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七月堂ZINE AM 4:07
¥1,100
SOLD OUT
印刷・製本・発行┊七月堂 発行人┆後藤聖子 編集長┆鈴木康太 組版・デザイン┆川島雄太郎 製本指導┆紙とゆびさき 写真┆寺岡圭介 創刊号発行日┆2024年5月25日 価格┆1,100円(税込) 発行部数┆500部 付録┆ポストカード 通算12号を不定期にて発行予定 【連載】 詩| 西尾勝彦 エッセイ| 12回 Pippo(近現代詩紹介) 西尾勝彦 池上規公子(葉ね文庫) 後藤聖子(七月堂) 4回 城下康明(ひとやすみ書店) 写真|カバー・挿入写真・ポストカード 寺岡圭介(紙片) 【創刊号ゲスト】 エッセイ| 朝吹真理子 岡本啓 詩| 大崎清夏 佐野豊
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場末にて|西尾勝彦
¥1,540
発行 七月堂 2023/10/10発行 175mmx110mm 小口折り 帯付き 装画:小川万莉子/装幀・組版:川島雄太郎 すべてのアウトサイダーへ贈る 【著者コメント】 作品「場末にて」を書いたのは2019年のことです。大阪のとある小さな書店で開催された朗読会のために書き下ろしました。記念にするつもりでその店主を描きはじめましたが、次第に自分のこととなり、未来のこととなり、すべてのアウトサイダー、場末を支えるひとたちのための言葉になっていきました。朗読会当日、しずかに読み切ったときの気持ちはまだ覚えています。あの日から、4年。ようやく、詩集『場末にて』を完成させることができました。多くの人々の手に届くことを願っています。 【版元コメント】 この詩集はきっと、誰かにとって、ひと休みさせてくれるような、木洩れ日がきらめく木陰のような、そんな一冊になるのではないかと思いながら制作を進めてまいりました。 こうして形にすることができ、嬉しい気持ちでいっぱいです。 装画は前回の詩集『ふたりはひとり』につづき小川万莉子さんの描き下ろし作品です。場末にてひかる小さな明るみを表現してくださいました。 この詩集には、「場末」に生きる人たちやそんな人たちがつくる場所がたくさん登場いたします。 ほの暗いなかでしか見えないくらい、けれど確かに存在する、ちいさなやすらぎの灯のような一冊です。 ぜひお手にとってご覧ください。 ● 駅 彼は うすい背中のひとなので 職場から 誰よりもはやく 家に帰るみたいだ いつも歩きなので 駅に着くころには 埃っぽい風のなかである ちょっとうつむきかげんの ふうわりとした顔つきで 行きと帰りでは 気持ちに ほとんど変化がないみたいだ 夕暮れの あわい光のなかを 彼は歩いている うすい背中のひとは 駅近くの和菓子屋に 立ちよっている 病弱の妻に 若鮎を買って帰るらしい がま口を開けて 一枚いちまい 小銭をかぞえている
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なんだか眠いのです|西尾勝彦
¥2,200
発行 七月堂 2022/05/23発行 110x160 並製 付録付 帯文:とほん店主 砂川昌広/組版・装幀:川島雄太郎 2,200円(税込) 眠りをいざなう読書の旅へ 家の庭に鹿がくるらしい。 そんな人が描いた詩とエッセイです。 ズレてもいいよ、無理しなくていいよ、そのままでいいよ、 と西尾さんはそそのかしてくれる。 ──帯文 とほん店主 砂川昌広 絶版となっている詩集『光ったり眠ったりしているものたち』をはじめ、私家版やフリーペーパーなどに掲載された作品。そして書き下ろしの随筆や俳句などをたっぷりと収録しました。 組版と装幀は川島雄太郎さんにご担当いただき、草原に寝転んで見上げた空と雲、まぶたにうつる太陽の光をイメージして制作しました。 判型や製本は詩集『歩きながらはじまること』と同じです。 【収録作】 『光ったり眠ったりしているものたち』(BOOKLORE) 「古い東洋人」(私家版) 「亀之助気質」をお持ちの方へ(フリーペーパー「粥彦」連載) 「ならならのひと」(私家版) 「なんだか眠いのです」(書下ろし) 「粥彦の句」(ほぼ書下ろし) 「平穏と無事」(ループ舎)
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ふたりはひとり|西尾勝彦
¥2,200
発行 七月堂 2021/03/21発行 四六判変形 135x140 上製 帯付 装画・挿絵:小川万莉子/組版・装丁:川島雄太郎/撮影:菊井崇史 2,200円(税込) ふたり ほんとうに 生きること わたしの声が きこえますか 白い火を 灯して 一緒に うたってほしい ふたり ほんとうに 生きること 夢と うつつの あわいで ーーーーー 『光ったり眠ったりしているものたち』(BOOKLORE)より約4年ぶりとなる、西尾勝彦の新詩集です。 イスラエル発の革靴「NAOT」のウェブサイトに連載された詩に加筆し『ふたりはひとり』はうまれました。 たとえ会えなくても、触れることができなくても、大事な人や存在との世界が、ゆるぎなく、これからもずっとつづいていきますように。 「ふたり」も「ひとり」も、同じように大事であれますように。 そんな願いをこめて『ふたりはひとり』の制作にあたりました。 ● 西尾勝彦 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=西尾勝彦
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新装ポケット版 のほほんと暮らす|西尾勝彦
¥1,210
発行 七月堂 2020/07/20発行 四六判変形(110x160) 並製 帯文:長谷川書店水瀬駅前店 長谷川稔 / 表紙・挿画・ちぎり絵:渡辺えみ 1,210円(税込) たとえば、歩くだけ、ただいつもの道をゆっくり歩くだけで見える景色が変わる。 世界が変わるのは、ほんとうに簡単なこと。 あえて じっくりと 時間のかかることをしてみましょう 豆を挽き珈琲を ドリップしてみましょう 使い込んだ鉛筆を ナイフで削ってみましょう カセットテープで 懐かしい音楽を聴いてみましょう インクを入れ 万年筆で手紙を書いてみましょう 本を読み 心に残ったことを 文章にまとめてみましょう (「時間のかかることをしましょう」より) 2019年3月に発行した『のほほんと暮らす』に、「第六部 のほほん生活の願い」を新たに書下ろし、新装ポケット版として再発行いたしました。 表紙と挿画は、ちぎり絵作家の渡辺えみさんの作品です。 「『のほほんと暮らす』刊行に寄せて」 『のほほんと暮らす』は、僕なりの幸福論です。 どのように日々の生活を送れば穏やかさや安らぎが得られるのか。そのヒントがたくさん詰まっています。すこし詩的な実用書として書きました。 多くの人に読んでいただけたら幸いです。 ─西尾勝彦 著者プロフィール 1972年生まれ。京都府出身。奈良市在住。35歳の頃より、天野忠、尾形亀之助などの影響を受け詩を書き始める。 主な詩集に『歩きながらはじまること』(七月堂)、『光ったり眠ったりしているものたち』(BOOKLORE)などがある。 ● 西尾勝彦 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=西尾勝彦
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靴のおはなし2
¥1,430
発行 ループ舎 いしいしんじ・石川直樹・岩瀬成子・桂 南天・高橋久美子・西尾勝彦(著) ¥1,430 2019年8月1日発売 四六判並製/120ページ 装丁:黒木雅巳 ISBN:978-4-9909782-1-1 靴からはじまる、6人のストーリー。 「靴のおはなし」待望の第二弾! 靴は、ほとんどの人が持っていて、ほぼ毎日使うもの。 そんな身の回りにある「靴」をテーマに 個性あふれる6名の著者が、小説やエッセイ、詩を繰り広げます。 すべて書き下ろしのお楽しみの内容。 作家、落語家、詩人、写真家、それぞれの視点が光る一冊です! 巻末には、著者に聞く「靴にまつわるQ&A」も収録。 ▪️著者プロフィール▪️ いしいしんじ 1966年生まれ。作家。 著書に「アムステルダムの犬」(講談社)、「ぶらんこ乗り」(新潮社)、「トリツカレ男」(新潮社)、「悪声」(文藝春秋)ほか。「麦ふみクーツェ」(新潮社)で坪田譲治文学賞受賞。 石川直樹 1977年生まれ。写真家。人類学、民俗学 などの領域に関心を持ち、辺境から都市まで あらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。 「NEW DIMENSION」(赤々舎 )、「POLAR 」(リトルモア)で、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞を受賞。 「CORONA」(青土社)で、土門拳賞を受賞。 著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した「最後の冒険家」(集英社)ほか多数。最新刊に、エッセイ「極北へ」(毎日新聞出版)、写真集「 Ama Dablam」(SLANT) 、「 この星の 光の地図を写す」(リトルモア)など。 岩瀬成子 1950年生まれ。児童文学作家。 1977年「朝はだんだん見えてくる」(理論社)を発表。1992年「『うそじゃないよ』と谷川くんはいった」(PHP研究所)で小学館文学賞を受賞。1995年「迷い鳥とぶ」(理論社)、「ステゴザウルス」(マガジンハウス)で路傍の石文学賞を受賞。2008年「そのぬくもりはきえない」(偕成社)で日本児童文学者協会賞を受賞。2014年「あたらしい子がきて」(岩崎書店)で野間児童文芸賞を受賞。 桂 南天 1967年生まれ。落語家。 桂べかこ(現・南光)に入門。旧芸名は桂こごろう。2009年「第1回桂南光こごろう親子会」。2012年、サンケイホールブリーゼにて二代目桂南天を襲名。レギュラーにMBSテレビ「ちちんぷいぷい」内「昔の人は偉かった」ナレーション担当、ABCラジオ「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」木曜日パートナー。落語家・桂雀喜との漫才コンビ「ねこまんま」としても活動中。 高橋久美子 1982年生まれ。作家・作詞家。 チャットモンチーのドラム・作詞家として活躍後、作家・作詞家に。 原田知世、ももいろクローバーZ、大原櫻子など様々なアーティストの作詞を手がける。 著書にエッセイ集「いっぴき」、詩画集「太陽は宇宙を飛び出した」、絵本「赤い金魚と赤いとうがらし」など。 翻訳絵本「おかあさんはね」でようちえん絵本大賞受賞。NHKラジオ第一「うたことば」のMCも。 西尾勝彦 1972年生まれ。 詩集「歩きながらはじまること」、「光ったり眠ったりしているものたち」、詩的な実用書「のほほんと暮らす」など。 森のそばで、ひっそりと暮らしています。庭に寝ころんで、青っぽい空とすきとおった空気をながめているのが好きです。自転車を漕いだり、古いクルマのイスに座っているのも好きです。 (出版社商品ページより)
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歩きながらはじまること|西尾勝彦
¥2,200
発行 七月堂 2018/03/07発行 四六判変形 並製 解説:Pippo 帯文:池上規公子(葉ね文庫) 2,200円(税込) 言葉の「森」がここにある 奈良の山で暮らす詩人、西尾勝彦のポケットには、どんぐり、石ころ、いろいろな形の葉っぱや木の実。たくさんの宝物がつまっているに違いない。 『朝のはじまり』、『フタを開ける』、『言の森』、『耳の人』に加え、私家版『耳の人のつづき』を収録。 いつからか 素朴に 暮らしていきたいと 思うようになりました 飾らず あるがままを 大切にしたいと 思うようになりました そうすると 雲を眺めるようになりました 猫がなつくようになりました 静けさを好むようになりました 鳥の声は森に響くことを知りました けもの道が分かるようになりました 野草の名前を覚えるようになりました 朝の光は祝福であることを知りました 人から道を尋ねられるようになりました 月の満ち欠けを気にするようになりました 遅さの価値を知る人たちに出会いました 一日いちにちが違うことを知りました ゆっくり生きていくようになりました 鹿の言葉が分かるようになりました 雨音が優しいことを知りました 損得では動かなくなりました わたしはわたしになりました(『言の森』より「そぼく」) (出版社商品ページより)
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カステーラのような明るい夜|尾形亀之助
¥2,200
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発行 七月堂 2021/10/17発行 四六判変形 仮フランス装 装画:保光敏将/装幀:クラフト・エヴィング商會/校正:航星舎 2,200円(税込) 月あかりの静かな夜る ― 私は とぎれた夢の前に立ちどまっている 「この詩集を、未知の読者、未来の人びとに捧げます。」 ──編者 西尾勝彦 尾形亀之助や天野忠に影響されて詩を書き始めたという、奈良在住の詩人西尾勝彦さんに編集していただき、尾形亀之助の新詩集を発行いたしました。 装画に、版画家でイラストレーターの保光敏将さんをお迎えし、装幀をクラフト・エヴィング商會さんにご担当いただき、これ以上なく素朴で贅沢な詩集の誕生です。 校正は航星舎の高松正樹さんがご担当くださり、本文はすべて原典をあたって、旧仮名遣いを新仮名遣いに改めました。 今なお、鮮やかにくり広げられる亀之助の詩を、どうぞご堪能ください。 「白い手」 うとうと と 眠りに落ちそうな 昼 ―― 私のネクタイピンを そっとぬこうとするのはどなたの手です どうしたことかすっかり疲れてしまって 首があがらないほどです ね レモンの汁を部屋にはじいて下さい (出版社商品ページより)