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日常性の哲学 萩原朔太郎エッセイ・セレクション
¥2,640
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発行:鹿美社
四六判 312ページ 並製
価格 2,400 円+税 2,640 円(税込)
ISBN978-4-9913585-3-1
初版年月日 2026年8月12日
日本近代詩の父、晩年の思索
晩年にエッセイの普及に力を注いだ萩原朔太郎。その知られざる軌跡が明らかに。日本文学の行く末を案じた天才詩人が記す50編のエッセイ・セレクション。
目次
はじめに‐日常性の哲学
Ⅰ 気になる人間と文化
言葉のない恋愛
日本の家
幸福について
音楽について
巡査の話
復活した耶蘇の話
日常口語の批判と目的性
日本の女
所得人 室生犀星
野蛮への悦びーー文明の悲哀ーー
北支事変について
ホテルと旅館
老年と人生
ダンヂイズムについて
科学への不信
作文の話
公衆道徳について
住宅について
読書と教育について
キリスト教の秘密
前欧州大戦の頃
蟻と近代戦争
頼朝の髑髏
我等何をなすべきかーー青年の為にーー
Ⅱ 様々なる場所ともの
秋日漫談
ラヂオ漫談
移住日記
夏帽子
動物園
東洋の太鼓
ゴム風船
ゴム長靴
悲しい新宿
我が故郷を語る
春の旅
喫茶店にて
東京風景
風俗時評
Ⅲ 自分とは何者か
孤独な旅人
孤独者の独語
隣人への挨拶
永遠の退屈
学校教師の話
朗らかの話
狼言
秋宵記ーー独身生活についてーー
病床生活からの一発見
Ⅳ 随筆とエッセイ
エッセイのない文壇
随筆の革命
解説ー晩年の朔太郎 堀辰雄
編集後記
編者補論ー随筆の思想/エッセイの思想
萩原朔太郎関係年譜
白鳥氏の名づける「日常性の哲学」は、エッセイの訳語としては好訳ではない。だがエッセイの説明として明解であり、日本の文壇に指示することが多分にある(本文より)
近頃日本の文壇では「日常性の哲学」ということが言われて居るが、元来文学者の生活には、常に「哲学する日常性」が必要なのである。即ちゲーテも言っているように、詩人に必要なものは哲学でなくして、哲学する精神である。ベルクソンやデルタイは言う。真の意味の哲学者とは、哲学を学問する人のことでなくして、哲学する精神を気質し、且つメタフィジックを直覚する人のことである。即ち真の哲学者とは所謂「哲学者」の謂でなくして「詩人」の謂である。(本文より)
(版元より)
