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16(月)店内ライブ|古川麦/東郷清丸
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ペットを愛した人たちがペットロスについて語ったこと 作家・アーティストたちの152の言葉|サラ・ベイダー
¥2,200
翻訳 佐藤弥生/茂木靖枝 発行:フィルムアート社 四六判 248ページ 並製 定価 2,000 円+税 2,200 円(税込) ISBN978-4-8459-2408-0 発売日 2025年5月24日 レイモンド・チャンドラー、エドワード・ゴーリー、ビリー・ホリデイ、チャールズ・シュルツ、ヘレン・ケラー、バラク・オバマ―― 古今東西の作家、芸術家、音楽家、研究者、医者、政治家、トレーナーたちが、 どれほどの愛をもってペットに接し、そしてその別れにどう向き合ってきたか 本書は、100名以上の著名人がのこした、ペットにまつわる152のことばと、24名についてのエッセイを収録した、ペットへの深い愛が詰まった一冊です。 手紙や日記、伝記、回顧録、エッセイ、インタビュー等を通して明らかにされるペットとの絆、別れを迎える「そのとき」の心境、その後の喪失感とどう向き合ったかがそれぞれ綴られています。 エッセイでは写真とともにエピソードを紹介しており、『ピーナッツ』作者のチャールズ・シュルツとスパイク(スヌーピーのモデル、雑種犬)、『ピータラビット』作者のビアトリクス・ポターとシャリファ(ネズミ)、レイモンド・チャンドラーと女王タキ(ペルシャ猫)など、犬や猫だけでなく、ウサギや鳥、馬、ネズミ、マングースなどの動物も登場します。 愛するペットを失うその心の痛みについて、ノーベル賞作家のV・S・ナイポールは「大きな悲劇」と表現し、作家のメイ・サートンは「火山が噴きあがるような激しい悲しみ」と称しています。本書は、ペットロスに悩む方、「そのとき」への心構えができない・想像もつかないという方にとって、慰めと将来への展望を与えてくれる、道しるべとなる一冊です。 この数年間、あの子は部屋の隅々を、分刻みの時間を、そしてわたしを、とてもやさしく満たしてくれた。 ――アリス・B・トクラス(芸術家) 探しものの最中に、うちの猫の1匹がもうじき9歳になり、そしてもう1匹がまもなく8歳になるという事実に出くわした。 てっきりまだ5歳か6歳くらいだと思っていたのに。 ――エドワード・ゴーリー(作家・芸術家) 悲しみは長くつづき、もう二度と犬は飼わないと心に決めた。 けれども、誰もが知っているように、そのうちにまた別の犬がやって来るのだ。 ――ヘレン・ケラー(教育家・作家・社会活動家) その駆け抜ける生は、あまりにも短い。犬はあっという間に行ってしまう。 その悲しみの物語なら、わたしにもあるし、きっとあなたにもあるだろう。 老いていくのをただ見守るなんて、意志の敗北、愛の敗北のようにさえ思える。 どんな手を尽くしてでも、ずっとそばにいてほしい、若いままでいてほしい。 ただひとつ、わたしたちが与えられぬ贈り物。 ――メアリー・ウォリバー(詩人) 【本書に登場する主な人々】 アンディ・ウォーホル、フレッド・ロジャース、村上春樹、E・B・ホワイト、キース・リチャーズ、ジュリア・チャイルド、ヴァージニア・ウルフ、ルイ・アームストロング、アントン・チェーホフ、レイモンド・チャンドラー、ゾラ・ニール・ハーストン、ジョン・スタインベック、チャールズ・シュルツ、パブロ・ネルーダ、ニコラ・テスラ、マンディ・パティンキン、ロバート・フロスト、ヘレン・ケラー、エミリー・ディキンソン、P・G・ウッドハウス、ビリー・ホリデイ、ジョージア・オキーフ、アリス・ウォーカー、ウィリアム・S・バロウズ、アーシュラ・K・ル゠グウィン、エドワード・ゴーリー、イーディス・ウォートン、アーサー・C・クラーク、アリス・B・トクラス、エドワード・オールビー、ジョン・スタインベック、ディーン・クーンツ、フィオナ・アップル、ユージン・オニール、バラク・オバマ、エレノア・ルーズベルト、エイミ・タン、ビアトリクス・ポター、ウィンストン・チャーチル、レイチェル・カーソン、セレーナ・ウィリアムズ、パティ・スミス、ジェーン・グドール、トルーマン・カポーティ、ウォルター・スコット、ジークムント・フロイト、マーク・トゥエイン、ジョージ・ゴードン・バイロン…… (版元より)
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庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵|山内朋樹
¥2,860
SOLD OUT
発行:フィルムアート社 四六判 価格 2,600 円+税 2,860 円(税込) ISBN978-4-8459-2300-7 発売日 2023年8月26日 徹底的に庭を見よ! 作庭現場のフィールドワークから、庭の造形を考え、庭師の生態を観察し、庭のなりたちを記述していく、新感覚の庭園論がここに誕生! 庭師であり美学者でもあるというユニークなバックグラウンドを持つ注目の研究者・山内朋樹の待望の初単著。 庭を見るとき、わたしたちはなにを見ているのか? 庭をつくるとき、庭師たちはなにをしているのか? そもそも、庭のかたちはなぜこうなっているのか? 本書は庭師であり美学研究者でもある山内朋樹が、 京都福知山の観音寺を訪ね、その大聖院庭園作庭工事のフィールドワークをもとに、庭のつくられ方を記録した「令和・作庭記」である。 庭について、石組について、植栽について、空間について、流れについて、部分と全体について…… 制作のプロセスを徹底的に観察するとともに、その造形(かたち・構造)の論理を分析し、「制作されるもの」と「制作するもの」の間に起きていることを思考する。ミクロの視点で時間軸を引き伸ばしながら、かたちが生まれるその瞬間を丹念に解読していく、他に類を見ない新しい「制作論」。 本書を読んだ後には、これまで見ていた庭や、木々や、石や、そして景色の見え方が変わって見える! ----------------- 千葉雅也氏(哲学者・作家)推薦! 庭の見方をガラリと変えてくれる画期的な庭園論であり、すごく応用の利く本だと思う。「ひとつ石を置き、もうひとつをどう置くか」というのは、絵画の話でもあるし、音楽でも料理でも、会話術でもビジネス術でもあるからだ。 ----------------- 目次 はじめに――ぼくが庭のフィールドワークに出る理由 第1章 石の求めるところにしたがって〈庭園の詩学①〉 1 ただの石から見られる石へ 2 つくる行為をうながすもの 3 他性の濁流をおさめる 第2章 集団制作の現場から〈庭師の知恵①〉 1 不確かさのなかでともに働く 2 設計図とはなにをしているのか? 第3章 徹底的にかたちを見よ〈庭園の詩学②〉 1 石と石とが結びつくとき 2 意図しないものの蓄積とパターン 3 あってないような庭とありてある庭 第4章 物と者の共同性を縫い上げる〈庭師の知恵②〉 1 バラバラの物をDIYで結びつけよ 2 庭師の知恵と物騒な共存 3 物と踊る技術 第5章 庭をかたちづくるもの〈庭園の詩学③〉 1 造形的達成はどこからやってくる? 2 石をかたづけるときに起こること 3 質的飛躍と作庭の終わり おわりに――フィールドワークは終わらない 著者プロフィール 山内朋樹 (ヤマウチトモキ) (著) 1978年兵庫県生まれ。京都教育大学教員、庭師。専門は美学。在学中に庭師のアルバイトをはじめ研究の傍ら独立。庭のかたちの論理を物体の配置や作庭プロセスの分析から明らかにするフィールドワークをおこなっている。共著に『ライティングの哲学』(星海社、2021年)、訳書にジル・クレマン『動いている庭』(みすず書房、2015年)。 (版元より)
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私たちはいつから「孤独」になったのか|フェイ・バウンド・アルバーティ
¥4,620
SOLD OUT
発行 みすず書房 訳者 神崎朗子 判型 四六判 頁数 344頁 定価 4,620円 (本体:4,200円) ISBN 978-4-622-09655-9 Cコード C0036 発行日 2023年11月16日 自分を理解してくれる人がいない、友人や伴侶が得られない、最愛の存在を喪って心にぽっかりと穴があいたような気持ちがする、老後の独り居が不安だ、「ホーム」と呼べる居場所がない――このような否定的な欠乏感を伴う感情体験を表現する語として「孤独」が用いられるようになったのは、近代以降のことである。それまで「独りでいること」は、必ずしもネガティブな意味を持たなかった。孤独とは、個人主義が台頭し、包摂性が低く共同性の薄れた社会が形成される、その亀裂のなかで顕在化した感情群なのである。 ゆえに孤独は、人間である以上受け入れなければならない本質的条件などではない。それは歴史的に形成されてきた概念であり、ジェンダーやエスニシティ、年齢、社会経済的地位、環境、宗教、科学などによっても異なる経験である。いっぽう、現代において孤独がさまざまな問題を引き起こしていることも事実であり、国や社会として解決しようとする動きが出てきている。その際まず必要となるのは、孤独を腑分けし、どのような孤独が望ましくなく、介入を必要とするのかを見極める手続きである。 2018年に世界で初めて孤独問題担当の大臣職を設置したイギリスの状況をもとに、孤独の来歴を多角的に照らし出す。漠然とした不安にも、孤独をめぐるさまざまな言説にもふりまわされずに、孤独に向き合うための手がかりとなる1冊。 (版元より)
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skmt 坂本龍一とは誰か|坂本龍一/後藤繁雄
¥1,210
発行 筑摩書房 定価 1,210円(10%税込) ISBN 978-4-480-43307-7 Cコード 0195 整理番号 さ-43-1 刊行日 2015/11/10 判型 文庫判 ページ数 400頁 坂本龍一は、何を感じ、どのように時代をとらえ、どこへ行こうとしているのか?彼の感受性にぶつかるのは何であり、時事性がどのように創作へと彫琢されるのか? インタビューの達人として知られる独特編集者・後藤繁雄とともに、坂本の思考の系統樹をたどり、「時代」に解消されない独創性の秘密にせまる。 『skmt』『skmt2』を合本した「予見」の書。 (版元より)
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るきさん(新装版)|高野文子
¥1,760
SOLD OUT
発行 筑摩書房 定価 1,760円(10%税込) ISBN 978-4-480-88808-2 Cコード 0079 刊行日 2015/06/25 判型 A5判 ページ数 128頁 のんびりしていてマイペース。だけどどこかヘンテコな、るきさん。読めば読むほどクセになる彼女の日常生活をオールカラーでお届けします。大きめで読みやすい、新装版での登場です。 その後のるきさんを描いた番外編1編を増補! (版元より)
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ともだちがほしかったこいぬ|奈良美智
¥1,760
SOLD OUT
発行 マガジンハウス ページ数:40頁 ISBN:9784838711543 定価:1,760円 (税込) 発売:1999.11.18 世界的アーティストとして人々を魅了する奈良美智が ドイツ・ケルン滞在中の1999年に作品集として発表した絵本が この「ともだちがほしかったこいぬ」。 数多くの魅力的な女の子や動物を描いてきた 奈良美智の原点ともいうべき一冊です。 表紙を飾るのは赤い鼻の「こいぬ」。 この「こいぬ」の意外な真実、気になりませんか? もう一人、登場するのは好奇心旺盛な「おんなのこ」。 この子も奈良作品ならではの魅力全開。 どの表情も印象的な「こいぬ」と「おんなのこ」が、 出会い、そしてーーー。 ファンタジックで心温まるストーリーとともに 眺めるだけでも楽しい、 奈良美智の世界をたっぷりお届けします。 ◯ きみが もしも ひとりぼっちで とても さびしくても きっと どこかでだれかが きみとであうのを まってるよ だいじなのは さがすきもち! (本文より) (版元より)
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私はそうは思わない|佐野洋子
¥748
SOLD OUT
発行 筑摩書房 定価 748円(10%税込) ISBN 978-4-480-03153-2 Cコード 0195 整理番号 さ-5-3 刊行日 1996/02/22 判型 文庫判 ページ数 304頁 解説: 群ようこ 佐野洋子は過激だ。ふつうの人が思うようには思わない。大胆で意表をついたまっすぐな発言をする。だから読後が気持ちいい。 目次 「まえがき」のかわりの自問自答 二つ違いの兄が居て でっかいおしりの働き者だったから 野っ原には可憐な花も咲き お友達なんかいりませんでした やがて慣れてくると女は もしかして夫婦ってこんなじゃないか 段々畑を上がっていった家にお嫁にいった 女は一度も起き上がらなかった なんだ野原の原なのか〔ほか〕 (版元より)
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生活の観客|柴沼千春
¥2,200
SOLD OUT
リトルプレス ページ数:316 判型:四六判変形 発行年月日:2025年11月30日 第1刷 2022年の元日から毎日日記をつけ、年に一度か二度本をつくる著者の5冊目となる日記集。体調不良、休職、引っ越しといった個人的な変化と、演劇などの芸術鑑賞、旅、周囲の人との関わりや日常のささやかな出来事を含む2025年1月からの289日分の日記と、表題エッセイ「生活の観客」を収録。 日記をつけるという行為は、個人的な記録であると同時に、虐殺や差別、分断が蔓延する現代社会で無視できない「他者の痛み」とどう向き合うかという倫理的な試みでもあります。想像しきれない他者と関わる上で、ある程度の距離をもって「観客」として暮らすことの後ろめたさや戸惑いを、著者の感覚を込めた言葉で日々率直に書き記しながら、距離がある場所から自分ではない誰かとどのように関係できるかを思考するドキュメンタリーのような作品を目指しました。 (版元より)
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長い話|柴沼千晴
¥1,300
SOLD OUT
リトルプレス A5変形/72ページ/ミシン綴じ製本 価格 税込1300円 2025年11月30日 第1刷 発行 装丁・組版:栗本 凌太郎 印刷・製本:イニュニック 演劇が、音楽が、文学が、映画が、 写真が、絵画が、日記が 世界をよく見るための通り道だとしたら? (本文より) それぞれの場所で暮らしていても、 一緒に生きていると思えることについて、 最近はずっと考えている。 (帯文より) 毎日の日記を束ねることで日記本を制作してきた著者初の「日記エッセイ集」。2025年の日記の中から、演劇や音楽、本などの作品を鑑賞した6日間の日記を抜粋し、計3万字の作品として纏めました。(いずれも『生活の観客』にも収録している日付ですが、日記は異なる文章です)。 自分の生活を綴りながら他者の痛みを想像し、「それぞれの場所で暮らしていても、一緒に生きていると思えること」を考え続ける日々。著者が日頃から関心を持つ文化芸術の作品に触れる(=観客である)ことは、そのアーティストの考え方を借りて世界をよりよく見ようとする営みでした。そして、それを受け取った自分の中に何が起こったかを自分なりの通り道(=日記)で書き残すことで、その作品に出てきた人やその作品をつくった人、そしてまだ出会えていない誰かへの応答を試みました。『生活の観客』と対をなすもうひとつのまなざしのドキュメンタリーであり、また、ひとりの人間が、表現に向かうまでの物語です。 (版元より)
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引き裂かれた心について私に言える、スプーンひと匙ほどのこと|関根愛
¥1,200
SOLD OUT
リトルプレス 発行日 2025 年12 月21 日 初版第1 刷 装 丁 domeki 印 刷 株式会社イニュニック 無線綴じ/全50ページ "ある女性が自分自身の傷としん、とふたりきりになり これからのために書き置いたメモ" という形をとった、痛みと喪失に関する私的な物語。 〈 もくじ 〉 -傷、哀しみ、喪失、苦痛ーーー引き裂かれた心についての自然と態度の断片メモ- A.「痛い」と認める B. あなたが傷つくかどうかは、あなたがえらべる C. 傷を味わう/傷と創造 E. 傷のあるがままーーーあるいは、そのままでいい F. Can you feel or imagine the pain of people who… ? (版元より)
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庄野紘子 2026年カレンダー
¥1,100
月曜始まり 120x120mm リソグラフ デザイン kawanajun イラストレーターの庄野紘子による、2026年のカレンダー。
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光あるうち光のなかを歩む|橋本亮二
¥1,100
SOLD OUT
発行 十七時退勤社 B6判並製/本文110ページ 本体価格:1,100円 装丁:関口竜平(本屋lighthouse) 装画・挿絵:佐藤ジュンコ 「ずっと怒っていたように思う。何者でもない自分に、劣等感とともに生きている自分に。人は常にひとりなのに、寄りかかって、思いを向けてほしいとすがっていた。なぜこんなに凪いだのか。すぐ言葉にできない思索を、文字で綴ることで回復の道を歩んだのかもしれない。いま、日々は光にあふれている。」(「はじめに」より) 出版社の営業、二十二年目。本を抱えて会いにいく日々の延長にある、つまずきと回復の記録。 (版元より)
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綴じること 綴ること A Day of Binding and Writing in Pages.|笠井瑠美子
¥1,430
発行 十七時退勤社 B6判並製/本文144頁 本体価格:1,300円 装丁:千葉美穂(Ophelia Design Studio.) 寄稿ゲスト:宮崎麻紀(かもめブックス)、花本武(今野書店)、鈴木雅代(石堂書店/本屋・生活綴方) 「紙からしか得られない栄養がある。飽きもせず、今日も本を触っている。無地のレポート用紙を買い集めて、恍惚としていた小さい頃となにも変わっていないと思う。ただ、ひとつだけ変わったのは、わたしが日々触っている紙は、必ずしも真っ白ではなく、そこには文字が綴られている。」(「はじめに」より) 製本の仕事と、文章を書くこと、綴じると綴るを行ったり来たりする日々をまとめた、著者はじめてのエッセイ集。 (版元より)
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七月堂ZINE AM 4:07 vol.4
¥1,100
SOLD OUT
印刷・製本・発行┊七月堂 発行人┆後藤聖子 組版・デザイン┆川島雄太郎 写真┆寺岡圭介(紙片) 製本指導┆紙とゆびさき 発行日┆2025年12月5日 発売┆11月23日 「AM 4:07」創刊にあたって この、「詩」と「エッセイ」そして「書店」をテーマに立ち上げた雑誌のタイトルは、もうすぐ日の出を迎える空を見上げると、夜とも朝とも名付けられない景色が広がっているであろう七月の東京の空のことを想像してつけられました。どちらでもあって、どちらでもない。また、そのものでしかありえないもの。世界にはきっと、名付けられていないものが、名付けられたものの何百倍もあって、そんなことには関心を持たずに存在しているような気がします。 自分らしく生きるということが、何者かになるためではなく、ただその人そのものであればよいと思えたら。 これからの七月堂が目指したいことのひとつ、「自分らしくあれる場所」を自分自身の手で作り守っていくために、全一二回の発行を目標に創刊しました。 詩を書く人と、読む人と、売る人の架け橋になることを願い、ありったけの感謝の気持ちをこめて作っていきます。 手にしてくださる方にとって、思いがけずふと、詩的な世界を楽しんでいただける雑誌になれることを願っています。 2024年3月 七月堂 後藤聖子 ◯ 〈内容紹介〉 【第4号ゲスト】 詩| 向坂くじら 短歌| 小津夜景 エッセイ|〈テーマ:冬、AM 3:10〉 浅生鴨 青柳菜摘 【連載】 詩| 西尾勝彦 エッセイ| 全12回 Pippo/近現代詩紹介 西尾勝彦/マーホローバだより 第4回 池上規公子(葉ね文庫)/中崎町2番出口で考え中 第4回 後藤聖子(七月堂)/なんだかうまく眠れない。 第4回 全4回 城下康明(ひとやすみ書店)/ぼく、おつりもらいましたっけ? 最終回 選書│テーマ〈ある冬の午後、ちいさなブーケといっしょに自分のために買って帰りたい詩歌本〉 吉川祥一郎 / blackbird books 辻山良雄 / Title 加賀谷敦 / あんず文庫 カバー写真| 寺岡圭介(紙片) (版元より)
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七月堂の詩集アンソロジーZINE
¥880
印刷・製本・発行 七月堂 各号880円 【七月堂詩集アンソロジーvol.1 『やさしくてらす』】 このたび七月堂刊行書籍より、西尾勝彦、海老名絢、佐々木蒼馬、佐野豊、古溝真一郎5人の詩を一篇ずつ、『やさしくてらす』のテーマに収録した七月堂初めてのスペシャルオムニバスZINEを刊行いたします! 七月堂スタッフ手作業、印刷と糸綴じ製本で限定部数を発行。 今後もテーマを変えて発行してまいりますので楽しみにお待ちください。 発行日 2024年8月23日 ―――――――――――――――――――――――――――― 【七月堂詩集アンソロジーvol.2 『音』】 “七月堂の詩集” アンソロジー第二弾のテーマは「音」。ふだん耳でしか聞くことのできない『音』をポケットサイズの詩集のかたちにしてお届けいたします。著者は、髙塚謙太郎、萩野なつみ、尾形亀之助、うるし山千尋、小島日和、黒田夜雨。 発行日 2024年10月5日 ________________________________________ 【七月堂詩集アンソロジーvol.3 『暮らし』】 “七月堂の詩集” アンソロジー第三弾のテーマは「暮らし」。さまざまな事が変動する日々のなか、選択し、取捨することもふえてきたように感じます。そんななかでも変わらずにある暮らしの光景。営みのなかで生まれたアンソロジーをぜひご覧くださいませ。 著者は、一方井亜稀、佐々木蒼馬、江戸雪、國松絵梨、川上亜紀。 発行日 2024年11月1日 ________________________________________ 【七月堂詩集アンソロジーvol.4 『花』】 “七月堂の詩集” アンソロジー第四弾のテーマは「花」。 今回は、峯澤典子、菊石明、西尾勝彦、星野灯、暁方ミセイ、梁川梨里 6人の詩を『花』をテーマに収録しました。 珠玉の詩編との新たなる出会いをお楽しみください。 発行日 2025年9月18日 ________________________________________ 【七月堂詩集アンソロジーvol.5 『幽か』】 “七月堂の詩集” アンソロジー第五弾のテーマは「幽か」。 今回は、西尾勝彦、たかすかまさゆき、一方井亜稀、デイヴィッド・イグナトー、高嶋樹壱、小川三郎 6人の詩を『幽か』をテーマに収録しました。 それぞれの詩や詩集との新たなる出会いとなることを願い制作しています。 発行日 2025年10月5日 (版元より)
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芸人短歌2
¥2,200
発行:笠間書院 四六判 144ページ 上製 定価 2,000 円+税 2,200 円(税込) ISBN978-4-305-71066-6 初版年月日 2025年12月20日 個人制作冊子で話題沸騰!芸人による短歌連作「芸人短歌」が書籍化 個人製作冊子Zine版「芸人短歌」「芸人短歌2」に収録された短歌に加えて新作短歌も掲載。 若手からベテランまで、芸人33名の短歌が詠める1冊 店員の爪が光で溢れてて今日の割引券が出せない 加賀翔 「あとがきにかえて」より 以前から、芸人さんにとっての創作が小説の分野に偏っているのは不思議だなと思っていました。小説を書くのにはかなりの時間をとらせてしまうし、本を一冊出すことはさらにかかる時間も出版にかかるお金も手間も大きいし、あまりにリスキーです。じゃあ短歌ならもうすこし気軽に手が出せるのではないか、また、それぞれの個性がばきっと出るのではないかと思って「芸人短歌」というものをはじめたのだったように記憶しています。 zine『芸人短歌』の初版は2021年11月です。当時と今では多くの芸人さんと短歌の距離がかなり違っており、ここ数年で、短歌をつくっている芸人さんはかなり増えたという実感を持っています。短歌というものの広まりもそうなのですが、創作をやっているということがお笑いの活動に対して以前よりマイナスではなくなってきたのかもしれないと思う部分もあります(たとえば昔は芸人さんが小説を発表すると「小説の本出したのかよ~作家先生じゃん~」みたいないじりをされている場面を頻繁に見かけました)。 これから短歌は、お笑いは、芸人と短歌のかかわりはどうなっていくのだろうということについて、わたしがコントロールできるような波ではないと思っています。わたしができるのはサーフボードの貸し出しだけで、乗りこなすのは芸人さんの力です。いいときにサーフボード屋さんを開いたという気はしています。 【目 次】 芸人短歌1 特に抑揚のない日々 ブティックあゆみ 優先席 鈴木ジェロニモ 生きていく 根本ろ過(車海老のダンス) おしっこは端っこ 船引亮佑(ガクヅケ) なんでこんな 大久保八億 酔ってないフリ 加賀翔(かが屋) 木田短歌 木田(ガクヅケ) 有題 岡田百永(ナガオサフェスタオカダ) 21回目の10月28日 サツマカワRPG インターネットに君が散らばる 谷口つばさ 台詞と名前 相川弘道 芸人短歌2 知っていますか? 大久保八億 何が 高橋鉄太郎(マタンゴ) ちいさくて純粋な大豆のいきもの プノまろ 油断大敵 土岡哲朗(春とヒコーキ) 底の先 小松海佑 進め、里奈 街裏ぴんく レイラへ ガク(真空ジェシカ) 童貞喪失作 川北茂澄(真空ジェシカ) 手先 加賀翔(かが屋) あふたぁ・さまぁ 相川弘道 芸人短歌 新作 家 徳永敦(バローズ) 仰いでも 芍薬アカデミー(写実派) 冬 岡本雄矢(スキンヘッドカメラ) ゴー☆ジャス短歌 ゴー☆ジャス よくあるし、よくあった日 村上(マヂカルラブリ―) 脊髄からの31 立ちのぼる虎の如し こんにちパンクールの短歌 こんにちパンクール コラム 芸人短歌教室 井口可奈×ケビンス(仁木恭平・山口コンボイ) あとがきにかえて (版元より)
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芸人短歌
¥2,200
編著 井口可奈 発行 笠間書院 四六判 144頁 上製 定価 2,000円+税 ISBN 978-4-305-71027-7 C0092 2024年12月11日発行 個人製作冊子で話題沸騰! 芸人による短歌連作「芸人短歌」をオール新作で書籍化 若手からベテランまで、芸人32名の短歌がよめる1冊 【執筆者一覧】 赤嶺総理 しらす(牛女) 大久保八億 加賀翔(かが屋) ガクヅケ 木田・サスペンダーズ 古川彰悟・フランツ 土岐真太郎(キモシェアハウス) ぴろ・清水誠(キュウ) 水川かたまり(空気階段) 蛇口捻流・アオリーカ・ジョンソンともゆき・FAN・田野・ぺるとも・警備員(こんにちパンクール) ゆッちゃんw・松永勝忢(十九人) 西野諒太郎・よしおか(シンクロニシティ) 鈴木ジェロニモ 春とヒコーキ 土岡哲朗・マタンゴ 高橋鉄太郎・町ルダさん(スタンダードヒューマンハウス) 野澤輸出(ダイヤモンド) 谷口つばさ 糸原沙也加(つぼみ大革命) 布川ひろき・みちお(トム・ブラウン) 村上健志(フルーツポンチ) 吉田大吾(POISON GIRL BAND) 「あとがきにかえて」より 『芸人短歌』は2021年11月にzine(個人で制作した冊子)として文学フリマ東京にて発売されました。2023年11月には『芸人短歌2』を同様に文学フリマ東京で発表します。2冊の芸人短歌の販売部数は2024年6月現在、合計2000部を超えました。 (中略) ここ数年で芸人さんと短歌の距離は近づいたように思います。 わたしが繰り返し言っていきたいことは、すべての芸人さんが短歌が得意ではないとい うことです。しかし、短歌の才能を秘めているひとが芸人さんのなかにはたくさんいると 考えます。表現者としての気質が短歌の方向にむかいやすい芸人さんがいるという意味で す。そのような方に短歌を書いてもらうことにより、仕事の幅が広がっていけばいいなと いう気持ちで活動をしています。 わたしはお笑いライブによく通っていますが、とくにライブシーンの芸人さんの活路に なればいいと思っています。 芸人さんには芸人さんの人生があります。その人生の時間を使ってもらう覚悟を決めて、使っていただいた時間のぶん芸人活動へのお返しができるように、芸人短歌という本をつくっています。いつかは短歌をつくった経験が芸人さんのためになると信じてやっています。 それはわたしの心持ちの話なので、芸人さんには軽率に短歌をつくってほしいです。軽率にやめても構いません。思い出したころにまたやってもいいです。芸人さんにとって短 歌は逃げないものです。と言いながらも、一方で、いま捕まえなくてはならない衝動を捕 まえられる方が強いということはお笑いをやっている方はご存知と思います。 (中略) 短歌が芸人さんの活動の後押しになるのだと思うととても嬉しいです。ただそれは芸人 さんの掴み取ったものであり、あくまでわたしはごくわずかなきっかけや場をつくったに 過ぎないと考えています。 いつも表現者の立場を忘れずにありたいと思います。そのために自分の創作する手を休 めずやっていきたいという気持ちがあります。 同時に鑑賞者としてお笑いライブを見ることも続けていきたいと思っています。見えな いものを見ていきたい、知らない芸人さんに出会いたい、なにかをたくらんで動き続けていたい、そういう素朴な欲求でわたしは動いています。
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やさしいせかい 新版|関根愛
¥1,300
SOLD OUT
リトルプレス 表紙/挿絵 mochida ancoro 印刷/製本 松井印刷 2023年11月11日 初版 第一刷 全68ページ(モノクロ/一部カラー) やさしさ、とはなんだろう。 ほんとうにやさしいとは、どういうことだろう。 やさしかったせかいの記憶と、やさしくできなかったせかいが ほんとうはどんなせかいでありたかったのかの告白をのこしておくために書き下ろした31の掌篇。
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取るに足らない大事なこと|ひとりごと(加藤大雅/星野文月/神岡真拓)
¥2,200
SOLD OUT
発行 ひとりごと出版(株式会社オンフ) 2,000円+税 ISBN:978-4-9913633-0-6 仕様:150p / B6変形(H148 x W100) 発行日:2024年5月19日 東京から地方へ移り住んだ3人が、それぞれの暮らしの中で感じたことをニュースレター《ひとりごと》で綴った1年間。 1年かけて書き溜めたエッセイ20編と、それらを読み直し振り返った対話のテキストを1冊の本にまとめました。 加藤大雅(かとうたいが) 編集と本屋的活動。秋田県北秋田市で暮らしています。 星野文月(ほしのふづき) 物書き。長野県松本市で暮らしています。 神岡真拓(かみおかまひろ) デザイナー。長野県諏訪市で暮らしています。
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星のうた
¥2,200
SOLD OUT
編集 左右社編集部 発行 左右社 定価 2,200 円(税込) 刊行日 2025年12月05日 判型/ページ数 B6判変形 上製 136ページ ISBN 978-4-86528-503-1 Cコード C0092 装幀・装画 装幀/脇田あすか 落ちてくる星のしぶきに口あけてどこからきたのと問われていたりーー盛田志保子 どこから開いても〈星〉が降りそそぐ、はじめて短歌に触れるひとにむけた、とっておきの100首を集めました。 星のきらめき、流れる星、見えない星、燃えている星、滅びゆく星、この星の不思議……100人の歌人がうたった、わたしだけの星のうた。 巻末には、収録歌の著者紹介と出典リストを収録。 この一冊から、お気に入りの歌人を見つけてみてください。 【収録歌人一覧】 我妻俊樹/麻倉遥/左沢森/天野慶/阿波野巧也/飯田彩乃/飯田有子/石川美南/伊舎堂仁/伊藤紺/井上法子/上坂あゆ美/宇都宮敦/宇野なずき/上澄眠/大滝和子/大松逹知/近江瞬/大森静佳/岡崎裕美子/岡本雄矢/荻原裕幸/小野田光/小原奈実/貝澤駿一/香川ヒサ/笠木拓/川野里子/川野芽生/川村有史/北山あさひ/くどうれいん/九螺ささら/小島なお/斉藤斎藤/斎藤美衣/坂口涼太郎/佐クマサトシ/笹井宏之/笹川諒/佐藤弓生/佐藤りえ/篠原仮眠/柴田葵/鈴木加成太/鈴木ジェロニモ/鈴木晴香/鈴木美紀子/タカノリ・タカノ/高柳蕗子/滝本賢太郎/竹中優子/田中有芽子/田中翠香/谷川由里子/田村穂隆/俵万智/千種創一/塚田千束/冨樫由美子/土岐友浩/土門蘭/鳥さんの瞼/toron*/なかはられいこ/野村日魚子/橋爪志保/初谷むい/服部真里子/馬場めぐみ/早坂類/東直子/平岡直子/廣野翔一/枇杷陶子/福山ろか/藤本玲未/穂村弘/堀静香/前田康子/正岡豊/枡野浩一/三上春海/水野しず/三田三郎/光森裕樹/虫武一俊/睦月都/盛田志保子/もりまりこ/柳原恵津子/山下翔/山階基/山田航/山中千瀬/雪舟えま/横山未来子/吉岡太朗/吉川宏志/吉田恭大 (あいうえお順・敬称略、全100名) (版元より)
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ガール・オン・ザ・バッドランズ|犬川蒔
¥1,500
リトルプレス サイズ:B6 ページ数:126ページ 税込価格:1,500円 中学一年で不登校。映画や音楽に救いを求め、愛しながらも時おり傷つけられてきた。 2000年代半ば〜2010年代前半に青春を過ごし、大人になった「元・女の子」による思春期・ サヴァイヴ・エッセイ。 著者情報 犬川蒔(いぬかわ・まき) 東京在住の会社員。映画館で見る映画が好き。 Instagram @hmbllue (版元より)
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オルタナティブ民俗学|島村恭則/畑中章宏
¥1,980
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発行 誠光社 四六判 価格 1,800 円+税 1,980 円(税込) ISBN978-4-9911149-7-7 初版年月日 2025年12月5日 182P / ソフトカバー 民俗学がオルタナティブ 民俗学のオルタナティブ 在野のネットワークを重視し、新たな記述法を模索、アカデミアが重視しない周縁や身の回りにこそ目を向けた、「未来の学問」を語り尽くす! 農政官僚であった柳田國男が志した、地方学であり、民間学でもあった民俗学とはどのような学問か。民俗学にとって東北や沖縄は辺境か中心か。民俗学と民藝運動はどのように接近し、どのように袂を分かったのか。民俗学に女性たちはどのように参加し、民俗学は女性たちとどのように関わったのか。そしてこれからの世界的学問である民俗学の行方は。 在野に位置する編集者であり、民俗学者畑中章宏と、21世紀の日本民俗学をリードする島村恭則が、膨大な人名書名を連ねながら語り尽くす民俗学のオルタナティブ性。2024年、誠光社にて開催された前六回の連続対談レクチャーに加筆修正を施し書籍化。ブックデザインは『アウト・オブ・民藝』と同じく、軸原ヨウスケ・中野香によるもの。帯を広げると柳田國男を中心とした民俗学相関図を掲載。 大学に在籍せずとも、年齢性別を問わず身近な関心から始まる学問を知り、学びを再び身近なものに。 (版元より)
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音響・環境・即興 松籟夜話――〈耳〉の冒険|津田貴司/福島恵一
¥4,180
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発行 カンパニー社 四六判並製:592頁 発行日:2025年12月 本体価格:3,800円(+税) ISBN:978-4-910065-17-5 デザイン:川本要 聴くことを深めるために——2014〜2017年に全10回にわたって開催されたリスニング・イベント「松籟夜話」の記録と考察。 ミシェル・ドネダ、デイヴィッド・トゥープ、フランシスコ・ロペス、ジム・オルーク、tamaru、Amephone、宮里千里、ジル・オーブリー、アルバート・アイラーといった音楽家たちに焦点当てながら、綿密に選定・配列された約200枚の音盤プレイリストをもとに「音をして語らしめる」松籟夜話のドキュメント、そこから浮かび上がるキーワード〈音響・環境・即興〉をめぐる論考・エッセイ・対話から成る全10夜+全18章の592ページ。 〈音響・環境・即興〉の諸相を掘り下げる過程において、著者のリスナー/演奏家としての体験、そして美術、映画、演劇、文学、哲学、建築、都市論、身体論、文化人類学といった他分野の概念・図式を練り合わせて編み出される独自の語法が、来たるべき〈耳〉の態勢を言語化し、「聴くこと」に新たな光を当てる。「音を聴くこと」は単に「情報を読むこと」にとどまらない。音楽の持つ豊かな「汲み尽くせなさ」に、〈耳〉はどのように対峙することができるのか。 ▼目次 ●はじめに Ⅰ|松籟夜話への助走 ●第1章 コンセプト、配置・布置 1. 主要コンセプト 2. 集まっていっしょに聴くこと 3. 言葉を交わす(差し挟む)こと 4. 録音を聴くということ 5. 松籟夜話の求める場のあり方 6. 音を聞き分け、結びつける耳の原理 7. 松籟夜話の志向を具体的に造形する歸山スピーカー 8. 発想・思考の補助線とそれを生み出すアーカイヴ Ⅱ|松籟夜話の実践 ●第一夜 ミシェル・ドネダと「予兆」 1. 環境とドネダ 2. ドネダと声 ●第二夜 音響化する音を捉えるデイヴィッド・トゥープの野生の耳 1. 熱帯雨林という力の場 2. 即興演奏に噴出する過剰な力 3. 溶けていく輪郭、見出される新たなかたち ●第三夜 熱帯雨林を聴くフランシスコ・ロペスの耳の「視界」 1. 熱帯雨林への入り口 2. 熱帯雨林の深奥へ 3. 熱帯雨林に惑わされる ●第四夜 スティルライフによるスティルライフ 1. 身体が理解した(以前から知っている)音 2. 素材の質感 3. 場所性、場所を演奏する 4. 想像的風景 5. 混じりけなしのフィールド・レコーディング 6. 旅路を思い返しつつ現世へと浮上する ●第五夜 ジム・オルークを光源として、音と響きの間を照らし出す 1. ジム・オルークの耳を借りる 2. 沈黙/ざわめき/環境 3. 振動/マテリアルな現象 4. 溶解/変容/襞/気象/分泌/派生 5. 「無景映画」的推移/モンタージュ ●第六夜 360° records 特集・1――tamaruを中心に 1. 音をして語らしめる 2. 音の振る舞いを見つめる耳のまなざし 3. 音へと向かう身体の態勢 ●第七夜 360° records 特集・2――Amephoneを中心に 1. 特定の色や匂いを持つ空間、記憶を持った場所 2. 「捏造」民族音楽 3. 映画的な空間構成 4. 空間による音の変容への眼差し ●第八夜 漂泊する耳の旅路=現地録音を聴く・1――聖なる場所に集う声 1. 複数の煙が立ち上るような声の集積が、その場所を照らし出していく 2. 複数の煙が立ち上るような声の集積が、声の身体を照らし出していく 3. 声の照らし出す空間、環境を触知する息 ●第九夜 漂泊する耳の旅路=現地録音を聴く・2――音響都市の生成 1. スナップショットが浮かび上がらせる都市像 2. 俯瞰と転送――都市空間における身体の位相 3. 路傍の芸 4. 音響都市の生成 ●第十夜 漂泊する耳の旅路=現地録音を聴く・3――移動する音、生成中の音楽 1. 移動/交通による生成と距離のもたらす断絶――あるいは甘さと苦さ 2. 隣接する異郷、変調される音響/変容するリアリティ 3. 幻想の大陸の彼方へ Ⅲ|松籟夜話の核心 ●第2章 耳の眼差し 1. 聴く体験と知ること 2. 注意と対象化 3. 能動的な行為としての「聴くこと」 4. 耳の視界=聴覚のフレーム 5. 距離と内感、音と振動 6. 空気という媒質の手触り 7. 音に伴う触感 8. 聴覚と視覚・1――聴くことに対する見ることの優位 9. 聴覚と視覚・2――視覚なしの聴取 10. 感覚の先端、知覚の手前 ●第3章 オールオーヴァー 1. 『La Selva』の衝撃 2. オールオーヴァーとは 3. 音/響きのオールオーヴァー・1――再定義 4. 写真への迂回 5. 絵画(セザンヌ)への迂回 6. 音/響きのオールオーヴァー・2 7. 補論・1――サウンド・マターについて 8. 補論・2――アコースマティックについて ●第4章 暗騒音――いまそこにあるざわめき 1. 暗騒音とは 2. 暗騒音を聴く 3. 暗騒音と場所 4. 空間を満たしている響き=包囲音 5. 〈地〉の隆起と〈図〉の浸食 6. 「暗騒音」の能産性――ざわめきから生成するもの 7. 「暗騒音」から析出してくるもの ●第5章 地質学的想像力 1. 地質学的想像力とは 2. ヴァナキュラーな声と空間 3. 力の痕跡、形態の生成、「いま・ここ」で拮抗する力をまざまざと感じとること 4. 飛び火――空間的/時間的な「遠さ」を隔てて 5. 深淵へ ●第6章 ダイアグラム 1. ダイアグラムとは 2. 松籟夜話のダイアグラム・1――〈音響・環境・即興〉 3. 松籟夜話のダイアグラム・2――〈音響・環境・即興〉の動詞化 4. 松籟夜話のダイアグラム・3――二つの三角形 5. フランシスコ・ベーコンのダイアグラム(創造の契機として) 6. ジャン゠リュック・ゴダールのダイアグラム 7. プレート・テクトニクス 8. 松籟夜話のダイアグラム・4――三次元化による正八面体 9. 松籟夜話のダイアグラム・5――向かい合う二つの面/膜 10. 付論・1――〈音響・環境・即興〉のパラフレーズ 11. 付論・2――昼間賢の「即響」(「音響音楽論」より) ●第7章 〈興〉の詩学 1. 大伴家持における「興」――和歌の六義 2. 中国古典解釈における「興」――自然風景の呈示 3. 日本における「興」の展開――歴史的再検討 4. 日本上代・中古における〈興〉――原初の豊かさとその後の物象の力への不信 5. 生のイメージとテクスト・1――「外部」の喪失/テクストへの自閉 6. 生のイメージとテクスト・2――「外部」と「内部」の緊張関係 7. 基本的コードの継続 8. 『源氏物語』のサウンドスケープ 9. 言語の働きを成立させている基本的な二つの要素としての〈興〉〈観〉 10. 「引譬連類」の動作原理――イマージュと力(デュナミス) ●第8章 録音という汲み尽くせないもの――ドキュメンタリー映画との比較において 1. ドキュメンタリー映画という手がかり 2. ドキュメンタリー映画と録音(フレーミングとマイキング) 3. フィールド・レコーディングに映り込むもの 4. 即興演奏の録音は単なる記録か 5. 録音/聴取の「現場」とはなにか 6. 録音における「汲み尽くせないもの」 ●第9章 聴取の能動性――フィールド・レコーディングとワークショップの体験に基づいて 1. 音の情動を聴き取る能力 2. フィールド・レコーディングから聴き取れるもの 3. フィールド・レコーディングの体験より 4. 音の消息を追う耳の眼差し 5. 喧騒と静寂、音の「図」と「地」 6. 「みみをすます」の実践 7. フィールド・レコーディングを聴き取るということ ●第10章 変容していく都市のイメージと文化人類学の状況 1. 文化の変容・混淆 2. 龍としての文化――クレオール化と「エートス」 3. 松籟夜話の狙い――聴くことだけが開示してみせる世界の相貌 ●第11章 サブライム・フリーケンシーズとAmephoneの冒険――世界の混沌をオールオーバーな耳で捉える 1. 鳥瞰図と聞き覚え――変容し飛躍するイメージの連鎖 2. 崇高なる周波数 3. Amephoneを巡って――モンタージュとコラージュ 4. 混線する周波数 5. オールオーヴァーな聴取の可能性 ●第12章 即興的瞬間と音の振る舞い――演奏におけるフィードバック作用について ●第13章 聴取の野性と「遠さ」について 1. 古くて遠い音――聴取の野性を遡る 2. 楽器のDNAを辿る 3. 「現地録音」と発見される「故郷/ルーツ/民謡」 4. 身体に刻印された記憶 5. 幻想ノスタルジアとエキゾティズム、フィールド・レコーディングの危うさ 6. 音楽と「ここではないどこか」 7. 「ここでなければならないどこか」 ●第14章 雲のフィールド・レコーディング 1. 雲のフィールド・レコーディング 2. 風のフィールド・レコーディング 3. 雲の〈像〉化 4. 熱学的想像力 5. 精神の気象学 6. パラメトリックな戦略としてのデレク・ベイリーの「反スキル」 7. ウェザーワールドとサウンドスケープ 8. イクィヴァレント――投影を超えて 9. 雲の音 Ⅳ|松籟夜話の周囲/拾遺 ●第15章 聴くことの可塑性 1. 聴取の可塑性とは 2. 聴き尽くせない豊饒さ 3. 耳の態勢 4. 音に名前を付けずに聴くこと 5. 星座を描くこと 6. 可塑性の中身 7. 移ろう世界をその都度とらえる ●第16章 即興のフィードバック回路 1. 即興演奏を聴くとはどういうことか? 2. 運動=アクションの様態をとらえる 3. 響きと聴こえ 4. 〈即〉の回路 5. 即興的瞬間 6. 聴くことのダイナミズム 7. 景色と心の間、無意志的想起 8. 徴候と索引、結び目としての身体 9. 飛び火、持続する底流の噴出 ●第17章 聴くことを深めるとは 1. 音を楽しむ、音が音楽になる瞬間に立ち会う 2. 聴く=面で触れ合い相互浸透的に感じ取る 3. 聴くことの全身体性、身体に流れ込む音の情動 4. 耳の舞踏(聴くことの即興的瞬間としての) ●第18章 「松籟」考――松籟夜話の「松籟」とは何か 1. 松葉に吹く風 2. 伝統美学からの「切断」 3. 「籟」とは何か・1――三孔の笛 4. 「籟」とは何か・2――「韻」との相違 5. 「籟」とは何か・3――人籟・地籟・天籟 6. 「籟」という原器 7. 灯台としての「松籟」 ●おわりに ●「もうひとつの読み方」のための索引 ●松籟夜話の灯台群 ●人名等索引 著者: 津田貴司(つだ・たかし) 1971年「耳の日」生まれ。音楽家・文筆家。「聴くことと奏でることの汀」で演奏および執筆活動を続けている。 90年代より、ソロ名義hofliや、游音、ラジオゾンデ、スティルライフ、星形の庭など、様々なユニットでフィールド・レコーディングや即興性に基づいた音楽活動を展開してきた。サウンド・インスタレーション制作、ワークショップ「みみをすます」シリーズを継続するほか、福島恵一とともにリスニング・イヴェント「松籟夜話」ナビゲーターを務める。 主なソロCD作品は『湿度計』『水の記憶』『雑木林と流星群』『十二ヶ月のフラジャイル』『木漏れ日の消息』『RECOMPOSTELLA』など。編著書『風の人、木立の人』『フィールド・レコーディングの現場から』(ともにカンパニー社刊)。 福島恵一(ふくしま・けいいち) 1960年東京都文京区生まれ、獅子座、O型。音楽批評。プログレを振り出しにフリー・ジャズ、フリー・ミュージック、現代音楽、トラッド、古楽、民族音楽、フィールド・レコーディングなど辺境を探求。 『アヴァン・ミュージック・ガイド』(作品社、1999年)、『プログレのパースペクティヴ』(ミュージックマガジン、2000年)、『200CDプログレッシヴ・ロック』(立風書房、2001年)、『捧げる――灰野敬二の世界』(河出書房新社、2012年)、『カン大全――永遠の未来派』(Pヴァイン、2020年)、『AA 五十年後のアルバート・アイラー』(カンパニー社、2021年)、『フィールド・レコーディングの現場から』(同前、2022年)等に執筆。2010年3~6月の音盤レクチャー「耳の枠はずし」(5回)に続き、津田貴司とリスニング・イヴェント「松籟夜話」(10回)を開催。 ブログ「耳の枠はずし」(http://miminowakuhazushi.blog.fc2.com/)にライヴ・レヴュー、ディスク・レヴュー等を執筆中。 (版元より)
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インディ・ポップ・レッスン ディスクガイド|多屋澄礼
¥2,750
ムードとシーンで選ぶインディ・ポップ、ネオアコ、ギターポップ、オルタナ、シンセポップ&ベッドルームポップの決定盤 750選―― ClairoからWet Leg、The Lemon Twigs、The Linda Lindasまで 発行 DU BOOKS ISBN 9784866472508 発売年月 2025年11月 版型 A5 ページ数 184ページ(2色刷) 製本 並製 イラストレーション ビジュ・カルマン (Bijou Karman) / ささきなそ コラージュ ねね 蝶々 カテゴリアイコン 真舘 晴子 ブックデザイン 藤田康平 (Barber) Twee Grrrls Club『インディ・ポップ・レッスン』10年ぶりの待望の新刊! TikTokじゃ出会えない音楽がある。 ムードや世界観 (キーワード) から選ぶ、新しいお気に入りレコードを見つけよう。 シティポップ以降の、ガーリー&インディーズ音楽ガイド。 〈掲載アーティスト〉 Clairo / The Lemon Twigs / Charli xcx / Wet Leg / The Linda Lindas / Brown Horse / X-CETRA / The Cords / Ginger Root / Teen Jesus and the Jean Teasers / Horsegirl / Ribbon Stage / The Real Distractions / The Smashing Times / Angel Olsen / Molly Nilsson…など750組! 〈執筆者〉 Twee Grrrls Club - 多屋澄礼 / methyl / Moe / Satomi / 上田健司 / 大藤桂 / Oka Hitoshi (Sloppy Joe) / KAOKERUZO / Kato Natsuki (Luby Sparks) / 前田理子 (MARKING RECORDS) / 中村義響 (TYP!CAL) / 矢島和義 (ココナッツディスク吉祥寺店・店長) / 山口美波 (SHE TALKS SILENCE / VIVA Strange Boutique) / tdsgk / ANORAK DAYS 〈主な内容〉 Lesson 1 Romantic / Happy / Twee / Sensitive / DIY / Reunion / Electric / Dream Pop / Prom / By The Sea / Riot Grrrl! / Gentle / Sports / Forever Young / Bed Time Music / Zoo / Tea Time / Gothic / Garage / Wavy / Cover / Food / Boy Meets Girl / Fake Jazz / Girl Rap / Xmas / Urban / Children / Compilation / On Tape / Sound Track Lesson 2 UK / US / Australia / French Pop / Elefant Label & Spain / Other Europe / Japan レーベル特集 Captured Tracks・Night School・Slumberland・Sarah・Les Disques du Crépuscule・Respond Lesson 3 80s / 90s / 00s / 10s / 20s 〈インタビュー〉 サム・ニー (Sam Knee) 80年代イギリス・インディシーンの記録 ロケ・ルイス (Roque Ruiz) ブログが紡いだネットワーク - Cloudberry Cake Proselytismの20年 ニック・ゴドフリー (Nick Godfrey) 失われたBBCセッションを蘇らせる - Precious Records of Londonの挑戦 〈コラム〉 I♡HAPPY extreme feat. 小出亜佐子 (英国音楽) ロマンティックな12ピース 山﨑まどか Indie Icons the 2020s 清水祐也 (Monchicon!) “The Pains of Being Pure At Heart” セルフレビュー キップ・バーマン (Kip Berman) コメント : カジヒデキ、森川直樹 (fastcut records) ほか オススメ・レコードショップ & More 〈Playlist〉 Nine Stories はろー 松尾レミ (GLIM SPANKY) 〈コミック〉 mame “Close To You” 〈正誤表〉 本書の初版に下記の誤りがございました。 以下の通り訂正し、読者および関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。 P151 Vampire Weekend『Father of the Bride』のリリース年 誤 : 2009年 正 : 2019年
