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夏みかんの午後|永井宏
¥2,200
発行 信陽堂 B6変 縦177mm 横117mm 厚さ14mm 重さ 210g 176ページ 上製 価格 2,000円+税 ISBN978-4-910387-06-2 初版年月日2023年9月29日 美術作家であり、エッセイや詩を数多く残した永井宏さんは、数編の愛すべき小説も残していました。本書は2001年にサンライト・ラボから出版されて以来、静かに読まれ続けてきた作品の復刊です。主人公は何かが始まる予感を胸に、東京を離れ海辺の町、葉山で暮らしはじめたばかりのフードスタイリスト、志田エリ31歳。大都市と郊外、何かに追いかけられるような時間と、手を動かし、ものを作るささやかな生活……自分の価値観を誇りに海辺に暮らす人々と出会い、少しずつ解放され新しい時間を生きはじめた女性の姿を描く短編小説。「砂浜とボート」を併録。初版から20年以上の時を経て、なおこころに響く海辺のフォークロアです。 巻末には永井さんのワークショップに参加していた小栗誠史さんのエッセイを収録。
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雲ができるまで|永井宏
¥2,420
発行 信陽堂 「誰にでも表現はできる。 ひとりひとりの暮らしが 表現になるんだ。」 舞台は湘南・葉山でアーティスト永井宏さんが90年代半ばに運営していた〈サンライト・ギャラリー〉。 「暮らすこと」をひとつの表現ととらえ、日々の小さな出来事やささやかな気持ちの変化を共有することを作品にしようとした永井さんの試みと、それに共感し自分らしい生き方と表現を探しはじめた人たちの姿をみずみずしくスケッチした作品集。 クウネル、天然生活、アノニマ・スタジオなど2000年代の〈暮らし系〉出版の流れをつくった多くのクリエイターに愛され、いまも影響を与えつづける永井宏さんの初期作品、25年を経て待望の復刊です
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ぼくの平成パンツ・ソックス・シューズ・ソングブック|松永良平
¥1,980
発行 晶文社 四六判並製 304頁 定価:1,980円(本体1,800円) 978-4-7949-7165-4 C0095 〔2019年12月〕 落ちこぼれ大学生だったぼくが、ライターになるまで――。 それはそのまま、平成の30年。 音楽ライターとして第一線で活躍しながら、現在もレコードショップの店員として世界中の音楽に触れる著者が、今ここに至るまでを「平成の30年」になぞらえて描いた、青春エッセイ。本書は1年に1章、“その年を思い起こさせる個人的な”1曲を添えてのソングブック形式。落ちこぼれ大学生だった「ぼく」は友人と一緒に自分たちの雑誌を作り、なんとか大学を卒業し、ライターの仕事を増やす一方でレコードショップで働き、だんだんと自分の生きる道をみつけていく。そのそばにはいつもたくさんのミュージシャンがいて、たくさんのレコードショップがあった。平成の30年を個人の体験とともに描きながら、読む人にとっての「平成」をもまた思い起こさせる。 <本書に登場する著者と交流のあったアーティスト(一部)> ジョナサン・リッチマン/NRBQ/クレイジーケンバンド/SAKEROCK/星野源/永井宏/小西康陽/細野晴臣/GUIRO/カジヒデキ/坂本慎太郎/大滝詠一/ヴァン・ダイク・パークス/小泉今日子/cero/片想い/videotapemusic など…… 音楽と、友情、恋愛、別れと涙。これはもう青春小説だと思う。 そして、音楽を創作する側の人々にとって、松永さんのような存在は宝物だとも思う。 ――小泉今日子さん推薦
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マーキュリー・シティ|永井宏
¥1,100
SOLD OUT
発行 mille books 発売日 : 2019/10/7 188ページ ISBN-10 : 4902744988 ISBN-13 : 978-4902744989 美術作家・永井宏が、音楽・映画・アートへの憧れを、愛に満ちた筆致で綴った1988年の名著、待望の復刊。著者が雑誌「BRUTUS」の編集者としても活躍した80年代に、深い知識に裏付けされた名文で、青春時代をおくった60年代から80年後半までの音楽・映画・アートへの愛を綴った名随筆。多くの人々に多大な影響を与えた、サブカルチャーという言葉が一般化する前に発表された、元祖サブカル・エッセイといえる名著。30年後の未来を先取りしていたような内容は、驚きの連続。人々の関心が多様化したこの時代にこそ読むべき、温故知新の名作。解説文はカーネーション・直枝政広。 著者略歴 永井宏 美術作家。1951年東京生まれ。80年代「BRUTUS」(マガジンハウス)などの雑誌編集に携わりながら、美術作家として活動。90年代に葉山に居を移し生活に根差したアートを提唱、1996年まで同地にてサンライト・ギャラリーを開設。誰にでもものが作れるという「ネオ・フォークロア」と自身が名付けた考え方をもとに創作を続ける。1999年「12 water stories magazine」を創刊し新しい雑誌のあり方を示す。2003年出版レーベル「WINDCHIME BOOKS」を設立。2011年4月12日、59歳で永眠。著書に『サンライト』(夏葉社)、『雲ができるまで』(リブロポート)、『カフェ・ジェネレーションTOKYO』(河出書房新社)、『夏の仕事』(メディアファクトリー)、『ロマンティックに生きようと決めた理由』『モンフィーユ』(アノニマ・スタジオ)など多数 ● 永井宏 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=永井宏
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愉快のしるし|永井宏
¥2,420
発行 信陽堂 発売日 : 2020/12/22 496ページ ISBN-10 : 4910387005 寸法 : 11.7 x 2.2 x 17.7 cm 愉快なことや楽しいことの意味を知ることができれば そこに雨が降っても風が吹いても、笑っていることができる エッセイでも詩でもない、季節のめぐり、思索のあと、日々の暮らしの中で五感を開いて拾いあつめた小さな欠片。 永井宏さんが、亡くなる直前まで書き続けたそれら「友人のような言葉」すべてを一冊にまとめました。 1995年4月20日、湘南・葉山のはずれにひっそりと“SUNSHINE+CLOUD”というショップが誕生した。 命名は「だれにでも表現は出来る。ひとりひとりの暮らしが表現になるんだ」と人を励まし、みずからも表現し続けたアーティスト永井宏さん。 ここに収められた言葉は、00年代初頭「クウネル」「天然生活」「アノニマ・スタジオ」など暮らし系の出版に大きな影響を与えた永井さんが、この店の通販カタログのために17年にわたり永井さんが書き続けた956もの断片の、そのすべて。
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永井宏 散文集 サンライト
¥2,200
SOLD OUT
出版社/夏葉社 サイズ/272ページ 14.5*12.5cm 発行(年月)/2019年9月
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ことばの生まれる景色|文:辻山良雄 画:nakaban
¥2,530
ナナロク社 装丁:鈴木千佳子 判型:四六判 上製264ページ 発刊:2018年12月 ISBN:978-4-904292-85-3 C0095 東京・荻窪の本屋「Title」の店主、辻山良雄が選んだ大切な本。 画家nakabanは、その魂をすくいとるように絵を描きました。エッセイ集としても画集としても楽しめる、絵と文が並び立つ、オールカラーの贅沢な一冊! 古びない魅力を持つ古典的作品を中心に、現代作家たちまで網羅したブックガイドとしても楽しめる本です。 まえがき 辻山良雄 『旅をする木』』 星野道夫 『ミラノ 霧の風景』 須賀敦子 『よいひかり』 三角みづ紀 『悲しき熱帯』 レヴィ=ストロース 『独り居の日記』 メイ・サートン 『苦海浄土』 石牟礼道子 『自選 谷川俊太郎詩集』 谷川俊太郎 『造形思考』 パウル・クレー 『夏の仕事』 永井宏 『尾崎放哉全句集』 柳田国男 『百年の孤独』 G・ガルシア=マルケス 「森の兄妹」『あひる』 今村夏子 『フラニーとゾーイ―』 J・D・サリンジャー 「犬を連れた奥さん」『かわいい女・犬を連れた奥さん』 チェーホフ 『城』 カフカ 『1973年のピンボール』 村上春樹 『山之口貘詩集』 山之口貘 『八月の光』 フォークナー 『存在の耐えられない軽さ』 ミラン・クンデラ 『色彩論』 ゲーテ 「なめとこ山の熊」『注文の多い料理店』 宮沢賢治 『楢山節考』 深沢七郎 『ジョルジョ・モランディの手紙』 ジョルジョ・モランディ 『おやすみなさい おつきさま』 マーガレット・ワイズ・ブラウン 『小さな家』 ル・コルビュジエ 『パタゴニア』 ブルース・チャトウィン 『さようなら、ギャングたち』 高橋源一郎 『方丈記』 鴨長明 『若き日の山』 串田孫一 『犬が星見た』 武田百合子 『夕べの雲』 庄野潤三 『ビニール傘』 岸政彦 『津軽』 太宰治 『門』 夏目漱石 『芝生の復讐』 リチャード・ブローティガン 『ホテル・ニューハンプシャー』 ジョン・アーヴィング 『細雪』 谷崎潤一郎 『声めぐり』『異なり記念日』 齋藤陽道 『モモ』 ミヒャエル・エンデ あとがき nakaban (ナナロク社商品ページより)