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発行 晃洋書房
出版年月日 2021/05/15
ISBN 9784771034518
判型・ページ数 4-6・286ページ
定価 2,750円
映画を計測する
映画はもはや、映画館で「注視」することが主流の視聴モードではない。一回性は失われ、いつでも繰り返して観ることが可能になった。さらには「ながら見」や移動中など、「気散じ」的な視聴モードも一般化し、映画の時間・空間は、その構造の変化を余儀なくされている。いま、映画はどう論じうるだろうか。
映画の誕生からその文法までを丁寧に紐解き、さまざまな映像表現を真摯に見つめ、フレームの奥深い内部だけでなく、フレームの外部や裏側まで思考を重ねる。映像表現の醍醐味に光をあてなおす、まったく新しい映像論。
Point
◎雑誌『文學界』で、話題沸騰の新連載「椎名林檎論――乱調の音楽」の著者による最新刊
◎“記憶”ではない、“記録”と“高解像度”による試み
◎フレーム単位、さらにはフレーム内外までを精緻に考察した、新たな映画批評
◎巻末には、映画関連の用語集を付録
...現代のデジタル技術時代/アーカイヴ時代における映像批評は、「記録と高解像度の解析力」に基づく新たな批評実践を必要とするパラダイムだといえるだろう。表現を変えれば、それは映画の解剖学だ。ところが長らく映画研究/批評は、できるにもかかわらず映画を計測すること、徹底して細部を見定めることを怠ってきた。だからこそ、本書では分析の精度/解像度をかなりあげ、必要な箇所にはデジタル技術も使用して肉眼では視認しがたいフレーム単位の分析を施した。(中略)いま映像批評はテクノロジーを使ったミクロな分析を必要としているのである。(「序説」より)
(出版社商品ページより)
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