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ユリイカ2022年3月号 特集=アピチャッポン・ウィーラセタクン -『世紀の光』『ブンミおじさんの森』『光りの墓』、そして『MEMORIA メモリア』へ-

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発行 青土社
定価1,650円(本体1,500円)
発売日2022年2月26日
ISBN978-4-7917-0414-9

待望の長篇最新作『MEMORIA メモリア』3月4日公開
タイに生まれ、とりわけ東北地方イサーンの記憶——精霊、民話、森…——を写し続けてきた作家アピチャッポン・ウィーラセタクン。『ブリスフリー・ユアーズ』、『トロピカル・マラディ』、そしてタイ映画史上初のパルムドール受賞作『ブンミおじさんの森』に続く四度目のカンヌ国際映画祭受賞作となった『MEMORIA メモリア』では、南米コロンビアという“異郷の地”をいかに写したのか。いまこそ、アジアそして世界にとって最重要の映像作家に迫る。

【目次】
特集*アピチャッポン・ウィーラセタクン——『世紀の光』『ブンミおじさんの森』『光りの墓』、そして『MEMORIA メモリア』へ

❖インタビュー
ぼく自身という家 / アピチャッポン・ウィーラセタクン 聞き手=福冨 渉

❖映画と記憶
科学と神秘 / 佐々木 敦
アピチャッポンの耳、『MEMORIA メモリア』の音 / 長門洋平
記憶、儀礼、投影——アピチャッポン作品をつなぐ「アンテナ」 / 中村紀彦
よそものたちの記憶の旅——アピチャッポンのコロンビア / 新谷和輝

❖共振する幻
Memoria——記憶の残響 / 清水宏一
シンクロニシティ / 久門剛史
「アピチャッポン・ウィーラセタクン 亡霊たち」の記憶 / 田坂博子

❖不可視なるもの
横断するガイストの振動——アピチャッポン・ウィーラセタクンの霊性美術 / 伊藤俊治
異化されたゾミアの物語——アピチャッポン・ウィーラセタクン『真昼の不思議な物体』をめぐって / 石倉敏明
イサーンの森からの帰還——『ブンミおじさんの森』と精霊の民族誌 / 津村文彦

❖芸術と政治
諦観からの応答——『世紀の光』を『光りの墓』の伏線として読む / 綾部真雄
アピチャッポンのカメラに写るもの、写らないもの / 足立ラーベ加代
新たなる二院制?——アピチャッポン作品における政治、科学、記憶 / 福島真人

❖対談
未知なる〈映画〉との遭遇 / 富田克也×相澤虎之助

❖光の地層
映画の神様なんかいらない——『MEMORIA メモリア』をめぐって / 福間健二
『光りの墓』を思い出す / 金子由里奈
今立っているその場所に、すでにある多世界——抵抗者としてのアピチャッポン・ウィーラセタクン試論 / 太田光海
無口な彫像たちの声をきく——《Fireworks(Archives)》の舞台から / 椋橋彩香

❖巡り会うふたり
Blissfully Yours——森と夢と2つの世界 / 夏目深雪
ゲイ・ロマンス、精霊、シャーマン、虎、フレンドリーな「おばさん」——『トロピカル・マラディ』の魅力を叫ぶ / 溝口彰子
タイ“クィア映画”天文図の素描——アピチャッポンを主星として / 児玉美月

❖映画の旅路
タイ映画史にアピチャッポンは接続できるのか? / 石坂健治
アピチャッポン・ウィーラセタクンと実験映画 / 阪本裕文
スローシネマ、アピチャッポン、マジックリアリズム / 銭 清弘

❖資料
アピチャッポン・ウィーラセタクン クロニクル / 中村紀彦

❖忘れられぬ人々*5
故旧哀傷・岸薫夫 / 中村 稔

❖物語を食べる*14
愛と痛みと恐怖が運命をひらく / 赤坂憲雄

❖詩
三月日より / 山岡ミヤ

❖今月の作品
川窪亜都・秋葉政之・シーレ布施・江田つばき / 選=大崎清夏

❖われ発見せり
ワードローブから本棚へ / 赤阪辰太郎

表紙・目次・扉=北岡誠吾
表紙図版=『MEMORIA メモリア』©Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF/Arte and Piano, 2021.

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