
2026.8
open 12-19|水木定休
追記 13日(木)は臨時営業しております
店舗休業日はオンライストアの発送、
お問い合わせへのご対応も休止いたします

2026.9
open 12-19|水木定休
13日(日)店内イベントのため17時閉店
15 日(火)都合により17時閉店
23日(水)祝日のため営業
27日(日)店内イベントのため短縮営業
29日(火)臨時休業
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銀河|Kent Funayama
¥1,100
SOLD OUT
リトルプレス 発行:Born In Winter label 発売日:2023年3月1日(水) 文庫判(86P) 価格:1,100円(税込) ミュージシャン、Kent Funayamaによる随筆集。 詩、歌詞、エッセイ、日記、短歌、写真を収録。 混じりっけのない100%澄んでいて熱い、そして時々笑ってしまう。 独自の眼差しで書かれれた純度の高い言葉。 自身のレーベルBorn In Winter labelから発行。 目次 詩(一) エッセイ 短歌 JUST LIKE HONEY 日記 二〇二一年・夏と秋 歌詞 Other Than War 詩(二) あとがき
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たましひの薄衣|菅原百合絵
¥2,200
発行 書肆侃侃房 四六判、上製、144ページ 定価:本体2,000円+税 ISBN978-4-86385-561-8 C0092 装丁:須山悠里 表紙写真:アンダース・エドストローム 栞:水原紫苑 野崎歓 星野太 ほぐれつつ咲く水中花――ゆつくりと死をひらきゆく水の手の見ゆ 満を持して刊行される、菅原百合絵待望の第一歌集。 人間が荒れ狂う今世紀にこのような美しい歌集が生まれたことをことほぎたい。 ────水原紫苑 静謐で深い歌の探求が続けられていたことに胸を打たれる。 ────野崎歓 【収録歌より】 ネロ帝の若き晩年を思ふとき孤独とは火の燃えつくす芯 たましひのまとふ薄衣(うすぎぬ)ほの白し天を舞ふときはつかたなびく 水差し(カラフ)より水注(つ)ぐ刹那なだれゆくたましひたちの歓びを見き 一生は長き風葬 夕光(ゆふかげ)を曳きてあかるき樹下帰りきぬ 「わたしの夫(モン・マリ)」と呼ぶときはつか胸に満つる木々みな芽ぐむ森のしづけさ 【著者プロフィール】 菅原百合絵(すがわら・ゆりえ) 1990年生まれ。東京出身。「東京大学本郷短歌会」「パリ短歌クラブ」元会員(現在いずれも解散)。「心の花」会員。パリ・シテ大学(旧パリ第七大学)博士課程修了。専門は18世紀フランス文学。
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歌集副読本『老人ホームで死ぬほどモテたい』と『水上バス浅草行き』を読む|上坂あゆ美/岡本真帆
¥1,320
SOLD OUT
発行 ナナロク社 発売日 2023/02/22 ページ数 160p ISBN 978-4-86732-018-1 2つの出版社(ナナロク社と書肆侃侃房)の2022年の話題の歌集2冊の著者が、 互いの本を語りぬいた一冊。 両方読んだ方、片方だけの方、まだ読んでいない方にも、 歌集を読む楽しさが愛情たっぷり伝わる「副読本」です! ▼構成▼ ・『老人ホームで死ぬほどモテたい』の上坂あゆ美が語る『水上バス浅草行き』評 ・『水上バス浅草行き』の岡本真帆が語る『老人ホームで死ぬほどモテたい』評 ・新作短歌と書き下ろしエッセイ 収録
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ちょっと踊ったりすぐにかけだす|古賀及子
¥1,870
SOLD OUT
発行:素粒社 B6判 縦182mm 横128mm 320ページ 並製 定価 1,700円+税 ISBN978-4-910413-10-5 初版年月日 2023年2月27日 ウェブメディア「デイリーポータルZ」編集部員・ライターの著者による大人気ウェブ日記を書籍化。書き下ろしを含む2018年から2022年までの日記より、103日分をあつめた傑作選がついに刊行! 母・息子・娘、3人暮らしの 愉快で多感な〈日記エッセイ〉 【推薦のことば】 実験室みたいな、 RPGみたいな、 部室みたいな親子の時間。 あー、今からでも、古賀さん家の子に生まれたい! ――岸本佐知子(翻訳家) 目次 2018年 心の霧が晴れた隠喩 一緒に普通の量を食べて生きていこう 2019年 どこかの母の模倣だな こんなでたらめな昼飯があるのか 雨のついた網戸に消しゴムなげてみ 「楽しいよ!」と書いてあると泣きそうになる 資産を有効活用して一日気分がいい 鋭角的にかわいい、鈍角的にもかわいい 水筒という家事がある 空気があったまって膨張したんじゃないの 俺はどうなってしまうのだろう 「あるなら食べる」ほど豊かなことはない 今日の3時ごろすごかった クイズの脇が甘い ケーキに隙間をみつけてくやしくて泣いた 0.5人の自分 みんなかわいいかわいいと言って見ています 思えばずっと誰かの歯が抜けていた 冷蔵庫ではないこれはタンスだ フィクションは雑でも平和だが現実は優しいほうがいい それでもサンタは強引に来た 2020年 横からスッとドラえもんが入ってくる ぬいぐるみが助け いつも私をどん欲に確認する ていねいに細かく拾って牽制していく 月ばかりみているがそれがいい 椅子の下を這って通り過ぎた 屈辱要素なくわたしをパシらせて 決めてもらえると楽でありがたい 28年の月日を経て落第がむくわれた 子どもが子どもの世界の情報を交換している なみへい、ふな 今日もかわいいですね 純粋なから揚げの行列 やることがなくて優雅 きっと一生なおらない 体はコンビニに入っていった 送り迎えのことばかり考えていた 気球の絵だ ふたりで絶対に半分 夜中に目を覚ましたいからもう寝る チャーハンに気持ちが集中した いつも自分を気分よくしている 元服である みんな歯を投げているらしい ナンから煙が出ているぞ 心を揺さぶらない映画を見きわめる 塩で召し上がるのは後ろめたい ちょっと踊ったりすぐにかけだす つつみかくさない自意識 誰かが重いな 真逆の「屋」が来てしまったな 知ってるやつ以外ぜんぶうそみたい サンタが誰かを知っている人にも来る 全身に力を込めて体をぶるぶるふるわせるから見てて 意外な思春期の来かたをしている スーコー言わずに飲んでみよ 2021年 あとはエアコンだけある いまいちばんどうでもいいこと 歯が小さいのだが 私だけが実情を知り不明を実感している、わかっている私がいちばんわかっていない 30秒は10秒が3個 歯の皮一枚 腸壁の側を皮膚にする なにも起こらない予感 菓子パンは子にやる 糊を買いにいこうくらいの誘い 世界一の墓 餃子の数を数えて とらわれなさが真実をつかむ コロナ時代の買い食い ピザが食べ足りないのは絶対に嫌だ 本当に家族で楽しいだろうか 午後7時25分、逮捕 らくだだと思っていますか? 世の中たいていのことはうまくいかない、なのに ウーバーイーツのみなさんがぜんぶカブの出前だったら まだまだ地力を出してはいないはずです あらぶる群衆 さまざまな感情を一度に持たすなよ ちゃんとしたファンの人が使う言葉 遊んで暮らさず商売を 治る自信のある肋骨 2022年 とりあえず子らにバナナを渡す 来たな待っていたぞ 前提としてとても明るい すべてが謎のトラックが 確認して両替を頼む 安ジャムと高ジャム ペットボトルを海に捨てない 心が遭難している 家のことは、なにもかも忘れてしまう いないと本当にいない 壺のなかのグリーンカレー 奥にある真のおかえり 目にした景色を見せて 夜に帰る 無料のお菓子はかなしいか ぬいぐるみは動の物 じゃあなにを食べていたのか 今日は絶対に死ねない 静かに静かに終わっていく 骨といわれたほうがよかった あとがき 著者プロフィール 古賀 及子 (コガ チカコ) (著) 1979年東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。ライター、編集者。 2003年ウェブメディア『デイリーポータルZ』にライターとして参加、2005年同編集部に所属。『納豆を1万回混ぜる』『決めようぜ最高のプログラム言語を綱引きで』『アイドルの話はプロレスの話に翻訳できるか ~文化にも通訳が必要だ~』などを執筆。 2018年10月はてなブログで日記の毎日更新を開始し、2019年からは同人誌としての頒布も行う。日記は現在もnoteに不定期で更新している。 ● 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=古賀及子
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浅生鴨短篇小説集 たった二分の楽園
¥2,090
定価 2,090 円(税込) 刊行日 2022年12月21日 判型/ページ数 四六判 並製 352ページ ISBN 978-4-86528-346-4 Cコード C0095 装幀・装画 名久井直子/装幀、ナミサトリ/装画 空気が汚染され、人類は地下に移住した。寿命までも管理される社会に嫌気がさした男は、命が尽きる最期の瞬間に“本物の空”を見上げるため地上を目指すが…… (表題作『たった二分の楽園』)。 街中の見知らぬ人々から恋人と別れることを執拗に迫られる「顔」、浮気の腹いせに毎日二十枚の宅配ピザが送られてくる妄想に取り憑かれた「強烈な仕返し」、人類と寿司の四百年戦争「革命の旗」ほか。 ありえないほど滑稽なのに、笑い飛ばせない“何か”が残る。風刺に彩られた奇妙な50の物語。
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あなたがそこからみる今日は|福永星/写真・高田祐里
¥1,870
SOLD OUT
定価 1,870 円(税込) 刊行日 2023年01月20日 判型/ページ数 四六判 並製 152ページ ISBN 978-4-86528-355-6 Cコード C0092 装幀・装画 佐野裕哉 ことばと写真が紡ぐ、まだ名前もついていない「物語未満」の情景や感情。 目覚め、動きだす。ふりかえって、ねむり、始まる。 めぐっていく一日のなかで、いまのあなたが大切にしたいページを見つけてください。 本は形になっただけでは完成しない。 作り手を離れ、読み手を経て成熟し、触れるたびに新たな出会いをもたらしてくれる。だからこそ、すばらしいと私は思います。 あなたの時間を少しだけ借りて、どうかこの一冊が、完成のときを迎えますように。 「あとがき」より
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MONKEY vol. 29
¥1,320
特集 天才のB面 発行 スイッチ・パブリッシング 価格:1,320円 (うち税 120円) 2023年は文芸誌「MONKEY」10周年アニバーサリーイヤー‼ 新年最初の特集では、誰もが知る天才たちの知られざる一面に焦点を当てます。フランツ・カフカのドローイングやソール・ライターの絵画作品を掲載。さらに、レイモンド・チャンドラーが秘書へ宛てた手紙を村上春樹の訳し下ろしで収録。 第2特集ではバリー・ユアグローを特集。書き下ろし超短篇や最新エッセイを柴田元幸訳し下ろしで掲載します。 表紙はイラストレーター・長場雄による描き下ろし。 【CONTENTS】 特集 天才のB面 Cover Artwork by Nagaba Yu 2 猿のあいさつ(柴田元幸) 8 Drawings フランツ・カフカ 発見された素描 21 Advice レイモンド・チャンドラー レイモンド・チャンドラーの説く秘書の心得 訳―村上春樹 絵―六角堂DADA 25 Journalism ジャック・ロンドン 日露戦争従軍記事 訳一柴田元幸 34 Paintings ソール・ライター ペインテッド・ヌードと水彩画 荒木経惟 本能的に絵描き 柴田元幸 画家ソール・ライター 52 Not Driving リチャード・ブローティガン リチャード・ブローティガン、車を運転しないことを語る 聞き手―シェリル・マッコール 訳―柴田元幸 絵―しりあがり寿 56 Fatherhood ナサニエル・ホーソーン ジュリアン&リトル・バニーとの二十日間、パパ著 訳―柴田元幸 65 Cartoons フラナリー・オコナー 学生時代の諷刺漫画 74 坂口恭平 水の苞 81 イーディス・ウォートン ミス・メアリ・パスク 訳―柴田元幸 94 和合亮一 ANIMALS artwork―渡邊義紘 写真―白木世志一 98 No Music, No Stories ブレイディみかこ ゴー・ペンギン・ゴー! 絵ー長崎訓子 106 百の耳の都市 古川日出男 台所太平記 artwork―*高田安規子・政子 写真―ただ 110 このあたりの人たち 川上弘美 落下 写真―野口里佳 112 死ぬまでに行きたい海 岸本佐知子 蛇崩 116 特集 バリー・ユアグロー 世界は奇怪 訳ー柴田元幸 トラべローグ「本を漁って世界を巡る」 短篇「民話」「キンポウゲの山」「ティーカップ」 回想録「私の身に起きた十の最も奇怪な出来事」 ベスト10「私の好きなヤクザ映画」 ヤクザ映画オマージュ短篇「野獣の頬」 140 猿の仕事 142 本号の執筆者/次号予告
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透明人間さよなら 新装版
¥1,320
※写真は旧版のため仕様が異なります。 発行 本屋メガホン 138mm×128mm/全24ページ/目玉クリップ綴じ 表紙/本文 :トレーシングペーパー "ゲイに生まれて嫌だなと思う瞬間は、自分が発した言葉で大切な人をこの世からいないことにしてしまう瞬間だ。あえて過激な言葉で表現すると、自分の恋人を自分の手で殺す瞬間だ。同棲しているのに一人暮らしだと嘘をつく時、彼のことをただの友達だと説明する時、僕はこれまでゲイとして生きてきて何回も恋人を殺したし、ゲイである自分自身を殺してきた。言葉で。自分を守るために発した言葉がブーメランみたいに返ってきて結果的に自分を傷つけるという何とも滑稽なループの中で生きてきたと思う。"(「はじめに」より) ----- ゲイとして生きる本屋メガホン店主が、これまで感じてきた違和感やなぜ本屋を開業しようと思ったか等について書いたZINEです。他人からの一方的な発言や自らの無意識の言動によって、透明人間のようにないものとされてきたゲイとしての自分自身や恋人を、書くことで取り返すことを本書では試みました。 「小さな声を大きく届ける」第一歩として、まずはマイノリティとして生きる自分自身の小さな声に耳を傾け、それをZINEとして綴じることで本屋としてのコンセプトを読んで理解できるものになればと思っています。
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コーヒーを、もう一杯|早坂大輔
¥1,870
SOLD OUT
発行 BOOKNERD B6判 72ページ 盛岡には、いい喫茶店がある。 BOOKNERD店主が考える、喫茶店からはじまる盛岡という街のツーリズム。 お気に入りの喫茶店7店舗プラスαにまつわるエッセイ、 巻末企画「WHAT ARE YOU DOING THIS WEEKEND AT MORIOKA?」、 コーヒーブレイクに聴くべきレコードガイド「COFFEE BREAK:28HOURS」も併載。 ● コロナ禍以降ほんとうにありがたいことに、たくさんの人が遠方からうちの店を目指してやってきてくれる。せっかく来たのだから盛岡という街を楽しんで帰ってもらいたいと思い、よそから来た人たちにおすすめの飲食店や、この街に点在するおすすめの喫茶店をいくつか教えるようにしているが、日が遂者ではないのでうまくそれらの店の魅力を伝えられず、いつも歯痒い思いをしていた。どうせならば何かわかりやすい形でそれらの店の魅力や雰囲気を伝えることはできないのだろうか。 あるときそう考えて、ガイドブックともいえない、盛岡の喫茶店にまつわる一冊の本を作ることにした。ぼくは喫茶店の主でもなく、コーヒーの大家でもなんでもないわけで、コーヒーの味や種類なんかについてはてんで詳しくないから、コーヒーについて何かを書くことは難しい。 でも喫茶をする場についてだったら何か書くことができるかもしれない。 なにしろぼくが住んでいる街には「喫茶店」と呼ばれる場所がたくさんあるのだ。 “雨ふりでも、晴れていても、それが人生のどんな時期であろうと、その場所は誰かにとってのシェルターになりうる。無理に肯定しなくとも、大事なことを伝えなくとも、お茶を飲み、少し言葉を交わすだけで、人はまたどしゃ降りの雨のなかを歩いていけるのだ。”(本文より)
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喫茶店のディスクール|オオヤミノル
¥1,870
SOLD OUT
発行 誠光社 四六判変型 / 143P / 仮フランス装 / 2023年2月刊行 われわれは一体誰と契約をしているのか? SNSとグルメサイト、クラウンドファンディングとポイントカードに骨抜きにされた消費者万能の暗黒時代に模索する「いい店」の条件。自身の迷走を振り返りつつ、犬の目線で語る、経済、仕事、メディアにコミュニティ。金言だらけの与太話再び。 京都出身の焙煎人であり、京都[KAFE工船]、倉敷[カフェゲバ]などのカフェを営む著者が、街場の語り口で考える、この時代いかにして「いいお店」が成立するか。 情報消費、権威主義、労働者と消費者の物象化と疎外、シェアという名の労働力搾取まで、昨今の小商いにまで侵食する不可解な現象を、社会契約論にまでさかのぼり、共有地、贈与、ローカルなど広範囲にわたるキーワードとともに考察した、痛快かつ深い喫茶・小商い論。 表紙色は、喫茶店の壁が煙草のヤニで変色した様を表しているそう。佇まいも美しい一冊です。
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珈琲の建設 新装版|オオヤミノル
¥1,870
SOLD OUT
発行 誠光社 写真:キッチンミノル / デザイン:仲村健太郎 / 131mm × 180mm / 96P / 仮フランス装 野蛮なエスプリと高邁な屁理屈で語り尽くす、珈琲の技法、美味しいの境界線、喫茶店という文化。読むものを挑発し、苛立たせる、堂々巡りの「反=珈琲入門」。「ドリップなんてする必要ない」、「味には一点など存在せず「間」があるだけ」、「味なんか三流でもサービスがいいところを選ぶ」、「資本は常に「美味しさ」のために資本を投下するわけではない」、「お料理とか味とかって形而上と言われる世界と一緒で、複雑だからこそ素晴らしい」などなど、挑発的で、鮮やかなアフォリズム満載の独り語り。答えではなく思考を、誰かが決めた価値観ではなく、価値を共有するコミュニティを。コーヒーの本を装った思索の書。 写真はキッチンミノル、デザインは仲村健太郎。2017年の刊行以来、長らく品切れ状態が続いていたタイトルがついに新装復刊。
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些末事研究 第七号
¥700
リトルプレス A5サイズ 特集 場所と私 -私のテンポ- ----------------------------------- 「ノラ商売」 藤井基二 「実家の窓から見える景色」 世田谷ピンポンズ 「日々おなじ場所から」 中村勇亮 「春の憂鬱」 塚田眞周博 「車の免許をとった猫」 サイトウマド 「猫のリズム、人のリズム」 蓑田沙希 「弔いについて」 扉野良人 「悲しさそのもの」 齋藤祐平 「本とインターネットと場所が近づいてくる。」 山下陽光 ----------------------------------- 座談 『場所と私 -都会のテンポ、地方のテンポ、私のテンポ- 』 荻原魚雷 南陀楼綾繁 福田賢治
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柚木沙弥郎 おじいちゃんと私
¥3,520
発行 ブルーシープ 定価:税込3,520円(本体3,200円+10%) 著者:柚木沙弥郎・丸山祐子 編集:永岡綾 装丁:白い立体 仕様:B5変型、並製コデックス装、216ページ ISBN:978-4-908356-40-7 2022年、私のおじいちゃん・柚木沙弥郎は100歳になった。 ただの100歳ではない。現役バリバリである。 ――丸山祐子 民藝の枠を越え、アーティストとして老若男女の注目を集める染色家・柚木沙弥郎さん。 2022年10月、100歳を迎えました。 本書は、孫である丸山祐子さんが祖父の記憶、活動、言葉を書きためた「samiroノート」をベースに、101の写真とエピソードを収めたものです。 少年時代、頭上を飛び去ったツェッペリン。「ガリ勉」と呼ばれた、ちょっと思い出したくない黒歴史。戦争に翻弄された学生時代。民藝との出会い。柳宗悦や芹沢銈介との交流。がむしゃらに働いた壮年期……。 歴史的な事象を背景に、柚木さんの仕事の軌跡や家族に見せる顔など、0歳から100歳までの貴重な写真とエピソードは、まるでアルバムを見ているかのよう。 ものをつくること、生きることへの希望にあふれた一冊です。 いろいろなことがあった。 今思うと、ずーっと一本の線の上を歩いて来たように思う。 ――柚木沙弥郎 ◎柚木沙弥郎(ゆのきさみろう) 染色家・アーティスト。1922年、東京生まれ。 1942年、東京帝国大学文学部美学・美術史科に入学。1946年、岡山県の大原美術館に勤め、柳宗悦の「民藝」に出会い、芹沢銈介に師事し染色家に。染色のほか、版画、人形、絵本などさまざまな作品を制作・発表。国内の公立美術館の他、フランス国立ギメ東洋美術館でも展覧会を開催。 ◎丸山祐子(まるやまゆうこ) 1972年、東京生まれ。2001年より柚木沙弥郎公式サイト「samiro.net」を制作、運営。2004年より家族とともに焼き菓子店「hana」を営み、沙弥郎のデザインしたクッキーなどを販売。不定期刊行冊子『hana』を編集。祖父である柚木沙弥郎の広報および仕事のサポートをしている。息子、娘、夫と4人暮らし。趣味は陶芸とピアノ。
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文化人類学の思考法
¥1,980
松村圭一郎/中川理/石井美保 編 出版年月日 2019/04/30 ISBN 9784790717331 判型・ページ数 4-6・224ページ 定価 1,980円(本体1,800円) はじめに(抜粋) 考えるって、めんどうくさい。限られた人生、細かいことは気にせず、ぼぉっと気楽に生きていたい。学問を仕事にしていても、ときどきそう思うことがある。 毎日、テレビやインターネットから、たくさんの情報が降り注いでくる。あきれてしまう報道も多い。なんでそうなるんだ、と怒りが込み上げてくる。そんなとき、どうすれば世の中が少しはましになるのか考えなければ、という気になる。でも同時に、考えてもしかたない、何も変わらない、聞かなかったことにしよう、と誘惑する声も聞こえてくる。 考えるためには、時間の余裕が必要だ。気力や体力もいる。でも、それだけではない。なにより、筋道をたてて思考するための「方法」がいる。うんうんとひとりで頭をひねりまわしても、考えは深まらない。 考えるために役立つ道具箱をつくりたい。しかも、文化人類学というユニークな学問が育ててきた思考の道具がたくさん詰まった道具箱を。この本は、そんな思いで編集された。 ___ 「あたりまえ」の外へ 若林恵(編集者・黒鳥社) 世の中はいろんな「あたりまえ」でできている。色んなことを「あたりまえ」に思っているから日常生活を円滑に執り行うことができる。けれども世の中が変わっていくと、その「あたりまえ」が通用しなくなっていったりする。そこで、何かがおかしい、とは感じるけれども、その「おかしい」の正体を突き詰めることはなかなかできない。 これまでの「あたりまえ」が通用しないのなら、その「あたりまえ」を一回外から眺めて検証しないといけない。けれども「あたりまえ」を「あたりまえ」と思っているうちは、その「あたりまえ」を疑うことはできない。 あたりまえを疑う。言うは易しだが、これが思うようにできない。手ぶらでやろうとすると気づかぬうちにかつての「あたりまえ」のなかに囚われてしまう。生活のあたりまえ、男女のあたりまえ、会社や仕事のあたりまえ、経済や文化のあたりまえ、国家のあたりまえが劇的に変わっていこうとしているなか、これまでの「あたりまえ」から出ていくためには、優れた道具が必要となる。 文化人類学は「これまでのあたりまえ」の外へと出ていくための「思考のギア(装備)」だ。本書はその最先端の道具が一式詰まった心強い「道具箱」だ。こんなに「使える」本は滅多にない。ビジネスマンからクリエイター、学生まで、下手な実用書を買うくらいなら、これを常備しておくことをおすすめする。 ___ カバーデザインは、BOOTLEG(スープ・デザインより商号変更)の尾原史和氏。 本の内容にあわせて、視点を変えるといろいろなものに見えてくる図形を掲載。 さわって開くとわかる、「あたりまえ」を覆すカバー。
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猫に学ぶ いかに良く生きるか|ジョン・グレイ
¥3,300
SOLD OUT
訳者 鈴木晶 発行 みすず書房 判型 四六判 頁数 184頁 定価 3,300円 (本体:3,000円) ISBN 978-4-622-09049-6 Cコード C0010 発行日 2021年11月 1日 「私が猫と遊んでいるとき、私が猫を相手に暇つぶしをしているのか、猫が私を相手に暇つぶしをしているのか、私にはわからない。」これはモンテーニュの言葉。 政治哲学者ジョン・グレイは本書で、何世紀にもわたる哲学や、コレット、ハイスミス、谷崎らの小説を渉猟し、人が猫にどう反応し行動するかを定めてきた複雑で親密なつながりを探究している。 その核心にあるのは猫への感謝の念だ。なぜなら、どんな動物にもまして猫は、人間という孤独な存在にもそなわっている動物本性を感じさせてくれるからである。 「しばしば数億円単位の実験室を持っている自然科学者から見ると、哲学者は自分の脳ミソしか持たない、典型的なプロレタリアである。その貧乏人に猫という小さな道具を与えてやったら、立派な哲学書と人生論が生まれた。人生の重荷を感じている人には、本書を読むことが救いにはならなくても、最低〈気晴らし〉にはなると思う。猫好きにとっては面白い上に感動的でもあり、つい読み切ってしまう。」養老孟司 目次 1 猫と哲学 猫を愛する反哲学者ミシェル・ド・モンテーニュ メイオーの旅 いかにして猫は人間を手なずけたか 2 猫はどうして必死に幸福を追求しないのか 哲学者が幸福について論じるとき パスカルの気晴らし論 ホッジと堕落 3 猫の倫理 道徳というきわめて奇怪な実践 本性に従って生きることについてのスピノザの思索 無私の利己主義 4 人間の愛 vs 猫の愛 サアの勝利 ミングの最大の獲物 いとしのリリー 姿を消したガッティーノ 5 時間、死、そして猫の魂 ムリのさようなら 死の否定としての文明 神としての猫 6 猫と人生の意味 猫の本性、人間の本性 いかに良く生きるかについて、猫がくれる十のヒント 窓ぎわのメイオー 謝辞 註 訳者あとがき 著訳者略歴 ジョン・グレイ John Gray 1948年生まれ。イギリスの政治哲学者。オックスフォード大学で博士号取得後、オックスフォード大学、ハーヴァード大学、イェール大学その他で教鞭をとり、2008年に引退するまでロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授(ヨーロッパ思想)。著書 『グローバリズムという妄想』(日本経済新聞社、1999)、『自由主義の二つの顔:価値多元主義と共生の政治哲学』(ミネルヴァ書房、2006)、『アル・カーイダと西欧:打ち砕かれた「西欧的近代化への野望」』(阪急コミュニケーションズ、2004)、『ユートピア政治の終焉:グローバル・デモクラシーという神話』(岩波書店、2011)、『バーリンの政治哲学入門』(岩波書店、2009)、『わらの犬:地球に君臨する人間』(みすず書房,2009)、『猫に学ぶ:いかに良く生きるか』(みすず書房、2021)他多数。The Guardian, Times Literary Supplementその他の紙誌に定期的に寄稿。
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うめがくししそがくし|みのわようすけ
¥860
SOLD OUT
リトルプレス 文庫本サイズ 150ページ 著者が見た夢を起床直後に記した、今日というより凶な今日シリーズの6作目。 日記のような、物語のような、エッセイのような、不思議な読み心地の短編集。 謎解き・種明かし・不鮮明の排除 検索・解説・安易な理解 むかしむかしあるところにありました もやもやとした朧げな躍動 靄が晴れたら何が残るだろうか 実態がなく惹かれるもの 隠れているからこそ惹かれるもの
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ショートケーキを許す|森岡督行
¥1,870
SOLD OUT
発行 雷鳥社 定価:本体¥1,700+税 仕様:B6判変型(H172×W128)、仮フランス装、176p ISBN:978-4-8441-3787-0 Cコード:0095 発売:2023年1月22日 ──愛するとは何でしょうか? 愛するとは許すということ。ショートケーキを許す。深いな。なんて。(「ショートケーキを許す」より) ふわふわのスポンジと生クリームと苺。この「日本型ショートケーキ」は、およそ100年前に日本で生まれ、今日まで独自の進化を遂げてきました。 本書は森岡書店代表の著者が、ショートケーキを愛するもの=「ショートケーキ応援団」として綴る、書き下ろしエッセイです。登場するのは25店のショートケーキ。一つひとつのショートケーキをいただく度に、物語が広がります。ショートケーキのまわりにある出来事、人物、建築、完全な思い込みによる妄想などなど。 100年前から私たちの時間に寄り添ってくれているショートケーキ。ショートケーキとは何か?コラム「日本型ショートケーキの誕生」ではその起源に関する新たな資料も出現!ショートケーキのまわりにある時間をご堪能ください。 ----- もくじ はじめに 風のように 新宿が好きになる理由 新宿駅東口のまぼろし いい時間とは 果てない夢 ショートケーキがなくても パリと新橋と新幹線 ウェイトレスの方のしぐさから ショートケーキを許す ショートケーキは話す 結婚式の思い出 季節を贈る悦び 目の前が開けてくる ショートケーキの女神 12歳のあなたに 三島由紀夫に差し入れするなら 単純と反復 次はショートケーキにとまります ショートケーキがプロポーズ ゴンドラにのってショートケーキを 「ショートケーキ道」の起源 ショートケーキとコーラ 二重の悦び 江戸時代のショートケーキ ショートケーキのすれ違い ショートケーキは和菓子 コラム ・ショートケーキのルーツ・日本型ショートケーキの誕生・ショートケーキの日 おわりにかえて お店一覧(掲載順) 銀座ウエスト 本店、タカノフルーツパーラー新宿本店、自家焙煎珈琲 凡、パティスリーアラボンヌー 赤坂本店、資生堂パーラー、銀座千疋屋、巴裡 小川軒 新橋店、成城アルプス、帝国ホテル、ホテルニューグランド、東京會舘、千疋屋総本店 日本橋本店、資生堂パーラー ザ・ハラジュク、銀座メゾン アンリ・シャルパンティエ、和光アネックス、山の上ホテル、The Okura Tokyo、東京ステーションホテル、パレスホテル東京、洋菓子のゴンドラ、メゾン・ド・フルージュ 苺のお店、ザ・リッツ・カールトン東京、ザ・ペニンシュラ東京、近江屋洋菓子店、ホテルニューオータニ
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菓の辞典
¥1,650
SOLD OUT
テキスト 長井史枝 イラスト いのうえ彩 発行 雷鳥社 価格 ¥1650(本体¥1500+税) 仕様 A6判/上製/256P ISBN 978-4-8441-3790-0 C0077 ラムセス3世が楽しんだであろうBC時代のものから、近現代のティラミスやパフェまで。約130種の西洋菓子の起源と痕跡を探り、描きおろしイラスト約100点とともに紹介。 ● 関連書籍 雷鳥社の辞典シリーズ https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=辞典%E3%80%80雷鳥社
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ここに素敵なものがある|リチャード・ブローティガン
¥2,200
原書: Loading Mercury with a Pitchfork 訳 中上 哲夫 発行:百万年書房 四六変型判 縦130mm 横160mm 厚さ17mm 重さ 144g 112ページ 仮フランス装 価格 2,000円+税 ISBN978-4-910053-34-9 初版年月日2023年1月25日 かなしくてさびしくて優しい人に。 詩のささやきが放つ色気にすっかりやられてしまった。不幸せな者、それでいてどうしようもなく優しい者だけが持つ、強烈な色気。ささやきでしか、本当のことは語れないのかもしれない。(向坂くじら・詩人) 『西瓜糖の日々』が文庫化されたのが2003年。大学1年生だった私はブローティガンに大いに影響を受け、物語るように歌詞を書くようになった。狂気を語る穏やかな声は、きっと今も遠くまで響くことだろう。(高城晶平・cero) リチャード・ブローティガン(『アメリカの鱒釣り』『西瓜糖の日々』)、新訳詩集。 ブローティガンのような詩は、アメリカでは珍しい。とくに短いものは断片的という批判があるだろう。英米では、詩とはまとまった内容をもったものだという考えがあるからだ。だけど俳句という文芸を持つわたしたちには違和感はない。むしろ、ながたらしい現代詩よりも親しみやすい。彼の孤独、失意、悔恨、悲嘆、憤怒、感傷、空想、希望、冗談から生まれた言葉たちをたっぷり味わってほしい。《訳者あとがき より》 ※本書は、『リチャード・ブローティガン詩集 突然訪れた天使の日』(中上哲夫・訳/思潮社/1991年)に、同訳者による全面的な改訳を施し、思潮社版では削除されていた3篇の詩を追加し、注釈を増やし、詩の並び順も再吟味した《完全新訳版》です。 著者プロフィール リチャード・ブローティガン (リチャード・ブローティガン) (著) 作家、詩人。1935年、ワシントン州タコマ生まれ。56年、ジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグらビート・ジェネレーションの集うサンフランシスコへ。67年に小説『アメリカの鱒釣り』を刊行、世界的ベストセラーとなる。主な著作に『西瓜糖の日々』『ビッグ・サーの南軍将軍』など。風変わりで諧謔に富んだ作風は世界中の若者たちの想像力をかき立てた。84年、ピストル自殺。 中上 哲夫 (ナカガミ テツオ) (訳) 詩人。1939年、大阪生まれ。本名、佐野哲夫。60年代、ビート・ジェネレーションの影響下に詩を書き始める。疾走感あふれる詩を書いて、〈路上派〉と呼ばれた。詩集に『スウェーデン美人の金髪が緑色になる理由』(横浜詩人会賞)、『アイオワ冬物語』、『エルヴィスが死んだ日の夜』(高見順賞・丸山豊現代詩賞)、『ジャズ・エイジ』(詩歌文学館賞)、現代詩文庫『中上哲夫詩集』、『川の名前、その他の詩篇』など。訳書は、ジャック・ケルアック『孤独な旅人』『荒涼天使たち』、チャールズ・ブコウスキー『モノマネ鳥よ、おれの幸運を願え』など。その他、自作朗読CD『歌と方向』、編著『春・夏・秋・冬 ふしぎ、ふしぎ』などがある。
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地中海ジャズの歴史と音盤浴案内
¥3,300
SOLD OUT
岡島豊樹 編纂 発行 カンパニー社 小B6判並製:416頁(うち、カラー口絵32頁) 発行日:2023年1月下旬 本体価格:3,000円(+税) ISBN:978-4-910065-10-6 北と東をユーラシア大陸、南をアフリカ大陸に囲まれ、西はジブラルタル海峡で大西洋と接し、東はダーダネルス海峡とボスポラス海峡を挟んでマルマラ海と黒海に繋がる—文化のるつぼとしての地中海。人の移動とともに楽器やメロディが海を渡って混ざり合い、音楽は国境を越えて伝搬していきました。スペイン、ポルトガル、南フランス、イタリア、ギリシャ、アルジェリア、モロッコ、チュニジア、エジプト、トルコ、イスラエル、パレスチナ、レバノン、シリア。地中海に燦々と降り注ぐ太陽の光を浴びて育まれたハイブリッドなジャズの歴史とともに、現在までに作られた豊富な音盤の中から約600枚を選りすぐり、ご案内します。 ▼目次 はじめに 総合オリエンテーション ●スペイン ▼スペイン・ジャズ史物語 ジャズ・フラメンコが先かフラメンコ・ツイストが先か/〈デモンのチャールストン〉の頃/ダリもブニュエルもガルシーア・ロルカもジャズ好きだった/NATOレーベルとガルシーア・ロルカ/フランコ独裁制確立のプロセス/フランコ独裁時代とジャズ/カタルーニャ魂:バルセロナのテテ・モントリウ/イトゥラルデの“アンダルシア主義”/地中海主義の結晶/パコ・デ・ルシアも地中海ジャズを⁈/ 独裁終了後のジャズ興隆:ドローレスとホルヘ・パルド/ムジカ・ウルバーナ界隈のイマジナリーな地中海サウンド/1960年代生まれの超スペイン・ジャズ・クリエーター/地中海的アンビエント・ミュージック⁈/ハーディガーディやコブラとジャズ/ガリシア、カンタブリア、バスク方面逍遥/バレンシアとボストンに地中海音楽研究所発足 ■DISC GUIDE ジャズ+フラメンコのルーツ探訪①/ジャズ+フラメンコのルーツ探訪②/ガルシーア・ロルカ詣で①/ガルシーア・ロルカ詣で②/カタルーニャ愛を聴くジャズ盤/ペドロ・イトゥラルデの“アンダルシア主義” と“地中海主義” を聴く/パコ・デ・ルシアの地中海(主義)的名演奏を求めて/スパニッシュ・フュージョン発フラメンコ経由の地中海ジャズ/地中海ジャズ・ロックやスパニッシュ・フォークジャズ/フラメンコ・ギターとジャズの結びつき五態/これも魅力的なスペイン・ギター物/フラメンコ・ピアノの第一人者チャノ・ドミンゲス/様々なスペイン性の表出/カタルーニャのトラッドフォーク+ジャズを聴く/スペイン北部を訪ねる:ガリシア、カンタブリア/スペイン北部を訪ねる:バスク/Suppl:ピアニスト/Suppl:ピアニスト、トランペッター他 ●ポルトガル ▼ポルトガル・ジャズ史物語 なかなかジャズ盤が出なかった背景/ポップファド盤登場/チャーリー・ヘイデン逮捕事件/リスボン・ファドとコインブラ・ファド/ポエトリー・リーディング盤とジャズ・ミュージシャン/1970年代フリージャズ系群像 /ノンコンフォーミズムのアイコン/ハオン・キャオとファド・バラード/ポルトガル・ジャズの誕生/フリージャズのポルトガル的ミュータント⁈/バップ・ジャズの向こうへ/ジョゼ・ペイショートが描くヴィジョン/カルロス・ビカとジョアン・パウロの深い関係/ベルナルド・サセッティのリリシズムは現代的サウダーデなのか/アップデートしたファド界やフォーク音楽界とジャズの関係/躍進するClean Feedレーベル ■DISC GUIDE ポルトガルのジャズ盤事始め/時代の変わり目を聴く/反体制運動沸騰期のフォークソング関連盤を聴く/サラザール体制末期の詩とジャズ・ミュージシャン/ジョルジ・リマ・バヘットとその仲間たち/カルロス・ジンガロとその仲間たち/ハオン・キャオの道程をたどろう/ハオン・キャオとその仲間たち/かなり気になるジャズ系らしき人々/かなり気になるジャズ系の人々/ジョゼ・ペイショートとその仲間たち/カルロス・ビカとジョアン・パウロの世界/ベルナルド・サセッティとカルロス・バヘットの世界/21世紀ポルトガル・ジャズはどこへ向かっている?①/21世紀ポルトガル・ジャズはどこへ向かっている?② ●南フランス ▼南フランス・ジャズ史物語 ジャズの新首都マルセイユ⁈/1968〜69年のフランス社会とフリージャズ/マーグ財団美術館:コートダジュールのフリージャズの夜/ジョーム+シラキューザ+ボニ=ノンモ/ピエロの劇団「ブラゲボル」の正体/ARFIと想像的オーヴェルニュ/音楽団体:GMEM、GRIM、DRIM/異能のインプロヴァイザー&オーガナイザー/プロヴァンスは年中音楽イヴェントが目白押し/プロのジャズ音楽家のためのネットワーク「OCCIJAZZ」/モンペリエの自主管理コミューンから生まれた社会派ブラスバンド/オック語文化+アフリカ文化を含んだ地中海ジャズ/ジャン゠マルク・パドヴァーニとスペイン趣味/南仏的な音楽状況って何を指す?/“伝統”との付き合い方/移民系ミュージシャンとジャズ/多文化共生のための宗教者会議「希望のマルセイユ」の功績 ■DISC GUIDE 南仏ジャズ偉人伝①:アンドレ・ジョーム/南仏ジャズ偉人伝②:ジェラール・シラキューザ、レイモン・ボニ、ブラゲボル/ARFI(想像的民俗音楽探求協会)アルバム・アラカルト/アラン・ジベールのオーヴェルニュ愛/ジャン゠マルク・モンテラやGMEMの人々/最近のプロヴァンスのジャズ・ミュージシャンたち/ボルシェヴィキ・ファンファーレやサクランボの実る季節/オクシタニー愛の楽師たち①:ミシェル・マール、クリスチャン・ラヴィーニュ/オクシタニー愛の楽師たち②:ジェラール・パンサネル/オクシタニー愛の楽師たち③:ベルナール・リュバット/ジャン゠マルク・パドヴァーニのスペイン趣味など/ヴィエラルー:ヴァランタン・クラストリエと伝統/現代バスクの即興音楽:ベニャト・アシアリーと伝統/南欧と地中海の音の交わりが産むイマジナリー・フォルクロール/マグリブ(北アフリカ)出身のジャズ・ミュージシャンたち/現代ジャズのお隣さん:ヒップホップ、ラップ、エレクトロ他 ●イタリア ▼イタリア・ジャズ史物語 日本におけるイタリア年の奇跡/ジャズにはシチリアの遺伝子がある⁈/未来派のジャズ観/ムッソリーニ政権とジャズ/1950〜60年代のモダンジャズ牽引者たち/ジョルジョ・ガスリーニのジャズ美学/トロヴァヨーリやモリコーネもジャズと付き合った/ナポリのマリオ・スキアーノ/ローマのマリオ・スキアーノとフォークスタジオ/“熱い秋”とマリオ・スキアーノたち/お気に召さなければ返金します/マリオ・スキアーノの南イタリア愛/現代イタリア・ジャズ半世紀を支えたブルーノ・トマーゾ/エンリコ・ラヴァの南欧性/ペリジェオと1970年代ジャズ・ロック:フランコ・ダンドレアたち/デメトリオ・ストラトスと「アレア」/フォーク音楽・伝統音楽+ジャズ/イタリアン・インスタービレ・オーケストラへの道/ピノ・ミナフラの《テロニア》について/カルロ・アクティス・ダート・カルテット劇場/サックス音楽の解放家エウジェニオ・コロンボ/サルデーニャとシチリア/ナポリの様々な音風景:マルコ・ズルゾロ、ダニエレ・セーペ、フランチェスコ・デリコ/ヴェネツィアとアドリア海を巡る/EGEA的イタリア・ジャズ:ミラバッシとピエラヌンツィ ■DISC GUIDE ジョルジョ・ガスリーニの世界①/ジョルジョ・ガスリーニの世界②/サンタ・チェチーリアOBたち:トロヴァヨーリとモリコーネ/マリオ・スキアーノらしさを味わう/マルチェロ・メリスの郷土愛/ブルーノ・トマーゾの魅力/エンリコ・ラヴァのイタリア的オリジナル曲が一杯の名盤/“熱い秋”が助長したジャズ系の新傾向:ペレジェオ、アクトゥアラ他/“鉛の時代”に音楽ジャンルも崩壊した⁈:パガーニとアレア/トロヴェージとダミアーニのフォーク・ジャズ/イタリアン・インスタービレ・オーケストラ誕生ドキュメンタリー/ピノ・ミナフラの南楽団(Sud Ensemble)の世界/カルロ・アクティス・ダートの“アルファベット・シリーズ”/エウジェニオ・コロンボの世界/サルデーニャとシチリアのフォーク・ジャズ/様々なナポリ愛/アドリア海の女王(ヴェネチア)と真珠(ドゥブロブニク)/地中海ジャズの玉手箱:EGEA(エジェア) ●ギリシャ ▼ギリシャ・ジャズ史物語 ブルースとレベティコ/レベティコから地中海ジャズは生まれたか⁈/相次ぐクーデターと政権交代の時代:1930〜50年代/“エンターテインメントのルネサンス”期のジャズ/クーデター続きの中でも経済成長/1974年自由化が進む中スフィンクス誕生/Praxis(プラクシス)の大仕事/キリアコス・スフェツァスの大仕事/テッサロニキの2人/国際ジャズ祭の季節の中で/ECMの前に:サヴィナ・ヤナトウ、カラインドゥロウ、ツァブロープロス/熟成ハードバップ+弦で聴くハジダキスやテオドラキス/バルカン〜地中海〜エーゲ海の音楽的な繋がり/キプロス問題とジャズ ■DISC GUIDE ギリシャ・ジャズの草分けミミス・プレッサスを聴く/スフィンクス・ストーリー/プラクシス(Praxis)のギリシャ・ミュージシャン盤(抄)/キリアコス・スフェツァスの世界/サキス・パパディミトゥリオウの世界/フロロス・フロリディスの世界/テッサロニキは層が厚い/ビザンチン・ジャズ⁈:モード・プラガル/イスクラとそのメンバーたち/イスクラのメンバーのその後/ECM以前のサヴィナ・ヤナトウ/ECM以前のエレニ・カラインドゥロウとヴァシリス・ツァブロープロス/21世紀ギリシャ・ジャズの話題作から①:熟成ハードバップ他/21世紀ギリシャ・ジャズの話題作から②:バルカン・ハイブリッド系 ●北アフリカ 北アフリカの人々と音楽 ▼アルジェリア・ジャズ史物語 オランのジャズ・レジェンド/アルジェのジャズ・レジェンド/アンダルース音楽系歌謡のスター、リリ・ボニシュ/アルジェリア独立戦争時代とジャズ(1954〜62年)/第1回パン・アフリカ文化フェスティヴァル(1969年)開催/1970〜90年代の社会と音楽/ライの父・母・帝王とジャズ/グナワとジャズ/アンダルース音楽系ミュージシャンのジャズ ■DISC GUIDE モーリス・エル・メディオニとリリ・ボニシェ/ライとジャズ:ライの母や父や帝王など/移民たちのポスト・ライ:ラシッド・タハやファンファライ/カリム・ズィヤードやグナワ・ディフュージョン/伝統古典音楽学習者とジャズ ▼モロッコ・ジャズ史物語 ジャック・ミュヤルの回想の中の“ゾーン”/モロッコとフランス・ジャズのただならぬ関係/ダッカ・ジャズ:アルマン・レマル/ランディ・ウェストンとモロッコ/グナワ系の地中海ジャズ/モロッコのセファルディ系音楽/ジャジューカ音楽とジャズ/アワッチ・ジャズやシャアビー・ジャズ⁈ ■DISC GUIDE アルマン・レマルことジャウク・アマンド・エルマレ゠レマル/欧米ジャズメンmeetsモロッコ/グナワmeetsジャズ/モロッコ系セファルディック・ティンジ/ジャジューカ村の音楽を愛した人々/モロッコ・ジャズの新傾向⁈ ▼チュニジア・ジャズ史物語 音楽ドラマ『チュニジアの夜』/1960年代のジャズ・シーン/ジャズ・ロック〜ジャズ・ファンク世代:マールーフとの使い分け/アヌアル・ブラヘム(ウード)の世界/21世紀のチュニジア産地中海ジャズ/「アラブの春」後 ■DISC GUIDE なにはともあれジャズ系チュニジア音楽入門盤/国立高等音楽院のチェキリ先生のジャズ/アヌアル・ブラヘムのジャズ/ダファル・ユーセフ(ウード)のジャズ/現代アラブ的“アンダーグラウンド音楽” ▼エジプト・ジャズ史物語 サラー・ラガーブ少佐の精鋭ジャズ部隊/エジプト・アンダーグラウンドの地中海ジャズ/悪魔崇拝者事件/地中海的ハードバッパー⁈/現代ウード・ジャズ/地中海アヴァンギャルド ■DISC GUIDE サラー・ラガーブmeetsサン・ラー/21世紀のエジプト・ジャズ①:エフテカサット他/21世紀のエジプト・ジャズ②:モハメド・アブゼクリ/21世紀のエジプト・フリーミュージック:モーリス・ルーカ他 ●中東 ▼トルコ・ジャズ史物語 トルコにジャズを植えつけた米国黒人トーマス/ニューヨークのピアノ・パシャ/オリエンタル・ジャズ・ファンクの至宝〈チェチェン・クズ〉/スウェーデンで生まれたトルコ・ジャズ・グループ/二刀流のトゥナ・オテネル/クラリネット・マスターズ/1990〜2000年代:アクバンク・ジャズ祭の刺激/小アジア(アナトリア)的ジャズ⁈/現代のジプシー音楽+ジャズ/スーフィー音楽とジャズ/フレットレスとのツイン・ネック・ギターを使う理由 ■DISC GUIDE “トルコ音楽大使”ピアノ・パシャ(エルドアン・チャプリ)の足跡/1960〜70年代ジャズ&ファンクをさささっとさらおう/謎めくウミト・アクス・オーケストラ/マフィー・ファライとオカイ・テミズ(オリエンタル・ウィンド)/オカイ・テミズの地中海ジャズ名盤/オテネルの“ジャズの宴”(シャンリク)/クラリネット名盤探訪①:グンデゲシュとエルキョセ/クラリネット名盤探訪②:ムスタファ・カンディラル/アクバンク・エイジのジャズ①/アクバンク・エイジのジャズ②/アジアミノルのオリエンタル・ジャズ/ヒュシュヌ・シェンレンディリジとタクシーム・トリオ/ブルハン・オチャル三態/スーフィー的ジャズ、ブルース&アンビエント 312/エルカン・オーウとその仲間/ムアメル・ケタンジョルグルに誘われて ▼イスラエル・ジャズ史物語 イスラエル国民の内訳/イスラエル・ジャズ創世記/戦後のジャズ・パイオニア列伝/ジャズ・ワークショップの地中海ジャズ/南アフリカやソ連から移住したミュージシャンたち/ヴァンガード・トライアド/俊英ミュージシャン続出の背景/アヴィシャイ・コーエンたちの影響について/グレイト・イスラエル・ソングブック/様々なルーツ・立脚点・出身地/イスラエル的なジャズとは/アラブ系とユダヤ系の混成トリオ ■DISC GUIDE イスラエル・ジャズのパイオニアを聴く/ザ・プラチナとロマン・クンスマン/アルバート・ピアメンタとジャズ・ワークショップ/続々と到着する特異なジャズ・タレント/ヴァンガード・トライアド①:アヴィシャイ・コーエン/ヴァンガード・トライアド②:オメル・アヴィタル、アヴィ・レボヴィッチ/イスラエル・ジャズの21世紀群像①:トランペットのコーエンやボロチョフ他/イスラエル・ジャズの21世紀群像②:マエストロ、モル、ハーシュコヴィッツ/イスラエル・ジャズの21世紀群像③:ヘクセルマン、ミントゥス、ザミール他/イスラエル・ジャズの21世紀群像④:シリノフ、クライン、ギアット他/ジルヤブ・トリオとブスタン・アブラハム ▼パレスチナ(自治区)・ジャズ史物語 エドワード・サイード国立音楽院とジャズ/外国で輝く例が多い ■DISC GUIDE パレスチナ出身者群像①:モハメド・ナジェム、ファラジ・スレイマン/パレスチナ出身者群像②:カミラ・ジュブラーン、ル・トリオ・ジュブラーン ▼レバノン・ジャズ史物語 マールーフ父子の執念/かつて“中東のパリ”と呼ばれた時代は遠く/ファイルーズ&ラフバーニー・ファミリー/現代ベイルート・ジャズ群像/アフロ・タラブを創出 ■DISC GUIDE 現代レバノン・ジャズの二大看板:アブー゠カリルとマールーフ/ファイルーズ・ファミリーを聴く①:ラフバーニー兄弟他/ファイルーズ・ファミリーを聴く②:ズィヤードの世界/内戦後世代:シャルベル・ルーハナ、タレク・ヤマニ他 ▼シリア・ジャズ史物語 20世紀のシリアのジャズ環境/断ち切られたジャズ・ムーヴメント ■DISC GUIDE シリアはアルメニア系ミュージシャンの天国だったのか⁈/動乱のシリアを憂う あとがき 索引 著者:岡島豊樹(おかじま・とよき) ジャズ喫茶イントロ(高田馬場)勤務を経て、『季刊ジャズ批評』誌編集人(1983〜2001年)、『Jazz Brat』誌編集兼発行人(No.1〜9:2002〜2006年)、「東欧ロシアジャズの部屋」(web)管理人など。著書に『ソ連メロディヤ・ジャズ盤の宇宙』『東欧ジャズ・レコード旅のしおり』(どちらもカンパニー社、2021年)。共著に『女性ヴォーカル THE EXCITING JAZZ BOOKS』(アドリブ、1993年)、『柴垣事典―ネタ帳―』(羽咋市柴垣町町会、2021年)。主な報告に、「フォーク・ジャズの諸相――ソ連末期から今日まで」(『ソ連邦崩壊前後におけるアンダーグラウンド芸術の変容に関する研究』新潟大学人文学部発行、2008年)、「フォーク・ジャズ物語 ブルガリア、ルーマニア、モルドヴァ経由オデッサ行き」(『PHASES』Vol.2、首都大学東京大学院人文科学研究科表象文化論分野、2011年)。
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小さき者たちの|松村圭一郎
¥1,980
発行 ミシマ社 定価:1800円(税別) 判型:四六判並製変形 頁数:208ページ 装丁:尾原史和(BOOTLEG) 発刊:2023年1月20日 ISBN:978-4-909394-81-1 C0095 私は日本のことを、 自分たちのことを何も知らなかった。(「おわりに」より) 水俣、天草、須恵村… 故郷・熊本の暮らしの記録を初めて解く。 現代の歪みの根源を映し出す、 今を生きる人たち必読の生活誌。 世界を動かしてきたのは、 いつも、小さき者たちだった。 はたらく、まじわる、くに… 消されてしまっていた声を拾い、 紡いだ、渾身の二一編。 気鋭の人類学者の新たな代表作 本書では、私が生まれ育った九州・熊本でふつうの人びとが経験してきた歴史を掘り下げようとした。とくに私が地元でありながらも目を背けてきた水俣に関するテキストを中心に読みこみ、自分がどんな土地で生を受けたのか、学ぼうとした。そこには日本という近代国家が民の暮らしに何をもたらしてきたのか、はっきりと刻まれていた。(「はじめに」より) ●目次 Ⅰ 水俣1 一、はたらく 二、おそれる 三、いのち 四、まじわる 五、うつろう 六、かかわる 七、うえとした Ⅱ 水俣2 八、やまい 九、こえる 一〇、うつしだす 一一、ひきうける 一二、たちすくむ Ⅲ 水俣3 一三、ねがい 一四、たりない 一五、かお 一六、あいまみえる Ⅳ 天草 一七、こえ 一八、くに Ⅴ 須恵村 一九、いのる 二〇、おとことおんな 二一、みえないもの ●プロフィール 松村圭一郎(まつむら・けいいちろう) 1975年熊本生まれ。岡山大学文学部准教授。専門は文化人類学。所有と分配、海外出稼ぎ、市場と国家の関係などについて研究。著書に『うしろめたさの人類学』(第七二回毎日出版文化賞特別賞)、『くらしのアナキズム』(以上、ミシマ社)、『はみだしの人類学』(NHK出版)、『これからの大学』(春秋社)など、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)、『働くことの人類学』(黒鳥社)。
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MONKEY vol. 28
¥1,320
特集 老いの一ダース 発行 スイッチ・パブリッシング ISBN:9784884185954 2022年10月15日刊行 2022年10月15日発売のMONKEY最新号は“老い”にまつわる物語を特集。 ポール・オースターの最新短篇「芋虫」を柴田元幸訳し下ろしで掲載。 金原亭世之介の新作落語、青木奈緒*が幸田家三代について綴る書き下ろし作品を掲載。 表紙は横尾忠則描き下ろしアートワーク。 *「緒」は旧字体
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アホウドリの迷信 現代英語圏異色短篇コレクション
¥2,640
発行 スイッチ・パブリッシング 四六判上製/232ページ 2022年9月30日発行 翻訳家・岸本佐知子と柴田元幸が贈る、海外短篇小説アンソロジー 現代の英語圏の文学を精力的に紹介しつづけてきた2人が、新たに発見した、めっぽう面白くて、ちょっと“変”な作家たち。日本でまだほとんど紹介されていない8人の作家による、心躍る“掘り出し物”だけを厳選。セレクトした作家・作品について語り合った対談「競訳余話」も収録。 収録作品 岸本佐知子 訳 「オール女子フットボールチーム」ルイス・ノーダン 「アホウドリの迷信」デイジー・ジョンソン 「野良のミルク」「名簿」「あなたがわたしの母親ですか?」サブリナ・オラ・マーク 「引力」リディア・ユクナヴィッチ 柴田元幸 訳 「大きな赤いスーツケースを持った女の子」レイチェル・クシュナー 「足の悪い人にはそれぞれの歩き方がある」アン・クイン 「アガタの機械」カミラ・グルドーヴァ 「最後の夜」ローラ・ヴァン・デン・バーグ 【著者プロフィール】 岸本佐知子(きしもと さちこ) 翻訳家。最近の訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』、ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』など多数。編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』『楽しい夜』など。著書に『なんらかの事情』『ひみつのしつもん』『死ぬまでに行きたい海』などがある。2007年『ねにもつタイプ』で第23回講談社エッセイ賞を受賞。 柴田元幸(しばた もとゆき) 1954年生まれ。米文学者、東京大学名誉教授、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、ブライアン・エヴンソンなどアメリカ現代作家を中心に翻訳多数。著作に『ケンブリッジ・サーカス』、訳書にジャック・ロンドン『犬物語』、マシュー・シャープ『戦時の愛』などがある。2017年、翻訳の業績により早稲田大学坪内逍遙大賞受賞。
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作家と猫
¥2,090
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夏目漱石、谷崎潤一郎、石井桃子、佐野洋子、中島らも、水木しげる ほか 著 発行 平凡社 平凡社 編 出版年月 2021/03 ISBN 9784582747119 Cコード・NDCコード 0091 NDC 910 判型・ページ数 B6変 304ページ 今も昔も、猫は作家の愛するパートナー。昭和の文豪から現代の人気作家まで、49名によるエッセイ、詩、漫画、写真資料を収録。笑いあり、涙ありの猫づくしのアンソロジー! 【収録作品(掲載順)】 Ⅰ 猫、この不可思議な生き物 猫の定義と語源 佐野洋子 『猫ばっか』より二編 串田孫一 猫 日髙敏隆 ネコとドア 手塚治虫 「動物つれづれ草」より「ネコ」 室生犀星 ネコのうた まど・みちお ネコ 和田誠 桃代 岩合光昭 ネコの時間割/かわいいのに撮れない 出久根達郎 猫の犬 Ⅱ 猫ほど見惚れるものはない 向田邦子 マハシャイ・マミオ殿 寺山修司 猫の辞典 尾辻克彦 黒猫が来た 開高健 猫と小説家と人間 萩原朔太郎 青猫 伊丹十三 わが思い出の猫猫 洲之内徹 長谷川潾二郎「猫」 中島らも 『中島らものもっと明るい悩み相談室』より 妻とオス猫への嫉妬で狂いそう 松田青子 選ばれし者になりたい 近藤聡乃 猫はかわいい Ⅲ いっしょに暮らす日々 武田百合子 『富士日記』より 金井美恵子 猫と暮らす12の苦労 石牟礼道子 愛猫ノンノとの縁 大佛次郎 暴王ネコ 永六輔 猫と結婚して 南伸坊 わたしがやってんですよ いがらしみきお 猫よ猫よ猫よ 小松左京 猫の喧嘩 小沢昭一 老猫・ボロ猫・愛猫記 春日武彦 猫・勾玉 工藤久代 野良猫と老人たち やまだ紫 山吹 Ⅳ 猫への反省文 幸田文 小猫 石井桃子 愛情の重さ 梅崎春生 猫のことなど 石垣りん 白い猫 室生朝子 優雅なカメチョロ Ⅴ 猫がいない! 内田百閒 迷い猫の広告 石田孫太郎 猫の帰らぬ時の心得 岡倉天心/大岡信 訳 親愛なるコーちゃん 武田花 雲 三谷幸喜 「おっしー」を抱いて……/最期に見せた「奇跡」 井坂洋子 黒猫のひたい 吉本隆明 一匹の猫が死ぬこと/自分の「うつし」がそこにいる 夏目漱石 猫の死亡通知 Ⅵ 猫的生き方のススメ 田村隆一 カイロの猫 水木しげる 猫の道 養老孟司 猫派と犬派の違いについて 谷崎潤一郎 客ぎらい 平岩米吉 絵画にあらわれた日本猫の尾についての一考察
