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open 12-19|水木定休
2 sat. - 4 mon. 出店|大阪β本町橋※元町店舗は休
5 tue. 臨時休業
6 wed. 営業/店内ライブ|細井徳太郎/山内弘太/千葉広樹
9 sat. 店内ライブ|藤井邦博/ゑでぃまぁこん
16 sat. 店内ライブ|畑下マユ/潮田雄一
29 fri. 店内イベント|姜アンリ朗読会
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●サイン本 酒場の君|武塙麻衣子
¥1,650
特典ポスター付き 発行 書肆侃侃房 1500円+税 ISBN978-4-86385-632-5 C0095 装幀 有山達也 すべての「酒場の君」へささぐ——— 私家版ながら大きな話題を呼んだ『酒場の君』が書き下ろしを加えてついに書籍化! 野毛、鶴見、西荻窪、渋谷、湯島、そして長野、名古屋、京都━━。街の記憶と忘れられない酒場の思い出。 『群像』で小説も連載中の文筆家・武塙麻衣子待望のデビュー単行本! (本文より) 酒場で一番大切なことはその場所に馴染みきることだと私は思っていて、目立たず邪魔せずもとからその場所にあったみたいな(大きな古い時計とかどこかの電気会社のカレンダーとか)そういう物になれはしないかと、私はいつももぞもぞ変な動きをしてしまう。 【著者プロフィール】 武塙麻衣子(たけはな・まいこ) 1980 年横浜生まれ。立教大学文学部卒業。客室乗務員、英語講師などの職業を経て作家となる。 日記ZINE『驟雨とビール』『頭蓋骨のうら側』など。『群像』2024年6月号より小説「西高東低マンション」を連載中。
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●サイン本/特典付き カーシェアグルメドライブ 車を買えない大人の至福の6時間|ごめたん
¥2,310
発行 徳間書店 出版年月日 2024/08/28 ISBN 9784198658977 判型・ページ数 A5・304ページ 定価 2,310円(税込) 『大家さんと僕』の矢部太郎氏、推薦! 免許は取っても維持費の高い都会ではマイカーは夢のまた夢。 車を持てない大人の思いに応えるのが「カーシェア」。 「ごめたん」グランジ・五明拓弥は6時間の使用なら距離料金なしで割安だと知り旨い飯を求めるドライブが楽しみになった。 後輩達のブレイクを見守りながら先輩として思うところはある。 レギュラー番組終了 同期芸人の引退 懐かしい祖父母の記憶… 様々な思いを抱えて今日も車を走らせる。 全11話を盛り上げるのはカーステから流れる各話ごとの絶妙なBGM。 ちょっとだけ贅沢な一日を過ごす新グルメ漫画の誕生! 目的地、グルメ、BGMの順 川越 蒙古タンメン中本「特製樺太丼」 SINGER SONGER「初花凛々」 柏 噂の太郎「煮込定食」 はっぴいえんど「風をあつめて」 原宿 まるせい「唐揚げ弁当」 エレファントカシマシ「四月の風」 幕張 芳葉「グリーンカレーチャーハン」 大瀧詠一「君は天然色」 新百合ヶ丘 nichinichi「だし巻きサンド」 ホフディラン「極楽はどこだ」 保田 ばんや「ミックスフライ、イカガーリック他」 My Little Lover「白いカイト」 守谷 グルービー「海賊スパゲッティ他」 Mr.Children「innocent world」 京都 からこラーメン「からあげとライス」 くるり「ハイウェイ」 都立家政 chamame「ランチプレートカレー4種」 つじあやの「風になる」 藤沢 中華大新「大新ラーメン他」 サザンオールスターズ「希望の轍」 福岡 ドライブイン夕陽「焼きめし、アサリ貝汁」 PUFFY「渚にまつわるエトセトラ」 ごめたん 五明拓弥 1981年生まれ。身長190.1cm。 吉本興業所属の芸人で2005年結成のトリオ『グランジ』の一員。 近年は広告制作(主にラジオ)にも関わっている。 2022年『39歳の免許合宿〜ストーリーは自分で創れ〜』で漫画家デビュー。 <主な受賞歴> 2016年度TCC・新人賞/ 第45回フジサンケイグループ広告大賞・最優秀賞/ 2016 15th ACC CM FESTIVAL・ブロンズ受賞/ 2020年日本民間放送連盟賞 ラジオCM第2種・優秀賞/ JFN2020・大賞・製作者審査員賞
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月のうた
¥2,200
発行 左右社 定価 2,200 円(税込) 刊行日 2024年08月30日 判型/ページ数 B6判変形 上製 136ページ ISBN 978-4-86528-427-0 Cコード C0092 重版情報 2 装幀・装画 装幀/脇田あすか 同時代の歌人100人がうたった 100首の〈月〉の短歌アンソロジー 月を見つけて月いいよねと君が言う ぼくはこっちだからじゃあまたね――永井祐 どこから開いても〈月〉がみつかる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 夜をみあげれば、ほそい月、まるい月、あかるい月、みえない月、おおきな月、とおい月、つめたい月、もえる月……うつろう月のもとに100人の歌人がうたった、わたしだけの月のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 相川弘道/相田奈緒/我妻俊樹/左沢森/阿波野巧也/石井僚一/石川美南/伊藤紺/井上法子/今橋愛/魚村晋太郎/内山晶太/宇都宮敦/上澄眠/逢坂みずき/大滝和子/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/椛沢知世/川島結佳子/川野芽生/川村有史/北山あさひ/絹川柊佳/木下龍也/鯨井可菜子/くどうれいん/黒瀬珂瀾/郡司和斗/小島なお/小島ゆかり/斉藤斎藤/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹公人/佐藤弓生/柴田瞳/嶋稟太郎/鈴木加成太/鈴木晴香/鈴木美紀子/瀬口真司/平英之/竹中優子/谷川由里子/田村穂隆/俵万智/千種創一/寺井奈緒美/堂園昌彦/toron*/永井祐/中澤系/永田和宏/仲田有里/中村森/錦見映理子/野村日魚子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/花山周子/濱松哲朗/早坂類/東直子/兵庫ユカ/平出奔/平岡直子/廣野翔一/藤本玲未/フラワーしげる/穂村弘/堀静香/本多真弓/前田康子/枡野浩一/松野志保/松村正直/丸山るい/水原紫苑/三田三郎/光森裕樹/虫武一俊/睦月都/村上きわみ/盛田志保子/安田茜/藪内亮輔/山川藍/山木礼子/山崎聡子/山階基/山田航/雪舟えま/吉岡太朗/脇川飛鳥 (あいうえお順・敬称略、全100名)
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一年前の猫|近藤聡乃
¥2,200
SOLD OUT
発行元 ナナロク社 発売日 2024/08/29 ページ数 120p 判型(実寸) 148mm × 105mm ISBN 978-4-86732-026-6 『A子さんの恋人』『ニューヨークで考え中』で人気の漫画家・アーティストの近藤聡乃さん。 一緒に暮らす猫たちとの生活を描いたエッセイ7編と、魅力的なカラーイラスト約20点を、本文、巻末の蛇腹、特典シールなど随所に収録した小さな作品集です。 【仕掛けが盛り沢山!】 文庫サイズの上製本に、金の箔押し、巻頭と巻末にはそれぞれ、二つ折り、蛇腹(四つ折り)の別丁扉付き。 さらに、特典シールも全ての本に挿み込み。すてきな小箱のような一冊です。 【本文より】 ニューヨークはもう冬である。今日の猫たちは一年たったら一年前の猫になる。来年もたぶん私は猫たちの誕生日を祝うのを忘れてしまうけど、一年前の猫たちの小さな声やあたたかさを忘れることはないだろう。 著者略歴 近藤聡乃 1980年千葉県生まれ。2000年にマンガ家デビュー後、アニメーション、ドローイング、エッセイなど多岐にわたる作品を国内外で発表している。主な著書に、コミックス『はこにわ虫』(青林工藝舎)、『A子さんの恋人』全7巻(KADOKAWA)、『ニューヨークで考え中』1〜4(以下続刊・亜紀書房)、作品集『近藤聡乃作品集』、エッセイ集『不思議というには地味な話』(ともにナナロク社)など。
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増補版 にき 日記ブームとはなんなのか|蟹の親子
¥990
サイズ:A6 本文:約80ページ 本体価格900円+税 この本は2022年、2023年に自主制作した『にき』『浜へ行く』の中の、「ささやかな日記論」パートを加筆・修正してまとめたものです。 2020年から2024年にかけて「日記ブーム」と称され、日記をつけ始めたり、自分の日記を本にしたりする人がそれ以前に比べて散見されるようになったいま、あらためて「日記」そのものや「自主制作の日記本ブーム」について考える、論考風エッセイです。 <目次> はじめに 「日記ブーム」と「日記本ブーム」をどう捉えるか 日記をつける日々 日記を続けること、それらを読むこと どうして「形」にしたくなるのか 日記の終わりがくる 日付について 日記アイ・「思う」使いすぎ問題 武田百合子 日記のたね あとがき 蟹の親子 かにの・おやこ 日本大学芸術学部卒。東京・下北沢にある「日記屋 月日」の店長を経てディレクターとなり、日記や思い出すことそのものについて、日々考えている。著書に『脳のお休み』(百万年書房 2024年)、『にき』(自主制作 2022年)などがある。1991年生まれ、蟹座。毎週火曜にオンライン上の日記を更新している。(kanioya.com)
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色と形のずっと手前で|長嶋りかこ
¥2,530
SOLD OUT
発行 村畑出版 128mm×188mm / 240ページ 2300円(税抜) / 2530円(税込) グラフィックデザイナーが母になったら、色と形に辿りつかない日々が始まった。妊娠してお腹が大きくなり、のそのそと歩まねばならぬ体に変化していく中で見えてきたのは、ままならない体と足並みの揃わない社会だった。育児が始まると目の前に立ちはだかる仕事と育児の両立という壁。人々の暮らしと地続きであるはずのデザインの仕事と、目の前の家事育児という暮らしの相性の悪さ。子どもの時間と、仕事の時間。子どもを通して見ている世界と、仕事を通して見えている世界。混沌とした曲線の世界と、秩序だった直線の世界。二つの間で立ち往生しながら見えてきたのは、資本主義のレースと止まらぬ環境破壊とジェンダー不平等が一つの輪をなしている景色。そして子どもが手をひいて連れて行ってくれる、土の匂いがする景色。かつて自分も知っていた、あの曲線の景色。 (村畑出版) -目次- 想定外の曲線 四角くて軽くて早い まあるくて重くて遅い 期待される自然な形 産まれたての赤 混乱の白い血 見えない仕事 見えない性 母のグラデーション 変形するひと 変形しないひと 命の結び目 色と形
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がっこうはじごく| 堀静香
¥1,760
発行 百万年書房 発売日 2024年08月06日 価格 1600円+税 判型 四六判 ISBN 9784910053523 学校って変な場所だよね 生徒はつまらない校則を守る。教員はつまらない装いをする。お互いが茶番劇であることを承知のうえで、多くの教室はそうやって均されている。 学校ぎらいだった大人と、学校ぎらいの子どものためのエッセイ集ーー。 【著者略歴】 堀 静香 (ほり・しずか) 1989年神奈川県生まれ。歌人、エッセイスト。「かばん」所属。上智大学文学部哲学科卒。中高国語科非常勤講師。著書にエッセイ集『せいいっぱいの悪口』(百万年書房)、第一歌集『みじかい曲』(左右社)。
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踊る幽霊|オルタナ旧市街
¥1,650
SOLD OUT
発行 柏書房 定価 1,650円(本体 1,500円) 刊行 2024/06/24 ISBN 9784760155668 判型 四六判 ページ数 168 “いつまででも読んでいられるしどこまででも歩いていけると思った。ずれて輝く記憶と世界、軽妙さと誠実さ、私はオルタナ旧市街を信頼する。” ――芥川賞作家・小山田浩子さん、推薦。 巣鴨で踊る老婆、銀座の魔法のステッキ男、流通センターのゆで太郎から始まる妄想、横浜中華街での怪異、不穏な水戸出張……街をめぐる断片的な21篇。 わたしたちは瑣末なことから日々忘れて暮らしている。忘れないと暮らしていけないとも思う。わたしとあなたの断片をみっともなく増やしていこう。何度でも覚え直せばいいし、何度でも忘れていい。 インディーズシーンで注目を集める謎多き匿名作家・オルタナ旧市街が、空想と現実を行き来しながら編み出した待望のデビュー・エッセイ集。 “誰の記憶にも残らなければ、書き残されることもない。それはそれで自然なのかもしれないけれど、身の回りに起こったことの、より瑣末なほうを選び取って記録しておく行為は、未来に対するちょっとしたプレゼントのようなものだと思う。”(表題作「踊る幽霊」より) 誰にでも思いあたる(いや、もしかしたらそれはあなたのものだったのかもしれない)この記憶のスクラップ帳は、書かれるべき特異な出来事も起きなければ、特殊な事情を抱えた個人でもない「凡庸」な人々にこそ開かれている。 【著者略歴】 オルタナ旧市街〈おるたなきゅうしがい〉 個人で営む架空の文芸クラブ。2019年より、ネットプリントや文学フリマを中心に創作活動を行う。2022年に自主制作本『一般』と『往還』を発表。空想と現実を行き来しながら、ささいな記憶の断片を書き残すことを志向している。文芸誌『代わりに読む人』、『小説すばる』、『文學界』などにも寄稿。
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共感と距離感の練習|小沼理
¥1,760
発行 柏書房 定価 1,760円(本体 1,600円) 刊行 2024/05/23 ISBN 9784760155644 判型 四六判 ページ数 208 「わかるかも」が口癖のあなたへ。 初めて物語の中に私に似た人を見つけた日のこと、東京とソウルで参加したプライドパレードのこと、日本の同性婚訴訟やパートナーシップ制度のこと、同じ時代を生きている/生きていたクィアのこと―― 誰かの痛みや怒りや悲しみが、まるで自分のことのように思えることがある。乳化した水と油のように混ざり合ってしまう。だけどあなたはあなたでしかなく、私は私でしかない。他者同士である私たちが、重なったりずれたりしながらともにあるための、「共感」と「距離感」。その可能性と難しさについて。 「わかる」なんて簡単に言えない、「わからない」とも言いたくない。ゲイとして、シスジェンダーの男性として、著者が日常の中で直面したエピソードを描きます。 “共感も距離感もうまく使いこなせない。だからこそこだわってしまうのだろう。なんとか組み合わせて、練習しながら上手になっていきたい。混ざり合った世界と分離した世界を同時に生きるように。言葉にならないものと言葉を重ねて一つにするように。” ――「はじめに」より 自分と他者、規範と逸脱、個人的なことと社会的なこと……様々なものごとのあわいにとどまり、揺れながら考えるエッセイ集。 【著者略歴】 小沼理〈おぬま・おさむ〉 1992年、富山県出身、東京都在住のライター・編集者。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)。本書がはじめてのエッセイ集となる。
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他者といる技法 ─コミュニケーションの社会学|奥村隆
¥1,430
ちくま学芸文庫 1,430円(税込) Cコード:0130 刊行日: 2024/02/08 判型:文庫判 ページ数:336 ISBN:978-4-480-51222-2 JANコード:9784480512222 解説 三木那由他 わたしたちが日々意識せずにおこなう「他者といる技法」。そのすばらしさや正しさだけでなく、苦しみや悪も含めて、できるかぎり透明に描くにはどうしたらよいか―。思いやりとかげぐち、親と子のコミュニケーション、「外国人」の語られ方、マナーを守ることといった様々な技法から浮かび上がるのは、“承認と葛藤の体系としての社会”と“私”との間の、複雑な相互関係だ。ときに危険で不気味な存在にもなる他者とともにいる、そうした社会と私自身を問いつづけるための、数々の道具を提供する書。 目次 序章 問いを始める地点への問い―ふたつの「社会学」 第1章 思いやりとかげぐちの体系としての社会―存在証明の形式社会学 第2章 「私」を破壊する「私」―R・D・レインをめぐる補論 第3章 外国人は「どのような人」なのか―異質性に対処する技法 第4章 リスペクタビリティの病―中間階級・きちんとすること・他者 第5章 非難の語彙、あるいは市民社会の境界―自己啓発セミナーにかんする雑誌記事の分析 第6章 理解の過少・理解の過剰―他者といる技法のために 著者について 奥村 隆(おくむら・たかし):1961年徳島県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。東京大学文学部助手、千葉大学文学部講師・助教授、立教大学社会学部教授を経て、関西学院大学社会学部教授。著書に『社会学の歴史』1・2(有斐閣)、『慈悲のポリティクス』(岩波書店)、『反コミュニケーション』(弘文堂)、『エリアス・暴力への問い』(勁草書房)など、編著に『戦後日本の社会意識論』(有斐閣)などがある。
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恋愛の哲学|戸谷洋志
¥1,760
SOLD OUT
発行 晶文社 四六判並製 236頁 定価:1,760円(本体1,600円) 978-4-7949-7411-2 C0095 〔2024年2月〕 狂うのが、愛。 憎むのが、恋。 哲学は「恋愛」を語ることから始まった。 クズへの愛はなぜ成立するのか? なぜ私は愛されたいのか? 永遠の愛はどこまで続くのか? ――すべて哲学が答えます。 現代に流れる「ロマンティック・ラブ」の幻想を解体する驚愕の哲学入門!!! 紹介するのは、プラトン、デカルト、ヘーゲル、キルケゴール、サルトル、ボーヴォワール、レヴィナスの七人。彼らはそれぞれが違った仕方で人間と世界の関係を捉え、その人間観の中で恋愛(哲学)を論じている。恋愛とは何かを考えることは、そもそも人間とは何かを問い直すことを要求する。本書ではそれらを全体として再構成することで<恋愛>を広い視野の元で捉え直していく。 【目次】 はじめに 第1章 なぜ誰かを愛するのか?――プラトン 第2章 なぜ恋愛に執着するのか?――デカルト 第3章 なぜ恋人に愛されたいのか?――ヘーゲル 第4章 永遠の愛とは何か?――キルケゴール 第5章 なぜ恋愛は挫折するのか?――サルトル 第6章 女性にとって恋愛とは何か?――ボーヴォワール 第7章 なぜ恋人と分かり合えないのか?――レヴィナス おわりに ◇戸谷洋志(とや・ひろし) 1988 年東京都生まれ。関西外国語大学英語国際学部准教授。法政大学文学部哲学科卒業後、大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。ドイツ現代思想研究に起点を置いて、社会におけるテクノロジーをめぐる倫理のあり方を探求する傍ら、「哲学カフェ」の実践などを通じて、社会に開かれた対話の場を提案している。著書に『ハンス・ヨナスの哲学』(角川ソフィア文庫)、『ハンス・ヨナス 未来への責任』(慶應義塾大学出版会)、『原子力の哲学』『未来倫理』(集英社新書)、『スマートな悪 技術と暴力について』(講談社)、『友情を哲学する 七人の哲学者たちの友情観』(光文社新書)、『SNSの哲学リアルとオンラインのあいだ』(創元社)、『親ガチャの哲学』(新潮新書)など。2015年「原子力をめぐる哲学――ドイツ現代思想を中心に」で第31回暁烏敏賞受賞。
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数の辞典|澤宏司
¥1,980
SOLD OUT
発行 雷鳥社 イラスト 廣﨑遼太朗 価格 ¥1980(本体¥1800+税)仕様 A6判、上製、336p、オールカラー ISBN 978-4-8441-3806-8 いざ、目に見えない「数」の世界へ! 現代では「数」を見ない日はありません。朝起きたら時計を見て、昼食を買ったら支払金額を確認し、平均体重や平均年収の話題に一喜一憂し、暗証番号を入力してショッピングを楽しみ、「予測できない」スポーツの試合に胸を熱くします。 辞典シリーズ第12弾では、自然物から離れ、人間の営みともいえる「数」の世界に迫ります。0や1などの数字から、正負の数、コンピュータ、現代の未解決問題に至るまで、私たちの生活を支える「数」にまつわる221項目を、小さな辞典にまとめました。 数学をまなぶ楽しみは、数学者だけでなく、私たち1人1人にあります。「サワ☆博士の数楽たいそう」を主宰する数々(かずかず)企画代表・澤宏司さんの面白く、ときに考えさせられる解説と、グラフィックデザイナー・廣﨑遼太朗さんのウィットに富んだ挿絵も見どころです。 先史時代から現代へと大まかに数学史をたどる構成。数学史/数学者に関する豆知識、関連語の掲載、数学をさまざまな視点で眺める章末コラム4編も収録。 -- 「数とは何か」の整備、発展は今も続いている。木の実を数えるところから始まった数は、現代においてそこから大きく離れ、それゆえに応用の先が広がった。「1個のリンゴ」は目に見え、よって絵に描けるが、「1」そのものの絵は観たことがない。これが数のもつ役割と宿命である。(「はじめに」より)
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まちの映画館 踊るマサラシネマ|戸村文彦
¥1,760
発行:西日本出版社 四六判 206ページ 定価 1,600円+税 ISBN978-4-908443-41-1 初版年月日2024年5月 2刷 出来予定日: 2024-07-04 アニメや洋画までマサラ上映してしまう「ひときわおかしい」という誉め言葉で紹介される映画館。 シネコンに囲まれ、動画配信サイトも続々と登場するなか、兵庫県尼崎市にある小さくて古い、昭和の匂い残る昔ながらの駅前映画館が、知恵をしぼり、音響にこだわり、マサラ上映を取り入れ、コスプレ推奨、映画イベントに町を巻き込み、とにかく思いついたことは何でもやって、閉館寸前から全国から人が集まるようになるまでのノンフィクション。 その道のり。前途多難、危機一髪、紆余曲折、決して楽ではありませんでした。しかし、苦労と苦悩の辛い日々だったかと言うと、実はそんなことはなかったのです。 <特別巻末対談> 小林書店 小林由美子さん 塚口サンサン劇場 戸村文彦さん まちの映画館 まちの本屋さん 「これ、私たちの話やん」「ほんまは、私たちがやらんとあかんやつやん」 小林由美子さんが、その復活へのはちゃめちゃな施策に唸り、本屋の仲間、後輩とお客様に向けて伝えたいことを、著者・戸村文彦さんと語り合いました。 【目次】 プロローグ 第一章 閉館までのエンドロールが流れ始めた 第二章 崖っぷちから見えた希望の光 第三章 35ミリフィルムからデジタル化への決断 第四章 映画館という「場所」と、映画鑑賞という「体験」に価値を見出す 第五章 イベント上映は「大人の文化祭」 第六章 「音響」がすべてを変えた 第七章 映画館をテーマパークにする 第八章 最大の強みは人、そして町 第九章 映画鑑賞をショーにする 第十章 映画館がエンターテインメントを作る 第十一章 これまでのすべてを注ぎ込んだ2019年 第十二章 窮地に下を向かず、転機と捉えて上を向く エピローグ [特別対談] まちの映画館とまちの本屋さん どっちも癖のもん、朝ごはんをたべるように来てほしい 塚口サンサン劇場 戸村文彦 × 小林書店 小林由美子 著者プロフィール 戸村 文彦 (トムラ フミヒコ) (著) 兵庫県尼崎市にある映画館「塚口サンサン劇場」勤務。 番組構成、企画運営、YouTube、劇場の掃除まで”映画館の仕事”すべてに携わる。 時に、イベント上映でお客様の前でパフォーマンスを敢行することから、スタッフには”前説芸人”と言われている。 学生時代も映画館でアルバイトをしており、人生のほとんどを映画館で過ごしている。
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窓外 1991-2021|甫木元空
¥1,980
SOLD OUT
ARTIST FOCUS #04 監修・発行:高知県立美術館 A5判変形170x145x8mm 96pages 並製 ISBN978-4-9910062-5-8 C0070 デザイン:重実生哉 発売:this and that 映画、音楽、小説……。 ジャンルを越境して活躍する表現者、甫木元空(ほきもと・そら、1992-) 「窓」という言葉に、こちらとあちら、ひいてはこの世とあの世を隔てる境界のイメージを重ね、「窓の外」に旅立った故人の面影を編み直し、新たな表現の回路を拓こうとする作家の試み。 写真連作と映像インスタレーションからなる展覧会空間を紙片に再構成し、ある家族のなかで起きた死と生を、うつりゆく季節とともに豊富なカラーページでたどります。 高知ゆかりの作家を紹介する高知県立美術館シリーズ企画・第4弾「ARTIST FOCUS #04 甫木元空 窓外 1991-2021」の図録。 映画・楽曲・小説「はだかのゆめ」につづく、故人の記録と記憶と喪失に向き合う作品。肉親の死と生を高知の豊かな自然とともにたどる。 カラー図版56ページ。 作家によるショートエッセイと学芸員による論考を日英表記で収録。
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片づけたい 暮らしの文藝
¥1,760
SOLD OUT
著者 内澤旬子/佐野洋子/沢野ひとし/ジェーン・スー/柴田元幸/松浦弥太郎 単行本 46 ● 208ページ ISBN:978-4-309-02584-1 ● Cコード:0095 発売日:2017.06.22 片づけベタの苦悩、別れがたき品、掃除道具へのこだわり……“片づけ”には、その人の生きかたが表れる。古今の作家たちが綴ったエッセイ32篇。気持ちよく暮らすヒントが見つかるかも。
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これでいくほかないのよ|片岡義男
¥2,090
発行 亜紀書房 価格 2,090円(税込) 発売日 2022年4月13日 判型 四六判 製本 上製 頁数 240頁 ISBN 978-4-7505-1736-0 Cコード C0095 いつまでも終わらない物語のはじまり 世界を旅してきた写真家が十年の時をまたぎ、 フォークランドと広東省で経験した驚くべき偶然とは…… (「スルメと空豆ご飯」) 職を失ったホステスとバンドマンがバーで出会い、 店長の話をきっかけに、町に団子屋を復活させようと動き出す…… (「これでいくほかないのよ」) ふとした会話と、少しのつながりから生まれる八編。 今なお斬新、最新短編集。 -------------------------------------- 【目次】 ■六十四年インパラ ■人生は野菜スープ ■スルメと空豆ご飯 ■「今日は三月十二日です」 ■エスプレッソ ■銀座化粧 ■夜景が見えます ■これでいくほかないのよ ■あとがき
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この映画を視ているのは誰か?|佐々木敦
¥2,860
発行 作品社 本体 2,600円 ISBN 978-4-86182-768-6 発行 2019.8 アピチャッポン・ウィーラセタクン、黒沢清、ウェス・アンダーソン、ジム・ジャームッシュ、ホン・サンス、濱口竜介……。ホラーから、小説の映画化、ドキュメンタリー、パフォーマンスにいたるまで、「視ること」を通して世界に対峙する最前線の作家たち。その倫理と原理を読み解き、映画表現、ひいては人間の視覚経験そのものの根源/極限に迫る。 【目次】 この映画を視ているのは誰か? 第一部 映画幽霊論 Ghost in the Machine――アピチャッポン・ウィーラセタクン論 Beautiful Dreamer――アピチャッポン・ウィーラセタクン論2 視えないものと視えるもの――黒沢清論 視えるものと視えないもの――諏訪敦彦論 「ホラー映画」の内と外 第二部 現代映画の諸問題 救い主が嗤われるまで――ラース・フォン・トリアー論 ファンタスティック Mr.アンダーソンの後悔と正義――ウェス・アンダーソン論 からっぽの世界――ポール・トーマス・アンダーソン論 慎ましき「反知性主義」――ジム・ジャームッシュ論 第三部 カメラと視線の問題 反復と差異、或いはホン・サンスのマルチバース FOR YOUR EYES ONLY――映画作家としてのアラン・ロブ=グリエ 彼女は(彼は)何を見ているのか――濱口竜介論 向こう側への旅――鈴木卓爾論 シネマの倒錯的(再)創造――七里圭論 なぜ私は『わたしたちの家』を自ら配給しようと思ったか?――清原惟論 不可視の怪物(リヴァイアサン)/二つの「コクピット」/第三の眼 孤絶の風景――沖島勲論 あとがき 【著者略歴】 佐々木 敦(ささき・あつし) 1964年生まれ。批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。早稲田大学文学学術院教授や、ゲンロン「批評再生塾」主任講師などを歴任。映画・音楽・文学・演劇など、多数の分野にわたって批評活動を行なう。著書に、『批評時空間』(新潮社)、『シチュエーションズ――「以後」をめぐって』(文藝春秋)、『ゴダール原論――映画・世界・ソニマージュ』(新潮社)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『新しい小説のために』(講談社)、『アートートロジー――「芸術」の同語反復』(フィルムアート社)、『私は小説である』(幻戯書房)など多数。
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カフカの日記 新版 1910-1923|フランツ・カフカ
¥5,500
発行 みすず書房 編者 マックス・ブロート 訳者 谷口茂 解説者 頭木弘樹 判型 四六判 頁数 570頁 定価 5,500円 (本体:5,000円) ISBN 978-4-622-09693-1 Cコード C0098 発行日 2024年4月16日 〈日記を読んで心を動かされる。これは今のぼくに、もはや少しの確信もないせいだろうか? あらゆるものがぼくには仮構であるように見える。他人のどんな言葉も、ぼくがたまたま見たどんな光景も、ぼくのなかのすべてのものを、忘れていたものやまったく無意味なものですら、別な方向へ転がしてしまう。ぼくは前にそうだったよりも確信がなく、ただ生命の力だけを感じている。そしてぼくは意味もなく空っぽだ。ぼくは本当に、夜、しかも山のなかで迷ってる羊か、もしくはその羊のあとを追いかける羊のようなものだ。こんなに見捨てられていながら、それを嘆き悲しむ力を持っていないのだ〉(1913年11月19日) カフカの研ぎ澄まされた五感が捉えた日常、それを受けとめるカフカの心の世界。書くことへの思い、フェリーツェはじめ女性への苦悩、父との葛藤、不眠の苦しみ、ユダヤ人社会のこと、詳細な夢の描写、さまざまな創作スケッチ… そのすべてはカフカの文学に連なり、それ自体が文学になっている。 新潮社版『決定版カフカ全集』(全12巻)の第7巻(1992)を底本に、日記文学の金字塔を、カフカ没後100年の2024年、新たに世におくる。
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GATEWAY 2024 05
¥3,850
SOLD OUT
発行 YYY press 判型 250 × 192 mm 頁数 180頁 製本 ソフトカバー 発行年 2024 言語 日本語 ISBN 978-4-908254-11-6 テーマ 記憶の可塑性 寄稿者: 小山田孝司×新津保建秀×大沢一菜「こだまするまち」 宇呂映作「ue image」 local artist「展望と採光」 児玉耀×吉川周作「look back, look forword」 石田真澄「上澄リフレイン」 下西風澄「詩編 朝がぼくを流れて」 川島小鳥×ヤン・イクチュン「私が見る世界が完全に変わるかもしれない感情の変化」 久家靖秀「部屋(既に見たものを見よ)」 論考 森脇透青「旅とボーリング 写真詩集『New Habitations from North to East: 11years after 3.11』によせて」 エッセイ 江崎愛「中指を立てる」 エッセイ 檜垣健太郎×松本直也「小言日記 2024」
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うつしあう創造|内藤礼
¥6,380
発行 HeHe 写真:畠山直哉 デザイン:木村稔将 定価:5,800 円(税別) 判型:A4判変形(297 x 225 mm) ソフトカバー/208ページ テキスト:日英 ISBN978-4-908062-31-5 C0070 金沢21世紀美術館にて開催の展覧会「内藤礼 うつしあう創造」のカタログ。大小さまざまな展示室や光庭、それをつなぐ通路によって構成される作品空間を、写真家・畠山直哉が撮影。日中の自然光から、明かりが灯る夕刻以降へのうつろいを追体験できる構成を予定。 [寄稿]内藤礼、島敦彦(金沢21世紀美術館館長)、星野太(早稲田大学専任講師、美学/表象文化論)、横山由季子(金沢21世紀美術館学芸員) 内藤礼(ないとう・れい) 美術家。1961年広島県生まれ、東京在住。1985年、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。1991年、佐賀町エキジビット・スペースで発表した「地上にひとつの場所を」で注目を集め、1997年には第47回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展の日本館にて同作品を展示。主な個展に「みごとに晴れて訪れるを待て」(国立国際美術館、大阪、1995年)、「Being Called」(フランクフルト近代美術館企画、カルメル会修道院、フランクフルト、1997年)、「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」(神奈川県立近代美術館 鎌倉、2009年)、「信の感情」(東京都庭園美術館、2014年)、「émotions de croire(信の感情)」(パリ日本文化会館、2017年)、「Two Lives」(テルアビブ美術館、2017年)、「明るい地上には あなたの姿が見える」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2018年)。パーマネント作品に《このことを》家プロジェクト「きんざ」(ベネッセアートサイト直島、2001年)、《母型》(豊島美術館、2010年)。
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わたしは生きた|内藤礼
¥3,080
発行 HeHe 執筆:内藤礼、小池一子 写真:畠山直哉 デザイン:木村稔将 定価:本体 2,800円(税別) 判型:A5判/48ページ/ハードカバー テキスト:日本語/英語 ISBN978-4-908062-59-9 C0070 発売日:2024年6月下旬 東京のまちを中心に、2021年に開催された「東京ビエンナーレ 2020/2021」。 総合ディレクター・小池一子から出た言葉「東京に祈る」に呼応するように、内藤礼の作品「わたしは生きた」は制作されました。 1945年3月10日、東京大空襲により10万人を超える死者を出した東京都心東部エリアで、内藤は今なお残る戦争の記憶や痕跡をたどり、蔵前にある長応院境内のギャラリー・空蓮房に小さな人型の彫刻「ひと」を置き、墓地の慰霊碑に水を捧げました。また戦火の中、子供たちが避難し、現在も現役の小学校内にある地下防空壕にも「ひと」を配することで、周辺地域の持つ戦時の記憶を浮かび上がらせ、過去の鎮魂と未来へと捧げる、祈りの空間をつくりだしました。 暗闇の中、光のある方に身体をむける「ひと」。2011年に初めて制作された「ひと」は、わたしとあなた、生と死、内と外、過去と現在、そこにあるすべてを内包しながら静かに佇む者。「ひと」の前で人は、さまざまなことを思い、またさまざまな感情が喚起されることでしょう。 本書は、どのようなことがあっても、人は亡くなるその瞬間まで生きたのだ、と信じ「わたしは生きた」と題された本作を、畠山直哉の写真と小池一子のテキストにより書籍化したものです。 当時、会場は完全予約制、一部非公開であったため、作品の全貌が明らかになるのは初めてとなります。 内藤礼 1961年広島生まれ。美術家。主な個展に「地上にひとつの場所を」佐賀町エキジビット・スペース(東京、1991年)、「地上にひとつの場所を」第47回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館(1997年)、「Being Called」カルメル会修道院(フランクフルト、企画:フランクフルト近代美術館、1997年)、「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」神奈川県立近代美術館 鎌倉(2009年)、「信の感情」東京都庭園美術館(2014年)、「信の感情」パリ日本文化会館(2017年)、「Two Lives」テルアビブ美術館(2017年)、「明るい地上には あなたの姿が見える」水戸芸術館現代美術ギャラリー(2018年)、「うつしあう創造」金沢21世紀美術館(2020年)、「breath」ミュンヘン州立版画素描館(2023年)。パーマネント作品に、「このことを」家プロジェクト きんざ、直島(香川、2001年)、「母型」豊島美術館(香川、2010年)。
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忘れられない日本人 民話を語る人たち|小野和子
¥3,520
発行:PUMPQUAKES(パンプクエイクス) 編集:清水チナツ 櫻井 拓 表紙・装画:菊池聡太朗 造本設計・デザイン:大西正一 印刷:株式会社ライブアートブックス プリンティングディレクション:川村佳之 清水チアキ 本体 3,200円+税 324頁/A5変形判 ISBN:978-4-9911310-1-1 C0095 東北の海辺の町や山の村で、民話を聞き訪ねて50年が経つ。 「訪う」「訪なわれる」ということは、本来、どこかで互いの殻を破ろうとする行為であったに違いない。そして、破った殻を脱ぎ捨てたときに、その前よりは「幸福」になった世界へと、お互いの身が高まったのではないだろうか ―― 小野和子 第1章 佐藤とよいさん「戸数十四戸の山奥の村に生きる」 第2章 小松仁三郎さん「おらは義務教育には参加しません」 第3章 楳原村男さん「ガダルカナルへ行かず憲兵学校へまわされて」 第4章 佐藤玲子さん「最愛の夫を失って蘇った民話の語り」 第5章 佐々木健さん「神子職を奪われた祖母が語った民話の数々」 第6章 佐々木トモさん「友はみな貸されて(売られて)いった村に生きて」 第7章 伊藤正子さん「母の語りに育まれて」 第8章 永浦誠喜さん「生涯を農民として生き抜く」 最終話にかえて 「商人の妻」 小野和子(おの・かずこ)民話採訪者 1934年岐阜県生まれ、宮城県在住。 1969年から宮城県を中心に東北のむら村へ民話を求めて訪ね歩く民話採訪をひとりで始める。 1975年にみやぎ民話の会を設立。主な著書『あいたくて ききたくて 旅にでる』。濱口竜介・酒井耕監督作品映画『うたうひと』(2013年)、NHK Eテレ「こころの時代」(2022年)等にも出演。
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旅の絵日記|和田誠/平野レミ
¥902
発行 中公文庫 初版刊行日 2021/12/22 判型 文庫判 ページ数 224ページ 定価 902円(10%税込) ISBNコード ISBN978-4-12-207159-9 レミさん和田さんが息子二人と旅に出た。フランス・スペイン・モナコ・イタリアを巡った一九八九年の夏休み。たくさんの絵と愉快な文章に心はずむ旅の記録。
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服は何故音楽を必要とするのか? 「ウォーキング・ミュージック」という存在しないジャンルに召還された音楽たちについての考察|菊地成孔
¥990
河出文庫 344ページ ISBN:978-4-309-41192-7 ● Cコード:0195 発売日:2012.12.06 定価990円(本体900円) パリ、ミラノ、東京のファッション・ショーを、各メゾンのショーで流れる音楽=「ウォーキング・ミュージック」の観点から構造分析する、まったく新しいファッション批評。パリコレ以後を増補し文庫化。