open 12-19|水木定休
21 sun. 店内イベント(通常営業早じまい)
24 wed. 定休日ですが営業します
25 thu. 定休日ですが営業します
26 fri.- 1/3 sat. おやすみ
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日記の練習|くどうれいん
¥1,870
SOLD OUT
発行 NHK出版 発売日 2024年09月19日 ページ数 256p ISBN 9784140057476 「おもしろいから書くのではない、書いているからどんどんおもしろいことが増える」 小説、エッセイ、短歌、絵本と幅広い創作で注目される作家、くどうれいん。その創作の原点は日記にあった。そんな彼女の日記の初の書籍化が本書である。日々の短文日記=「日記の練習」とそれをもとにしたエッセイ「日記の本番」をとおして浮かび上がる、作家くどうれいん一年間の生活と思考と情動。書かなかった日も、あまりに長くなってしまう日も、それこそが日常のなかの日記だ。
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●特典つき 宇宙の果てには売店がある 生活感のあるSF掌編集|せきしろ
¥1,980
SOLD OUT
未収録の掌編が掲載されたランダム栞つき 発行 シカク B7サイズ 256ページ ソフトカバー 4月下旬発売 《その星の空は保温しすぎたご飯のような色をしていた。》 《アンドロイドとの飲み会。アンドロイド達が僕にはわからない「アンドロイドあるある」で盛り上がっている。 》 《月の裏は見たことはあるが、新幹線の車窓から見える大きな看板の裏はまだ見たことがない。》 《年老いた親のためのタイムマシンはボタンが大きくて操作が簡単だ。》 自由律俳句と妄想文学の名手、せきしろの新境地! 短編小説より短く詩歌よりも長い、「ショートショートショート」とも呼べる作品群によって切り取られた、もうひとつの世界の生活と郷愁。 数行で完結する超掌編の連作178編と、数ページの掌編11編を収録した、せきしろ初のSF小説集。 「せきしろさんが宇宙の石板みたいに読者へよこす掌編は、まったくもって僕がときめいたSFそのものであり、進化形であり結晶体であった。郷愁とセンスオブワンダーと、そして卓抜な笑いを備えていた。 SFはもうこれでいい。SFのSはせきしろのSであった。」 ――上田誠(ヨーロッパ企画)解説より ========== 目次 《超掌編連作》 宇宙に散らばる161個の断片 タイムマシンの経年変化 銀河鉄道の終電 《掌編》 2100年の眼鏡 / おもしろい話 / タイムマシン展 テレパシー / パラレルワールド / ブーケトス ループ飯 / 花言葉 / 見送る / 時間を止める 天才チンパンジー 《解説》 上田誠(ヨーロッパ企画) ========== 著者プロフィール せきしろ 1970年、北海道生まれ。作家、自由律俳句俳人。主な著書に『去年ルノアールで』『バスは北を進む』『放哉の本を読まずに孤独』など。近著に自由律俳句集『そんな言葉があることを忘れていた』。また又吉直樹との共著に『カキフライが無いなら来なかった』『蕎麦湯が来ない』などがある。 (版元より)
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青い靴をはいて歩く|関根愛
¥1,700
リトルプレス 発⾏⽇ |⼆〇⼆五年五⽉⼗⼀⽇ 初版第⼀刷 著 者|関根 愛 表紙画 |阿部 海太 装 丁 |domeki 印刷製本|イニュニック そこにいると教えて--- ---わたしはここにいる あなたが履いてきた8つの靴を巡る、わたしの物語 ---もくじ--- 羽根のはえた靴 花びらをかぞえる靴 ボスの靴 幸運の靴 ハワイからきた靴 背伸びの靴 深夜を走る靴 青い靴 (版元より)
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生きる力が湧いてくる|野口理恵
¥1,980
発行:百万年書房 四六変形判 224ページ 並製 価格 1,800円+税 ISBN978-4-910053-63-9 初版年月日 2025年4月30日 版元ドットコム「版元日誌」(https://www.hanmoto.com/nisshi1118)で大反響を巻き起こした、『USO』誌編集長にしてrn press社主・野口理恵の初著作。 「私は母と兄を自死で亡くしている。父も十代で他界し、祖父母はもういない。一度結婚をして息子がいるが親権は離婚した元夫がもっている。私はおそらく多くの人がもつ家族観をもっていない。おそらくこれからももつことはできない。」「顔の見えない読者が、ひとりでも、ふたりでも、生きたいと強く思えるような本づくりを(私は)したい」(本文より) 暮らしレーベル第7弾。 目次 昼間に風呂に入る 家族 生きる力が湧いてくる 酔う 大切なあなた 祝祭の日々 USO かわいいあの子 優しい兄 テニスが下手な女の子 夜、空を見上げる USO Nの起源 USO 見えないアングル 正月嫌い 朝、虎ノ門で仕事を終える 遠くに住んでいるあの子 自由の証 今日も吉祥寺のルノアールで 太く、長く、濃く しあわせの、となりにあるもの それよりぼくと踊りませんか 発声のすばらしさ 中華料理とお節介 居場所をくれてありがとう 物語のはじまりには、ちょうどいいのさ あなたと私のあいだにあるもの USO Nのお葬式 あとがき 前書きなど 私は、お金なんていらなかった。ただ、生きていて欲しかった。 著者プロフィール 野口 理恵 (ノグチ リエ) (著) 一九八一年、埼玉県熊谷市生まれ。文芸誌「USO」編集長。rn pressの編集者として書籍を制作する傍らで、文筆活動を行う。健康体。 (版元より)
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上林暁の本 海と旅と文と
¥2,640
発行 夏葉社 編:山本善行 P238 四六変形判ハードカバー 2025年4月刊 4本の短篇のほか、山本善行による全小説案内、左手で書いた直筆原稿、木山捷平、野呂邦暢、関口良雄らが綴った随筆を収録。カバー写真のほか、巻頭の32ページを鈴木理策が撮り下ろした。
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私の小さな日本文学
¥1,760
SOLD OUT
発行 夏葉社 編集 チェ・スミン 2025年4月発売 208P 1600円+税 文庫サイズハードカバー 装画: 恩地孝四郎 韓国で出版社夜明けの猫、セゴ書林を営むチェ・スミン選書による日本近代文学アンソロジー。芥川龍之介、片山廣子、伊藤野枝、田中貢太郎らの掌篇を収録。
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アステ アステ インド・シャンティニケタンの旅が教えてくれたこと|原野美由
¥880
SOLD OUT
発行 のはらの風 リソグラフ印刷、手製本 B6 全56ページ 税込880円 আস্তে আস্তে(アステ アステ)は北インドやバングラデシュのベンガル地方で使われているベンガル語です。日本語に訳すと「ゆっくりゆっくり」。 この言葉を教えてくれたのは、神戸在住の画家、髙濱浩子さんでした。 2000年代にインドの詩聖、ラビンドラナート・タゴールが設立したビッシュ・バロティ大学(インド・シャンティニケタン)に留学していた浩子さんに誘われ、2024年11月末に留学時代ゆかりの地を、楽しい仲間たちと訪れたインド旅から誕生したのが、旅エッセイZINE「আস্তে আস্তে(アステ アステ) インド・シャンティニケタンの旅が教えてくれたこと」です。 目次 はじめに Day0:インド・シャンティニケタンの旅<準備編> Day1:コルカタ空港〜ハウラー駅〜シャンティニケタン ・エクスプレスの旅 Day2:朝散歩と大家族のおもてなし Day3:テラコッタ寺院とカラバパン見学 Day4:地元の赤土で陶芸ワークショップ Day5:サンタル族のディディにアクセサリー作りを学ぶ Day6:ついに出会えた黄金のベンガル、イーハトーヴをそこに見た農村体験 さいごに (版元より)
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別冊ele-king VINYL GOES AROUND presents RECORD――レコード復権の時代に
¥1,980
SOLD OUT
監修 VINYL GOES AROUND 発行:株式会社Pヴァイン 菊判 160ページ 価格 1,800円+税 発売日 2025年4月16日 レコード収集、そして音楽文化を愛するすべての人に―― 奥深きアナログ盤の世界にもう一歩踏み込むための案内 ストリーミング全盛の今日、他方でレコードが大いに脚光を浴びてもいる。アナログ盤はなぜかくも音楽愛好家たちを惹きつけてやまないのか? その買い方から聴き方、歴史、そして未来への展望まで、いまあらためてレコードならではの魅力を徹底解剖する! ・MURO、エヂ・モッタら究極のレコード・コレクターたちが語るその収集哲学 ・レコード好きのライフスタイル ・海外レコード買い付け紀行 ・未知なる場所での新たな1枚との出会い ・購入時のことが鮮明に記憶に残るレコード5選(JAZZMANジェラルド、マシュー・ハルソール、メイヤー・ホーソーン、坂本慎太郎、MOODMAN、角張渉、イハラカンタロウ、スヴェン・ワンダー、水原佑果、岡田拓郎、Licaxxx、塩田正幸、T-Groove、ほか) ・VINYL GOES AROUND PRESSING:プレス工場潜入レポート ・アナログ愛好家が営む異業種名店 ・レコードにまつわる映画紹介 ・コレクター道を極めるための心得 ・ヴァイナルで音楽を楽しむためのオーディオ環境 など、さまざまな角度からレコードの魅力に迫る完全保存版ガイド。 (版元より)
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おいしくってありがとう 味な副音声の本|平野紗季子
¥2,310
発行 河出書房新社 単行本 46 ● 296ページ ISBN:978-4-309-03952-7 ● Cコード:0095 発売日:2025.04.03 定価2,310円(本体2,100円) フードエッセイスト平野紗季子による人気ポッドキャスト番組「味な副音声 voice of food」、待望の書籍化。豪華ゲストとの対談も多数掲載、食の楽しさが詰まった決定版! 配信200回を迎える膨大なエピソードから生まれた、愛おしくて新しい「食」のパワーワード集。あらゆる語彙を駆使して語られる、食べものの魅力をたっぷり詰め込んだ一冊です。 本書に登場するゲスト(掲載順) 稲田俊輔/渡辺康啓/田辺智加(ぼる塾)/⻑濱ねる/⻑谷川あかり/高山都/吉岡里帆/麻布競馬場/福田里香/鈴木ジェロニモ/ゆっきゅん/くどうれいん/生江史伸/平野レミ/稲田俊輔/鶴見昂/大⻄進/ハマ・オカモト/古舘佑太郎/湯澤規子/蓮見翔(ダウ90000)/在原みゆ紀/関祐介/柚木麻子/金田泰明 (モスフードサービス)/伊藤まさこ 著者 平野 紗季子 (ヒラノ サキコ) 1991年、福岡県生まれ。フードエッセイスト、フードディレクター。著書に『生まれた時からアルデンテ』、『私は散歩とごはんが好き(犬かよ)。』、『味な店 完全版』、『ショートケーキは背中から』など。 (版元より)
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さあ、本屋をはじめよう 町の書店の新しい可能性
¥2,200
監修 和氣正幸 発行:株式会社Pヴァイン 四六判 192ページ 価格 2,000円+税 ISBN978-4-910511-75-7 発売日 2024年6月28日 出版不況が叫ばれる中、実は書店の数は増加傾向にある。それは独立系書店と呼ばれる、「新しい形の町の本屋」を中心とした潮流といえる。そこで本書では書店主たちの貴重な体験を描いたエッセイから、生業としての独立系書店の開業から趣味としての書店運営の方法などを知ることができる一冊となっている。 著者プロフィール 和氣正幸 (ワキマサユキ) (監修) 本屋ライター。下北沢にある本屋のアンテナショップBOOKSHOP TRAVELLERの店主でもある。2010年よりサラリーマンを続ける傍らインデペンデントな本屋をレポートするブログ「本と私の世界」を開設。現在は独立して、「本屋をもっと楽しむポータルサイトBOOKSHOP LOVER」の運営を中心に、“本屋入門”などのイベントも開催。そのほか東京新聞での連載「BOOKS」など各種媒体への寄稿など本屋と本に関する活動を多岐にわたり行う。 (版元より)
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本に出会ってしまった。 私の世界を変えた一冊
¥2,200
SOLD OUT
発行:株式会社Pヴァイン 四六判 240ページ 価格 2,000円+税 発売日 2024年4月24日 読む人の数だけ物語がある。 人生を揺さぶる「読書という体験」とは。 20人の表現者が描く、本にまつわる濃厚なエッセイを収録。 永井玲衣 スズキナオ 川内有緒 牧野伊三夫 島田潤一郎 磯部涼 古賀及子 大平一枝 今井真実 鳥羽和久 五所純子 後藤護 岡崎武志 浅生ハルミン 森岡督行 嵯峨景子 野中モモ 前田エマ かげはら史帆 星野概念 (版元より)
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別冊ele-king アンビエント・ジャパン
¥1,980
SOLD OUT
編集 ele-king編集部 発行 株式会社Pヴァイン 菊判 192ページ 価格 1,800円+税 発売日 2023年10月20日 日本のアンビエント~環境音楽を大特集 featuring 細野晴臣/坂本龍一/吉村弘/横田進/畠山地平/冥丁/SUGAI KEN interview デイヴィッド・トゥープ/スペンサー・ドーラン/ZAK 日本のアンビエント名作選125 AMBIENT KYOTO 2023 Off-Tone/みんなのきもち (版元より)
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別冊ele-king 続コーネリアスのすべて
¥1,870
編集 ele-king編集部 発行 P-VINE 発売日 2019/7/31 本体 1,700円+税 ISBN:978-4-909483-36-2 『コーネリアスのすべて』の続編が登場! 再発される『The First Question Award』と『Point』にフォーカスした ファン必読のロング・インタヴュー および秘蔵写真 そしてコレクターズアイテム などなど 細野晴臣や砂原良徳との対談、 メンバーの取材などを交えながら、 コーネリアス・ワールドをお楽しみください! ■目次 PHOTO STORY 写真=濱田晋 LONG INTERVIEW CHAPTER 1 ファースト・アルバムにしていまのところ唯一のポップ・アルバム まずは『The First Question Award』について LONG INTERVIEW CHAPTER 2 いかにして音は削ぎ落され、独自のサウンドが構築されたか そして『Point』について CROSS TALK 細野晴臣×小山田圭吾「エッセンスとデザイン、日本と海外、水平と垂直 ふたりの類似点と相違点」 砂原良徳×小山田圭吾「いちど全部捨てたところから『LOVEBEAT』も『Point』も生まれた」 INTERVIEWS 堀江博久「1990年代前半は数ヶ月ごとになにかが動いていた」 大野由美子「コーネリアスはクセナキスに近い!?」 あらきゆうこ「コーネリアスというホーム」 辻川幸一郎「認識としての映像」杉原環樹 大西景太「映像による『聞こえ』の手ざわり」 中村勇吾「デジタルの宿命を超える表現」 CRITIQUE, COLUMN 大久保祐子「25年目の『The First Question Award』を聴きながら」 草彅洋平「僕の90年代」 野田努「コーネリアス私論、および『Point』について」 イアン・F・マーティン「ポストモダンを背に~『Point』におけるポイント、視点、論点、そして音の点をめぐる考察」 松村正人「音のひとのことば」 畠中実「もうひとつのディメンション~コーネリアスにおけるヴィジュアル・ミュージックとしての映像表現」 ARCHIVES 「『The First Question Award』コレクション」ばるぼら/siloppi 資料「英米音楽メディアはコーネリアスと『Point』をどのように受け止めたのか?」 (版元より)
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本なら売るほど 2|児島青
¥836
発行:KADOKAWA B6判 194ページ 定価 760円+税 ISBN978-4-04-738374-6 CコードC0979 初版年月日 2025年4月15日 街の小さな古本屋「十月堂」にて。ある日店主は、初めて店を訪れた客にこう問われた。 「読まなきゃ死ねないってぐらい、面白い本を教えて下さい」 ”オススメの本”――それは、すべての本好きが対峙する永遠の未解決問題! 十月堂のチョイス、そしてお客さんの真意とは? 古本屋「十月堂」を舞台に、さまざまな愛書家たちの人生の機微を描く短編連作シリーズ。 第1巻が発売するやいなや話題を席捲した作品が、待望の第2巻発売です。 (版元より)
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巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある|古賀及子
¥1,760
発行:幻冬舎 四六判 224ページ 定価 1,600円+税 ISBN978-4-344-04422-7 CコードC0095 発売日 2025年4月16日 ノスタルジーと、可笑しみと。 池袋、飯能、日本橋、所沢、諏訪、田園調布、高知、恐山、湯河原……。 自分の中の記憶を、街単位で遡る。そこから掘り起こされる、懐かしいだけでは片付かない、景色と感情。 気鋭のエッセイスト、最新書き下ろし。 目次 下丸子、二分間、知らない人を大声でほめてけなす 日本橋、来年も買ってやるからな 元加治、真昼の暴走族 所沢店、売れ!私たちの福袋 田無、夏、恋人の家でひとりでエヴァンゲリオンを観た 諏訪、祖父と間欠泉 田園調布、知らない人の家でまずい水を飲む 恐山、会えないイタコと工藤パン 小岩、知らない街が、どんどん私の街になる 盛岡、北上川を走って越えて、母と私とソフトクリーム 曙橋、看護師の格好で登った木をさがす 大森、もう会うこともないだろうけどさ 他 (版元より)
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作家とおやつ
¥2,200
編集 平凡社編集部 発行 平凡社 B6変型判 288ページ 定価 2,000円+税 ISBN978-4-582-74716-4 CコードC0091 初版年月日 2025年4月15日 毎日の気どらないおやつ、通い慣れた名店の逸品、幼いころ大好きだった忘れられないお菓子……。文豪や現代の人気作家、料理家、漫画家らによるエッセイ、詩、漫画、写真資料など59篇を収録。 収録作品(掲載順) 1 おやつの美学 いい時間のつくりかた 長田弘 ゴマじるこの作り方 平塚らいてう 氷 円地文子 窮屈 内田百けん 食は三代 わが思い出の玉子焼き 玉村豊男 『ふるさとの菓子』より 中村汀女 日本菓子と西洋菓子 広津和郎 『陰翳礼讃』より 谷崎潤一郎 第三十七課 お茶時(テイータイム) 岡本かの子 『仰臥漫録』より 正岡子規 ラムネ 徳川夢声 カキ氷とアイスクリーム より 井上ひさし デザート 林望 無考えなこびと 村上春樹 夢のおやつ 角田光代 『桐の花 抒情歌集』より 北原白秋 お茶の時間 水木しげる 2 名店のあの味を 粟ぜんざい──神田〔竹むら〕 池波正太郎 豆と寒天の面白さ 安岡章太郎 蜜豆のはなし 吉行淳之介 大正十二(一九二三)年八月十三日 谷口喜作宛書簡 芥川龍之介 ハート型のビスケット 森三千代 巴里点心舗 木下杢太郎 『日本郷土菓子図譜』全三巻 より 武井武雄 冬は今川焼きを売り夏は百姓/夢屋エレジー 深沢七郎 コウシロウのお菓子 小川糸 わがし いしいしんじ 菓子の楽しみ 弘前・旭松堂「バナナ最中」 土井善晴 梅屋敷 福田屋 若菜晃子 鯛焼きの踊り食い 岡本仁 赤福先輩、相変わらずマジこしてますね! カレー沢薫 3 菓子はノスタルジィ 甘いもの 増谷和子 カステーラ・ノスタルジア 江戸川乱歩 甘党 杉山龍丸 今川焼とお輝ちゃん 沢村貞子 甘い話 岸田國士 父のせつないたい焼き 吉本隆明 小さな白い鳩 立原えりか 図書室とコッペパン 小川洋子 忘れられない味2 森絵都 焼きいもと焼き栗 ウー・ウェン サクマドロップスとポッキー 伊藤まさこ 「うまい棒」にも若ぶる私 伊藤理佐 4 甘味いまむかし 縁日の思い出、ゲンゴロードーナツ 甘糟幸子 それでも飲まずにいられない より 開高健 マロン・グラッセの教え 獅子文六 金平糖 寺田寅彦 バナナ 堀口大學 願望の菓子 宇野千代 菓子の思い出 尾崎士郎 「汗に濡れつつ」より 石川啄木 菓子と文明との関係を論ず 佐藤春夫 茶菓漫談 木村荘八 買食い 片山廣子 アイスクリーム博士 長新太 いちごの風合 田辺聖子 お菓子の国のカスタード姫 片山令子 民芸おやつ 福田里香 最期に食べるもの 平松洋子 (版元より)
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クレーとマルク 動物たちの場所|パウル・クレー/フランツ・マルク
¥2,970
編集 新藤真知/高橋文子 発行:みすず書房 A5変型判 96ページ 定価 2,700円+税 ISBN978-4-622-09771-6 CコードC0070 初版年月日 2025年4月10日 パウル・クレーと、クレーの同年の友でよき理解者であり、その才能を誰よりも早く見出した〈青騎士〉の画家フランツ・マルク。第一次大戦の戦場でマルクが斃れるまで、二人は家族ぐるみで交流し、多数の手紙や葉書を交わして絵画論や近況を伝えあった。そしてそこには、互いを思い遣るあたたかな絵が添えられていた。 二人が残した絵葉書、動物をテーマとする二人の作品を一冊に編み、ドイツ絵画史に残るひそやかな交感に光をあてる。 〈マルクがもしクレーに出会わなかったとしてもマルクはマルクであり続けただろうが、もしクレーがマルクに出会っていなければ、色彩画家への飛躍が同じ途を辿っていただろうか〉 ――本書「マルクとクレー」より 〈マルクにとって抽象とは、動物たちの感じている世界だったのではないか、と思われてくる。動物たちを人間の見る世界に引き出すのではなく、動物たちの世界にそっと包んでおくような優しさが、マルクの絵からは感じられる〉 ――本書「フランツ・マルクの生涯」より パウル・クレーとフランツ・マルク。 交わされた絵葉書と描かれた作品のなかに響き合う 二人の画家の友情。 目次 クレーとマルク(新藤真知) * 《作品集》 クレーとマルク 絵葉書 パウル・クレー フランツ・マルク * フランツ・マルクの生涯(高橋文子) 収録作品一覧 クレーとマルク 美術館案内 著者プロフィール パウル・クレー(Paul Klee) 20世紀を代表する画家の一人。1879年ドイツ人音楽教師を父に、スイス人声楽家を母にベルン(スイス)近郊に生まれる。高等学校卒業と同時にミュンヒェンに出て画塾に通うが3年後ベルンに戻り、独学の道を選ぶ。1906年、ピアニストのリリー・シュトゥンプフとの結婚を機にふたたびミュンヒェンに赴く。長い無名時代を経て、1920年、総合造形学校バウハウスから招聘される。ヴァイマール、デッサウの同校で教鞭をとった後、1931年にはデュッセルドルフ美術学校に籍を移すが、2年後、ナチスの弾圧を受けてベルンに亡命。皮膚硬化症を患いながらも制作意欲を失うことなく、その後も数多くの作品を残した。1940年、南スイス・テッシン州の療養院で60年の生涯を閉じた。 *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。 フランツ・マルク(Franz Marc) 1880年、ミュンヒェンに画家の息子として生まれる。カンディンスキーとともに年鑑『青騎士』を編集し、展覧会を企画した。ドイツ表現主義の重要画家。画家である妻マリアとともに自然豊かな田舎に住み、動物を愛し、とりわけ馬を描きつづけた。第一次世界大戦に従軍、1916年ヴェルダン近郊で戦死、享年36。クレーとは互いの芸術に敬意を払いあう特別な友情を結んだ。 *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。 (版元より)
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傷のあわい|宮地尚子
¥880
発行:筑摩書房 文庫判 240ページ 定価 800円+税 ISBN978-4-480-44015-0 CコードC0111 初版年月日 2025年4月10日 米国で何者かになろうと海を越えた青年、夫の海外転勤に合わせて渡米した女性、人生に詰んで海外へ拠点を移した男性──。異国の地で、不安定さや傷つきに揺れながらも、そのとき成しえる最良の力で人生にぶつかっていく。その語りに、若き日の著者が耳を傾け、生きるということを同じ目線で考えた記録。 解説 奈倉有里 目次 文庫版まえがき はじめに 孤独の物語 アメリカン・ドリーム 移民候補生 リミナリティ PTSD(前編) PTSD(後編) ステレオタイプ 恋愛と結婚 邦人援護 二〇歳の人生落伍者 謎の女 パレスチナ レクイエム GOOD BYE=THANK YOU あとがき 解説 ひとりひとりの顔が見える 奈倉有里 著者プロフィール 宮地 尚子(みやじ・なおこ) 一橋大学大学院社会学研究科特任教授。専門は文化精神医学・医療人類学・トラウマとジェンダー。精神科の医師として臨床をおこないつつ、研究をつづけている。1986年京都府立医科大学卒業。1993年同大学院修了。主な著書に『傷を愛せるか 増補新版』(ちくま文庫)、『トラウマ』(岩波新書)、『ははがうまれる』(福音館書店)、『環状島=トラウマの地政学』(みすず書房)、『傷つきのこころ学』(NHK出版)がある。 (版元より)
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グレーとライフ|太田尚樹
¥1,650
発行:イースト・プレス 四六判 208ページ 定価 1,500円+税 ISBN978-4-7816-2440-2 CコードC0095 初版年月日 2025年4月12日 人生に意味なんてあるだろ。 マイノリティの生きづらさと向き合いながら、確かな希望を見出す29篇のエッセイ。 * 世界の中心はお前じゃない、私でもない。 やさしいって、こういうことだったんだ。 上坂あゆ美(歌人・文筆家) 誰のせいにもしない。 納得するために、命がけで書く。 すごい人がいる。 岸田奈美(作家) すごく楽しい本なのに、 なんかどこまでも救われてしまいました。 花田菜々子(書店員) * 本書「はじめに」より LGBTQのシンボルカラーはレインボーですが、ゲイとして生きてきた僕のこれまで は、どちらかと言えばグレーでした。 本書には、グレーな毎日にいちいちライフを削られる僕の弱腰な人となりと、それでもグレートなライフを諦めたくない僕の意地のようなものが込められています。 自分と同じように、毎日わからないことばかりで喫茶店の端でうずくまってしまうような 人がもう一度席を立ってみようかと思うその助けに、少しでもなればと願っています。 なんとなく前向きになれたり、なんとなくホッとしたりする、そんな曖昧な希望があるよう な、ないような、そんな本であってくれたらと願っています。 もくじ 美学という平等 / やさしいつくりもの / 笑ってのぼる、その悲しみについて / よろしうやりや / 傘がある / また(気が)合う日まで / 愛にも難易度がある / バック・トゥ・ザ・鶴瓶 / おたのしみ権(利) / かわいそうなこと / 未熟者には「へへへ」がお似合い / やさしさは、どこへいく / 想像の彼 / ときに下ろうと、上り坂にたつ / 舌打ちごしの希望 / おれは、おれなりに / 晴れやかな後悔 / コミュニケーションは急げない / 心のヒダ / 救いの手はひかっている / 感謝は、遅れてやってくる / 適当なおじさん / 両手ですくうように / おれの個性は、おれが決めるんだぜ / みつばちへ / さようなら、鏡月 / Piano Man / 幸福な道 / 幸福な道の先 / あとがきにかえて 著者プロフィール 太田尚樹(おおた・なおき) 1988年、大阪生まれ。LGBTQのクリエイティブユニット『やる気あり美』代表。文芸誌での連載や脚本制作など、幅広い執筆活動に従事するかたわら、企業や自治体、学校等にて講演も行う。 新卒で株式会社リクルートに入社。大手結婚式場の集客・出店戦略のコンサルティングを担当。その後、セクシャルマイノリティとして社会で生きることの難しさやストレスをエンタメコンテンツに昇華することを目指し、『やる気あり美』を発足。同名WEBメディア編集長に就任。雑誌『ソトコト』にて「ゲイの僕にも、星はキレイで、肉はウマイ。」を連載。2016年ロハスデザイン大賞ファイナリスト。Podcast番組「そうだ!ゲイにカミングアウト」にて人気を博し、J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて別所哲也氏の代演を担当(1日だけやけど)。 (版元より)
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映画じゃないんだから、うまくいかなくても大丈夫。|ジェーン・スー/高橋芳朗
¥814
発行:ポプラ社 文庫判 287ページ 定価 740円+税 CコードC0195 発売日 2025年4月9日 「正解のない人生」を私たちは生きている。 恋愛・結婚、キャリア、年齢―― ラブコメ映画を通して女性の生き方を語る! *本書は『新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない』を改題し、新たな対談を加えて、文庫化したものです 「枠からはみだして、自分の人生を手に入れる」 「自分のフィールドで自分の正義をまっとうする」 「愛を知ることは、痛みを知ることでもある」 ――ラブコメ映画をこよなく愛するふたりが、 おすすめの映画を語るなかで、人生で大切なものが見えてくる! 「明日もがんばろう」と前向きな気持ちになる対談集。 巻末にラブコメ映画カタログを掲載。 ◎ 目次 1章 可能性は無限大!夢を叶えるガールズパワー 2章 人の数だけ愛のかたちは存在するのよ 3章 恋のハードルは超えるためだけに存在する 4章 傷つきたくない!心が鉄壁になった女に捧ぐ…… 5章 やっぱり観ておきたい!長年愛され続ける王道作品 6章 働きすぎて疲れた私に、王子様プリーズ! 7章 終わった恋が忘れられないあなたへの処方箋 8章 身勝手な男どもよ、思い知れ! 9章 いろいろあった大人の女は恋をするにも一苦労 10章 確実にロマンスに浸かりたい、そんなときこそザ・スタンダード 11章 いくつになっても恋に落ちる気力体力を見習いたい 12章 私が“ワタシ”を見つけたら、人生ガラッと変わるはず 文庫版特別収録 「ひとりの良さ」と「他者と生きること」について 『シングル・イン・ソウル』 (版元より)
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誰でもない|ファン・ジョンウン
¥1,298
翻訳 斎藤真理子 発行 河出書房新社 文庫判 256ページ 定価 1,180円+税 ISBN978-4-309-46811-2 CコードC0197 初版年月日 2025年3月6日 恋人をなくした老婦人、閉ざされた未来を前に生き延びようとする若者……。ハン・ガン以後最も注目される韓国作家が描き出す、現代を生きる私たちの日常という祈り。 著者プロフィール ファン・ジョンウン 著 1976年生まれ。邦訳著書に『百の影』、『続けてみます』(以上、オ・ヨンア訳)『野蛮なアリスさん』『誰でもない』『ディディの傘』『年年歳歳』(以上、斎藤真理子訳)がある。 斎藤 真理子 (サイトウ マリコ) 訳 韓国語翻訳者。著書に『韓国文学の中心にあるもの』『隣の国の人々と出会う』等。訳書にパク・ミンギュ『カステラ』、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』、ハン・ガン『別れを告げない』等。 (版元より)
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その悩み、カントだったら、こう言うね。|秋元康隆
¥1,980
SOLD OUT
発行:晶文社 四六判 224ページ 定価 1,800円+税 ISBN978-4-7949-7465-5 CコードC0095 発売日 2025年4月14日 人間は倫理なしには生きられない 正直者はバカを見る? 結果がすべては本当か? 悪とはなにか?──リアルな問いを自分の頭で考えてみよう。日常の悩みに答える前半部と、学問上の疑問に答える後半部の二部構成でおくる、Q&A式・カント倫理学への招待状。 目次 はじめに 第一部 日常生活での悩み 悩み① 私嫌われているみたい 悩み② 仕事ができない 悩み③ 論理的になりたい 悩み④ これは偽善なのか 悩み⑤ 自分の欲深さがイヤ 悩み⑥ もっと自由がほしい 悩み⑦ 「結果がすべて」は本当か 悩み⑧ 「やさしさ」とは? 悩み⑨ 自分と他人を比較してしまう、ねたんでしまう 悩み⑩ 他人を利用するつもりなどないのに 悩み⑪ パートナーに不満 悩み⑫ 正直者はバカを見る? 悩み⑬ 学問をする意味 悩み⑭ 批判ばかりする人 悩み⑮ 論破できるようになりたい 悩み⑯ 倫理学を学ぶ意味 第一部のまとめ エピクテトスとの類似性 第二部 学問レベルの疑問 疑問① すべての行為は道徳的善か悪のどちらかなのか? 疑問② 理由もなく命令するのか? 疑問③ 行為の結果について考慮する必要はないのか? 疑問④ 完全義務と不完全義務とは? 疑問⑤ 自殺や嘘の格率が普遍化された場合、矛盾が生じるのでは? 疑問⑥ どうすべきかについて、やはり「答え」「正解」があるのでは? 疑問⑦ 自殺や嘘はすべて「目的の定式」によって禁止されるのでは? 疑問⑧ 格率が変化しないとすると、可変的な状況に対応しきれないのでは? 疑問⑨ 「絶対的」「普遍的」をどのように理解するか? 疑問⑩ 就いてはならない職業というものがあるのか? 疑問⑪ 無意識に道徳法則に従えるのはよいことでは? 疑問⑫ 他者を遠ざけることにならないか? 疑問⑬ 弱さと不純とは? 疑問⑭ 根本悪とは?人間は生来悪とは? 疑問⑮ 意志はあるもののできないこともあるのでは? 疑問⑯ 悪への自由とは? 第二部のまとめ これはカント倫理学なのか? あとがきと、最後に伝えたいこと 参考文献 著者プロフィール 秋元康隆 (アキモトヤスタカ) (著) 1978年生まれ。高校卒業後に一般企業に就職するも、同じ作業の繰り返しの日々から、生まれてきたことの意味や目的について考えるようになる。本格的に倫理学を学ぶことを決意して退職。予備校通いを経て、日本大学哲学科に入学。カント研究所の所在地であるトリア大学(Universität Trier)において、カント協会会長であるBernd Dörflinger教授のもと、博士号取得。その後も同大に残り、哲学科や日本学科で教鞭を執るなどして現在に至る。ドイツ在住。主な著作は『意志の倫理学――カントに学ぶ善への勇気』(月曜社)、『いまを生きるカント倫理学』(集英社新書)、『人間関係の悩みがなくなる カントのヒント』(ワニブックスPLUS新書)。 (版元より)
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自分の感受性くらい|茨木のり子
¥770
発行 岩波書店 文庫判 124ページ 定価 700円+税 ISBN978-4-00-602368-3 初版年月日 2025年4月15日 もっとも人気のある詩人の、もっとも有名な詩集。なかでも突出した人気を誇る表題作は、自分で考え続けること、自立した知性を磨き続けることの大切さをうたい、そのメッセージ性の強い言葉は、自分自身への問いかけとして多くの読者の共感をよび、やすきに流れる心を戒めてきた。現代詩の枠をこえた感動の名著。(解説=伊藤比呂美) 目次 詩集と刺繡 癖 自分の感受性くらい 存在の哀れ 知命 * 青年 青梅街道 二人の左官屋 夏の声 廃屋 孤独 友人 底なし柄杓 波の音 * 顔 系図 木の実 四海波静 殴る 鍵 茨木のり子の詩の魅力(伊藤比呂美) 初出一覧 茨木のり子著作目録 (版元より)
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移動そのもの|井戸川射子
¥1,980
発行:筑摩書房 四六判 160ページ 定価 1,800円+税 ISBN978-4-480-80523-2 CコードC0093 初版年月日 2025年3月7日 この小説は迷うための地図。一文ずつ小さく折り畳まれたそれをひらけば、言葉を読むんじゃなくて、言葉に読まれているよう。 ――尾崎世界観(ミュージシャン・小説家) === 語りは未知なる情景を相手に伝えるためのものだが、一方で言葉はそれ自身次の言葉を求めて自在に繁茂していく。そのふたつが合わさったとき、小説は一文一文、一語一語、圧倒的な速度で跳躍しながら、読む者を〈現在〉の強度へと誘いつづける。 2019年『する、されるユートピア』で中原中也賞、2023年『この世の喜びよ』で芥川賞に輝く、詩人・作家が放つ、言葉を読む原初的な快楽に溢れる最新短編集! === 言葉が奔り、物語が跳ねる! 一文ごと一語ごとに世界が相貌を変えていく――めくるめく体験に満ちた9つの小宇宙! 目次 移動そのもの 花瓶 市場 本汚し皿割り 軽薄 老いる彼女は家で 人々の大いなる口 通い路 旅は育ての親 著者プロフィール 井戸川 射子(いどがわ・いこ) 1987年生まれ。関西学院大学社会学部卒業。2018年、第一詩集『する、されるユートピア』を私家版にて発行。2019 年、同詩集にて第24回中原中也賞を受賞。2021年に小説集『ここはとても速い川』で第43回野間文芸新人賞を、2023年に『この世の喜びよ』で第168回芥川龍之介賞を受賞。他の著作として、詩集に『遠景』、小説に『共に明るい』『無形』がある。 (版元より)
