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発行 スイッチ・パブリッシング
四六判上製/232ページ
2022年9月30日発行
翻訳家・岸本佐知子と柴田元幸が贈る、海外短篇小説アンソロジー
現代の英語圏の文学を精力的に紹介しつづけてきた2人が、新たに発見した、めっぽう面白くて、ちょっと“変”な作家たち。日本でまだほとんど紹介されていない8人の作家による、心躍る“掘り出し物”だけを厳選。セレクトした作家・作品について語り合った対談「競訳余話」も収録。
収録作品
岸本佐知子 訳
「オール女子フットボールチーム」ルイス・ノーダン
「アホウドリの迷信」デイジー・ジョンソン
「野良のミルク」「名簿」「あなたがわたしの母親ですか?」サブリナ・オラ・マーク
「引力」リディア・ユクナヴィッチ
柴田元幸 訳
「大きな赤いスーツケースを持った女の子」レイチェル・クシュナー
「足の悪い人にはそれぞれの歩き方がある」アン・クイン
「アガタの機械」カミラ・グルドーヴァ
「最後の夜」ローラ・ヴァン・デン・バーグ
【著者プロフィール】
岸本佐知子(きしもと さちこ)
翻訳家。最近の訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』、ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』など多数。編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』『楽しい夜』など。著書に『なんらかの事情』『ひみつのしつもん』『死ぬまでに行きたい海』などがある。2007年『ねにもつタイプ』で第23回講談社エッセイ賞を受賞。
柴田元幸(しばた もとゆき)
1954年生まれ。米文学者、東京大学名誉教授、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、ブライアン・エヴンソンなどアメリカ現代作家を中心に翻訳多数。著作に『ケンブリッジ・サーカス』、訳書にジャック・ロンドン『犬物語』、マシュー・シャープ『戦時の愛』などがある。2017年、翻訳の業績により早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。
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