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ギターというモノ/ギタリストというヒト プルースト、ベイトソン、ソンタグ、高田渡|高田漣

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発行 DU BOOKS
ISBN 9784866471860
発売年月 2022年12月
版型 四六
ページ数 360
製本 並
デザイン サリー久保田

マルチ弦楽器奏者・高田漣、初の著書は、
知的冒険の書!

音楽雑誌「ERIS」の人気連載に大幅加筆。

学究的なアーティストであり、感覚鋭いインテリである高田漣くんの、びっしり固有名詞をぶち込んだギター論が出た。これは買いだ!――いとうせいこう

ギター・ソロなんかオワコンだの、活字メディアはもう古いだの。冗談じゃない。安泰ですよ、どっちも。漣くんがいるんだから。――萩原健太

ギターブランドの歴史を紐解き、
ギターを改造する様々な人々の生態を通じて、
ギタリストの思考回路「ギター脳」を解読する手助けとなるような共通項を探る。

父・高田渡の思い出はもちろん、細野晴臣とのツアーについても語りつつ、
ギター教室での気づきについても考察した、音楽ファン待望の一冊。

大衆音楽の成立過程でギターの果たした役割、
ギターの魔改造から、 パワーコードが人類に与えた影響まで!?
アメリカン・ルネサンスとしてのギター史とは?

<目次>
まえがき ギターを知ることで二〇世紀大衆文化の理解へ

すべてのギタリストは嘘つきである

1章 個人史――人はいかにしてギタリストになるのか?
ライブごっこ、そして打上げごっこ
ラディカルなギター奏者のスタイルズ
音の出る絵本を探して
スティール・ギターとの出会い
「マザーズ・レコード」通いの日々
シンセサイザーのようなスティール・ギターに魅了されて
専業音楽家として生きる決断
付記 アフター・ザ・ボール~細野晴臣北米ツアー同行記

2章 進化論――ギターはいかにしてギターになったのか?
前史としてのハワイアン
ナショナル劇場は永遠に
ジョージ・ビーチャムの幸運と非運
一九六二年『アメリカン・グラフィティ』の呪い
クリーン・サウンドの呪い
バイク乗りの恋
脱空洞の論理飛躍
電気ギターはチェルシー・ホテルの夢を見るか?
付記 林檎王宮の円盤の騎士伝説~ビートルズと実存主義を巡るワインディングロード

3章 生態学―ギターを改造する人々
なぜギタリストはギターを改造するのか?
ニール・ヤングのDIY――オールド・ブラックの来し方
エリック・クラプトンのDIY
ロビー・ロバートソンのDIY
ライ・クーダーのDIY
シカゴ・レボリューション
ボ・ディドリーの場合――ジャングルビートじゃ座れない
HR/HMの定番仕様の完成――エディ・ヴァン・ヘイレンの場合
J・J・ケイルのDIY
この世界の哲学
付記 彼岸のギター弾き~細野晴臣とアコースティック・ギター、愛の逃避行

4章 論考――ギタリストの遺伝子はどこへ
〈シゴト〉ではない何かで生きていく人たち――もうひとつの伝説
モノ・ヒト・コト
記号の世紀――コード化の功罪
口伝としての民俗音楽
楽器のある生活と思考のススメ
現代のギタリストに伝えたい何か(サムシング)
竹薮の消えた日
見出された記述

謝辞
参考文献
出典

(版元より)

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