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open 12-19|水木定休
2 sat. - 4 mon. 出店|大阪β本町橋※元町店舗は休
5 tue. 臨時休業
6 wed. 営業/店内ライブ|細井徳太郎/山内弘太/千葉広樹
9 sat. 店内ライブ|藤井邦博/ゑでぃまぁこん
16 sat. 店内ライブ|畑下マユ/潮田雄一
29 fri. 店内イベント|姜アンリ朗読会
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どんなふう|サミュエル・ベケット
¥3,520
翻訳 宇野邦一 発行 河出書房新社 単行本 46 ● 242ページ ISBN:978-4-309-20867-1 ● Cコード:0097 発売日:2022.10.26 ピムと出会うまえ/ピムといっしょのとき/ピムと別れたあと。物語を徹底的に解体し、声=言葉自体が生をもつ詩的宇宙を完成させた究極の試み。ノーベル賞作家の最高傑作を最高の新訳で。
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増補 本屋になりたい─この島の本を売る|宇田智子
¥836
絵 高野文子 ちくま文庫 836円(税込) Cコード:0100 整理番号:う-45-1 刊行日: 2022/07/07 ページ数:256 ISBN:978-4-480-43829-4 JANコード:9784480438294 「本屋になりたい」の一念で、東京の巨大新刊書店から沖縄の小さな古本屋へ。この島の本を買い取り、並べ、売る。市場の本屋で、本と人の間に立ち、奮闘する毎日を記した元本より7年を経て大幅加筆。牧志公設市場の建替え、新型コロナ感染症の襲来、激動の日々のなか新たにした決意。なりたい「本屋」の姿とは? 宇田智子 1980年神奈川県生まれ。2002年にジュンク堂書店に入社、人文書担当。2009年、那覇店開店に伴い異動。2011年7月に退職し、同年11月11日、那覇市の第一牧志公設市場の向かいに「市場の古本屋ウララ」を開店する。著書に『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』(ボーダーインク)、『市場のことば、本の声』(晶文社)ほか。2014年、第7回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。
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降伏の記録|植本一子
¥1,980
発行 河出書房新社 単行本 46 ● 328ページ ISBN:978-4-309-02620-6 ● Cコード:0095 発売日:2017.10.27 定価1,980円(本体1,800円) 末期癌を患った夫と育っていく子どもたち、そしてときおり届く絶縁したはずの実家からの手紙……移りゆく時間の輝きと研ぎ澄まされる内省の果てに訪れた、破局と救済の記録。 末期癌を患った24歳年上の夫は、手術によって一命をとりとめたが、半年後に転移が見つかった。繰り返される入退院のなかで育っていく子どもたちと、ときおり届く絶縁した実家からの手紙。そしてある日、わたしは夫との間に、決定的な〈すれ違い〉があることに気がついたのだ……。 【目次】 わたしの他者たち 冬 2016年11月〜2017年1月 春 2月〜4月 夏 5月〜7月 降伏の記録 【著者プロフィール】 植本一子(うえもと・いちこ) 1984年、広島県生まれ。2003年、キャノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞し写真家としてのキャリアをスタートさせる。広告、雑誌、CDジャケット、PV等幅広く活動中。著書に『働けECD――わたしの育児混沌記』、『かなわない』、『家族最後の日』、『ホームシック――生活(2〜3人分)』(ECDとの共著)がある。
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さびしさについて|植本一子/滝口悠生
¥902
ちくま文庫 902円(税込) Cコード:0195 整理番号:う-43-2 刊行日: 2024/02/08 ページ数:256 ISBN:978-4-480-43939-0 JANコード:9784480439390 「ひとりだから、できること」ひとりになるのが怖い写真家と、子どもが生まれた小説家による10往復の手紙のやりとり。自主制作本を文庫化。 母のこと、子どものこと、文章を書くこと、社会のこと、戦争のこと、過ぎ去った日々のこと。近所に住む写真家と小説家が、ときに応答しながら、親密な手紙を交わす。気持ちよい正直さと、心地よい逡巡にあふれるやりとりが、いつしか読者の記憶を掘り起こしていく。完売した自主制作本に、あらたな2往復のやりとりを加える。 植本 一子(うえもと・いちこ):1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で荒木経惟より優秀賞を受賞し、写真家としてのキャリアをスタート。2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。主な著作に『かなわない』(タバブックス)、『家族最初の日』(ちくま文庫)など。
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愛は時間がかかる|植本一子
¥1,980
発行 筑摩書房 1,980円(税込) Cコード:0095 刊行日: 2023/04/27 判型:四六変判 ページ数:192 ISBN:978-4-480-81572-9 JANコード:9784480815729 「誰かのつらさに、大きいも小さいもない」3カ月にわたる、トラウマ治療の記録を書く。『かなわない』の著者による、4年ぶりの新刊! 著者 植本 一子(うえもと・いちこ):1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で荒木経惟より優秀賞を受賞し、写真家としてのキャリアをスタート。2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。主な著作に『かなわない』(タバブックス)、『家族最初の日』(ちくま文庫)など。
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君はそれを認めたくないんだろう|山下賢二
¥1,980
発行 トゥーヴァージンズ 発売日:2024/1/26 著者:山下賢二 定価:1,980円(本体1,800円+税) 仕様:四六判/並製/224ページ ISBN:978-4-910352-98-5 京都からホホホ座座長(元ガケ書房店主)が紡ぐ、 見た記憶、考えた詩、書いた散文。 2004年に京都市左京区に車が飛び出た外観の「ガケ書房」を開き、2015年に「ホホホ座」へと改名・移転。その名物店主・山下賢二が本屋創業20年の節目におくる、散文ときどき詩。筆談とジェスチャーで過ごした小学生時代、夢を削るように生きていた二十代、ほっこりという盲目に違和感を溶かす今。誰もが発信者になり受け手にもなる「承認欲求の時代」に、たしかな言葉、信じられるものは一体どこにあるのだろう。近年に発表された単行本未収録のさまざまな散文(エッセイ)と詩を書き下ろしも含めて収録。人間と世の中を、過去と現在を、山下賢二ならではの視点で言葉に刻んだ。 特別冊子「山下賢二のこと」付き(紙の書籍のみ) 寄稿:松本隆、堀部篤史、廣田瑞佳、山下睦乃 本当に説得力のある言葉はやっぱりSNSにはないのではないか。それはもう書き言葉ではなく、対面で人間がとっさに吐いた生身の言葉にこそ真実があるのではないか。その人自身の生き方や基本的な考え方が「出てしまった」言葉。生身の言葉は、書き直しなしの言葉だ。言い換えればそれは、その人のデフォルトの「生活態度」と言えるかもしれない。(本文より)
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いいなアメリカ|ジョンとポール
¥1,430
SOLD OUT
発行 誠光社 イラスト:おおきなお デザイン;水本アキラ 四六判変型 / 84P / ソフトカバー シンプルなようでいて複雑なソングライティング、 シニシズムと背中合わせの優しさ、 ジャーナリスティックなお伽話。 ランディ・ニューマンの歌を、訳し、唄い、解釈したら見えてきた、哀しくも素敵なアメリカ。 当店ウェブサイト「編集室」よりの単行本、「誠光社同時代文庫」の第二弾は、広島在住のミュージシャン、ジョンとポールが、アメリカのシンガーソングライター、映画音楽家、ランディ・ニューマンの楽曲を、訳し、解釈し、歌い、解説したハイブリッドな一冊。著者による、原曲のノリを損なわず日本語に移し替えた抄訳詞に、その背景を綴ったコラムを掲載。各ページにはQRコードを付し、その楽曲をジョンとポールが演奏した動画にリンク可能。歌の意図と背景を知りつつ、日本語詞で自然に耳にすれば、このシニカルな巨人の本当の魅力が身近なものに感じられるはず。 わたしたちの知らないアメリカ文化を、テキストと演奏で体感するこれまでにないコラム集です。 デザインは水本アキラ、イラストはおおきなお。
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わたしのぬいぐるみさん|こやまこいこ
¥1,595
協力 ぬいぐるみ病院 発行 KADOKAWA 定価: 1,595円 (本体1,450円+税) 発売日:2024年01月26日 判型:A5判 ページ数:192 ISBN:9784046823526 大切なぬいぐるみとの思い出が 大人の心をふんわり優しくほぐしてく あなたはぬいぐるみとどんな思い出がありますか? ぬいぐるみと眠る夜は、なぜだか安心して眠れる。ぬいぐるみはいつも静かにわたしの話を聞いて見守ってくれた。代わりのいない大切な存在。 今、この世界でぬいぐるみ持って歩いてる大人が、たくさんいるといいなと思う――。 そんな、たくさん愛されたぬいぐるみたちが集まる「ぬいぐるみ病院」では、ぬいぐるみを大切にする人たちが安心できるよう丁寧に“おなおし”してくれるんだとか。 こやまこいこが全192ページオールカラーで描く“人とぬいぐるみの14の物語”が、 現代社会を生きる大人たちの心をふんわり優しく癒やしていきます。 ★作者メッセージ★ 「(中略) そしてようやく1冊の本となります。長かったようなあっという間だったような。 最初からこの本が存在してそこに向かって描いていったような不思議な感じでもありました。 一生懸命描いて目も使ったので老眼が進みました! ぬいぐるみが好きな方、小さな頃大事にしていたぬいぐるみが居た方に 届くといいなと思っています。」 ―――作者・こやまこいこ ※全文は作者公式サイトやメールマガジンにてお楽しみいただけます! ★制作協力 ぬいぐるみ病院(R)★ 「ぬいぐるみ健康法人もふもふ会 ぬいぐるみ病院(R)」は、ぬいぐるみの患者様を命の存在としてお迎えし、ご家族のお心に寄り添いケアする“ぬいぐるみの病院”。約2万人の症例実績を持ちます。大阪府豊中市が所在地です。
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ね、この素晴らしき世界|花原史樹
¥1,320
発行 KADOKAWA 定価: 1,320円 (本体1,200円+税) 発売日:2024年02月14日 ページ数:208 ISBN:9784047378230 ねこのすべてが愛おしい。キャット・ア・にゃんダフルワールド! ねこを描きつづけて、2222日。 好きに寝て、起きて、仕事の邪魔をされて。 自由でわがままで、でもどこか憎めなくてもっと好きなる。 そんなねこたちの何気ない日常を ゆるくかわいくやさしく描く SNSで人気の花原史樹、初のイラストブック! 描きおろしのイラスト&マンガも多数収録!!
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波打ちぎわの物を探しに|三品輝起
¥1,980
発行 晶文社 四六判並製 244頁 定価:1,980円(本体1,800円) 978-4-7949-7402-0 C0095 〔2024年1月〕 私たちはどうして物を買い、 所有するのだろうか 東京西荻で20年間続く雑貨屋 「Fall」の店主によるエッセイ集 物の売買を巡る状況は刻々と変化している。いままさに波にさらわれんとする物の価値をひとつずつひろいあげる珠玉のエッセイ集。本、アート、工芸、情報、音楽、おしゃれ、サブカル、聖と俗……、ゆらぎ続ける世界のはざまで生きのびる方法をケレン味のない筆致で綴る。 気づけばいま、雑貨界が物の世界を逆に覆いかくしつつある。 ほとんどの物が、いつ雑貨屋に連れていってもはずかしくないすがた、かたち、ふるまいを身につけてしまっていて、むしろ雑貨化していない物こそがマイノリティになっているのだ。だとしたらマジョリティとしての雑貨は、もう「雑」という字を捨てて、ふつうに「物」と呼んだらいいじゃないか──本書より ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【目次】 雑貨屋プレイ 境界 汚部屋はどこへ消えた? 部屋とメディアと私 インターネットの波うちぎわで マイミュージック フランク・ザッパと本屋の石 本を読むひとたち 本を撮るひとたち おしゃれな密室の内と外 顔 デザイン、芸術、クリエイティブ おむかえのあとさき 橋を渡る ◇三品輝起(みしな・てるおき) 1979 年京都府生まれ。愛媛県にて育つ。2005 年より東京の西荻窪で雑貨店「FALL」を経営。著書に『すべての雑貨』(ちくま文庫)、『雑貨の終わり』(新潮社)がある。
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演劇とその分身|アントナン・アルトー
¥990
翻訳 鈴木創士 河出文庫 文庫 ● 256ページ ISBN:978-4-309-46700-9 ● Cコード:0174 発売日:2019.10.08 河出文庫 ア5-4 定価990円(本体900円) 「残酷演劇」を宣言して20世紀演劇を変え、いまだに震源となっている歴史的名著がついに新訳。身体のアナーキーからすべてを問い直し、あらゆる領域に巨大な影響を与えたアルトーの核心をしめす代表作。 著者 アントナン・アルトー (アルトー,A) 1896-1948年。「思考の不可能性」を思考するフランスの詩人。「残酷劇」を提唱する演劇人。西洋からの脱却を必死に試みて、後年、精神病院へと監禁される。激烈な生涯と『演劇とその分身』『ヘリオガバルス』等の著書によって巨大な影響を与え続けている。 鈴木 創士 (スズキ ソウシ) 1954年生まれ。著書に『アントナン・アルトーの帰還』『中島らも烈伝』『魔法使いの弟子』。訳書に『神の裁きと訣別するため』(共訳)『狂人の二つの体制』(共訳)『歓待の書』『ロデーズからの手紙』。
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長い読書|島田潤一郎
¥2,530
発行 みすず書房 判型 四六判 頁数 256頁 定価 2,530円 (本体:2,300円) ISBN 978-4-622-09698-6 Cコード C0095 発行日 2024年4月16日 「本を読みなさい。 ぼくのまわりに、そんなことをいう人はいなかった。」 小説を読みはじめた子ども時代、音楽に夢中でうまく本が読めなかった青年期から、本を作り、仕事と子育てのあいまに毎日の読書を続ける現在まで。 吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」を創業し、文学をこよなく愛する著者が、これまで本と過ごした生活と、いくつかの忘れがたい瞬間について考え、描いた37篇のエッセイ。 本に対する憧れと、こころの疲れ。ようやく薄い文庫本が読めた喜び。小説家から学んだ、長篇を読むコツ。やるせない感情を励ました文体の力。仕事仲間の愛読書に感じた、こころの震え。子育て中に幾度も開いた、大切な本…。 本について語る、あるいは論じるだけではなく、読むひとの時間に寄り添い、振り返ってともに考える、無二の散文集。 「ぼくは学校の帰りや仕事の帰り、本屋や図書館で本を眺め、実際に本を買い、本を読んだあとの自分を想像することで、未来にたいするぼんやりとした広がりを得た。」
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コーヒーにミルクを入れるような愛|くどうれいん
¥1,705
発行 講談社 発売日 2024年04月11日 価格 定価:1,705円(本体1,550円) ISBN 978-4-06-535194-9 判型 四六 ページ数 208ページ ふたり暮らし。書くこと。前を見て進むこと。 日々の手ざわりがあざやかな言葉に変わる。 ロングセラー『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『虎のたましい人魚の涙』『桃を煮るひと』に続く、注目作家の最新エッセイ集。 初出 「群像」連載「日日是目分量」2022年7月号~2024年4月号を改題。「ミルク」「深く蔵す」は書き下ろし。
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町の本屋という物語 定有堂書店の43年|奈良敏行
¥2,420
三砂慶明編 発行 作品社 本体2200円 46判上製 ISBN978-4-86793-013-7 発行 2024.2 鳥取の定有堂書店は、いかにして地域の文化拠点となり、日本中から本好きや書店員が足を運ぶ「聖地」となっていったのか。名店の店主が折に触れつづった言葉から、その軌跡が立ち現れる。〈本の力〉が疑われる今まさに、手に取るべき一冊。 鳥取に根を下ろし、一から自分の仕事を作りあげてきた奈良さんの言葉には、時代と地域を超えた普遍がある。それはとてもシンプルなことで、「本が好き、人が好き」。いつの時代も定有堂書店は本と人とのあいだにあり、そうした素朴なスピリットが、その店を全国から人が集う「聖地」たらしめたのだ。 いま、本の力を疑いはじめた人にこそ読んでほしい。本は、本屋は、これからも大丈夫――そのように思わせてくれる一冊である。 本屋「Title」店主・辻山良雄 人生のあるとき、立身して生きるか、それとも「自分らしく生きるか」の岐路に立つ。でも自分らしく生きるには才能がいる。芸術家なんかそうですよね。私は本が好きなだけで才能もない。でも好きな本からは遠ざかりたくない。そんな時、「本を商う」という選択肢があったことがとてもうれしい。 「小さな商い」はとてもビューティフルなものだ。ここが始まりで、ここが終わりという性質の、ささやかだが至福の場所なのだ。(本書「本屋の学校」より) 【著者・編者略歴】 奈良敏行(なら・としゆき)1948年生まれ。1972年早稲田大学第一文学部卒。1980年鳥取にて、定有堂書店を開業。共著書に、『街の本屋はねむらない』(アルメディア)、三砂慶明編『本屋という仕事』(世界思想社)など。 三砂慶明(みさご・よしあき)1982年生まれ。「読書室」主宰。株式会社工作社などを経て、梅田 蔦屋書店の立ち上げから参加。著書に『千年の読書』(誠文堂新光社)、編著書に『本屋という仕事』がある。
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小さな機械|東ひかり
¥900
SOLD OUT
リトルプレス 2024年3月 文庫判 70ページ 18篇の小さなエッセイ集。 多分、これが初恋だと思う。あまりにも大切だったので、私が何らかの関係をすることが間違っているように思えて、好意を伝えようとも会ってみたいとも思い至らなかった。 (「普通の恋」より)
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Girl with short cut, about 20 years old, staring at us.|東ひかり
¥900
リトルプレス 2023年9月3日刊行 文庫版 2019年から2022年までの日曜日の日記とドローイングをまとめたZINE。
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ごはん味噌汁卵焼き−早乙女ぐりこ朝食日記−|早乙女ぐりこ
¥880
SOLD OUT
リトルプレス A5 76ページ 2022/11/20(日)発行 家事大嫌い、酒大好き、自他ともに認めるずぼら人間の著者が、コロナ感染をきっかけに朝食&弁当作りに目覚めた?! 火傷したり、塩と片栗粉を間違えてテンパったりしながらも、台所に立ち、食と向き合った日々の記録。 『ごはん味噌汁卵焼き-早乙女ぐりこ朝食日記-』 ここ数年間、私はせっせと居酒屋や喫茶店に通い、一人酒やルーロー飯についての本を作ったり、喫茶店で写真を撮ってツイートしたりしてきた。自炊や健康的な食生活にあまり縁がなかったけれど、今、私は人生で初めて、朝ごはんについて本気出して考えてみている。とりあえず2022年9月の一カ月間と決めて、毎日自分が作った朝ごはんの写真を撮り、普段noteで公開している日記と別に朝ごはんについて記録し始めた。 とはいっても、ずぼらで適当な人間が語る朝ごはんについての本なので、栄養満点のオリジナルレシピを紹介したり、煮干しから出汁取ったりすることはありません。約束します。そして「朝食を制する者は一日を制す!!」みたいな意識高いフレーズも絶対に出てこないので、安心してお読みいただけたらと思います。 (「はじめに」より)
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東京一人酒日記2〜未知との遭遇編〜|早乙女ぐりこ
¥880
リトルプレス A5 54ページ 2021/5/16(日)発行 新しい酒飲み様式 「酒の多い人生を送ってきた。正確には、酒のせいで恥の多い人生を送ってきた。」 上の二文は、この本の前身にあたる『東京一人酒日記~丸の内SAKEスティック編~』の「はじめに」冒頭の一節である。私がこの文を書いたのは、今からおよそ二年前、二〇一九年の春先のことだった。それから一年も経たないうちに、私たち酒飲み(と一括りにしてしまっていいのかわからないが)の飲酒生活は大きく変わった。 感染症の流行。緊急事態宣言の発令。飲食店の営業時間短縮要請。私の勤務先も昨年五月・六月はテレワークに切り替わり、その後通常出勤に戻ってからも、それまで頻繁に行われていたイベント打ち上げや部署ごとの飲み会が再開されることはなかった。 仕事関連だけでなく、仲間うちの大勢の飲み会も行われることがなくなった。ごく親しい人と食事や飲みに行っても、あっという間にラストオーダーの時間が来て、二軒目に向かうこともできない。 ◯ 宅トレ食事制限からの喫茶店ブーム 飲み会が激減したことで、それまで飲み歩いていた夜の時間と交際費がぽっかり浮いた。一時は毎日ひたすら柿の種を食べてビールやウイスキーを飲んでいた。その後、感染症流行の影響でイベントがなくなり廃棄寸前となった食材のお取り寄せにはまった。さらにその後、運動不足と増加する体重を憂い、YouTubeに大量にあふれた宅トレ動画を見ながら体を鍛えるようになった。新しいことにすぐのめりこむのは私の癖で、筋トレガチ勢として食事管理も始め、飲酒も控えるようになった。 緊急事態宣言が明け、外出への抵抗感も少しずつ薄れてきた頃、今度は神保町界隈のエリアの純喫茶めぐりにはまった。外食産業が感染症流行の諸悪の根源のように報道されていたけれど、個人経営の喫茶店で一人静かに読書や執筆をしながらコーヒーを楽しむ分には、感染リスクはそれほど高くないように思われた。そして、一人で喫茶店で過ごすのも、一人で居酒屋で過ごすのもそれほど違いがないのではないかと思い始めた。もちろん長居をしたり居合わせた客と接触したり深酒して周囲に迷惑をかけたりしなければの話だが……(自分はそういうことをしないときっぱり言い切れないのがこわい)。 ◯ 今こそ一人酒だ! 飲み会もなく、会いたい人にも会えず、海外旅行にも行けないまま二〇二〇年が終わろうとしていた。マスクや手指消毒もいつの間にか習慣化し、感染者数の増減のニュースにも何も感じなくなっていた。近隣の個人経営の飲食店は次々に閉店し、空いた居抜き物件はいつまでも埋まる気配がなかった。近所にテイクアウト専門店とウーバーイーツ対応店だけが増えていった。 二〇二〇年の大みそか、サウナ―の聖地・草加健康センターを久々に訪れた私は、一年の締めサウナを決めて、食堂で一人餃子とビールで乾杯しながら、考えた。今こそ一人酒なんじゃないか。 酒飲みの、酒飲みにしか通用しない、酒飲みたいが故の言い訳かもしれない。それでも、「今こそ一人酒だ!」と強く思った。感染症のクラスターを発生させるリスクは抑えなければならない。けれど、外食や飲酒の全てを諦める必要はないし、個人経営の店が街から次々に消えていくのを、ただ指をくわえて見ていたくない。いくら筋トレと食事管理で身体がくなっても、楽しみがなくて心がどんより重いままでは意味がない。あたりまえにあったはずの日常が縮減し、あらゆる楽しみが手の届かないものになってしまった今、食と酒の喜びを自分の手に取り戻したいと、そう思った。大勢の飲み会は難しくても、感染リスクを抑えつつ一人で外食し、食や酒を楽しむことは不可能ではないはずだ。 ◯ 未知との遭遇を求める かつて、外食や飲酒が日常だった頃には、とにかく酔うまで酒が飲めればいい、自宅では食べられない手の込んだ料理ががっつり食べられればいいと思っていた。けれど、感染症が流行してから、一回一回の食事を大切にするようになった。そのときの自分が食べたいものをじっくりと考え、念入りに店の下調べをするようになった(営業時間や営業日の変更が多かったからというのもあるが)し、大手チェーン店にふらっと入ることもなくなった。 感染症が流行してから、書店ではガイドブックや旅行記の売れ行きが非常によかったという。外出や旅行がままならないなかで、誰もがまだ見ぬものや非日常の体験に恋い焦がれていたのだろうと思う。海外旅行どころか東京都の外にもなかなか出られない、飲み屋やそれ以外のイベントで人と知り合ったりする機会もない、そんな生活の中で、私もまた未知との遭遇を求めていた。一人酒を通して、自分がまだ知らないものに出会いたかった。そして、そのとき自分が何を感じるのか知りたかった。 ◯ 一人酒に花丸 「父と正反対の人と結婚して離婚してから、『この人となら結婚してうまくやれるかもしれない』と思う相手はみんなどことなく父に似ている。」 (『東京一人酒日記~丸の内SAKEスティック編』より) この本では、語り手の「私」がバツイチのアラサー独身女性であるという属性が度々強調されている。語り手の「私」は度々人間関係や仕事に悩み、それを言い訳に酒を飲みに行く。 あれこれ悩み、言い訳したくなる「私」の気持ちはよくわかる。だけど、一人で酒を飲むことに言い訳なんかしなくていい、と今の私は思う。コロナ禍にあっても営業を続けてくれているお店があって、その店に行きたいと思う私がいる。一人酒の理由なんてそれで充分だ。 「私はいつも、酒を飲みながら自分の人生の選択の答え合わせをしている。」 (『東京一人酒日記~丸の内SAKEスティック編』より) 飲みながら人生の選択の答え合わせをする? 何言っているんだ。今日という日に元気で楽しく酒が飲めるだけで人生花丸じゃないか、正しいも間違いもない……今は本気でそう思っている。一人酒を楽しむことができるのは奇跡みたいなことで、言い換えれば、それがいつ不可能になってもおかしくない世の中になってしまった。 ◯ 今回の企画三原則 前号の一人酒には、飲みに行く理由(言い訳)はあっても目的はなかった。しかし今回の企画では、語り手の「私」に飲まなきゃやっていられない事情なんて一つもない。その代わりに、「未知との遭遇」という漠然としたテーマがある。そして、本当にささやかだけれど、個人経営の飲食店の支援をしたいという目的がある。 また、私は本当に味覚の解像度が低くて、noteで更新している日々の日記にも「おいしかった」とか「見た目が美しい」としか書けないことが多いのだが、今回の本の執筆を通してそんな自分自身を変えられたらいいなと思っている。エントリーシートを書いているうちに志望理由が固まってくるように、食レポめいたものを書いているうちにだんだん上手に書けるようになるかもしれない。 というわけで今作の企画三原則は、 ①長居しない(店のはしごもしない) ※感染症対策 ②未知との遭遇をおそれない ※個人的テーマ ③食レポをあきらめない ※個人的目標 である。前号もお読みくださっている方は、ぜひ、前回の企画三原則と比べてみてほしい。 もちろん今作は、前号『東京一人酒日記~丸の内SAKEスティック編』やその他の私の日記・エッセイ等を読んでいなくても全く問題ない、独立した内容になっているので、私の本を初めて手に取ってくださる方にも、楽しんでお付き合いいただけたら幸いです。 (「はじめに」より)
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東京一人酒日記〜丸の内線沿線編〜|早乙女ぐりこ
¥770
リトルプレス A5 35ページ 改訂版 2019年5月6日 酒の多い人生を送ってきた。正確には、酒のために恥の多い人生を送ってきた。 父や祖父が酒癖が悪かったため、子供の頃の私は、自分は絶対飲酒などしないと思っていた。それなのに大学に入学し体育会系文化部に入ると、気づけば週四で飲むようになっていた。飲み続けて十年が経ち、今に至る。仕事が多忙で、かつ結婚生活が破綻していた数年前は、特にひどい飲み方をしていた。 寝る・吐く・泣くは序の口だった。 記憶はもちろんなくす。スマホはしょっちゅうなくす。カバンごと全ての荷物をなくす。 車いすで救護室に運ばれる。回送電車に乗ったまま車庫に運ばれる。中央線で高尾まで運ばれる。 同期と蹴り合いのけんかをする。先輩をヒールで踏みつける。身体に触れてきた上司の首を締め上げる。 同僚とセックスする。バーで居合わせたおじさんとセックスする。帰りの電車で居合わせた他人ともセックスする。殺されなくてよかった。 かつて我が家で「朝まで生ぐりこ」と称して一緒に浴びるほど飲んだ友人女子の多くが、妊娠や加齢やダイエットを理由に酒をやめた。あるいは昔ほどは飲まなくなった。 酒好きだった我が家族も、母はリウマチ、弟が癲癇を発症し、禁酒を余儀なくされている。弟と結婚した義妹は下戸だし、父は度重なる酒での失態のせいで母と一緒にいるときは酒を飲ませてもらえない。 となると私は最後の砦である。友人や家族と出かけると「気を使わずに飲んでくれ」と言われるので「大丈夫! みんなの分まで私が飲むから!!」と、戦闘モノのヒロインよろしく一人で酒に戦いを挑んでいる。しかしそれでいいのだろうか。 ● 純粋に一人飲みを楽しみたい 酒は家に常備してあり(ウイスキー・缶ビール・日本酒など)、家にいる日の半分は晩酌をする。それでも、外で飲みたくて居酒屋に行く。元々一人で過ごすのは好きで、映画や旅行と同じく一人で居酒屋に入ることも何のためらいもなくできる。しかし「一人で居酒屋で酒を飲む時間を楽しめているか」と訊かれると私は迷いなくイエスと答えることはできない。カフェでコーヒーを飲むように、純粋にその時間を楽しむのは意外なほどに難しい。 一人酒を、楽しめるようにならなくてはならない。私はそれを三十代独身酒飲みであるところの自分の課題であると思うようになった。 一人で居酒屋で酒を飲むことには、気をつけるべき要素が多すぎるのだ。客層や店の雰囲気によっては不愉快な思いをすることもあるし、飲み過ぎれば私は前述のような失態を犯すし、居合わせた他の客や店主と会話をするか否か考えるだけでも、社交性皆無の人間にとってはなかなか億劫だったりもする。 それでも、私は酒が好きだ。身体が健康で、酒を美味しいと感じるうちは、酒から離れたくない。離婚して独身の自由を満喫し、精神的にも時間的にも余裕の出てきた今、私は一人で楽しめる居酒屋のレパートリーを増やして、二十代の頃よりもっともっと酒を楽しみたい。 ● エッセイ『東京一人酒日記』の趣旨と企画三原則 というわけで、これは三十一歳独身女性が都内居酒屋を開拓していき、一人酒を嗜む記録エッセイである。私は酒の種類に詳しいわけでも美食家なわけでもないので、グルメレポ的な文章を期待される方は肩すかしを食うかもしれない。食●ログの口コミおじさんの文体をパクって居酒屋レビューを書くことも考えたが、そんなものは私が書かなくてもネット上で山ほど見つかる。その日の気分で居酒屋を選び、食べ物や酒を味わいながら、自分が考えたことや話したことを記録していくことになると思われる。 できることなら、読んでくれた方に、たまには時間作って一人で飲みに行ってみようかな、こうやって、一人で旨いもの食べて飲んで自分と向き合う時間って大事だよな、と思ってもらえるようなエッセイを目指したい。 とはいえ、前述のような酒による失敗をこれ以上重ねたくはないので、この度の企画に当り、以下のルールを設定した。 《企画三原則》 ・吐かない。 ・持ち帰ら(れ)ない。 ・絶対に終電を逃さない。 酒と男に関して全く節操のない私が、ちゃんとこのルールを遵守した上で一人酒を楽しめるのかどうか、読者の方に見守って(見張って?)いただければ幸いである。 (序文より)
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急がなくてもよいことを|ひうち棚
¥1,100
発行 KADOKAWA 定価: 1,100円 (本体1,000円+税) 発売日:2021年05月12日 判型:A5判 商品形態:コミック ページ数:256 ISBN:9784047366596 変わっていく、変わらない日々が、確かにここに在りました。 子どもたちだけで映画を観に行った思い出。 ひとり給食を食べるのが遅い、あの子のこと。 久しぶりに帰った実家での母との会話。 僕のことを忘れてしまった、おばあちゃんとのおしゃべり。 動物園デートの思い出。 結婚1年目に夫婦で見た景色。 子どもと歩いた散歩道での出来事。 子どもが寝静まった後の帰宅。 ビニールプールで遊んだ夏のこと。 家族で見た海の情景。 著者のひうち棚さんが2009年から2021年まで、毎日少しずつ丁寧に描いてきた随筆マンガ作品を一冊に。 恥ずかしくもある「昔」の記憶、いろいろある「今」の情景、そしてまだ見ぬ「未来」への願いの詰まった作品集は、たっぷり250ページの分厚い単行本になりました。 それでも、人の人生を、毎日を描ききるには充分な枚数ではないのかもしれません。 ですがきっと、忘れていた大事な時間や大切な人たちのことを、思い出すことはできます。 美しい線で光が描かれ、コマとコマの間に流れ始める時間は、私たちの人生の記憶と穏やかに重なります。 家のどこかにある、忘れていたアルバムの写真を眺めるように、ゆっくり少しずつ、楽しんで読んでいただきたい一冊ができました。 ●●●収録作品●●● 「映画の思い出」「おてがみ」「ひとごと」 「ユートピア」「城山」「デジカメ」 「父の母」「デート」「フォトグラフ」 「遠回り」「一年目」「きんかん」 「急がなくてもよいことを」「空白期間」 「まだ今日」「夏休み」「柿の木」「海」
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いなくなっていない父|金川晋吾
¥1,870
発行 晶文社 四六判上製 266頁 定価:1,870円(本体1,700円) 978-4-7949-7354-2 C0095 〔2023年4月〕 気鋭の写真家が綴る、親子という他人 著者初の文芸書、衝撃のデビュー作 『father』にて「失踪する父」とされた男は、その後は失踪を止めた。不在の父を撮影する写真家として知られるようになった著者に、「いる父」と向き合うことで何が浮かび上がってくるのか。時に不気味に、時に息苦しく、時にユーモラスに目の前に現れる親子の姿をファインダーとテキストを通して描く、ドキュメンタリーノベル。 その後のことを知っている私には、父のことを「失踪を繰り返す父」と呼ぶのはどうしても過剰なことに思える。私がそう思のは、「父がやっていることなんてそんなにたいしたことではないんです」と謙遜するような気持ちもあるが、本当のところは、「父という人は、『失踪を繰り返す』という言葉で片づけてしまえるような人ではないのだ」と自慢げに言いたい気持ちのほうが強くある。――(本文より) ◇金川晋吾(かながわ・しんご) 写真家。1981年京都府生まれ。神戸大学発達科学部人間発達科学科卒業。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2016年『father』(青幻舎)、2021年『犬たちの状態』(太田靖久との共著、フィルムアート社)刊行。近年の主な展覧会、2018年「長い間」横浜市民ギャラリーあざみ野、2022年「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」森美術館など。三木淳賞、さがみはら写真新人奨励賞、受賞。
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わたくし大画報|和田誠
¥1,760
発行 ポプラ社 発売年月 2024年3月 ISBN 978-4-591-18027-3 判型 四六判 サイズ 188mm x 128mm ページ数 254ページ 定価 1,760円(本体1,600円) 妻・平野レミさんとのエピソードから、育児、イラストや装丁の仕事まで。“めったに自分を語らない”和田誠の貴重なエッセイ! 【糸井重里さん、推薦!】 ひとりの人間のなかに、こんなに大量の「おもしろい」があっても、よいものなのだろうか。 自分のことを書くというのは、照れくさいものである。そう思いつつ、ずいぶん書いてしまった――妻・平野レミさんとのエピソードから、はじめての育児、「週刊文春」の表紙イラストや装丁の仕事まで。 谷川俊太郎さんや篠山紀信さん、渥美清さん、向田邦子さんら著名人との驚くべき交友録も盛りだくさん。“めったに自分を語らない”和田誠が自分について書いた貴重なエッセイを復刊。イラスト79点収録。糸井重里氏、推薦! 【本文より抜粋】 自分の行動を書きつけるなんて、小学校以来のことである。かつては日記を書いて行かないと学校で先生に叱られたが、今は締切を守らないと編集者に叱られる。締切に追われて書いたおかげで、そうでなければ忘れてしまう子どもの言動などを記録しておくことはできた。 わが家としては、つまらぬ記録でもないよりあった方がいい。(「あとがき」より) 妻が突然「絵を習うことにした」という。先生の教え方がうまいとみえて、短期間に長足の進歩をとげた。毎月連載で書く文章に自分で挿絵なんか描いている。これが結構さまになっていたりするので、プロである亭主は困ることもあるのだ。「手伝ってるんだろ」と言われるからである。(「描くということ」より) 【目次抜粋】 ・猫について ・俳人二十面相 ・家庭大料理 ・晴れた日・または篠山紀信 ・カレーライスについて ・谷川俊太郎の33の質問と清水哲男のスピーチ・バルーン ・描くということ ・出産大報告 ・赤ん坊大転落 他 ・装幀のこと ・植草さんのお葬式にはアルトサックスとトランペットが鳴り響いた ・三人の恩師と二つの装幀について ・ひとコマ漫画と欧米人の反応について ・情熱のペンギンごはん ・わたくしにとって日本語とは何か ・父親レポート ・翻訳について ・歌仙・私家版日本語文法・窓ぎわのトットちゃん ・悩み多き今日この頃 ・戦争の犬たちなど ・向田さん 本書は、1982年に講談社より刊行された『わたくし大画報』を復刊したものです。
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たましいの場所|早川義夫
¥858
ちくま文庫 858円(税込) Cコード:0195 整理番号:は-42-1 刊行日: 2012/12/10 判型:文庫判 ページ数:304 ISBN:978-4-480-43005-2 JANコード:9784480430052 「誰かに悩みを相談するくらいなら この本を繰り返し読んだ方が いいとさえ思っています。 これは本当にいい本 ――宮藤官九郎 「恋をしていいのだ。今を歌っていくのだ」。心を揺るがす本質的な言葉。文庫用に最終章を追加。帯文=宮藤官九郎。オマージュエッセイ=七尾旅人 18歳から21歳まで歌を歌っていた。早くおじいさんになろうと思い、25歳、町の本屋の主人として暮らしはじめた。そして二十数年後、無性に歌が歌いたくなり歌手として再出発した早川義夫の代表的エッセイ集。「恋をしていいのだ。恥をかいていいのだ。今を歌っていくのだ」。心を揺り動かす率直で本質的な言葉。文庫用に最終章を追加。 この本の目次 この世で一番キレイなもの たましいの場所 忘れていること、忘れられないこと 歌は歌のないところから聴こえてくる 僕は僕を知りたくて本を読む 文庫版のために 著者 早川 義夫 ハヤカワ ヨシオ 1947年東京生まれ。歌手(1967〜69年)、元書店主(1973〜95年)、再び歌手(1994年〜)。著書に、『たましいの場所』『ぼくは本屋のおやじさん』(ちくま文庫)、『ラブ・ゼネレーション』(文遊社)などがある。アルバムに、《この世で一番キレイなもの》《花のような一瞬》《恥ずかしい僕の人生》《歌は歌のないところから聴こえてくる》《I LOVE HONZI》等がある。
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村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」|森泉岳土
¥1,210
原作 村上春樹/ジョージ・オーウェル 発行 河出書房新社 単行本 A5 ● 112ページ ISBN:978-4-309-29058-4 ● Cコード:0079 発売日:2019.12.24 本体1,100円 今読むべき2篇の名作を奇跡のマンガ化――世界で愛される村上春樹の恋愛短篇「螢」と、G・オーウェルが超管理社会到来を予言したディストピア長篇「一九八四年」! 解説・柴田元幸 著者 森泉 岳土 (モリイズミ タケヒト) 1975年生まれ。特異な技法で描き世界が注目するマンガ家。『祈りと署名』『カフカの「城」他三篇』『報いは報い、罰は罰』『セリー』『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』『アスリープ』他。