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コンビニに生まれかわってしまっても|西村曜
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新鋭短歌シリーズ41
発行 書肆侃侃房
監修:加藤治郎
四六、並製、144ページ
定価:本体1,700円+税
ISBN978-4-86385-328-7 C0092 3刷
装画:あすぱら
心の底から歌った〈おにぎり〉がある
明日、生きているのか。
ぎりぎりの声があなたの扉を開ける。
(加藤治郎)
読めば魔が差す。平成の背中を見送る332の歌。
僕も短歌を始めたくなった。
(千野帽子)
【著者プロフィール】
西村曜(にしむら・あきら)
1990年 滋賀県生まれ
2015年 短歌をはじめる
2016年 未来短歌会入会
Twitter:@nsmrakira
【5首】
レジ打ちの青年ユリ根に戸惑いて何かと思いましたと笑う
きみのこともっとしにたい 青空の青そのものが神さまの誤字
コンビニに生まれかわってしまってもクセ毛で俺と気づいてほしい
生きていく 求人サイトの検索に「一人でできる」とまず打ち込んで
非正規とバイトの恋は非正規がバイトのぶんを多く支払う
新鋭短歌シリーズ
今、若い歌人たちは、どこにいるのだろう。どんな歌が詠まれているのだろう。今、実に多くの若者が現代短歌に集まっている。同人誌、学生短歌、さらにはTwitterまで短歌の場は、爆発的に広がっている。文学フリマのブースには、若者が溢れている。そればかりではない。伝統的な短歌結社も動き始めている。現代短歌は実におもしろい。表現の現在がここにある。「新鋭短歌シリーズ」は、今を詠う歌人のエッセンスを届ける。
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