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open 12-19|水木定休
2 sat. - 4 mon. 出店|大阪β本町橋※元町店舗は休
5 tue. 臨時休業
6 wed. 営業/店内ライブ|細井徳太郎/山内弘太/千葉広樹
9 sat. 店内ライブ|藤井邦博/ゑでぃまぁこん
16 sat. 店内ライブ|畑下マユ/潮田雄一
29 fri. 店内イベント|姜アンリ朗読会
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ガケ書房の頃 完全版 ——そしてホホホ座へ|山下賢二
¥880
ちくま文庫 定価 880円(10%税込) ISBN 978-4-480-43753-2 Cコード 0195 整理番号 や-58-1 刊行日 2021/08/10 判型 文庫判 ページ数 288頁 解説 島田潤一郎 帯文 武田砂鉄 京都市左京区に開店、2015年にホホホ座へと発展してきたガケ書房。インパクトある外観と独自の品揃え、店内ライブなどで唯一無二の存在となり、全国の読者や作家、ミュージシャンに愛されてきた。筆談で過ごした子供時代、様々な仕事の体験、開業後の資金繰り、セレクトというモノの売り方への違和感などを本音で綴った青春記。 著者プロフィール 山下賢二(やました・けんじ) 1972年京都市生まれ。21歳のころ、三島宏之と写真雑誌「ハイキーン」を創刊。その後、出版社の雑誌部、印刷工、古書店、新刊書店勤務などを経て、 2004年にガケ書房をオープン。目立つ外観と独特の品揃え、店内音楽ライブなどで全国のファンに愛された。2015年4月1日、ガケ書房を移転・改名し、ホホホ座をオープン。著書に『やましたくんはしゃべらない』(岩崎書店)、共著に『ホホホ座の反省文』(ミシマ社)などがある。
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るきさん 増補|高野文子
¥660
ちくま文庫 定価 660円(10%税込) ISBN 978-4-480-03211-9 Cコード 0179 整理番号 た-31-1 刊行日 1996/12/05 判型 文庫判 ページ数 128頁 のんびりしていてマイペース、だけどどっかヘンテコな、るきさんの日常生活って? 独特な色使いが光るオールカラー。ポケットに一冊どうぞ。
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雲と鉛筆|吉田篤弘
¥748
ちくまプリマー新書 定価748円(10%税込) ISBN 978-4-480-68325-0 Cコード 0293 整理番号 300 刊行日 2018/06/05 判型 新書判 ページ数 128頁 ぼくは屋根裏部屋に住み、鉛筆工場で働いている。大きなことが書かれた小さな本を読み、遠い街に出かけて、友人とコーヒーを飲む。鉛筆を削って、雲を描き、姉に手紙を書いて、人生を考える。
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つむじ風食堂と僕|吉田篤弘
¥880
SOLD OUT
ちくまプリマー新書 定価880円(10%税込) ISBN 978-4-480-68902-3 Cコード 0293 整理番号 200 刊行日 2013/08/05 判型 新書判 ページ数 128頁 ベストセラー小説『つむじ風食堂の夜』番外篇。食堂のテーブルで12歳の少年リツ君に町の大人たちが「仕事」の話をする。リツ君は何を思い、考えるか……?
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●サイン本 ここで唐揚げ弁当を食べないでください|小原晩
¥1,760
特典ステッカーつき 発行 実業之日本社 四六判、並製、1色、総176ページ 価格 本体1,600円+税 発売日 2024年11月14日 ISBN 978-4-408-53869-3 挿絵・装画 佐治みづき ブックデザイン 漆原悠一(tento) 私家版が当店でもロングセラーとなった『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の商業出版が決定。あらたに17編の書き下ろしが追加収録されます。 ○ 一生懸命生きれば生きるほど空回りするすべての人へ 誰もが経験したことがあるような感覚、せわしない日々からこぼれていく感情や体験を、切実に丁寧に掬いあげる彼女の文章に共感やあの頃を懐かしむ人が続出! 不安ややるせなさで固まった心をほぐしてくれる全40編。18~27歳までの東京での生活を中心に綴られたエッセイ集。 ままならないことも 不器用さも すべてひっくるめて 生活は愛おしい <著者プロフィール> 小原晩(おばら・ばん) 1996年東京生まれ。2022年、自費出版(私家版)にてエッセイ集『ここで唐揚げ弁当 を食べないでください』を刊行。2023年9月に『これが生活なのかしらん』(大和書 房)を刊行。
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ソウルメイト|川島小鳥/臼田あさ美
¥3,300
SOLD OUT
寄稿 カネコアヤノ 発行:YYY PRESS 装丁:米山菜津子 仕様:並製 ホローバック 178頁 サイズ:W128mm × H190mm 価格: 3,000 円+税 ISBN 978-4-908254-12-3 C0072 発売:2024年10月下旬 俳優・臼田あさ美と写真家・川島小鳥がソウルを歩いたフォトセッションが、小さな1冊になりました。 ひとりとひとり、それぞれが過ごした季節は寒さと孤独を抱えつつ、ほどけた春の空気を感じさせてゆきます。 ふたりが敬愛するシンガーソングライター・カネコアヤノによる散文とともに綴じられた一冊をぜひご覧ください。
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●サイン本/特典ペーパー付き 記憶を食む|僕のマリ
¥1,760
発行 カンゼン 2024年11月6日発行 サイズ 四六判 192ページ 商品コード 9784862557407 Cコード C0095 気鋭の文筆家・僕のマリが挑む、 「食」と「記憶」を繋げる珠玉のエッセイ。 思い出すことのかたわらにはいつも、食べものがあった。 大切な記憶も、ちょっとした記憶も、食むように紡いでいく。 noteの好評連載に書き下ろしを加えて待望の書籍化 全編書き下ろしの「自炊ときどき外食日記」も収録 ○ 長い間忘れていたことを突然思い出すと、狂おしい気持ちになる。 頭のなかで突風が吹いたような、満潮の海が荒れるような、 スノードームをひっくり返したような、 そんな風に全身の細胞が泡立つのを感じる。 頭で覚えていないようなことでも、 匂いや音で急に記憶の蓋がこじ開けられることもある。 忘れて、思い出して、また忘れて、そんなふうにあと何十年も 自分の内面と向き合っていくことになるのだ。 (本文より) ○ もくじ ⅰ チーズケーキの端っこ 朝食のピザトースト 真夜中の炭水化物 りんごを剝いたら 直樹の焼きうどん いつかマックで 退屈とコーラ 自炊ときどき外食日記 1 ⅱ 祖母と梅、メロンに焼肉、初夏の風 苺の効力 幻とコンソメスープ 先生となんこつ 社食の日替わり キッチンで缶ビール 炙ったホタルイカ 自炊ときどき外食日記 2 ⅲ サンタの砂糖菓子 考えるチョコチップクッキー 穏やかなフルーツサンド 不安と釜玉 酢シャンプーの女 食わず嫌い 明日のパン あとがき ○ 僕のマリ 一九九二年生まれ、福岡県出身。文筆家。二〇一八年頃から執筆活動を開始し、二〇二一年『常識のない喫茶店』(柏書房)を刊行。 ほかの著書に『書きたい生活』(柏書房)『いかれた慕情』(百万年書房)など。自費出版の日記集も作り続けている。犬とビールと喫茶店が好きで、料理はいつも目分量。
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喫茶店の水|qp
¥2,860
SOLD OUT
発行 左右社 定価 2,860 円(税込) 刊行日 2024年11月08日 判型/ページ数 A5判変形 129ページ ISBN978-4-86528-442-3 Cコード C0072 装幀・装画 名久井直子 「⽔」から⾒える、喫茶店の世界。 いつまでも眺めていたい。ーー柴崎友香(小説家) 水溶性の幸福な時間が、この本には流れている。ーー幅允孝(ブックディレクター) 著者がこれまで撮り溜めた400店以上の喫茶店の水の写真から85枚を厳選し、類書のないフォトエッセイが誕生しました。 透明感あふれるコップに入った水と、水を通して見るどこか懐かしい喫茶店の光景。誰もが知る有名な純喫茶や、新世代の喫茶店、ふらりと立ち寄った旅先の喫茶店まで、さまざまな喫茶店の水の写真を掲載。すでに閉店している喫茶店もあり、撮影当時の時間に引き込まれることでしょう。独特の感性による、喫茶店と人生をめぐるエッセイ25編も収録。 qp (キューピー) 兵庫県出身。おもに画家として活動している。 近年の個展に「明るさ」(2020年)、「紙の上の音楽」(2021年)、「花の絵」(2023年)があり、それぞれ同名の作品集を出版している。
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次郎にもきいてみた。ブツブツ問答集
¥1,100
発行 ブルーシープ 2024年10月25日発売 定価:税込1,100円(本体1,000円+10%) 文・絵:さくらももこ 文(質問):永岡綾 編集:永岡綾・奥山千尋(ブルーシープ) 装丁:有山達也(アリヤマデザインストア) 仕様:A6、並製、112ページ ISBN: 978-4-908356-65-0 「勉強しないとダメですか?」「気楽でうらやましいよ」「いつか立派になれるよね?」 みんながモヤモヤする100の問いに、今度は次郎がブツブツ答えます。 さくらももこさんが大切に描いた『コジコジ』のエッセンスを凝縮したポケットブック『コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集』に続く第2弾。 ナンセンスギャグや、キャラクターたちのモヤモヤをシュールな目線で描く漫画『コジコジ』。コジコジのツッコミ役・半魚鳥の次郎は、カッコつけてもカッコつかない。面倒くさがりなのにやさしく、ツンデレ。そんな次郎の言葉はいつも等身大で親身なもの。次郎が口をツンととがらせブツブツ答えれば、何も解決しなくても、励まされた温かみがじんわりと残る、不思議な1冊です。 お笑いコンビ・シソンヌのほうの「じろう」さんからも、あったかいエッセー「コジコジと隣の席になる以前の次郎について考える」を寄稿いただきました。
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言葉の即興演奏 Hyogo 2024.09|小林楓太
¥770
リトルプレス — 街中のある一点に30分間立ち続け、音を録る。その音の中から言葉だけをすくいとって、文字に起こす。 — そんな営みによって紡がれた、街の言葉を記録したZINE。 あなたが街で言葉を発した時、その言葉はその場所にポツンと残される。しばらくして、また見知らぬ誰かがある言葉をそこに落としていく。しばらくたつと、見知らぬもの同士の言葉が連なりをつくっている。そんなふうに街では、ある場所に残された言葉が積もり、即興演奏を奏でている。 誰かの会話の断片、時には、駅アナウンス、街広告、どこからか聞こえてくる音楽。街に漂うあらゆる言葉を、一つずつすくいとり、時間の流れに沿って、波形のように文字に起こした本作。タイトルによって、その時間帯、地点は様々。そのそれぞれからは、街の発話リズムが視覚的に現れ、一つ一つの言葉からは、その時の空気感—時代、年月日、季節、曜日、時間帯、その土地っぽさ—が密かに漂ってくる。そんな、時と場の空気が閉じ込められたZINE。 <内容物> 1. 本誌 148mm×148mm / 16p / ソフトカバー ある場所で30分の間流れていた言葉を記録したもので、見開きで5分ずつとなっております。 最後のページには30分間流れていた全ての言葉が並べられており、最後のページに至るまでに辿ってきた言葉の流れが一目に立ち現れる仕様です。街全体の発話リズムを感じられるものとなっています。 2. introリーフレット なぜ、街の一点に立ち続け、言葉を抽出するようになったのか、そのきっかけを綴ったエッセイ。また、文字起こしという営みに込めた思い、そして、文字起こしの際に設けているちょっとしたルールが記されています。 3. フィールドノート ある場所に30分立ち続けている間、周囲で起こっていたことやふと気づいたことをスマホにメモした当時の記録。本誌から情景を思い描く時、解像度を高める手がかりとなるような、各地点ごとのエッセイ。 5. MAP 立っていた地点の情報を埋め込んだQRコードが添えられた、石ころのような紙。 これらの内容物がCDほどのサイズ(160mm×160mm)の封筒に納められています。 現在、約240種類にわたる、様々な地点・時間帯で行った文字起こしの記録があります。 今後も、様々な地点で録音をし、更新していきますので、お楽しみに。 ※タイトルによって、一つ一つ内容が異なります。 ※全て手作業で行っているため、製本に多少のずれが生じる場合がございます。ご了承ください。
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私が私らしく死ぬために 自分のお葬式ハンドブック ITY VOL.1
¥1,320
リトルプレス 定価:1320円(1200円+税) 編著:rn press / 野口理恵 仕様:新書(105×173)・96ページ 最新の遺体処理から安楽死まで。 あなたは、いつ、どこで死ぬでしょう。 よりよく生きるために知っておきたい 「死ぬ」ということ。 一章 死ぬ直前のこと 二章 死んだあと、すぐのこと 三章 私らしく死んでいった人たち 四章 明日も前向きに生きるために 死ぬときの呼吸のこと、食事のこと。宗教のこと、費用のこと、お墓のこと。うんざりするような「決まりごと」と、これからの私たちのこと。たくさんの事例を紹介しながら綴るルポルタージュ。 読むと少し役に立つ! エッセイと実用シリーズ第1弾 rn pressでは「I’ll teach you about ... series (ITY)」という、「読むと少し役にたつエッセイと実用」シリーズを定期的に刊行していきます。 第一弾は「自分のお葬式ブック」、第二弾は「手紙の書き方ブック」を予定しています。こちらはZINEとして小部数(200部)発行となります。
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●サイン本 お口に合いませんでした|オルタナ旧市街
¥1,980
特典冊子つき 発行 太田出版 価格 1,980円(本体1,800円+税) 判型 四六版変型 ページ数 200ページ ISBN 9784778319656 発行 2024.10.25 装画 豊井祐太 フードデリバリーの冷めたシチュー、北欧家具店のミートボール、激安居酒屋の肉寿司…… タワマンを遥か頭上に見上げ、気鋭の文筆家が都市生活の不満を嘆く憂鬱グルメ小説。 食事はいつもおいしくて満たされて幸せ、なんてやっぱり嘘だった。 ——高瀬隼子(『おいしいごはんが食べられますように』)推薦! 体調を崩した私は初めてデリバリーを注文するが、届いたシチューからは独特の冷えて固まった油のような匂いがして……(ゴースト・レストラン)。10年ぶりの同窓会、クラスのLINEグループに「完全個室創作和食バル★肉寿司食べ放題! 3時間飲み放題付き2980円」の食べログURLが送られてくる(Girl meats Boy)。おいしくない食事の記憶から都市生活のままならなさと孤独を描く、憂鬱なグルメ小説13篇を収録。
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抜け出しても抜け出しても変なパーティー|水野しず
¥2,420
SOLD OUT
発行 左右社 定価 2,420 円(税込) 刊行日 2024年10月31日 判型/ページ数 四六判変形 上製 160ページ ISBN 978-4-86528-441-6 Cコード C0092 装幀・装画 横山裕一/装画 名久井直子/装幀 POP思想家・水野しずの濃縮エキスの詰まった傑作歌集が、ついに誕生! 目の前の現実を切り裂き、その返り血を浴びながら進む覇気に痺れました。ーー穂村弘 この世界の信用できなさに敏感すぎる水野しずさんの、やや信じられる何かに、一瞬でいいからなってみたい。ーー枡野浩一 〈収録短歌より〉 職業はピエロをやっておりますがここに書くなら無職にします 「だし巻き」は「卵」が無視をされているそういう事はわりとよくある 神様を信じますか? と聞かれたがもっといる前提で言ってきていい 泥棒が盗んだアロマディフューザーそれでも人は癒されるのか やくしまるえつこになりたい人がいる なってごらんとえつこは思う 敗北し惨殺されて雨風に打たれたものしかもう信じない オリジナルサラダといって出てきたがどこもかしこも知っている味 「ごほうび」と売ってる側が言ってくる当方の金を得る分際で 「芸術」を死に物狂いでやっている。回転寿司を一つも取らずに ここまでは宮崎駿の関係者ここから先は一般の方
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祈り/長崎|金川晋吾
¥2,970
発行:書肆九十九 執筆:金川晋吾、小田原のどか、新木武志 デザイン:田岡美紗子 価格:2700円+税 判型:257×182 mm 頁数:130ページ ISBN:978-4-9912265-5-7 失踪する父を被写体とした2016年刊行の写真集『fater』、伯母・静江さんとの関係に光を当てた2023年刊行の写真集『長い間』を経て、自身を被写体にしつつ、爆心地・長崎の地と、信仰を主題とする写真集『祈り/長崎』が刊行されます。金川によるふたつの文章と、新木武志(歴史学、長崎原爆の戦後史をのこす会)、小田原のどか(彫刻家、評論家)による論考を収録。「信仰」は、「長崎」は、いかに写真におさめうるのか。2016年から続いた長崎での撮影と、かような問いが、一冊の写真集になりました。
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明るくていい部屋|金川晋吾
¥4,290
発行 ふげん社 2024年10月5日発行 デザイン:田中せり サイズ:A4変型(h230×w200mm) 仕様:糸かがり上製本・ホローバック 頁数:152頁 写真点数:118点 定価: 4,290円(税込) ISBN 978-4-908955-35-8 私が誰かと一緒にいることを模索しようとするのは、私の中にさみしさがあるからだ―― 三人、そして四人での共同生活を、光溢れる写真と文章で綴るドキュメンタリー 金川晋吾『明るくていい部屋』 『father』や『長い間』など、父親や伯母という血縁関係にある身近な他者を被写体に、人間の分からなさを問い続けてきた写真家・金川晋吾の最新作『明るくていい部屋』をふげん社より刊行します。 本作は、2019年から現在まで、アーティストの百瀬文と斎藤玲児と自身による、女男男三人の共同生活を、118点の写真と2万5千字の文章とともに綴ったものです。 2組の男女のカップルから始まった関係性は、三人での共同生活を経て、次第に変容していきます。金川は、血縁関係でもなく、婚姻関係でもない他者との暮らしを始めたことにより、難航する物件探し、共有スペースに対する三者三様の態度、家事の役割分担などに直面し、戸惑いながら一つ一つ手探りで実践していく中で、さまざまな「生」や「性」の在り方を模索していきました。2022年からさらに森山泰地が加わることで、四者の関係はさらに変容していくことになります。 時系列に並んだ五年間の写真、そして実直に綴られた素朴な言葉は、それぞれの自由を尊重する彼らと関わりあう中で、一対一の性愛関係や、ジェンダーなどの社会から要請される型から自然と逸脱していく、金川自身の容姿や考えの変化をも記録しています。 二面採光の部屋でくつろぐ彼らの生活は、伸びやかで開かれています。性愛ベースではない、新たな「家族」像が現在進行形で構築されていくこのドキュメンタリーは、私たちが現代を生きていく上での明るい希望となるでしょう。 - 「私は「家族は大切」であり「大切なものは家族」みたいな考え方、家族と家族でないものを分断するような価値観に抵抗したい。ただその一方で、文ちゃんや玲児くんのことを「家族」と呼ぶことにしっくりと来るということも、事実としてある。家族という言葉を必ずしも毛嫌いしなくても、少しずらした使い方をすることでその内実を書き換えていくという方向もあると思う」 「私が誰かと一緒にいることを模索しようとするのは、私のなかにさみしさがあるからだ。私がここで言っているさみしさというのは、自分が何かを感じたり思ったりしたことをただ自分のなかに留めておくのではなく、誰かに受け取ってもらうことを求めずにはいられない切なる思いのことだ」 (本文より) ■作家プロフィール 金川晋吾 Shingo Kanagawa 1981年京都府生まれ。2006年神戸大学発達科学部人間発達科学科卒業。2015年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2010年第12回三木淳賞、2018年さがみはら写真新人奨励賞、2024年第40回写真の町東川賞新人作家賞を受賞。主な著書に『father』(青幻舎、2016)、『長い間』(ナナルイ、2023)、『いなくなっていない父』(晶文社、2023)がある。現在、『文學界』で連載中。
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少年が来る|ハン・ガン
¥2,750
SOLD OUT
新しい韓国の文学巻次:15 翻訳 井手俊作 発行 クオン 四六判 厚さ195mm 280ページ 並製 価格 2,500円+税 ISBN978-4-904855-40-9 初版年月日 2016年10月31日 1980 年5月18 日、韓国全羅南道の光州を中心として起きた民主化抗争、光州事件。戒厳軍の武力鎮圧によって5月27日に終息するまでに、夥しい数の活動家や学生や市民が犠牲になった。抗争で命を落とした者がその時何を想い、生存者や家族は事件後どんな生を余儀なくされたのか。その一人一人の生を深く見つめ描き出すことで、「韓国の地方で起きた過去の話」ではなく、時間や地域を越えた鎮魂の物語となっている。
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そっと 静かに|ハン・ガン
¥2,420
新しい韓国の文学シリーズ巻次:18 発行 クオン 翻訳 古川綾子 四六変形判 192ページ 並製 価格 2,200円+税 ISBN978-4-904855-70-6 CコードC0097 初版年月日 2018年6月25日 「歌は翼を広げて、私たちの生の上へと滑り出す。歌がなくて、その翼で生の上へと滑空する瞬間すらもなかったら、私たちの苦しみはどれほど重さを増すだろうか」――本文より ハン・ガンが「書きたいのに、書けなかった」と回想する時期に生まれた本書には、音楽との出会い、さまざまな思い出にまつわる歌、著者自身がつくった歌について綴られている。著者の繊細な感性に触れるエッセイ集の初邦訳。 巻末にはオリジナルアルバムの音源情報も収録!
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引き出しに夕方をしまっておいた|ハン・ガン
¥2,420
発行 クオン 翻訳:きむ ふな、斎藤真理子 編集:アサノタカオ 装幀:松岡里美(gocoro) 刊行:2022年6月30日 頁数:192ページ装 版型:四六変形判、仮フランス装 価格:2,200円+税 978-4-910214-28-3 C0098 回復に導く詩の言葉 ハン・ガンが20年余りにわたり書き続けてきた60篇を収めた詩集『引き出しに夕方をしまっておいた』を、著者の小説を手掛けてきた翻訳家きむ ふなと斎藤真理子の共訳により刊行致します。 巻末に収録した翻訳家対談では、韓国における詩の受容や詩人としてのハン・ガンなど、広く深みのある話が繰り広げられており読者を韓国の詩の世界へ誘う格好のガイドとなっています。 ハン・ガンの小説は美しく、同時に力がある。繊細さだけではなく強さがある。 その元にあるものがこの詩にあらわれている。 ――斎藤真理子 ハン・ガンにとって詩は内密な自分自身の声に正直なもの。 詩を書くことで、心身のバランスや問いを直視し続ける力を回復していく。 ――きむ ふな
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0%に向かって|ソ・イジェ
¥2,640
翻訳 原田いず 発行 左右社 定価 2,640 円(税込) 刊行日 2024年10月31日 判型/ページ数 四六判変形 並製 384ページ ISBN 978-4-86528-439-3 Cコード C0097 装幀・装画 森敬太(合同会社飛ぶ教室)/装幀、ぱいせん/装画 独立映画、モータウン・サウンド、HIPHOP…… メインストリームから外れたソウルの「B面」 市場における観客占有率が「0%に向かって」減少の一途をたどっている独立映画をテーマとした表題作ほか、映画のシーンナンバーをつけられた章が散らばる「セルロイドフィルムのための禅」、公務員試験予備校のあつまる鷺梁津(ノリャンジン)を舞台に、勉強はそっちのけで恋と音楽にのめり込む〈俺〉の物語「SoundCloud」など。 若者たちの苦い日々がオフビートに展開する7篇。 〈李箱文学賞〉優秀賞、〈若い作家賞〉受賞作家による注目のデビュー作! ▼ライムスター宇多丸さん 主流文化からこぼれ落ちたものをこそ「逡巡がグルーヴする」文体で掬い取る、鋭くも優しい視点。これは凄い人が出てきたかもしれない……! ▼大田ステファニー歓人さん 映画的非連続性(モンタージュ) 音楽的重層性(サンプリング) 断片記憶の不確実性(マルチタスク)が現代人のフロウ(文体)
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とても小さな理解のための|向坂くじら
¥2,200
SOLD OUT
発行 百万年書房 四六変形判 縦130mm 横160mm 厚さ18mm 重さ 219g 232ページ 仮フランス装 価格 2,000円+税 ISBN978-4-910053-58-5 初版年月日 2024年10月30日 日々の息苦しさからの解放。 ここに綴られた詩は、あらゆる事象の境界を 溶かし、生まれたての眼で世界を見せてくれる。 又吉直樹(お笑い芸人) 幼さを内包しながら、少女は溶ける。 羽化した大人の身体。虫の眼で見つめる世界。 日常の美しさと痛みを描き出す、透明な言葉たち。 今日マチ子(漫画家) 「幸福な人間に詩は書けない」とある詩人は言ったが、わたしはそれを信じない。くじらさんは手を伸ばす。いま匂いや重みをもつきみ、おまえ、あなたへと。あなたの向こうの窓やその先へと。その道すがら、出会う誰かと互いに呼吸を渡し合って、生きて詩を書きつづける彼女のことを、わたしは誰よりも信じている。 堀静香(歌人、エッセイスト) 名著、復活。 向坂くじらデビュー詩集、増補・新装版。
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突囲表演|残雪
¥1,650
翻訳 近藤直子 河出文庫 520ページ ISBN:978-4-309-46721-4 Cコード:0197 発売日:2020.09.08 定価1,650円(本体1,500円) 若き絶世の美女であり皺だらけの老婆、煎り豆屋であり国家諜報員、X女史が五香街(ウーシャンチェ)をとりまく熱愛と殺意の包囲を突破する!世界文学の異端にして中国を代表する作家が紡ぐ想像力の極北。 カフカやピンチョンと並ぶ天衣無縫の想像力。 現代中国の鬼才による代表作が、ついに文庫化。 X女史の年齢は諸説紛々二十八通りあり、ピンは五十歳からキリは二十二歳まで。 容姿は「皺だらけ」とも「性感(セクシー)」とも噂され、小さな煎り豆屋を営みながら、 裏で五香街(ウーシャンチェ)の住人たちを狂気へと誘う……。 おそるべき密度と回転速度で描き出す、究極の監視社会と、アナーキーなX女史。 突破せよ、女たち! 軽やかに、ひょうひょうと。 ——斎藤美奈子
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大きなハードルと小さなハードル|佐藤泰志
¥836
河出文庫 320ページ ISBN:978-4-309-41084-5 Cコード:0193 発売日:2011.06.07 定価836円(本体760円) 生と精神の危機をひたむきに乗り越えようとする表題作はじめ八〇年代に書き継がれた「秀雄もの」と呼ばれる私小説的連作を中心に編まれた没後の作品集。作家・佐藤泰志の核心と魅力をあざやかにしめす。
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つまみぐい文学食堂|柴田元幸
¥704
角川文庫 発売日:2010年02月25日 判型:文庫判 ページ数:240 ISBN:9784043943302 名翻訳家柴田氏の筆が光る名エッセイ! O・ヘンリーのライスプディング、カポーティのフルーツ・ケーキなど、一皿の表現が作品の印象を決めるような食にまつわるあれこれを綴った、柴田節光る異色エッセイ。吉野朔実さんのイラストつきでお届けします。
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●サイン本予約 時の辞典|岡野大嗣
¥2,145
SOLD OUT
12月上旬お届け予定です。 店頭受け取りをご希望の方はお電話・メールにてご連絡ください。 発行 ライツ社 本体価格(税抜) ¥1,950 発行日 2024/12/6 頁数 392 サイズ(mm) 縦188 × 横128 × 厚さ20 判型 46 歌人・岡野大嗣、10周年記念ベスト作品集! 365日、その日その季節にぴったりの短歌を並べてみたら、大切な記憶のとびらを開いてくれる「時の辞典」ができました。 1月2日 404 not found 初夢のどこにあなたは隠れていたの 2月14日 会いたいなあ 高架の下の自販機で買ったココアがまだあったかい 3月27日 あとがきにかえて、みたいに咲いている桜 そういう気持ちの夜に 4月5日 散髪の帰りの道で会う風が風のなかではいちばん好きだ 5月18日 方言をほころびあっていくふたり五月の川を並び歩いて 6月13日 ワイパーを一番速いやつにして負けないくらいの歌をうたった 7月7日 またね、って下から読んだら違うのに同じみたいに振り返す手だ 8月1日 コンビニのやる気あふれてお祭りの夜にはみだすフランクフルト 9月14日 沿道のコスモスざかりに押し歩く自転車 長く生きてきたよな 10月24日 ひさしぶりに食べるとおいしいねと話すあなたはひさしぶりが同じひと 11月20日 誰だろう毛布をかけてくれたのは わからないからしあわせだった 12月28日 ファミレスは小さな足湯 近況をどこまでさかのぼって話そうか 今日の日付でも、誕生日でも、たまたま開いた日でも、お好きなページからお楽しみください。 1年に始まりのカレンダー代わりに、あるいは、大切な人への誕生日プレゼントにぴったりの本です。 【こだわりの仕様】 ・カバーデザインにある鍵のフチは、キラキラのホログラム箔加工です。 ・本文用紙は1ヶ月ごとに色が変わる12色の色紙になっています。季節感ある読書体験をお楽しみください。