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トビリシより愛を込めて|庄司朝美

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撮影:庄司朝美、田沼利規

発行 oar press
2025年10月10日発行
18.8×12.7cm/丸背上製本
本文348頁/封筒付き
日本語、英語・ジョージア語対訳
ISBN: 978-4-910794-16-7 C0070
編集:見目はる香
デザイン:橋場亮介(オフィスナイス株式会社)
翻訳:ベンジャー桂(和文英訳)、アナ・ケゼリ(和文ジョージア語訳)
校正:有限会社 フォンテーヌ(英訳校正)、児島康宏(ジョージア語訳校正)
協力:エレネ・ガブリチゼ
印刷:株式会社 山田写真製版所
製本:株式会社 渋谷文泉閣
助成:公益財団法人 東急財団

画家・庄司朝美による一年間の滞在記。
帝国の度重なる支配を受け、複雑で困難な歴史を乗り越えてきたコーカサス南麓の小国であり、 独自の言語や文化を守り続けてきたカオティックな新興国、ジョージア。 2022年、隣国ウクライナではロシアの実質的な武力侵攻が始まり、人々が揺れ動くジョージアの地に滞在することになった画家は何を思い、何を描いたのか――。

五島記念文化賞にて美術新人賞を受賞し、その渡航滞在先でウェブ版「美術手帖」に宛てて執筆された連載エッセイを英語・ジョージア語に対訳。相反する要素や像を窓外の景色と重ね合わせるようにガラスに描く、作家の《Window Painting》 シリーズの図版や現地での写真を収録。書き下ろしの作家テキストや挿絵も掲載する。



透明な窓に描かれた庄司朝美さんの絵は、ガラスの向こうの平凡な景色と神秘的な像が溶け合って、どこにでもありそうでどこにもないビジョンを宿して静かに浮かんでいた。長く大国の片隅にあって、独立したいまも自分たちがだれで、どこに行くのか、とまどいながら遠くを見ようとしている国の景色のように。
トレンディな現代美術でもなければ、伝統的な絵画様式でもない。そのあいだのどこか曖昧な場所で”絵を描くひと”という自分を探しながら、あるいは当たり前のように納得していた自分を見失うために、旅をした1年間の記録。それはゆっくりと、ぎこちなく、てらいもなく、一緒に向かえるどこかへ、一緒に立ち止まれるどこかへ、僕らをいざなう。
(都築響一)



著者 庄司朝美
「 絵画を見る」経験の中で生まれる身体イメージや感覚を探究し、半透明のアクリル板やキャンヴァスなどを主な支持体とした作品を発表している。近年の主な展示に「栄養、幽霊のために」(LC Queisser、トビリシ)、「花の瞬間」(LINSEED、上海)「MOT アニュアル2024こうふくのしま」(東京都現代美術館)、「10 月、から騒ぎ」(Semiose、パリ)、「足のない歩行」(gallery21yo-j)、「Body, Love, Gender」(Gana Art Center、ソウル)、「顕神の夢」(川崎市岡本太郎美術館、神奈川、ほか巡回)など。

(版元より)

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