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MONKEY vol. 32 特集:いきものたち
¥1,540
発行 スイッチ・パブリッシング ISBN:9784884186265 2024年2月15日刊行 価格:1,540円 (うち税 140円) イノシシ、カエル、イヌなど「いきもの」が登場する創作を集めた特集‼︎ ジョン・アーヴィングの小説内小説の柴田元幸による新訳や、岸本佐知子が本特集のために選び訳したステファニー・ヴォーンの短篇のほか、伊藤比呂美や小山田浩子の書き下ろし作品から、長場雄の絵物語などを掲載。 さらに、トルーマン・カポーティ「夜の樹」を村上春樹による新訳で収録。 表紙はミロコマチコによる描き下ろし作品です。 【CONTENTS】 特集 いきものたち Cover Artwork by mirocomachiko 2 猿のあいさつ(柴田元幸) 8 ミロコマチコ しま 14 伊藤比呂美 ヒルディスヴィーニたち 絵―植田陽貴 24 ケヴィン・ブロックマイヤー 祝福をもたらす内なる動物 ——小説における非 – 人間生物の存在意義について 38 動物が主要なキャラクターとなっている名作 50 訳一柴田元幸 絵一秦直也 40 いきものが登場する名作 50 選一柴田元幸 絵一秦直也 42 ステファニー・ヴォーン 犬の天国 訳ー岸本佐知子 絵―濱愛子 52 小山田浩子 観察のしかた 絵―nakaban 62 ジョン・アーヴィング ペンション・グリルパルツァー 訳―柴田元幸 83 R・L・スティーヴンソン 立派な訪問者 訳ー柴田元幸 84 長場雄 SATURDAY IN THE PARK 92 フィリップ・K・ディック プリザビング・マシン 訳―柴田元幸 絵ー小林紗織 100 セナー・アーマド 狼たち 訳ー柴田元幸 絵―小林エリカ 118 インタビュー ジョン・クラッセン 闇がそこにあるという実感 聞き手ー柴田元幸 126 坂口恭平 手紙 132 No Music, No Stories ブレイディみかこ 恋の帰結 絵ー長崎訓子 142 百の耳の都市 古川日出男 砂の女 artwork―*高田安規子・政子 写真―ただ 146 このあたりの人たち 川上弘美 矮小化 写真―野口里佳 148 死ぬまでに行きたい海 岸本佐知子 夢の島熱帯植物館 152 本号の執筆者/次号予告 154 猿の仕事 156 サワコ・ナカヤス コップ一杯の水としての蟻 訳ー柴田元幸 158 トルーマン・カポーティ 夜の樹 訳ー村上春樹 *……(はしご高)
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ランバーロール06
¥1,650
SOLD OUT
著 高妍/羅荷/安永知澄/劉倩帆/森泉岳土/丁柏晏/おくやまゆか/もてスリム/佐野亨 編 ランバーロール編集部 発行 タバブックス 2023年11月10日発売 装丁 潟見陽(loneliness books) A5判正寸・並製・152頁 ISBN978-4-907053-68-0 定価 本体1500円+税 漫画家の安永知澄、森泉岳土、おくやまゆかの3人によって創刊された、漫画と文学のリトルプレス「ランバーロール」。 今回は初の試みとして、「台湾」特集を実施。 村上春樹の『猫を棄てる』の装画や、漫画『緑の歌―収集群風―』などの作品で知られる台湾出身の漫画家・高妍が企画段階から参加し、羅荷(ロー・へー)、劉倩帆(リュ・チェン ファン)、丁柏晏(ディン・ブォ イェン)という三人の台湾出身のイラストレーターを推薦し、それぞれの描き下ろし漫画を掲載の運びとなりました。 安永知澄、森泉岳土、おくやまゆかの描き下ろし漫画と、台湾のクラブシーンにまつわるもてスリムのエッセイ、台湾映画にまつわる佐野亨(映画ライター)のエッセイを加え、今号も充実の152ページ! 【漫画】 高妍(ガオ・イェン)「どうでもいいこと」 羅荷(ロー・へー)「雨の追憶」 安永知澄「小さな魔法」 劉倩帆 (リュ・チェン ファン)「ドライブ」 森泉岳土「暗くて深くて誰もいない」 丁柏晏(ディン・ブォ イェン)「鐘楼」 おくやまゆか「新深緑日記」 【エッセイ】 もてスリム「ビナハウスの裂け目」 佐野亨 台湾映画と台湾と僕 訂正について 『ランバーロール06』劉倩帆「ドライブ」内に、2 ページ分、落丁がありました。 お詫びして訂正いたします。正しい完成版(16P)を下記ページにアップしております。何卒よろしくお願いいたします。 http://tababooks.com/tbinfo/lumbarroll06drive
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タイムトラベル同人誌 超個人的時間旅行
¥1,650
上田誠、古賀及子、こだま、スズキナオ、せきしろ、堀静香、宮田珠己、宮崎智之、牟田都子、ワクサカソウヘイ、藤岡みなみ リトルプレス A5 96ページ 1,500円 2023/9/8(金)発行 装画:Ayumi Takahashi 主題歌:ロースケイ「タイムラインでつかまえて」 「現実世界でのタイムトラベル」をテーマにしたアンソロジーです。SF的な主題ですがすべてノンフィクション。タイムトラベルの実用書でもあります。
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VACANCES バカンス 3
¥1,500
特集 おばけ・リミックス リトルプレス 編集・発行:原航平+上垣内舜介 デザイン:岸田紘之 口絵(P1):村井秀 写真(P32,50,70,96):石垣星児 協力:もりみわこ 仕様:A5判 96ページ 発売日:2023年11月11日 インディペンデントな体制でつくっているカルチャー雑誌『VACANCES バカンス』の第3号。さまざまな要素を持つ「おばけ」をテーマに、取材や寄稿を通じて「おばけという存在の再編集を試みる」という意味合いでタイトルは「おばけ・リミックス」に。 編集部がいま気になる方や好きな方にご協力をお願いしました。わかりやすさや効率化のもとで排除されてしまうもの、存在しているのにいないことにされてしまうもの、日々の営みのなかでこぼれ落ちてしまう断片などに目を向けています。 ■Contents カバーイラスト|丹野杏香 【インタビュー】 曽我部恵一 池田彩乃(サンリスフィルム) 今泉力哉 【寄稿】 千葉ミドリ|マンガ 西村曜|短歌 背筋|小説 川浦慧|エッセイ 大前粟生|短歌
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文学ムック「ことばと」vol.7
¥1,980
発行 書肆侃侃房 定価:本体1,800 円+税 A5、並製、368 ページ ISBN978-4-86385-600-4 C0495 編集長/佐々木敦 ロゴマーク/石黒正数 表紙・本文デザイン/戸塚泰雄 装画・挿絵/近藤恵介 【巻頭表現】 千葉雅也「間違えたらもう一度繰り返せ」 【第5回ことばと新人賞】 池谷和浩「フルトラッキング・プリンセサイザ」 佳作 藤野「おとむらいに誘われて」 選考座談会(江國香織、滝口悠生、豊﨑由美、山下澄人、佐々木敦) 【特集:ことばとことば】 ◎創作 大沼恵太「ここだけの話」 大前粟生「パラパラ」 片島麦子「メントリの始末」 木下古栗「君たちはどう生きるか」 佐川恭一「不服」 瀬尾夏美「頬をなぞる」 戸田真琴「きっとしらない国」 法月綸太郎「虱博士」 笛宮ヱリ子「白い噓」 福田節郎「才能」 保坂和志「ことばとショーケン」 町屋良平「植物」 【本がなければ生きていけない】 佐々木敦「蔵書の減少と本棚の増殖」
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文芸ムックあたらよ 創刊号 特集:夜
¥2,200
発行 有限会社EYEDEAR 判 型 A5版・縦・304ページ 定 価 2,200円(税込) ISBN 978-4-911046-00-5 発行日 2023年11月11日 ひとり出版社による新しい文芸誌、創刊! 総勢19名のクリエイターによる寄稿/対談のほか、496作品もの応募が集まった『第一回 あたらよ文学賞』の受賞作品を一挙掲載! 参加クリエイター 【装画】 出口えり『よるを見にいく』 【挿画】 サッサエリコ『夜がきた』 【対談】 馳月基矢『書いて、調べて、駆け抜けて。』 【創作】 梧桐彰『現の夜、夢の朝』 綾坂キョウ『とろけたクリーム』 百百百百『巡礼者たち』 輝井永澄『黒い鳥』 蒼山皆水『明日にのぞむ夜』 小谷杏子『この夜を焚べる』 【短歌】 岡本真帆『光源』 伊波真人『ナイト・バーズ』 中靍水雲『夜を駆けない』 初谷むい『さっきまでの話』 青松輝『四季の歌』 【エッセイ】 カイシトモヤ『絵かきのリュカとまほうのつえ』 オレノグラフィティ『用水路』 齋藤明里『夜に読みたい夜のおはなし』 犬怪寅日子『匂いの夜』 【書評】 永田希『夜に読みたい三冊』 【第一回あたらよ文学賞・受賞者】 マルクス・ホセ・アウレリャノ・シノケス『うきうきキノコ帝国』 岩月すみか『こはねに勝てないなら死ぬ』 蛙鳴未明『ツー・ミッドナイト・ノブレス』 咲川音『私たちの月の家』 伊藤なむあひ『椿桃、永遠に』 辻内みさと『月が落ちてくる。』 山川陽実子『神と夜明け』 佐藤龍一クライマー『まゆどじょう』 右城穂薫『猫が飛んだ夜』 えきすときお『夜が冷たく忍びよる』
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なnD 8
¥770
SOLD OUT
リトルプレス 文庫版 96p / ソフトカバー 編=森田真規(なんとなく、クリティック) 編=戸塚泰雄(nu) 編=小林英治(DU) 編=発行=nu 目次 EUNICE LUK│表紙、挿画 三品輝起│善福寺川右岸のコレット 酒井正太│開店、fuzkue西荻窪 土居伸彰│このかわいい子を見てください 向坊衣代│2021年夏仏蘭西うろうろ記 vol.0 工藤遥│本に針を落とすように 山本アマネ│『CINEMA NOTE』ができるまで 迫川尚子│新宿1996/2021 近代ナリコ│丘の屋敷と夾竹桃 折田侑駿│オン・ザ・ロード うたかたの日々 福田教雄│自分だけの風景 熊谷新子│分ち合うこと 大内伸輔│もしやこれはヤギセラピー 太田明日香│マイクロパブリッシングの手作り雑誌 檀上遼│緊急事態と熱帯業 プシクこと粉川哲夫×TVOD│東京オリンピック2020と東京の街 グラスパーゆきこ│コロナ禍のテニスファン 坂井利帆│トロントの夜 のむみち│怠惰の産物 小林英治│インスタ日記8 Q&Aリレー 2021.4.1-9.4 近藤恵介ー前田和彦ー早坂大輔ー竹田和也ー植田浩平ー河村実月ー森山裕之ー ヨシムラヒロムー森花子ー藤井一乃ーキデンセンー後藤知佳ーモノ・ホーミーー 碇雪絵ーきたしまたくやー内堀弘ー奥山太貴ー米山菜津子ー今泉泰輔ー髙橋政宏ー 大川景子ー七里圭ー大林えり子ー森泉岳士
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なnD 10
¥1,100
リトルプレス 2023年11月/A6/160頁 文庫版 編=森田真規(なんとなく、クリティック) 編=戸塚泰雄(nu) 編=小林英治(DU) 編=発行=nu [表紙]Pear Shadow | 正一 詩・写真・絵 | ユニス・ルック 写真 | 檀上遼 『なんとなく、クリティック』『nu』『DU』3人の編集者による、年一回発行のリトルプレス『なnD』最新号。コロナ禍を挟んで4年ぶりに人に会いに行くという原点に返り、メンバーによるインタビューのほか、豪華執筆陣による寄稿・コラムなどを収録。 目次: アキラさん | 近代ナリコ 1996/2023 | 迫川尚子 だれもいない海 | 三品輝起 交点の連続 | 後藤知佳 僕にしか言えない冨井さんのこと | 近藤恵介 見えないリレー | 加藤木礼 MIGHTY CROWNと横浜のストリート・カルチャー | 田中元樹 東急沿線出身 | グラスパーゆきこ 困ってる編集者は並ぶのが苦手 | 竹田純 朝食をめぐるささやかな冒険 | 相田冬二 アフタートーク | 碇雪恵部 紗耶香 imaginary | 正一 煮汁の縁 | ハーポ部長 映画は報われない | のむみち 鈴木一誌さんのこと | 桜井雄一郎 目を澄ませて | イワフチメグミ フェスでの演奏中、自然にカップヌードルを啜るということ | TOMC デジタルネイチャーの鉛筆 | 苅部太郎 夢見た未来に生きてる | 住麻紀 おつかれも | 竹田和也 昭和のプロ野球と奥多摩の生活 | 宇都宮ミゲル アフタヌーンティーで講義 | キデンセン ことばとの時代 | 佐々木敦 まだまだやることいっぱいある | 内沼晋太郎 正しい「ガパオ」とは? | ワダヨシ トロントの音楽 | 髙橋政宏 中年クライシスと「いい状態」 | 西山真来 酒とモルックと大人の友だち | 折田侑駿 絵を描く人 | 黒木麻衣 “ただのリスナー”として | 村上謙三久 10年ぶりの邂逅 | 渋谷采郁 スリランカ | 西村満 スケボーはチャラくなかった | 千葉美穂 インタビューという変な仕事 | 宮田文久 生きて機械になる | ゾフィ・プシクール 居場所としての本屋 | 神輝哉 “天使みたい”な人たち | 飯田裕子 40年 | 森田真規 向き合えるようになる | 張文經 30分の大きさ | 辻山良雄 インスタ日記10 | 小林英治
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●ステッカー付 USO5
¥1,760
SOLD OUT
●ステッカー付 発行 rn press 文庫サイズ/356ページ/4C+1C ISBN 978-4-910422-16-9 本体価格:1600円+税 あなたは良い人ですか、悪い人ですか。 あなたは何を信じて生きていますか。 わたしに<あなた>のことを教えてくれませんか。 今回の特集は「悪」です。 引き続き「あなたがついてきた嘘を教えてください」というお題にも9名の方にご執筆いただきました。 嘘の奥には本当が詰まっています。 年に一度の文芸誌USO、今年で5号目。ぜひお楽しみください。 今回の書き手のみなさんはこちら。 #宇治田峻 @lackofgumption #岡藤真依 @okafujimai #今日マチ子 @kyomachiko #栗栖丈璽 @joji_kurisu #ゴトーヒナコ @hinakogoto #小橋陽介 @yosuke_kobashi #少年アヤ @shonenaya_pi #新津保建秀 @kenshu_shintsubo #菅原匠子 @kyokusen_8 #武邑光裕 #旦悠輔 @jiyukohshoten #年吉聡太 @sota_toshi #中野泰輔 @taisuke_nkano #西島大介 @djmahoutsukai_simasima #野口理恵 @rn_press #矢代真也 @yashironi_official #山川うみ #山本ぽてと @yamamotopotato #若林恵 @blkswn.01
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BEACON VOL.3「不機嫌な時代を歌え」
¥1,540
SOLD OUT
”声を灯すZINE” BEACON VOL.3 「不機嫌な時代を歌え」 発行 BEACON編集部 B5サイズ/右綴じ80頁/オンデマンド印刷 価格:本体1,400円+税 2023年11月1日初版発行 制作:石垣慧(編集)/塚田ゆうた(デザイン・イラスト) 印刷製本:江戸堀印刷所 《執筆陣》小沼理 / 依田那美紀 / 窪田悠希 / 神田匠 / 塗木拓朗 / 仲西森奈 ほか30名超 今号ではイシューを「不機嫌な時代を歌え」と題し、平成世代38名の参加者によるエッセイ、小説、短歌、写真、漫画、インタビュー等を収録しました。普段なかなか口にできないモヤモヤとした気持ちを綴ったもの、コミカルな語り口で不機嫌な日常を振り返るもの、そしてささやかな決意表明まで、この時代に否が応でもつきまとう「不機嫌さ」を見つめ直した文章がならびます。
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雑居雑感 創刊号 特集 マーケット
¥1,000
SOLD OUT
リトルプレス 企画編集 弐拾dB 文 田中謙太郎 表紙 多田朱里 デザイン 紙作室そえがき 2020年7月 白黒 P54 街の歴史の隅で生きた、 生きる人々の声に耳をかたむけ、 記し残すため 「雑居雑感」を創刊いたします。 創刊号では尾道にかつてのあった「マーケット」という場所を生きた人々について取り上げます。
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雑居雑感 3号 特集 島へ
¥1,000
SOLD OUT
リトルプレス 企画編集 弐拾dB 表紙 寺坂早耶香 デザイン 紙作室そえがき 2023年10月 1000円 白黒P75 街の歴史の隅で生きた、 生きる人々の声に耳をかたむけ、 記し残すため 「雑居雑感」を創刊いたします。 今号は島特集 造船、炭鉱、企業城下町、 移住に人口減少、 時代の移り変わりゆくなか 島に生きた、生きる人々の声を 執筆者たちがそれぞれの立場で 書き残しています。 田中謙太郎 「彷徨う船」-広島県因島 中尾圭 「ざらざらした未来へ向かうための聞き書き」-広島県横島 兒玉真太郎 「離れたところを想像していたい」-長崎県池島
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MONKEY vol. 31 特集:読書
¥1,320
ISBN:9784884186234 2023年10月15日刊行 価格:1,320円 文芸誌「MONKEY」は創刊から10周年を迎え、その記念すべき第31号では、「読書」にまつわる物語を集めました。 現代SF作家ケン・リュウの短篇「夏の読書」や、20世紀初頭に活躍した女性作家イーディス・ウォートンによる短篇「ジングー」、2017年1月のニューヨークタイムズ・ブックレビューに掲載された、ポール・オースターの「本の人生」などを柴田元幸訳で収録。さらに、ホルヘ・ルイス・ボルヘス「バベルの図書館」の野谷文昭による新訳や、円城塔による書き下ろし短篇などを掲載。 また、特集外では、トルーマン・カポーティが一躍その名を知らしめた初期短篇「ミリアム」を村上春樹訳による新訳で収録。 表紙はカワイハルナ描き下ろし作品です。
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NOBODY issue48
¥2,000
2020年10月31日発行/B5変形判/200ページ ISBN4-902794-50-2 【特集】CURRENT MONTAGE 2000-2020 [インタヴュー] 黒沢清(監督)『スパイの妻』 青山真治(監督)『空に住む』 瀬田なつき(監督)『ジオラマボーイ・パノラマガール』 ダミアン・マニヴェル(監督)『イサドラの子どもたち』 [論考] ペドロ・コスタ『ヴィタリナ』 [インタヴュー] ・黒岩幹子(編集者、ライター、元NOBODY編集長) ・坂本安美(アンスティチュ・フランセ日本 映画プログラム主任) ・樋口泰人(映画批評家) ・藤原徹平(建築家) ・中原昌也(小説家、音楽家) ・廣瀬純(批評家) [再録] ・刊行記念トークイベント「映画の絶対的な新しさのために」@渋谷ユーロライブ(濱口竜介/三宅唱/NOBODY編集部) ・刊行記念トークイベント「『映画の絶対的な新しさのために』、NOBODYは再起動する。 雑誌『NOBODY』は、濱口竜介、三宅唱をどう見てきたか」@京都出町座(田中誠一/NOBODY編集部) [NOBODY 2000-2020] ・NOBODY関連年表 ・NOBODY BEST 2000-2019 ・NOBODY全号解説 [連載] 第7回「衆人皆酔、我独醒」荻野洋一
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オフショア 第三号
¥1,650
四六判・並製本・176ページ・モノクロ ISBN 978-4-9912649-3-1 C0495 ¥1500E 定価(本体 1500 円+税) 発行 2023年8月22日 (農歴七月七日 七夕) 「やすい」や「おいしい」ではない、一歩踏み込んだアジア。ウェブメディア「Offshore」が紙の雑誌としてリニューアルした、アジアを読む文芸誌『オフショア』の第三号。 掲載内容 ■武田力インタビュー「分断を越えるための演出術――俳優と民俗芸能の経験から」 聞き手・構成:山本佳奈子 ■「芸術と力 ジョグジャカルタの知」金悠進 ■「私は如何にして心配するのを止めてマレーシアの生活を楽しむようになったか」友田とん ■連載・第三回「台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係――1990年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として」 『巻き起こった地下ラジオ旋風』和田敬 ■聞き書き・第三回「営業のさちよさん」檀上遼 ■「プンムルと追悼――演奏を通じた加害の歴史の語りなおし」齊藤聡 ■「わたしと、中国の幾つかのこと」長嶺亮子 表紙装画:胡 沁迪(フー・チンディ) @udhiqni ロゴ・表紙デザイン:三宅 彩 @miyakeaya 「後ろを振り返りながら前を向く」。 日本における、日本以外のアジア地域の音楽・アート・カルチャーの受容は、グローバルな情報社会のおかげで何の垣根もなく進んでいます。過去の日本が行った植民地政策や侵略者としての歴史を忘却してしまったとしても、交流していけるのかもしれません。しかしオフショアは、カジュアルな交流のその一歩向こう側に踏み出して、日本とアジアの関係の適切な積み重ね方を探ります。
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ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台 「移住×仕事」号
¥1,650
発行 ミシマ社 編 ミシマ社 定価 1,500 円+税 判型 四六判コデックス装 頁数 176 ページ 発刊 2015年10月07日 ISBN 9784903908670 Cコード 0036 装丁 矢萩多聞 ミシマ社初の雑誌 創刊! お金にも政治家にも操られることなく、自分たちの手で、自分たちの生活、自分たちの時代をつくる。そんな、生まれつつある「未来のちいさな形」を、「移住」「仕事(今までにない就活)」「農業」という切り口から追う。台割を作らないという、前代未聞の作り方にも挑戦! 新しい時代の空気を新しい編集法によってつかみ取った、未来の幕開けを予感させる一冊。 特集1 移住のすすめ 特集2 今までにない就活 豪華著者陣、すべて書き下ろし! 最初から最後まで読みたくなる雑誌をめざしました。――編集部
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ちゃぶ台11 特集:自分の中にぼけを持て
¥2,200
SOLD OUT
発行 ミシマ社 編 ミシマ社 定価 2,000 円+税 判型 四六判変形 頁数 196 ページ 発刊 2023年06月14日 ISBN 9784909394897 Cコード 0030 装丁 漆原悠一(tento) 特集:自分の中にぼけを持て 世の中は、ピントを合わせる方向に進みすぎている、かも――。 生活にも、制度にも、仕事にも、あらゆることに、「ぼけ」が効いてくるのではないか? ・村瀨孝生さん(「宅老所よりあい」代表) 随筆「僕の老い方研究」 ・山極壽一さん インタビュー「山極先生、ゴリラは『ぼけ』るんですか?」 ・若林理砂さん(鍼灸師)、上田誠さん(劇作家)、平野愛さん(写真家) 特別エッセイ「自分の中にぼけを持つための3箇条」 ・・・など、「ぼけ」の力に迫る読み物を多数収録。 *特集に寄せて 自分の中に毒を持て。 岡本太郎のこのことばには、ちいさな存在でも強くなれるのだから、という前提があっただろう。けれど、時は進み、時代は後退し、私たちのなかの毒はすっかり無毒化されてしまった。消毒剤の成分表には「正しさ」の表記。その割合はけっこう高い。もうひとつ高い成分が「くっきり、はっきり、すっきり」といった「透明性」。もし現代人が自分のなかに毒を持ってしまったら、毒への耐性、免疫が乏しく、毒に呑み込まれるのではなかろうか。最悪のばあい、中毒死の危険すらある。 では、今、私たちが自分のなかに持つべきは何か? こう考えたとき、「ぼけ」だと思い至るに時間はかからない。というのは、私自身が何よりそれを欲していたからだ。 実際、クリアカットな物言いをする人より、うーんと唸ったり、何を言っているかよくわからない人に惹かれてきた。白黒はっきりつけましょう、といった風潮にも馴染めない。その傾向は年々、強まるばかりだ。 昨年、『ぼけと利他』(2022年9月刊行)を読んだとき、編集者に大切な要素も「ぼけ」なのでは、とまで思った。きっと、ぼけを欲しているのは私だけでないはずだ。最近でいえば、阪神タイガースの監督に就任した岡田彰布氏の発言が、いちいち話題になる。「いや、おーん、そらそうよ」。そのあまりの「わからなさ」にファンは歓喜する。 今私たちに欠けているものは、岡本太郎が生きていた(経済発展が地球環境より優先された)時代とは二つの点で異なる。 ひとつは、現代人のタフさは、毒では培われない。問題が起きたときの対処法が違う。毒で殺すのではなく、溶かす。そういう解消法が必要とされている気がする。 また、タフになるといっても、昔とちがって強くなるわけではない。それは、包容や寛容といった、質の違うタフさだろう。 だから、自分の中にぼけを持て、だ。 最近、老眼が進みつつあるが、私はこの原稿を裸眼で書いている。おかげで、文字はぼけている。そんな人間が企画した雑誌ですが、最後までおつきあいいただければ幸いです。 ――本誌編集長 三島邦弘 表紙写真:平野愛 目次 村瀨孝生「僕の老い方研究」(随筆) 益田ミリ「桜の下で」(漫画) 斉藤倫「ひぐれのうえき」(児童文学) 平野愛「自分の中にぼけを持つための三箇条」(エッセイ) 津村記久子「共にぼける」(エッセイ) 土井善晴「パンドラの箱を開けるな!」(随筆) 上田誠「自分の中にぼけを持つための三箇条」(エッセイ) バッキー井上「あとはオボロ、オボロ影。そしてまた俺は、真俯瞰にいる。」(コラム) 伊藤亜紗「会議の研究(2) 建築現場の青空会議」(論考) 若林理砂「自分の中にぼけを持つための三箇条」(エッセイ) 益田ミリ・平澤一平「宿題」(漫画) 藤原辰史「蛇と民の叙事詩」(論考) 齋藤陽道「一枚と一枚のあいだに、ちいさな祈りがこもるとき」(フォトエッセイ) 榎本俊二「ギャグマンガ家山陰移住ストーリー PART10」(漫画) 山極壽一「山極先生、ゴリラは『ぼけ』るんですか?」(インタビュー) 尾崎世界観「カット」(小説) 内田健太郎「メメント森田さん」(エッセイ) 「書店、再び共有地」(レポート) 恭文堂書店〈東京・学芸大学〉 句読点〈島根・出雲〉 中村明珍「いぶしてこそ人生」(エッセイ) 滝口悠生「御身と御前」(小説) 寄藤文平「動勢の話。未来の描き方その5」(絵と言葉) 三島邦弘(ブックレビュー) 編集後記
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LOCKET 第5号 BEAR ISSUE
¥1,980
リトルプレス ●編集長 内田洋介 ●デザイナー 大谷友之祐(Yunosuke) ●「野性の造形」トルコ、ドイツ、知床、西表島 ●2022年5月25日発売 ●本文144ページ、B5変判(237mm×182mm) ●1,980円(本体1,800円+税) ●2,200部 特集タイトルは「野性の造形」です。クマをかたどった造形物を追いかけ、2021年にトルコ、ドイツ、北海道、特集外では西表島でも撮り下ろし取材を敢行しました。古代遺跡の彫像、都市名がクマに由来する街、木彫り熊の再ブームを牽引する現役作家。さらに石川直樹氏、津田 直氏、高野夕輝氏、安藤夏樹氏、在本彌生氏、寺尾紗穂氏といった面々が誌面を彩ります。 今号もオフセット印刷は長野県松本市の藤原印刷が「心刷」しました。レッドとグリーンの2種類ある表紙のイラストは編集者とデザイナー、最小単位でインクヘラを握りしめ、一冊一冊にシルクスクリーンを実施。真っ当でいてオルタナティブな道を邁進するインディペンデントマガジンの最新号をぜひお楽しみください。 001|トルコ 創造の大地 030|ギョベックリ・テぺの七不思議 三宅 裕 032|アナトリアの牧羊犬(猪原 悠) 036|想像力の射程──遠くを想うこと 038|CONTENTS 040|ドイツ ベルリンの街に潜む沈黙の叫び声(冨手公嘉、相澤有紀) 052|中世欧州熊寓意譚(オカモトレイコ) 054|木彫り像をめぐる私信(石川直樹) 056|熊意匠遺物に見る、送り(津田 直) 058|木塊になにを見る 高野夕輝 068|木彫り熊が生まれた街 八雲八問八答 大谷茂之 070|すべてはクマさんのために 安藤夏樹(濱田紘輔) 076|愛らしい民芸熊玩具(尾崎織女) 078|熊を彫る人のこと(在本彌生) 081|クマは小部屋で目を覚ます 川口直人、高旗将雄、大住 潤、原田和明(YUTAKA NOJIMA、松井 進) 097|オホーツク文化の形(高橋 健、町田ヒロチカ) 104|クマは繊維に包まれて(鈴木純子) 108|山岳民のスプーン(石川吉典) 112|知床 知床点描 130|MAGAZINE INFORMATION 131|背骨の旅人 第5回 寺尾紗穂(飯坂 大) 139|いまではないいつか 第1回 西表島(土田 凌)
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胎動短歌 Collective vol.3
¥1,980
青松輝 伊波真人 岡野大嗣 岡本真帆 荻原裕幸 カニエ・ナハ 金田冬一/おばけ 上篠翔 狐火 木下龍也 小坂井大輔 GOMESS 向坂くじら 鈴木晴香 高橋久美子 竹田信弥 千種創一 千葉聡 toron* 野口あや子 初谷むい 東直子 ひつじのあゆみ 平川綾真智 広瀬大志 文月悠光 フラワーしげる 堀田季何 枡野浩一 宮内元子 宮崎智之 村田活彦 和合亮一 ikoma 【価格】1,800円(税抜) 【表紙・デザイン】竹田信弥 (双子のライオン堂) 【編集】ikoma / 胎動LABEL 歌人のみならず、詩人、俳人、ミュージシャン、ラッパー、ライター、書店員、植物園の中の人(!)まで全34組が参加、連作8首をご寄稿いただきました。 ジャンルを超えた「誌面上の短歌フェス」をお楽しみください。
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VACANCES バカンス 1
¥1,200
SOLD OUT
リトルプレス 編集・発行|原航平+上垣内舜介 デザイン|岸田紘之 A5変形(W135mm×H220mm)、本文86ページ 2022年11月20日発行 「心のバカンス」を追い求める独立系カルチャー雑誌。創刊号では編集発行人が好きな人や気になる人に寄稿を依頼し、エッセイから現代川柳、怪談、旅行記、マンガ、小説まで極めて多彩な表現が集まりました。今泉力哉さんによる短編小説や小説家・島口大樹さんのエッセイなど、貴重なテキストも収録しています。 また、定期的にイベントを開催しているミュージシャンの夏目知幸さん×高橋翔さんや、『M-1 2022』3回戦の動画でも話題の忘れる。へのインタビューを実施。巻末では私たちバカンス編集部が、「これぞバカンス」という映画や音楽をレビューしています。 せわしない日々の中で、一度立ち止まって物事を考えられるような「余白」を生む、そのきっかけとして存在する雑誌です。 ■目次 <インタビュー> 夏目知幸×高橋翔|つかずはなれずの距離感で 僕らのまんじがためは続く 忘れる。|伝染していくトランス状態 <寄稿> 島口大樹|僕の生活 [エッセイ] 暮田真名|仮着陸 [現代川柳] 深津さくら|つれかえる [怪談] kiss the gambler|沖縄旅行記 [旅行記] ナカムラミサキ|ハイ・シティ [マンガ] 今泉力哉|グレースケール [小説] <巻末コラム> 原航平|多幸感 起き抜けに 上垣内舜介|電気イルカはポルトヨーロッパの夢を見るか 森美和子|くらげ 僕らのバカンス特集(編集部がレコメンドする、バカンスを描いたカルチャーたち) 表紙イラスト|中山望 -------------------- ■はじめに せわしない心にバカンスを 「なる早でお願いします」。 仕事のメールの中にこの一文が紛れ込んでいるとき、僕はいつも数秒間フリーズし、そのあと何事もなかったかのようにメールを打ち返す。でも、その度に実はひどく気分が落ち込んでいる。急かされている。自分の時間の使い方に、この人は一方的に干渉しようとしてきている。そこに拒絶を覚えるから。でも、そもそも仕事というのはそういうものだ。時間を使ってお金をもらう。それに適応できないと、社会で生きていくことはできない。それは受け入れているのだけど、どんなときでも心に余裕を持って生きたいと望むのは、果たしてわがままなことなのだろうか。 フランスという国には「バカンス」という夢のような文化があるということを、僕はエリック・ロメール監督の『海辺のポーリーヌ』やギヨーム・ブラック監督の『女っ気なし』という映画を観ていく中で知った。みんながみんな、夏になると約1か月間の有給休暇を消化して、リゾート地などへ旅行に出かけるらしい。純粋に羨ましいと思いつつ、一方でそんな長い期間、一体何をして過ごすのだろう。そう思って調べてみると、彼らは観光をしたり海で泳ぎまくったりしているというよりは、「散歩」や「ただ海辺で寝そべる」ことを重要視して自分の時間を大事にしているという。フランス語のvacance(複数形がvacances)にもともと「空白」や「頭を空っぽにする」という意味があるように、そこには、何も特別なことをしないからこそ得られる豊かな時間があるのだろうと、僕は遠い国から勝手に想像している。そういう時間や心のあり方を、僕も日々の生活で大事にしたいと思う。僕にとっての心のバカンスは、休日に朝早く起きて映画館で一本映画を観て、おいしいごはんを食べてから昼下がりはカフェで本を読み、夕方になったら銭湯へ行って子どもを連れたお父さんを眺めながら身体を洗い、夜にはしっぽりお酒を飲む、そんななんてことない生活にこそ宿っている。フランスのバカンスからしたらいろいろやりすぎかもしれないが。 そんなことをぼんやりと考えながら、見切り発車で始めたこのZINE制作。僕たちがいま話を聞いてみたい人に取材をしに行き、心にバカンスをもたらしてくれそうなさまざまな分野の方々に寄稿を依頼しました。この小さな本が、あなたのささやかなバカンスになることを願っています。(原航平)
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Swimmers #1 休職
¥1,650
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リトルプレス edited by つちやりさ designed by 多田優香 Swimmersは、さまざまなスイマーたちの声に耳を傾けながら、この世界のきもちのいい泳ぎ方を探るマガジンです。 創刊号のテーマは休職。体調を崩して仕事を休んだ友人たちや、学校や部活を休んだ仲間たちにアンケートに答えてもらい、エッセイを寄稿してもらいました。それぞれが休職に至った経緯や、その前後で変化したこと・しなかったこと、「休むこと」の印象などについて聞かせてくれました。参加してくれた9人が、働くこと、休むこと、そして自分自身と向き合った記録が詰まっています。 休むってどんなことだろう?そんなふうに思いを巡らせながら、休みたい人、休めない人、休んでいる人が周りにいる人に読んでもらえるとうれしいです。
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XD MAGAZINE VOL.7 ISSUE OF PLAY
¥880
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発行 プレイド 2023/7/20 発行 144ページ ISBN-13 : 978-4991203169 1 x 21 x 28.2 cm 今号の特集テーマは「遊ぶ」。「遊ぶ」という言葉は〈好きなことをして楽しい時間を過ごす〉ことや 、〈仕事をしていない状態・暇な状態〉などを指す。そんな体験は、“楽しい・嬉しい”といったポジティブな感情とともに思い出されることも多いだろう。それだけではない。子どもが条件にとらわれずルールを勝手に更新していくように、「遊ぶ」ことは「既存のルールや物事・考え方にひねりを加 え、新しい見方をつくり出す」ことにもつながっていくのではないか。今号はそうした「遊びとルールの関係性」に重きを置きながら、「遊ぶ」行為を掘り下げていく。 2023年5月8日をもって、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行された。まだ終息には至っていないものの、個人も企業もアフターコロナを見据えて生活や働き方を見直している。これまで制限されたものが解禁され始めている現在、余暇や好きな時間をどう過ごそうか、胸を膨らませている方も多いのではないか。「働くこと」ひいては「生きていくこと」に接続しながら、人生の豊かさにつながるヒントを探っていく。 巻頭インタビュー YOU| “自分らしさ”を楽しむために PART1:定番の“遊ぶ”をひもとく 久保田雅人(わくわくさん)|大人こそ、遊ぶべき! 宇多丸(RHYMESTER)|道を外れると「遊び」が見つかる? 高橋慶太|ゲームはもっと“手前”にある JAKUETS|遊びはどんな未来をつくるのか 加瀬透 × 衣真一郎 × 田巻海|Perspective of Parks 青木淳|公園をつくること 新橋サイファー|ラップだからこそ 平井“ファラオ”光 in サンリオピューロランド|“カワイイ”がもたらす、癒やしのひととき パリッコ&スズキナオ|裏・世田谷線さんぽ PART2:“遊ぶ”を広げる 山下正太郎(コクヨ)|「 遊ぶように働く」の「遊ぶ」とは何か? 菅俊一 × 松永伸司|同じ道では帰らない 山口情報芸術センター [YCAM]|“ハッキング”可能な遊び場 安斎勇樹|コラム│組織を遊ぶ、ルールのデザイン論 金子由里奈 × 伊藤亜紗 × 青柳菜摘|会話のすきまから 松田恵示|遊びの意義とは「面白さ」にあり 遊びにまつわるアンケート|私と“遊び” 連載 THISNTHAT ART|原田裕規 BOOK|黒田杏子、黒田義隆 SPOT|編集部 器用貧乏|玉置周啓 × 長賢太郎|第1回ゲスト:養老孟司 自分を置いて、旅に出る|徳谷柿次郎|Vol. 01「移動の自由を使わないなんて損じゃない?」 はたらく言葉|吉岡乾|第1回「要らぬお世話になっております」 「映画」はある日、突然に。│金子由里奈|第6回ゲスト:イ・ラン(下) 対談連載「拾ってみる」|森岡督行 × 遠藤薫 第6回|往復書簡「港で拾った、建築とスイーツの思想」 冒険の書|植田りょうたろう
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XD MAGAZINE VOL.05 ISSUE OF MISTAKE
¥880
発行 プレイド 「私たちが今、選びたい価値」をテーマに創刊したXD MAGAZINE。消費者=顧客目線で日常やカルチャー、ビジネスの諸ジャンルを切り取ることを目標に、"日常の価値を問い直すビジネス・カルチャーマガジン"として、さまざまな動詞を特集テーマとして掲げていきます。 Vol.5の特集テーマは「誤る」。「誤る」ことは受け入れ難いことーー相次いで起こる行政や大企業の不正隠しは、そんな気持ちの最たるものだし、身近な人間関係でもその感は否めない。もちろん、同じ過ちを繰り返すことはよくない。しかし、「誤る」ことを恐れて無難な道をとってみても、どこか平坦な道筋しかイメージできない気がしてくる。それは今の社会の不寛容さを、鏡写しに物語っているのかもしれない。 だからこそ、緊張感とともに自分仕様のものさしを携えてチャレンジを続けていく。そこに「自由」が見えてくるのではないか。ミスや誤ちのなかでの気づきこそ、新たな視点や価値観の転換につながるはずだ。今号はそういった思いのもと、「誤る」ことを考えて肯定するために、様々な方々の思想や価値観を伺っていく。 (目次) 特集 誤る - 巻頭インタビュー|加護亜依 「誤り」とジャッジするのは、誰か - PART1 誤りの境界線 金田一秀穂|ことばの誤りは、“生きている”証しだ 環ROY×角銅真実|音を通してのコミュニケーション 高橋ユキ|コラム1|誤りに多弁な人びと ネルケ無方|風通しをよくしていくために 高橋桐矢|正誤の世界から離れて - Fashion Story|福士リナ|CORRECT ERROR - PART2 誤ったっていいじゃない 東浩紀|人は「誤る」生き物、だからこそ 渡邉康太郎|生物だって誤りから生まれた 荒木優太|コラム2|試行錯誤を、測るために 小国士朗|「誤り」が笑顔になる場のつくり方 立川談慶|あなたも、わたしも、しくじるものです 岩崎う大|小説|過ちのない世界 - PART3|「誤り」と向き合うために パンス|“誤り”のタイムライン 2000-2022 平林都|心より、まずは形でもてなすこと 阿部大樹|コラム3|妄想について 信田さよ子|加害と被害の関係性 鼎談|武田砂鉄×文月悠光×岸田奈美|思いのありかを問い、紡ぐ - Series 日常って何だろう? 日々の装飾は偏愛です|村田倫子 今日なにがあっても伸びる豆苗と必死で生きる僕たちのこと|上坂あゆ美 理解の領域への答え合わせ|片岡メリヤス Mixed Feelings モリテツヤ、深津さくら、苅田梨都子、吉田靖直、絶対に終電を逃さない女、植田りょうたろう 街を撮る 第4回|平松市聖 「映画」はある日、突然に。|金子由里奈 第4回ゲスト:super-KIKI(下) 「専門誌」に聞いてみた。 Vol.06『散歩の達人』 対談連載「拾ってみる」|森岡督行×遠藤薫 第4回|拾いものが、花開く。 だからボク、今日はもう、何もしない。Vol.4|西島大介
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MONKEY vol. 30 渾身の訳業
¥1,540
発行 スイッチ・パブリッシング ISBN:9784884186159 2023年6月15日刊行 価格:1,540円 (うち税 140円) 文芸誌「MONKEY」は2023年に創刊から10周年を迎え、6月15日発売の最新号は節目の第30号となります。 その記念すべき第30号は、「渾身の訳業」と題し、優れた文学を翻訳・紹介し続けてきた柴田元幸が、今あらためて“翻訳”に向き合い、今いちばん訳したい短篇をとことん選び、訳す、「柴田訳の作品のみで構成した翻訳小説特集」です。 また、特集外では、村上春樹の新訳によるトルーマン・カポーティの短篇「最後のドアを閉めろ」を特別掲載。さらに、柴田元幸を聞き手に、村上春樹がトルーマン・カポーティについて語ったロングインタビューも収録します。 表紙は画家・山口晃の描き下ろし作品です。 【CONTENTS】 特集 渾身の訳業 Cover Artwork by Yamaguchi Akira 2 猿のあいさつ(柴田元幸) 8 ポール・オースター 幻肢 訳―柴田元幸 絵―nakaban 28 アミアス・ノースコート 絵 訳―柴田元幸 絵―出口えり 34 ローラ・ヴァン・デン・バーグ 相続 訳一柴田元幸 絵―辰巳菜穂 52 ルイーズ・アードリック うつろな子供たち 訳ー柴田元幸 絵ーさかたきよこ 57 スティーヴン・ミルハウザー 影劇場 訳―柴田元幸 artwork―柿坪満実子 写真ーただ 68 シーリア・フレムリン 陽のあたる場所 訳―柴田元幸 絵ー見崎彰宏 72 ブレンダ・ペイナード 凧を作る者 訳ー柴田元幸 絵ー冨山太一 90 ジョナサン・スウィフト 箒の柄考 訳ー柴田元幸 絵ータダジュン 92 スチュアート・ダイベック トスカ 訳―柴田元幸 絵ー塩川いづみ 27, 51, 67, 89 アメリカ古典新聞漫画 109 坂口恭平 波止場 116 No Music, No Stories ブレイディみかこ 汚れた手 絵ー長崎訓子 126 百の耳の都市 古川日出男 焼跡のイエス artwork―*高田安規子・政子 写真―ただ 130 このあたりの人たち 川上弘美 山猫 写真―野口里佳 132 死ぬまでに行きたい海 岸本佐知子 羽田 138 トルーマン・カポーティ 最後のドアを閉めろ 訳ー村上春樹 154 村上春樹 インタビュー カポーティは僕にとってとても大事な作家 聞き手ー柴田元幸 136 本号の執筆者/次号予告 166 猿の仕事