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open 12-19|水木定休
2 sat. - 4 mon. 出店|大阪β本町橋※元町店舗は休
5 tue. 臨時休業
6 wed. 営業/店内ライブ|細井徳太郎/山内弘太/千葉広樹
9 sat. 店内ライブ|藤井邦博/ゑでぃまぁこん
16 sat. 店内ライブ|畑下マユ/潮田雄一
29 fri. 店内イベント|姜アンリ朗読会
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palmstories あなた
¥1,980
発行 palm books 定価 1800 円+税 152 ぺージ A6 変形判 ハードカバー ちいさな単行本サイズ 津村記久子さん、岡田利規さん、町田康さん、又吉直樹さん、大崎清夏さんの5人の書き下ろし掌篇が、てのひらサイズのちいさな単行本で楽しめる一冊。 表紙はベージュの紙クロス(布地のようなエンボス加工)に白い箔押しでタイトル・著者名ほかを入れて、アイボリー色の幅広帯をまいたつくりになっています。 あなたが私に寄越してくれたさまざまな物が、 もしその時に手に入らなかったとしたらと考えると、 ちょっと恐ろしいなという気がしてくる。 津村記久子「六階を見習って」 此の度は機会を与えてくれてありがとう。 本当に感謝している。(...) そんな僕がつい、本当に、と書いてしまったのはマジで貴殿に感謝しているからだ。 町田康「言ひ譯」 あなたは引っ越してきたばかりの街を一人で歩いている。 又吉直樹「行列」 岡田利規「一月、生暖かい月曜日の午後のこと」 大崎清夏「眼鏡のバレリーナのために」
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●CD Stolen Scars [邦題: 盗まれた傷たち]|森栄喜
¥1,980
SOLD OUT
imm 006 限定300部 ダウンロードコード付き レーベル immeasurable 2022年2月11日から3月21日まで高松市美術館にて開催された 企画展「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.10 ここに境界線はない。/?」にて、 森栄喜による5chのサウンド・インスタレーション《盗まれた傷たち|Stolen Scars》が 発表されました。本作は、そのドキュメント音源となります。 森は《盗まれた傷たち|Stolen Scars》を制作するにあたり、知人たちへ 『深く傷つき、心が痛み、まだ立ち直っていない少年がいます。 あなたは声をかけることも、 背中をさすってあげることもできません。 でもその代わりに、彼へベルを鳴らすことができます』 というメッセージと共に一つのハンドベルを送付。知人たちは、それぞれの環境で自由に 鳴らしたハンドベルの音(鐘音)を録音。森はその録音データをループ化し、5つの音源を作成。 美術館のインスタレーションでは、展示空間の天井近くに配置された5つのホーンスピーカーから それぞれ異なるループ音源がリピート再生されました。 ドキュメント音源の制作は、高松市美術館の協力の元、美術館閉館後の時間帯に録音を実施。 前作の“Shibboleth | シボレス”のドキュメント音源と同じく、録音、ミキシング、マスタリングを ばばまさみ(salad)が担当。 また展覧会の関連イベントとして行われたパフォーマンス版の《盗まれた傷たち|Stolen Scars》 にも共演者としてばばが参加。 以下、高松市美術館のInstagramからそのパフォーマンスの記録を視聴することができます。 https://www.instagram.com/tv/CZ1V4znFOkO/?utm_source=ig_web_copy_link なお、本作(CD) には展示室で配布された作品資料である宮﨑浩一氏(臨床心理士/公認心理師)と 森との往復書簡の英訳が付属しています。
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●CD JST: Solar Noon, Kyotango: Summer Solstice, Akashi: Winter Solstice|Youngso No
¥1,980
imm 007 限定300部 レーベル immeasurable Youngso Noの『JST: Solar Noon, Kyotango: Summer Solstice, Akashi: Winter Solstice』は 時間芸術に分類される音楽について、日本標準時子午線(Japan Standard Time Meridian)を 基準に制作された作品です。 Lチャンネルには2022年6月21日の夏至の日に京都府京丹後市にあるモニュメント 最北子午線塔(Latitude/Longitude | 35°41'35.1"N 135°00'11.2"E)から北へマイクを向けた音源を収録。 Rチャンネルには2021年12月22日の冬至の日に東経135度に位置する 兵庫県明石市の海岸(Latitude/Longitude | 34°38'32.4"N 135°00'00.0"E)から南へマイクを向けた音源を収録。 夏至は日照時間が一年で最も長く、冬至は日照時間が一年で最も短い日となります。 本作では、夏至と冬至、それぞれの場所で南中時間(Solar Noon)を中心に1時間の録音を行い、 正午(0時00分00秒)を作品の中心として構成。 国際的な基準値となる地点と時間、北と南、夏と冬、左(耳)と右(耳)などの差異から 世界の観察を試みた作品となっています。
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●CD Wetland|Eisuke Yanagisawa
¥1,870
SOLD OUT
imm 001 レーベル immeasurable 現在、京都を拠点に活動するフィールド録音作家であり、音楽人類学者でもある柳沢英輔。 これまでに、Gruenrekorder( ドイツ ) からソロ作品。Sublime Frequencies( アメリカ ) からは柳沢が編纂 ( 録音 ) したベトナムの民族音楽の コンピレーションをリリース。近年、注目を集めるアーティストの一人です。 本作は深泥池 ( 京都 ) でフィールド・レコーディングされた音源を 3 つ収録。 深泥池は氷河期時代からの生物と温暖地に生息する生物が共存している、学術的に貴重な池として知られています。 録音場所は全て深泥池ですが、雪が降った寒い日の朝、真夏の深夜、池の中を水中マイクにて録音した 3 つ音源で構成されており、同じ地域 でありながら極端に異なる状況下のサウンドスケープを聴き比べることができる作品となっています。 秋山伸 ( edition.nord ) によるパッケージ ( ジャケット )・デザインで録音された池の周囲にて採取された落ち葉などが同封されています。 - Artist Statement - 京都盆地の北端に位置する池と湿地からなる深泥池。ここには多くの水生植物、昆虫、魚類、野鳥、哺乳類などが生息しており、中には氷河期 以来の種も含まれている。近年、ブルーギルなど人間が持ち込んだ外来種による在来種の絶滅や生態系の破壊が問題となっている。 湿地は市街地と国道に隣接しており、池の北西側を交通量の多い道路が走っているため、昼夜を問わず交通騒音(飛行機を含む)が聞こえてく る。都市ではよくある音風景ではあるが、氷河期にはどのような音が響いていたのか、現在に至るまでにどのように変化してきたのかを想像し てみると、この混沌はその場所の澱(おり)として聞こえてこないだろうか。
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●CD Around the Plywood|Salad
¥1,870
SOLD OUT
imm 002 レーベル immeasurable edition.nord 堤あやこがキュレートした展覧会 “岡山・奉還町の new lagoon。” にて BGM とサウンド・パフォーマンスを行った salad( サラダ ) のドキュメント。 salad は、ばばまさみ ( 兵庫県在住 ) と長井爪 ( 新潟県在住 ) による音楽ユニット。 堤より展覧会の BGM を依頼された長井爪と堤が以前より注目していたサウンド・アーティストのばばまさみ。 2 人の初めての共演となった岡山でのパフォーマンス音源をベースに再構成。 二人のパフォーマンスに加え、普段、気にすることもない日常に溢れる音やその場所に定在している音など様々な音響を包括した作品です。 秋山伸 ( edition.nord ) によるパッケージ ( ジャケット )・デザインでサウンド・パフォーマンスで用いた装置 (?) がプリントされたカードと salad が本作から聴き取った会場の会話 (!) が印刷された A3 ポスターが封入されています。
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●CD Time: 18:33_19:43 Date: 06 Aug 2015 Latitude/Longitude: 34°23'47.8"N 132°28'16.3"E|Youngso No
¥1,870
imm 003 レーベル immeasurable この作品は、広島に原爆が投下されてから 70 年後の 2015 年 8 月 6 日、広島市のとある場所で録音された作品です。 本作は、以下の 3 つの音源で構成されています。 ・2015 年 8 月 6 日、広島市での日没時刻を含む 70 分のフィールドレコーディング ・同時間帯に VLF 波を音声変換した音源 ・同時間帯に ELF 波を音声変換した音源 運動は時間と空間の関数として現れます。 であるならば、私たちは音楽 [ 音 ] も運動の 1 つの形式として捉えることができます。 音は空気の振動によって伝わります。 音は人間の聴覚の範囲を超えて存在しています。 周知のように、自然現象から発生する音は、人間が操作できる範囲を超えて存在しています。 目に見えないものへの畏敬の念 今ここにいない他者の声に耳を傾けることは、どのようにして可能か? 他人とは、目の前にいない誰か、既に亡くなった人、これから生まれてくる人たち ...... ほんの僅かな動きであっても、それは生命の営みであり、必ず音が存在しています。 偶然に現れた音と、人間の聴覚外に存在する電波を音声変換した音とが 限られた時間の中で絡み合う 70 分のサウンドスケープ。 秋山伸 ( edition.nord ) によるジャケット・デザインでジュエルケースを援用したジャケットになっています。 <試聴> https://soundcloud.com/byimmeasurable/003imm001
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ベトナムの大地にゴングが響く|柳沢英輔
¥2,970
SOLD OUT
発行 灯光舎 四六判 縦188mm 横127mm 厚さ20mm 331ページ 2019 ゴングはどのように作られ、奏でられ、そして受け継がれていくのか―― 古くより東南アジアに伝わる体鳴楽器ゴング。 重なり合う響きと繰り返される旋律が大地を震わし、人びとを集め、精霊を喜ばせる。 調律師や調律技法、音階と旋律、伝統の継承などについて、民族学、音楽学、音響学などの視点・手法を駆使し、ベトナム中部高原とその周辺地域のゴング文化の実態に迫った研究の集大成。 著者撮影の現地の映像資料やフィールド録音を視聴できるQRコードも掲載。 ゴングの魅力を、文章で、写真で、映像と音で、立体的に味わう。 【目 次】 第1章 ゴングに魅せられて 第2章 ベトナムのゴング文化 第3章 ゴングを奏でる 第4章 ゴングの演奏機会 第5章 ゴングを作る 第6章 ゴングを調律する 第7章 ゴングの音を分析する 第8章 ゴング演奏を分析する 第9章 ゴング文化を守る ●音楽 https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/tracks/307660222&color=%23ff5500&auto_play=false&hide_related=false&show_comments=true&show_user=true&show_reposts=false&show_teaser=true&visual=true ●映像 https://www.youtube.com/watch?v=38su0NuNtug&feature=youtu.be 【著者紹介】 柳沢 英輔(ヤナギサワ エイスケ) 1981 年、東京都生まれ。専門は映像人類学、民族音楽学。 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。 博士(地域研究)。 主なフィールド録音作品に『Ultrasonic Scapes』(Gruenrekorder 2011)、『Music of the Bahnar People from the Central Highlands of Vietnam』(Sublime Frequencies 2016)、『Path of the Wind』(Gruenrekorder 2018)。映像作品に『ベトナム中部高原のゴング文化』、『Pơ thi(ジャライ族の墓放棄祭)』などがある。
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(RE)PICTURE 1
¥4,950
●パッケージは選べません 発行 ルポルタージュ 編集:高宮 啓 アートディレクション&デザイン:OK-RM 参加作家:マーヴィン・ルーヴェイ、ヤープ・シェーレン、セオ・シンプソン、濱田祐史、マーク・ボスウィック(登場順) フォトエディター:濱田祐史 印刷:八紘美術 貢数:464ページ/4色印刷 判型:H305×W210×D42mm 重量:1600g ISBN:978-4-60000069-1 レピクチャーは「視覚的な想像力の再生」を目的としたコンセプトアートマガジンです。ここではゲストアーティストによって描かれた像(ピクチャー)を、言葉を使わずにデザインし印刷物としてパッケージしています。インターネットやソーシャルメディアの発達が著しい今日において、我々は頭のなかに現れてはすぐに消え去る、多くの刹那的なイメージに接していますが、レピクチャーでは異なる国籍のアーティストたちと共に、現代的かつ永久的な新たなエコシステムを、イメージというユニバーサルランゲージのみを使って表現しています。
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Summer Reading 2023
¥1,760
SOLD OUT
リトルプレス 発行:LOST GIRLS BOOKS 2023.8.11 編集:かとうさおり デザイン:多屋澄礼 A5 28p 毎夏恒例、NINE STORIESによる"Summer Reading ZINE" 2023年版。 9名のメンバーによる、読書にまつわる日記やコラムの冊子です。 夏のはじまりに、ぜひどうぞ。 ● TEXT あゆみん ikm 磯上竜也 かとうさおり 多屋澄礼 富沢櫻子 福富優樹 恵愛由 Natsumi Yamashita
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4|青松輝
¥1,870
発行:ナナロク社 B6変型判 縦185mm 横115mm 厚さ16mm 202ページ 上製 定価 1,700円+税 ISBN978-4-86732-022-8 初版年月日2023年8月10日 短歌ユニット「第三滑走路」のメンバーとして、「ベテランち」「雷獣」名義でのYouTuberとしてなど、多彩な活動を行う、歌人・青松輝。本書では、2018年の活動初期から現在までの秀歌394首を収録。 ▼収録歌より▼ いたる所で同じ映画をやっているその東京でもういちど会う 数字しかわからなくなった恋人に好きだよと囁いたなら 4 存在を知っているけど関わりはないものが好き 雪かきだとか きみが生まれた街の話をしてほしい お願い 光の私淑のために 花柄のワンピースを着ていま僕は菜の花畑のあかるい過去で おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃって生きてたらはちゃめちゃに光ってる夏の海 エレベーターのなかで飛んだら落ちそうでこわいね僕に幻滅してね 生きて死ぬまでになんども水はからだを巡り、A Flower Named You. 著者プロフィール 青松 輝 (アオマツ アキラ) (著/文) 1998年生まれ。東京大学Q短歌会に2018年から2022年まで所属。「ベテランち」「雷獣」の名義でYouTubeでも活動。
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●サイン本 PORTRAIT OF AN ISLAND|Shinichiro Shiraishi
¥6,600
published by SELF PUBLISHING softcover 128 pages 195 x 290 mm color limited edition of 300 copies 2023 ベルリンを拠点に活動する日本人フォトグラファー、白石晋一朗による自身2冊目の作品集。 2019年の渡独以降、作者は自身の自然観の源流をたどり、無意識のうちにつくられた風景への触感をあきらかにしようとしてきました。 拠点を置くベルリンや旅先で訪れた土地で匿名性や共通性を持つイメージを収集し、人工物も自然物も同じように自然を形成するモノという考えのもと、 様々な写真的技法を通して風景写真にアプローチしています。本作は 2021年2月に1ヶ月滞在した「ある島」で撮影されたもので、作者が影響を受けてきた地理学者オギュスタン・ベルク氏の風景論の解釈を写真に引用し、 風景という被写体そのものが主体性のある「肖像」になりうることを示しています。 歪んでディティールを失った写像は作者の写真的特徴である匿名性を帯びながらも、きわめて写真的な瞬間性を保つことによって風景の獲得に成功しているのかもしれません。
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LIKE DUST BEFORE IT FALLS|Márk Redele
¥4,950
published by BUILDING FICTIONS hardcover 32 pages 200 x 300 mm color, black and white limited edition of 500 copies 2022 ハンガリー生まれ、オランダを拠点に活動するアーティスト、マーク・レデレ(Márk Redele)の作品集。本書は、五つの流体的かつ多孔質で膨らみのあるアルミニウムの物体をバーレーンの砂漠にある織布工場でまとめるという野心的な試みから始まった。加熱された金属の粉塵が不安定な衝突を繰り返しながら固形化した際に始まった「旅」の痕跡を集めたものである。現場に5人の作家が集まり、アルミニウム体のイメージエビデンス、記憶、デジタルでの再構築、地理学的な条件、建築的なスペース、素材、そしてそれぞれの関係性との間に生じた、もはや向かう方向も分からなくなった「フィクション」の布を織り上げた。
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DISTANCES VOL.II|Romain Laprade
¥6,600
SOLD OUT
published by YVON LAMBERT softcover 92 pages 220 x 290 mm color 2022 フランス人フォトグラファー、ロマン・ラプラード(Romain Laprade)の作品集。2019年刊行『 DISTANCES』の続編。「Vogue Paris」や「Holiday」などの雑誌でグラフィックデザイナーとして活動し始めたが、15歳の時に感じた写真への情熱を捨てきれず写真家へと転向。機微に冨み観る者の好奇心を駆り立てる画面を作り出し、一見平凡で退屈なものの細部に焦点を当てることで作者独自のイメージへと昇華している。温かなトーンや構図の感性、自然光を利用したその作品は、Aesop や Rimowa、Mr Porter、Hermes、Isabel Marant など多くのブランドともコラボレーションを果たし、それぞれのブランドの魅力を写真で世に伝えて来た。本作では、モダニズム建築を被写体にすることで、自身の美的感覚や写真を用いた言語を通してその「線」や「面」を写した。心を落ち着かせるような細かな描写やミニマルな構成、とらえた光は、作者が直近の5年間で多くの写真を撮ることで得たものであり、詩的かつ絶妙な絵を作り出している。
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STUDY MAGAZINE VOLUME 03
¥6,600
SOLD OUT
published by STUDY softcover 136 pages 210 x 297 mm color, black and white 2023 ニューヨークを拠点に活動するフランス人編集者、作家、スタイリストのクリストファー・ニケ(Christopher Niquet)によるファッション&カルチャー誌。毎号一人のアーティスト、写真家、タレント、作家の意見や作品に焦点を当て紹介する。クリストファー・ニケは、これまでにカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)やクリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)、アンナ・モリナーリ(Anna Molinari)をはじめとしたデザイナーの舞台裏で働き、『ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)』誌の寄稿ライター、『エル・フランス(ELLE France)』誌のエディター、『セルフ・サービス(Self Service)』誌のスタイリストを務めた経験を持つ。 アートディレクションは『Self Service』の編集長、エズラ・ペトロニオ(Ezra Petronio)率いるクリエイティブエージェンシー「Petronio Associates」が手がける。ファッション、アート、本を愛する人たちのコレクターズアイテムとして毎号異なるデザインで企画されている。 第3号は、フランス人フォトグラファー、ロマン・ラプラード(Romain Laprade)に焦点を当て、そのレンズを通してセネガルの首都であるダカールの街を通観する。クリストファー・ニケは、 ロマン・ラプラードが創り出す構成的でありながらも伸びやかな作品に対し、長らく心を惹かれていた。2人は、ダカールの特定の建築物をプロジェクトのテーマとして決めるも、実りのないまま数ヶ月が過ぎ、街を探索することろから始めた。2022年夏、作者はダカールに数日間滞在し、自身が拠点とするパリにいる間に選んだ場所をまずは散策、徐々に直感に従い自分の足で街の魅力を掘り下げていき、何日もかけて建築物を撮影していった。その結果生まれたイメージは、建築的な奇跡や驚きに満ちた場所への静寂なオマージュとなった。本号において作者は、建物や個人邸宅のファサードなど、西アフリカの大都市が持つ折衷的な美しさを捉え、常に進化し続ける都市、歴史と美しさに溢れたこの場所を情緒的かつ抽象的なポートレイトとして描いている。 本作はパリのギャラリー「イヴォン・ランベール(Yvon Lambert)」で開催される展覧会に伴い刊行、100ページに渡りダカールを魅せている。 また、パリを拠点として活動するファッション/ポートレイトフォトグラファーであるジュリアン・マルティネス・ルクレール(Julien Martinez Leclerc)と、スタイリストでありファッションエディターのシャーロット・コレット(Charlotte Collet)が、セネガル系ディアスポラ出身のパリジャン達にスポットを当て、36ページのファッション・ストーリーをモノクロ写真で写し出している。 コントリビューター:シャルロット・コレット(Charlotte Collet)、ジュリアン・マルティネス・ルクレール(Julien Martinez Leclerc)、ゾーイ・ラフナー(Zoe Ruffner)
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A MYCOLOGICAL FORAY|John Cage [THIRD EDITION]
¥9,020
SOLD OUT
published by ATELIER ÉDITIONS softcover book and unbound portfolio in a slipcase 224 pages 279 x 203 mm color, black and white 2020 THIRD EDITION 「キノコに熱中することによって、音楽についてより多くを学ぶことができるという結論に至った。」- ジョン・ケージ アメリカ出身の音楽家、作曲家、詩人、思想家、キノコ研究家であるジョン・ケージ(John Cage)の作品集。本書『A MYCOLOGICAL FORAY(真菌類学への介入)』は、作者の特異体質的な心の奥底に存在する、キノコで覆われた風景へと見る者を惹きつける。2冊組のうち1冊には、作者がキノコを探究している様子や、その間に出会った様々な種類の植物や真菌類の写真や文章を掲載。1983年に公演された『MUSHROOMS et Variationes』の完全版スクリプトも収録している。加えて、ファイルのような形をした『MUSHROOM BOOK(キノコの本)』は、1972年に作者が制作したポートフォリオを初めて複製したものである。アメリカ人イラストレーターであり同じく菌類を研究していたロイス・ロング(Lois Long)によるイラストと、アメリカ人植物学者のアレクサンダー・H・スミス(Alexander H. Smith)による解説を含む。本作は「JOHN CAGE TRUST」による協力のもと刊行された。
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SATURATED LIGHT|Wolfgang Tillmans
¥8,250
published by WALTHER KÖNIG hardcover 416 pages 250 x 250 mm color 2021 現代美術界で重要な賞の一つである「ターナー賞」を2000年に受賞し、ロンドンとドイツを拠点として活動するドイツ人フォトグラファー、ヴォルフガング・ティルマンス(Wolfgang Tillmans)の作品集。作者は30年近く制作し続けている代表作「Silver」を通じて新たな抽象写真の世界を創造してきた。本シリーズは、1990年代より作者が手がけている作品であり、フィルムは使わずに光や感光乳剤を用いて印画紙を直接させて制作されている。写真のプロセスの限界や表現の可能性について考察し、強制的に拡張したこのシリーズが今回初めてアーティストブックとして出版。作者はこれらの作品を「まるでソリッドカラーのように汚れていて、不純で、鮮やかで、不安定で、くたびれていて、とらえどころがなく、不鮮明で、煌めいている」と描写している。 各作品のイメージに加え、2013年にドイツ・デュッセルドルフ「K21」でのインスタレーションの一要素として使われた際の様子や、Tate Britain(2003)、ベネツィアビエンナーレ(2009)、ブリュッセル「WIELS」(2020)で行われた「Silver」単体のインスタレーションビューなど、展覧会という空間に置かれた「Silver」シリーズのイメージも収録。 芸術理論家トム・ホラート(Tom Holert)はエッセイの中で、このシリーズが投げかけている哲学的、美学的、物質的な問いと、この作品が存在することで展示空間に出現する、イメージによって語られるプロセスについて論じている。作者とフォトエンジニアのクラウス・ポールマイヤー(Klaus Pollmeier)との対話では、制作過程で無数に起きている技術的な操作や観察、偶然あるいは意図的なアクシデントについて詳しく語られている。
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夫婦間における愛の適温|向坂くじら
¥1,870
発行:百万年書房 四六変型判 縦118mm 横188mm 厚さ13mm 204ページ 価格 1,700円+税 ISBN 978-4-910053-42-4 初版年月日2023年8月8日 デビュー詩集『とても小さな理解のための』が早くも5刷。 現在最もメディアから注目を集める詩人・向坂くじら、初の散文集。 「まずもって、あの夫というやつは臆病すぎる。合理的であるということを隠れ蓑に、ただ予期せぬものの訪れを怖がっているだけ。なんだい、なんだい、びびりやがって。くされチキンがよ。だいたい、すべて計画通りの毎日なんてつまらないじゃないか。(中略)そのくされチキンがある日、なんの前触れもなく急須を一式買って帰ってきた」(本文より) 暮らしより大切なものがある人間は、いかにして暮らせばよいのだろうか?
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働くことの人類学 活字版 仕事と自由をめぐる8つの対話|松村圭一郎
¥2,200
SOLD OUT
発行 黒鳥社 2021/06 サイズ B5変判/ページ数 302p/高さ 26cm 商品コード 9784991126062 Cコード C0036 本書は、コクヨ野外学習センター企画・制作によるポッドキャスト番組「働くことの人類学」(2020年7月~2021年2月)にて公開された6つのエピソードと、2020年11月21日土曜日に開催されたイベント「コクヨ野外学習センター presents《働くことの人類学》タウンホールミーティング」の内容を加筆・編集し、オリジナル企画を加えて書籍化したものです。(本書より) 目次 【巻頭対談】ありえたかもしれない世界について 柴崎友香×松村圭一郎 【第1部】働くことの人類学 聞き手=松村圭一郎・若林恵 貝殻の貨幣〈タブ〉の謎 深田淳太郎 ひとつのことをするやつら 丸山淳子 胃にあるものをすべて 佐川徹 ずる賢さは価値である 小川さやか 逃げろ、自由であるために 中川理 小アジのムニエルとの遭遇 久保明教 【第2部】働くこと・生きること 深田淳太郎×丸山淳子×小川さやか×中川理 ホスト=松村圭一郎 進行=山下正太郎・若林恵 【論考】戦後日本の「働く」をつくった25のバズワード 編集・執筆=山下正太郎・原田圭・若林恵 【ブックガイド】働くことの図書目録 仕事と自由をもっと考えるためのブックガイド 松村圭一郎/深田淳太郎/丸山淳子/佐川徹/小川さやか/中川理/久保明教/コクヨ野外学習センター 【あとがき】これは「発信」ではない 山下正太郎
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人類学的観察のすすめ 物質・モノ・世界|古谷嘉章
¥2,200
発行 古小鳥舎 出版年月日2020年11月 ISBN978-4-910036-01-4 判型・ページ数46判・256ページ 定価本体2000円+税 見慣れた景色、何の変哲もなくみえるこの世界……当たり前すぎて気づかない、ふつう考えもしない身の回りのことについて、いろいろな方向から手当たり次第に、いつもとはちょっと違う見方で「人類学的」に観察の目を注いでみると、思いもかけない驚異に満ちた世界が露わになる。私たちが生きているのは、退屈なわかりきった世界ではない。この世界そのものが奇蹟なのだ。知っていたつもりの「未知の世界」へ誘う、人類学者による観察+考察のエクササイズ。 私たちのこの世界は、人類学者インゴルドの言う「生きものとして住み込んでいる」視点から見たとき、どのような世界として在るのだろうか。それは科学が外側から研究対象とする世界と全く同一のものなのだろうか。 「「私たちの生きるこの世界」「普遍的な単一の自然」「誰にとっても同じ物質」といった、真剣に検討することもなく私たちが受けいれている暗黙の前提について、自らの体験に照らして具体的に再審理を試みること。そこから始めなければ、人類学は人類学たりえないだろうというのが、現時点で私の辿り着いた考えなのである」(本文より)
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いままでの全部|宮崎夏次系
¥4,950
SOLD OUT
発行 講談社 発売日 2022年11月22日 価格 定価:4,950円(本体4,500円) ISBN 978-4-06-529008-8 判型 B5 ページ数 256ページ 切なすぎる恋を描ききった名作『あなたはブンちゃんの恋』を完結したばかりの宮崎夏次系が、自ら全作品にコメントしたかつてないクロニクルが登場! 描き下ろしの短編や、アトリエの初公開写真、小学校時代の漫画やデビュー前の習作も掲載。さらに、読んで楽しい全キャラクター紹介も収録した待望の一冊です。不意の感動を描き出す、圧倒的な夏次系ワールドを体験してください。
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松尾正信詩集I
¥2,000
発行 ぼっと舎 3冊組 神戸出身の詩人松尾正信の死後、学生時代の友人らの手により発行された詩集。 古里・御影と阪神タイガースを愛し、自らを鈍行列車になぞらえた味わい深い人生が、一つ一つの作品から浮かんでくる。 〈すきな事をしながら日が暮れて、此の一日一日の身の内外の有様を書きとめたと思って、さらに白紙に向かう〉(「たまて箱」) 〈神戸の御影は/わたしの故里である。/ぼくの育った所です。〉(「至福」) 〈原稿も気持ちもあちらこちらに散らばっている。故里と流寓の住処が同じ様相で、渦巻く紙の群れの中で紙片を拾い読もうとしては、溜息をついたり、寝ころがって仕舞うのである。〉(「移動日」)
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詩集 根の水|かさいあさこ
¥1,760
発行:山川草木舎(私家版) 定価:1600円+税 刊行:2023年 6月 装幀:川端美香 装画:こまつばらめぐみ 印刷・製本:inuuniq ページ数:96 ページ 仕様:四六判・並製 カバー箔押し+グラシン紙カバー 収録作品数:29 篇+序詩 2 篇 +「地中の空」(おわりに) 根の水は 地中の空 わたしたち いのちが ひとつながりに 息づくところ ひとしずくを てのひらに 受けとるように 水底のこえに みみを すませるように うまれた光景 32篇
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SAPERE ROMANTIKA|高田怜央
¥1,980
発行:paper company 編集・発行人: 岡田翔 寄稿: 来馬哲平、 横田祐美子 デザイン: 相島大地 協力: 永井玲衣、 山本浩貴 サイズ:173x105 mm ページ数:72p 言語:英・日 発行日:2023年8月1日 仕様:セミハードカバー|オフセット印刷 価格:1,980円(税込) 限定 800部 推薦コメント たくさんのひとが、世界をどうやって見ることができるか頭を悩ませているあいだ、あなたは世界がこちらをじっと見つめていることに、とっくに気がついている。たくさんのひとが、世界を切り取ることに躍起になっているあいだ、あなたは世界と毎晩ダンスをしている。そんなひとが、詩を書いたらどうなるのだろう。 永井玲衣 哲学研究者 著書『水中の哲学者たち』晶文社 私たちは皆、翻訳し、複数の言語を生きている。人は頭に浮かぶイメージを言葉にして考える。ある言語から別の言語への変換は翻訳だ。日本語しか使わない人も複数の言語で話している。相手に応じて言葉を使い分けるから。高田怜央は、私たちにとって実は身近な、翻訳と複数の言語が生みだす奇跡を提示する。それは翻訳という行為を通して英語と日本語という複数の言語を往復しながら展開される思索・詩作の結晶としての軌跡だ。 山本浩貴 文化研究者 著書『現代美術史:欧米、日本、トランスナショナル』中公新書 原文の英語の詩と日本語訳の双方を、亡霊的な原詩から剥がれ落ちた片割れ同士の関係に置くように読者に促す本書のかたちは、遠い恋人との合一を願う言葉を紡いだサッフォーの穴だらけのパピルスのような断片性を身にまとう。 来馬哲平 アメリカ文学研究者 寄稿「満ちたりない、完璧に」より 言語と舌が同じであるように、知ることと味わうことは切り離せない。 そして、書くことと語ることも。 横田祐美子 フランス哲学研究者 寄稿「ライオンのおくち 」より 目次 <収録詩> VIBRATE MODE / マナーモード Salted / プレ・サレ A cucumber sandwich / サンドイッチのきゅうり Epicurean Feast / 美食家の宴 Cidre / アップルサイダー GELATO / ジェラート そ ば [soba] / 蕎麦屋 My Chocolatier / マイ・ショコラティエ Kiss me in the night instead / キス・ミー・イン・ザ・ナイト・インステッド Iced Coffee / アイスコーヒー [BONUS LYRIC] Koiwai Strawberry Farm / 小岩井ストロベリー農場 <寄稿> 「ライオンのおくち」横田祐美子(フランス哲学研究者/立命館大学衣笠総合研究機構助教) 「満ちたりない、完璧に」来馬哲平(アメリカ文学研究者/青山学院大学文学部准教授) 著者プロフィール 高田怜央(Leo Elizabeth Takada) 翻訳者・詩人。1991年横浜生まれ、英国スコットランド育ち。上智大学文学部哲学科卒。主な翻訳に、ヴィム・ヴェンダース監督「Perfect Days(原題)」(脚本・字幕)など。英日詩に『ユー・メイド・ミー・ア・ポエット、ガール』(海の襟袖)、「FUTURE AGENDA [未来の議題]」他 二篇(『ユリイカ 』2023年3月号、青土社)など。連載中エッセイ「記憶の天窓」(SIDE TRACK by TWO VIRGINS)。 Twitter: @_elizabeth_remi
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YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 Vol.3|水本アキラ
¥2,200
SOLD OUT
発行 FUTON & Co. サイズ : A6(文庫)全204P 「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」シリーズ最終巻。 武田百合子の名著『富士日記』をとことん精読し、あらんかぎりの知識を駆使して、あらゆる部分に独自の解説を付け加えていく途方も無いエッセイ「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」を文庫化。毎時更新されるウェブニュースやツイートが読み飛ばされる時代、ひとつの作品にとことん付き合うという行為の豊かさよ! 『富士日記』を知らずとも楽しめる、本を読むことについての本。