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16 sat. 店内ライブ|畑下マユ/潮田雄一
29 fri. 店内イベント|姜アンリ朗読会
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ユリイカ2024年8月号 特集=ポール・オースター
¥1,870
発行 青土社 定価 1,870円(本体1,700円) 発売日 2024年7月29日 ISBN978-4-7917-0451-4 ポール・オースター追悼 文学が世界文学に遷移していく時代にオースターはどのような位置をもち、そこにはなにが尽きていたのか、『孤独の発明』からニューヨーク三部作、『ムーン・パレス』、『偶然の音楽』、あるいは『幻影の書』、そして『4 3 2 1』へ……証言は交錯し、作品は残される。知られざる作品をいまふたたび馴染みの風景とするために。追悼とはそれを取り戻すための哀惜と反抗である。 特集*ポール・オースター――1947-2024 ❖翻訳 ローレル&ハーディに人生を救われた――『4 3 2 1』より / ポール・オースター 訳=柴田元幸 ❖対談 オースターを/とともに読む / 柴田元幸 藤井光 ❖作家との邂逅 内面の旅に魅せられて / 白井晃 矛盾する僕のお守り / タダジュン ❖アメリカからの旅 ポール・オースターの思い出とアメリカにおける彼の著作の評判について少々 / ジャスティン・ジャメール 訳=秋草俊一郎 間違い電話じゃなかった / 吉田恭子 空白期間の神話から二一世紀の段階的物語へ――ポール・オースターと歩く現代アメリカ / 矢倉喬士 「翻訳」の発明――柴田元幸のポール・オースター訳をめぐって / 邵丹 ❖作られたお話 初訳者の栄光と困惑 / 郷原宏 シンクロニシティ、あるいはご都合主義の復権 / 菱岡憲司 ❖憑在的な声 探偵になりきれなかった男たち――ポール・オースターと(ハードボイルド)探偵小説 / 井上博之 ガラスの手荷物――シリ・ハストヴェットとともに『最後の物たちの国で』声を聞く / 上田麻由子 幽霊たちへの責任――ポール・オースターにおける災厄の表象 / 髙村峰生 ボディーズ・アンリミテッド――オースター作品における肉体考 / 小澤英実 ❖場所が訪れる 点、線、面 / 畔柳和代 オースターの「必然」 / 姜湖宙 ❖詩と物語、あるいは言葉 混乱と残忍に抗して――ポール・オースターの詩 / 飯野友幸 偶然の技法――ポール・オースターの詩人から小説家への移行期について / 佐藤直子 寂しさの発明――オースターとメルヴィル / 古井義昭 神託の夜と再話の倫理 / 大宮勘一郎 ❖文章を追いかけて ベケットが結んだポールとジョンの友情 / くぼたのぞみ オースターと野球と、逃げる犬 / 高山羽根子 ❖オースターと―― 孤独の発見 / 鈴木創士 ポール・オースターとパウル・ツェラン――ゴッホを通して二人を架橋する / 関口裕昭 「失われた原稿」と「失われた対話」――ポール・オースターとピエール・クラストルをめぐって / 酒井隆史 稀代のストーリーテラーが映画に注いだ情熱の行方 / 上原輝樹 ❖事の始まり ポール・オースター全小説解題 / 下條恵子 ❖忘れられぬ人々*34 故旧哀傷・松尾和子 / 中村稔 ❖物語を食べる*41 かーいぶつ、だーれだ、という声(上) / 赤坂憲雄 ❖詩 あのこと・のと・なりで / 川上雨季 ❖今月の作品 湖中千絵・蓮野健二・栫伸太郎・禾アキラ・岡村梨枝子 / 選=井坂洋子 ❖われ発見せり その〜…あいだになる、そのあいだに / 外島貴幸 表紙・目次・扉=北岡誠吾 表紙写真=2007年10月11日、パリにて。映画監督作『マーティン・フロストの内なる生』の上映に際して(Photo by STEPHANE DE SAKUTIN)AFP/アフロ
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ユリイカ2024年3月号 特集=柴田聡子
¥1,760
発行 青土社 定価 1,760円(本体1,600円) 発売日 2024年2月27日 ISBN978-4-7917-0445-3 -『しばたさとこ島』『さばーく』『ぼちぼち銀河』、そして『Your Favorite Things』へ…日々を抱きしめる言葉と音楽- 最新アルバム『Your Favorite Things』2024年2月28日発売! お喋り、呟き、ぼやき、内言――日々の生活で生まれ続ける言葉たち、その言ったこと言わなかったこと、聞こえたこと聞こえなかったことも全てひっくるめてメロディーにのせて歌い上げ、柴田聡子は何を伝えようとしているのか。『しばたさとこ島』(2012)から『ぼちぼち銀河』(2022)までの10年間を経て、2年ぶりの新アルバム『Your Favorite Things』がやってくる。柔軟なグルーヴをふんだんに含む歌声、思いがけない発見に満ち満ちた言葉とサウンドの魅力を辿り、広がり続ける柴田聡子ワールドを一望する。 特集*柴田聡子――『しばたさとこ島』『さばーく』『ぼちぼち銀河』、そして『Your Favorite Things』へ…日々を抱きしめる言葉と音楽 ❖対談 揺蕩う歌と変わりつづけて / 柴田聡子×adieu(上白石萌歌) ❖ひとりぼっちからの挨拶 島から銀河へ、その先の先へ――柴田聡子の一二年をめぐる / カニエ・ナハ 景色に飛び乗る / 髙山花子 全身全霊の「ようこそ」 / 川野芽生 シリアスとユーモラスとわたしの散歩 / 井口可奈 冬の日 / 宇野友恵(RYUTist) ❖淡々と、ばらばらと 解体される柴田聡子――「雑感」論 / つやちゃん 「雑感」実況 / 細馬宏通 ❖インタビュー 距離感について――わたしと人と音楽 / 柴田聡子 聞き手=碇雪恵 ❖書き下ろしエッセイ きっかけのグラデーション、その濃いところ / 柴田聡子 ❖かわるがわる来る人々 柴田さんとのこと / 山本精一 ゆべし先輩より / 藤村頼正 彩りを奏でる / 岡田拓郎 “しばたさとこ沼”で協働してきた同志たち / 岡村詩野 ❖あの日の騒がしい残響 柴田聡子のはじまりの風景――『しばたさとこ島』『海へ行こうか』『いじわる全集』 / 伊藤なつみ エリック・サティと柴田聡子 / クリストフ・シャルル 荒ぶる同期、しばっちゃん / 吉開菜央 柴田聡子はまだそこにはいない。 / 藤幡正樹 ❖アンケート わたしと柴田聡子 / 志磨遼平・澤部渡・岸田繫・羊文学・山崎ゆかり(空気公団)・ゆっきゅん・大森靖子・木下百花 ❖○○ってなんて言ったらいいの 「後悔」とそのスタイル / imdkm あなたとわたしの柴田聡子 / 佐藤雄一 いくらでもはぐらかしてほしい / 山階基 ❖短歌 しっとりと無邪気 / くどうれいん ❖オマージュイラストギャラリー かけない / あけたらしろめ / 田中かえ ❖しんとしたお喋り まっすぐな目で / 深津さくら 柴田聡子、友人と外出を大いに歌う / 矢島和義 三〇代、生まれ直しの季節――『きれぎれのダイアリー 2017〜2023』についてのエッセイ / 碇雪恵 ❖きらめく銀河の、ひとつの星へ 直截と雑感の歌――柴田聡子の「フォーク」性をめぐって / 柴崎祐二 波のように消える《私》――柴田聡子によるディーヴァの再定義 / 最込舜一 《カープファンの子》とのつきあい方 / 星川彩 ❖資料 柴田聡子ディスクガイド / 村尾泰郎・imdkm・つやちゃん ❖忘れられぬ人々*29 故旧哀傷・中村豊 / 中村稔 ❖物語を食べる*36 怪物は神話とともに黄泉還る / 赤坂憲雄 ❖詩 納豆のねばねば / 江田つばき ❖今月の作品 ユウ アイト・梅津郁子・栫伸太郎・ながさきふみ / 選=井坂洋子 ❖われ発見せり 私からあなたへの祈り / 鈴木美裕 表紙・目次・扉……北岡誠吾 表紙写真……O-WEST冨田味我 ©️YATSUI FES.2023 特集扉写真……撮影:守本勝英 メイクアップアーティスト:UDA ヘアスタイリスト:Nori Takabayashi アートディレクション、デザイン:坂脇慶 インタビュー扉写真……撮影:内田燿司 ヘアメイク:田中みゆき (boy Tokyo) 撮影アシスタント:駒谷優、新木勇汰、下田裕太 撮影スタジオ:Studio D21
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ユリイカ2024年3月臨時増刊号 総特集=92年目の谷川俊太郎
¥2,860
発行 青土社 定価 2,860円(本体2,600円) 発売日 2024年2月21日 ISBN978-4-7917-0444-6 いつでも、どこでも、ずっと谷川俊太郎 なぜ谷川俊太郎には一見して批評が似つかわしくないように思われるのか、それは現代を生きる詩人としておそらくもっとも一般に普及した存在だからだろうか、谷川俊太郎を批評しよう、そうあっさり呼びかけるのはもしかしたら谷川俊太郎自身かもしれない、「谷川俊太郎による谷川俊太郎の世界」(『ユリイカ』1973年11月臨時増刊号)が試みられてから50年、谷川俊太郎によるのではなく、谷川俊太郎に向かっていく。92年目の谷川俊太郎。 総特集*92年目の谷川俊太郎 ❖始まり 往復詩 2023.12-2024.01――第二信まで / 伊藤比呂美×谷川俊太郎 ❖谷川俊太郎の世界へ! 世界の谷川俊太郎・谷川俊太郎の世界 / 連東孝子 谷川俊太郎さんのあとに / 藤井貞和 迎えに来ていただけますか……、谷川さん。 / 和合亮一 ❖孤独のコスモロジー 『二十億光年の孤独』――孤独の旅の軌跡 / ディエゴ・マルティーナ 詩人の中のアトム / 田原 勉強すると、谷川俊太郎の言葉が変身する / 小笠原鳥類 青空を見つめて死なない――谷川俊太郎について / 下西風澄 ❖うたのことば 黙想する谷川さん / 小室等 んぱぱ んぽぽ うん うん――「いまここ」をめぐる旅 / 原田郁子 この気もちはなんだろう / 柴田聡子 ❖谷川俊太郎が聞こえる 歌う谷川俊太郎、そのプロテスト / 坪井秀人 校歌の宇宙 / 細馬宏通 扱いやすさの罠の前で / 森山至貴 子どもの詩人・谷川俊太郎 / 周東美材 ❖採録 今更、谷川俊太郎――谷川作品をめぐるシンポジウム / 伊藤比呂美×尾崎真理子×高橋源一郎×マーサ・ナカムラ×四元康祐 ❖谷川俊太郎を再演する 「詩」を書くよりも / 奥山紗英 谷川俊太郎に共振する――シンポジウム「今更、谷川俊太郎」学生パフォーマンス解題 / 廣瀬楽人 ❖詩人と読む 快楽主義者の詩学 / 大崎清夏 谷川俊太郎だけが詩人なのであって、他に詩人なんていないのかもしれない / 岩倉文也 谷川俊太郎と日本語と私 / 佐藤文香 ❖詩論という試論 狂暴な無垢――谷川俊太郎の詩を読む / 鳥居万由実 谷川俊太郎とはなにか / 佐藤雄一 谷川俊太郎の余白に / 久谷雉 詩における時間性をめぐって――わたしの谷川俊太郎論 / 小野絵里華 ❖創作〈1〉 小説による「朝のリレー」 / 福永信 ❖言語学/詩学/文献学 谷川俊太郎の日本語 / 今野真二 グラドゥス・アド・パルナッスム――谷川俊太郎の詩のかたち / 中村三春 リズムと調べ、あるいは音律 / 工藤貴響 谷川俊太郎の詩をどうやって読めばいいか / 加藤邦彦 ❖本に飛び乗る ボート / 奥村門土(モンドくん) 谷川俊太郎さんと出会い直す / 矢萩多聞 「谷川俊太郎 絵本★百貨展」に「百貨店」と「百貨典」 / ゆめのゆき ❖かたちあるもの しずかでにぎやかな絵本 / 寺村摩耶子 メディア装置と谷川俊太郎 / 和田敬 再論・谷川俊太郎とテレビドラマ / 瀬崎圭二 詩に詩を乗せる――『ピーナッツ』と谷川俊太郎 / 三浦知志 宇宙はわらうか――表情制作論としてのキャラクター、絵文字、詩 / 布施琳太郎 ❖創作〈2〉 ゲゲゲの俊太郎――あるいは闇の谷川俊太郎の錬成 / 山田亮太 ❖この国の詩人 谷川俊太郎の愛国詩――ロスト・ジェネレーションの感動 / 田口麻奈 哲学・文学・ヒューマニズム――谷川徹三についてのエッセイ / 山口尚 戦後文学における「励まし」としての谷川俊太郎――大江健三郎を参照項に / 菊間晴子 擦れ違う世界認識――谷川俊太郎と寺山修司 / 堀江秀史 とめどない実験 / 髙山花子 ❖谷川俊太郎から見る 定義とその周縁を解く / 三瓶玲奈 ラジオアイ ポエムアイ カメラアイ / 青柳菜摘 今日も書いている人 / 瀬尾夏美 ❖詩の果て、空の果て 宇宙と地球と私、そして――谷川俊太郎の静かな絶望について / エリス俊子 言葉になっていない言葉へ――意味を壊し生み出す / 西村ユミ 認識絵本の薔薇十字ポイエーシス――谷川俊太郎讃 / 高山宏 抽象の亀裂に現れるリアル / 郡司ペギオ幸夫 ❖93年目に向かって 〈谷川本〉をめぐる / カニエ・ナハ 装丁・レイアウト(目次・扉・見出し)=矢萩多聞
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ユリイカ2023年9月号 特集=ヤマシタトモコ
¥1,760
発行 青土社 定価 1,760円(本体1,600円) 発売日 2023年8月28日 ISBN978-4-7917-0436-1 -『くいもの処 明楽』『HER』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』、そして『違国日記』へ- 『違国日記』完結記念 ヤマシタトモコが描く人と人は、分かり合えず、傷つき合い、打ちのめされることを繰り返す。それでもと垣根を超えようとして他者へと手を伸ばす愚直な登場人物の姿は、時にエンパワメントとして、時に社会への問いかけとして、人の心を駆動するメッセージへと展開する。長期連載となった『違国日記』の完結に際して、これまでの鮮烈なマンガ表現の数々を振り返り、そのメッセージに応答していく一大特集。 特集*ヤマシタトモコ――『くいもの処 明楽』『HER』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』、そして『違国日記』へ ❖対談 私たちは手を繋ぐ / ヤマシタトモコ×高野ひと深 ❖物語を手渡す 黎明を見たあなたへ――ヤマシタトモコ『違国日記』 / 岩川ありさ かつての少女たちへ / 横田祐美子 ❖紡ぎ直される言葉 名前のないものに名前をつける。たとえば〝違国〟と。 / 桜庭一樹 二人の距離とひろがる世界 / 瀬田なつき それぞれの違国、そして夜明けに / 文月悠光 ❖他者とかかわること 綻びという希望――『違国日記』におけるコミュニケーション / 三木那由他 「ふつう」から降りた男(たち)――笠町信吾は「理解のある彼くん」なのか? / 木津毅 フレームの向こうへ――四角い「日記」、「違国」への入り口 / 陰山涼 ❖インタビュー それでも描くということ / ヤマシタトモコ 聞き手=瀬戸夏子 ❖イラストギャラリー あの人との思い出・死闘篇 / 今井哲也 出会いはコンビニに平置きされていた「BUTTER!!!」が表紙の『アフタヌーン』 / 芥見下々 家宝 / 紗久楽さわ わたしの灯台 / ダヨオ ヤマシタさんお久しぶりです / ねむようこ 拝啓 ヤマシタトモコ様 / コナリミサト 『HER』の花河まみと本美優について / 冬野梅子 ❖言葉と身体とわたしの所在 ひばりと朝――『ひばりの朝』における救済の可能性をめぐる不正義と希望について / 黒木萬代 内言のない会話劇――「日記」以前としての『BUTTER!!!』 / 細馬宏通 うつくしい森の魔女たち――ミラーボールの魔法によせて / 向後恵里子 ヤマシタトモコ作品のレズビアン的な欲望――女性間の欲望はポストフェミニズムを乗り越えるのか? / 近藤銀河 「まざり合い」の関係性――『WHITE NOTE PAD』におけるクィアな「同じさ」をめぐって / 古怒田望人/いりや ❖再録 THE ABSENCE OF GOD / ヤマシタトモコ ❖ともにある矜持 私たちは滅んでもいい / 琴柱遥 運命のカンパネラ / 高野麻衣 声と線をつなげる心 / 小林ゆう ❖破綻した愛の行先へ 二〇〇〇年代のボーイズラブとヤマシタトモコ――物語とキャラクターのコードの分析 / 石川優 やがて来る朝について――ヤマシタトモコ作品とディスコミュニケーション / 水上文 「恋愛のコード」からはみ出す物語――『イルミナシオン』論 / いなだ易 夜をクィアする/夜がクィアする / 青本柚紀 ❖資料 ヤマシタトモコ全単行本解題 / 山本文子+横井周子 ❖忘れられぬ人々*23 故旧哀傷・マーティン・フリート / 中村 稔 ❖物語を食べる*31 新しい火を盗んだ男の物語 / 赤坂憲雄 ❖詩 箱に名前をつけること / 青木風香 ❖今月の作品 のもとしゅうへい・木下多尾・赤澤玉奈・のらいしれんふう / 選=大崎清夏 ❖われ発見せり 拝啓R / 長尾優希 表紙・目次・扉=北岡誠吾 表紙イラスト=ヤマシタトモコ
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ユリイカ2021年3月号 特集=近藤聡乃
¥1,980
SOLD OUT
発行 青土社 定価 1,980円(本体1,800円) 発売日 2021年2月27日 ISBN978-4-7917-0398-2 -『電車かもしれない』『KiyaKiya』から『A子さんの恋人』『ニューヨークで考え中』まで…不思議な線の少女- 『A子さんの恋人』完結記念! 近藤聡乃はニューヨークと東京の時差のようにどちらが過去とも未来ともつかないいまここにある現在にそっと送り返す。エッセイマンガ『ニューヨークで考え中』はそれゆえに卓越した同時代の記録を届ける。そしてまた、新たな代表作『A子さんの恋人』が描いた他者という感情の平行、そのマンガとしての静かな持続は数多い2020年の傑作のひとつに数えられるだろう。デビュー20年を経て、近藤聡乃はいま“どこ”で考えているのか。 【目次】 特集*近藤聡乃ーー『電車かもしれない』『KiyaKiya』から『A子さんの恋人』『ニューヨークで考え中』まで…不思議な線の少女 ❖描き下ろし 「ニューヨークで考え中」ユリイカ出張篇 / 近藤聡乃 ❖対談〈1〉 地味というには不思議な話 / 近藤聡乃 川上弘美 ❖A子さんに連れられて A子さんたちの逡巡をみつめる温かなまなざし / 今泉力哉 UえもとIちこの場合 / 植本一子 ❖近藤聡乃試論――ひとたび『A子さんの恋人』と 近藤聡乃のからくり箱 / 藤本由香里 苦爪楽髪かつ苦髪楽爪な日常 / 中田健太郎 名前と文字の軽さと体温――『A子さんの恋人』の文字を読む / 森田直子 都市の厚み――『A子さんの恋人』について / 三浦知志 ❖マンガ〈1〉――近藤聡乃との遭遇 近藤さんと私(愛の不時着 ver). / 今日マチ子 近藤さんと私 / クリハラタカシ 近藤聡乃さんのこと / 堀 道広 ❖スケッチ 近藤聡乃の消息 / 鈴木康広 ❖詩 三原色 / 最果タヒ ❖キャンバスと鉛筆 タンチョウヅルの頭を撫でる / 髙城晶平 のろいとまじない。 / 青葉市子 ❖カラー口絵 Kondoh Akino Latest Works ❖再録 さようなら/大停電の夜に / 近藤聡乃 ❖近藤聡乃を観る 近藤聡乃主要作品解題 / 選・解説=山田晃子 ❖アルカイックな横顔 聡乃さんのこと / 山口 晃 伝説のタマグラアニメ『電車かもしれない』 / 水江未来 変わり続ける世界で――マンガと美術と近藤聡乃 / 金澤 韻 ❖動く絵と動かない絵 《KiyaKiya》と新しいJapanese Girlの誕生 / 金沢百枝 孤独のかたちを掘り起こすための隙間――近藤聡乃の短篇アニメーションと『A子さんの恋人』 / 土居伸彰 耕されるジェッソ――近藤聡乃の鉛筆画 / 大山エンリコイサム ❖ニューヨークの音を聞く ぼくもニューヨークで考え中だった / 友部正人 ニューヨークで「あんぐり」中 / 巻上公一 電車のきしむ音、レールを曲がる時の音 / 前野健太 ❖マンガ〈2〉――来たるべき線 円に近づく / 山本美希 未踏の線 / 増村十七 ❖対談〈2〉 英語と日本語のあいだのモヤモヤ / 近藤聡乃 柴田元幸 ❖『ニューヨークで考え中』と考える それぞれのニューヨーク / 佐久間裕美子 ネイバーフッドの螺旋歳時記(クロニクル)――『ニューヨークで考え中』のノスタルジー / 吉田恭子 フェイス・イーター――近藤聡乃に教えてもらった日本語 / ライアン・ホームバーグ ❖対談〈3〉 青の時代と黄昏 / 近藤聡乃 原 マスミ ❖おかっぱの女の子 あいまいで朦朧とした、でも強烈な記憶 / 知久寿焼 『デジタル・スタジアム』のころ / 八谷和彦 たゆたう少女たち / 星園すみれ子 ❖マンガ〈3〉――私の向こう側 つれづれ虫 / 丸山 薫 かっこいいなあ、と言うしかできない / オカヤイヅミ ピアノが上手な女の子 / 小口十四子 こがね虫のおとむらい / 本 秀康 ❖『A子さんの恋人』ふたたび――オルタナティブな系譜と私 私の知ってるA子さんのこと――ガロとりぼんとるきさんと / 三浦沙良 マンガの変態――『ガロ』から『ハルタ』へ / 可児洋介 A太郎のベタ、『ガロ』の影……さよなら。――近藤聡乃『A子さんの恋人』論 / 住本麻子 ❖名前を見つける 積み重なっていく日常の先に / 友田とん アドベントレター / くどうれいん 未踏のまなざし / 野村由芽 ❖みたび『A子さんの恋人』――自己愛・作家性・三角関係 愛の時間 / 佐藤雄一 マンガ家としての近藤聡乃と「手」の仕事――『うさぎのヨシオ』と『A子さんの恋人』に見る自己表現としてのマンガ / 竹内美帆 AとVのかたち――『A子さんの恋人』はポリアモリー? / 遠藤麻衣 ❖近藤聡乃を読む 近藤聡乃単行本解題 / 横井周子 ❖連載 私の平成史 13 / 中村 稔 ❖物語を食べる*2 憑依と観想から擬人法へ / 赤坂憲雄 ❖詩 球体 他一篇 / ゆずりはすみれ ❖今月の作品 鎌田尚美・勝部信雄・夜水 透・藤谷真実子・池田伊万里・高野真佑子 / 選=和合亮一 ❖われ発見せり 遺産と概念的穴掘り / 岡澤康浩
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AMBIENT READING
¥1,000
SOLD OUT
リトルプレス 発行 幻の湖 レーベル初のZINE『AMBIENT READING』を制作しました。構想からおよそ1年半でようやく形に。今回ご参加いただいたNINE STORIES @saori_ninestories さんの〝SUMMER READING〟にインスパイアされた実にストレートなタイトルですが、〝アンビエントを広義で解釈〟というコンセプトのもと刊行にいたりました。 シーンからはみ出したアンビエント・ミュージック・レーベルにふさわしいZINEが完成したと思います。ZINEのサウンドトラックとしてイメージミックスを作りましたので、こちらもお聴きいただけたら嬉しいです(巻末にQRコード掲載)。 〝AMBIENT READING〟 ⚪︎プロローグ 寺町知秀(幻の湖) ⚪︎広義でアンビエントを感じる書10選 ikm(Riverside Reading Club) かとうさおり(NINE STORIES) ⚪︎広義でアンビエントを感じる映画10選 豊田香純(spacemoth/fripieZOETROPE) ⚪︎書き下ろしアンビエント小説 鏡味陽子(美玉書店) ⚪︎SOUNDTRACK FOR AMBIENT READING 寺町知秀 (幻の湖) Special Thanks to YUGE Design by 小山直基(小山の家) ※敬称略
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書いてばかりいた|yoyo
¥1,100
SOLD OUT
リトルプレス A6文庫サイズ カバー付 132ページ --------------------------------------------- 「書くことをやめてから書いたものたち」 この一年でいろんなことが変わった。下の子が生まれ、上の子は転園し、私は仕事を辞めた。ただ日記を書き続けている。立ち止まり書き続けた一年間の記録。 --------------------------------------------- 『今日は思い出す日』に続く2冊目の日記本。2023年3月から2024年3月までの日記と短歌をおさめています。本を読み、子どもと過ごしながら考えたこと。 日記は1日1ページにおさめ、通しで読むというよりはそばに誰かがいてほしいときに好きなページをぱっと開けるようなつくりにしました。 A6文庫サイズカバー付、モノクロの全132ページ。表紙は里紙、本文用紙はモンテシオン、カバーはヴァンヌーボVG ホワイトを使用しています。
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家から5分の旅館に泊まる|スズキナオ
¥2,090
SOLD OUT
特典書き下ろし冊子つき 発行:太田出版 四六変型判 定価 1,900円+税 ISBN978-4-7783-1960-1 2024年7月25日発行 行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっている。 執着を解き放ち、自分の輪郭を失くしながら歩く知らない町。人に出会い、話を聞く。言葉に出会い、考える。それでもこの世界をもう少し見てみたいと思う小さな旅の記録。 話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』でデビューし、今「最も注目すべき」書き手であるスズキナオ、初の旅エッセイ集。前向きな言葉、大きな声に疲れているすべての人へ。 今の疲れ果てた自分でも読めるような、むしろ、こんなときだから読みたくなるような本はないものだろうか……書棚をもっとよく探せば見つかったのだろうけど、そのときは体力もなく、まばゆく見える本ばかりが並ぶ書店をよろよろと出ての帰り道、暗くて静かな旅行記を書こう、と心に決めたのだった。大好きな『つげ義春日記』の、あの雰囲気が念頭にあった。(中略)旅先で出会う何かに心が癒されるとか、元気になるとか、そんな自分勝手なことを期待しているわけではなく、知らない土地を歩くことで、そのあいだだけは、自分自身のことを考えずに済むのかもしれない。ただ、見ているだけ、聞いているだけ、歩いているだけの存在になれるような気がするのだ。そしてその行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっている。(「まえがき」より) 著者プロフィール スズキナオ (スズキナオ) (著/文) 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』を中心に執筆中。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』、『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』、『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』、『「それから」の大阪』など。パリッコとの共著に『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』、『“よむ”お酒』、『酒の穴』などがある。
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Lepido and Dendron|maco marets
¥2,420
リトルプレス ・デザイン:Yunosuke ・印刷:藤原印刷株式会社 ・制作:Woodlands Circle ※maco marets 自主レーベル ・刊行:2024年6月15日 ・価格:¥2,420 (消費税込) ・A4変型/64ページ ──────────────────── まもなく わたしの両腕が あたらしい永遠を拾うはずだった ※『Lepido and Dendron』収録作品 「あるいは紙幣のような」より ──────────────────── 2024年6月15日、maco marets CDデビュー8周年の節目に際して制作された自身初の詩作品集『Lepido and Dendron』。 2021年以降、ストリートカルチャーマガジン『HIDDEN CHAMPION Magazine』や『3.5 magazine』といった媒体で発表した作品たちに書き下ろしの新作をくわえた、詩人・maco maretsとしての足跡とその現在地をあらわす全25篇を収録しています。 本書の大きな特徴のひとつが、書籍でありながら過去にリリースされたmaco maretsのCDや7インチレコードと同等のサイズ(約180mm × 180mmのスクエア型)でデザインが統一されている点。maco marets自身「これまで発表した音楽作品と地続きの感覚を表現したかった」と語っており、その内容とあわせて、過去作にもひけを取らないひとつの「アルバム」としてラップ・ミュージシャンならではのこだわりを詰め込んだ一冊です。
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●サイン本 毎日のことこと|高山なおみ
¥1,980
文・絵・写真 高山なおみ 発行 信陽堂 B6変形判 上製(170×116ミリ) 196ページ 協力 神戸新聞社 校正 猪熊良子 印刷進行 石橋知樹(アイワード) 編集+造本 信陽堂編集室(丹治史彦 井上美佳) 印刷 アイワード 活版印刷 日光堂 製本 加藤製本 ISBN978-4-910387-09-3 C0095 価格=1,980円(税込) 友だちに宛てた手紙のように、3年にわたり書きつがれた六甲での暮らし。 神戸新聞の好評連載のエッセイが書籍になりました。 料理家として、文章家として、レシピ集、エッセイや日記など多くの著書をもつ高山さんが生活の場を東京・吉祥寺から神戸へと移したのは2016年のこと。神戸での新しい暮らし、新しい友人との交流、コロナ禍での心象などを描いたエッセイ36編を収録。 文章のほか、イラスト、写真も高山さんによるものです。
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哲学対話日記
¥1,000
著者 麻生修司、井尻貴子、江藤信暁、小川泰治、荻野陽太、片柳那奈子、古賀裕也、竹岡香帆、得居千照、堀静香、山本和則 リトルプレス 企画立案・編集 小川泰治 表紙デザイン こやまりえこ 判型B6/106ページ 人と集まって日常とは異なる空間をつくる哲学対話の時間は、それぞれの日常とゆるやかにつながっている。街で、バーで、学校で、オンラインで、家族で哲学対話をしている11名による対話のあった日の日記18本を収録。 ※本書の売り上げから印刷費や発送料等を除いた金額全てを寄付いたします。 ■目次 2013年 12月22日(日) 演じる 山本和則 5 2023年 10月9日(月) ふしぎの反対はあたりまえ? 得居千照 14 11月17日(金) もし生まれ変わるなら?/この世はほんとうに存在するのか? 小川泰治 17 12月8日(金) 何故顔のないあんぱんまんを見てジャムおじさんはニコニコしているのか 江藤信暁 22 12月8日(金) 対等な関係ってどういうことか? 片柳那奈子 27 12月18日(月) エレンの選択は正しかったのか 荻野陽太 33 12月26日(火) 良い子のフリは良い子じゃないのか? 小川泰治 41 2024年 2月11日(日) 演じる 山本和則 47 2月22日(木) 最近なに考えてる? 小川泰治 52 3月8日(金) 哲学対話、やる? 麻生修司 55 3月9日(土) なぜ死ぬのが怖いのか? 得居千照 59 3月10日(日) 対話するってどういうこと? 竹岡香帆 62 3月10日(日) 旅 山本和則 67 3月12日(火) 「個性」は大切か。大切だとすればそれはなぜか。大切ではないとすればそれはなぜか。 片柳那奈子 71 4月1日(月) どうしたら、ともだちになれるかな? 井尻貴子 77 4月6日(土) 何をかんがえて桜を見るのだろう 堀静香 81 4月7日(日) もうちょっとだけ説明してもらってもいいですか 江藤信暁 86 わたしたちは、お互いきっと何にだってなれる 古賀裕也 94 あとがき 103
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ひとり ALTOGETHER ALONE
¥1,980
SOLD OUT
著者:Gazzette 4(小林深雪・小柳帝・鈴木惣一朗・茂木隆行) 発行 誠光社 四六判 / 160P / モノクロ / 仮フランス装 クラブで踊るためでもなければ、ライヴハウスで騒ぐためでもない、ひとりの雰囲気を持つ音楽。かといってひとりよがりの、半径数メートル閉塞感もりもりのマニアックな選盤というわけではない。音盤収集学とレコード詩学を絶妙にブレンドしてカフェ・ミュージックを擬態し、よく知られた盤もあまり知られていない盤も何食わぬ様子で並み居る約500枚。みんなにとっては重要かもしれない再生回数だの影響力(インプレッション)だのといったあらゆる序列は、たった「ひとり」の前で完全に無効化する。 (本書巻末解説より) ひとりで聴きたいレコード、ひとりで奏でられた音楽、聴けばひとりを感じる調べ。 1999年の終わり、過ぎ去りつつあった大衆(みんな)で音楽を聴く時代を惜しみつつ、ひとりの時間をいかに大切に過ごすかを考え始めた人たちによるディスクガイド。20世紀に生まれた500枚ものレコードを、「SWEET」「MILD」「BITTER」の印象(インプレッション)にて分類。「何を」ではなく「どのように」聴くのかを問い、21世紀の始まりを予見した一冊がついに新装復刊。 復刊に当たり、カバーは落ち着いた仮フランス装に、コラムは書き下ろしとともに一新、巻末解説をカンパニー社工藤遥が寄稿、新装版あとがきは小柳帝書き下ろし。
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ライク・ア・ローリングカセット カセットテープと私 インタビューズ61|湯浅学
¥2,750
発行 小学館 定価2750円(税込) 発売日2023.03.20 判型/頁A5判/272頁 ISBN9784093888998 今も残るカセットテープと時代の記録集! カセットテープは、音楽聴取の「革命」であり、何よりも超個人的な「人生」の記録メディアだった! 昨今、再びブームだとも言われているメディア、カセットテープ。 サブスク全盛でスマートフォンで誰もが簡単に音楽録音/聴取ができる現代とは違い、1960年代に登場し初めて大衆にプライベートな録音/編集の愉しみを普及させたカセットテープというメディアは、革命的だった。 その登場から数十年、もし今も捨てられず、手元に残っているプライベートなカセットテープがあるのならば、そこに込められているのは一体いかなる録音であり、いかなる時代なのか? かつて(今なお?)カセットテープに親しんだ各界の人々の手元に残る秘蔵カセットをここに公開! そして、その音源と作られた時代の情景を探る超刺激的インタビュー集!!
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MONKEY vol. 33 特集 ニュー・アメリカン・ホラー
¥1,320
ブライアン・エヴンソン+柴田元幸 共同編集 発行 スイッチ・パブリッシング ISBN:9784884186302 2024年6月15日刊行 価格:1,320円 (うち税 120円) ホラーはいま、「旬」なのか。柴田元幸が信頼を寄せる作家、 ブライアン・エヴンソンをゲストエディターに招き、 いま新しい何かが起こりつつあるアメリカ現代ホラー小説を特集! 表紙はヒグチユウコによる描き下ろし作品です。 タナナリーヴ・ドゥー ウィンドウの霊 訳―柴田元幸 絵―六角堂DADA エイドリアン・ヴァン・ヤング グランドフレンド 訳―柴田元幸 artworkーPOOL ブレンダ・ペイナード 放射能者 訳―柴田元幸 artworkー津田周平 DRAGON PALACE TOUR USA 2024 文―柴田元幸 絵―きたむらさとし 【CONTENTS】 特集 ニュー・アメリカン・ホラー ブライアン・エヴンソン+柴田元幸 共同編集 Cover Artwork by Higuchi Yuko 2 猿のあいさつ(柴田元幸) 12 ブランドン・ホブソン カエルたちの襲来 訳―柴田元幸 22 タナナリーヴ・ドゥー ウィンドウの霊 訳―柴田元幸 絵―六角堂DADA 35 ジン・E・ロックリン ティータイム 訳一柴田元幸 絵一内田有美 38 エイドリアン・ヴァン・ヤング グランドフレンド 訳―柴田元幸 artwork―POOL 52 ブレンダ・ペイナード 放射能者 訳―柴田元幸 絵―津田周平 62 対談 ブライアン・エヴンソン×柴田元幸 ニュー・ホラーの曖昧な輪郭 絵―ヒグチユウコ 69 イ・ジョンサン 空の紙袋 訳―斎藤真理子 絵―大庫真理 83 西崎憲 『魔女の科学』訳者あとがき 絵―加藤千歳 96 平松麻 しあわせな会話 100 トマス・ハーディ ジョージー・クルックヒル氏の 生涯における一事件 訳―柴田元幸 104 坂口恭平 雨のからだ 114 No Music, No Stories ブレイディみかこ 酔っぱらい 絵ー長崎訓子 122 百の耳の都市 古川日出男 夫婦善哉 artwork―*高田安規子・政子 写真―ただ 126 このあたりの人たち 川上弘美 円口類ヌタウナギ 写真―野口里佳 128 死ぬまでに行きたい海 岸本佐知子 東京スカイツリー 133 DRAGON PALACE TOUR USA 2024 文―柴田元幸 絵―きたむらさとし 140 本号の執筆者/次号予告 142 猿の仕事 *……(はしご高)
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百年と一日|柴崎友香
¥792
ちくま文庫 解説 深緑野分 792円(税込) Cコード:0193 整理番号:し-49-2 刊行日: 2024/03/07 ページ数:240 ISBN:978-4-480-43943-7 JANコード:9784480439437 学校、家、映画館、喫茶店、地下街の噴水広場、島、空港…さまざまな場所で、人と人は人生のひとコマを共有し、別れ、別々の時間を生きる。屋上にある部屋ばかり探して住む男、戦争が起こり逃げて来た女と迎えた女、周囲の開発がつづいても残り続ける「未来軒」というラーメン屋…この星にあった、誰も知らない34の物語。1篇を増補し、待望の文庫化。 柴崎 友香(しばさき・ともか):1973年大阪生まれ。2000年に第一作『きょうのできごと』を上梓(2004年に映画化)。2007年に『その街の今は』で藝術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞、2010年に『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞(2018年に映画化)、2014年『春の庭』で芥川賞を受賞。他の小説作品に『続きと始まり』『待ち遠しい』『千の扉』『パノララ』『わたしがいなかった街で』『ビリジアン』『虹色と幸運』、エッセイに『大阪』(岸政彦との共著)『よう知らんけど日記』など著書多数。
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ニューヨーク・ストーリー ルー・リード詩集|ルー・リード
¥3,630
翻訳 梅沢葉子 発行 河出書房新社 単行本 46変形 ● 410ページ ISBN:978-4-309-25750-1 ● Cコード:0098 発売日:2024.04.30 定価3,630円(本体3,300円) ヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代を含む自選歌詞集。ヴァーツラフ・ハヴェル大統領、作家ヒューバート・セルビーJrとの対話も収録。ファン必読、待望の復刊!
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目をあけてごらん、離陸するから|大崎清夏
¥1,650
発行 リトルモア 装画:CourtneyKnight(CourtneyKnight.com.)“Travelingforpleasure” 装幀:佐々木暁 仕様 四六判変形 並製 (天地180mm x 左右103mm x 束幅14mm) / 216ページ / 188g 発売日 2022年11月05日 ISBN / Cコード 978-4-89815-567-7 / C0095 定価 1,650 円(本体 1,500 円+税) 穂村弘さん絶賛! 「驚くべき希望の書。 頁を開くと、無表情な自分の胸に何かが熱く流れ込んできた。 その優しさとめちゃくちゃさに、びっくりして笑ってしまいました。 そうか、私も、どこで何をしてもいいのか。」 (オビ文より) - - - あなたの言葉よ、どうか無事で──。 会社を辞め、身ひとつで詩を書いて生きることにした。 地球のあちこちで、言葉に翻弄されて立ち尽くし、言葉に勇気づけられて歩き出す。 中原中也賞受賞の詩人が、小説とエッセイで描く“魂の解放”。 一日の終わり、テラス席で深呼吸をして書きはじめる。/映画祭で来日した大スターの、通訳のあの子の涙。/元同僚の本棚に『フラニーとズーイ』を見つけたら。/海外の詩祭に参加し、エネルギッシュな詩人たちに刺激を受ける。/友人のダンサーに「一緒にメコン川を眺めよう」と囁かれ、ラオスのフェスティバルへ。/象形文字の故郷を見てみたくなって広州へ。/ベルリンで恋した古書店で詩の朗読会をしたいと申し出る。/旅先ですっかり山の虜になる……。 あちこちで出会いに胸を熱くした瞬間を書く。書くことであたりまえの自分でありつづける。 詩的な小説と散文、旅のエッセイを編みこんだ、大崎清夏の親密で、自由で、喚起力ゆたかな言葉と物語に親しむ一冊。 心に火を灯す言葉の、詰め合わせギフト。 〈初の小説!傑作3篇を収録〉 ~ ~ ~ ~ ~ 誰かのことばで覆い尽くされた世界は息苦しいけれど、私たちは流転のなかにいるのだから、 きっと雲が晴れるようにそこここでことばは欠け、ことばの意味もあちこちで欠けて、風が入ってくるはずだ。 その風について正確に書き記すことができたら、もしかしてそれは詩なのかもしれない。 (「意味の明晰な欠け方について」より) ~ ~ ~ ~ ~ [プロフィール] 大崎清夏(おおさき さやか) 1982年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。 2011年、ユリイカの新人としてデビュー。第二詩集 『指差すことができない』で中原中也賞受賞。 著書には詩集『地面』(アナグマ社)、『新しい住みか』(青土社)、『踊る自由』(左右社)、絵本『うみの いいもの たからもの』(山口マオ・絵/福音館書店)ほか。 ダンスや音楽、美術といった他ジャンルとのコラボレーションも多数手がける。 ロッテルダム国際詩祭をはじめ世界各地の 国際詩祭への参加を通じて出会った海外現代詩の翻訳・紹介を少しずつ推し進めている。
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映画とは何か 全二冊|アンドレ・バザン
¥2,200
翻訳 野崎歓/大原宣久/谷本道昭 岩波文庫 上巻 通し番号 青578-1 刊行日 2015/02/17 ISBN 9784003357811 Cコード 0174 文庫 ・ 並製 ・ カバー ・ 370頁 下巻 通し番号 青578-2 刊行日 2015/03/17 ISBN 9784003357828 Cコード 0174 文庫 ・ 並製 ・ カバー ・ 306頁 アンドレ・バザン(1918-1958)はフランスの映画批評家.サイレントからトーキーへの移行に際し批評の分野で新時代を開き,自ら創刊した『カイエ・デュ・シネマ』で健筆を振るった.本書は彼の映画理論・批評の集大成の書である.上巻にはモンタージュの拒絶,映画と演劇の関係など映画における〈現実〉とは何かを追究した論考を収録. 下巻には典型的なアメリカ映画である西部劇や映画とエロティシズムに関する考察,デ・シーカやロッセリーニらイタリアのネオレアリズモを擁護した論考を収録する.作品との緊張に満ちた対話を続けた本書は,今もなお映画と文化を論ずるさいの源泉である.
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BEACON VOL.1
¥770
SOLD OUT
リトルプレス 表紙込み右綴じ28頁(サイズ:A4変形 270mm×190mm) 発行:2021年8月8日初版発行 制作:BEACON編集部(編集:石垣 慧 / デザイン・イラスト:塚田 雄太 ) 同じ灯の下を歩く。 小規模カルチャーZINE BEACON[ビーコン]VOL.1 第1号のテーマは「私たちの生存報告」。東京、静岡、大阪、ジュネーヴ、ブカレストなど各都市に生きる20代~30代が集まり、2021年のいまを暮らすこと、想うことを書きました。 ※本書は、リソグラフという印刷機を使用しているため、インクのかすれ、色移り、色ムラなど一品ごとに若干の差がございます。乱丁・落丁がある場合は編集部までSNS・メール等でご連絡下さい。迅速にお取り替えいたします。
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ドライブイン探訪|橋本倫史
¥990
ちくま文庫 990円(税込) Cコード:0195 整理番号:は-55-1 刊行日: 2022/07/07 ページ数:432 ISBN:978-4-480-43817-1 JANコード:9784480438171 内容 道路沿いにひっそりと佇み、食事を提供するドライブイン。それは道路建設に沸き、クルマや観光旅行が普及した昭和に隆盛し、現在は徐々に消えつつある。そんな全国各地のドライブインに通い、店主の話にじっくり耳を傾けると、人の歴史、店の歴史、日本の戦後史が見えてくる―。足を使い、時間をかけた取材が見事に結実した、傑作ノンフィクション。 目次 プロローグ 酪農とドライブインの町―直別・ミッキーハウスドライブイン 1 ハイウェイ時代(かつてハイウェイ時代があった―阿蘇・城山ドライブイン 東海道はドライブイン銀座―掛川・小泉屋 ほか) 2 アメリカの輝き(一九六六年のピザハウス―かつて都心にドライブインがあった グッド・オールディーズ―平塚・ペッパーズドライブイン ほか) 3 花盛りの思い出(観光バスはどこまでも―能登・ロードパーク女の浦 レトロなオートレストラン―群馬・ドライブイン七輿 ほか) 4 移りゆく時代に(きたぐにの冬―青森・わかばドライブイン 目的地はドライブイン―栃木・大川戸ドライブイン ほか) 5 店を続けること(霧に包まれた道―津山・ドライブインつぼい 雪に覆われた道―南魚沼・石打ドライブイン ほか) エピローグ 戦後―鹿児島・ドライブイン薩摩隼人 橋本倫史 ハシモトトモフミ 1982年東広島市生まれ。フリーライター。2017年から、リトルプレス『月刊ドライブイン』を全12号を刊行し、話題を呼んだ。
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岡崎京子未刊作品集 森
¥1,430
発行 祥伝社 発売日 : 2011/9/14 175ページ ISBN-10 : 4396765290 ISBN-13 : 978-4396765293 『ヘルタースケルター』後に描かれた世界がここに! 未刊の傑作「森」第1話をはじめ、単行本未収録だった7編やオリジナル版に戻した3編、さらには貴重なカラー口絵・カット類も多数初収録。ファン必携の1冊です! 『フィール・ヤング』創刊20周年記念出版。
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書をステディ町へレディゴー|安田謙一/辻井タカヒロ
¥1,760
発行 誠光社 148mm × 210mm / 256P / ソフトカバー バイト帰りにプールで泳いで、古本屋とレコード屋のぞいて、映画館立ち寄って、家でテレビ観ながら今日見聞きしたことを思い出す。音楽と時事ネタと私生活、文学とシモネタと世知辛さ。つなげて、モジッて、オチつけて・・書けた。意味はないけど滋味はある、笑えて学べて役立たない、「ロック漫筆」の集大成。安田謙一・辻井タカヒロの名バッテリーが、雑多な話題を広めのストライクゾーンへとお届けする、「白い名著」ここに誕生。 ローリング・ストーンズとケーシー高峰が、『テレホン人生相談』と『エクソシスト』が、天童よしみとシャッグスが、カフカと「およげ!たいやきくん」が、仲良く同居するコラムの数々を、見事に捕球し、打ち返す4コマ漫画の数々。世知辛い世の中と退屈な生活に、レコードが、テレビが、映画館が、安い飲み屋が、そして共通言語をもった相棒が存在することの喜びをしみじみと噛みしめることのできるコラム約120本。知らない本やレコード、映画をチェックしたり、捜したりしながら読めば数年間はたっぷり楽しめるであろう1冊。 雑誌「CDジャーナル」誌上で2010年から2019年まで連載された「書をステディ町へレディゴー」に、前身連載「ロックンロールストーブリーグ」4回分と、『ビートル・ストーリー』誌上で連載された「ポールがジョージにジョンずにリンゴの絵を描いた」13回分を追加収録。あとがきは夏葉社の島田潤一郎。
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ライブ漫筆|安田謙一
¥1,650
SOLD OUT
発行 誠光社 装画・イラスト:辻井タカヒロ デザイン:仲村健太郎 A6判 / 262P / ソフトカバー アイドルグループからポール・マッカートニー、美術館でのインスタレーションからものまねパブに、配信ライブまで。演奏だけでなく「ハトが出る」瞬間を、ライブ中だけでなくその待ち時間や、帰路での一杯までをも綴った「ロック漫筆家」安田謙一の名人芸。かつて我々はこのような形で音楽にまつわる喜びを享受していたという未来の民俗学的資料であると同時に、これからの音楽体験の愉しみを模索するヒントの詰まった一冊。 装画・イラストは盟友、辻井タカヒロ、デザインは仲村健太郎。挿絵は京都 Hand saw pressにてリソグラフ印刷。 掲載ライブ(下記は一部・全体は目次画像参照) バート・バカラック/恵比寿★マスカッツ/エルヴィス・コステロ/水谷千重子/KIRINJI/民謡クルセイダーズ/クレイジーケンバンド/宇崎竜童/シャムキャッツ/憂歌団/ものまねショウ/松浦真也の吉本新喜劇/MOCKY/ジェフ・ミルズ/ピチカート・ワン/柴田聡子ほか
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ブコウスキーの酔いどれ紀行|チャールズ・ブコウスキー
¥924
翻訳 中川五郎 924円(税込) Cコード:0197 整理番号:ふ-50-2 刊行日: 2017/03/08 ページ数:320 ISBN:978-4-480-43435-7 JANコード:9784480434357 ちくま文庫 解説 佐渡島康平 テレビに出れば泥酔して共演者を怒らせ、朗読会を開けば聴衆に罵られ、ホテルで騒いで叱られる。家に帰りたいとゴネながら、毎日が二日酔い。伝説的カルト作家による、酔いどれエピソード満載の紀行エッセイ。人生を嘆き悲哀を滲ませるブコウスキー節が全開。本人の貴重な写真や詩も多数収録し、ブコウスキー文学のエッセンスがぎっしり詰まった一冊。 目次 航空券 機内で フランスの編集者 インタビュー トーク・ショウ トーク・ショウの波紋 ニースに到着 リンダの母親 再びリンダの母親 マンハイム行き列車〔ほか〕 チャールズ・ブコウスキー 1920−94年。ドイツ生まれ。3歳でアメリカに移住。LAシティ・カレッジ中退ののちアメリカ各地を放浪し、24歳で最初の小説を発表する。その後は郵便局に勤務しつつ創作活動を続ける。現在までに100冊に及ぶ著作が刊行されている。邦訳に『勝手に生きろ!』『町でいちばんの美女』『ありきたりの狂気の物語』『くそったれ! 少年時代』『詩人と女たち』など。