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2021年6月刊
仏・米・露の翻訳文学から物故作家に纏わる創作、エッセイ、写真、ドローイングまで、「死者たち」や「光」をテーマに編んだアンソロジー。死者の眼差しが世界を照らし出す光源のような本になることを願い、『イリュミナシオン』と命名しました。
第一線で活躍する小説家から気鋭の文筆家、翻訳者、写真家、俳優、ミュージシャンまで、多様なジャンルで活動する表現者たちの全作品が初公開となります。
海外文学の紹介には特に力を入れており、アントナン・アルトー、ジョルジュ・バタイユ、アンリ・ミショー、トリスタン・ツァラの本邦初訳作品を掲載。また、エドゥアール・ルヴェ、デイヴィッド・ヴォイナロヴィッチ、アレクサンドル・ヴヴェヂェンスキィといった、日本ではまだあまり知られていない作家の作品も収録しています。
いしいしんじ 小説「イリュミナシオン」
板倉紗甫 デイヴィッド・ヴォイナロヴィッチ「ナイフの刃先で生きる」翻訳
江川隆男 論考「死の系譜学」
江澤健一郎 ジョルジュ・バタイユ「仮面」「髑髏」翻訳
小野麻早 写真
狩野萌 写真、エッセイ「生きることはアンラッキー」
栗原雪彦 ドローイング
巻頭エピグラフ(選/部分訳)
ケンゴマツモト(THE NOVEMBERS) エッセイ「蛾」、写真(菊池真未)
階戸瑠季 エッセイ「無題」
角由紀子 エッセイ「偉大な科学者スウェーデンボルグと幽体離脱」
谷昌親 創作「アルチュール・クラヴァンは生きている」
東海晃久 アレクサンドル・ヴヴェヂェンスキィ「まわりにもしや神さまが」翻訳
同上「灰色ノート」翻訳
解説「言語の貧しさを敬え、あるいは死に、死にならえ、歌い人にして貧しき騎士よ」
中原昌也 小説
南條みずほ エッセイ「1」
濵岡美咲 写真
原智広 「アントナン・アルトー イヴリーの手帖との対峙」
エドゥアール・ルヴェ「自画像」翻訳(部分)
ジャック・リゴー「俺は真面目になる……」翻訳
マリエレーヌ・ポワンソ 原口統三「二十歳のエチュード」仏語翻訳(部分)
宮脇諒 アンリ・ミショー「霊感に照らされた時代」ほか 翻訳
矢田真麻 ピエール・ドリュ・ラ・ロシェル「ディルク・ラスプの回想」に纏わる
創作「音読者」
山本桜子 トリスタン・ツァラ「逃走」翻訳(部分)
同上「バレス裁判」翻訳(部分)
吉田棒一 「ニール・キャサディに捧ぐ」
(出版社商品ページより)
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