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本体2,800円
46判上製
ISBN 978-4-86182-591-0
発行 2016.7
記憶のなかの自分、存在のイマージュ、時間と反時間、表層の破れとしての身体、光と闇、思考の無能性、書かれたもののクォーク、そして生と死……。
「分身」をキー・ワードに、文学・美術・舞踏・映画・音楽etc...を縦横に論じる、未曾有の評論集!
【内容目次】
はじめに
分身とは何か 序にかえて
1 言葉、分身
誰でもない人 異名としてのフェルナンド・ペソアを讃える
正午を探す街角
ニーチェの狂気?
ドクロマクラ 夢野久作『ドグラ・マグラ』覚書
ジャコメッティとジュネ
舞踏家土方巽を読む
身体から抜け出す身体
天体残酷劇
ベケットあるいは無傷の歳月
デュラス 意志と表象としての愛人
マゾヒスト侯爵サド
坂口安吾 地の塩のヒロポン
文学の泥棒について
2 イマージュ、分身
分身残酷劇「カリガリ博士」趣意書
映画、分身
映画を見に……
ブニュエル雑感
ギー・ドゥボールの映画の余白に
彼は死のうとしている ロラン・バルト
Happy new ear ? ジョン・ケージ
古代様式 デヴィッド・ボウイ
シモーヌのような女性
扉の脅威 Turn them out of DOORS ! 奴らを追い出せ
ビロードのノイズ ルー・リードとヴェルヴェット・アンダーグラウンド
ヴェルヴェット共同体
梟が観た亡霊 寺山修司とアルトー
村八分のふらふら時計
分身がいっぱい 結びにかえて
(出版社商品ページより)
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