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映画を撮りながら考えたこと|是枝裕和

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判型:四六判上製
頁数:416ページ
装丁:寄藤文平・鈴木千佳子(文平銀座)
発刊:2016年6月8日
ISBN:978-4-903908-76-2 C0074

『誰も知らない』『そして父になる』『海街diary』『海よりもまだ深く』...

全作品を振り返り、探った、
「この時代に表現しつづける」
その方法と技術、困難、そして可能性。

構想8年の決定版

映画は百年の歴史をその大河にたたえながら悠々と僕の前を流れていた。(中略)「すべての映画は撮られてしまった」というような言説がまことしやかに語られていた八〇年代に青春期を送った人間にとっては、今自分がつくっているものがはたして本当に映画なのか? という疑いが常にある。しかし、そんな「うしろめたさ」も、そして血のつながりも越えて、素直にその河の一滴になりたいと僕は思ったのだ。 ――「あとがきのようなまえがき」より

(ミシマ社商品ページより)

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