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陸離たる空 木ノ下葉子

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四六判変形/フランス装/カバー装/本文222頁
1,800円(本体価格・税別)
2018年7月刊
ISBN978-4-89629-350-0 C0092

陸離たる空をみて、心の鉄塔をのぼりつめようとする話題の青春歌集。生きることの痛みや哀しみ、孤独に対峙しながら、ひたむきに歌に向き合う情熱が奥底にある。
2017年水甕賞を受賞した新鋭歌人の第1歌集。
第25回日本歌人クラブ新人賞受賞。

■跋文より
助川幸逸郎(岐阜女子大学教授・東海大学非常勤講師(日本文学研究))
非凡な詩才は、若葉の上に慄く陽光を思わせる、鋭利で、鮮烈で、儚い歌となって結実した。

■収録作品より
もう二度と逢へない人の貌をして或る日するりと降りてくる蜘蛛

われが我に飽きくる心地ややありて夕べのバスに小銭を探る

ブラインドといふ刃物の捌きたる月の光を一枚踏みつ

イカロスの翼の形に張り詰めて永久に落ちない吊り橋はなし

青空が最も近く我にあり父親のごとき夏の面積

母親に殺されたしと願はくは神のくしやみの燃ゆる音する

熟寝する母を初めて見し夜明け漕ぎ出ださむと乗りし方舟

(港の人商品ページより)

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