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ふざける力|ワクサカソウヘイ

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ちくま文庫 巻次:わ-15-1
発行:筑摩書房
文庫判 256ページ
定価 880 円+税 968 円(税込)
ISBN978-4-480-44123-2
初版年月日 2026年9月9日
解説 谷川嘉浩(哲学者)
カバーデザイン 寄藤文平

人生は、構図の連続だ。学校、バイト先、職場。折々で窮屈な構図が適切さを迫ってくる。でもそんな時、「ふざける力」がいつも自分を助けてくれた。ふざけることで構図を逸脱し、無限の彼方へ跳躍できる。ふざけた瞬間に通り抜けていくあの爽やかな風。それはコントの舞台だけのものじゃない。生活の中にこそコントのような景色を──。コント創りの旗手が説く実践ライフハック。

目次
はじめに 

序章 ふざけた瞬間に通り抜ける風
構図からの逸脱 
私はいかに逸脱してきたか 
「ふざける力」発動の原体験 
ふざけた時に、風が吹く 

第1章 「ふざける力」とお金のはなし
「ふざける力」とお金/ふざけ続けて、金脈を探る/東京―鳥取の二拠点生活/意味と無意味の林檎/「ふざける」がお金を生むまで/固執せよ、そして軽やかに手放せ/本業は何なの? 収入源は?/たくさんの構図を持つこと/「面白そう」を第一優先/「ふざけて生きる」ことはリスキーなのか/まずは小さくふざけてみる/【注意!】雑多なものは周りを混乱させる/「何者でもない」の可能性

第2章 人生とはお遊びである
「ふざける」とは「遊ぶ」ことである/NYでふざけてみる/遊びは無意味の世界を教えてくれる/連続性のある「遊び」をしよう/辞めちゃおう/「ふざける」のルール/原始人世代/良い「ふざける力」/悪い「ふざける力」/「ふざける力」の清濁/良質な「悪ふざけ」?/辻さんからのメール/命だけは傷つけてはならない

第3章 ふざけることで世界を創る ――コントの創作現場
仕事で「ふざける」のコツを掴む/地獄のBAR/他者にアイディアを発見してもらう/構図の外に出ることでアイディアは発見される/「NO」はアイディアの敵である/コントライブを制作せよ/「制作」という仕事/「他の人」が台本を書く/ふざけるシナジー/コントを創る際に重要なこと/「笑い」の性質/「面白い」の性質

第4章 無意味こそすべて
意味信仰の呪縛/インドの魚ラグビー/無意味の稽古/現実を無意味化せよ/焼け石に水/意味は無意味を笑えない/「無意味の意味」というパラドクス/無意味と笑い/無意味が続くと恐怖になる/夢/台無しのパワー/なんだか台無しにしたくなってきた/根拠のない自信こそ大切/無理なことをする/コミュニティは腐っていく/見る前に跳べ/夢なんてなくていい/熊手

第5章 ふざけるの果て
疲れてきた/一人の世界、二人の世界、三人以上の世界/現実と物語/二歳児の無意味/死という無意味/「想像力」と「ふざける力/では、さようなら/私はいとこ/それからの「ふざける力」――文庫版附録/まだふざけている/「null(無い)」こそが人間である/意味もなく石をツルツルにする/「ふざける力」で日常をコント化する/それでは、本当にさようなら

解説 谷川嘉浩

著者プロフィール
ワクサカソウヘイ
1983年東京生まれ。構成作家、演出家、文筆家。自身が主宰を務めるコントカンパニーの活動を経て、コント台本執筆や舞台制作を中心に活躍。コメディドラマ「アリフォルニア」(テレビ東京)の脚本を手掛けるほか、男性ブランコなど芸人のコント公演に構成作家として参加。芸人の養成所で講師も務める。一方、コラムやルポを中心に文筆家としても活躍。著書に『中学生はコーヒー牛乳でテンション上がる』(情報センター出版局)、『今日もひとり、ディズニーランドで』(幻冬舎文庫)、『出セイカツ記』(河出書房新社)、『ぼくたちはイカを知って大人になる』(小学館)がある。

(版元より)

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