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open 12-19|水木定休
6土 KOBE SONOSONO出店/店舗はおやすみ
13土 店内ライブ|細井徳太郎
27土 店内ライブ|川辺素
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工芸史 一号
¥3,080
編集 工芸史研究会 発行 南方書局 B5変形判 縦251mm 横170mm 232ページ 並製 価格 2,800円+税 ISBN978-4-9912385-5-0 初版年月日2024年3月31日 二〇二一年三月に設立した工芸史研究会では、陶磁、漆工、染織、金工、木工、ガラスなど、さまざまな素材の工芸品を扱う学芸員、研究者、作家が意見交換を行っています。これまでの工芸に関わる史的研究は、主に素材によって分かれ深められた領域を軸として進められてきました。しかし文化財・作品としての保存・研究・展示、また技術の継承、原料の生産……現代の工芸は、素材を問わず多くの共通の課題に直面しています。当会は、これらの問題について共に話し、各領域における研究動向や手法を共有し、会員の研究を発展させるための恒常的な場を求め、主に若手の有志を募り発足しました。創立より三年を記念し、これまで実施した研究会や講演会のアーカイブのため、そして柔軟性の高い発表・議論の場をさらに整えるべく、本誌を発刊することとなりました。 工芸は地域、時代を問わず、人の手により生み出され親しまれてきました。人々のライフスタイルが変容し、工芸と人の関係もまた少しずつ変化しています。当会は工芸をとりまく文化を後世に伝えるため、情報交換および研究の場となり、交流の基盤を築くことを目指しています。『工芸史』が、その推進力になることを祈念致します。 ◯内容 研究会憲章 活動記録 ●会員作品 畑中咲輝 (陶芸) ●第一部 これからの「工芸」 ――「工芸」・「工芸史」という茫洋と捉えにくい領域を考える指針として、寄稿論考を収録。東京藝術大学の佐藤道信氏は、明治時代における「工芸」概念の成立とその後辿った展開と工芸の未来、そして水本和美氏は、前近代の工芸に関し、出土品/伝世品の探究という表裏の存在である考古学と工芸史の協働の可能性について述べた必読の二編となる。 佐藤道信 「近現代における「工芸」の展開」 水本和美 「考古学と美術工芸史研究」 ●第二部 ――各分野を専門とする会員の論考(研究ノート・調査報告・研究動向紹介)を掲載。 神野有紗 「澤部清五郎原画《春郊鷹狩》《秋庭観楓》の制作に関する一考察―浅井忠原画《狩の図》制作過程との比較をめぐって―」 高家融 「清朝工芸における「丸文」の受容と展開―天啓赤絵と清朝宮廷コレクションを視座として―」 巖由季子 「〈調査報告〉江戸時代中後期における陶磁器補修の事例」 廣谷妃夏 「〈研究史〉中国「経錦」研究の百年」 ●付録:「工芸」関連展覧会年表(関東編、2008~2023) 目次 研究会憲章 活動記録 ●会員作品 畑中咲輝 (陶芸) ●第一部 これからの「工芸」 佐藤道信 「近現代における「工芸」の展開」 水本和美 「考古学と美術工芸史研究」 ●第二部 神野有紗 「澤部清五郎原画《春郊鷹狩》《秋庭観楓》の制作に関する一考察―浅井忠原画《狩の図》制作過程との比較をめぐって―」 高家融 「清朝工芸における「丸文」の受容と展開―天啓赤絵と清朝宮廷コレクションを視座として―」 巖由季子 「〈調査報告〉江戸時代中後期における陶磁器補修の事例」 廣谷妃夏 「〈研究史〉中国「経錦」研究の百年」 ●付録:「工芸」関連展覧会年表(関東編、2008~2023)
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虎のたましい人魚の涙|くどうれいん
¥682
講談社文庫 発売日 2024年04月12日 価格 定価:682円(本体620円) ISBN 978-4-06-535422-3 ページ数 224ページ ****************** 花束よりも 眩しくて鮮やかな言葉を胸に 私たちも、今日という日へ祝祭を。 ――杉咲 花 ****************** 発売即重版! 『うたうおばけ』『桃を煮るひと』 最注目の著者による、名エッセイ集。 八月の木曜日、朝八時半すぎ。 わたしは通勤中に、琥珀のピアスを衝動買いした――。 いま、いまが、いまじゃなくなるなら、 いまのわたしが、いまのわたしで、いまを書く。 会社員と作家の両立。 書くこと、働くこと。 そして、独立。 へとへとの夜にじんわり心にしみる23編のエッセイ集。 【文庫版あとがき収録】
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中島らもエッセイ・コレクション
¥1,045
編集 小堀純 ちくま文庫 1,045円(税込) Cコード:0195 整理番号:な-48-1 刊行日: 2015/07/08 ページ数:384 ISBN:978-4-480-43283-4 JANコード:9784480432834 没後なおカリスマ性を放つ著者のエッセイ集ベスト版!生い立ち。酒。ドラッグ。文学。ロック。生と死。そして恋。「低俗ではなくて反俗、高まいさを求めるのではなくてエンターテインメントを、ヒューマニズムよりはニヒリズムを、涙よりは笑いを」。ロマンチックな眼差しと、鋭い洞察、シュールな微笑みをたずさえたユーモアセンス。夭折の天才がここにいる。
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わたしの小さな古本屋|田中美穂
¥924
ちくま文庫 924円(税込) Cコード:0195 整理番号:た-80-1 刊行日: 2016/09/07 ページ数:240 ISBN:978-4-480-43381-7 JANコード:9784480433817 アルバイトを辞めた日、古本屋になることを決めた。古書店の世界と本がつなぐ人の縁、店の生きものたち……。店主が綴る蟲文庫の日々。(早川義夫) 岡山・倉敷の美観地区、その外れに佇む古書店「蟲文庫」。10坪にみたない店内には古本と一緒に苔や羊歯のグッズが並び、亀などの動植物がいて、時には音楽イベントが開かれる。知識、予算なしからの開業奮闘記、人と本のつながりが生んだ思いも寄らない出来事、そして偏愛する苔の話まで。ユニークな古書店の店主が、帳場から見た日常を綴る。増補して文庫化。
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植草甚一コラージュ日記 東京1976|植草甚一
¥1,100
瀬戸俊一 編 平凡社ライブラリー 770 出版年月 2012/08 ISBN 9784582767704 Cコード・NDCコード 0395 NDC 915.6 判型・ページ数 B6変 248ページ 「スクラップ・ブック」月報の手書き日記〈東京篇〉が一冊に。70年代、若者たちの圧倒的な支持を得た、街の文化の旗手J・J氏。散歩、読書、ジャズ――その日常が鮮やかに蘇る希有で楽しい作品集。
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禅百題|鈴木大拙
¥2,200
発行 河出書房新社 単行本 46 ● 212ページ ISBN:978-4-309-22820-4 ● Cコード:0014 発売日:2020.12.19 生誕150年。禅の巨匠・鈴木大拙の隠れた名著・禅の入門書。禅と日常生活、身と心、無知の知、庭掃除の主人公、禅と思想、禅問答など、日常と密着した、東洋的叡智、心の機微の世界。
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建築映画 マテリアル・サスペンス|鈴木了二
¥3,080
発行 LIXIL出版 本体価格 2,800円 体裁 B6判・上製・336頁 ISBN 978-4-86480-003-7 2013年01月発行 建築家・鈴木了二は、建築・都市があたかも主役であるかのようにスクリーンに現れる映画を「建築映画」と定義します。「アクション映画」、「SF映画」や「恋愛映画」といった映画ジャンルとしての「建築映画」。この「建築映画」の出現により、映画は物語から解き放たれ生き生きと語りだし、一方建築は、眠っていた建築性を目覚めさせます。 鈴木は近年の作品のなかに「建築映画」の気配を強く感じると語ります。現在という時間・空間における可能性のありかを考察するために欠かすことができないもの、それが「建築映画」なのです。ヴァルター・ベンヤミン、ロラン・バルト、アーウィン・パノフスキーやマーク・ロスコの言葉にも導かれながら発見される、建築と映画のまったく新しい語り方。黒沢清、ペドロ・コスタとの対話も収録。 ■目次 ジョン・カサヴェテス論──幸せの絶頂で住宅は静かに発光する 建築映画とはなにか 青山真治論──マテリアル・サスペンス ペドロ・コスタ論──廃墟の呼吸 現代のユリシーズ [対談]牢獄を知り尽くした建築家 ペドロ・コスタ ブライアン・デ・パルマ論──デ・パルマ=コルビュジエ 二人のジャック論 ターナーとロジエ──恋と銃撃のエネルギー 黒沢清論──幽霊と開口部 [対談]踊り場目線で東京を掴まえる 黒沢清 終わったあと
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服従|ミシェル・ウエルベック
¥1,012
翻訳 大塚桃 河出文庫 文庫 ● 328ページ ISBN:978-4-309-46440-4 ● Cコード:0197 発売日:2017.04.20 定価1,012円(本体920円) 2022年フランス大統領選。極右・国民戦線マリーヌ・ル・ペンと穏健イスラーム党党首が決戦に挑む。テロと移民にあえぐ国家を舞台に個人と自由の果てを描いた傑作長篇 フランスが本当に「自由・平等・友愛」をすてて「秩序・家父長制・信仰」を選ぶとは思えない。 しかし、この日本を見ても分かるとおり、今の政治は激動の時代だ。 ー池澤 夏樹(毎日新聞) 全方位的にお薦めの本です。フランスの政治的・思想的・霊的な劣化という現実を自虐的なまでに鮮やかに摘抉。細部が異常にリアルで、もうほんとのこととしか思えない。 ー内田 樹
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スティル・ライフ|池澤夏樹
¥594
中公文庫 初版刊行日 1991/12/10 ページ数216ページ 定価594円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-201859-4 ある日ぼくの前に佐々井が現われ、ぼくの世界を見る視線は変った。しなやかな感性と端正な成熟が生みだす青春小説。芥川賞受賞作。〈解説〉須賀敦子
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セロトニン|ミシェル・ウエルベック
¥1,210
SOLD OUT
翻訳 関口涼子 河出文庫 文庫 ● 376ページ ISBN:978-4-309-46760-3 ● Cコード:0197 発売日:2022.09.06 巨大化学企業を退職した若い男が、過去に愛した女性の甘い追憶と暗い呪詛を交えて語る現代社会への深い絶望。白い錠剤を前に語られる新たな予言の書。世界で大きな反響を呼んだベストセラー。
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心が見えてくるまで|早川義夫
¥792
SOLD OUT
ちくま文庫 792円(税込) Cコード:0195 整理番号:は-42-4 刊行日: 2015/09/09 ページ数:256 ISBN:978-4-480-43294-0 JANコード:9784480432940 「読んだだけでうんと気が楽になりました」 ――吉本ばなな 恋人との出会いと別れ、妻との仲良しの秘訣、心にくすぶり続けていたこと、ちょっと恥ずかしいこと…。「“語ってはいけないこと”をテーマに書きたい」という著者渾身の書き下ろし。「この世で一番いやらしいこと」や信頼関係のこと。 帯文=吉本ばなな 著者について 早川 義夫 ハヤカワ ヨシオ 1947年東京生まれ。歌手(1967〜69年)、元書店主(1973〜95年)、再び歌手(1994年〜)。著書に、『たましいの場所』『ぼくは本屋のおやじさん』(ちくま文庫)、『ラブ・ゼネレーション』(文遊社)などがある。アルバムに、《この世で一番キレイなもの》《花のような一瞬》《恥ずかしい僕の人生》《歌は歌のないところから聴こえてくる》《I LOVE HONZI》等がある。
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どんなふう|サミュエル・ベケット
¥3,520
翻訳 宇野邦一 発行 河出書房新社 単行本 46 ● 242ページ ISBN:978-4-309-20867-1 ● Cコード:0097 発売日:2022.10.26 ピムと出会うまえ/ピムといっしょのとき/ピムと別れたあと。物語を徹底的に解体し、声=言葉自体が生をもつ詩的宇宙を完成させた究極の試み。ノーベル賞作家の最高傑作を最高の新訳で。
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増補 本屋になりたい─この島の本を売る|宇田智子
¥836
絵 高野文子 ちくま文庫 836円(税込) Cコード:0100 整理番号:う-45-1 刊行日: 2022/07/07 ページ数:256 ISBN:978-4-480-43829-4 JANコード:9784480438294 「本屋になりたい」の一念で、東京の巨大新刊書店から沖縄の小さな古本屋へ。この島の本を買い取り、並べ、売る。市場の本屋で、本と人の間に立ち、奮闘する毎日を記した元本より7年を経て大幅加筆。牧志公設市場の建替え、新型コロナ感染症の襲来、激動の日々のなか新たにした決意。なりたい「本屋」の姿とは? 宇田智子 1980年神奈川県生まれ。2002年にジュンク堂書店に入社、人文書担当。2009年、那覇店開店に伴い異動。2011年7月に退職し、同年11月11日、那覇市の第一牧志公設市場の向かいに「市場の古本屋ウララ」を開店する。著書に『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた〈ウララ〉の日々』(ボーダーインク)、『市場のことば、本の声』(晶文社)ほか。2014年、第7回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。
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降伏の記録|植本一子
¥1,980
発行 河出書房新社 単行本 46 ● 328ページ ISBN:978-4-309-02620-6 ● Cコード:0095 発売日:2017.10.27 定価1,980円(本体1,800円) 末期癌を患った夫と育っていく子どもたち、そしてときおり届く絶縁したはずの実家からの手紙……移りゆく時間の輝きと研ぎ澄まされる内省の果てに訪れた、破局と救済の記録。 末期癌を患った24歳年上の夫は、手術によって一命をとりとめたが、半年後に転移が見つかった。繰り返される入退院のなかで育っていく子どもたちと、ときおり届く絶縁した実家からの手紙。そしてある日、わたしは夫との間に、決定的な〈すれ違い〉があることに気がついたのだ……。 【目次】 わたしの他者たち 冬 2016年11月〜2017年1月 春 2月〜4月 夏 5月〜7月 降伏の記録 【著者プロフィール】 植本一子(うえもと・いちこ) 1984年、広島県生まれ。2003年、キャノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞し写真家としてのキャリアをスタートさせる。広告、雑誌、CDジャケット、PV等幅広く活動中。著書に『働けECD――わたしの育児混沌記』、『かなわない』、『家族最後の日』、『ホームシック――生活(2〜3人分)』(ECDとの共著)がある。
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さびしさについて|植本一子/滝口悠生
¥902
ちくま文庫 902円(税込) Cコード:0195 整理番号:う-43-2 刊行日: 2024/02/08 ページ数:256 ISBN:978-4-480-43939-0 JANコード:9784480439390 「ひとりだから、できること」ひとりになるのが怖い写真家と、子どもが生まれた小説家による10往復の手紙のやりとり。自主制作本を文庫化。 母のこと、子どものこと、文章を書くこと、社会のこと、戦争のこと、過ぎ去った日々のこと。近所に住む写真家と小説家が、ときに応答しながら、親密な手紙を交わす。気持ちよい正直さと、心地よい逡巡にあふれるやりとりが、いつしか読者の記憶を掘り起こしていく。完売した自主制作本に、あらたな2往復のやりとりを加える。 植本 一子(うえもと・いちこ):1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で荒木経惟より優秀賞を受賞し、写真家としてのキャリアをスタート。2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。主な著作に『かなわない』(タバブックス)、『家族最初の日』(ちくま文庫)など。
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愛は時間がかかる|植本一子
¥1,980
発行 筑摩書房 1,980円(税込) Cコード:0095 刊行日: 2023/04/27 判型:四六変判 ページ数:192 ISBN:978-4-480-81572-9 JANコード:9784480815729 「誰かのつらさに、大きいも小さいもない」3カ月にわたる、トラウマ治療の記録を書く。『かなわない』の著者による、4年ぶりの新刊! 著者 植本 一子(うえもと・いちこ):1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で荒木経惟より優秀賞を受賞し、写真家としてのキャリアをスタート。2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。主な著作に『かなわない』(タバブックス)、『家族最初の日』(ちくま文庫)など。
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君はそれを認めたくないんだろう|山下賢二
¥1,980
発行 トゥーヴァージンズ 発売日:2024/1/26 著者:山下賢二 定価:1,980円(本体1,800円+税) 仕様:四六判/並製/224ページ ISBN:978-4-910352-98-5 京都からホホホ座座長(元ガケ書房店主)が紡ぐ、 見た記憶、考えた詩、書いた散文。 2004年に京都市左京区に車が飛び出た外観の「ガケ書房」を開き、2015年に「ホホホ座」へと改名・移転。その名物店主・山下賢二が本屋創業20年の節目におくる、散文ときどき詩。筆談とジェスチャーで過ごした小学生時代、夢を削るように生きていた二十代、ほっこりという盲目に違和感を溶かす今。誰もが発信者になり受け手にもなる「承認欲求の時代」に、たしかな言葉、信じられるものは一体どこにあるのだろう。近年に発表された単行本未収録のさまざまな散文(エッセイ)と詩を書き下ろしも含めて収録。人間と世の中を、過去と現在を、山下賢二ならではの視点で言葉に刻んだ。 特別冊子「山下賢二のこと」付き(紙の書籍のみ) 寄稿:松本隆、堀部篤史、廣田瑞佳、山下睦乃 本当に説得力のある言葉はやっぱりSNSにはないのではないか。それはもう書き言葉ではなく、対面で人間がとっさに吐いた生身の言葉にこそ真実があるのではないか。その人自身の生き方や基本的な考え方が「出てしまった」言葉。生身の言葉は、書き直しなしの言葉だ。言い換えればそれは、その人のデフォルトの「生活態度」と言えるかもしれない。(本文より)
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いいなアメリカ|ジョンとポール
¥1,430
発行 誠光社 イラスト:おおきなお デザイン;水本アキラ 四六判変型 / 84P / ソフトカバー シンプルなようでいて複雑なソングライティング、 シニシズムと背中合わせの優しさ、 ジャーナリスティックなお伽話。 ランディ・ニューマンの歌を、訳し、唄い、解釈したら見えてきた、哀しくも素敵なアメリカ。 当店ウェブサイト「編集室」よりの単行本、「誠光社同時代文庫」の第二弾は、広島在住のミュージシャン、ジョンとポールが、アメリカのシンガーソングライター、映画音楽家、ランディ・ニューマンの楽曲を、訳し、解釈し、歌い、解説したハイブリッドな一冊。著者による、原曲のノリを損なわず日本語に移し替えた抄訳詞に、その背景を綴ったコラムを掲載。各ページにはQRコードを付し、その楽曲をジョンとポールが演奏した動画にリンク可能。歌の意図と背景を知りつつ、日本語詞で自然に耳にすれば、このシニカルな巨人の本当の魅力が身近なものに感じられるはず。 わたしたちの知らないアメリカ文化を、テキストと演奏で体感するこれまでにないコラム集です。 デザインは水本アキラ、イラストはおおきなお。
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わたしのぬいぐるみさん|こやまこいこ
¥1,595
協力 ぬいぐるみ病院 発行 KADOKAWA 定価: 1,595円 (本体1,450円+税) 発売日:2024年01月26日 判型:A5判 ページ数:192 ISBN:9784046823526 大切なぬいぐるみとの思い出が 大人の心をふんわり優しくほぐしてく あなたはぬいぐるみとどんな思い出がありますか? ぬいぐるみと眠る夜は、なぜだか安心して眠れる。ぬいぐるみはいつも静かにわたしの話を聞いて見守ってくれた。代わりのいない大切な存在。 今、この世界でぬいぐるみ持って歩いてる大人が、たくさんいるといいなと思う――。 そんな、たくさん愛されたぬいぐるみたちが集まる「ぬいぐるみ病院」では、ぬいぐるみを大切にする人たちが安心できるよう丁寧に“おなおし”してくれるんだとか。 こやまこいこが全192ページオールカラーで描く“人とぬいぐるみの14の物語”が、 現代社会を生きる大人たちの心をふんわり優しく癒やしていきます。 ★作者メッセージ★ 「(中略) そしてようやく1冊の本となります。長かったようなあっという間だったような。 最初からこの本が存在してそこに向かって描いていったような不思議な感じでもありました。 一生懸命描いて目も使ったので老眼が進みました! ぬいぐるみが好きな方、小さな頃大事にしていたぬいぐるみが居た方に 届くといいなと思っています。」 ―――作者・こやまこいこ ※全文は作者公式サイトやメールマガジンにてお楽しみいただけます! ★制作協力 ぬいぐるみ病院(R)★ 「ぬいぐるみ健康法人もふもふ会 ぬいぐるみ病院(R)」は、ぬいぐるみの患者様を命の存在としてお迎えし、ご家族のお心に寄り添いケアする“ぬいぐるみの病院”。約2万人の症例実績を持ちます。大阪府豊中市が所在地です。
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ね、この素晴らしき世界|花原史樹
¥1,320
発行 KADOKAWA 定価: 1,320円 (本体1,200円+税) 発売日:2024年02月14日 ページ数:208 ISBN:9784047378230 ねこのすべてが愛おしい。キャット・ア・にゃんダフルワールド! ねこを描きつづけて、2222日。 好きに寝て、起きて、仕事の邪魔をされて。 自由でわがままで、でもどこか憎めなくてもっと好きなる。 そんなねこたちの何気ない日常を ゆるくかわいくやさしく描く SNSで人気の花原史樹、初のイラストブック! 描きおろしのイラスト&マンガも多数収録!!
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波打ちぎわの物を探しに|三品輝起
¥1,980
発行 晶文社 四六判並製 244頁 定価:1,980円(本体1,800円) 978-4-7949-7402-0 C0095 〔2024年1月〕 私たちはどうして物を買い、 所有するのだろうか 東京西荻で20年間続く雑貨屋 「Fall」の店主によるエッセイ集 物の売買を巡る状況は刻々と変化している。いままさに波にさらわれんとする物の価値をひとつずつひろいあげる珠玉のエッセイ集。本、アート、工芸、情報、音楽、おしゃれ、サブカル、聖と俗……、ゆらぎ続ける世界のはざまで生きのびる方法をケレン味のない筆致で綴る。 気づけばいま、雑貨界が物の世界を逆に覆いかくしつつある。 ほとんどの物が、いつ雑貨屋に連れていってもはずかしくないすがた、かたち、ふるまいを身につけてしまっていて、むしろ雑貨化していない物こそがマイノリティになっているのだ。だとしたらマジョリティとしての雑貨は、もう「雑」という字を捨てて、ふつうに「物」と呼んだらいいじゃないか──本書より ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【目次】 雑貨屋プレイ 境界 汚部屋はどこへ消えた? 部屋とメディアと私 インターネットの波うちぎわで マイミュージック フランク・ザッパと本屋の石 本を読むひとたち 本を撮るひとたち おしゃれな密室の内と外 顔 デザイン、芸術、クリエイティブ おむかえのあとさき 橋を渡る ◇三品輝起(みしな・てるおき) 1979 年京都府生まれ。愛媛県にて育つ。2005 年より東京の西荻窪で雑貨店「FALL」を経営。著書に『すべての雑貨』(ちくま文庫)、『雑貨の終わり』(新潮社)がある。
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演劇とその分身|アントナン・アルトー
¥990
翻訳 鈴木創士 河出文庫 文庫 ● 256ページ ISBN:978-4-309-46700-9 ● Cコード:0174 発売日:2019.10.08 河出文庫 ア5-4 定価990円(本体900円) 「残酷演劇」を宣言して20世紀演劇を変え、いまだに震源となっている歴史的名著がついに新訳。身体のアナーキーからすべてを問い直し、あらゆる領域に巨大な影響を与えたアルトーの核心をしめす代表作。 著者 アントナン・アルトー (アルトー,A) 1896-1948年。「思考の不可能性」を思考するフランスの詩人。「残酷劇」を提唱する演劇人。西洋からの脱却を必死に試みて、後年、精神病院へと監禁される。激烈な生涯と『演劇とその分身』『ヘリオガバルス』等の著書によって巨大な影響を与え続けている。 鈴木 創士 (スズキ ソウシ) 1954年生まれ。著書に『アントナン・アルトーの帰還』『中島らも烈伝』『魔法使いの弟子』。訳書に『神の裁きと訣別するため』(共訳)『狂人の二つの体制』(共訳)『歓待の書』『ロデーズからの手紙』。
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●サイン本 長い読書|島田潤一郎
¥2,530
発行 みすず書房 判型 四六判 頁数 256頁 定価 2,530円 (本体:2,300円) ISBN 978-4-622-09698-6 Cコード C0095 発行日 2024年4月16日 「本を読みなさい。 ぼくのまわりに、そんなことをいう人はいなかった。」 小説を読みはじめた子ども時代、音楽に夢中でうまく本が読めなかった青年期から、本を作り、仕事と子育てのあいまに毎日の読書を続ける現在まで。 吉祥寺のひとり出版社「夏葉社」を創業し、文学をこよなく愛する著者が、これまで本と過ごした生活と、いくつかの忘れがたい瞬間について考え、描いた37篇のエッセイ。 本に対する憧れと、こころの疲れ。ようやく薄い文庫本が読めた喜び。小説家から学んだ、長篇を読むコツ。やるせない感情を励ました文体の力。仕事仲間の愛読書に感じた、こころの震え。子育て中に幾度も開いた、大切な本…。 本について語る、あるいは論じるだけではなく、読むひとの時間に寄り添い、振り返ってともに考える、無二の散文集。 「ぼくは学校の帰りや仕事の帰り、本屋や図書館で本を眺め、実際に本を買い、本を読んだあとの自分を想像することで、未来にたいするぼんやりとした広がりを得た。」
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コーヒーにミルクを入れるような愛|くどうれいん
¥1,705
発行 講談社 発売日 2024年04月11日 価格 定価:1,705円(本体1,550円) ISBN 978-4-06-535194-9 判型 四六 ページ数 208ページ ふたり暮らし。書くこと。前を見て進むこと。 日々の手ざわりがあざやかな言葉に変わる。 ロングセラー『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『虎のたましい人魚の涙』『桃を煮るひと』に続く、注目作家の最新エッセイ集。 初出 「群像」連載「日日是目分量」2022年7月号~2024年4月号を改題。「ミルク」「深く蔵す」は書き下ろし。