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発行 ナナロク社
仕様:四六版変形 上製 132頁
装丁:名久井直子
価格:税込1870円
ISBN:978-4-86732-009-9 C0092
発売:2022年1月
ナナロク社主催の短歌作品公募企画「あたらしい歌集選考会」より、
歌人の岡野大嗣と木下龍也がそれぞれ選考した、
あたらしい歌人の第1歌集を2冊同時刊行。
【本書より8首】
青空をさえぎるものが瞼ではないとき距離に手が差し込める
こんなにも腹が立つのは気まぐれな彼や彼女が猫じゃないから
オレンジの豆電球がとどく場所 小さいこれを昼とは呼べない
アメ玉の芯と見立てていた場所をとっくに通り過ぎたちいささ
川底にとどく重さの石をしずかに手放すとゆっくりしずむ
まだずっとさきの事だと断って母は蝶々に例えてくれた
事後やがてルーズに粒立つ鳥肌 あたまがなにか理解しだした
行儀よくつむじに汗が湧いていてこの先はゆるやかなスロープ
【選者:岡野大嗣コメント】
この百首を、自分だけが知っているものにできるのならどれだけ贅沢だろう。
けれどもそれは叶わなかった。どうしても世に知らしめたいと思う一首に出会ってしまった。
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