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発行 夜学舎
176ページ、四六判
白黒、カバーのみカラー
編集 アサノタカオ
デザイン ねこのて舎
イラスト fuuyanm(ふうやん)
組版 山本佳奈子(オフショア)
印刷 株式会社イニュニック
『愛と家事』の続編にあたる、英語ができない移民の主婦として暮らした2年間のカナダ暮らしの記録。
移民体験を通じた言葉をめるぐ詩文集です。
ーー人は言葉とともに生きていきます。
その厚みは人生とともに変わりゆきます。
これから私はどんな言葉の地層を積み上げ、
どんな声を生み出すのでしょうか。
(『言葉の地層』本文173ページより)
目次
まえがき
一章 二〇一五年春
あいさつと身分証
国境を越える
あいさつ
宙ぶらりん
無気力
きゅうりを買う
話せない
言葉の鎧
私の声
二章 二〇一五年夏
空港で
言葉でつまづく
巡り合わせ
よそ者という意識
東アジアの一員
マイノリティであること
言葉は音から
三章 二〇一五年秋〜冬
暦
身近な世界史
多様性と居心地のよさ
読めない標識
第三の居場所
クリスマス明けの電話
四章 二〇一六年冬〜夏
なんでも食べる
霧の日
小さな一歩
春の訪れ
英語がペラペラ
呼びかける
楽しんで働く
私の居場所
五章 二〇一六夏〜秋
海を越えて
いくつもの言語の響きのなかで
リンガフランカ(共通語)としての英語
言葉は体験で覚えるもの
日本語学習者との出会い
日本語の外で
移民の子どもたち
名前を知って
言葉と居場所
誰かの居場所
六章 二〇一六年冬〜現在
よく聞こう
メイクアメリカグレートアゲイン
いつ帰れるんだろう
二〇一六年の大晦日
landing(ルビ:着陸)
他人ごととは思えない
言葉の地層
おわりに
参考資料
著者プロフィール
太田明日香(著)
1982 年兵庫県淡路島生まれ。編集者・ライターとして活動。作家としては、著書に『愛と家事』(創元社、2018 年)。夜学舎名義で作家・出版活動を行っている。
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