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open 12-19|水木定休
2 sat. - 4 mon. 出店|大阪β本町橋※元町店舗は休
5 tue. 臨時休業
6 wed. 営業/店内ライブ|細井徳太郎/山内弘太/千葉広樹
9 sat. 店内ライブ|藤井邦博/ゑでぃまぁこん
16 sat. 店内ライブ|畑下マユ/潮田雄一
29 fri. 店内イベント|姜アンリ朗読会
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ブローティガン 東京日記|リチャード・ブローティガン
¥1,430
SOLD OUT
翻訳 福間健二 平凡社ライブラリー 出版年月 2017/04 ISBN 9784582768541 Cコード・NDCコード 0398 NDC 931.7 判型・ページ数 B6変 208ページ 定価1,430円(本体1,300円+税) 1976年5~6月、ブローティガンは1ヶ月半日本に滞在し、日記のように日々の思いや観察を詩に著した。平易な言葉の中に深いペーソスがあふれる最後の詩集、待望の再刊。
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生命とリズム|三木成夫
¥990
河出文庫 312ページ ISBN:978-4-309-41262-7 Cコード:0195 発売日:2013.12.06 定価990円(本体900円) 「イッキ飲み」や「朝寝坊」への宇宙レベルのアプローチから「生命形態学」の原点、感動的な講演「胎児の世界と“いのちの波”」まで、エッセイ、論文、講演をあますところなく収録。「三木生命学」のエッセンスがここに。 著者 三木 成夫 (ミキ シゲオ) 1925年、香川県丸亀市生まれ。解剖学者。東京芸術大学教授。1987年死去。主な著書に『内臓とこころ』(河出文庫)、『胎児の世界』(中公新書)、『海・呼吸・古代形象』『生命形態学序説』(以上、うぶすな書院)など。
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戦場のガールズ・ライフ| 岡崎京子
¥2,530
発行 平凡社 出版年月 2015/01 ISBN 9784582206791 Cコード・NDCコード 0071 NDC 726.1 判型・ページ数 B5 288ページ 定価2,530円(本体2,300円+税) 漫画家・岡崎京子初の大規模展覧会(世田谷文学館)公式図録。原画、単行本未収録作、評論、トリビュート作品など、オカザキを知るための必携本。特別寄稿=小沢健二 デザイン=祖父江慎
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HAND TOOLS|フィリップ・ワイズベッカー
¥2,750
発行 888books デザイン監修:葛西薫 印刷:アイワード 定価:本体2,500円+税 発売日:2016年6月30日 ISBN:978-4-908439-04-9 C0070 サイズ:370×146×8ミリ ページ:カラー 64ページ 装丁:中綴じ 背はテープ貼り 逆パースとも呼ばれる独特のフォルムで、日常にある物や建物を描く、フランス人アーティストのフィリップ・ワイズベッカー。虎屋やクラスカ、資生堂『花椿』の仕事などで、日本でもよく知られている。 2002 年に4ヵ月間京都に滞在し、日本の職人の道具に魅せられたワイズベッカーは、職人に取材し、デッドストックのノートに道具を描きました。2003 年に48 ページで出版されたそのドローイング集を64 ページの完全版として再出版。 Philippe Weisbecker フィリップ・ワイズベッカー 1942 年生まれ。フランス国立高等装飾美術学校(パリ)卒業。1968 年ニューヨークに移住。アメリカの広告やエディトリアルのイラストレーションを数多く手がけながら、 アートワークも制作。2006 年フランスに帰国。現在はパリを拠点に活動し、欧米や日本で作品の発表を続けている。2002 年アンスティチュ・フランセ日本が運営するアーティスト・イン・レジデンス、ヴィラ九条山(京都)で4 か月間滞在制作。 日本での作品発表も多く、2000 年クリエイションギャラリー G8 での初個展を皮切りに、2021 年公益財団法人 竹中大工道具館、2022 年ATELIER MUJI GINZA での個展など多数開催。東京オリンピック2020 の公式アートポスターも手がけた。広告の仕事も多く、JAGDA、NYADC、東京ADC など、国内外で受賞。作品集に『Philippe Weisbecker Works in Progress』( パイ・インターナショナル刊)、『HAND TOOLS』(888 ブックス刊)などがある。
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MON MOBILIER|フィリップ・ワイズベッカー
¥2,750
発行 888books 印刷:アイワード 定価:本体2,500円+税 発行日:2023年4月25日 ISBN:978-4-908439-24-7 C0070 サイズ:17.5x22.3cm ページ:カラー 一部シルバー刷り 36ページ 装丁:中綴じ フィリップ・ワイズベッカーが、ライフワークのように描いている、デッドストックのノートに描いた作品集を複製したシリーズ。原本ノートのシルバーで着色された光沢部分やノートの焼けまでも忠実に再現しています。 本書はアメリカの最初の開拓者たちが作った家具、そして同時代の黒人奴隷の家具についての考察から生まれました。貧しいながらもその場にある道具と素材で工夫を凝らし、極めて原始的な方法で作られた家具に感銘を受けたワイズベッカーは、本書に描いたデッサンを元に家具を自作しています。一部は2022年に銀座ATELIER MUJIで展示されました。 Philippe Weisbecker フィリップ・ワイズベッカー 1942 年生まれ。フランス国立高等装飾美術学校(パリ)卒業。1968 年ニューヨークに移住。アメリカの広告やエディトリアルのイラストレーションを数多く手がけながら、 アートワークも制作。2006 年フランスに帰国。現在はパリを拠点に活動し、欧米や日本で作品の発表を続けている。2002 年アンスティチュ・フランセ日本が運営するアーティスト・イン・レジデンス、ヴィラ九条山(京都)で4 か月間滞在制作。 日本での作品発表も多く、2000 年クリエイションギャラリー G8 での初個展を皮切りに、2021 年公益財団法人 竹中大工道具館、2022 年ATELIER MUJI GINZA での個展など多数開催。東京オリンピック2020 の公式アートポスターも手がけた。広告の仕事も多く、JAGDA、NYADC、東京ADC など、国内外で受賞。作品集に『Philippe Weisbecker Works in Progress』( パイ・インターナショナル刊)、『HAND TOOLS』(888 ブックス刊)などがある。
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ホン・サンス フィルムメーカーズ24
¥3,190
編 筒井真理子 発行 オムロ 2020年6月/A5/208頁 目次: [巻頭言] ホン・サンスに会いに行く | 責任編集 筒井真理子 [対談] ホン・サンスの映画術 | 加瀬亮 × 筒井真理子 [エッセイ] ホン・サンスの映画なら、一生見続けられます | 菊地成孔 [作家論1] ホン・サンスの小規模な「饗宴」 | 佐々木敦 [作家論2] 残響としての映画-ホン・サンスへの漸近線 | 谷昌親 ホン・サンス、その知られざる略歴 | 赤塚成人 作品論1 1996-2008 [対談] 信頼関係が俳優の力を引き出す | 深田晃司 × 筒井真理子 作品論2 2009-2016 [対談] 「自分の未来は女」に託すホン・サンス | 町山広美 × 筒井真理子 作品論3 2017-2023 [インタビュー] 荒井晴彦、ホン・サンスを語る [付録] ホン・サンス10の言葉 | 採録・コメント 相田冬二 ホン・サンスの中短編作品 ホン・サンス作品の市販ソフト 「フィルムメーカーズ」の再スタートにあたって | 西田宣善 編集後記 | 小出幸子
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ぼくの部屋においでよ
¥1,980
SOLD OUT
発行 BOOKNERD B6判・106ページ 2023 〈執筆者〉 モトムラケンジ/京都のレコード店〈レコードショップ ジジ〉店主。 富永珠梨/北海道在住。2002年より選曲・DJ 活動開始。 早坂大輔/盛岡〈BOOKNERD〉店主。 〈寄稿者〉 松永良平(音楽ライター)、青木隼人(音楽家)、千葉幸平(チバハウス店主)、河村実月(文藝誌『園』〈居間〉主宰)、玉山貴士(音楽愛好家)、田口杏奈(グラフィック・デザイナー) ひとりより、ふたりで聴くためのレコードガイド。 フリーソウル、サバービア、カフェ・アプレミディ、ディモンシュにひとり。90年代から2000年代にかけて存在したたくさんのレコードガイドをたよりに音楽の旅をしたかつての恋人たち、そして2020年代を生きる恋人たちに捧ぐ、甘くてほろ苦いレコードガイド。 ひと組の男女が出会い、共に暮し、そして別れるまで。まるで短編小説のようなストーリーを軸にさまざまなシチュエーションに合わせ選盤したレコードを約160枚紹介。豪華執筆陣によるコラムも。
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そのときみえるもの|御菓子丸 杉山早陽子
¥1,980
SOLD OUT
発行:torch press 仕様:180 x 125 mm/ソフトカバー/96P デザイン:竹廣 倫 撮影:山本康平 言語:日本語/英語 定価:1,800円+税 ISBN:978-4-907562-16-8 C0077 発行年:2018 和菓子、その小さな宇宙に凝縮された記憶、風景、そして感情を、見ることや食べることを通して体験する。京都を拠点とする御菓子丸の杉山早陽子は、目に見えない感性を和菓子という形へと落とし込み、伝統的な世界に新しい風を吹かせます。 「鉱物の実」という銘のお菓子は、琥珀糖にクロモジがささり、まるで木に御菓子の実がなっているかのよう。杉山はこの実を和菓子の原点まで遡り、果実を使って実を表現しようと試みます。そのほかに、時間を経ると色が変化する「うつろい」、風景を閉じ込めるという発想から生まれた「薬箱(くすりばこ)」、ほおずきを灯に見立てた「灯花(とうか)」、草花の芽吹きを玉にした「薬玉(くすだま)」など、儚さや無の境地、あるいは日常や季節のうつろいを愛おしむ感情を和菓子へと落とし込みます。それらの御菓子は五感を通して、私たちの記憶を呼び起こし、そして記憶へと堆積していきます。 本書では、御菓子丸のこれまでの25の和菓子を、それぞれの御菓子についのエッセイと共にまとめています。御菓子丸の世界をより深く知ることができる思考の源を読みながら、瑞々しい和菓子を目で味わってみてください。 杉山早陽子(Sayoko Sugiyama) 1983 年三重県生まれ。2006年から10年間、和菓子ユニット「日菓(にっか)」として活動。「日菓」と並行して2014年から「御菓子丸(おかしまる)」を主宰しながら、和菓子を制作、展示、販売している。食べたら無くなる当たり前のことに着眼し、表現方法としての和菓子に可能性を感じ、京都にて和菓子を学ぶ。鑑賞から食べるまでの行為を一つの体験として捉え、記憶に残る一瞬を和菓子に込めて制作する。 https://www.okashimaru.com/
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Float|中島あかね
¥2,750
SOLD OUT
発行 torch press デザイン:中島あかね 仕様:112 x 188mm/ソフトカバー/96P 定価:2,500円+税 ISBN 978-4-907562-26-7 C0071 『Float』は画家である中島あかねによるドローイングをまとめた初めてのアーティストブックです。中島は2014年に第11回グラフィック「1_WALL」グランプリを受賞し、以後継続的に作品発表を続けてきました。独特のフォルムと、淡い色彩による抽象画は、軽やかさをたたえながら、見る者にさまざまなイマジネーションを与えてくれます。 ここでは、水彩絵の具で描いた準備体操のようなドローイングが、ページをめくりながらリズムよく配置されています。まるでゆらゆらと水の上を漂うように、水彩のにじみは広がり、混ざり合います。どこかで見たことのあるようで、何にも当てはまらない、不思議なかたちをした絵が持つ浮遊感を眺めていると、その作品世界に漂うことができるでしょう。 *小口(本の脇)を作家自身が塗装しております。小口の色は選べません。 中島あかね(Akane Nakajima) 1992年生まれ、東京在住。2014年武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科卒業。 2014年第11回グラフィック「1_WALL」グランプリを受賞し、2015年に個展「レジャー」をガーディアン・ガーデン(東京)にて開催。主な個展に、2016年「ちょっとさわる」Gallery Trax(山梨)、2017年「庭を泳ぐ」、VACANT(東京)、2019年「夏の一日」Gallery Trax(山梨)などがある。主なグループ展に、2018年カニエ・ナハとの二人展「準備している時が一番もりあがる」Open Letter(東京)など。
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これが生活なのかしらん|小原晩
¥1,650
発行 大和書房 ISBN: 978-4-479-39412-9 C0095 四六判並製 184頁 本体1,500円 まさかこれが自分の生活なのか、とうたがいたくなるときがあります。 それは自分にはもったいないようなしあわせを感じて、という場合もあれば、たえられないほどかなしくて、という場合もあるのですが、それはもちろん自分の生活であるわけです。その自分の生活というものを、つまりは現実を、べつだん、大げさにも卑屈にもとらえず、そのまま受けいれたとき、みえてくるのは「ほのおかしさ」ではなかろうかと思います。 ままならない生活にころがる「ほのおかしさ」を私はずっと信じています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 自費出版作品としては異例の売れ行きを記録した 『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の小原晩、書き下ろし最新作。 まぶしいほどまっすぐで、愛おしい。ままならない生活をめぐる38編のエッセイ。
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春と修羅|宮沢賢治/塩川いづみ
¥1,650
仕様:170 x 110 mm/ハードカバー/96P デザイン:T. S. ヴェンデルシュタイン(シンプル組合) 言語:日本語/英語 定価:1,500円+税 発行:torch press ISBN:978-4-907562-15-1 C0071 発行年:2018 宮沢賢治の名作「春と修羅・序」に、イラストレーターである塩川いづみがドローイングを添えた詩画集。塩川が尊敬してやまない宮沢賢治、その世界観が詰まった詩「春と修羅・序」を、独自の解釈で絵に落とし込み、森羅万象のめくるめく世界を数多くのドローイングで表現しています。何かを予感させる抽象的なイメージ、不思議な生き物、そして絵を通して浮かび上がる物語は、イラストレーターであり、数多くの仕事を手がける塩川の新境地となります。 シンプルな装丁ながら、鉛筆の線のタッチを生かすためにメタルブルーのインクを使用。小さな詩画集に、宇宙そして私たちの不思議を閉じ込めた新たな物語が生まれました。 塩川いづみ(Izumi Shiokawa) イラストレーター。1980年長野県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。広告、雑誌、プロダクトなどを中心に活動するほか、作品の展示発表も行う。主な仕事にCLASKA shop&gallery“ DO”のオリジナル商品「SWAY」「MAMBO」、きものやまと「DOUBLEMAISON」のイラストレーションなどがある。 http://shiokawaizumi.com/
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歩く、見る、待つ ペドロ・コスタ映画論講義
¥1,980
翻訳 土田環 発行 ソリレス書店 四六判 184ページ 定価 1,800円+税 ISBN978-4-908435-00-3 2018年5月19日 ペドロ・コスタ監督が語る、いまある映画を乗り越えるための言葉。 「映画を作るとき、してはならないことを知っておくべきです。それは芸術作品を作ろうとすることです」 諏訪敦彦監督に招聘されペドロ・コスタが東京造形大学で行った3回の特別講義と、映画美学校で催された最初期の講義を収録。映画作りの<姿勢>、ショットの捉え方、フィクションとドキュメンタリーの区別を超えて考察される撮影法。21世紀の映画を問い直すための、実践的な映画論。 「すべての偉大な映画は“さようなら”という言葉を身につけるためにあるのです」 ペドロ・コスタ 映画監督。 1959年、ポルトガルのリスボン生まれ。1989年、長編劇映画第一作『血』を発表。以後、『溶岩の家』(1994)、『骨』(1997)でポルトガルを代表する監督のひとりとして世界的に注目される。その後、リスボンのスラム街フォンタイーニャス地区で、ヴァンダ・ドゥアルテとその家族を撮影し、『ヴァンダの部屋』(2000)を発表、日本で初めて劇場公開され、特集上映も行われた。『映画作家ストローブ=ユイレ あなたの微笑みはどこに隠れたの?』(2001)の後、『コロッサル・ユース』(2006)では、『ヴァンダの部屋』に続いてフォンタイーニャス地区にいた人びとを撮影した。2009年にはフランス人女優ジャンヌ・バリバールの音楽活動を記録した『何も変えてはならない』を発表。また、マノエル・ド・オリヴェイラらとともに参加したオムニバス作品『ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区』(2012)の一編『スウィート・エクソシスト』を監督している。最新作『ホース・マネー』(2014)は、山形国際ドキュメンタリー映画祭2015で大賞、2014年ロカルノ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞した。 土田 環 (ツチダ タマキ) (編集 | 翻訳) 映画研究者、早稲田大学理工学術院基幹理工学部表現工学科講師。 1976年東京都生まれ。専門は映画史・映画美学。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。編著書に『ペドロ・コスタ 世界へのまなざし』(せんだいメディアテーク)、『噓の色、本当の色 脚本家荒井晴彦の仕事』(川崎市市民ミュージアム)、『ニコラス・レイ読本 We Can’t Go Home Again』(boid)、『こども映画教室のすすめ』(春秋社)など。
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夢見た旅|椋本湧也
¥1,300
SOLD OUT
リトルプレス 文・装丁・製本 椋本湧也 発売日 2023年9月10日 サイズ B7(128×91 mm) ページ数 58 予価 1,300円(税込) 20代のうちに旅先で書きとめた文章を集めたZINE。 サン=テグジュペリの足跡を追ってサハラ砂漠で過ごした一夜の記憶から、スロベニアの湖畔でひたすらロマン・ロランを読んだ思い出、そして『26歳計画』で沢木耕太郎さんに寄稿していただくに至った経緯まで。18編の短いエッセイが掲載されています。 「たとえ同じ場所を旅するとしても、若い頃の旅と齢を取ってからの旅では全く異なる旅になる。人には誰しも「今しかできない旅」というものがある。その旅に出る一度きりのチャンスを決して逃してはいけないと思う。恐れずに、旅に出よう。」 (序文より)
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自分思い上がってました日記|北尾修一
¥1,100
SOLD OUT
リトルプレス 装画:大橋裕之 装幀:木庭貴信(OCTAVE) 仕様:A6/並製/本文1c152p 定価:1,000円+税 《本文より》 ●2023年6月6日 完全に思い上がっていた。 自分と百万年書房はしばらくこのまま続くと過信していた。 2年続けて健康診断の消化器検査がE判定だったので、勇気をふり絞って恵比寿のクリニックで大腸内視鏡検査を受けたら数十分後、「ガン腫瘍がありますね」と医師からフランクに告げられた。 マジか、貴様誰にでもこんな軽いノリでガン告知するんか⁉ と、そっちに驚いた。 この時、あんまりよく覚えていないんだけど「あ、そうですか」みたいなリアクションを自分はした(と思う)。取り乱さなかったのは、「現実感がなかったから」だけではたぶんなくて。もともと両親ともにガンで60歳前後で死んでいるので、自分もきっと長生きはしない、という予想は20代の頃からしていた。それに、検査前からなんとなーく嫌な予感がしていて、最悪の事態はどこかで想定していた。 (中略) 寝る前に洗面所に行ったら、青に「あのさ、明日死ぬ確率はボスも青も同じって知ってた?」と言われた。 「おー、ほんとだね。おやすみー」 「おやすみー」 寝室に戻りベッドにダイブし、1分後に眠る。
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金は払う、冒険は愉快だ|川井俊夫
¥1,980
発行 素粒社 定価 1,980円(税込) 判型 四六判変型 製本 ハードカバー 頁数 208頁 ISBN 978-4-910413-11-2 装丁 川名潤 写真 佐伯慎亮 発行日 2023.9.13 「俺はこの町で一番頭が悪く、なんのコネやツテもなく、やる気も金もないクソみたいな道具屋だ」 関西某所のとある古道具店。その店主は、かつてブログが登場する以前のインターネットで多くの読者を魅了した伝説のテキストサイトの著者だった――中卒、アングラ商売、アルコール依存症、ホームレスなど破格の経歴をもつ道具屋店主による、金と汗と汚物と愛にまみれた“冒険”の数々を、唯一無二の文体でつづった痛快私小説。 「俺だけのルールがある。俺専用のやつがな。誰だってそうだろ? 俺たちは世界のすべてを全員で共有してるわけじゃない。たまに交錯したり、部分的に共有してるだけだ。だから自分の世界を生きるのには、自分だけのやり方がいる。他のやつのやり方じゃダメなんだ」
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台所珈琲の手びき
¥660
SOLD OUT
リトルプレス 【発行者】余白珈琲 【定価】660円(税込) 【判型】A5判(無線綴じ) 【頁数】40ページ 【発行年】2023年9月 「憧れ」と「虚しさ」のあいだで、「愛おしさ」に揺られながら。降っても晴れても、自分でつくる今日の味。 生活のなかで愉しむコーヒーの手びきをつくりました。数学の公式のようなレシピを、ただただ載せていくだけでなく、その周辺の流れを描くことで、自分でレシピをつくることができるようなものを意識しました。 (以下「おわりに」より) コーヒーを淹れることは、ほんとうに「ちょっとしたこと」です。(…)ささやかなこと、ちっぽけなこと、なんでもないこと、平凡なこと、すごくないこと、誰にでもできること。そのような行為だからこそ、人と人との間に、この世の中のさまざまなすき間に、するりするりと入っていくのです。
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「かげ(シャイン)」の芸術家 ゲルハルト・リヒターの生政治的アート|田中純
¥1,980
田中 純 テキストシリーズ08 (Gerhard Richter) 発行 ワコウ・ワークス・オブ・アート 2022.10.15 19 x 13 cm 128頁 (カラー図版 7点) 校正:森かおる(p.9-118) エディトリアルデザイン:森大志郎 印刷・製本:株式会社サンエムカラー ISBN: 978-4-902070-55-2 日本語 Written in Japanese 税込価格: 1,980円 思想史学者の田中純(東京大学大学院総合文化研究所教授)によるゲルハルト・リヒターの作品論4編を収録。リヒターの制作史で重要な3つのシリーズ《アトラス》《1977年10月18日》《ビルケナウ》をイメージ論の観点から考察しながら、リヒター作品を生政治的なアートとして紐解いていく。本書で言及される2014年の抽象絵画《ビルケナウ》は、作家が「私が最終的に片付けねばならない負い目」と語った主題であるアウシュビッツ強制収容所をテーマにした4連作で、2022年に東京国立近代美術館と豊田市美術館で開催した『ゲルハルト・リヒター展』で日本で初公開された。森大志郎デザインによるワコウ・ワークス・オブ・アートのテキストシリーズ第8弾。 ※書籍名は、「かげ」に「シャイン」とルビを振ります。 目次 1《アトラス》── 地図のメランコリー ── 2《ビルケナウ》── それ(エス)の地下室(クリプト)── 3《1977 年10 月18 日》── オルフェウス・コンプレックス ── 4《ビルケナウ》ふたたび──「かげ(シャイン)」の生政治 ──] (*それぞれ、「それ」にルビで「エス」、「地下室」にルビで「クリプト」、「かげ」にルビで「シャイン」)
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Paradigm|根間智子
¥3,850
SOLD OUT
発行 小舟舎 ISBN978-4-908160-02-8 C0072 金額 3500円+税 サイズ、ページ 148×225mm 74ページ 発行日 2015年6月23日 部数 限定700部 装丁 サイトヲヒデユキ 寄稿 新城郁夫 翻訳 クリストフ・トウニ 風景はそこに存在し、「私」だけが時速60キロで動いている。 右側の目線にある雑草はすごいスピードでなびくため、 海のようなさざ波にみえてくる。 その上部にみえる小さな鉄塔はある一点を超えなければ、 ほとんど動かずにそこにある。 普段みえている風景が、なにか奇妙な時空とともに出現したように思えたのです。 -根間智子 (las barcas別冊p44より) 沖縄在住の美術家根間智子が、生活の中で撮影した沖縄の風景を、時間や空間の概念を超えて映し出す渾身の一冊です。 私たちが見ている風景とは何か、そもそも見えることとは何かを、 根間自身が問いながら撮影。 写真を見る人の視覚を惑わせ、深い思考を呼び起こし、 永続的な問いを根間の写真は提示します。 根間智子 プロフィール 1974年沖縄生まれ。現代美術家。沖縄県立芸術大学非常勤講師(絵画/陶芸〔硝子〕)。写真、 絵画、硝子、映像作品を発表。主な展覧会に2008年現代美術の展望「VOCA展」(上野の森美 術館)、「流漂」写真展(gallery atos/沖縄)。2012年「ART IS MY LIFE」(沖縄県立博物館・美術 館)など。
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0滞|梅田哲也/正路佐知子
¥2,750
発行|NPO法人 BEPPU PROJECT 制作・発売|T&M Projects 写真|天野祐子 デザイン|尾中俊介 (カラマリ・インク) 編集|尾中俊介、田中有紀、田島怜子 (NPO法人 BEPPU PROJECT)、松本知己 (T&M Projects) 2020 年度に公開された『O 滞』の新たな作品体験を提供する書籍『O滞』が完成しました。 日英両言語でお楽しみいただけます。 ============== 「in BEPPU」は、別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」(2009年から計3回開催、2015年に完結)の後継企画として、2016年より始動した、日本随一の温泉観光地として知られる大分県別府市を舞台に開催する個展形式の芸術祭です。 『梅田哲也イン別府』は、地図と音声を手掛かりに数カ所を回遊する体験型の作品です。会場となるのは別府ならではの特徴的な地形や空間ばかりではなく、普段は人が立ち入らないような場所も含みます。また、同会場を舞台にした映像作品『O滞』も劇場公開しています。 https://inbeppu.com/
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セツローさんの随筆|小野節郎
¥2,200
発行 信陽堂 B6変型判 縦160mm 横113mm 厚さ12mm 176ページ 上製 定価 2,000円+税 ISBN978-4-910387-05-5 初版年月日2023年8月31日 長くレントゲン技師を務めるかたわら、自らの美意識に導かれるままに描かれた野の草花の水彩スケッチ、木から削り出した匙やかんざし、手びねりの土人形など、人柄がにじむ素朴な作品で「セツローさん」の愛称で親しまれた小野節郎さんは、すぐれた書き手でもあった。本書には生前に残した私家版の随筆集2冊から19篇を収録、滋味深く時にユーモラスな語り口で描かれる昔日の光景、家族のこと、日々のできごと。スケッチや造形作品も合わせて収録しました。巻末には子息である陶芸家の小野哲平氏がエッセイを寄稿。 小野節郎 (オノセツロウ) (著・装画・挿画・造形) 1929年岡山県生まれ。愛媛県松山市で長くレントゲン技師を務めるかたわら、油彩を描く。のちに自らの美意識に導かれるままに野の草花を描き、木から匙やかんざしを削り出し、手びねりで愛らしい土人形を作った。晩年は「セツローさん」の愛称で親しまれ、幅広い世代のファンに恵まれる。陶芸家である長男・小野哲平氏、布作家の早川ユミ氏(哲平氏の妻)と全国各地で二人展、三人展を開催した。2017年没。 著書に『セツローさんのスケッチブック』(ラトルズ)、『セツローのものつくり』(アノニマ・スタジオ)がある。
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NOBODY issue48
¥2,000
2020年10月31日発行/B5変形判/200ページ ISBN4-902794-50-2 【特集】CURRENT MONTAGE 2000-2020 [インタヴュー] 黒沢清(監督)『スパイの妻』 青山真治(監督)『空に住む』 瀬田なつき(監督)『ジオラマボーイ・パノラマガール』 ダミアン・マニヴェル(監督)『イサドラの子どもたち』 [論考] ペドロ・コスタ『ヴィタリナ』 [インタヴュー] ・黒岩幹子(編集者、ライター、元NOBODY編集長) ・坂本安美(アンスティチュ・フランセ日本 映画プログラム主任) ・樋口泰人(映画批評家) ・藤原徹平(建築家) ・中原昌也(小説家、音楽家) ・廣瀬純(批評家) [再録] ・刊行記念トークイベント「映画の絶対的な新しさのために」@渋谷ユーロライブ(濱口竜介/三宅唱/NOBODY編集部) ・刊行記念トークイベント「『映画の絶対的な新しさのために』、NOBODYは再起動する。 雑誌『NOBODY』は、濱口竜介、三宅唱をどう見てきたか」@京都出町座(田中誠一/NOBODY編集部) [NOBODY 2000-2020] ・NOBODY関連年表 ・NOBODY BEST 2000-2019 ・NOBODY全号解説 [連載] 第7回「衆人皆酔、我独醒」荻野洋一
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風をこぐ To Row the Wind|橋本貴雄
¥3,520
発行 モ・クシュラ 装丁: 岡本健 + 判型:A5 判・並製カバー帯あり・PUR 頁数:342 ページ 定価: 3,200+税 ISBN978-4-907300-05-0 C0072 2005 年、車に轢かれ、路上で倒れていた一匹の野良犬。著者はその犬を保 護し、フウと名付けて引き取りました。 本写真集は、12 年間のフウの記録です。 事故により脊髄を損傷したフウは、後ろ脚に障害が残り通常の歩行ができませんでしたが、それでも毎日の散歩をとても楽しみました(最後の2年3ヶ月は車 イスを使用)。 本写真集「風をこぐ」は、バタバタとうねるように、前足で漕ぐ ように歩くフウの姿から、著者が付けたタイトルです。 本書には、作家が地元福岡でフウを保護した 2005 年から、大阪、東京、そし て移住先ベルリンで亡くなる 2017 年まで、移りゆく季節・時間のなかで散歩を するフウの姿を写した 261 点の写真と、本写真集を出版するにあたって書き下ろされたエッセイ 2 万文字が収録されています。 フウのあとを追うように、写真 集をめくっていただければ幸いです。 橋本貴雄 1980年 熊本県生まれ。2008年、ビジュアルアーツ大阪写真学科卒業。同年上京し、イイノメディアプロにて勤務したのち 2011 年ドイツに渡る。現在、ベルリン在住。「風をこぐ」所収の写真からなる「Kette」で2021年度「キヤノン 写真新世紀」佳作(椹木野衣氏選)。
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PEEKABOO|五木田智央
¥3,300
発行 888ブックス(ハチミツブックス) ブックデザイン:鈴木聖 印刷:サンエムカラー 定価:本体3,000円+税 発売日:2018年4月 ISBN:978-4-908439-09-4 C0070 サイズ:A4 変形 ページ:カラー 128ページ 装丁:クロス貼 上製本 本書は2018 年に東京オペラシティ アートギャラリーで開催された「五木田智央PEEKABOO」展覧会公式カタログ。本展に合わせ制作した絵画作品17 点の他、作家自身がセレクトした過去の代表作、美術館での展示は初めてとなるレコードジャケットのドローイング作品全225 点からなる《Gokita Records》などを掲載。 真っ赤なクロス貼り、金でシルク印刷されたタイトルが、まるで卒業アルバムを思わせる装丁で、五木田の世界へ誘います。 幅広の帯は、開くとA2版のポスターとしてお楽しみいただける仕組みです。 五木田智央/画家 1969 年東京生まれ。90 年代後半に即興的に描かれたドローイング作品により注目を集める。近年は白と黒の色彩で描く人物画など、具体的なモチーフを見せつつも抽象的なペインティング作品を手がけている。Blum & Poe (LA) のほか、国内外で個展、グループ展多数。YMO結成40 周年を記念したコンピアルバムのジャケットを手がけたことでも話題に。
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THE GREAT CIRCUS|五木田智央
¥3,080
SOLD OUT
発行 torch press デザイン:角田純一 テキスト:鈴木尊志(DIC川村記念美術館) 仕様:A4変型/ハードカバー/144P 言語:日本語/英語 定価:2800円+税 ISBN978-4-907562-02-1 発売:DIC川村記念美術館 五木田智央はこれまで主にイラストレーションの分野で特異な才能を発揮し、90年代以降のサブカルチャーに大きな影響を与えてきました。その一方で大型のカンヴァス作品を10年以上にわたり制作し続けて海外でも高く評価され、2014年1月のメアリー・ブーン・ギャラリー(NY)での個展は大きな反響を呼ぶものとなりました。 DIC川村記念美術館美術館で開催された個展の展覧会図録となる本書では、最新作11点を中心に、メアリー・ブーン・ギャラリーで発表した大型のモノクロームによるペティング、Honor Fraser Gallery(ロサンゼルス)で発表した青い抽象シリーズ(2009年)、ATM Gallery(ニューヨーク)で発表されたステンシル作品(2010年)のほか、30点連作の未発表ドローイング(2003年)、珍しいカラーでのペーパーワーク20点組(2013年)、600点一組の素描画、国内初公開となる大型作品など約40点を収録し、ダイナミックかつユーモラスな作品世界で鑑賞者を魅了する多彩な五木田作品の現在に迫ります。 本カタログでは、展示作品のすべてのほか、出品作以外の近作も収録。初画集『ランジェリー・レスリング』からおよそ15年ぶりの、ペインティング作品を収録したものでは初となる、待望の作品集となります。 五木田智央(Gokita Tomoo) 1969年東京都生まれ。2000年リトルモアより作品集『ランジェリー・レスリング』を出版。カルト的な人気を集める五木田の初期作品は、おもに紙に即興的に描かれたドローイングであり、展覧会の場で発表されるだけでなく、むしろイラストレーションとして、また美術系雑誌を媒体として数多く発表されている。近年に描かれたカンヴァスにグワッシュを用いた白黒のシュールな人物像は、いち早くニューヨークやロサンゼルスで注目され、現在は美術の世界にとどまらず音楽・出版・ファッションなど各方面に活躍の場を広げている。