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発行 書肆侃侃房
左川ちか/島田龍編
四六判、上製、416ページ
定価:本体2,800円+税
ISBN978-4-86385-517-5 C0092 3刷
装幀:名久井直子
装画:タダジュン
詩の極北に屹立する詩人・左川ちかの全貌がついに明らかになる──。
萩原朔太郎や西脇順三郎らに激賞された現代詩の先駆者、初の全集。
すべての詩・散文・書簡、翻訳を収録。編者による充実の年譜・解題・解説を付す。
【著者プロフィール】
左川ちか(さがわ・ちか)
詩人・翻訳家。本名川崎愛。1911年生まれ。北海道余市町出身、十勝地方の本別町で幼少期を過ごす。庁立小樽高等女学校卒業後に上京。10代で翻訳家としてデビュー。J・ジョイス、V・ウルフ、ミナ・ロイなど、詩・小説・評論の翻訳を残す。1930年に筆名を「左川ちか」と改め詩壇に登場する。同郷の伊藤整を始め、北園克衛・春山行夫・西脇順三郎・萩原朔太郎らに高く評価、詩誌『詩と詩論』『椎の木』『マダム・ブランシュ』などで活躍した。将来を嘱望されたが1936年に死去。享年24。J・ジョイス著/左川ちか訳『室楽』(椎の木社、1932年)、遺稿詩集『左川ちか詩集』(伊藤整編・昭森社、1936年)。本書は初の全集となる。
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