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ヴェイユの言葉 新装版|シモーヌ・ヴェイユ
¥3,520
SOLD OUT
発行 みすず書房 編訳 冨原眞弓 判型 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm 頁数 304頁 定価 3,520円 (本体:3,200円) ISBN 978-4-622-08860-8 発行日 2019年10月 9日 愛着、嫉妬、競合、憎悪、無関心……人間同士の関係性を規定し、支配するものはなにか。人間の尊厳を奪い貶める不幸が、なぜこの世に存在するのか。純然な善たる神が、かくも無慈悲な必然に人間を向かわせるのはなぜなのか—— 生前に一冊の著作として書きあげたものをほとんど持たないヴェイユ。ここに集められた断章の数々——折々に発表された記事、論考、書簡、カイエ(雑記帳)からの——は、その短く烈しい生涯のなかで、ヴェイユが感じ、考え、思考を醸成させていったさまを、いわば、なまのかたちで私たちの前にひろげみせてくれる。 読みの多層性をともない、つねに新たな層の発見とともに、世代を超えて手渡されてゆくであろう精選された断章の数々に、晩年に書かれた未完の戯曲『救われたヴェネツィア』からの抜粋、珠玉の詩篇も加え、シモーヌ・ヴェイユの言葉を一冊に。 [初版2003年11月25日発行] 目次 凡例 略号一覧 編訳者 序 I 自己と他者 II 神と必然 III 悪・不幸・十字架 IV 力と社会 V 正義と芸術 あとがき ● シモーヌ・ヴェイユ 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=シモーヌ・ヴェイユ
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シモーヌ・ヴェイユ アンソロジー
¥1,430
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発行 河出書房新社 今村 純子 編訳 文庫 ● 480ページ ISBN:978-4-309-46474-9 発売日:2018.07.06 最重要テクストを精選、鏤骨の新訳。その核心と全貌を凝縮した究極のアンソロジー。善と美、力、労働、神、不幸、非人格的なものをめぐる極限的にして苛烈な問いが生み出す美しくきびしい生と思考の結晶。 ● シモーヌ・ヴェイユ 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=シモーヌ・ヴェイユ
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重力と恩寵 ─シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄
¥1,320
ちくま学芸文庫 発行 筑摩書房 シモーヌ・ヴェイユ 著 田辺 保 翻訳 1,320円(税込) 刊行日: 1995/12/07 判型:文庫判 ページ数:384 ISBN:4-480-08242-5 JANコード:9784480082428 「重力」に似たものから、どうして免れればよいのか。―ただ「愚寵」によって、である。「恩寵は満たすものである。だが、恩寵をむかえ入れる真空のあるところにしかはって行けない」「そのまえに、すべてをもぎ取られることが必要である。何かしら絶望的なことが生じなければならない」。真空状態にまで、すべてをはぎ取られて神を待つ。苛烈な自己無化への志意に貫かれた独自の思索と、自らに妥協をゆるさぬ実践行為で知られる著者が、1940年から42年、大戦下に流浪の地マルセイユで書きとめた断想集。死後、ノート(カイエ)の形で残されていた思索群を、G・ティボンが編集して世に問い、大反響を巻き起こしたヴェイユの処女作品集。 ● シモーヌ・ヴェイユ 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=シモーヌ・ヴェイユ
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詩と散策 시와 산책 Poetry and Walks|ハン・ジョンウォン
¥1,760
橋本智保 訳 発行 書肆侃侃房 四六変形並製、152ページ 定価:本体1,600円+税 ISBN978-4-86385-560-1 C0098 装幀 成原亜美(成原デザイン事務所) 装画 日下明 散歩を愛し、猫と一緒に暮らす詩人ハン・ジョンウォンが綴るエッセイ 雪の降る日や澄んだ明け方に、ひとり静かに読みたい珠玉の25編 オクタビオ・パス、フェルナンド・ペソア、ローベルト・ヴァルザー、シモーヌ・ヴェイユ、パウル・ツェラン、エミリー・ディキンソン、ライナー・マリア・リルケ、シルヴィア・プラス、金子みすゞ、ボルヘス…… 『詩と散策』は、著者のハン・ジョンウォンがひとり詩を読み、ひとり散歩にでかけ、日々の生活の中で感じたことを記している、澄みきった水晶のようなエッセイ集だ。読者は、彼女の愛した詩人たちとともに、彼女が時折口ずさむ詩とともに、ゆっくりと散歩に出かける。 【本文中に出てくる詩人や作家たち】 オクタビオ・パス/フェルナンド・ペソア/ウォレス・スティーヴンズ/アーチボルト・マクリーシュ/ローベルト・ヴァルザー/シモーヌ・ヴェイユ/パウル・ツェラン/セサル・バジェホ/ガブリエラ・ミストラル/ヘンリー・デイヴィッド・ソロー/カミュ/源信明/ウラフ・H・ハウゲ/エミリー・ディキンソン/アンナ・アフマートヴァ/ライナー・マリア・リルケ/フォルーグ・ファッロフザード/シルヴィア・プラス/チェ・ヨンミ/金子みすゞ/ジョージ・ゴードン・バイロン/ボルヘス 【著者プロフィール】 ハン・ジョンウォン 한정원 大学で詩と映画を学んだ。 修道者としての人生を歩みたかったが叶わず、今は老いた猫と静かに暮らしている。 エッセイ集『詩と散策』と詩集『愛する少年が氷の下で暮らしているから』(近刊)を書き、いくつかの絵本と詩集を翻訳した。 【訳者プロフィール】 橋本智保(はしもと・ちほ) 1972年生まれ。東京外国語大学朝鮮語科を経て、ソウル大学国語国文学科修士課程修了。 訳書に、キム・ヨンス『夜は歌う』『ぼくは幽霊作家です』(新泉社)、チョン・イヒョン『きみは知らない』(同)、ソン・ホンギュ『イスラーム精肉店』(同)、ウン・ヒギョン『鳥のおくりもの』(段々社)、クォン・ヨソン『レモン』(河出書房新社)『春の宵』(書肆侃侃房)、チェ・ウンミ『第九の波』(同)ユン・ソンヒほか『私のおばあちゃんへ』(同)など多数。
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工場日記|シモーヌ・ヴェイユ
¥1,320
ちくま学芸文庫 田辺 保 翻訳 発行 筑摩書房 1,320円(税込) 刊行日: 2014/11/10 判型:文庫判 ページ数:288 ISBN:978-4-480-09646-3 JANコード:9784480096463 新進のうら若き女性哲学教師が教職をなげうち、未熟練の女工として工場に飛び込んだのは、市井の人びとの疎外状況を身をもって知るため、というだけではなかった。「人間のありのままの姿を知り、ありのままを愛し、そのなかで生きたい」という純粋かつ本質的な欲求による、やむにやまれぬ選択であった。だが、現実には激しい労働と限りない疲労に苛まれ、心身は限界に達する。過酷な日々を克明に綴った日記は問いかける、人間性を壊敗させる必然性の機構のなかで、はたして人間本来の生は可能なのか―。これは極限の状況下でひとりの哲学者が自己犠牲と献身について考え抜いた、魂の記録である。 この本の目次 工場日記 断片 アルベルチーヌ・テヴノン夫人にあてた手紙三通 ある女生徒への手紙 ボリス・スヴァリーヌへの手紙 Xへの手紙の断片 ● シモーヌ・ヴェイユ 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=シモーヌ・ヴェイユ