open 12-19|水木定休
4 fri. 17:30閉店
19 sat. - 20 sun. 出店|新長田・ふたばZINEフェス
19 sat. - 21 mon. 出店|神戸・HDC
※出店期間中、元町店舗はお休みです
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映像の発見 ——アヴァンギャルドとドキュメンタリー|松本俊夫
¥1,430
ちくま学術文庫 定価 1,430円(10%税込) ISBN 978-4-480-51275-8 Cコード 0174 整理番号 マ-57-1 刊行日 2024/11/07 判型 文庫判 ページ数 304頁 解説 中条省平 人間の意識と感性の拡大を目指した映画論の名著 見えないものを見えるようにすること――。真にラディカルな作品とは何か。映画史的な直感から放たれる鋭利にして至高の映画論。解説 中条省平
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フォロンを追いかけて Book 2
¥2,200
SOLD OUT
発行 ブルーシープ 2024年7月19日発売 定価:税込2,200円(本体2,000円) 絵:ジャン=ミッシェル・フォロン 写真:木村和平 詩:大崎清夏 翻訳:エレオノール・マムディアン アートディレクション&デザイン:須山悠里 編集:柴原聡子 印刷・製本:株式会社アイワード 仕様:A5変型、136ページ、並製 ISBN:978-4-908356-58-2 フォロンを追いかけて撮り下ろした写真と気配を感じる言葉で、フォロンを「感じる」本 ジャン=ミッシェル・フォロン(1934-2005)は、ユーモラスな線描、美しい色彩とファンタジックな世界観、そして人類に警鐘を鳴らす強いメッセージを描いたベルギー人のアーティストです。1970年代以降世界的に活躍し、日本でも1980年代と90年代に大規模な巡回展が開かれ、人々の心をつかみました。今回約30年ぶりに展覧会が開かれるのを機に、フォロンのファン、フォロンを知らない新たな鑑賞者にむけた本を2冊出版します。フォロンが生み出した多彩で詩情的な作品群を前に、すっと心を開く。そしてフォロンを過去にではなく、未来に感じる。そんなきっかけになるような、フォロンを追いかける二つの旅のような2冊の本です。 『フォロンを追いかけて Book2』 2冊目はフォロンを「感じる」旅。農家を改築したアトリエに差し込む柔らかな光、母屋の壁に開けられた大きな窓から広がる田園。フォロンが愛したパリ近郊の小さな農村ビュルシーの家にはじまり、世界への足掛かりをつかんだパリからブリュッセルへ。地下鉄駅の巨大な壁画、郊外にあるラ・ユルプの美しい森と湖、そして敷地内に設立されたフォロン財団に飾られた絵や彫刻。フォロンのいた場所を写真家の木村和平がたどりフィルムに収めました。ペンから筆、平面から立体へ広がるフォロンの多彩な作品と木村の写真が本を織り成します。旅の終章は、大崎清夏の詩です。作品と写真による視覚から飛翔し、フォロンの気配を言葉から感じる試みです。フォロンを追いかける旅は、どこまでも続きます。
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松浦弥太郎のきほん|松浦弥太郎
¥2,420
SOLD OUT
発行 扶桑社 判型 四六判 定価 2420円(本体2200円+税) 発売日 2024/09/18 ISBN 9784594097219 50代半ば・松浦弥太郎の新しい生き方 あれやこれや、せっせとのんびり、考えたり悩んだりのありさまを、 みなさんに見たり読んだりしてもらいたくて、作りました。 いわば、松浦弥太郎による、松浦弥太郎のきほんです。(はじめにより抜粋) 50代半ばを過ぎて、日々前向きに暮らしてはいるものの、漠然とした不安やさみしさがあるといいます。 自身が撮影した写真とともに、自分を客観視しながら、 いまの「松浦弥太郎」を等身大で綴った一冊。 装丁は「ミナ ペルホネン」のビジュアルブックをはじめ、数々の図録や写真集の装丁・造本を手掛けるサイトヲヒデユキさんによるもの。美しいデザイン、紙の手触り、写真の重厚感など、紙の本ならではの世界観もお楽しみください。
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ぜんぶ本の話|池澤夏樹/池澤春菜
¥935
毎日文庫 発売日:2024年11月5日 ISBN:978-4-620-21076-6 判型:文庫サイズ 頁数:320頁 定価:935円(税込) 稀代の読書家父娘が「読書のよろこび」を語りつくす! 「本は人間と同じように生きものなんだから。人とつきあうように本とつきあうことができる」 はじめて読んだ本をおぼえていますか? ページをめくればあふれだす、しあわせな時間と家族の思い出。文学者の父と声優・作家の娘が語りあう児童文学、SF、ミステリーのたのしみと本とのつきあいかた。そしてあかされる家族三代の物語。「読むよろこび」に満ちた極上の読書ガイド!
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Savoir&Faire 土
¥2,970
編集 エルメス財団 刊行日 2023/08/30 ISBN 9784000239073 Cコード 0070 体裁 A5変 ・ 上製 ・ 406頁 定価 2,970円 自然素材にまつわる知識や技術の共有を目指すエルメス財団の取り組み、スキル・アカデミー。「木」に続く本書は、フランスで編まれた書籍シリーズ〈Savoir &Faire〉から9本を厳選・翻訳、日本語版オリジナルコンテンツを加え、陶芸、アート、歴史、建築、工業、民俗学などさまざまな切り口から、身近な素材である「土」に迫る。カラー図版多数。
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続く、イエローマジック|高野寛
¥1,430
SOLD OUT
発行 ミルブックス 2024年11月11日発行 定価1,300円+税 ISBN978-4-910215-20-4 C0095 四六版・256p 装画 服部あさ美 ”未来の音楽”と出会い、黄色魔術に罹ったその日から、僕はYMOチルドレンになった 憧れを追いかけて、音楽に人生を捧げたミュージシャン・高野寛が 音楽を通して出会ったかけがえのない人々との交流を綴った随筆集 15歳の春、YMOに出会ったその日にYMOチルドレンとなり、音楽に人生を捧げた青年は気づけばデビュー35周年を迎えていた。 様々な音楽家たちと交流しながら、音楽と真剣に向き合ってきた高野寛が、YMOを軸にしながら音楽家としての歩みを綴った、書き下ろし随筆集。 これまで語ることのなかった心のうちを包み隠すことなく記しただけでなく、昭和・平成・令和を巡るYMOを中心としたポピュラー音楽史としても貴重な内容がギュッと詰まっている。 装画は雑誌『& Premium』の音楽特集号の表紙も話題となった人気イラストレーター・服部あさ美による描き下ろし。文中にも登場する、15歳の高野寛青年がYMOチルドレンになったその瞬間をイメージしている。 【目次より】 YMOとの邂逅|未来の音楽「YMO」との衝撃の出会い 憧れを追いかけて|高橋幸宏さん、ムーンライダーズ主宰のオーディションに合格 プロの洗礼|高橋幸宏さんプロデュースでプロデビュー 虹の都へ|憧れのトッド・ラングレンとのレコーディング この声は小さすぎて|ヒット曲が生まれた喜びと葛藤 渋谷系前夜|フリッパーズ・ギター、オリジナル・ラブとの交流 新たな世界への旅立ち|坂本龍一さんと世界を旅したワールドツアー 教育テレビという遊び場で|伝説のテレビ番組『土曜ソリトンSIDE−B』 初めての一人旅|新たな挑戦、弾き語りツアー 初めてのバンド|ナタリーワイズと9・11の衝動 サヨナラから|名曲『サヨナラCOLOR』誕生秘話とハナレグミ ボス|忌野清志郎さんとの友好と別れ イエローマジック、再び|細野晴臣さんの知られざる音楽活動期 聖地・ハイドパーク|シンガー・小坂忠さんから学んだこと MIYAとブラジルと仲間たち|宮沢和史さんと仲間たちとの音楽世界旅 HASとHASYMOとYMO|YMOと同じステージに立った忘れられない日 蛹のままで|大人のバンド「pupa」の楽しい記憶 復活と変身|バンマスとして参加した星野源さん復活武道館ライブ 教えて、学んで|教え子であり同志である中村佳穂さんとの出会い 四度目のブラジル|夢が叶ったブラジルでのレコーディング ワールド・ハピネス|ミュージシャン「のん」デビューの裏側 イエロー・マジック・チルドレン・コンサート|YMOの遺伝子を繋ぐコンサート ステイ・ステイ・ステイ|コロナ禍の葛藤と格闘 続く、イエローマジック|高橋幸宏さん記念コンサート、そして大切な二人との別れ ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン|デビュー35周年を迎えて 正面切ってYMOのことを書くのは、正直照れ臭かった。一緒に仕事もさせてもらったけれど、いつまでも手の届かない憧れだった。 身の危険を感じる今年の酷暑は、執筆にはうってつけだった。記憶の隅でくしゃくしゃに絡まっていたわだかまりを丁寧に解きほぐして巻き直すような日々が続いた。 今は、35周年の総括にふさわしい本ができてホッとしているところ。 多くの方に届きますように。 ー高野寛
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DISCOVER|unpis
¥2,750
SOLD OUT
発行 グラフィック社 発売日:2021年11月刊行 仕様:B5変形 並製 総160頁 定価:2750円(10%税込) ISBN:978-4-7661-3552-7 分類コード:C0071 大胆な線、ポップな色彩、無意識に語りかけてくるようなモチーフ。魅力溢れる気鋭のイラストレーターunpis、待望の初作品集。約130点のオリジナル作品とクライアントワークを収録。ミニポスタ&ステッカー付き。
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小さな町・日日の麺麭|小山清
¥1,100
ちくま文庫 定価 1,100円(10%税込) ISBN 978-4-480-43917-8 Cコード 0193 整理番号 こ-43-2 刊行日 2023/12/07 判型 文庫判 ページ数 464頁 解説 堀江敏幸 静かさとなつかしさに満ちた市井に生きる人々の、つつましい人生に心を寄せながら、慣れない手つきで愛情深く綴った代表的作品集。 静けさとなつかしさが満ちる町と ふつうを生きていた忘れえぬ人々 不偶にうめきつつも 文学を信じ、書きつづけた作家の代表的作品集 解説・堀江敏幸 新聞配達員として暮らす下谷龍泉寺町、あるいは炭坑員として働いた夕張の町。そこで生きる人々との交わりや彼らのささやかな人生を描いた佳作「小さな町」。師である太宰治との思い出を描いた「風貌」など、不偶のなかでも文学を信じ、人生のよろこびやかなしみを書きつづけた作家の代表的作品集。
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すべての雑貨|三品輝起
¥880
SOLD OUT
ちくま文庫 定価 880円(10%税込) ISBN 978-4-480-43876-8 Cコード 0195 整理番号 み-38-1 刊行日 2023/04/10 判型 文庫判 ページ数 256頁 インターネット、ヒロ・ヤマガタ、英字新聞柄のシャツ、ムーミン、マガジンハウス、マックス・ヴェーバー、Amazon、ソニープラザ……あらゆるものが雑貨化する社会の、雑貨店主の思考録。 「世界がじわじわと雑貨化している気がする。これは豊かになって物の種類が増えたから、ってだけじゃない。それまでは雑貨とみなされてなかった物が、つぎつぎと雑貨に鞍がえしているせいなのだ」ひとりで雑貨店を営む著者は、この社会のあらゆる事物を手がかりに「雑貨とは何か」を帳場で考えた。雑貨、消費社会、店の経営、人生についての、とても面白いエッセイ。 解説 荒内佑(cero) 著作者プロフィール 三品輝起(みしな・てるおき) 1979年、京都府で生まれ、愛媛県で育つ。2005年、東京の西荻窪で雑貨店FALLを開店。2017年、本書を夏葉社より刊行。他の著書に『雑貨の終わり』(新潮社、2020年)がある。
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ガケ書房の頃 完全版 ——そしてホホホ座へ|山下賢二
¥880
SOLD OUT
ちくま文庫 定価 880円(10%税込) ISBN 978-4-480-43753-2 Cコード 0195 整理番号 や-58-1 刊行日 2021/08/10 判型 文庫判 ページ数 288頁 解説 島田潤一郎 帯文 武田砂鉄 京都市左京区に開店、2015年にホホホ座へと発展してきたガケ書房。インパクトある外観と独自の品揃え、店内ライブなどで唯一無二の存在となり、全国の読者や作家、ミュージシャンに愛されてきた。筆談で過ごした子供時代、様々な仕事の体験、開業後の資金繰り、セレクトというモノの売り方への違和感などを本音で綴った青春記。 著者プロフィール 山下賢二(やました・けんじ) 1972年京都市生まれ。21歳のころ、三島宏之と写真雑誌「ハイキーン」を創刊。その後、出版社の雑誌部、印刷工、古書店、新刊書店勤務などを経て、 2004年にガケ書房をオープン。目立つ外観と独特の品揃え、店内音楽ライブなどで全国のファンに愛された。2015年4月1日、ガケ書房を移転・改名し、ホホホ座をオープン。著書に『やましたくんはしゃべらない』(岩崎書店)、共著に『ホホホ座の反省文』(ミシマ社)などがある。
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るきさん 増補|高野文子
¥660
ちくま文庫 定価 660円(10%税込) ISBN 978-4-480-03211-9 Cコード 0179 整理番号 た-31-1 刊行日 1996/12/05 判型 文庫判 ページ数 128頁 のんびりしていてマイペース、だけどどっかヘンテコな、るきさんの日常生活って? 独特な色使いが光るオールカラー。ポケットに一冊どうぞ。
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雲と鉛筆|吉田篤弘
¥748
ちくまプリマー新書 定価748円(10%税込) ISBN 978-4-480-68325-0 Cコード 0293 整理番号 300 刊行日 2018/06/05 判型 新書判 ページ数 128頁 ぼくは屋根裏部屋に住み、鉛筆工場で働いている。大きなことが書かれた小さな本を読み、遠い街に出かけて、友人とコーヒーを飲む。鉛筆を削って、雲を描き、姉に手紙を書いて、人生を考える。
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つむじ風食堂と僕|吉田篤弘
¥880
ちくまプリマー新書 定価880円(10%税込) ISBN 978-4-480-68902-3 Cコード 0293 整理番号 200 刊行日 2013/08/05 判型 新書判 ページ数 128頁 ベストセラー小説『つむじ風食堂の夜』番外篇。食堂のテーブルで12歳の少年リツ君に町の大人たちが「仕事」の話をする。リツ君は何を思い、考えるか……?
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ここで唐揚げ弁当を食べないでください|小原晩
¥1,760
SOLD OUT
発行 実業之日本社 四六判、並製、1色、総176ページ 価格 本体1,600円+税 発売日 2024年11月14日 ISBN 978-4-408-53869-3 挿絵・装画 佐治みづき ブックデザイン 漆原悠一(tento) 私家版が当店でもロングセラーとなった『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の商業出版が決定。あらたに17編の書き下ろしが追加収録されます。 ○ 一生懸命生きれば生きるほど空回りするすべての人へ 誰もが経験したことがあるような感覚、せわしない日々からこぼれていく感情や体験を、切実に丁寧に掬いあげる彼女の文章に共感やあの頃を懐かしむ人が続出! 不安ややるせなさで固まった心をほぐしてくれる全40編。18~27歳までの東京での生活を中心に綴られたエッセイ集。 ままならないことも 不器用さも すべてひっくるめて 生活は愛おしい <著者プロフィール> 小原晩(おばら・ばん) 1996年東京生まれ。2022年、自費出版(私家版)にてエッセイ集『ここで唐揚げ弁当 を食べないでください』を刊行。2023年9月に『これが生活なのかしらん』(大和書 房)を刊行。
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●サイン本/特典ペーパー付き 記憶を食む|僕のマリ
¥1,760
SOLD OUT
発行 カンゼン 2024年11月6日発行 サイズ 四六判 192ページ 商品コード 9784862557407 Cコード C0095 気鋭の文筆家・僕のマリが挑む、 「食」と「記憶」を繋げる珠玉のエッセイ。 思い出すことのかたわらにはいつも、食べものがあった。 大切な記憶も、ちょっとした記憶も、食むように紡いでいく。 noteの好評連載に書き下ろしを加えて待望の書籍化 全編書き下ろしの「自炊ときどき外食日記」も収録 ○ 長い間忘れていたことを突然思い出すと、狂おしい気持ちになる。 頭のなかで突風が吹いたような、満潮の海が荒れるような、 スノードームをひっくり返したような、 そんな風に全身の細胞が泡立つのを感じる。 頭で覚えていないようなことでも、 匂いや音で急に記憶の蓋がこじ開けられることもある。 忘れて、思い出して、また忘れて、そんなふうにあと何十年も 自分の内面と向き合っていくことになるのだ。 (本文より) ○ もくじ ⅰ チーズケーキの端っこ 朝食のピザトースト 真夜中の炭水化物 りんごを剝いたら 直樹の焼きうどん いつかマックで 退屈とコーラ 自炊ときどき外食日記 1 ⅱ 祖母と梅、メロンに焼肉、初夏の風 苺の効力 幻とコンソメスープ 先生となんこつ 社食の日替わり キッチンで缶ビール 炙ったホタルイカ 自炊ときどき外食日記 2 ⅲ サンタの砂糖菓子 考えるチョコチップクッキー 穏やかなフルーツサンド 不安と釜玉 酢シャンプーの女 食わず嫌い 明日のパン あとがき ○ 僕のマリ 一九九二年生まれ、福岡県出身。文筆家。二〇一八年頃から執筆活動を開始し、二〇二一年『常識のない喫茶店』(柏書房)を刊行。 ほかの著書に『書きたい生活』(柏書房)『いかれた慕情』(百万年書房)など。自費出版の日記集も作り続けている。犬とビールと喫茶店が好きで、料理はいつも目分量。
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喫茶店の水|qp
¥2,860
発行 左右社 定価 2,860 円(税込) 刊行日 2024年11月08日 判型/ページ数 A5判変形 129ページ ISBN978-4-86528-442-3 Cコード C0072 装幀・装画 名久井直子 「⽔」から⾒える、喫茶店の世界。 いつまでも眺めていたい。ーー柴崎友香(小説家) 水溶性の幸福な時間が、この本には流れている。ーー幅允孝(ブックディレクター) 著者がこれまで撮り溜めた400店以上の喫茶店の水の写真から85枚を厳選し、類書のないフォトエッセイが誕生しました。 透明感あふれるコップに入った水と、水を通して見るどこか懐かしい喫茶店の光景。誰もが知る有名な純喫茶や、新世代の喫茶店、ふらりと立ち寄った旅先の喫茶店まで、さまざまな喫茶店の水の写真を掲載。すでに閉店している喫茶店もあり、撮影当時の時間に引き込まれることでしょう。独特の感性による、喫茶店と人生をめぐるエッセイ25編も収録。 qp (キューピー) 兵庫県出身。おもに画家として活動している。 近年の個展に「明るさ」(2020年)、「紙の上の音楽」(2021年)、「花の絵」(2023年)があり、それぞれ同名の作品集を出版している。
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次郎にもきいてみた。ブツブツ問答集
¥1,100
発行 ブルーシープ 2024年10月25日発売 定価:税込1,100円(本体1,000円+10%) 文・絵:さくらももこ 文(質問):永岡綾 編集:永岡綾・奥山千尋(ブルーシープ) 装丁:有山達也(アリヤマデザインストア) 仕様:A6、並製、112ページ ISBN: 978-4-908356-65-0 「勉強しないとダメですか?」「気楽でうらやましいよ」「いつか立派になれるよね?」 みんながモヤモヤする100の問いに、今度は次郎がブツブツ答えます。 さくらももこさんが大切に描いた『コジコジ』のエッセンスを凝縮したポケットブック『コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集』に続く第2弾。 ナンセンスギャグや、キャラクターたちのモヤモヤをシュールな目線で描く漫画『コジコジ』。コジコジのツッコミ役・半魚鳥の次郎は、カッコつけてもカッコつかない。面倒くさがりなのにやさしく、ツンデレ。そんな次郎の言葉はいつも等身大で親身なもの。次郎が口をツンととがらせブツブツ答えれば、何も解決しなくても、励まされた温かみがじんわりと残る、不思議な1冊です。 お笑いコンビ・シソンヌのほうの「じろう」さんからも、あったかいエッセー「コジコジと隣の席になる以前の次郎について考える」を寄稿いただきました。
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言葉の即興演奏 Hyogo 2024.09|小林楓太
¥770
SOLD OUT
リトルプレス — 街中のある一点に30分間立ち続け、音を録る。その音の中から言葉だけをすくいとって、文字に起こす。 — そんな営みによって紡がれた、街の言葉を記録したZINE。 あなたが街で言葉を発した時、その言葉はその場所にポツンと残される。しばらくして、また見知らぬ誰かがある言葉をそこに落としていく。しばらくたつと、見知らぬもの同士の言葉が連なりをつくっている。そんなふうに街では、ある場所に残された言葉が積もり、即興演奏を奏でている。 誰かの会話の断片、時には、駅アナウンス、街広告、どこからか聞こえてくる音楽。街に漂うあらゆる言葉を、一つずつすくいとり、時間の流れに沿って、波形のように文字に起こした本作。タイトルによって、その時間帯、地点は様々。そのそれぞれからは、街の発話リズムが視覚的に現れ、一つ一つの言葉からは、その時の空気感—時代、年月日、季節、曜日、時間帯、その土地っぽさ—が密かに漂ってくる。そんな、時と場の空気が閉じ込められたZINE。 <内容物> 1. 本誌 148mm×148mm / 16p / ソフトカバー ある場所で30分の間流れていた言葉を記録したもので、見開きで5分ずつとなっております。 最後のページには30分間流れていた全ての言葉が並べられており、最後のページに至るまでに辿ってきた言葉の流れが一目に立ち現れる仕様です。街全体の発話リズムを感じられるものとなっています。 2. introリーフレット なぜ、街の一点に立ち続け、言葉を抽出するようになったのか、そのきっかけを綴ったエッセイ。また、文字起こしという営みに込めた思い、そして、文字起こしの際に設けているちょっとしたルールが記されています。 3. フィールドノート ある場所に30分立ち続けている間、周囲で起こっていたことやふと気づいたことをスマホにメモした当時の記録。本誌から情景を思い描く時、解像度を高める手がかりとなるような、各地点ごとのエッセイ。 5. MAP 立っていた地点の情報を埋め込んだQRコードが添えられた、石ころのような紙。 これらの内容物がCDほどのサイズ(160mm×160mm)の封筒に納められています。 現在、約240種類にわたる、様々な地点・時間帯で行った文字起こしの記録があります。 今後も、様々な地点で録音をし、更新していきますので、お楽しみに。 ※タイトルによって、一つ一つ内容が異なります。 ※全て手作業で行っているため、製本に多少のずれが生じる場合がございます。ご了承ください。
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私が私らしく死ぬために 自分のお葬式ハンドブック ITY VOL.1
¥1,320
SOLD OUT
リトルプレス 定価:1320円(1200円+税) 編著:rn press / 野口理恵 仕様:新書(105×173)・96ページ 最新の遺体処理から安楽死まで。 あなたは、いつ、どこで死ぬでしょう。 よりよく生きるために知っておきたい 「死ぬ」ということ。 一章 死ぬ直前のこと 二章 死んだあと、すぐのこと 三章 私らしく死んでいった人たち 四章 明日も前向きに生きるために 死ぬときの呼吸のこと、食事のこと。宗教のこと、費用のこと、お墓のこと。うんざりするような「決まりごと」と、これからの私たちのこと。たくさんの事例を紹介しながら綴るルポルタージュ。 読むと少し役に立つ! エッセイと実用シリーズ第1弾 rn pressでは「I’ll teach you about ... series (ITY)」という、「読むと少し役にたつエッセイと実用」シリーズを定期的に刊行していきます。 第一弾は「自分のお葬式ブック」、第二弾は「手紙の書き方ブック」を予定しています。こちらはZINEとして小部数(200部)発行となります。
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●サイン本 お口に合いませんでした|オルタナ旧市街
¥1,980
SOLD OUT
特典冊子つき 発行 太田出版 価格 1,980円(本体1,800円+税) 判型 四六版変型 ページ数 200ページ ISBN 9784778319656 発行 2024.10.25 装画 豊井祐太 フードデリバリーの冷めたシチュー、北欧家具店のミートボール、激安居酒屋の肉寿司…… タワマンを遥か頭上に見上げ、気鋭の文筆家が都市生活の不満を嘆く憂鬱グルメ小説。 食事はいつもおいしくて満たされて幸せ、なんてやっぱり嘘だった。 ——高瀬隼子(『おいしいごはんが食べられますように』)推薦! 体調を崩した私は初めてデリバリーを注文するが、届いたシチューからは独特の冷えて固まった油のような匂いがして……(ゴースト・レストラン)。10年ぶりの同窓会、クラスのLINEグループに「完全個室創作和食バル★肉寿司食べ放題! 3時間飲み放題付き2980円」の食べログURLが送られてくる(Girl meats Boy)。おいしくない食事の記憶から都市生活のままならなさと孤独を描く、憂鬱なグルメ小説13篇を収録。
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抜け出しても抜け出しても変なパーティー|水野しず
¥2,420
発行 左右社 定価 2,420 円(税込) 刊行日 2024年10月31日 判型/ページ数 四六判変形 上製 160ページ ISBN 978-4-86528-441-6 Cコード C0092 装幀・装画 横山裕一/装画 名久井直子/装幀 POP思想家・水野しずの濃縮エキスの詰まった傑作歌集が、ついに誕生! 目の前の現実を切り裂き、その返り血を浴びながら進む覇気に痺れました。ーー穂村弘 この世界の信用できなさに敏感すぎる水野しずさんの、やや信じられる何かに、一瞬でいいからなってみたい。ーー枡野浩一 〈収録短歌より〉 職業はピエロをやっておりますがここに書くなら無職にします 「だし巻き」は「卵」が無視をされているそういう事はわりとよくある 神様を信じますか? と聞かれたがもっといる前提で言ってきていい 泥棒が盗んだアロマディフューザーそれでも人は癒されるのか やくしまるえつこになりたい人がいる なってごらんとえつこは思う 敗北し惨殺されて雨風に打たれたものしかもう信じない オリジナルサラダといって出てきたがどこもかしこも知っている味 「ごほうび」と売ってる側が言ってくる当方の金を得る分際で 「芸術」を死に物狂いでやっている。回転寿司を一つも取らずに ここまでは宮崎駿の関係者ここから先は一般の方
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祈り/長崎|金川晋吾
¥2,970
発行:書肆九十九 執筆:金川晋吾、小田原のどか、新木武志 デザイン:田岡美紗子 価格:2700円+税 判型:257×182 mm 頁数:130ページ ISBN:978-4-9912265-5-7 失踪する父を被写体とした2016年刊行の写真集『fater』、伯母・静江さんとの関係に光を当てた2023年刊行の写真集『長い間』を経て、自身を被写体にしつつ、爆心地・長崎の地と、信仰を主題とする写真集『祈り/長崎』が刊行されます。金川によるふたつの文章と、新木武志(歴史学、長崎原爆の戦後史をのこす会)、小田原のどか(彫刻家、評論家)による論考を収録。「信仰」は、「長崎」は、いかに写真におさめうるのか。2016年から続いた長崎での撮影と、かような問いが、一冊の写真集になりました。
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明るくていい部屋|金川晋吾
¥4,290
発行 ふげん社 2024年10月5日発行 デザイン:田中せり サイズ:A4変型(h230×w200mm) 仕様:糸かがり上製本・ホローバック 頁数:152頁 写真点数:118点 定価: 4,290円(税込) ISBN 978-4-908955-35-8 私が誰かと一緒にいることを模索しようとするのは、私の中にさみしさがあるからだ―― 三人、そして四人での共同生活を、光溢れる写真と文章で綴るドキュメンタリー 金川晋吾『明るくていい部屋』 『father』や『長い間』など、父親や伯母という血縁関係にある身近な他者を被写体に、人間の分からなさを問い続けてきた写真家・金川晋吾の最新作『明るくていい部屋』をふげん社より刊行します。 本作は、2019年から現在まで、アーティストの百瀬文と斎藤玲児と自身による、女男男三人の共同生活を、118点の写真と2万5千字の文章とともに綴ったものです。 2組の男女のカップルから始まった関係性は、三人での共同生活を経て、次第に変容していきます。金川は、血縁関係でもなく、婚姻関係でもない他者との暮らしを始めたことにより、難航する物件探し、共有スペースに対する三者三様の態度、家事の役割分担などに直面し、戸惑いながら一つ一つ手探りで実践していく中で、さまざまな「生」や「性」の在り方を模索していきました。2022年からさらに森山泰地が加わることで、四者の関係はさらに変容していくことになります。 時系列に並んだ五年間の写真、そして実直に綴られた素朴な言葉は、それぞれの自由を尊重する彼らと関わりあう中で、一対一の性愛関係や、ジェンダーなどの社会から要請される型から自然と逸脱していく、金川自身の容姿や考えの変化をも記録しています。 二面採光の部屋でくつろぐ彼らの生活は、伸びやかで開かれています。性愛ベースではない、新たな「家族」像が現在進行形で構築されていくこのドキュメンタリーは、私たちが現代を生きていく上での明るい希望となるでしょう。 - 「私は「家族は大切」であり「大切なものは家族」みたいな考え方、家族と家族でないものを分断するような価値観に抵抗したい。ただその一方で、文ちゃんや玲児くんのことを「家族」と呼ぶことにしっくりと来るということも、事実としてある。家族という言葉を必ずしも毛嫌いしなくても、少しずらした使い方をすることでその内実を書き換えていくという方向もあると思う」 「私が誰かと一緒にいることを模索しようとするのは、私のなかにさみしさがあるからだ。私がここで言っているさみしさというのは、自分が何かを感じたり思ったりしたことをただ自分のなかに留めておくのではなく、誰かに受け取ってもらうことを求めずにはいられない切なる思いのことだ」 (本文より) ■作家プロフィール 金川晋吾 Shingo Kanagawa 1981年京都府生まれ。2006年神戸大学発達科学部人間発達科学科卒業。2015年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2010年第12回三木淳賞、2018年さがみはら写真新人奨励賞、2024年第40回写真の町東川賞新人作家賞を受賞。主な著書に『father』(青幻舎、2016)、『長い間』(ナナルイ、2023)、『いなくなっていない父』(晶文社、2023)がある。現在、『文學界』で連載中。
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少年が来る|ハン・ガン
¥2,750
新しい韓国の文学巻次:15 翻訳 井手俊作 発行 クオン 四六判 厚さ195mm 280ページ 並製 価格 2,500円+税 ISBN978-4-904855-40-9 初版年月日 2016年10月31日 1980 年5月18 日、韓国全羅南道の光州を中心として起きた民主化抗争、光州事件。戒厳軍の武力鎮圧によって5月27日に終息するまでに、夥しい数の活動家や学生や市民が犠牲になった。抗争で命を落とした者がその時何を想い、生存者や家族は事件後どんな生を余儀なくされたのか。その一人一人の生を深く見つめ描き出すことで、「韓国の地方で起きた過去の話」ではなく、時間や地域を越えた鎮魂の物語となっている。