open 12-19|水木定休
4 fri. 17:30閉店
19 sat. - 20 sun. 出店|新長田・ふたばZINEフェス
19 sat. - 21 mon. 出店|神戸・HDC
※出店期間中、元町店舗はお休みです
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パトリシア・ハイスミスの華麗なる人生|アンドリュー・ウィルソン
¥7,480
翻訳 柿沼瑛子 発行 書肆侃侃房 A5判、並製、712ページ 定価:本体6,800円+税 ISBN 978-4-86385-654-7 C0098 残された膨大な日記と手紙、インタビューから 謎のベールに包まれたサスペンスの巨匠の全貌に迫る 生まれながらに背徳と残虐、愛への渇望に苦しむ。「愛される」よりも「愛する」を選んだ孤独の女性作家。生誕100年を迎え、いま明らかにされる苦悩と野心、ゆがんだ愛。母親への愛憎のすべては小説作品の中に埋め込まれた――。 ハイスミスが保管していた資料、友人、敵、仲間の思い出、そして強迫観念的な人生の貴重な記録。 ーーFinancial Times紙 力強く、時に美しい伝記であり、1ページたりとも無駄がない。細部の積み重ねにより、20世紀の偉大な作家の忘れがたい肖像を生み出している。 ーーNew Statesman紙 ハイスミスは、彼女のいたずら好きなヒーローと同じように、逸脱した風変わりな人だった。 ーーJ. G. Ballard, Daily Telegraph Summer Reads トルーマン・カポーティが絶賛した才能 20世紀を代表する作家 パトリシア・ハイスミス 代表作 『キャロル』自らの体験を基に男性作家名で発表したレズビアン小説 『見知らぬ乗客』ヒッチコックによって映画化された長編デビュー作 『太陽がいっぱい』アラン・ドロン主演で知られる名作映画の原作 パトリシア・ハイスミス Patricia Highsmith (1921〜1995) 別名クレア・モーガン。アメリカの女性作家。テキサス州フォートワースに生まれるが、生涯の大半をヨーロッパ大陸で過ごし、最終的にはスイスのロカルノで病死する。父親はジェイ・バーナード・プラングマン、母親はメアリー・コーツ。後に母親がスタンリー・ハイスミスと結婚したことにより、ハイスミス姓となる。最初の長編『見知らぬ乗客』がヒッチコック監督に、第三作目『太陽がいっぱい』がルネ・クレマン監督によって映画化され、作家としての地位を確立する。「不安の詩人」と評された彼女の作風はアメリカよりもむしろヨーロッパで先に受け入れられた。またクレア・モーガン名義で自らの恋愛体験をもとにしたレズビアンロマンス小説『ザ・ブライス・オブ・ソルト』(後に『キャロル』)を発表し、こちらもトッド・ヘインズ監督によって映画化された。 【著者プロフィール】 アンドリュー・ウィルソン Andrew Wilson イギリスのジャーナリスト、小説家、伝記作家。「オブザーバー」、「デイリー・テレグラフ」、「ザ・ガーディアン」といった一流紙で活躍後、ハイスミスの伝記で伝記作家としてデビュー。ハイスミス以外にもハロルド・ロビンズ、シルヴィア・プラス、アレキサンダー・マックイーンなどの伝記を手掛ける。本書『パトリシア・ハイスミスの華麗なる人生』は2004年度エドガー・アラン・ポー賞を受賞している。 【訳者プロフィール】 柿沼瑛子(かきぬま・えいこ) 英米文学翻訳家。主訳書『妄想の世界史 10の奇想天外な話』(ビクトリア・シェパード)、『誰?』(アルジス・バドリス)、『Gストリング殺人事件』(ジプシー・ローズ・リー)、『魔術師の帝国』(C・A・スミス、共訳)、『わが愛しのホームズ』(ローズ・ピアシー)、『キャロル』(パトリシア・ハイスミス)、『ヴァンパイア・クロニクルズ』シリーズ/『眠り姫』シリーズ(アン・ライス)など訳書多数。 (版元より)
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ミミのこと 他二篇|田中小実昌
¥1,210
SOLD OUT
発行:中央公論新社 文庫判 360ページ 定価 1,100円+税 ISBN978-4-12-207621-1 発売日 2025年2月21日 あの夜、ミミはどこからはいりこんできたんだろう――。 パンパン狩りから逃げてきた耳の不自由な女性との純愛「ミミのこと」。 戦災孤児を集めて暮らす「浪曲師朝日丸の話」。 米軍の研究所で働く男のある一日「自動巻時計の一日」。 戦後の混乱期を生きる人々を、鋭くも温かい筆致で描いた直木賞受賞作・候補作全三篇を初集成。〈解説〉滝口悠生 (版元より)
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世界でいちばん幸せな屋上 ミルリトン探偵局|著・吉田音/絵・吉田篤弘
¥880
発行 中央公論新社 初版刊行日 2025/2/21 判型 文庫判 ページ数 272ページ 定価880円(10%税込) ISBN978-4-12-207624-2 ビルの屋上にあるレコード屋とコーヒーの香りがする音楽。黒猫シンクが旅する先で幸せな光景が浮かび上がる。全面改稿のうえ、描き下ろしイラストを収録。 (版元より)
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現代短歌パスポート4 背を向けて歯軋り号
¥1,100
発行 書肆侃侃房 四六判変形/並製/112ページ 定価:本体1,000円+税 ISBN978-4-86385-645-5 C0092 デザイン:藤田裕美 装画:楢崎萌々恵 大好評の書き下ろし新作短歌アンソロジー歌集、最新刊! 【収録作品】 岡本真帆「夏の骨 風の高台」 永井祐「ピクチャーディス」 瀬戸夏子「わたしに黙って死体を隠して」 鈴木ちはね「AEON FOOD STYLE by daiei」 野村日魚子「医学」 阿波野巧也「祭りのあと」 鳥さんの瞼「変形」 染野太朗「ろくでもない」 手塚美楽「あなたがわたしにできることはなにもない」 くどうれいん「龍」 (版元より)
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現代短歌パスポート1 シュガーしらしら号
¥1,100
発行 書肆侃侃房 四六判変形/並製/112ページ 定価:本体1,000円+税 ISBN978-4-86385-575-5 C0092 デザイン:藤田裕美 装画:楢崎萌々恵 最注目の歌人10名による書き下ろしの新作短歌アンソロジー歌集。 【収録作品】 榊原紘「Classic」 伊藤紺「雪の匂い」 千種創一「White Train」 柴田葵「おさしみ」 堂園昌彦「春は水さえとろけさせる」 谷川電話「夢を縫う、たき火を保つ」 吉田恭大「フェイルセーフ」 菊竹胡乃美「火のぬいぐるみ」 宇都宮敦「羊毛期の到来(ウール、ウール、ウール)」 初谷むい「天国紀行」 (版元より)
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シティライツ 完全版(上下巻セット)|大橋裕之
¥3,080
SOLD OUT
発行 カンゼン 出版年月日 2018/04/23 ISBN 9784862554383/9784862554390 判型・ページ数 A5・312ページ 定価 1,540円(税込) 大橋裕之・初期名作が完全版・上下巻として復活!! (版元より)
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カレーライスと餃子ライス|片岡義男
¥1,870
発行 河出書房新社 四六判変型上製 208頁 定価:1,870円(本体1,700円) 978-4-7949-7373-3 C0095 発売 2023年9月 今日の夕食は何にしようかなと思案しながら、 夕暮れの靖国通りをひとり歩く幸せ 幸福な食事はどこにある? 神保町、下北沢、京都……専用スプーンを胸にひそませ、今日も続くカレー漂流。そして青春の食事には、餃子ライスが必要だ。はたしてそんな食事は見つかったか。記憶と幻想で紡がれる物語。 (版元より)
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寝ても覚めても 増補新版|柴崎友香
¥814
発行:河出書房新社 文庫判 344ページ 定価 740円+税 ISBN978-4-309-41618-2 初版年月日 2018年6月6日
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花のうた
¥2,200
編集 左右社編集部 発行 左右社 定価 2,200 円(税込) 刊行日 2025年03月12日 判型/ページ数 四六判変形 上製 136ページ ISBN 978-4-86528-462-1 Cコード C0092 装幀・装画 装幀/脇田あすか 花瓶だけうんとあげたい絶え間なくあなたが花を受けとれるようにーー笠木拓 どこから開いても〈花〉があふれる、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 満開の桜、野に咲くたんぽぽ、雨の日の紫陽花、凛とひらく百合、色とりどりの薔薇、大輪のダリア、金木犀の香り、枯れてゆく花束……100人の歌人がうたった、わたしだけの花のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 青松輝/我妻俊樹/天野慶/阿波野巧也/井口可奈/石井僚一/伊舎堂仁/伊藤紺/井上法子/上坂あゆ美/内山晶太/宇都宮敦/宇野なずき/上澄眠/江戸雪/太田垣百合子/近江瞬/大森静佳/岡野大嗣/岡本真帆/荻原裕幸/奥田亡羊/奥村晃作/尾崎まゆみ/小佐野彈/笠木拓/金田光世/椛沢知世/川野里子/川野芽生/川村有史/北谷雪/北山あさひ/木下龍也/木村比呂/工藤吉生/くどうれいん/黒井いづみ/小坂井大輔/小島なお/小俵鱚太/五島諭/佐クマサトシ/笹井宏之/佐佐木定綱/笹原玉子/ショージサキ/鈴木ジェロニモ/鈴木晴香/高柳蕗子/谷川由里子/谷じゃこ/俵万智/千種創一/手塚美楽/寺井奈緒美/堂園昌彦/土岐友浩/ナイス害/永井祐/中井スピカ/中村森/中山俊一/錦見映理子/沼尻つた子/橋爪志保/長谷川麟/初谷むい/服部真里子/馬場めぐみ/濱田友郎/早坂類/林あまり/東直子/平岡直子/廣野翔一/藤井柊太 /藤宮若菜/穂村弘/堀静香/本多真弓/枡野浩一/松野志保/丸田洋渡/丸山るい/水野葵以/水野しず/水原紫苑/光森裕樹/睦月都/盛田志保子/藪内亮輔/山崎聡子/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/揺川たまき/吉川宏志/吉田竜宇 (あいうえお順・敬称略、全100名)
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●サイン本 定本|牛尾憲輔
¥2,970
SOLD OUT
発行 太田出版 価格 2,970円(本体2,700円+税) 判型 A5判 ページ数 256ページ ISBNコード 9784778319571 搬入年月日 2025.2.25 作曲家・アーティストの牛尾憲輔、劇伴作家活動10周年を記念したアニバーサリーBOOKが2025年2月27日に発売決定。電気グルーヴ・石野卓球との出会いをきっかけに音楽活動をスタート、2008年にソロユニット・agraphとしてアルバムをリリース、2014年にはアニメ『ピンポン』で劇伴作家としてのキャリアをスタートさせた牛尾憲輔、初の公式本です。 生い立ちから現在までを語ったロングインタビューをはじめ、石野卓球&ピエール瀧(電気グルーヴ)・山田尚子・湯浅政明・高野文子・魚豊など総勢26名の超豪華ゲストが語る「音楽家・牛尾憲輔の魅力」とはーー。牛尾憲輔の「現在」「過去」、そして来たるべき「未来」を収録した一冊。 【ロングインタビュー】 ・牛尾憲輔 【対談】 ・石野卓球(電気グルーヴ)×牛尾憲輔 ・山田尚子×牛尾憲輔 ・湯浅政明×牛尾憲輔 ・佐藤 大×牛尾憲輔 【特別企画】 ・ピエール瀧(電気グルーヴ)&牛尾憲輔、高田馬場ゲーセンミカドへ行く 【インタビュー】 ・砂原良徳 ・永井聖一(相対性理論) ・中村弘二 ・ミト(クラムボン) ・JC(ミランレコード) ・吉田玲子 ・大塚 学 ・新宅洋平 【寄稿】 ・沖田修一 ・風間太樹 ・白井嘉一郎 ・中村伸一 【マンガ・イラスト】 ・高野文子 ・魚豊 ・タカノンノ ・JUN INAGAWA 【論考】 ・佐々木敦 ・柴 那典 ・北出 栞 ・灰街 令 ・宮昌太朗 ……ほか 牛尾憲輔 1983年3月1日生まれ、東京都出身の音楽家/プロデューサー。音楽教室の家で育ち、幼少よりピアノを習う。東京工科大学在学中に「Pro Tools」オペレーターとして活動。その後、石野卓球の音源制作、テクニカル・エンジニアなどに関わり、2007年にコンピレーションアルバム『Gathering Traxx Vol.1』に初の楽曲「colours」を提供。翌年にソロ・ユニット“agraph”名義でアルバムデビュー。映画音楽、バンドのLAMAや電気グルーヴのサポートを担当するなど、幅広い活動を展開。 (版元より)
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自意識のラストダンス|前田裕太(ティモンディ)
¥1,870
発行 左右社 定価 1,870 円(税込) 刊行日 2025年03月18日 判型/ページ数 四六判 並製 240ページ ISBN978-4-86528-460-7 Cコード C0095 装幀・装画 名久井直子/装幀、森優/装画 ◆南海キャンディーズ・山里亮太さん帯推薦! 「僕以上に「自分なんて」って言ってる人に初めて会った。 絶望からの脱出方法じゃなくて、絶望の抱きしめ方を教えてくれる、そんな本」 「やればできる!」の隣で「やってもできない」と嘆く男がいたーー 自意識と幸福の間で悩み苦しむ男が贈る、笑いと苦悩の赤裸々エッセイ爆誕! 野球の強豪校に進学し法科大学院にまで進んだ秀才、売れっ子芸人としてメディアにも引っ張りだこ。一見すると順風満帆の人生のようで、「やってもできない」と悩みもがく「僕」がいた。 悟りを開くほどの辛い練習・しごきの果てに甲子園一歩手前でサヨナラ負け、何事も人の数十倍はやる真面目な性格、極貧の駆け出し時代、相方は映り自分は見切れたTV番組、そしてその果ての円形脱毛症。 「そんなことないよ」と言われればさらに苦しくなり、自分も幸福もわからなくなる無限沼へ……。果たして前田は、「幸せ」を見つけることができるのか? 幸せの正体が掴めず、生きづらさに溺れ、もがき苦しみ、それでも前を向いて生きるために今日まで施策を繰り返してきた。 その見苦しい生活の末に円形脱毛症になり、胃潰瘍に苦しみ、現状を脱しようと幸せの正体を知るために海を渡り、世界一幸せである国と言われるフィンランドまで行き、見ず知らずの土地で言葉も通じない人たちと、踊りながら号泣することになる。 ...(中略)... もしかすると、読者諸兄姉にも魔都日本の迷宮で僕のような幸せに関して彷徨う子羊たちがいるかもしれない。その群れの一頭でも救うことのできる一助になれば幸いである。(「はじめに」より) 自意識と幸福の間で悩み苦しみ、人一倍努力してもなお幸せがわからない、現代人の業を一手に背負ったような苦悩を抱える著者が贈る、苦悩と笑いと感動の赤裸々エッセイ爆誕! (版元より)
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春をポッケにつめこんで|真舟とわ
¥1,000
SOLD OUT
リトルプレス 文庫サイズ "光を纏った海の匂い ポッケにつめて 会いに行きます 今すぐに!" 真舟とわのことばと絵を集めた一冊。 文庫本サイズなのでお出かけにもってこいです。旅や日常のお供にぜひ! この本を手にしたあなたの今日が少しだけルンとなりますように。 (版元より)
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坂本龍一のプレイリスト|吉村栄一
¥2,970
SOLD OUT
発行:イースト・プレス 四六判 320ページ 定価 2,700円+税 ISBN978-4-7816-2420-4 初版年月日 2025年2月20日 坂本龍一は、どんな音楽を愛したのか。 コンピレーションアルバム、ラジオ番組、書籍などで 坂本龍一がセレクトした楽曲からひもとく。 【高野寛さん推薦】 『「君たち、こんな曲知ってる?」 教授はいつもいたずらっぽく、新しい音楽を教えてくれた』 クラシック、現代音楽からロック、ソウルミュージック、クラブミュージックにいたるまで、 坂本龍一はその生涯で新しい音楽を求め続けた。 その音楽体験が、革新的な作品を生み出す源泉だった。 本書では、コンピレーションアルバム、ラジオ番組、書籍などで 坂本龍一自身がセレクトした楽曲を、『坂本龍一 音楽の歴史』の著者がレビューする。 【本書で取り上げたアーティスト(一部)】 ジャパン/スクリッティ・ポリッティ/韓国国立国楽院/テイ・トウワ/加藤登紀子/クラフトワーク/スライ&ファミリー・ストーン/ミシェル・ルグラン/ヴァン・ダイク・パークス/クラウス・オガーマン/ジョン・コルトレーン/シュトックハウゼン/アントニオ・カルロス・ジョビン/ニーナ・シモン/ジョン・ケージ/武満徹/フィリップ・グラス/J・S・バッハ/マックス・リヒター/エリック・サティ/ドビュッシー......etc 【「はじめに」より】 「こんばんは、坂本龍一です」 この一言から始まった坂本龍一のラジオ番組、NHK FMの『サウンドストリート』火曜日。最初の放送は1981年4月7日だった。 ぼくはその頃、福井県福井市に住む15歳。教授と同じ1月生まれ、早生まれだったので高校一年生だ。YMOが好きで、なんとか関係する情報や音楽を追いかけようと必死だった田舎の高校生。民放テレビ局は2局、ラジオのFM放送はNHKだけ。似たような趣味の友達は学年にひとりいるか、いないか。孤独だった。東京より2日ほど発売が遅れる音楽雑誌と、県内に一軒だけあった輸入レコード店だけが情報源のすべてのようなものだった。もどかしい。世界もテクノポリスTOKIOも遠い。 そんな干天のもとで慈雨となったのが、『サウンドストリート』火曜日だった。YMO、坂本龍一の音楽はもちろん、そのときどきに教授が選んだ「いま聴くべき音楽」が選曲されて、ちょっとぼそぼそした口調でその解説もしてくれた。 (略) この本は、40年以上に及ぶ坂本さんの選曲から、個人的に強い印象を受けたプレイリスト、学びの機会となった音楽を150曲選んで、その楽曲がどういう背景を持った曲なのかを紹介している。それとともに、その楽曲の関連のもの、坂本さんの作品で紐づけられていると思えたものを牽強付会の気を含みつつも選んでみた。 生涯にわたって、おもしろい、そしてためになる音楽を教えてくれた坂本龍一さんは、ラジオ、雑誌、そして複数のコンピレーションCDを通して多くの人の音楽の先生、いや、教授となってくれた。感謝をこめて、教えてもらった音楽をあなたの作品とともにこれからも聴いていきます。 著者プロフィール 吉村栄一 (ヨシムラエイイチ) (著/文) よしむら・えいいち:1966年福井県生まれ。月刊誌『広告批評』編集者を経て、フリーランスの編集者、ライター、コピーライターに。主な編著書に『いまだから読みたい本ー3.11後の日本』『40ymo1979-2019』など。構成を手掛けた書籍に『戦場のメリークリスマス 知られざる真実』『龍一語彙 2011年-2017年』。単著書に『評伝デヴィッド・ボウイ 日本に降り立った異星人』『YMO1978-2043』『坂本龍一 音楽の歴史』がある。 (版元より)
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海辺の石 ー小図鑑・見立て・石並べー|石の人
¥1,980
監修 川端清司 発行:グラフィック社 A5判 縦210mm 横148mm 厚さ12mm 144ページ 定価 1,800円+税 ISBN978-4-7661-3944-0 初版年月日 2025年3月25日 日本各地の石を拾い、並べ、時には見立て、石ころの魅力をSNSで発信してきた「石の人」、初の著書。美しい石たちの佇まいに触れる、至極の1冊。 美と科学の視点で贈る、あたらしい石の本。 ・98点の石を専門家が分類・推定。 ・掲載160点以上。 ・さまざまな石の愛で方を現代の感覚で紹介。 目次 ・chapter01 石の小図鑑(火成岩、堆積岩、変成岩、鉱物、化石) ・chapter02 石の見立て(風景、海・石、食べ物、生き物、絵画に見立てるなど) ・chapter03 石を並べる ・chapter04 石を拾うということ 著者プロフィール 石の人 (イシノヒト) (著/文) 石を拾い並べる人。海で石拾い、時には川で石拾い。
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もしもこの世に対話がなかったら。 オープンダイアローグ的対話実践を求めて|横道誠
¥1,650
発行:KADOKAWA 四六変型判 200ページ 定価 1,500円+税 ISBN978-4-04-115365-9 初版年月日 2025年2月20日 フィンランド生まれの精神療法、オープンダイアローグの対話を 病院でもカウンセリング室でもなく家で続ける。 安心して話せる場所、聞いてもらえる場所を探している人へ 著者が運営するオープンダイアローグ的対話実践の自助グループ「ゆくゆく!」で 行っていることをモデルにしながら、フィクションを交えた物語に仕上げました。 本書でオープンダイアローグ的対話実践をご体感ください。 目次 はじめに 対話にはルールが必要 「ゆくゆく!」と波打つ対話 第一夜 仕事の悩み 転職に失敗したかもれない 第二夜 人間関係の悩み 発達障害グレーゾーン 第三夜 孤独という悩み トラウマの扱い方 第四夜 子どもの悩み 夫婦ふたりからの相談 第五夜 長年抱えていた悩みとは 真夜中 自助グループ「ゆくゆく!」の作り方 おわりに 日常に対話の時間を 著者プロフィール 横道 誠 (ヨコミチ マコト) (著/文) 京都府立大学文学部准教授。1979年生まれ。大阪市出身。文学博士(京都大学)。専門は文学・当事者研究。著書に『みんな水の中─「発達障害」自助グループの文学研究者はどんな世界に棲んでいるか』(医学書院,2021年)など多数。 (版元より)
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らせんの日々 ― 作家、福祉に出会う|安達茉莉子
¥1,980
発行 ぼくみん出版会 価格 ¥1,800+税 刊行日 2025年03月03日 ISBN 9784911495001 判型 B6変形 製本 雁垂れ 頁数 224ページ 装丁 坂田佐武郎 校正 石垣慧 「福祉に従事することは、多かれ少なかれ、“らせん”のようなものである」 数十年に渡り福祉の道に従事してきたひとりの職員が、福祉と「支援」について書き残した一文である。 障害者支援や高齢者福祉など多様な分野の事業所を運営する社会福祉法人、南山城学園。そこで著者が出会ったのは、この社会がより生きやすいものになっていくためのヒントに溢れた、“最先端”の風景だった。 素朴だが、やさしく、やわらかい空間。 丁寧かつ創意工夫に満ちた、細やかな支援。 データをとり、その分析によって得られたエビデンスに基づいた取り組み。 日々の実践をふりかえって研究し、言葉にすることを重視する活動。 答えのない、複雑な事柄について話し合うことができる空気。 利用者の生きがいに寄り添い、そのひとの人生に思いを巡らせることのできる想像力。 支援しつづけるために支え合う、職員どうしのフラットな関係性。 ーーそれらの根底に流れ、職員全体に浸透する「人を大事にする」という意識。 自分を取り巻く暮らしを少しずつ変えていくことで幸福へと近づいていく自らの軌跡を描いたベストセラー『私の生活改善運動 THIS IS MY LFE』。その著者・安達茉莉子が次に描くのは、誰もが人間らしく生きることができる世界を目指す「福祉」の現場。上から見れば、堂々めぐりのように見え、横から眺めれば後退しているようにも見える。でも、踏み出した一歩によって、わずかに、高みへと上がっている。そんな“らせん”のような日々を、福祉の現場ではたらく職員の語りを通して描いたエッセイ。 (版元より)
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本屋のパンセ 定有堂書店で考えたこと|奈良敏行
¥2,420
編集 三砂慶明 本体2200円 46判並製 ISBN978-4-86793-073-1 発行 2025.2 定有堂は、本屋が詣でる本屋だった。鳥取まで訪ねていき、奈良さんからふっと宙に放たれて光ることばに、支えられた本屋は自分だけではないはずだ。 NUMABOOKS/本屋B&B・内沼晋太郎さん推薦! 本が好き、という〈初発衝動〉から奈良さんは店を始めた。(…)時空を歪めた奈良さんは、店を閉めてもまだ本屋でいる。 市場の古本屋ウララ・宇田智子さん推薦! 名店の店主の人生の本200点超を一挙掲載。本から誘われた思索の軌跡。 定有堂は、本屋が詣でる本屋だった。鳥取まで訪ねていき、奈良さんからふっと宙に放たれて光ることばに、支えられた本屋は自分だけではないはずだ。オブジェが吊られた定有堂の店内を思い出しながら本書を読み、奈良さんのことばを受け継いで実践を続けようという決心が、青空のようにひらけた。 NUMABOOKS/本屋B&B・内沼晋太郎 本が好き、という〈初発衝動〉から奈良さんは店を始めた。本を並べ、ミニコミを出し、読書会をして、対話と思索を続けた。時流に遅れながら外界につながり、終わりはまた始まりになった。時空を歪めた奈良さんは、店を閉めてもまだ本屋でいる。 市場の古本屋ウララ・宇田智子 本を読むことの先に、本の中のような人生は扉を開いていなかった。とすると本そのものを目的として生きるしかない。本を読むのでもない書くのでもない、本を売るという人生がそこにあった。読むことや書くことは、あまりに一つの人格のもとに緊縛性が強く行き止まりだった。本を売るという人格が、解けなかった人生の問いを一挙に明快なものにしてくれた。(本書「本屋を生きる」より) 【目次】 はじめに 三砂慶明 第一章 音信不通 本のビオトープ 定有堂のウォールデン池/オースターの『幽霊たち』/『音信不通』あるいは存在と思索/ブック・ビオトープ/柴田信さんのこと/けものみち/リングワンダリング/カフェ「ドロップ」での一夜/物語のない本屋/退歩推手/サウンドバイト/閉じる物語/本屋的人間そしてオブセッション/本を読む夢/残されない探検記 第二章 「普通」の本屋 石橋毅史さんに学ぶ/シンクロニシティ/柳父章さんのこと/木を見る、森を見る/彼らがいなくなる前に/定有堂はどんな本屋ですか?/減速する本屋暮らし/ミニコミ好き/フラジャイル/身の丈の本屋/探求のかたち/普通の本屋/果敢な本屋たち/定有堂のレイヤー/本屋の青空/本が大事/昨日までの世界 第三章 「焚き火」の読書会 本屋と「読む会」/焚き火について/本屋の圏域/具体と抽象/本屋と図書館/書けなかった話/「共通理解」のあり場所/読書の学校/コロナ・ディスタンスな日々/本屋読書/本のある暮らし、ただし本屋/定有堂の「推し本」/閉塞と覚醒 第四章 「本屋の青空」を見上げて 何度でもやり直す/読書について/読書思考圏域/読書のバイアス/権力を取らずに世界を変える/記憶を折り畳む/固定観念/闇の奥/読書の四面体/本屋の「このもの性」/独学孤陋(どくがくころう)/文章作成講座のこと/ドゥルーズを読む/三砂慶明さんとの一夜/沫雪に寄せて 第五章 終わりから始まる 本屋と書店/岩田直樹『橋田邦彦・現象学・アーレントの再解釈』と「他者論」/本屋の神話学/本屋でない人生なんて/昇降開合/もう一つの定有堂論/地の塩/一を始める/読書に追いつかれて/本好きのエピジェネティクス/天上大風(てんじょうたいふう)/遅れて読む/反本屋学/本屋のパンセ/写字室の旅/本を並べる/本屋のプロット/焚き火から埋み火へ/「わからない」の方へ あとがき これからの十年 編者謝辞 索引 【著者・編者略歴】 奈良敏行(なら・としゆき) 1948年生まれ。1972年早稲田大学第一文学部卒。1980年鳥取にて、定有堂書店を開業。著書に『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』(作品社)、共著書に、『街の本屋はねむらない』(アルメディア)、三砂慶明編『本屋という仕事』(世界思想社)など。 三砂慶明(みさご・よしあき) 1982年生まれ。「読書室」主宰。本の執筆、企画、編集、書評を手掛ける。立ち上げから参加した梅田 蔦屋書店を経て、TSUTAYA BOOKSTORE梅田MeRISE勤務。著書に『千年の読書 人生を変える本との出会い』(誠文堂新光社)、編著書に『本屋という仕事』、奈良敏行著『町の本屋という物語 定有堂書店の43年』がある。 (版元より)
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本ばかり読んできたけれど。|早坂大輔
¥1,500
発行 BOOKNERD PAPERBACK LIBRARY 2024年 B6判・48ページ 何かに急き立てられるように、今まで生きてきた人生の自戒を込めて、ここ数年はほんとうに本ばかり読んできた気がする。かつては自分の体を通りすぎてゆくだけだったそれは、成分や滋養、それに少しばかりの毒が自分のなかに蓄積され、 腹にたまっていくようになった。だがそれは、読み手としての成熟とはいかず、ただいたずらに読むことの年月を重ね、歳を取ったことと、子を授かり、 親としての生育の義務を与えられたことが関係している気がする。 (本文より) 『羊をめぐる冒険』『夕べの雲』『娘の学校』『惑う星』……。生活、戦争、子育て、夫婦、商い、社会、環境、地球。ブルーにこんがらがったまま放り投げられた、惑いながら牛のように進むブックエッセイ。 BOOKNERD店主による、書き下ろし9篇(新聞連載3篇含む)を収録した、読書と思索を行ったり来たりする、日記のように書かれた読書エッセイ。 本編の一部をこちらからお読みになれます https://drive.google.com/file/d/16bo7gOvqSHDsdhe94NMIJO-bUERnPv20/view?usp=sharing (版元より)
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没後20年 作家主義 相米慎二 アジアが見た、その映像世界
¥1,500
発行 A PEOPLE 48ページ B5判型 目次 はじめに アジアが見た、その映像世界~中国 (北京晩報人文週刊編集者、文化記者 孫小寧/「人民日報海外版」日本月刊総編集長 蔣豊) 監督論。/樋口尚文(映画評論家、映画監督) 榎望(脚本家) 町田博(撮影) 相米チルドレン1 福本淳(撮影) 作品レビュー(小林淳一/相田冬二/金原由佳) 翔んだカップル セーラー服と機関銃 ションベン・ライダー 魚影の群れ ラブホテル 台風クラブ 雪の断章 情熱 光る女 東京上空いらっしゃいませ お引越し 夏の庭 The Friends あ、春 風花 空がこんなに青いわけがない 相米チルドレン2 今井孝博(撮影) 柄本佑(俳優) 行定勲(映画監督) 相米チルドレン3 佐々木尚(美術) アジアが見た、その映像世界〜韓国 DVDの話。 金原由佳(映画ジャーナリスト)エッセイ ほか (版元より)
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作家主義 相米慎二2023 台風クラブ シナリオ完全採録
¥2,200
SOLD OUT
発行 A PEOPLE 判型 A5 頁数 180 定価 2,200円(2,000円税抜) ISBN 978-4-909792-44-0 Cコード C0074 販売:ライスプレス 9月9日は相米慎二の命日。生きていれば75歳であった。今回の「台風クラブ 4Kレストア版」公開と相米慎二の命日に合わせ、書籍の刊行が決定した。出演者の工藤夕貴のインタビューを掲載。「台風クラブ」ウォッチャーのクリエイターとして、黒沢清(映画監督)、二ノ宮隆太郎(映画監督)、広瀬奈々子(映画監督)、野村麻純(女優)、ユン・ダンビ(映画監督)らが登場。夏目深雪、月永理絵、相田冬二、八幡橙、金原由佳ら評論家、海外の記者・評論家によるさまざまな「論」も掲載する。そして、シナリオを完全採録。読んでから観ても観てから読んでも、そこに、新たな発見があるだろう。 目次 インタビュー 工藤夕貴 黒沢清 二ノ宮隆太郎 広瀬奈々子 野村麻純 ユン・ダンビ 台風クラブ 論 夏目深雪 月永理絵 相田冬二 孫小寧 八幡橙 金原由佳 (版元より)
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作家主義 韓国映画
¥2,420
発行 APEOPLE 判型 A5 頁数 287 いま、韓国の作家映画に世界の注目が集まっている。映画大国である韓国ではハリウッドのようなエンターテインメント性の高い映画がメインストリームであるが、作家の映画が根強く生き続けており、それは、さらに多様に更新され続けている。ジャンルに囚われず、自己表現にこだわり、映画的魅惑に到達する韓国の作家映画たち。私たちは“「映画」は、アートである”と信じる。現代映画の潮流に抗うような、その佇まい。ひと言では表現できない、その複層的な魅力。独自の演出と、その刺激的な映像世界。作家で、いま一度、映画を見るということ=「作家主義 韓国映画」。そのタイトルのもとに、世界をリードすると言っても過言ではない、イ・チャンドン、パク・チャヌク、ポン・ジュノ、キム・ボラ、パク・チワン、ユン・ダンビ、イ・ジョンボム、チャン・ゴンジェ、チャン・リュル、ナ・ホンジン、ホン・サンスら韓国映画の作家たちのロングインタビューを掲載。イ・チャンドン監督に至っては全作品のレビューや、川村元気がイ・チャンドン監督の世界観を徹底解剖。さらに、女優の筒井真理子がパク・チャヌク監督作の「オールド・ボーイ」をはじめ、自身が感じてきた韓国映画への想いを語っている。 目次 第1章 イ・チャンドン インタビュー 映画と文学の交差点~村上春樹ライブラリー 全州映画祭リポート「イ・チャンドンとは何か?」 論 イ・チャンドン この崩壊する世界、寄りかかる支点 川村元気、イ・チャンドンを語る。 イ・チャンドン監督全作品レビュー 第2章 パク・チャヌク 論 パク・チャヌク 恐るべき映画作家『私は芸術映画のような商業映画を作る監督だ」 女優・筒井真理子、「オールド・ボーイ」を語る。 第3章 ポン・ジュノ 第4章 キム・ボラ 第5章 パク・チワン 第6章 ユン・ダンビ 第7章 イ・ジョンボム 第8章 チャン・ゴンジェ 第9章 チャン・リュル 第10章 ナ・ホンジン 論 ナ・ホンジン 今では代替不可能なひとつのジャンルになった監督 第11章 ホン・サンス 論 ホン・サンスはどこへ行く? ホン・サンスが撮った映画 論 ホン・サンスが描く旅と街 論 (版元より)
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作家主義 ロウ・イエ
¥2,420
発行:A PEOPLE 縦210mm 171ページ 価格 2,200円+税 ISBN978-4-909792-45-7 初版年月日 2023年10月 本書は、日本ではロウ・イエ監督の初めての書籍になります。ロウ・イエ監督は5年前、日本の雑誌のインタビューでこう語っています。 「何か不幸な出来事が起きてしまった場合、それを忘れずに記憶に留めておくことが重要」 ロウ・イエ監督は、まさにそんな作品を撮り続けていると思います。それは、単なる社会的な映画ではなく。テーマ主義に陥った人間ドラマでもなく。ロウ・イエ監督は、冷徹な時代の移り変わり、その残酷な運命の中で、力強く生きる人々の息遣いにも似た、愛と憎しみをリアルに描いていく。映像だからできる表現、その圧倒的な映像美で。私たちは、ロウ・イエ監督の作家性、映像芸術家としての創造の秘密(私たちにとってもちろん幸福なことであります)を、まさに記憶に留めておきたいと願っています。 過去作ごとに行われたインタビューを採録。最新作「サタデー・フィクション」に合わせて行われた、ロウ・イエ自身が現在を語るオリジナルのロング・インタビューを掲載。脚本家のメイ・フォン、女優の鈴木杏との対談。プロデューサーのマー・インリーが書き下ろした「ふたりの人魚」から「サタデー・フィクション」、過去から現在までのその軌跡。そして、評論家、ライターによる全11作品の完全レビューをお届けします。 目次 INTRODUCTION 「夢の裏側」より 溝樽欣二 INTERVIEW サタデー・フィクション 構成 児玉美月 シャドウプレイ 二重生活 パリ、ただよう花 スプリング・フィーバー ふたりの人魚 DIALOGUE ロウ・イエ × 鈴木杏 二重生活 構成 金原由佳 ロウ・イエ × メイ・ファン スプリング・フィーバー SPECIAL 馬英力〔マー・インリー〕 「ふたりの人魚」「サタデー・フィクション」まで ――私とロウ・イエ監督の二十年 文 馬英力〔マー・インリー〕 企画・翻訳 樋口裕子 「シャドウプレイ」の時代と「夢の裏側」から見た中国の映画制作 文 樋口裕子 REVIEW サタデー・フィクション 文 金原由佳 シャドウプレイ 文 小橋めぐみ ブラインド・マッサージ 文 夏目深雪 二重生活 文 夏目深雪 パリ、ただよう花 文 児玉美月 スプリング・フィーバー 文 児玉美月 天安門、恋人たち 文 八幡橙 パープル・バタフライ 文 相田冬二 ふたりの人魚 文 八幡橙 危情少女 嵐嵐 文 孫小寧 デッド・エンド 最後の恋人 文 孫小寧 HISTORY ロウ・イエ その軌跡 (版元より)
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旅と酒とコリアシネマ|チョン・ウンスク
¥770
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発行 A PEOPLE 判型 B40 頁数 219 ソウル在住の紀行作家&取材コーディネーターのチョン・ウンスクが、どういうわけか繰り返し観てしまう韓国映画を取り上げ、その独自な楽しみ方について紹介していく。彼女にとって映画とは架空の物語ではなく、目の前で起きている現象であると言う。だからこそ、劇場にいる空間や時間を、「旅するように、酒場で過ごすかのように楽しむことができる」のだと。楽しみ方を紹介している作品が、ソル・ギョング×チョ・ハンソン競演によるクライムアクション「熱血男児」からはじまり、「逃げた女」「カンウォンドのチカラ」など、新旧のホン・サンス監督作品。アカデミー助演女優賞を受賞した名女優ユン・ヨジョンが、人情溢れるハルモニ(おばあさん)を好演した「チャンシルさんには福が多いね」。そして、「往十里(ワンシムニ)」「旅人は休まない」をはじめとする70~80年代の名作など30本以上。映画の撮影地となったソウル、釜山、特に田舎町に想いを馳せ、登場する魅力的なキャラクターや俳優の話も織り交ぜながら、大好きなお酒の話も少々‥‥。韓国全土を歩きまわってきた彼女ならではの視点で、飲食場面の細部にもこだわって紹介しているだけに、韓国各地を旅することが好きな人にも楽しんでもらえるはず。 目次 第1章 ソウルから遠く離れて 熱血男児/ソル・ギョング主演 南道の風景、韓国の母性 初恋のアルバム 人魚姫のいた島/チョン・ドヨン主演 未来との対比で天使を描く 亀、走る/キム・ユンソク主演 田舎の魅力伝えるアイテム満載 3人のアンヌ/イザベル・ユペール主演 映画を観てから旅に出る タクシー運転手 約束は海を越えて/ソンガンホ主演 おにぎりとキムチとチャンチククス 慶州(キョンジュ)ヒョンとユニ/パク・ヘイル主演 肉の噛み味、梨の香り、鄙には稀な美人女将。でも全部夢だったのかも ひと夏のファンタジア/キム・セビョク主演 海の向こうの市井の人々と出会う喜び 第2章 躁鬱と清濁の舞台、ソウル 往十里/シン・ソンイル主演 70年代の往十里エレジー 自由夫人/キム・ジョンニム主演 1950年代の元祖よろめきドラマ チルスとマンス/アン・ソンギ&パク・チュンフン主演 『鯨とり』と並ぶアン・ソンギ30代の名演技 ワンドゥギ/ユ・アイン&キム・ユンソク主演 匂い立つ韓国庶民の生活感 逃げた女/キム・ミニ主演 北村の風景 嘆きのピエタ/イ・ジョンジン主演 取り立て屋カンドが歩いた路地 チャンシルさんには福が多いね/カン・マルグム主演 ソウルのタルトンネに住む主人公 第3章 江原道の力、映画の力 カンウォンドのチカラ/ペク・チョンハク&オ・ユノン主演 百回観ても飽きない旅行奇談 昼間から呑む/ソン・サムドン主演 一人旅の理想と現実 ラブレター パイランより/チェ・ミンシク&セシリア・チャン主演 ひたすらパイラン(セシリア・チャン)を愛でる 旅人は休まない/キム・ミョンゴン&イ・ボヒ主演 一人旅、 そして、幸薄い美女との旅 ラジオスター/アン・ソンギ&パク・チュンフン主演 町も人もあたたまってゆく、少しずつ少しずつ 4章 釜山映画、威風堂々 悪いやつら/チェ・ミンシク&ハ・ジョンウ主演 ダメな男の全盛時代 10人の泥棒たち/キム・ユンソク主演 香港、マカオ、釜山が舞台の韓国美男美女図鑑 国際市場で逢いましょう/ファン・ジョンミン主演 『弁護人』『友へチング』と並ぶ「釜山映画」 (版元より)
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アジアシネマ的感性|小橋めぐみ
¥2,420
発行:A PEOPLE株式会社 判型:A5 頁数:168 定価:2,420円(本体:2,200円+税10%) ISBN 978-4-909792-52-5 Cコード C0074 販売:ライスプレス A PEOPLEから、女優ながら書評など文筆業も行う小橋めぐみの著者「アジアシネマ的感性」が発刊される。「恋読」(KADOKAWA)など書評の本も刊行している小橋めぐみ。現在は週刊新潮での書評連載を手掛けている。“本読み“と知られているが、アート、オペラなどほかのカルチャーにも造詣が深く、とりわけ映画好きでもある。そんな小橋がこれまでに発表してきた映画に関する文章と、膨大な書き下ろしから構成されているのが本書「アジアシネマ的感性」である。25本の映画を取り扱っているが、すべては“アジア映画”。アジア映画に映画かれる問題、家族、女性観などについて、小橋めぐみが自分の体験も含め、考察していく。それを「アジアシネマ的感性」と呼びたい。それは、多くの女性、男性に共感を与えることだろう。イ・チャンドン、ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤン、ホン・サンス、ワン・ビン、ロウ・イエといったアジアの作家たち。「はちどり」「夏時間」「台北暮色」など新進気鋭の女性作家たち。「アワ・ボディ」など女性の身体などをテーマにした作品。さまざまな視点から「アジアシネマ的感性」が共感深く、醸造されていく。 (版元より)