4,200円+税 ISBN978-4-907562-55-7 C0072 発行年:2025 本書は、哲学者・篠原雅武が書いた文章に対し、川内倫子が写真で返信し、そこに篠原が文章で応答するというような、文章と写真のダイアローグで構成されています。書く際に篠原は、「写真で重要なのは何を撮るかではなく、いかにして撮るか、である」という川内の言葉に、何度も立ち返ったと言います。 あとがきには次のように書かれています。「私たちは、現実に何かを経験している。私たちが何かを経験するとき、それがいかにしてこの世に生じてきたかを問うことが大切である。(中略)やりとりを続けつつ私は、写真への応答において問われるのは、出来事が起こるところ、つまりは現実の発生源のような次元に思考を向けていくことではないかと考えるようになった。その次元は、私たちの日々の生活が営まれる、日常世界の表層の奥底にある」。そこには、写真から立ち現れるさまざまな感覚や感情、そこから紐解かれる思考の軌跡が言葉として生まれ落ちています。文章と写真が相互に関わり合いながら、「光」という主題の深層を探っていきます。 ◯ 私たちがいるところを想像するとは、どのようなことなのか。まずは、私たちは「どこかにいる」ということに、意識的になってみたい。つまり、「いるということ」、つまりは存在することは、なんらかの場において生きることだが、私たちが存在しているところは「どこか」としてある。そして私たちは、広大な自然の只中においてたまたまいさせてもらっているのだとしたらどうだろうか。たとえ私たちのいる場所が人為的に構築されていて定まったところだとしても、それでもその場所は、「自然としかいいようのないもの」の表層に漂う、儚いところであるよりほかない。 篠原雅武(本文より) 篠原雅武 1975 年、横浜市生まれ、京都市在住。京都大学大学院総合生存学館特 定准教授。哲学や思想の研究を中心にして、現代美術や建築との接点 で考えている。人間が存在することの条件に関して考察を行ない、文 章を書いている。主な著書に『複数性のエコロジー』(以文社、2016 年)、 『人新世の哲学』(人文書院、2018 年)、『「人間以後」の哲学』(講談社、 2020 年)。 川内倫子 1972年滋賀県に生まれる。2002年『うたたね』『花火』の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。著作は他に『AILA』(05年)、『the eyes, the ears,』『Cui Cui』(共に05年)、『Illuminance』(2011年、改訂版2021年)、『あめつち』(13年)などがある。2009年にICP(International Center of Photography)主催の第25回インフィニティ賞芸術部門、2013年に芸術選奨文部科学大臣新人賞(2012年度)、2023年に「ソニーワールドフォトグラフィーアワード特別功労賞」を受賞。主な個展に、2005年「AILA + Cui Cui + the eyes, the ears,」カルティエ現代美術財団(パリ)、2012年「照度 あめつち 影を見る」(東京都写真美術館)、2016年「川が私を受け入れてくれた」(熊本市現代美術館)、2022~2023年「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」(東京オペラシティ アートギャラリー、滋賀県立美術館)ほか多数。近刊に写真集『やまなみ』『いまここ』(谷川俊太郎との共著)がある。個展「M/E a faraway shining star, twinkling in hand」が各国のFotografiskaで世界巡回中。 (版元より)

  • TOKYO STYLE|都築響一

    ¥1,760

    発行 筑摩書房  定価 1,760円(10%税込) ISBN 978-4-480-03809-8 Cコード 0172 整理番号 つ-9-3 刊行日 2003/03/10 判型 文庫判 ページ数 440頁 豪華な写真集や分厚い雑誌に出てくるようなインテリアに、いったい僕らのうちの何人が暮らしているのだろう。でも小さい部屋にごちゃごちゃと気持ち良く暮らしている人間ならたくさん知っている。マスコミが垂れ流す美しき日本空間のイメージで、なにも知らない外国人を騙すのはもうやめにしよう。僕らが実際に住み、生活する本当の「トウキョウ・スタイル」はこんなものだ!話題の名著文庫化。

  • 幽かなスリル|木下理子

    ¥3,850

    発行 oar press 縦148mm 横89mm 140ページ 定価 3,500円+税 ISBN978-4-910794-15-0 初版年月日 2025年3月 写真:高野ユリカ 文:田野倉康一、木下理子 ブックデザイン:明津設計 丸背手帳製本/日英バイリンガル 森山さんのおうちは、可愛くて明るくて、健康的なのに、 どこか儚くてどうしようもなく切ない気持ちにさせられる。 西沢立衛設計の「もりやまてい」で開催されたひとときの展覧会、「幽かなスリル」の記録集。 著者プロフィール 木下理子 (キノシタリコ) (著) 美術作家。水彩やサイアノタイプ(日光写真)などの技法を用いたドローイング、身近な素材を使った立体、あるいはインスタレーションのような空間的手法を用いて作品を制作する。暮らしのなかで見落とされるささやかな事柄を感知するための手がかりとして、環境や世界を知覚する装置としての作品群を展開している。 (版元より)

  • →□←|野沢裕

    ¥4,950

    発行 oar press 初版 2024年10月29日 22.1×18.9cm/丸背上製本 日英バイリンガル/本文96頁+冊子12頁 ISBN: 978-4-910794-14-3 C0072 執筆:桑田光平、リカルド・カセス 翻訳:池澤加那、カジェタノ・リモルテ デザイン:野沢裕、本庄浩剛 造本設計:本庄浩剛 印刷:八紘美術 製本:博勝堂 美術家・野沢裕によるアーティストブック。 イメージとそれが投影される空間や境界を行き来しながら複数の時空間と偶然性を呼び込み、主に写真や映像、インスタレーションの形式で作品を発表してきた野沢裕は、近年は絵画を用いた作品制作にも取り組んでいる。 本書は、スペイン滞在中に野沢が制作した10部限りの書籍『→□←』(2014)を基に、その後の10年の歳月の中で得られた写真を用いて同じ形式のもと、新たに構成した新刊である。 日々の制作の覚書のように記録された写真は、影の線、鳥の群れ、鏡の反射、カーテン、視線、円など、シンボリックな表象があるようでいてそれらは物語を包摂する形象ではなく、鑑賞者の眼差しと意識がフレームの中と外を往還することのできる窓として機能する。 些細な驚きの潜む情景やシルエットから、どこかユーモラスな連関を感じとることができる本書は、連続的で終わりのない遊びへと読者を誘う。 本書に寄せて、東京大学大学院総合文化研究科教授の桑田光平氏(現代フランス文学、表象文化論研究)による論考、および作家が在学したマドリッドのIED(ヨーロッパ・デザイン学院)で写真を教えていたリカルド・カセス氏(写真家)の書き下ろしの詩を収録する。 ーー複雑さに対する感性を研ぎすまさなければ、現実とともに私たち自身も単純なかたちになってしまうからだ。のっぺりとした単純な生の形式から脱出し、よく見ると入れ子状になった複雑な現実の中で、遊び続けることが大切だ。(本書への寄稿より・桑田光平) (版元より)

  • 谷川俊太郎詩集 星たち

    ¥1,980

    写真 前康輔 編集 永岡綾 発行:ブルーシープ B6変形判 縦190mm 横127mm 96ページ 上製 価格 1,800 円+税 1,980 円(税込) ISBN978-4-908356-73-5 発売日 2025年8月15日 宇宙の俊太郎さん、お元気ですか。 詩人・谷川俊太郎は20歳の時に詩集『二十億光年の孤独』を発表して以来、宇宙をテーマとした数多くの詩を私たちに届けてくれました。 本書は、星や宇宙をめぐる15篇の詩と、写真家・前康輔が撮り下ろした谷川さんの自邸の写真で綴った詩集です。 「二十億光年の孤独」「朝のリレー」といったおなじみの作品から、「ひとつのほし」「宇宙船ぺぺぺぺランと弱虫ロン」、そして最晩年の「感謝」までを収録。詩と詩の間に挿入された前康輔の写真は、主人が不在となった家の書斎や応接室をはじめ、公にされてこなかったスペースや、本棚、ノートやアルバムを捉えています。どこかに谷川さんの気配を感じながら詩を味わうことができる、特別な一冊です。 *この詩集は、2025年7月から「PLAY! MUSEUM」ではじまる「大どろぼうの家」展のインスタレーション「銀の庭」がきっかけとなり生まれました。 目次 二十億光年の孤独/一人きり/宇宙船ペペペペランと弱虫ロン/私たちの星/あお/朝のリレー/ひとつのほし/星の組曲/すき/むし・ほし・ひと/たんぽぽのはなの さくたびに/くらやみ/赤児の笑みが/あのひとが来て /感謝 (版元より)

  • 詩的都市 POETIC CITY

    ¥1,320

    SOLD OUT

    著者 山本麻央、髙木里美、椋本湧也、杉田真理子、水野葵以 編集・写真:中川晃太 装丁:中川晃太・福森愛 印刷製本:イニュニック 2025年5月 初版第1刷発行 B6 92ページ 表紙:OKカイゼル白195K(マットPP加工) 本文:モンテシオン 70.5Kg まちと暮らしについての6人の詩歌、散文、写真を編んだリトルプレス。 詩を通じて、ままならない他者の視点に立つことを試みる一冊。 都市を考えることは、つまるところ他者を考えることだと思っています。まちとは他者の集まりである。ままならなさとともに暮らしている私たちだから、都市も本来たくさんの矛盾をはらんだものだと思う。その矛盾を矛盾のまま受け止めたい。そのために、純度の高い「他者の言葉」である詩歌を通して、切実な他者の視点に立とうとしてみたらどうか。 (「まえがき 都市を詩的に考える」より) (版元より)

  • 手に負えない空間|伊藤槙吾(itou店主)

    ¥4,400

    写真 qp 発行 NEUTRAL COLORS 頁数 410P 判型 H145mm × W145mm 印刷 オフセット・リソグラフ 言語 日本語 綴じ 無線綴じ・左開き 価格 4000円+税 ISBN 978-4-909932-14-3 C0472 京都市左京区に位置する古物商「itou」の店景と店主・伊藤槙吾の言葉を約3年かけて収録した作品集。 月に1度、什器ごとディスプレイを一新するitouは、物のセレクト、什器の位置や形、来店者が物を手に取り、移動させたり購入したりするなどの要素が重なり「完成」を繰り返します。毎月違う表情を見せるその店を定点観測すると次第に、空間・物・什器が織りなす曖昧なレイヤーの存在に気づく————本書ではそんなitouの店づくりを、イメージ、台、空間、接地、物の配置、整理、値段などあらゆる要素から深掘りし、その立体的な空間を、デザインと言葉からも感じられるよう表現しました。 グリッドを意識した正方形の製本、一度レイアウトしたものをシャッフルし、一冊ごとにランダムなページネーションにするデザイン、紙の裏写りによる表裏ページの干渉。これらはすべてitouの店内を模したつくりです。店の中を回遊し、しゃがんだり立ったり、振り返ったりする動作のように、読者が本書をめくることを期待します。 撮影は近著『喫茶店の水』(左右社)でも話題を集める画家のqp、デザインは加納大輔 @disk.kn 全410ページの印刷・製本はNEUTRAL COLORSによるもの。リソグラフ印刷の単色ライトグレーをベースとし、一部カラーページを折り混ぜました。 ◯ 店のレイアウトがどんな思考感覚を経て入れ替わるのか。itouさんの頭の中を見ているような気分になり、qpさんの写真がその空気感を伝えてくれます。本という器にたくさんの気づきのレイヤーが隠れています。itouを知っている人もこれから行く人も見ていただきたいアートブックです。 (版元より)

  • 写真講義 新装版|ルイジ・ギッリ

    ¥6,600

    SOLD OUT

    翻訳 萱野有美 発行:みすず書房 A5変型判 256ページ 定価 6,000 円+税 6,600 円(税込) ISBN978-4-622-09790-7 初版年月日 2025年5月15日 〈私の机の前には、ルイジ・ギッリの写真が掛かっている。 私は彼の写真が好きだ。 そして写真と同じくらい、彼が書くものにも心動かされる。 ルイジ・ギッリは最後の、真のイメージの開拓者だった。 そして間違いなく、20世紀写真の巨匠のひとりだ。〉 ――ヴィム・ヴェンダース 〈ギッリの写真に対する根本的な考えは、愛着を投影することである。つまり、私たちの内面がそちらの方へ向かうような、そういうものとの出会いとしての眼差し〉 ――ジャンニ・チェラーティ 捨てられない絵葉書のような、密やかなイメージを撮りつづけた写真家ルイジ・ギッリ(1943-1992)。その何気ない一枚の背後には、イメージに捉われ、イメージを通して思考する理論家ギッリがいる。自らの撮影技術を丁寧に示しながら、写真の魅力を熱く静かに語りかける。イタリア写真界の無名の巨匠がのこした最後の授業。 「多くの人が写真はもはや時代遅れ、ビデオ、映画、新しい表現体系、デジタル映像に追い越されてしまったと言うのは偶然ではありません。けれども私は、写真にはそうしたすべてを超越し、まったく異なる仕方で世界と関係を築く力があると信じています。かつて写真は、何かを知るため、あるいは何かを肯定し、応えを提供する表現でした。現在ではそうではなくなりつつあります。しかしたとえそうでも、やはり写真は、世界に対して問いを投げかけるための言語であり続けています。かならずしも応えを得られるわけではないかもしれませんが、写真にはまだこの偉大な潜在能力があると思います。私は人生で、外部世界と関わりながら、まさしくこの方向に向かって歩んできました。決して問いの応えは見つからないと分かっていますが、問いを投げかけることをやめるつもりはありません。なぜなら、このことがすでにひとつの応えの形だと私には思われるからです」 (本書「自分を忘れる」より) 目次 好事家(ディレッタント)かもしれない私の情熱 自分を忘れる 探究 カメラ 実習 露出 「見えていたように撮れていない」 歴史 透明さ 敷居 自然のフレーミング 光、フレーミング、外部世界の消去 音楽のためのイメージ ルイジの想い出 写真と友情――ジャンニ・チェラーティ 訳者あとがき 原註 著者プロフィール ルイジ・ギッリ(原著) 1943-1992。レッジョ・エミリア県スカンディアーノ生まれ。写真家。コンセプチュアル・アーティストたちとの共同制作をきっかけに写真を始める。アジェ、ウォーカー・エバンス、アンドレ・ケルテスらの影響を受け、1973年より本格的に写真制作に向かい、実験的な写真表現を探究。1980年以降は、主にイタリアの風景と建築、とりわけ生涯暮らしたレッジョ・エミリア周辺の風景をテーマに活動。建築家アルド・ロッシとの共同制作や画家ジョルジョ・モランディのアトリエ撮影など、室内のテーマにも取り組んだ。また展覧会や本の企画者としても才能を発揮し、1977年には、妻パオラ・ボルゴンゾーニ、ジョヴァンニ・キアラモンテらと共同で出版社Punto e Virgolaを設立、出版者として同時代の写真家の作品集づくりにも尽力した。主な写真集に、『コダクローム』(1978)『エミリア通りの散策』(共著、1986)『雲の輪郭』(共著、1989)『モランディのアトリエ』(2002)『スティル・ライフ』(2004)などがある。1992年、自宅兼アトリエのあるレッジョ・エミリア県ロンコチェージにて急逝。 萱野有美 (カヤノユウミ) (訳) 1975年千葉県生まれ。東京外国語大学外国語学部欧米第二課程(イタリア語)卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。訳書に、ムナーリ『ファンタジア』(2006)『モノからモノが生まれる』(2007)アンニョリ『知の広場』(2011、以上みすず書房)などがある。2025年没。 *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。 (版元より)

  • ●サイン本 あなたに犬がそばにいた夏|短歌・岡野大嗣/写真・佐内正史

    ¥2,090

    発行 ナナロク社 著者:短歌・岡野大嗣/写真・佐内正史 装丁:佐々木暁 仕様:B6変形 コデックス装 160頁オールカラー    短歌102首、写真42点収録 価格:2,090円(1,900円+税)  ISBN:978-4-86732-031-0 C0092 歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、 写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。 2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。 造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。 【収録歌より】 人がきて信用金庫の自動ドアひらいて夏がひらめいていく きらきらと風を車に呼び込んで午前みたいに午後をはじめる かつてあった出版社の美しい名に会話が混線して花が咲く 声がして水遊びだとわかる声 二時から二時の声がしている 郷愁は遠いところをやってくる未来にちょっと寄り道をして 【著者より】 〈東京から黄色い車でやってきた佐内さんと歩いた夏。 短歌が写真に、写真が短歌になる瞬間をお楽しみください!〉 岡野大嗣 〈写真の時差の中にいた2年間! 「そば犬」をよろしくお願いします!〉 佐内正史 【著者プロフィール】 ●岡野大嗣(おかの・だいじ) 歌人。2014年、第1歌集『サイレンと犀』を刊行。2018年に木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、2019年に谷川俊太郎と木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』、第2歌集『たやすみなさい』、21年に第3歌集『音楽』、2023年に第4歌集『うれしい近況』、2024年に短歌と散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』、作品集『時の辞典 365日の短歌』を刊行。 ●佐内正史(さない・まさふみ) 写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2002年『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げる。近著は『写真の体毛』『静岡詩』『写真がいってかえってきた』。曽我部恵一とのユニット”擬態屋”では、詩と朗読を担当。境界線はない。近年の展覧会に「展対照<第二部>」Vacant(東京、2025年)、「写真がいってかえってきた」book obscura(東京、2024年)、「静岡詩」タカ・イシイギャラリー(東京、2023年)、「静岡詩」静岡市美術館(静岡、2023年)、など。

  • サランラン Sa-lanlan|川島小鳥

    ¥4,840

    発行:青幻舎 A4変型判 240ページ 定価 4,400 円+税 ISBN978-4-86152-986-3 CコードC0072 発行日 2025年5月14日 装丁 米山菜津子 「とても寂しくて、寂しかったから自由で、すごく寒かったけど、すべてが暖かかった」(写真家・川島小鳥) 秋から冬、ソウル。次の春が来るまでの7ヶ月間。そこで触れた夜の街、澄んだ空気、漢江、寂しさ、ひしめく情熱、出会った人たち。ひとり研ぎ澄まされて歩いた街がだんだん馴染んで、すこし優しくなっていく。 凝縮と解放の写真たちが1冊の作品になりました。 著者プロフィール 川島小鳥 (カワシマコトリ) (著) 写真家。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。 主な作品集に『BABY BABY』(2007)、 『未来ちゃん』(2011)、 『明星』(2014)、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(2014)、 『おはようもしもしあいしてる』(2020)、『(世界)2』(2021)、『s(e)oul mate』(2024)。第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。 公式サイト:http://kawashimakotori.com/ Instagram:@kotori_kawashima (版元より)

  • うれしい生活|植本一子

    ¥3,190

    発行:河出書房新社 A4変型判 縦240mm 横215mm 厚さ15mm 重さ 620g 192ページ 定価 2,900円+税 ISBN978-4-309-25648-1 CコードC0072 初版年月日 2019年12月2日 夫との出会いと結婚、子どもの出産と成長、そして突然訪れた夫の死――変容する現代に、家族のかたちとはなにか? 光の束のなかにその姿を写す、気鋭の写真家による初めての作品集。 著者プロフィール 植本一子 (ウエモトイチコ) 1984年、広島県生まれ。2003年キャノン写真新世紀で優秀賞を受賞。著書に『働けECD 私の育児混沌記』『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』『フェルメール』『台風一過』など。 (版元より)

  • 14→30|脇田あすか

    ¥3,520

    SOLD OUT

    リトルプレス 2023年12月発行 92ページ 印刷 三永印刷 グラフィックデザイナー脇田あすかによるZINE。 14歳から30歳までのエッセイ、写真、ドローイングを収録。全てのページが片観音開きの仕様となっています。

  • ●訳者サイン本 太陽王アンドレ・ブルトン|アンリ・カルティエ=ブレッソン/アンドレ・ブルトン

    ¥2,475

    SOLD OUT

    翻訳 松本完治 発行 エディション・イレーヌ B5変形美装本 造本/アトリエ空中線・間奈美子 本文78頁、カルティエ=ブレッソンによるブルトン写真13点入り 定価2,250円+税 石を拾い、太古の世界と交感するブルトン。 その姿をカルティエ=ブレッソンが写真と文で伝える表題作を本邦初紹介。 石をめぐる秘教的(エゾテリック)な心象を綴った 晩年の名篇『石のことば』とともに、ブルトンの魔術的宇宙観の精髄をみる。 (版元より)

  • ch,ch,ch,|cake press(菅谷ケイスケ/亀谷暁実)

    ¥4,400

    SOLD OUT

    リトルプレス B5変形、68ページ 100部 大阪在住の2人の写真家、菅谷ケイスケと亀谷暁実の写真による往復書簡。お互いの写真を言葉のように置き換え、イメージを広げながら数ヶ月間やり取りした記録を一冊にまとめています。 どれが誰の写真なのかはあえてクレジットせず、写真たちが調和し合うままをみていただけたら幸いです。 cake pressについて 大阪在住の2人の写真家、菅谷ケイスケと亀谷暁実による架空の出版レーベル(写真ユニット)です。 (版元より)

  • M/E|川内倫子

    ¥7,150

    発行:torch press 仕様:A4版変型(280 x 220 mm)/上製本・布貼り/216P デザイン:ハンス·グレメン 執筆:テジュ·コール 言語:日本語/英語 定価:6,500円+税 ISBN:978-4-907562-53-3 C0072 発行年:2025 2019年にアイスランドを訪れた川内は、地球の息吹を感じる間欠泉や、人間の持つ時間を遥かに超える氷河、胎内のような休火山の内部を目の当たりにし、いままでに感じたことのない、この星との繋がりを感じました。アイスランドを出発点とし、コロナ禍を経て自宅周辺にある自然や、北海道の冬の大地へとその体験は続いていきます。2022~2023年には大規模個展『M/E 球体の上 無限の繋がり』を開催し、「M/E」シリーズの一部を発表しました。「M/E」は現在も世界の各国で展示され続けています。 タイトルとなる「M/E」は、「母(Mother)」と「地球(Earth)」の頭文字であり、続けて読むと「母なる大地(Mother Earth)」、そして「私(Me)」という意味が込められています。そこからは、悠久の自然の存在と、日々の日常で起こるささやかな出来事は、無関係ではなく、分かち難くつながっていることの必然が呼び起こされます。本作は、自然と向き合いながらも自身の視座を獲得した『あめつち』『Halo』の先にある、自然と人間のつながりという原点に立ち返り、激動の時代の中でも世界を見つめ直した川内による最新作。ハンス·グレメンの装丁により、透けるような繊細で薄い紙に写真が印刷され、クロス装には大胆に箔押しが施されている、オブジェのような佇まいをもった一冊となりました。巻末には作家、写真家、美術史家であるテジュ·コールによる、手紙のような美しい文体で綴られたエッセイが収録されています。 *本作は2022 年に刊行した展覧会図録「M/E 球体の上 無限の繋がり」とは異なる書籍·内容です。(同シリーズが収録されているため重複している写真はございます)

  • フォロンを追いかけて Book 2

    ¥2,200

    SOLD OUT

    発行 ブルーシープ 2024年7月19日発売 定価:税込2,200円(本体2,000円) 絵:ジャン=ミッシェル・フォロン 写真:木村和平 詩:大崎清夏 翻訳:エレオノール・マムディアン アートディレクション&デザイン:須山悠里 編集:柴原聡子 印刷・製本:株式会社アイワード 仕様:A5変型、136ページ、並製 ISBN:978-4-908356-58-2 フォロンを追いかけて撮り下ろした写真と気配を感じる言葉で、フォロンを「感じる」本 ジャン=ミッシェル・フォロン(1934-2005)は、ユーモラスな線描、美しい色彩とファンタジックな世界観、そして人類に警鐘を鳴らす強いメッセージを描いたベルギー人のアーティストです。1970年代以降世界的に活躍し、日本でも1980年代と90年代に大規模な巡回展が開かれ、人々の心をつかみました。今回約30年ぶりに展覧会が開かれるのを機に、フォロンのファン、フォロンを知らない新たな鑑賞者にむけた本を2冊出版します。フォロンが生み出した多彩で詩情的な作品群を前に、すっと心を開く。そしてフォロンを過去にではなく、未来に感じる。そんなきっかけになるような、フォロンを追いかける二つの旅のような2冊の本です。 『フォロンを追いかけて Book2』 2冊目はフォロンを「感じる」旅。農家を改築したアトリエに差し込む柔らかな光、母屋の壁に開けられた大きな窓から広がる田園。フォロンが愛したパリ近郊の小さな農村ビュルシーの家にはじまり、世界への足掛かりをつかんだパリからブリュッセルへ。地下鉄駅の巨大な壁画、郊外にあるラ・ユルプの美しい森と湖、そして敷地内に設立されたフォロン財団に飾られた絵や彫刻。フォロンのいた場所を写真家の木村和平がたどりフィルムに収めました。ペンから筆、平面から立体へ広がるフォロンの多彩な作品と木村の写真が本を織り成します。旅の終章は、大崎清夏の詩です。作品と写真による視覚から飛翔し、フォロンの気配を言葉から感じる試みです。フォロンを追いかける旅は、どこまでも続きます。

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