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しずおか連詩 言葉の収穫祭
¥2,750
編著 野村喜和夫 発行 左右社 定価 2,750 円(税込) 刊行日 2023年12月10日 判型/ページ数 四六判 並製 280ページ ISBN 978-4-86528-391-4 Cコード C0092 松田行正+杉本聖士/装幀 詩人・大岡信の呼びかけで、現代詩でも俳句や短歌ような「座」による共作をやってみよう、とはじまった「しずおか連詩」。作家や歌人、作詞家など言葉を扱うさまざまな人に参加を呼びかけて、1999年以来続いてきた稀有で豊かで試みの成果をお届けします。 連詩という形式は昔ながらの伝統的な連歌・連句を継いでいるんだけど、 現代詩の世界では〈革命的に〉新しい形式なんです 谷川俊太郎 【連詩のルール】 しずおか連詩のルールは3行・5行のリズムで書き手がかわりながら、40篇をつづける、というシンプルなもの。 個人の詩集とも、アンソロジーとも異なる、眼の前の風景がどんどんと展開してゆくような、楽しく豊かな世界がひろがります。 【参加者:登場順】 井上輝夫/岡井隆/谷川俊太郎/平田俊子/大岡信/木坂涼/野村喜和夫/アーサー・ビナード/新井豊美/河津聖恵/田口犬男/杉本真維子/八木忠栄/山田隆昭/天沢退二郎/小池昌代/穂村弘/和合亮一/大岡亜紀/覚和歌子/田原/四元康祐/川口晴美/城戸朱理/管啓次郎/三角みづ紀/ジェフリー・アングルス/石田瑞穂/福間健二/文月悠光/木下弦二/東直子/岡本啓/町田康/暁方ミセイ/高貝弘也/高柳克弘/カニエ・ナハ/小島ケイタニーラブ/古川日出男/岡本啓/中本道代/長谷川櫂/三浦雅士/マーサ・ナカムラ/巻上公一/水沢なお/木下龍也/田中庸介/堀江敏幸 本書では捌き手が大岡信(2005〜2008)から野村喜和夫(2009〜)に替わり、若い詩人・歌人が積極的に参加するようになった2005年から2022年までの成果を収録しています。
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現代短歌パスポート3 おかえりはタックル号
¥1,100
発行 書肆侃侃房 四六判変形/並製/112ページ 定価:本体1,000円+税 ISBN978-4-86385-622-6 C0092 デザイン:藤田裕美 装画:楢崎萌々恵 大好評の書き下ろし新作短歌アンソロジー歌集、最新刊! 【収録作品】 服部真里子「すべての雪に新しい名を」 木下龍也「ひとりひとりぐらぐらしし」 橋爪志保「願いごと」 川村有史「植樹」 菅原百合絵「海を見る顔」 山川藍「ずっと家にいる 2023」 山下翔「ほんたうかなあ」 山階基「髪は煤ける」 上坂あゆ美「おしまいまで行く」 青松輝「別れの歌」
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●サイン本 おやすみ短歌 三人がえらんで書いた安眠へさそってくれる百人一首
¥2,750
SOLD OUT
●phaさんサイン本 編著 枡野浩一/pha/佐藤文香 発行 実生社 四六判 216ページ 上製 価格 2,500円+税 ISBN978-4-910686-11-0 初版年月日2023年11月10日 掲載順、敬称略 橋爪志保/佐伯紺/初谷むい/水野葵以/加藤治郎/正岡豊/谷川由里子/宇都宮敦/柳澤真実/木下侑介/工藤吉生/土岐友浩/井上法子/鈴木加成太/岡本真帆/山階基/夜夜中さりとて/佐々木朔/大室ゆらぎ/俵万智/花山周子/柴田有理/上本彩加/遠藤健人/三田三郎/辰巳泰子/藪内亮輔/魚村晋太郎/大森静佳/光森裕樹/仲田有里/伊舎堂仁/永田和宏/岡野大嗣/村上きわみ/小島ゆかり/青松輝/多賀盛剛/吉田恭大/平出奔/望月裕二郎/絹川柊佳/鈴木ちはね/吉岡太朗/東直子/toron*/斉藤真伸/上坂あゆ美/田丸まひる/田村穂隆/早坂類/石川美南/丸田洋渡/伊勢谷小枝子/山下翔/山田航/小島なお/山中千瀬/門脇篤史/佐藤弓生/本多真弓/三上春海/竹中優子/笹公人/千種創一/北山あさひ/堂園昌彦/川野芽生/阿波野巧也/笹井宏之/佐々木あらら/天野慶/笠木拓/帷子つらね/永井亘/平岡直子/瀬口真司/千葉聡/干場しおり/石井僚一/佐藤りえ/枡野浩一/我妻俊樹/伊藤紺/はだし/永井祐/穂村弘/渡辺松男/岡崎裕美子/荻原裕幸/濱田友郎/佐原キオ/楠誓英/笹川諒/五島諭/雪舟えま/木下龍也/上篠翔/仁尾智/陣崎草子 人気歌人・作家・俳人がコラボし、安眠がテーマの短歌を百首集め、見開きで紹介する現代版「百人一首」。 短い文章付きなので、短歌の読み方がわからなくても楽しめます。 この本のページをパラパラとめくるうち、ここちよい眠りの世界に誘われることでしょう。 前書きより 眠る前に読むのに最適な本というのは、先が気になってワクワクしてしかたがないような本ではなく、ひとつひとつの文章が短くて、どこから読んでもいいような本ではないでしょうか。そう考えると、短歌がちょうどいいのではないかと思いました。 短歌は詩なので、ぱっと見ただけでは意味がよくわからないものもあるけれど、そういうところも眠りぎわに読むのにちょうどいい気がします。わかるような気もするし、わからないような気もする、とか考えているうちに、いつの間にか眠ってしまっているような。 この本では、眠る前に読むとよさそうな短歌を三人で百首集めてみました。短歌がずらっと並んでいるだけだと少しとっつきにくいかと思ったので、短歌の横にひとつひとつ、解説文、というほどしっかりしたものではないですが、短い文章を添えてみました。 この本を枕元に置いて、毎晩少しずつページをめくって、すやすやと、ぐっすりと、眠りについてもらえたらうれしいです。読者のみなさんが安眠できますように。 (枡野浩一・pha・佐藤文香)
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海のうた
¥2,200
収録歌人一覧 青松輝/我妻俊樹/阿波野巧也/井口可奈/石川美南/石畑由紀子/伊舎堂仁/伊藤紺/伊波真人/井上法子/上坂あゆ美/牛隆佑/内山晶太/宇都宮敦/上澄眠/江戸雪/大前粟生/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡野大嗣/岡本真帆/奥村晃作/笠木拓/加藤千恵/門脇篤史/川野芽生/川村有史/北山あさひ/絹川柊佳/木下龍也/工藤吉生/くどうれいん/郡司和斗/小島なお/五島諭/紺屋小町/榊原紘/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐々木朔/佐藤弓生/柴田葵/鈴木ジェロニモ/鈴木ちはね/鈴木晴香/染野太朗/多賀盛剛/高柳蕗子/立花開/田中有芽子/田中槐/谷川電話/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/辻聡之/手塚美楽/堂園昌彦/土岐友浩/戸田響子/鳥さんの瞼/toron*/永井亘/仲西森奈/中村森/中山俊一/錦見映理子/野口あや子/長谷川麟/はだし/初谷むい/服部真里子/早坂類/東直子/平岡直子/pha/藤本玲未/フラワーしげる/穂村弘/本多真弓/正岡豊/枡野浩一/丸山るい/三上春海/光森裕樹/望月裕二郎/盛田志保子/柳原恵津子/山崎聡子/山下翔/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/吉岡太朗/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名) 編集 左右社編集部 定価 2,200 円(税込) 刊行日 2024年06月28日 判型/ページ数 B6判変形 上製 136ページ ISBN 978-4-86528-419-5 Cコード C0092 装幀・装画 装幀/脇田あすか 同時代の歌人100人がうたった 100首の〈海〉の短歌アンソロジー 海に来れば海の向こうに恋人がいるようにみな海をみている――五島諭 どこから開いても〈海〉がひろがる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 あかるい海、くらい海、まぶしい海、やさしい海、こわい海、はげしい海、さみしい海……100人の歌人がうたった、わたしだけの海のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。
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月のうた
¥2,200
発行 左右社 定価 2,200 円(税込) 刊行日 2024年08月30日 判型/ページ数 B6判変形 上製 136ページ ISBN 978-4-86528-427-0 Cコード C0092 重版情報 2 装幀・装画 装幀/脇田あすか 同時代の歌人100人がうたった 100首の〈月〉の短歌アンソロジー 月を見つけて月いいよねと君が言う ぼくはこっちだからじゃあまたね――永井祐 どこから開いても〈月〉がみつかる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 夜をみあげれば、ほそい月、まるい月、あかるい月、みえない月、おおきな月、とおい月、つめたい月、もえる月……うつろう月のもとに100人の歌人がうたった、わたしだけの月のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 相川弘道/相田奈緒/我妻俊樹/左沢森/阿波野巧也/石井僚一/石川美南/伊藤紺/井上法子/今橋愛/魚村晋太郎/内山晶太/宇都宮敦/上澄眠/逢坂みずき/大滝和子/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/椛沢知世/川島結佳子/川野芽生/川村有史/北山あさひ/絹川柊佳/木下龍也/鯨井可菜子/くどうれいん/黒瀬珂瀾/郡司和斗/小島なお/小島ゆかり/斉藤斎藤/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹公人/佐藤弓生/柴田瞳/嶋稟太郎/鈴木加成太/鈴木晴香/鈴木美紀子/瀬口真司/平英之/竹中優子/谷川由里子/田村穂隆/俵万智/千種創一/寺井奈緒美/堂園昌彦/toron*/永井祐/中澤系/永田和宏/仲田有里/中村森/錦見映理子/野村日魚子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/花山周子/濱松哲朗/早坂類/東直子/兵庫ユカ/平出奔/平岡直子/廣野翔一/藤本玲未/フラワーしげる/穂村弘/堀静香/本多真弓/前田康子/枡野浩一/松野志保/松村正直/丸山るい/水原紫苑/三田三郎/光森裕樹/虫武一俊/睦月都/村上きわみ/盛田志保子/安田茜/藪内亮輔/山川藍/山木礼子/山崎聡子/山階基/山田航/雪舟えま/吉岡太朗/脇川飛鳥 (あいうえお順・敬称略、全100名)
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これより先には入れません|谷川俊太郎/木下龍也
¥1,650
SOLD OUT
リトルプレス 仕様:B6変型/並製/134頁 価格:1,650円(1,500円+税) 販売会社:ナナロク社 谷川俊太郎と木下龍也の書き下ろしの共著。 詩人ふたりが数行の短い詩を交互に書きつぎ、ひとつの作品をつくる詩の形式「対詩」。本書では、詩と短歌による延べ40回にわたるやりとりをおさめました。巻末では、木下さんによる「ひとり感想戦」を収録。その時々の感情まで知ることができます。 * * * 僕にとって『これより先には入れません』は一対一の戦いでした。どの場面にも技術+勘+運+奇跡が必要でした。圧倒的な才能+経験値を前にして何ができたのか、できなかったのか。ぜひ本書でご覧ください。(木下龍也) 【著者プロフィール】 谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう) 1931年東京生まれ。詩人。 木下龍也(きのした・たつや) 1988年山口生まれ。歌人。
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荻窪メリーゴーランド|木下龍也/鈴木晴香
¥2,200
発行 太田出版 判型 四六判 ページ数 208ページ ISBNコード 9784778318864 木下龍也と鈴木晴香が挑む、現代短歌の新境地。 言葉の魔術師たちが紡ぎ出す虚構のラブストーリー。 ふたりが演じる彼らは誰なのか。どこにいるのか。 そしてどんな結末を迎えるのか。 目撃せよ。 過去の「恋」をしなかったことにはできなくて、 それを「なくて」もよかったと思えるほど、僕は強くない。 ――木下龍也 美しさと逞しさ、正常と狂気がメリーゴーランドのように、 回転灯のように、走馬灯のように回転し続ける世界。 ほんとうの恐ろしさは、それが終わらないことにあるのかもしれません。 ――鈴木晴香
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生活記録|三輪亮介
¥1,600
SOLD OUT
リトルプレス B6判、312ページ 三輪亮介さんによる、生活とポップカルチャーの日記。2015 年から 2019 年、4年間の記録。 ”満員電車で『生活記録』を読みました。 僕は以前、三輪さんに「満員電車で本を読んでいる奴はくそばか」みたいなことを言いましたが、その奴に僕はなりました。この光景を三輪さんが見ていたらまずいなと思いましたが『生活記録』だから許してくれるかもしれないなとも思いました。” 木下龍也さん(歌人) 三輪亮介 1994年生まれ。はてなブログにて日記を書き、本にしている。 これまでに本屋 lighthouse 刊行『灯台より』増刊号 vol.1 にエッセイ、『ねむらない樹』vol.6(書誌侃々房)にコラムを寄稿。
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第二回 あたらしい歌集選考会の記録
¥1,100
SOLD OUT
発行 ナナロク社 定価:1000円+税 仕様:B6サイズ、並製 頁数:174頁 ※限定1000部 二回目の開催となる公募企画「第二回 あたらしい歌集選考会」の結果を収録しました。 選考会の結果報告となる本書では、選出された2名の歌人による各100首の短歌と、それぞれの選者である、木下龍也と岡野大嗣による選出理由を収録しました。また、木下・岡野両名による十人十首選として、応募作から歌人十名と各十首を掲載しました。選考会の記録として作成した簡素なものですが、掲載作品の力とそれを推しだす熱に溢れた一冊です。 目次 ・多賀盛剛 100首(木下龍也 選出) ・くろだたけし100首(岡野大嗣 選出) ・選出理由(木下龍也、岡野大嗣) ・木下龍也による十人十首選 ・岡野大嗣による十人十首選
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短歌ムック ねむらない樹 vol.10
¥1,650
SOLD OUT
発行 書肆侃侃房 A5、並製、272ページ 定価:本体1,500円+税 ISBN978-4-86385-562-5 C0492 装幀:成原亜美 装画:東直子 ねむらないただ一本の樹となってあなたのワンピースに実を落とす(笹井宏之) 特集=第5回笹井宏之賞発表/15年目の笹井宏之 【特集1 第5回笹井宏之賞発表】 ◎大賞 左沢森「似た気持ち」、瀬口真司「パーチ」 ◎大森静佳賞 中村育「風は吹く、無数の朝」 ◎染野太朗賞 手取川由紀「羽化のメソッド」 ◎永井祐賞 野川りく「遡上 あるいは三人の女」 ◎野口あや子賞 八重樫拓也「晩年」 ◎Moment Joon賞 橙田千尋「Liminal」 ◎選考座談会 大森静佳×染野太朗×永井祐×野口あや子×Moment Joon 最終選考候補作 【特集2 15年目の笹井宏之】 第一歌集『ひとさらい』が2008年に刊行されてから15年。彗星のように短歌の世界に登場し、26歳で生涯を終えた歌人笹井宏之。作歌期間は4年半しかなかったが、その間に数々のみずみずしい歌を遺した。没後10年となる2019年には笹井宏之賞が創設され、短歌の登竜門となっている。10号の節目にいま一度彼の足跡を追う、全130ページの大特集。 ◎座談会「笹井宏之という歌人の自由さとは何だったのか」 穂村弘×東直子×土岐友浩 ◎インタビュー 筒井孝司・和子 「音楽と短歌、そして仲間に支えられた日々」 ◎論考 瀬戸夏子「名づけられないままに象徴となってしまうこと」 山田航「ゼロ年代文化の中の笹井宏之」 江戸雪「はっさくになりなさい──『ひとさらい』再読」 ◎エッセイ 宇都宮敦「「ちかく」の〈やかん〉と「とおく」の〈公務〉」 伊藤一彦「笹井さんと言葉」 荻原裕幸「ひろゆきの名を」 吉川宏志「『ひとさらい』評釈の試み」 斉藤斎藤「俺の勝手」 しんくわ「碗琴」 生田亜々子「純粋ファンです」 今泉洋子「笹井宏之さんとの思い出を辿って」 森戸孝子「あなたへ伝えたいこと、そしてつないでほしいこと」 平原奈央子「内なる宇宙と現実の汽水域」 須藤歩実「笹井宏之と彼を支えた仲間たち」 森山希代子「ふるさと、家族の懐に育まれて」 ◎アンケート 私の好きな三首 笹公人「40歳の笹井宏之」 戸田響子「渇望の記憶」 伊舎堂仁「むだづかい」 橋爪志保「ぜいたくな力」 水野葵以「雨と月とワームホール」 笹川諒「言葉の世界による救済」 ◎未発表作品 短歌50首(加藤治郎選) 詩12篇(「ぽろぽろ」「どこかの交差点で」「オレンジ」「眠れない夜」「祈り」「夢見る雨上がり」「しるし」「こんな世界でも」「言葉を書こう」「まぶた」「夢」「羽化」) 俳句/川柳20句(編集部選) エッセイ「ことばは雨のようだ」「夏の匂い」 小説「水葬の街」 ◎詩 筒井孝徳「長い沈黙」 【特集3 2022年の収穫アンケート】 水原紫苑 枡野浩一 千葉聡 藪内亮輔 石川美南 尾崎まゆみ 松村正直 【作品20首】 toron*「エンドユーザー」 木下侑介「ヘッドホン・トラックス」 佐々木朔「Rain rader」 帷子つらね「cue (all about a fiction)」 田村穂隆「玉眼」 佐藤弓生「ささがにの」 魚村晋太郎「天職」 奥田亡羊「俗武者」 石井僚一「○」 【巻頭表現】 大白小蟹 【特別掲載】 涌田悠「生まれ続ける未知のよろこび──『千年とハッ』創作レポート」 金子冬実「しずくひとつ、取りさった幸福──葛原妙子の文箱から」 【書評】 山下翔「変われないもの」……『寂しさでしか殺せない最強のうさぎ』(山田航) 山崎聡子「恍惚として、うたを」……『山中智恵子歌集』(水原紫苑編) 渡辺松男「カテゴライズからの自由」……『ヘクタール』(大森静佳) 奥村知世「美と不穏」……『ゴダールの悪夢』(尾崎まゆみ) 千葉聡「驚かされました」……『海辺のローラーコースター』(加藤治郎) 井上法子「わたしたちのまわりは、」……『オールアラウンドユー』(木下龍也) 小野田光「言葉にする静かな楽しさ」……『うすがみの銀河』(鈴木加成太) 久石ソナ「映画のような日常を暮らす」……『永遠よりも少し短い日常』(荻原裕幸) 黒瀬珂瀾「忘れものというたまもの。」……『岡井隆の忘れもの』(岡井隆) 西村曜「適当な距離」……『アップライト』(鯨井可菜子) 大井学「謎と問い」……『memorabilia/drift』(中島裕介) 虫武一俊「人生という瞬間」……『weathercocks』(廣野翔一) 【歌人の一週間】 伊豆みつ 手塚美楽 廣野翔一 谷川電話 【忘れがたい歌人・歌書】 林和清「四倍(クアドラプル)になる世界」 【文鳥は一本脚で夢をみる⑩】 梅﨑実奈「いにしえを背負う者」 【ねむらない短歌時評⑩】 寺井龍哉「時にはむかしの話を」 【短歌に近づく⑤】 細馬宏通「ひらかなの激情」 【読者投稿欄】 選者=内山晶太、花山周子 (テーマ:「電」もしくは自由)
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USO2
¥1,320
● ステッカー付き 発行 rn press 文庫サイズ 極めて私的な文芸誌、好評につき第2弾発売! USO うそ 2 特集YOU あなたが抱えている 哀しくて みっともなくて 可笑しな嘘を ひとつだけ 教えてくれませんか。 執筆陣: エッセイ: いとうひでみ 北尾修一 木下龍也 今日マチ子 小谷知也 年吉聡太 矢代真也 若林恵 小説: 辻山良雄 野口理恵 漫画: 安永知澄 岡藤真依 北村みなみ 写真: 濵本 奏 ● USO シリーズ https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=uso+シリーズ
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オールアラウンドユー|木下龍也
¥1,980
SOLD OUT
表紙色はランダムでのお送りとなります サイン本ではありません 発行 ナナロク社 定価:1,980円(税込) 判型:四六変形 144頁 装丁:名久井直子 ISBN:978-4-86732-016-7 C0092 刊行:2022年10月 第2歌集から6年、待望の第3歌集を刊行します。 この間の歌200首と本書のために書き下ろした100首、 合計300首から約120首に厳選して一冊としました。 ● 造本について 装丁は『あなたのための短歌集』に続き、名久井直子さんです。 本書は布貼りの上製本で「墨田織」という布を使用しています。 初版では墨田織の色味の異なる5種類を使用しています。 初版分を揃えるためには1色分の布では足りず、 複数の色が必要とわかり、特にお気にいりの5色を本にできました。 短歌の味わいが異なるように、手にした色の本との出会いも、 読者に楽しんでいただけたら幸いです。 ※布色はご指定いただけません。 ● 挿み込みについて 本書のために詩人の谷川俊太郎さんと対談を行いました。 その様子をリーフレットにして挿み込みました。 2022年9月の谷川さん宅での詩人と歌人のお話です。 ● 書籍(仕上がり)サイズ 概算 寸法:横112mm×縦176mm×厚み14mm 重さ:180グラム ● 収録歌より10首 詩の神に所在を問えばねむそうに答えるAll around you 昔より優しくなった死にたさに「どうしたんだ?」と問いかける夜 生きてみることが答えになるような問いを抱えて生きていこうね ねむれないおまえのためにできるのは灯りをひとつひとつ消すこと 波ひとつひとつがぼくのつま先ではるかな旅を終えて崩れる 雪だったころつけられた足跡を忘れられないひとひらの水 はなびらはやさしい地雷 踏むたびに胸のあたりがわずかに痛い 目を上下上下上下と動かして百年前の詩をうすくむく ひっぱってくれるタイプの犬だったときおりぼくにふりむきながら 鈴を手で包んでそっと揺らしたらちいさくにぶいぼくだけの音 ● プロフィール 木下龍也(きのした・たつや) 1988年山口県生まれ。歌人。 歌集に『つむじ風、ここにあります』、 『きみを嫌いな奴はクズだよ』(共に書肆侃侃房)。 小社刊行書籍に、岡野大嗣との共著『玄関の覗き穴から差してくる 光のように生まれたはずだ』、谷川俊太郎と岡野大嗣との共著 『今日は誰にも愛されたかった』、『天才による凡人のための短歌教室』、 『あなたのための短歌集』がある。
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第1回 あたらしい歌集選考会
¥1,100
SOLD OUT
発行 ナナロク社 応募作品掲載:島楓果100首(木下龍也 選出) 応募作品掲載:森口ぽるぽ100首(岡野大嗣 選出) 選出理由:木下龍也、岡野大嗣 価格:税込1100円 仕様:B6サイズ、並製 80頁
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インロック|森口ぽるぽ
¥1,870
発行 ナナロク社 仕様:四六版変形 上製 132頁 装丁:名久井直子 価格:税込1870円 ISBN:978-4-86732-009-9 C0092 発売:2022年1月 ナナロク社主催の短歌作品公募企画「あたらしい歌集選考会」より、 歌人の岡野大嗣と木下龍也がそれぞれ選考した、 あたらしい歌人の第1歌集を2冊同時刊行。 【本書より8首】 青空をさえぎるものが瞼ではないとき距離に手が差し込める こんなにも腹が立つのは気まぐれな彼や彼女が猫じゃないから オレンジの豆電球がとどく場所 小さいこれを昼とは呼べない アメ玉の芯と見立てていた場所をとっくに通り過ぎたちいささ 川底にとどく重さの石をしずかに手放すとゆっくりしずむ まだずっとさきの事だと断って母は蝶々に例えてくれた 事後やがてルーズに粒立つ鳥肌 あたまがなにか理解しだした 行儀よくつむじに汗が湧いていてこの先はゆるやかなスロープ 【選者:岡野大嗣コメント】 この百首を、自分だけが知っているものにできるのならどれだけ贅沢だろう。 けれどもそれは叶わなかった。どうしても世に知らしめたいと思う一首に出会ってしまった。 ● 関連書籍 すべてのものは優しさをもつ|島楓果 https://honnosiori.buyshop.jp/items/58232632 岡野大嗣関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=岡野大嗣 木下龍也関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=木下龍也
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●サイン本 すべてのものは優しさをもつ|島楓果
¥1,870
SOLD OUT
発行 ナナロク社 仕様:B6版変形 上製 160頁 装丁:名久井直子 価格:税込1870円 ISBN:978-4-86732-008-2 C0092 発売:2022年1月 ナナロク社主催の短歌作品公募企画「あたらしい歌集選考会」より、 歌人の岡野大嗣と木下龍也がそれぞれ選考した、 あたらしい歌人の第1歌集を2冊同時刊行。 【本書より8首】 春のパンまつりのシールがキッチンの片隅で二度目の春を知る まばたきの音はわたしの始まりの音であり終わりの音でもある わたしには目は二つしかないけれどわたしを見る眼は数えられない 優しさをもってすべてに接すればすべてのものは優しさをもつ 生きたいと思えるようになるまでは生きると決めて膨らます肺 覗き込み今日の残りを探すとき夜の中にも夕暮れはある したいことだけして生きるしたいこと特にはなくて息をしている 夜と朝かき混ぜながら上下するまつ毛の影が生まれ始める 【選者:木下龍也コメント】 没入するほど深く見つめて、すべてのものに秘められた優しさを暴く。 あなたほど優しい天才に僕は出会ったことがない。 ● 関連書籍 インロック|森口ぽるぽ https://honnosiori.buyshop.jp/items/58232677 岡野大嗣関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=岡野大嗣 木下龍也関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=木下龍也
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あなたのための短歌集|木下龍也
¥1,870
発行 ナナロク社 装丁:名久井直子 四六判 224ページ 定価 1,700円+税 歌人・木下龍也さんが「お題」を受けて作歌する、短歌の個人販売プロジェクトが一冊の本になりました。 これまで作歌した700首の中から「100題100首」を収めています。 歌人がひとりの想い(お題)と向き合うことで生まれた短歌が詰まった歌集です。 【掲載予定のお題と短歌よりご紹介】 (お題)長い間、片想いしていた相手がいます。もう前に進もうと決めました。背中を押してくれる短歌をください。 (短歌)ふりむけば君しかいない夜のバスだから私はここで降りるね (お題)私は梅雨の時期に生まれました。雨が好きで、雨の短歌を詠んでいただきたいです。 (短歌)部屋にいる以外をしない雨の日の炎のようなあなたの寝癖 (お題)最近ずっともやもやとした悩みを抱えています。励みとなる短歌をください。 (短歌)いつからか頭のなかで飼っている悩みがついにお手を覚えた (お題)まっすぐ生きたい。それだけを願っているのに、中々そうできません。まっすぐに生きられる短歌をお願いします。 (短歌)「まっすぐ」の文字のどれもが持っているカーブが日々にあったっていい (出版社商品ページより)
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きみを嫌いな奴はクズだよ|木下龍也
¥2,090
出版 書肆侃侃房 四六判変形、並製、144ページ 定価:本体1,900円+税 ISBN978-4-86385-222-8 C0092 装幀 佐々木 俊 (出版社商品ページより)
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つむじ風、ここにあります|木下龍也
¥1,870
出版:書肆侃侃房 監修:東 直子 四六、並製、144ページ 定価:本体1,700円+税 ISBN978-4-86385-111-5 C0092 6刷 装画:清水彩子
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音楽|岡野大嗣
¥1,980
●初版の背の色は水色、二刷は黄色、三刷は白色です。色は選べません。 発行 ナナロク社 装丁:佐々木暁 価格: 1800円+税 仕様:上製 B6変形 ISBN:978-4-86732-007-5 発売:2021年12月 音楽は水だと思っているひとに教えてもらう美しい水 (収録歌より) 岡野大嗣さんの2年ぶりとなる歌集。 収録歌は300首を超えますが、ボリュームを感じるよりも、 読後感は、自分だけの名曲にふれたような高揚感に満ちています。 (出版社紹介より) ● 関連書籍 今日は誰にも愛されたかった|谷川俊太郎・岡野大嗣・木下龍也 https://honnosiori.buyshop.jp/items/39025242 新短歌教室の歌集 1 https://honnosiori.buyshop.jp/items/43420040 玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ|木下龍也・岡野大嗣 https://honnosiori.buyshop.jp/items/39025718 たやすみなさい|岡野大嗣 https://honnosiori.buyshop.jp/items/50483746 黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える https://honnosiori.buyshop.jp/items/43827950
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サイレンと犀|岡野大嗣
¥1,870
新鋭短歌シリーズ16 発行 書肆侃侃房 監修:東 直子 四六、並製、144ページ 定価:本体1,700円+税 ISBN978-4-86385-166-5 C0092 装画:安福 望 装丁:駒井和彬 死にたいが、生きたい 同じ命をみても、言葉にせざるをえない。忘れないために。 (長谷川健一 シンガーソングライター) 本音の祈り 書かずにいられなかった"今"が、鼓動を打ちはじめる。 (東 直子) 【著者プロフィール】 1980年大阪生まれ。2011 年に短歌を始める。まもなく木下龍也の作品に出会い、刺激を受けて作歌を続ける。2012 年、結成当日解散型不定形ユニット「何らかの歌詠みたち」を始動、短歌朗読をしたり作品集をつくる。2013年、田中ましろの企画・制作による「短歌男子」に参加。2014年、連作『選択と削除』で第57回短歌研究新人賞次席。 【5首】 もういやだ死にたい そしてほとぼりが冷めたあたりで生き返りたい ともだちはみんな雑巾ぼくだけが父の肌着で窓を拭いてる 河川敷が朝にまみれてその朝が電車の中の僕にまで来る そうだとは知らずに乗った地下鉄が外へ出てゆく瞬間がすき つよすぎる西日を浴びてポケットというポケットに鍵を探す手 新鋭短歌シリーズ 今、若い歌人たちは、どこにいるのだろう。どんな歌が詠まれているのだろう。今、実に多くの若者が現代短歌に集まっている。同人誌、学生短歌、さらにはTwitterまで短歌の場は、爆発的に広がっている。文学フリマのブースには、若者が溢れている。そればかりではない。伝統的な短歌結社も動き始めている。現代短歌は実におもしろい。表現の現在がここにある。「新鋭短歌シリーズ」は、今を詠う歌人のエッセンスを届ける。 http://www.shintanka.com/shin-ei/ ● 岡野大嗣 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=岡野大嗣
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新短歌教室の歌集 1
¥1,760
SOLD OUT
監修:岡野大嗣、木下龍也 装丁:名久井直子 刊行:ナナロク社 発売:2021年5月上旬 限定2000部 定価:1,600円+税 判型:B6変形 角背上製 200頁 ISBN:978-4-86732-003-7 C0092 歌人の岡野大嗣と木下龍也による「新短歌教室」から、一冊の「歌集」が生まれました。装丁は名久井直子さん。水色の紙クロスに銀の箔押しが光ります。60名の歌人による360首と、ふたりの講師による一首評120本を収録。歌人の輝きを凝縮させた、この世界に2000部のみの歌集です。 造本上の特徴について: 全面を一度に箔押しするためと、そもそも表紙の紙に凹凸があることで、写真(書籍写真のいちばん最後です)のように箔に穴のように欠ける箇所がどうしても生まれます。図柄のモチーフは5角形と7角形の鉱物なので、用紙は変えず、自然な傷としてデザイン上でも意図的に残しております。 (ナナロク社商品ページより)
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玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ|木下龍也・岡野大嗣
¥1,540
ナナロク社 著者:木下達也 岡野大嗣 挿込小説:舞城王太郎 装画写真:森栄喜 装丁:大島依提亜 判型:B6判変形 上製 136ページ 定価:1400円+税 発刊:2017年12月 ISBN:978-4-904292-77-8 C0092 新世代歌人による新時代歌集が誕生しました。 男子高校生ふたりの視点で紡がれた、七月一日から七夕までの七日間の物語歌集。 ひとつひとつの歌は物語の断片を彩りながら、その強い光を放っている。 日常から徐々に滲みだす青春の濁りを、新鋭歌人ふたりによる217首の歌が描きだします。 ふたりがむかえる七日間の結末とは。本書をぜひ開いてください。 (ナナロク社商品ページより)
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今日は誰にも愛されたかった|谷川俊太郎・岡野大嗣・木下龍也
¥1,320
ナナロク社 定価:1200円+税 仕様:144ページ、B6変型 装丁:寄藤文平 ISBN:978-4-904292-91-4 C0095 国民的詩人と注目の歌人2人による「連詩」と、師弟のようなクラスメートのような3人の「お話」を収録しました。今まであまり詩集や歌集を手にしたことのない方にも楽しんで読んでいただける一冊です。 【本書について】 この本は詩と短歌による連詩と、詩人と歌人のお話を記録した一冊です。「連詩」は、春のマンションの一室から始まる36篇を4か月かけて共作。「お話」は、その36篇ひとつひとつを本人たちがどのような心境で書いたかを語りあういわば創作の「感想戦」。読みあいと読み違い、お互いへの評などなど、感情と技術、笑いとスリルが交わります。 【連詩とは】 詩人同士が、詩を順々に読みあいひとつの作品を合作する創作の形式です。今回は、詩人と歌人が紡ぐ、詩と短歌による「連詩」。歌人側は2人が交代しながら受け、具体的には、次の順で行いました。 岡野大嗣(歌人)→谷川俊太郎(詩人)→木下龍也(歌人)→谷川俊太郎 →岡野大嗣 →谷川俊太郎 →木下龍也 →谷川俊太郎 →岡野大嗣……と、これを36番目までつづけ、ひとつの連詩としての作品をつくります。 (ナナロク社商品ページより)
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天才による凡人のための短歌教室|木下龍也
¥1,320
SOLD OUT
ナナロク社 著者:木下龍也 定価:1200円+税 仕様:160ページ、B6変型 装丁:寄藤文平 ISBN:978-4-904292-99-0 C0095 「最高の一首をつくるのは僕ではない。 この本を開いたあなただ。 あなたという短歌の天才が 目の前に立ちはだかる日を、 僕に参りましたと言わせてくれる日を、 僕は待っている。」 木下龍也が創作のすべてを伝える短歌教室。開催すれば毎回満席となるこの講義が大幅な加筆と書き下ろしを加え一冊になりました。短歌をつくる技術はもちろん、アイデアの発想法、歌人としての生き方、短歌とお金などなど、、、短歌って何ですか? という方から楽しめる新たな「文章読本」の登場です。 (ナナロク社商品ページより)