open 12-19|水木定休
9 fri. 臨時休業
23 fri. 店内イベント|豊田道倫/安田謙一
5.23 fri. 豊田道倫/安田謙一 トーク&ライブ
18:30/19:00 ¥2,000+1D
-
●サイン本予約 よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集|古賀及子
¥1,870
予約商品
2025年6月12日から発送予定です 発行 大和書房 ISBN:9784479394525 Cコード:C0095 予価:¥1,870(税込) 発売日:2025.6.11 304ページ 判型 四六判並製 岸政彦さん・花田菜々子さん推薦! ZINE発!日記文学の新星が綴る小さな試み“やってみた” いつもの日常に小さな試みを取り入れてみたら――? *** 2024年の6月から10月のあいだ、週に3日から4日、”暇をふせぐ〞ための簡単なトピックを生活に組み入れてみることにした。その日々の日記をまとめたのがこの本だ。 ポリシーを破ってめぐりめぐって日記を書くために何かし続けた。そこには非日常ではない、日常がかすかにふるえるような手応えがあった。 *** 23年ごしでハーゲンダッツのクリスピーサンドを食べる / 喫茶店で回数券を買う / 朝のラジオを外で聴く / かつてのバイト先に行く / 小学生の頃に読んでいた少女漫画雑誌を買う / 資格を取ろうと思い立つ / 駅にあるワーキングブースを使う 等々…! やったことないけど、ちょっと気になる…日常にあふれている小さな試み。 よくわからないまま輝き続ける世界に飛び込んで、得た気づきを集めた日記本です。 目次 はじめに 1章 身近な未体験にふれる 2章 過去を振り返って思い出すように気づく 3章 アナログの質感に気づく 4章 あたらしい暮らしに気づく 5章 自分がやってこなかったことをやる 6章 家事に気づく 7章 身近な未体験にふれる おかわり おわりに 著者プロフィール 古賀 及子(こが・ちかこ) エッセイスト。1979年東京生まれ。 2003年よりウェブメディア「デイリーポータルZ」に参加。2018年よりはてなブログ、noteで日記の公開をはじめる。 初の著書である日記エッセイ『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』(素粒社)は「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト第2位に選出された。 その他の著書に『おくれ毛で風を切れ』(素粒社)、『気づいたこと、気づかないままのこと』(シカク社)、『好きな食べ物が見つからない』(ポプラ社)、近刊に『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)、『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)がある。
-
●サイン本予約 あなたに犬がそばにいた夏|短歌・岡野大嗣/写真・佐内正史
¥2,090
予約商品
発送は2025年6月1日頃となります 店頭受け取りご希望の方はメール・お電話にてお問い合わせください 発行 ナナロク社 著者:短歌・岡野大嗣/写真・佐内正史 装丁:佐々木暁 仕様:B6変形 コデックス装 160頁オールカラー 短歌102首、写真42点収録 価格:2,090円(1,900円+税) ISBN:978-4-86732-031-0 C0092 歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、 写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。 2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。 造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。 【収録歌より】 人がきて信用金庫の自動ドアひらいて夏がひらめいていく きらきらと風を車に呼び込んで午前みたいに午後をはじめる かつてあった出版社の美しい名に会話が混線して花が咲く 声がして水遊びだとわかる声 二時から二時の声がしている 郷愁は遠いところをやってくる未来にちょっと寄り道をして 【著者より】 〈東京から黄色い車でやってきた佐内さんと歩いた夏。 短歌が写真に、写真が短歌になる瞬間をお楽しみください!〉 岡野大嗣 〈写真の時差の中にいた2年間! 「そば犬」をよろしくお願いします!〉 佐内正史 【著者プロフィール】 ●岡野大嗣(おかの・だいじ) 歌人。2014年、第1歌集『サイレンと犀』を刊行。2018年に木下龍也との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』、2019年に谷川俊太郎と木下龍也との共著『今日は誰にも愛されたかった』、第2歌集『たやすみなさい』、21年に第3歌集『音楽』、2023年に第4歌集『うれしい近況』、2024年に短歌と散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』、作品集『時の辞典 365日の短歌』を刊行。 ●佐内正史(さない・まさふみ) 写真家。1997年、写真集『生きている』でデビュー。2002年『MAP』で第28回木村伊兵衛写真賞受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げる。近著は『写真の体毛』『静岡詩』『写真がいってかえってきた』。曽我部恵一とのユニット”擬態屋”では、詩と朗読を担当。境界線はない。近年の展覧会に「展対照<第二部>」Vacant(東京、2025年)、「写真がいってかえってきた」book obscura(東京、2024年)、「静岡詩」タカ・イシイギャラリー(東京、2023年)、「静岡詩」静岡市美術館(静岡、2023年)、など。
-
●予約 CD でもしあわせなんて何を持ってるかじゃない何を欲しがるかだぜ ~松本隆を唄う~
¥3,500
予約商品
2025年5月中旬 〜 2025年5月下旬発送予定です 発行 ホホホ座 松本隆・作詞活動55周年記念アルバム。5年前、京都で開催予定だったトリビュートライブのコロナウイルス蔓延による中止を受け、水面下で静かに進行していたカバー曲集がついに完成。 参加ミュージシャンは、山本精一、テニスコーツ、ふちがみとふなと、長谷川健一、AUX、mmm、池間由布子、吉田省念、ベーブルース(ベートルズ&青木隼人)、ohhkiという布陣。マスタリング:宇波拓。デザイン:倉茂透。1000枚限定。 松本隆氏本人による歌詞制作秘話『喫茶店で松本隆さんから聞いた秘話』という歌詞付き小冊子を封入。 ジャケット画は、はっぴいえんど1stアルバム以来の林静一氏。アルバムタイトルは、同じく1stアルバム収録の曲『はっぴいえんど』の歌詞の一節から引用。 中身はCDですが、ジャケットサイズはシングルレコードの大きさになりますので、1枚画のように部屋に飾れる仕様。 <曲目> ①かくれんぼ 池間由布子 (original:はっぴいえんど 1970年) ②空飛ぶ林檎 吉田省念 (original:財津和夫 1985年) ③水彩画の町 ベーブルース (original:大滝詠一 1972年) ④抱きしめたい ohhki (original:はっぴいえんど 1971年) ⑤終着駅 長谷川健一 (original:五木ひろし 1992年) ⑥さよならアメリカさよならニッポン AUX (original:はっぴいえんど 1973年) ⑦ガラスの林檎 ふちがみとふなと (original:松田聖子 1983年) ⑧乱れ髪 山本精一 (original:大滝詠一 1972年) ⑨紐育物語 テニスコーツ (original:森進一 1983年) ⑩メロンのため息 mmm (original:山瀬まみ 1986年) (版元より)
-
●サイン本予約 スノードームの捨てかた|くどうれいん
¥1,705
予約商品
5月下旬のお届け予定です 発行 講談社 定価 1,705円(本体1,550円) 発売日 2025年05月29日 頁数 208 判型 四六 ISBN 9784065394816 くどうれいん最新短編小説集。 【収録作品】 ・スノードームの捨てかた 「さぁ、集合です。婚約白紙になりました」 高校時代からの親友におとずれた危機。これは飲まずにはいられない。 ・鰐のポーズ 「きんも」 同じヨガ教室に通う美しい生徒・ようこさん。彼女の秘密を知った私は――。 ・川はおぼえている 「このことを、物語の一部のようにしたくない」 指輪の処分に迷うまみ子は、川に投げ捨てようと思いつく。 ・背 「かえしてよ、わたしの、わたしを」 美術館の監視係するわたしに舞い込んだ恋の予感、のはずが……。 ・湯気 「これがマリッジブルーってやつなのかなぁ」 結婚目前の彼女から、「私の直して欲しいところをひとつ教えて欲しい」と言われたが……。 ・いくつもの窓 「おじいちゃんの絵って、いいなぁっておもって」 仕事を辞め、ただ漫然と浪費するかに思えた時間は、「家族」と出会いなおす機会だった。 (版元より)
-
here and there vol1 - vol.13.5
¥17,600
発行:BANANAFISH BOOKS、Nieves Books 編集: 林央子 ブックデザイン:服部一成 国内ディストリビューション:sakumotto ,Inc. フォーマット: 210mm x 297mm x 50mm ページ数:880ページ 用紙: テキストマンケンプリントホワイト 80gsm カバー ムンケン ピュア ラフ 300gsm 中ページ:4色印刷 表紙と裏表紙の技術: 黒、白、青の 3 色スクリーン印刷 1冊あたりの重量 : 約2.1kg 印刷部数: 500部 発行日: 2025 年 4 月 15 日 『here and there』は、資生堂の企業文化誌『花椿』の元編集者・林央子が2002年に創刊したオルタナティブマガジンです。創刊以来、ファッション、アート、カルチャーを独自の編集アプローチで融合させ、「自分の時間、友人、出来事のなかで記録する価値のあるものを記録する」というDIY精神を持ち、従来の雑誌の固定化されたモデルとは一線を画した『here and there』は世界中で根強い人気を博しています。 林央子は、スーザン・チャンチオロ、パスカル・ガテン、マーク・ボスウィック、前田征紀、ホンマタカシ、アン・ダムス、マイク・ミルズ、ミランダ・ジュライ、キム・ゴードン、エレン・フライス、ドミニク・ゴンザレス=フォースター、BLESS、コズミックワンダー、島袋道浩、小金沢健人 etcや、創刊号よりアートディレクターを務めた服部一成など、様々な分野において個性的な活動を続けるクリエイター陣を初期の段階から『here and there』の執筆、写真、デザインに招き入れて制作を続けています。 そのスタイルは詩的で内省的で、本当の感情や人生の瞬間を会話や手紙の形で記録し、人々の間の微妙な感情や深い感情を探求しています。『here and there』は現在 15 号まで発行しています。 この新しいコレクション出版プロジェクトは、2012 年に Nieves Books から出版されたコレクション「here and there 1 - 10」の拡張版であり、11 号から 13.5 号までの内容を追加しました。この本の出版を記念して、林央子は多くの長年の友人たちにメッセージや思い出を共同執筆してもらい、同時に、1 号から 13.5 号までデザイナーを務めた服部一成もこの本の新しい表紙と裏表紙を作成しました。 ※全ての表紙と裏表紙は1点ずつシルクスクリーン3色プリントでの制作となります。 千ページにも及ぶこのコレクション本は、林央子の20年以上にわたるhere and thereの制作活動を通して語られてきたファッションやアート、そして社会の移り変わりを辿ることができる貴重な一冊となっています。 また「ルールを理解した上で意図的に破る」という服部一成のデザイン哲学が生き生きと表現されており、脈々と受け継がれるグラフィックデザインの美学を感じていただけます。 ●林央子プロフィール 林央子 はやし・なかこ 1966年生まれ。編集者、ライター、キュレーター、リサーチャー。資生堂『花椿』の編集に携わったのち、01年にフリーランスになり、02年に『here and there』を創刊。96年「Baby Generation」展や14年「拡張するファッション」展のように、出版物企画に端を発した展覧会の創出に携わってきた。著書に『拡張するファッション』(2011)『つくる理由』(2020)『わたしと『花椿』』(2023)ほか。2023年より、University of the Arts London, London College of Fashionに在籍する(PhD candidate /Fashion Journalism)。リサーチタイトルは「Living, Thinking and Creating Together: Becoming through here and there, an Alternative Magazine」 HAYASHI, Naoko Born 1966. Editor, writer, curator and researcher. After working as editor of Shiseido's Hanatsubaki magazine, she became freelance in 2001 and launched here and there in 2002, and has been involved in the creation of exhibitions that originated from publication projects, such as the Baby Generation exhibition in 1996 and the Expanding Fashion exhibition in 2014. Her publications include Expanding Fashion (2011), Tsukuru Riyuu (Reasons for Making) (2020), Watashi to Hanatsubaki (Me and ‘Hanatsubaki’) (2023), etc. From 2023 she has been at the University of the Arts London, London College of Fashion (PhD candidate / Fashion Journalism). Research title: ‘Living, Thinking and Creating Together: Becoming through here and there, an Alternative Magazine’. ●服部一成 プロフィール 服部一成 はっとり・かずなり グラフィックデザイナー。1964年東京生まれ。主な仕事に、「キユーピーハーフ」の広告や、雑誌『流行通信』『here and there』『真夜中』のアートディレクション、「三菱一号館美術館」「新潟市美術館」「弘前れんが倉庫美術館」のVI、エルメスのイベント「petit hのオブジェたち」のアートディレクション、展覧会「拡張するファッション」「声ノマ 全身詩人 吉増剛造展」のグラフィックデザイン、ホンマタカシ『きわめてよいふうけい』中平卓馬『来たるべき言葉のために』などの写真集や、岡本啓『ノックがあった』大崎清夏『暗闇に手をひらく』などの詩集のブックデザイン、ロックバンド「くるり」のアートワーク。毎日デザイン賞、第6回亀倉雄策賞、東京ADC賞、東京ADC会員賞、原弘賞、東京TDCグランプリなどを受賞。 (版元より)
-
1994-2024 ミルクマン斎藤レトロスペクティブ 京阪神エルマガジン社の映画評論集
¥3,200
発行 京阪神エルマガジン社 発売日:2025/05/28 仕様 四六版 600ページ ISBN/JAN:9784874357583 2024年1月に逝去した映画評家・ミルクマン斉藤。 その活動のスタートは、1994年『Meets Regional』への寄稿だった。以降、30年に及ぶ『Meets』『SAVVY』『月刊誌 Lmagazine』をはじめとする、京阪神エルマガジン社の媒体で執筆した膨大な量の原稿を書籍化。 ミルクマン斉藤と深いかかわりを持つ執筆陣によるコラムも収録。90 年代以降の、映画文化の貴重な記録集。 (版元より)
-
●サイン本 ひらめちゃん|ひらいめぐみ
¥1,980
発行 百万年書房 四六変形判 縦118mm 横188mm 厚さ15mm 208ページ 並製 価格 1,800円+税 ISBN978-4-910053-62-2 初版年月日 2025年6月1日 真冬につめたい便座に座るときほど緊張する瞬間はない。注射を刺されるときのように身を縮ませ、くるぞくるぞと思いながら慎重にしゃがむ。おしりに張り巡らされた神経たちが、警戒のアラームを全身へ伝達。警戒態勢。しかし、どのくらい冷たいかは、座ってみないとわからない。いよいよおしりの半円の表面が便座にくっつく。 あ~~~~!(本文より) 『転職ばっかりうまくなる』著者が綴る、笑えて泣ける子ども時代(平成)の思い出。 暮らしレーベル第8弾。 目次 トイレマップ ①カスミで海外旅行 伊藤と国語 ②現代文の裏ワザ 気に食わないカタカナ ③いたずら電話 憧れの ④体育着の裏 エンドレス牛乳 ⑤病院の待合室 「幼なじみ」を想う ⑥ラスカルのお皿 こわくてたまらなかったこと ⑦町村合併未遂 セルフ金髪 ⑧家庭訪問の日 すぐちゃんの髪の毛とホームステイ ⑨踊る餅 誕生日の電話 ⑩花よりレモンティー ひらめちゃん ⑪真夜中の西武 無敵の先生 ⑫冬の風物詩 「なんで泣いてんの?」 ⑬成人式とさとみちゃん 先生たちの裏ワザ ⑭憧れの 水を運ぶ ⑮土浦市の花火大会 アヴリル・ラヴィーンは悪くない ⑯プレミアム感 サボりの師匠 ⑰そんなの習ってない 友だちの堀内くん ⑱購買のチョコチップメロンパン 隣のクラスのジャイアン ⑲先生のサボり場 嘘が見破れない ⑳舌切り娘 絵の思い出 ㉑おじいちゃんとヤクルト 知らない感情 ㉒ちづこおばあちゃんとのこと ここにある ㉓輸血の恩返し のぞむくん ㉔靴下の迷子センター 湖、大仏、蓮畑 著者プロフィール ひらい めぐみ (ヒライ メグミ) (著) 1992年生まれ、茨城県阿見町出身。7歳の頃からたまご(の上についている賞味期限の)シールを集めている。2023年12月に『転職ばっかりうまくなる』(百万年書房)を刊行。 (版元より)
-
●サイン本 午後のコーヒー、夕暮れの町中華|安澤千尋
¥1,980
発行 書肆侃侃房 四六判、並製、224ページ 定価:本体1,800円+税 ISBN978-4-86385-672-1 C0095 装丁 アルビレオ 装画 swtiih green いつだってわたしを助けてくれたのは、街にある小さな店だった。 そこへたどり着けさえすれば、またわたしは生きる力を取り戻すのだ。 街歩きエッセイスト「かもめと街 チヒロ」が、東京の店の情景を描く。 浅草、上野、日本橋、銀座、新橋、神保町、秋葉原 ――東京下町エリアを中心とした全61店 【目次より】 揚げたてのチキンバスケット ― 銀座ブラジル 浅草店(浅草) 夢うつつの空間で、クリームソーダ ―丘(上野) はじめまして、黒い天丼 ― 天ぷら 中山(日本橋) 平日のサラリーマンとポンヌフバーグ ― カフェテラス ポンヌフ(銀座・新橋) 喪失と再生のグラタントースト ― カフェトロワバグ(神保町・神田) 【著者プロフィール】 安澤千尋(やすざわ・ちひろ) 1981年生まれ。浅草出身の街歩きエッセイスト。2017年より個人ブログ『かもめと街』を始める。『決めない散歩』『いつかなくなるまちの風景』『たらふく』などの日記やエッセイ、アンソロジーなど多岐にわたるZINEを発行。近年では青土社『ユリイカ』、講談社『群像』への寄稿などで活動し、本書が初の商業出版となる。 (版元より)
-
セックス・ソバキュリアン|若鮎ひかり
¥1,500
SOLD OUT
リトルプレス B6 223ページ 1,500円 発行 2024年12月8日 2024年の年明け早々恋人に振られた30代女性が葉山莉子『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』を読んだ勢いでTinderをインストールし、葉山さんと同じようにマッチした人々と日記を交換、時には直接会ってみた日々の記録です。 タイトルにある「ソバキュリアン」は、飲めるけれども敢えてお酒を摂取しないライフスタイル「ソバーキュリアス」の実践者を指す言葉です。ソバキュリアンのように、セックスしないことを主体的に選択した半年間を端的に表すためこのタイトルにしました。 人との出会いや恋愛だけでなく、食べて飲んで仕事をする日常もたくさん盛り込んでいます。 日記を書いてみたい人、書いても続かない人、恋愛や結婚に焦りを感じている人、社会に対するモヤモヤに自分なりのアプローチをしてみたい人、おいしいものに目がない人、日々の暮らしにスパイスを加えてみたい人にぜひ読んでいただきたいです。 ○ 私が料理の準備に手間取っていてその13さんをひとりでお待たせする場面があったのだが、手持ち無沙汰からロールスクリーンで隠れている本棚を見たらしい。私は自分の本棚を見られるのに抵抗があるタイプで、思わず「セックスするより恥ずかしいんだけど」と口走ってしまった。彼は「僕はセックスするほうが恥ずかしいですよ」と真っ当なことを言ったあと、「本棚を見られるほうが恥ずかしいのはそういう遊びから〝あがった〟からじゃないですか」と続けた。 (5月×日) (版元より)
-
オン・ザ・テーブル|若鮎ひかり
¥1,500
SOLD OUT
リトルプレス B6 165ページ 1,500円 発行 2025年4月6日 2024年の年明け早々恋人に振られた私が、新宿の紀伊國屋書店で手に取ったのは『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』でした。 読後の衝撃から、私は作者の葉山さんと同様にTinderで日記を送り始めます。彼女と違うのは、セックスをしないという選択。 そんな日々を送る中、春の終わりに日記交換者の一人に惹かれていきます。日記上で「北斗くん」と名付けたその彼は、全てを持っている男の子でした。 しかし、私は彼が望むものを与えられないと気づいてしまいます。この恋に区切りをつけて歩き出すため、日記をZINEとして残そうと決めたのが、夏の盛りでした。 今回の日記は、前作『セックス・ソバキュリアン』の制作を決めた直後の8月から始まります。 ZINE制作で変わっていく暮らし、友人たちとの変わらない関係、息切れしながらも走り抜ける「若鮎ひかり」としての私。その合間を縫う、ケの食事、一人の夏休み、初めてのデモ、大晦日のドーミーイン。ゆるやかな孤独を、躓きながらも歩きこなした5か月間でした。 私は前作のあとがきで、日記を交換することを「食卓」と表現しました。誰とテーブルを囲むのか、そこに何を並べるのか、自問自答し続けた日々を『オン・ザ・テーブル』と名付けることにします。 (「まえがき」より)
-
たまごサンド|卯野たまご
¥2,200
リトルプレス 418ページ 発行 2024年12月26日 卯野たまごの初エッセイ本。 「自分を出そうとすると他者とうまくいかない」「何をしても自分の心が納得しない」そんな生きづらさを抱えてきた私が試行錯誤して見つけた、人生をラクにするための視点や日々のことを書いたエッセイ本です。 はじめて書く家族のこと、パートナーシップのことなど、今まで書いていない人生のことを書きました。 (版元より)
-
私の孤独な日曜日
¥1,980
SOLD OUT
発行・編集:月と文社 B6変形判 縦182mm 横118mm 厚さ12mm 184ページ 並製 定価 1,800 円+税 CコードC0095 初版年月日 2025年5月16日 映えないからこそ、愛おしい。自分を見つめる17人の休日ひとり時間の過ごし方 休日のひとり時間、あなたは何をして過ごしますか?――世代やバックグラウンドの異なる17人による、ひとりで過ごす休日についてのエッセイ・アンソロジー。20代から50代まで、独自の視点と感性で文章を書く人たちに執筆を依頼。書き手の肩書きは、事務職、マーティング職、システムエンジニア、バリスタ、専門紙記者、大学院生、イラストレーター、書店店長、ライター、ひとり出版社経営者など。無名でありながらも、その人ならではの「孤独」の風景を持つ方々から、魅力あふれるエッセイが届きました。 誰かの「映えない」休日の裏にあるさまざまな孤独に触れることで、あなた自身の平凡な休日も、不思議と味わい深く感じられるかもしれません。 目次 休日のショッピングモールのことは大好きだけどたぶん僕とは相性が悪い…上ネズミ 渡り廊下…小黒悠 真夜中宇宙航海日誌…みすみ 脱衣…shun 何もしない。それもいい。…西谷恭兵 バーで孤独と乾杯したい…三毛田 中規模イオンで妄想する未来…澁谷玲子 僕と他人事と気分転換…中野 丁寧な暮らしはサザエさん症候群を打破できるのか…のろのろな野呂 布団のなかにいる…勝本育実 二十五時の国…青野朝 人が嫌いなわけではなくて…タムラ 出不精の言い訳…きのこやろう 社会から切り離された、いくつもの休日…鈴木豊史 さてどうしたものか…。…宇佐見明日香 日曜日の内野指定席B…伊野尾宏之 その舞台裏が愛おしい…藤川明日香 版元から 本書の書き手はいわゆる著名人ではなく、基本的には無名の人たちですが、彼らがその人ならではの孤独感と向き合って綴った文章には、とても力があると感じています。書き手は1970年代生まれから2000年生まれまでの17人。それぞれの年齢にしか書けない等身大の文章には、今の時代を切り取るような視点や描写も散りばめられています。自身の「映えない」休日も愛おしくなるような読後感を味わっていただけるとうれしいです。 (版元より)
-
隙間 3|高妍
¥880
発行 KADOKAWA B6判 232ページ 定価 800 円+税 ISBN978-4-04-738428-6 CコードC0979 初版年月日 2025年4月11日 忘れられないあの人、忘れてはいけないあの歴史、もう一度見つめ直す私の住むこの世界。 見ないふりが上手になってしまった人にこそ触れてほしい、無視しない人生を選ぶことは確かな生きる力を得るということ。 この物語はそんなきっかけをくれます。 紛れもなく自分はこの世界の住人だと心が溶かされる、台湾と沖縄の往復切符。 ーー吉岡里帆(女優) 「あなたのことが、好き。知ってるでしょ、ねえ?」 台湾・台北に住む青年・Jへの届かぬ想いに心を痛める楊洋(ヤンヤン)。台湾にも沖縄にも居場所を見つけられない彼女は、亡き祖母との記憶を手繰り寄せながら、自らの未来を模索する。「私が、私であるために」ーー母国と似た風の中で、彼女は立ち上がる。台湾と沖縄に、絶望と希望に、私とあなたに、手を伸ばす……。 「二二八事件の犠牲者は台湾人だけじゃない。琉球人も確かにここにいたんだ」 歴史と文化を、そして植民地化された悲しみを共有している台湾と琉球。それぞれの歴史と人を見つめることで、楊洋(ヤンヤン)は台湾人としてのアイデンティティを確立していく……。フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ イェン)が贈る、あなたへの手紙。超厚【234ページ】の第3巻。 (版元より)
-
小説集 筋肉少女帯小説化計画
¥2,090
著者 大槻ケンヂ/空木春宵/柴田勝家/滝本竜彦/辻村深月/和嶋慎治 発行 KADOKAWA 四六判 右開き 288ページ 定価 1,900 円+税 ISBN978-4-04-116033-6 CコードC0093 初版年月日 2025年5月16日 筋肉少女帯の無二の世界観が小説に! 大槻ケンヂ、辻村深月らが描く、楽曲と小説が交差する物語。 (版元より)
-
自分の時間へ|長田弘
¥880
発行:筑摩書房 文庫判 208ページ 定価 800 円+税 ISBN978-4-480-43976-5 CコードC0195 初版年月日 2024年9月10日 「自分の時間は、ほんとうは、他の人びとによってつくられているのだと思う」 「後になっておおきな意味をもつことになることのおおくは、しばしば始めは、何でもない些細なことにすぎない」 「得たものはつねに、失ったものに比例している」──。 言葉と共に暮らし続けた詩人の記憶から静かに届けられる、自らの人生を生きていくための小さなヒントたち。傑作エッセイ集。 解説 辻山良雄 目次 Ⅰ 敬三君のこと 立子山のこと 早稲田独文のこと ゴーゴリの伝記のこと 早稲田通りのこと 上甲さんのこと 雑誌『現代詩』のこと 小田さんのこと 中村さんのこと 六月劇場のこと ガリ版と夢のこと スバル360のこと 鉄条網の刺のこと パトリシアのこと 負けるが勝ちのこと 手わたされた言葉のこと クリストファーさんのこと テポストランのこと 渡辺さんのこと 甲賀流のこと 一緒にした仕事のこと そのとき話したこと 鶴見さんのこと 井の頭線沿線のこと カンチェーリのこと 三匹の猫のこと Ⅱ 無音の音楽、見えない舞台 露伴のルビのこと 三冊の聖書のこと 戯れの二篇の詩のこと 岩波文庫のこと 野球と第一書房のこと 夏に読んだ本のこと 秋に読んだ本のこと 冬に読んだ本のこと 正月に読んだ本のこと 本のかたちのこと 本の色と本の服のこと 引用の力ということ ホイットマンの手引きのこと へそまがりの老人のこと 十冊のジョバンニのこと 不治の病のこと all the wrongs of Man 詩人トゥルミ・シュムスキー 樽の中の哲学者のことなど 解説 辻山良雄 著者プロフィール 長田 弘(おさだ・ひろし) 1939年、福島県福島市生まれ。早稲田大学第一文学部独文専修卒業。詩人。65年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。98年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、10年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、14年『奇跡―ミラクル』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、詩のみならずエッセイ、評論、翻訳、児童文学等の分野においても幅広く活躍し、1982年、エッセイ集『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞を受賞。15年5月3日、逝去。 (版元より)
-
庭の話|宇野常寛
¥3,080
発行:講談社 四六変型判 368ページ 定価 2,800 円+税 ISBN978-4-06-537791-8 CコードC0010 発売日 2024年12月11日 『暇と退屈の倫理学』『中動態の世界』への刮目すべき挑戦が現れた。 情報社会論より発せられた「庭」と「制作」という提案から私は目を離すことができずにいる。(國分功一郎) プラットフォーム経済に支配された現代社会。しかし、そこには人間本来の多様性が失われている。 著者は「庭」という概念を通じて、テクノロジーと自然が共生する新たな社会像を提示する。(安宅和人) *プラットフォーム資本主義と人間との関係はどうあるべきなのか? ケア、民藝、パターン・ランゲージ、中動態、そして「作庭」。一見無関係なさまざまな分野の知見を総動員してプラットフォームでも、コモンズでもない「庭」と呼ばれるあらたな公共空間のモデルを構想する。『遅いインターネット』から4年、疫病と戦争を経たこの時代にもっとも切実に求められている、情報技術が失わせたものを回復するための智慧がここに。 ○ 「家」族から国「家」まで、ここしばらく、人類は「家」のことばかりを考えすぎてきたのではないか。しかし人間は「家」だけで暮らしていくのではない。「家庭」という言葉が示すように、そこには「庭」があるのだ。家という関係の絶対性の外部がその暮らしの場に設けられていることが、人間には必要なのではないか。(中略)/「家」の内部で承認の交換を反復するだけでは見えないもの、触れられないものが「庭」という事物と事物の自律的なコミュニケーションが生態系をなす場には渦巻いている。事物そのものへの、問題そのものへのコミュニケーションを取り戻すために、いま、私たちは「庭」を再構築しなければいけないのだ。プラットフォームを「庭」に変えていくことが必要なのだ。(本文より) 目次 #1 プラットフォームから「庭」へ #2 「動いている庭」と多自然ガーデニング #3 「庭」の条件 #4 「ムジナの庭」と事物のコレクティフ #5 ケアから民藝へ、民藝からパターン・ランゲージへ #6 「浪費」から「制作」へ #7 すでに回復されている「中動態の世界」 #8 「家」から「庭」へ #9 孤独について #10 コモンズから(プラットフォームではなく)「庭」へ #11 戦争と一人の女、疫病と一人の男 #12 弱い自立 #13 消費から制作へ #14 「庭の条件」から「人間の条件」へ 著者プロフィール 著者:宇野常寛(うの・つねひろ) 批評家。1978年生まれ。批評誌〈PLANETS〉編集長。 著書に『リトル・ピープルの時 代』『遅いインターネット』(ともに幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『母性のディストピア』(集英社)、石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、『砂漠と異人たち』(朝日新聞出版)、『ひとりあそびの教科書』(河出書房新社)など。 立教大学社会学部兼任講師も務める。 (版元より)
-
京都はこわくない|仁平綾
¥1,650
SOLD OUT
発行:大和書房 四六判 192ページ 定価 1,500 円+税 ISBN978-4-479-39427-3 CコードC0095 初版年月日 2024年4月13日 東京→NYから京都に移住して3年。 いけず、一見さんお断り、おばんざい、和菓子、おみくじ…… “よそさん”が、京都のあれこれに体当たりするエッセイ&ガイド おいしいものが大好きな著者のお気に入りレストラン、おみやげやお祭り、雑貨店などのスポット&商品もカラー写真付きで60軒以上紹介! 著者プロフィール 仁平 綾 (ニヘイ アヤ) (著) エッセイスト。編集・ライターとして東京で活動後、ニューヨークに移住。約9年暮らしたあと、2021年春より京都に在住。食べることと、猫をもふもふすることが至上の喜び。雑誌『SAVVY』(京阪神エルマガジン社)にて「京都暮らし、へぇ、そーなんだ!」連載中。著書に『ニューヨークおいしいものだけ! 朝・昼・夜 食べ歩きガイド』(筑摩書房)、『ニューヨークでしたい100のこと』(自由国民社)、『ニューヨーク、雨でも傘をさすのは私の自由』(大和書房)など。 (版元より)
-
「わからない」人のための現代アート入門|藤田令伊
¥1,980
発行 大和書房 四六判 厚さ22mm 368ページ 定価 1,800 円+税 ISBN978-4-479-39429-7 CコードC0070 初版年月日 2024年5月18日 わかるとこんなに面白い! 現代アート入門書。 現代アート最前線の作品や展示を丁寧に取り上げ、誰にでもわかる言葉で解説した1冊。 現代アート鑑賞が人のスキル向上にどう役立つのかを独自のデータで実証。 おススメの美術館やアートプロジェクトのガイドなど、現代アートの「いま」が全方位から理解できる1冊。 ○ 目次 はじめに 第一部 現代アートの「これまで」と「いま」 1 現代アートが歩んできた道のり―1980年代から現在まで 2 現代アートとの「距離」のとり方―スノビズム鑑賞とポピュリズム鑑賞 3 いま「アートのデザイン化」が進んでいる 4 「オーソリティ」と「アヴァンギャルド」という見方 5 「消費」と「創造」という見方 6 現代アートと向き合うための「7つの視点」 7 現代アートの意義ってなに? 第二部 現代アートの現場とケーススタディ 8 ケーススタディ――中之条ビエンナーレにみる展開 9 現代アートの「場」はどうなっている? 参考文献 著者プロフィール 藤田令伊 (フジタレイ) (著) 鑑賞ファシリテーター。 早稲田大学オープンカレッジ講師、合同会社プラスリラックス共同代表。 知識としての「美術」にとどまらず、見る体験としての「美術鑑賞」が鑑賞者を どう育てるかに注目し、楽しみながら人としても成長できる鑑賞のあり方を探っている。 主な著書に『現代アート、超入門!』『アート鑑賞、超入門!』(ともに集英社)、『企画展がなくても楽しめるすごい美術館』(ベストセラーズ) などがある。 (版元より)
-
アンビエント・ドライヴァー|細野晴臣
¥858
発行:筑摩書房 文庫判 304ページ 定価 780 円+税 ISBN978-4-480-43342-8 CコードC0195 発売日 2016年2月9日 はっぴいえんど、ティン・パン・アレー、YMO…。日本のポップ・シーンで著者はさまざまな花を咲かせた。アンビエントの海を漂い、ふたたび陸に上がり、なおも進化しつづける自己省察。著者の、自然観、人生観、音楽観などの伝わるエッセイ集。 (版元より)
-
生まれた時からアルデンテ|平野紗季子
¥1,650
発行:平凡社 四六判 192ページ 定価 1,500 円+税 ISBN978-4-582-83660-8 発売日 2014年4月24日 すべての幸福は食から始まる。世界一のレストランの殺気に満ちた食事に、味に表情がある学食のカレー。平和なフルーツサンド界を脅かす圧倒的存在や、想像力を逞しくさせる嫌いな味。スーパーマーケットの目を引く陳列に、真剣勝負のメニューなど、愛と希望と欲に満ちた、ミレニアル世代の傑作味覚エッセイ。 (版元より)
-
湖まで|大崎清夏
¥2,200
発行 palmbooks 四六変型判 縦188mm 横116mm 160ページ 定価 2,000円+税 ISBN978-4-910976-05-1 初版年月日 2025年5月15日 歩いていった先に大きな水の塊があることは安心だった。 海でも川でも湖でも。 いまを生き、いまを描く詩人による 詩と散文のさきに見出された光り溢れる 初めての書き下ろし連作小説集。 ひとと出会い、土地に触れ、わたしはわたしになっていく。 みずからの世界の扉をひらく全5篇。 * 出会った日が記念日になるほどの特別な出会いが、人生に何度あるだろう。 けれどもいまの私は、記念日の日付や出会いの瞬間のドラマよりもっと別のものに憧れている。それはもっと連綿と伸びて続いてゆく何か、日付では数えたり示したりできない、コーヒーの湯気とか、使い古した毛布のやわらかさとか、夜眠る前にひらく本のページが浮ついてつくる影とか、そういうものを共有することのほうに宿る何かだ。 目次 湖畔に暮らす 眼鏡のバレリーナのために 次の足を出すところ みなみのかんむり座の発見 二〇二四年十一月三日 著者プロフィール 大崎清夏 (オオサキサヤカ) (著) 2011年、第一詩集『地面』刊行。『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞。詩集に『暗闇に手をひらく』『踊る自由』『新しい住みか』、その他の著書に『私運転日記』『目をあけてごらん、離陸するから』などがある。協働制作の仕事に、奥能登国際芸術祭「さいはての朗読劇」(22、23年)の脚本・作詞、舞台『未来少年コナン』(24年)の劇中歌歌詞、オペラ『ローエングリン』(24年)の日本語訳修辞、ダンスパフォーマンス『渋谷への手紙 ~LOVE HATE SHOW ~』(25年)の共同構成・語りなど多数。2025年春、山の暮らしをゆるゆると開始。 (版元より)
-
哲学対話日記2
¥1,000
SOLD OUT
リトルプレス 2025年5月発行/B6/106頁/1000円 ■表紙デザイン:こやまりえこ ■企画:小川泰治 ■編集:小川泰治・増田陽子 ■著者:麻生修司、井尻貴子、江藤信暁、小川泰治、片栁那奈子、竹岡香帆、得居千照、藤本彩来、藤本芽生、堀静香、増田陽子、松川えり 「哲学対話日記」シリーズ最新作。 コラム「哲学対話のことばたち」も入って哲学対話への入門にも! 人と集まって日常とは異なる空間をつくり始める「哲学対話」の時間は、だれかの日常生活とゆるやかにつながっている。街で、学校で、オンラインで、ハワイで、家族と、友だちと。 学生、教員、会社員、哲学対話の実践者などさまざまな立場の著者が哲学対話をした日の対話と問いと生活の日記アンソロジー。 人と話し、共に考えることに関心をもつ人、自分は対話に参加することは抵抗があるけれど、だれかの生活の中の思考に触れてみたい人に。哲学対話って聞いたことあるけどどんなことなんだろう?と思っている人へのちょっと変わった視点からの入門にも。 ■主要タイトル:ネガティブな気持ちになった時に、どうすれば早く立ち直れるか/名前って結局なんなんだろう?/たけのこの里ときのこの山、どっちが好き?/ここにこれてよかった?/受け入れることと自己犠牲はなにがちがうのか/人はなぜ働くのか?/人を好きになるってどういうことか? (版元より)
-
石としてある 第2号
¥1,650
編集発行:本屋メガホン 定価:¥1,500+税 判型:新書判 (105×182mm) / 無線綴じ / 128ページ 印刷:イニュニック (表紙:タント(N-4) 180kg/本文:モンテシオン70.5kg) 「石としてある」は、意味も定義も説明も証明も求められず、ただそこにあるものとして観測される文章や表現が集まるための場所として、だれにでもひらかれた文芸誌です。 自分自身のあり方や立ち居振る舞いについて、説明を求められたり勝手に解釈されたりしやすい社会のなかで、他者からの一方的なまなざしやわかりやすいストーリーから遠く離れ、説明できなさ/定義できなさを主体的に祝福し、曖昧で流動的な瞬間を記録して積み重ねていくような、そんな場所を目指します。 小さくても確かな明かりとして、様々な誰かのそばにあれたら嬉しいです。 [目次] 私たちは傷を愛せるか (valo) 海 (奥 誠之/佐藤 熊弥/成定 由香沙) 花咲ける日々を生きる限り (タガヤ エノ) 編み物と(いう)抵抗 (宮田 明日鹿) Vegan artivism (art + activism) (Chiharu) ビスケットと存続|Biscuits and Persistence (渚| Nagisa) アロマンティック/アセクシュアルであるパートナーとの話 (背骨) The Art of Throwing a Stone –石を投げる技術– (uhi) (版元より)
-
ケアをクィアする
¥1,650
編集発行:本屋メガホン デザイン:和田拓海 (本屋メガホン) 判型:W130×H168 無線綴じ 126ページ 印刷:イニュニック (表紙:アスカの銀 23.5kg / 本文:オペラホワイトマックス 73kg) 発行:2025年5月11日 大きな枠組みや制度と紐づけて語られやすいケアという行為や営みを、縫いぐるみやネイル、本屋、編み物などの視点から改めて見つめ直しながら、ケアにまつわる慣習や規範、カテゴリー等を問い直し、脱中心化する(=「クィアする」)ことを目指すzine。 「する/されるといった関係性に依拠しないケア」や、「ゆるく磁場的に発生するケア」についてなど、個別具体的な営みや実践を丁寧に観察し言語化しながら、よりオルタナティブでフラットな目線からケアを考える。縫いぐるみ作家による漫画エッセイや、セーファースペースを目指す本屋同士の対談、パンク・アナキズムからケアについて考えるエッセイ、「ネイルしながらケアについて話してみた」イベントのレポなどを収録。 "本書の興味関心は、岡野氏によるケアの定義の「間違い」を指摘し、それとは違った「絶対唯一の」「正しい」ケアの定義を打ち立てることではなく、ケアという概念を中心に様々な人やテーマを巻き込んでその周縁をぐるぐる回りながら、ケアの定義を押し広げていく、あるいはケアの定義しにくさ/捉えにくさにみんなで大いに困惑することにある。”(「はじめに ケアの定義に対する違和感」より) "何か新しいものを作り出したり発見したりするよりも、ものの見方や関係性のあり方を「創造的に踏み外す」手助けをしてくれる、それがケアの持つ働きの一つなのかもしれない。…こういったケアの働きは、不確かな社会の中で、ままならない身体をどうにか乗りこなしたり、時に振り落とされたりしながら生きる私たちにとって、確かな拠り所になりうるのではないかと思う。"(「おわりに ままならない「舟」をたしかに漕いでいくために」より) * * * はじめに ケアの定義に対する違和感 (本屋メガホン) トーク クィアでオルタナティブなケアについて考える読書会 エッセイ わたしをケアする雑誌づくり (一条道) 漫画とエッセイ 「縫いぐるみづくり」から考えるケアと解放 (そぼろ) トーク 「本屋」から考えるケアとセーファースペース (本屋lighthouse×本屋メガホン) エッセイ パンク・アナキズムからケアを考える ーパンクスと蟻の営みにみる共通項ー (小野寺伝助/地下BOOKS) トーク 「コレクティブ的な共同生活」から考えるケアと暮らし (13番館) レポ ネイルしながらケアについて話してみた おわりに ままならない「舟」をたしかに漕いでいくために (本屋メガホン) (版元より)