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open 12-19|水木定休
2 sat. - 4 mon. 出店|大阪β本町橋※元町店舗は休
5 tue. 臨時休業
6 wed. 営業/店内ライブ|細井徳太郎/山内弘太/千葉広樹
9 sat. 店内ライブ|藤井邦博/ゑでぃまぁこん
16 sat. 店内ライブ|畑下マユ/潮田雄一
29 fri. 店内イベント|姜アンリ朗読会
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冬の本
¥1,870
SOLD OUT
発行 夏葉社 発売日 2012-12-12 ISBN 9784904816073 196ページ 冬に読んだ本や、冬になったら思い出す本。 冬に出会った本や、まるで冬のような本。 作家や音楽家や愛書家。本を愛する84人が、約千字で「冬」と「1冊の本」についてのエッセイを書き下ろしました。 装丁は和田誠さん。 冬と本の魅力がつまった、プレゼントに最適の1冊です。 今年から冬は読書。84とおりの冬の読書。 著者 青山南、秋葉直哉、淺野卓夫、天野祐吉、安西水丸、いがらしみきお、池内紀、池内了、石川美南、井嶋ナギ、伊藤比呂美、伊藤礼、井上理津子、岩瀬成子、上原隆、宇田智子、内堀弘、大竹昭子、大竹聡、大谷能生、岡尾美代子、岡崎武志、荻原魚雷、角田光代、片岡義男、木内昇、北澤夏音、北沢街子、北村薫、北村知之、久住昌之、小林エリカ、越川道夫、小西康陽、近藤雄生、佐伯一麦、柴田元幸、杉江由次、杉田比呂美、鈴木慶一、鈴木卓爾、鈴木理策、曽我部恵一、高橋靖子、高山なおみ、田口史人、竹熊健太郎、武田花、田尻久子、田中美穂、丹治史彦、友部正人、直枝政広、長崎訓子、名久井直子、能町みね子、橋口幸子、蜂飼耳、服部文祥、浜田真理子、早川義夫、平田俊子、平松洋子、文月悠光、穂村弘、堀込高樹、堀部篤史、ホンマタカシ、前野健太、万城目学、又吉直樹、松浦寿輝、町田康、南博、森山裕之、安田謙一、柳下美恵、山崎ナオコーラ、山下賢二、山田太一、山本善行、吉澤美香、吉田篤弘、吉本由美
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NEUTRAL COLORS別冊 ほんとの本の話をしよう #1
¥3,850
発行 NEUTRAL COLORS 224ページ サイズ 257×188×122㎜ Bookmaking: Saddle Stitch Publication Year: 2024 Designer: Daisuke Kano Editor: Naonori Katoh ISBN なし NEUTRAL COLORSの別冊的な立ち位置の雑誌で、書店、デザイナー、リソスタジオ、出版社……24人の方々へのインタビューをまとめたもの。なぜ本をつくるのか、なぜ売るのか、ほんとの本の話をしよう、と題して、通常のインタビューではカットされるような本づくりの本音に迫る。綺麗に装飾された文字列ではなく、深夜に書きつける手書き文字のようなraw data、それはメッセージ。名古屋の書店ON READINGギャラリーで、11日間の滞在制作で編まれた。部数限定。 edition.nord│秋山 伸 C.I.P. │西山敦子 POST│中島佑介 コ本や│青柳菜摘/中島百合絵 港まちアートブックフェア│吉田有里/青田真也 torch press │網野奈央 YYY PRESS│米山菜津子 本と商い ある日、│高橋和也 平山みな美 IRREGULAR RHYTHM ASYLUM│成田圭祐 YOSHIKATSU 吉勝制作所│吉田勝信 人々舎│樋口 聡 BOOK STAND 若葉台│三田修平 日記屋 月日│内沼晋太郎/栗本凌太郎 三輪舎/生活綴方│中岡祐介 loneliness books │潟見 陽 中野活版印刷店│中野好雄 IACK│河野幸人 when press │岡田和奈佳 仲村健太郎 Rondade│佐久間磨 ATELIER│早水香織 Puresu de Tokyo│高田 光 ON READING│黒田義隆/黒田杏子
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店子日記Ⅱ
¥1,100
リトルプレス 文庫判(A6) 263ページ 1,100円 2024/5/4(土)発行 BREWBOOKS店主による、本屋の店子としての日記。 ○ 2023年の3月から「週刊店子日記」としてnoteとpixivFANBOXで書き始めた日記の1年分です。巻末には小説家・太田靖久さんによる「贋作 BREWBOOKS店主・尾崎大輔日記(抜粋)」を収録しています。 https://brewbooks.net/
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地球の恋人たちの朝食|雪舟えま
¥3,300
発行 左右社 定価 3,300 円(税込) 刊行日 2024年09月27日 判型/ページ数 四六判 上製 464ページ ISBN 978-4-86528-431-7 Cコード C0095 タカノ綾/装画 ©AYA TAKANO/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. 名久井直子/装幀 よろしくね あたしは まみっていうの 《あたしは地球の数倍重力の強い星からきた女だ 地球人の数倍重い夢に 耐えられるようにできているはず》 穂村弘歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』の主人公「まみ」のモデルとしても知られる歌人・雪舟えまによる伝説の最初期作品集が、20年の時を経てついに書籍化! 日記・詩・小説などジャンルを縦横無尽に行き来するwebニッキ「地球の恋人たちの朝食」の2001年から2008年までに公開された作品群から217篇を厳選。巻末には穂村弘による解説「言葉の超常現象」を収録。 二十年後の今読み返しても、初読時とは違って心の準備があっても、やっぱり異次元に跳ばされる。 これはもう言葉の超常現象ではないか。そして、未来の誰かのための聖書。−−穂村弘(解説より) ○ 毎年 あたしのように何人かが地球を出てゆくけど だれもが地球から持ちだす品をきめられなくてたいへんだという 想いでの本 想いでのレコード 想いでのドレス 想いでのアルバム 想いでの宝石 想いでの人形 想いでの手紙 想いでの食べ物 想いでの 想いでの 想いでのうつくしいものたち 〈自分の背中の幅よりはみだしてはいけない〉決まりの 小さなリュックにつめこむ品を泣きながらえらぶとき あたしたちはこんなにも地球が可愛ゆいものだったと思い知る (「地球の恋人たちの朝食」より)
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旅の心を取り戻す|柊有花
¥2,090
SOLD OUT
発行 七月堂 著者・装画・挿絵 柊有花 発行日 2024年10月5日 138×148mm 88ページ このたび柊有花さんによる、「絵」と「言葉」の本を刊行いたします 明け渡してしまった 自分の心を取り戻すには 目的のない旅が必要だ ○ 「呼吸」 人が去ったあとの海は 清らかに 打ち上げられた星は 浜一面にまたたく しなやかに編まれた 太陽の光は 海の底を明るく 照らしている 水面はやわらかに逆立ち 一枚の葉を 浜へ運んでゆく 一艘の白い舟が 岸を目指し進み かもめは追いかけ飛んでゆく 白い半月のかなた 昼の まぼろしのように浮かび ひとり 夜を待っているのか 濃い青と ブルーグリーンのあいだ 海は 海はたえまなく 呼吸している ○ 【著者からのメッセージ】 絵と言葉の本を作りたいとずっと思っていました。わたしにとって絵は仕事でもあり、ライフワークでもあります。けれど言葉もまた欠かすことのできない大切なものです。絵と言葉は分かちがたくつねに影響しあっていて、それを自分らしい形で統合していきたいといつも考えてきました。けれど絵本や詩集など、自分の思うものを収めるにはすこし形が違うように思えて、自分が作りたいものはなんなのかさえわかりませんでした。作りたいと思うものを形にできないことは、わたしにとってとてもつらいことです。そのことが恥ずかしく、自分に対して怒りと悲しみを感じていました。 コロナ禍の内省の時間を経て、わたしがものを作ることへの意識はずいぶん変わったように思います。そのなかで2020年に作った画文集『花と言葉』に背中を押され、もっと遠くへ旅に出たいと思うようになっています。けれど同時に不安があります。家にいることに慣れてしまった自分はそんな旅へ出られるのかしら、と思うのです。 今回刊行する本が、そんな自分のなかの葛藤を打破するようなものになっているかはわかりません。けれど、自分の現在地をあらわしたものであることはまちがいないと確信しています。旅の途上の、悩み、怒り、悲しみ、進みたいと願う、未完成で等身大の自分です。 旅は楽しく面倒なもの。わたしたちにはかけがえのない日常があり、コントロールできない環境があり、いつでも旅に出られるわけではありません。けれど旅と日常のあわいに立って自分の心を眺める時間、それもまたひとつの旅なのだと思います。わたしが誰かの本を通じて自分の心をたしかめているように、この本も誰かにとってのちいさな旅への扉となることがあったら。そんな願いをこめながら、力を貸してくださるみなさまとこの本を届けられたらと思っています。
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透明ディライト|一方井亜稀
¥1,870
発行 七月堂 発行日 2024年10月4日 四六判 110ページ 前作『青色とホープ』より5年ぶりとなる新詩集。 窓越しにゆらめく景色に浮かんでみえる人や物の影。 そこにいるのはもう一人の自分なのかもしれない。 もう会えない人のことをゆっくりと思い出すひと時。 ふと立ち止まってみる。 【帯文より】 たったひとつの断片が強烈な印象をもたらす時、それは記憶ではなく、たったいま夢から覚めたような、世界の裂け目が現れる。
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推し短歌入門|榊原紘
¥1,980
発行 左右社 定価 1,980 円(税込) 刊行日 2023年10月20日 判型/ページ数 四六判 並製 272ページ ISBN 978-4-86528-400-3 Cコード C0092 重版情報 5 川谷デザイン(川谷泰久+趙葵花)/装丁、田沼朝/装画・挿絵 ⼀字のことで騒げる能⼒、対象への熱い思い、オタクは短歌に向いている! 「脚が5メートルある!」「顔がルーブル美術館(=美術品のように美しい)」などなど、オタ活においてはミームや誇張表現に頼ってしまい、語彙喪失状態になってしまいがち。 それでも、好きなものをもっと丁寧に、自分だけの言葉にしたい! そんなオタクたちの真摯な想いに応える、現役オタク歌人による短歌入門。
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ズボンをはいた雲|マヤコフスキー
¥1,047
発行 土曜社 翻訳:小笠原豊樹 序文:入沢康夫 仕様:ペーパーバック判(172 × 112 × 8ミリ)96頁 番号:978-4-907511-01-2 初版:2014年5月10日 定価:952円+税 ぼくの精神には一筋の白髪もない! 戦争と革命に揺れる世紀転換期のロシアに空前絶後の青年詩人が現れる。名は、V・マヤコフスキー。「ナイフをふりかざして神をアラスカまで追い詰めてやる!」と言い放ち、恋に身体を燃やしにゆく道すがら、皇帝ナポレオンを鎖につないでお供させる。1915年9月に友人オシップ・ブリークの私家版として1050部が世に出た青年マヤコフスキー22歳の啖呵が、世紀を越えて、みずみずしい新訳で甦る。入沢康夫序文。日本翻訳家協会特別賞。
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料理集 定番|細川亜衣
¥2,420
発行 アノニマ・スタジオ 定価 2420円(本体価格2200円) ISBN-13: 978-4-87758-817-5 2021年3月29日 料理はある意味、果てしない。 食べれば目の前から消えてしまうのに、人の記憶の中で生き続ける。 (著者あとがきより) 料理家・細川亜衣さんが写真、文、レシピ、すべてを手がけた料理本。イタリア料理を起点に、さまざまな国の料理を味わい、自らの料理にアレンジしてきた著者流の和洋中の「定番料理」とは。料理や食材の着眼点、いかに美味しく食すかに真剣に向き合う著者の文章も必読。 「おにぎり」からはじまる、定番料理の料理集。和食の「かけうどん」「大きなみそ汁」「肉じゃが」、洋食の「クリームコロッケ」「ハンバーグ」「カレーライス」、中華の「麻婆茄子」「酢豚」「炒飯」など、60品以上のレシピを収録しています。誰もが知る定番料理を驚くべき味わいにする著者の料理は、シンプルなほど奥が深く、食材がもつ可能性を際立たせています。著者による料理写真、その料理の背景を綴る文章、進化したレシピ、どれもが刺激的で唯一無二。作って、食べて、読んで、とことん料理の醍醐味を味わえる一冊です。 ◆料理集によせて あとがき(抜粋) 日々、自分の中から泉のように溢れ出る料理の数々。 素材が水に触れ、火と戯れ、蒸気に埋もれる様。 色と香りが重なり合い、皿の中で放たれる一瞬の輝き。 本という束ねた紙の中にそれらを閉じ込め、 それを開く人の手の中で、また生き生きとしたものに生まれ変わってくれたら。 そんな思いを込めて作ったのが、“料理集”だ。 素材を選び、料理をし、写真を撮り、自ら食べ、改めてレシピと文を綴る。 食べるための料理を撮るからこそ、映し出せる真実がそこにはある。
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パスタの本|細川亜衣
¥2,860
SOLD OUT
発行 アノニマ・スタジオ 定価 2860円(本体価格2600円) ISBN-13: 978-4-87758-763-5 260×186×18mm 発売日:2017/5/30 ひと皿のパスタは、ひとりの人間の人生を がらりと変えることができる。 (まえがきより) 料理家・細川亜衣さんが惹かれてやまないパスタの世界。乾燥パスタ、生パスタ、スープのパスタ、ニョッキやオーブンで焼くパスタなど、魅力溢れる53品のパスタのレシピ集です。
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関西フォークとその時代 声の対抗文化と現代詩|瀬崎圭二
¥3,080
発行 青弓社 四六判 324ページ 並製 定価 2800円+税 ISBN978-4-7872-7458-8 C0073 発売日 2023年10月27日 ベトナム反戦運動などを背景に登場した関西フォークの歌詞と現代詩との関係に着目して、岡林信康、高田渡、友部正人などの音楽実践を「ことば」を中心に描き出す。関西フォークを声の対抗文化として位置付け、音楽性や文学運動としての側面を浮き彫りにする。
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霧中の読書|荒川洋治
¥2,970
発行 みすず書房 判型 四六判 頁数 232頁 定価 2,970円 (本体:2,700円) ISBN 978-4-622-08845-5 Cコード C0095 発行日 2019年10月1日 「物音ひとつしない静けさに被われることがある。何かを読み忘れていないか。そう思うのは、そんなときだ。書棚に置いたまま、まだ読んでいない書物が多数ある。また、書物のなかに含まれる作品のすべてを読むわけではないので、そこにも読まないものがあって、新雪のように降りつもる。そのことがこれまで以上に気になりはじめた。ある年齢を過ぎると、知らないまま行き過ぎることを惜しむ気持ちが高まるのだろうか。」(本書「異同」より) これまで多くの読者と高い評価に支えられてきた散文集シリーズ。『忘れられる過去』(講談社エッセイ賞)、『過去をもつ人』(毎日出版文化賞書評賞)につらなる本書もまた、ぶれない著者の発見と指摘に、読む者は胸を突かれ、思念の方位を示される。そのありがたみは変わらない。 風景の時間、ゴーリキーの少女、名作の表情、制作のことば、川上未映子の詩、西鶴の奇談、テレビのなかの名作、など近作エッセイ45編に書き下ろしを加えた。
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小さな手袋/珈琲挽き 新装版|小沼丹
¥3,300
発行 みすず書房 編者 庄野潤三 判型 四六判 頁数 280頁 定価 3,300円 (本体:3,000円) ISBN 978-4-622-09097-7 Cコード C1095 発行日 2022年4月8日 初版2002年2月22日発行 目次 * 猿 / 喧嘩 / 小さな手袋 / 地蔵さん / コタロオとコヂロオ / 長距離電話 / 後家横丁 / 断片 / 井伏さんと将棋 / 複製の画 / 木山さんのこと / チエホフの本 / 古い本 / 庄野のこと / 障子に映る影 ** つくしんぼ / 或る日のこと / 狆の二日酔ひ / 蝙蝠傘 / 落し物 / 古い唄 / 道標 / 籤 / 帽子の話 / コップ敷 / 鰻屋 / 秋風 / 虫の声 / 焚火の中の顔 / 蕗の薹 / 窓 / 辛夷 / 赤蜻蛉 / 文鳥 / 泥鰌 / お玉杓子 / 巣箱 / 地蔵 / ぴぴ二世 / 鵯の花見 / 侘助の花 *** 町の踊り場 / 珈琲挽き / 古本市の本 / 盆栽 / 夏の記憶 / 標識燈 / 「塵紙」 / 追憶 / 幻の球場 / 酒のこと / 人違ひ / 小山さんの端書 / 松本先生 / 日夏先生 / 昔の西口 / 想ひ出すまま / 古いランプ **** 倫敦のパブ / 遠い人 / 夢の話 なつかしい思い出 庄野潤三
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遊覧日記|武田百合子
¥770
ちくま文庫 写真 武田花 定価 770円(10%税込) ISBN 978-4-480-02684-2 Cコード 0195 整理番号 た-19-2 刊行日 1993/01/21 判型 文庫判 ページ数 192頁 出かけて行った先々での出来事を飾らない素直な言葉で綴ったエッセイ集。
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生きがいは愛しあうことだけ|早川義夫
¥814
ちくま文庫 定価 814円(10%税込) ISBN 978-4-480-43192-9 Cコード 0195 整理番号 は-42-3 刊行日 2014/08/06 判型 文庫判 ページ数 272頁 読みやすい哲学書。名言の湖。 ヤル気が出ました! ――斉藤和義 音楽仲間との死別を経験し、生きるとは何かを考え続ける著者の最新エッセイ集。恋愛しつつ、音楽活動を通して生きる。なぜ歌うのか。「僕に才能はない。技術もない。…昔も今も音楽で生活できたことは一度もない…歌わなければ、誰かとつながりを持っていなければ、自分は犯罪者になってしまいそうだからである」。文庫オリジナル。
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女ともだち ——靜代に捧ぐ|早川義夫
¥924
ちくま文庫 定価 924円(10%税込) ISBN 978-4-480-43937-6 Cコード 0195 整理番号 は-42-5 刊行日 2024/03/07 判型 文庫判 ページ数 272頁 解説 中川五郎 音楽活動も執筆もやめた、妻の病気が判明して。『たましいの場所』著者の鎮魂エッセイ。推薦文=宮藤官九郎、神藏美子、辻山良雄
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バタをひとさじ、玉子を3コ|石井好子
¥759
河出文庫 264ページ ISBN:978-4-309-41295-5 ● Cコード:0195 発売日:2014.06.06 よく食べよう、よく生きよう——元祖料理エッセイ『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』著者の単行本未収録作を中心とした食エッセイ集。50年代パリ仕込みのエレガンス溢れる、食いしん坊必読の一冊。
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裸のランチ|ウィリアム・バロウズ
¥1,320
翻訳 鮎川信夫 河出文庫 376ページ ISBN:978-4-309-46231-8 ● Cコード:0197 発売日:2003.08.06 クローネンバーグが映画化したW・バロウズの代表作にして、ケルアックやギンズバーグなどビートニク文学の中でも最高峰作品。麻薬中毒の幻覚や混乱した超現実的イメージが全く前衛的な世界へ誘う。
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東京の空の下オムレツのにおいは流れる|石井好子
¥759
河出文庫 288ページ ISBN:978-4-309-41099-9 ● Cコード:0195 発売日:2011.08.08 ベストセラーとなった『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』の姉妹篇。大切な家族や友人との食卓、旅などについて、ユーモラスに、洒落っ気たっぷりに描く。
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実存と人生 新装版|フランツ・カフカ
¥3,080
発行 白水社 編訳 辻瑆 出版年月日 2024/05/27 ISBN 9784560093269 判型・ページ数 4-6・250ページ 定価 3,080円(本体2,800円+税) カフカが書き残した多くのアフォリズムと日記を編纂した一冊。そこにはさまざまな謎を秘めた彼の文学が映し出されている。 カフカの世界、それは名状しがたい不安の告白であり、日常生活における〈ある闘い〉の記録である。深い実存の寓意は、あらゆる解釈を受け入れると同時に鋭く拒否する。それは一面では、難解さを表わすものかもしれないが、汲めどもつきぬ豊かさ、魅惑の証でもある。 本書はブロート版全集の『田舎の婚礼準備』と『日記』の巻から、アフォリズムのすべてと、比喩、そして生活表明に関する文章を訳者によるオリジナル編集でおくる。カフカのテクストは、長いものにせよ短いものにせよそれぞれが独自の振幅と強度を有すると同時に、それらすべてに「カフカ的」としか言いようのない何かが通底している。本書に収められた小さなことばの群れもまた、そうした「カフカ的」なものの結晶である。生きることと書くこととが相即不離のカフカにとって、本書はいわば、「彼自身によるカフカ」であり、その箴言と比喩の迷宮へとわたしたちをいざなう。 一六 籠が鳥をさがしに出かけた 二二 おまえはやらなければならない宿題そのものなのだ。あたりにはどこにも生徒はいない。(本文より) [著者略歴] フランツ・カフカ(1883–1924) Franz Kafka チェコのプラハ(当時はオーストリア=ハンガリー帝国領)に生まれる。両親ともドイツ系ユダヤ人。プラハ大学で法学を専攻、在学中に小説の習作を始める。卒業後は労働者傷害保険協会に勤めながら執筆にはげむ。若くして結核にかかり、41歳で死去。『変身』などわずかな作品をのぞき、そのほとんどは発表されることなくノートに残された。それらは死後、友 人マックス・ブロートの手で世に出され、現在では世界文学のもっとも重要な作家のひとりとなっている。本書はブロート版全集の『田舎の婚礼準備』と『日記』の巻から、アフォリズムのすべてと、比喩、そして生活表明に関する文章を訳者によるオリジナル編集でおくる。 [編訳者略歴] 辻 瑆(つじ・ひかる) 1923年生。東京大学文学部ドイツ文学科卒業。東京大学名誉教授、ミュンヘン大 学名誉評議員。編著に『カフカの世界』、訳書にカフカ『審判』『ミレナへの手紙』、ブロート『フランツ・カフカ』(共訳)、ツヴァイク『歴史の決定的瞬間』『女の二十四時間』(共訳)など。
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テント日記/「縫うこと、着ること、語ること。」日記| 長島有里枝
¥2,530
発行 白水社 出版年月日 2022/12/26 ISBN 9784560094570 判型・ページ数 4-6・204ページ 定価 2,530円(本体2,300円+税) 二人の母と共働した二つの作品――実母とともにテントを制作した日記と、パートナーの母とともにタープを制作した日記。 長年縛られ、苦しんできた母との関係に変化を生み出すために始めたテントの共同制作。母と初めて向き合い、制作過程の出来事や思いの変化を綴った。テントの制作で長島が目指したことは、家族という美しい物語を紡ぐことではない。その逆だ。長島はカメラのシャッターを切るように、母親を冷徹なまなざしで見つめる。さまざまな記憶が呼び起こされ、過去に「わたし」が摂食障害を患い、心療内科を受診していたことと母との関連も見えてくる。 母との関係にもがいてきた「わたし」も今は「母」になり、過去の母親の言動を思い返すとき、唯一の話し相手だった祖母を亡くしてから、心を病んだ母の姿が浮かび上がる。その母を受け止められなかった父、自分を責めることをやめない母、その矛先が娘に向いたときに耐えるしかなかったこと……。 家という閉ざされた空間は、その機能を逆転させ、そこで傷つく人や深刻な問題を隠す危険な場所にもなる。本書で明らかになるのは、完成したテントからは見えない、一見普通の家族の、いびつさであり、破れであり、社会の構造的な軋轢から逃れられず、葛藤しながら生きる女たちの物語である。そこに、お互いを理解しあおうとする愛があるからこそ、伝わるものがある。 「『縫うこと、着ること、語ること。』日記」は、長島が神戸に住むパートナーの母とタープを制作した日記である。「婚姻関係だけが家族の枠組みを規定するのはおかしい。状況を男にコントロールされることへの抵抗でもあった」と長島は綴る。二つの制作過程の濃密な時間を体験した読者は、家族について改めてとらえ直すことになるだろう。 【著者紹介】 長島有里枝(ながしま・ゆりえ) 1973年、東京都生まれ。93年、アート公募展「アーバナート#2」でパルコ賞を受賞し、デビュー。95年、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。99年、カリフォルニア芸術大学MFA写真専攻修了。2001年、写真集『PASTIME PARADISE』(マドラ出版)で木村伊兵衛写真賞受賞。10年、短篇集『背中の記憶』(講談社)で三島由紀夫賞候補、講談社エッセイ賞受賞。15年、武蔵大学人文科学研究科社会学専攻博士前期課程修了。20年、写真の町東川賞国内作家賞受賞。22年、『「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ』(大福書林)で日本写真協会学芸賞受賞。主な個展に「そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」(東京都写真美術館、2017年)、近著に『Self-Portraits』(Dashwood Books)などがある。
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第五インターナショナル|マヤコフスキー
¥1,047
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マヤコフスキー叢書9 発行 土曜社 翻訳 小笠原豊樹 仕様 ペーパーバック判(172 × 112 × 6.4ミリ)80頁 番号 978-4-907511-29-6 初版 2016年7月14日 定価 952円+税 五百年後の芸術を描く 1922年秋。30歳の詩人は、3年越しの大作の冒頭をイズヴェスチヤ紙上に発表し、ベルリンへ発つ。やがてディアギレフの案内でパリに入り、ピカソ、レジェ、ストラヴィンスキーらと会う。全八部と構想されながら未完に終わった長篇詩の冒頭二部を、詩人・小笠原豊樹の最後の新訳でおくる。日本翻訳家協会特別賞。 表紙 「労働のかたわらに小銃もお忘れなく」(マヤコフスキー=文、レーベデフ=絵、1921年、ロスタの窓、サンクトペテルブルク) 何か珍しいことでも起こらぬ限り、雲を身にまとっていよう 三年越しの計画だった「第五インターナショナル」を書き始めた。ユートピアである。五百年後の芸術を描くつもりである マヤコフスキー(詩人) この詩の主人公マヤコフスキーは、リュドグス(人間鵞鳥)という生き物を発明する。ネジをキリキリと巻くと、リュドグスの頸は数千メートルも伸び、その伸びた頸を所々方々に向けて、傍観者たることは辛いなどと呟きつつ、世界各地の事象を眺める 小笠原豊樹(詩人・翻訳家) 著 者 略 歴 ヴラジーミル・マヤコフスキー Влади́мир Влади́мирович Маяко́вский ロシア未来派の詩人。1893年、グルジアのバグダジ村に生まれる。1906年、父親が急死し、母親・姉たちとモスクワへ引っ越す。非合法のロシア社会民主労働党に入党し逮捕3回、のべ11か月間の獄中で詩作を始める。10年釈放、モスクワの美術学校に入学。12年、上級生ダヴィド・ブルリュックらと未来派アンソロジー『社会の趣味を殴る』のマニフェストに参加。13年、戯曲『悲劇ヴラジーミル・マヤコフスキー』を自身の演出・主演で上演。14年、第一次世界大戦が勃発し、義勇兵に志願するも結局、ペトログラード陸軍自動車学校に徴用。戦中に長詩『ズボンをはいた雲』『背骨のフルート』『戦争と世界』『人間』を完成させる。17年の十月革命を熱狂的に支持し、内戦の戦況を伝えるプラカードを多数制作する。24年、レーニン死去をうけ、叙事詩『ヴラジーミル・イリイチ・レーニン』を捧ぐ。25年、世界一周の旅に出るも、パリのホテルで旅費を失い、北米を旅し帰国。スターリン政権に失望を深め、『南京虫』『風呂』で全体主義体制を諷刺する。30年4月14日、モスクワ市内の仕事部屋で謎の死を遂げる。翌日プラウダ紙が「これでいわゆる《一巻の終り》/愛のボートは粉々だ、くらしと正面衝突して」との「遺書」を掲載した。 訳 者 略 歴 小笠原 豊樹 〈おがさわら・とよき〉 詩人・翻訳家。1932年、北海道虻田郡東倶知安村ワッカタサップ番外地(現・京極町)に生まれる。東京外国語大学ロシア語学科在学中にマヤコフスキー作品と出会い、52年に『マヤコフスキー詩集』を上梓。56年、岩田宏の筆名で第一詩集『独裁』を発表。66年『岩田宏詩集』で歴程賞。71年に『マヤコフスキーの愛』、75年に短篇集『最前線』を発表。露・英・仏の3か国語を操り、『ジャック・プレヴェール詩集』、ナボコフ『四重奏・目』、エレンブルグ『トラストDE』、チェーホフ『かわいい女・犬を連れた奥さん』、ザミャーチン『われら』、カウリー『八十路から眺めれば』、スコリャーチン『きみの出番だ、同志モーゼル』など翻訳多数。2013年出版の『マヤコフスキー事件』で読売文学賞。14年12月、マヤコフスキーの長詩・戯曲の新訳を進めるなか永眠。享年82。
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ニューオリンピック|大橋裕之
¥1,430
発行 株式会社カンゼン 出版年月日 2020/07/13 ISBN 9784862555625 判型・ページ数 A5・156ページ 定価 1,430円(税込) 孤高の天才・大橋裕之の新境地 舞台は世界的なスポーツの祭典!? 最少の線で世界を変える・気鋭の漫画家大橋裕之が2020年、満を持して挑む最新作。 いきり立つ激情を抱えた特殊アスリートたちが未知の競技「忍者サッカー」「ぐるぐる100メートル走」などで、真剣勝負で命を削り合う世紀末感漂うニュースポーツの世界。 現実社会がフィクションを越えていく、 現在の世界状況を予言していたかのごとく展開されていく、 大橋ワールド全開のスポ根ナンセンスギャグ・サイエンスフィクション超問題作。 果たして、こちらの世紀の祭典は無事開催されるのか、中止か延期か、 はたまた……衝撃的過ぎるラストにあなたは何を見る!? これは、大橋裕之だけが知っている、世界の秘密についての物語。 巻末に作者と山里亮太氏(お笑い芸人)によるスペシャル対談収録。 本書収録作「ニューオリンピック」は、雑誌『季刊フットボール批評』(カンゼン)に連載された「オリンピック物語」を大幅に加筆、修正した作品です 。
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遠浅の部屋|大橋裕之
¥1,320
発行 株式会社カンゼン 出版年月日 2013/06/15 ISBN 9784862551757 判型・ページ数 A5・144ページ 定価 1,320円(税込) 傑作『音楽』が生まれる前 自伝的作品にして 青春迷走劇の最高峰 最小の線で世界を変える気鋭の漫画家、大橋裕之の原点 「俺、このまま何にもなれずに終わるのかな…」 「1998年4月、高校を卒業した僕はプロボクサーになると言って実家を飛び出し、この街にやってきた。本当は…漫画家になりたいのに…。俺は一体、何をやってるんだろう…」 漫画家になりたいという夢を抱いて迷走した、19歳の夏。 まわりのみんなが自分より偉く見えた、あの日。 ねじれた生活のなかで悶々としながら出した答えとは…。 迷いながら日々を生きる、すべての人に捧ぐ――。 町山智浩氏、ピース・又吉直樹氏、推薦! 「安アパートの孤独のドン底で、 自分が本当にやりたいことがわかった十代最後の夏、 地面を這うアリと目が合った。 『キッズ・リターン』を思い出した」 町山智浩 大橋裕之の描く漫画は最高に面白い。どうしようもない混沌とした日々に絶望する者と、 それでも創り続ける者との差は忍耐力などではなく、何かに選ばれているか否かだと思う。 妥協なき創作の獣道を進み続けて欲しい。 又吉直樹(ピース)