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open 12-19|水木定休
2 sat. - 4 mon. 出店|大阪β本町橋※元町店舗は休
5 tue. 臨時休業
6 wed. 営業/店内ライブ|細井徳太郎/山内弘太/千葉広樹
9 sat. 店内ライブ|藤井邦博/ゑでぃまぁこん
16 sat. 店内ライブ|畑下マユ/潮田雄一
29 fri. 店内イベント|姜アンリ朗読会
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菌の声を聴け|渡邉格・麻里子
¥1,980
SOLD OUT
発行 ミシマ社 1,800円+税 判型:四六判並製 頁数:256ページ 装丁:寄藤文平・古屋郁美(文平銀座) 発刊:2021年5月28日 ISBN:978-4-909394-51-4 C0095 コロナ禍で「新しい生活様式」が謳われるようになるずっと前から、千葉、岡山、そして鳥取・智頭町へと移転しながら、新しい生き方を実践してきたタルマーリー。 パンとビールの源泉をとことん探って見えた、モノ作りに欠かせないもの。それは… 地域で循環する環境と経済、そして、技術と機械だった。 ベストセラー『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』から8年。 菌に導かれ、原理主義的な息苦しさを脱し、未来への手ごたえをつかんだ記録。 渡邉格・麻里子(わたなべいたる・まりこ) 格、1971年東京都生まれ。麻里子、1978年東京都生まれ。 2008年、夫婦共同経営で、千葉県いすみ市に開業。自家製酵母と国産小麦だけで発酵させるパン作りを始める。2011年の東日本大震災の後、より良い水を求め岡山県に移転し、天然麹菌の自家採取に成功。さらに、パンで積み上げた発酵技術を活かし、野生の菌だけで発酵させるクラフトビール製造を実現するため、2015年鳥取県智頭町へ移転。元保育園を改装し、パン、ビール、カフェの3本柱で事業を展開している。著書に『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』(講談社)。 (出版社商品ページより)
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人と料理|馬場わかな
¥1,980
SOLD OUT
ISBN-13:978-4-87758-762-8 244×172×10mm 発売日:2017/4/26 定価 1980円(本体価格1800円) 皆が作り、食べるのだ。 仕事の人もそうじゃない人も、 料理に対して語る言葉を持っている人もいない人も。 日々の営みの美しく力強い瞬間をとらえた、フォトグラファー・馬場わかなさんによる「人」と「料理」のフォト&エッセイ。 目次 はじめに 田辺峻・みどり(父母) 馬場幸二・美恵子(夫の両親) 阿部直樹・水田順子(えみおわす) EMIKO(モデル) 細川亜衣(料理家) 服部みれい(文筆家) なかしましほ(料理家) 前田景・たかはしよしこ(デザイナー・料理家) 赤木明登・智子(塗師・エッセイスト) 平澤まりこ(イラストレーター) 伊藤環・香緒里(陶芸家・スタジオマネージャー) 渡辺有子(料理家) 奥津典子(ORGANIC BASE) アマミヤアンナ(編集者) ささたくや(料理人) くしまけんじ(料理人) 原弘美(料理人) おわりに 教えてもらったレシピ (出版社商品ページより)
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ちいさないきものと日々のこと
¥1,500
発行 信陽堂 12.8×17センチ 全80ページ 編集:もりのこと+渡辺尚子 装画:片桐水面 装幀:丹治史彦(信陽堂編集室) 執筆者:執筆者(五十音順、敬称略):秋野ちひろ(金工作家)/池田功(dog deco)/井上美佳(編集者) /小澤可奈(iandada)/オニール原田芽(公共図書館員)/権聖美(編集者)/坂本千明(イラストレーター)/サノアイ(木工作家)/新橋佑紀英(yukie sinbasi)/関根理香(ShuHALLI)/田島凪(団体職員)/にしおゆき(おるがん社)/松本裕子(涙ガラス制作所)/ユカワアツコ(鳥のイラストレーター)/渡辺尚子(編集者) この冊子を作るきっかけは編集・ライターの渡辺尚子さんが一緒に暮らしていた黒犬を亡くされた少し後にSNSに綴っていたこの言葉を読んだことでした。 「いきものとの暮らしは、 さもない毎日が楽しいし、 いなくなってからもまた、 思い出すことがたくさんあって、 良いものだと思う。」 深く共感し、いきものと暮らしている方・暮らしていた方々にとって、この言葉は闇を照らす灯台のようなものになるのではないかと思いました。 いきものと一緒に暮らすと楽しいこと、苦しいことがあります。それをどう理解し、乗り越え、受容しているのかをいろんな方に聞いてみたくなりました。 そうして、渡辺尚子さんに編集をお願いし、大切な一冊が出来上がりました。 装丁は丹治史彦さん。丹治さんは編集者ですが、快く力を貸してくださり、ページの隅から隅まで心を配ってくださっています。 そして、装画は片桐水面さん。素晴らしい絵でこの冊子の空気感を表現してくれています。 この冊子は悲しいページばかりではありません。楽しいページ、じんわりと幸せなページがあります。 きっとこの本を手にとってくれる方もうなづくであろう「日々のこと」です。 ーーー 2018年2月1日~12日に行われた企画展「君と暮らせば〜ちいさないきものと日々のこと〜」に合わせた特別記念出版物。 編集者兼ライターの渡辺尚子さん+もりのことによる 冊子「ちいさないきものと日々のこと」。 ちいさないきものと暮らす/暮らした15人が綴る、愛おしくさもない日々のアンソロジー。 カラーの装画は、原画の雰囲気をそのまま感じて頂きたく、冊子本体とは別に印刷し、一枚一枚手で貼りこんでいます。 いきものと暮らしている人、暮らしていた人に手にとってもらえたら嬉しいです。 (出版社商品ページより)
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君と暮らせばーちいさないきものと日々のこと2
¥1,500
発行 信陽堂 編集:もりのこと+渡辺尚子 編集協力:井上美佳(信陽堂編集室) 装画:片桐水面 装幀:丹治史彦(信陽堂編集室) 128×170ミリ 全96ページ 編集者兼ライターの渡辺尚子さん+もりのことによる冊子「ちいさないきものと日々のこと」(2018年発刊)の第二弾。 17名の方に、ともに暮らす(暮らした)いきものとのお話を綴っていただきました。言葉を扱うことが生業の方もいますが、そうでない方も大勢です。心に留めている大切な記憶をそれぞれが言葉を尽くして形にしています。 「君と暮らせば」は前作と同様、この本の編集者・渡辺尚子さんの言葉で始まります。 「いきものとの暮らしは、 さもない毎日が楽しいし、 いなくなってからもまた、 思い出すことがたくさんあって、 良いものだと思う。」 装画は片桐水面さん、カラーの装画(6頁)は、原画の雰囲気をそのまま感じて頂きたく、冊子本体とは別に印刷し、執筆者などの関係者が一枚一枚手で貼りこんでいます。 装丁は信陽堂編集室の丹治史彦さん。 前作同様細やかな心配りで美しい本に仕上げてくださいました。 ノンブル(ページ数)の横の線はいきものたちの引っ掻き跡になっています。 巻末の「執筆者紹介」ページではそれぞれのいきもの遍歴が記されています。 いきものと暮らしている人、暮らしていた人、暮らしてみたい方に手にとってもらえましたら幸いです。 ーーー ちいさないきものと暮らす/暮らした17人が綴る、愛おしくさもない日々のアンソロジー。 執筆/飯島智子、上野晶博、オニール原田芽、カマタユリコ、北川史織、坂井千尋、高井恭子、出口かずみ、扉野良人、野田敦子、波多野光、樋口達也、bonhanco、山室眞二、You-Anne、レザ・ラハバ、渡辺尚子 (出版社商品ページより) ● 関連書籍 ちいさないきものと日々のこと
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私映画 小津安二郎の昭和|黒田博
¥3,960
発行 港の人 A5判/上製本/カバー装/本文688頁 3600円(本体価格・税別) 2021年12月 ISBN978-4-89629-403-3 昭和初期の大不況を描くモダニスト映画監督小津安二郎。やがて「新しき家長」として戦場に向かった彼は、敗戦を境に家長の座を降り、自ら体験した時代の記憶を俳句のような映画に刻み込んだ。軽みと乾いた抒情をたたえたホームドラマに刻印された、大正モダニズム、愛と性、解体する家族、戦争の記憶……。寺田寅彦、谷崎潤一郎、志賀直哉、六代目菊五郎、山中貞雄らの影響や交流を検証しながら、小津が映画に描き続けたものを通して昭和という時代のポートレイトを浮き彫りにする渾身の評論。 彼の映画はわかろうとする者にはわかる複雑な人の心の深淵を覗くような私映画だった。(本書より) ■目次 1戦争まで 昭和初期 二つのもの/よからぬ年/トーキー/寺田寅彦/六代目/谷崎潤一郎/志賀直哉/民藝運動/小津の「をんな」/深川 『出来ごころ』――俺はいゝ氣持でいくんだぜ 青年・小津安二郎 映画『出来ごころ』 手拭いと/不況/恋の作法/恋と友情/父と子/お金と食/お金と肉体/「いゝ氣持」/水路の男 職工と兵士 作品と商品/喜八と次郎/喜八と坂本/次郎と安二郎/兵士と革命/普通の人/一つだけの世界 大陸への道 劇しい生き方/『土』の時代/『怒りの葡萄』/戦争と映画/新しき家長 2焼け跡にて 周吉と紀子 『晩春』――過ぎにし方の恋しきに 古都/ヤキモチ焼き/縁談/『杜若』/「なんとなし」/むかしの春/虎の子渡し/帰る波/批評/変節と反骨/家長の死/昔男とハリウッド/「紀子」誕生/『杜若』の女/泥中の蓮 『麦秋』――悪に強きは善にもと 恩師の死/虚構と現実/幸福と家族/主題と変奏/主題・食/主題・空と波/主題・歌舞伎と麦/まほろば 『東京物語』――昔の人 今やいずこ 主権回復/予兆/戦後空間/多忙な日々/紀子と志げ/奥座敷/異邦人/聖なる時/帰還/ハハキトク/聖地/海の光/忘却/二つの時代/時の交響曲 夢のように…… 3繁栄の片隅で 『彼岸花』――青葉茂れる桜井の もはや戦後ではない 第二の戦後/『浮雲』と『東京暮色』/初のカラー映画 映画『彼岸花』 前奏曲/筍と竹/京の女たち/昔と今/若者/噓と断絶/喜劇/「みんな噓」/『道成寺』/建前と本音/『桜井の訣別』/彼岸へ 彼岸花と桜 終わりが始まり/シンガポールの教訓/「音楽的要素」/『赤い鳥』/「サセレシア」/「色彩効果」/赤の記憶①/桜の記憶/づくし/宿と女/バラのつぼみ 『小早川家の秋』――水の流れと人の身は 品性と品行 約束/死の影/小早川家/『はぐれ念佛』 映画『小早川家の秋』 前奏曲/かくれんぼ①/かくれんぼ②/かくれんぼ③/間奏曲/かくれんぼ④/二人の男/ゲームの終わり/終曲 水と煙 批評/万兵衛の来歴/かくれんぼ/京都/二つの死 『秋刀魚の味』――入りつる方も白波の バラの絵 映画『秋刀魚の味』 前奏曲/『石橋』/老いの風景/赤い酒場の女/モノの時代/老師の教え/娘の結婚/終曲 秋刀魚と鱧 批評/時の旅人/赤の記憶②/白の記憶/黄の記憶/『秋刀魚の歌』/小津と谷崎/鱧と秋刀魚/厨房の赤い星 旅路の果て 「新しき家長」の生と死/崩壊と再生 あとがき 参考文献 ■著者 黒田博(くろだ・ひろし) 1948年静岡県生まれ。同志社大学経済学部卒。株式会社ポイント(現アダストリア)代表取締役社長を務める。神奈川県鎌倉市在住。小津安二郎研究第一人者の田中眞澄氏の薫陶を受けて、研究を深める。著書に『紀子 小津安二郎の戦後』(文藝春秋)。 (出版社商品ページより) ● 関連書籍 小津安二郎関連 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=小津安二郎
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掌の縄文|港千尋
¥4,400
発行元:羽鳥書店 2012/04/02 ページ数 112p ISBN: 978-4-904702-32-1 ¥ 4,000(税別) 土器は博物館でガラス越しに見る史料、というのがわれわれ現代人の感覚だが、それが素手で触れられた瞬間に、史料でもなく作品でもない、生活の一部として存在する土器がまざまざと浮かび上がってくる。これまで、人類学者としての眼ももちながら写真を撮り続けてきた港千尋が、人の手に抱かれた土器をとおして、何千年も前に生きた人々の生身の感覚を伝える。 収録された土器や土偶は、主に八ヶ岳山麓にある縄文遺跡から出土した約5000年前のもの。土器に触れ被写体となった人たちは、ある人は「この飾りは触られるためにある」と感じ、ある人は「これは花器として使われたにちがいない」と感じた。土器の復元の現場では、作業する手をとおして、太古の作り手の意識がたちのぼることがある。そのよみがえりの瞬間ひとつひとつを、遺跡の風景もまじえながら、モノクロ(ダブルトーン印刷)とカラー両方で見せる。 人が素手で土器に触れている写真は、資料としてもほとんど残されていない。港千尋のテキスト「抱かれた時間」のなかでは、尖石(とがりいし)遺跡の古い資料や、岡本太郎が撮影した縄文土器など、貴重な写真を収録。また、クロード・レヴィ=ストロースが1998年にパリ日本文化会館で開かれた「縄文展(JOMON l’art Japon des orignes)」のカタログに寄せられた序文も紹介する。 目次 3-95 掌の縄文 96-103 港千尋「抱かれた時間」 104-107 クロード・レヴィ=ストロース「縄文展カタログ序文」 108-110 写真一覧 111 港千尋プロフィール 著者略歴 港 千尋【写真】 1960年神奈川県生まれ。大学在学中に南米各地に滞在して以来、これまで赤道や大西洋など世界各地の自然と文化を対象に撮影してきた。 主著『記憶――「創造」と「想起」の力』(講談社、1996)でサントリー学芸賞、展覧会「市民の色chromatic citizen」で第31回伊奈信男賞を受賞(2006)するなど、テキストとイメージの両面で創作を続けている。 2007年には第52回ヴェネチア・ビエンナーレ美術展日本館コミッショナー、 2008年には『HIROSHIMA 1958』(インスクリプト)の編集とキュレーションを務めるなど、幅広く活躍。 主な写真集に『瞬間の山――形態創出と聖性』『文字の母たちLe Voyage Typographique』(以上インスクリプト、2001、2007)。近著に『レヴィ=ストロースの庭』(NTT出版、2008)、『書物の変――グーグルベルグの時代』(せりか書房、2010)、『パリを歩く』(NTT出版、2011)など。 現在、多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授、同芸術人類学研究所所員。 (出版社商品ページより)
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土偶・コスモス
¥3,300
SOLD OUT
MIHO MUSEUM【編集】 発行元:羽鳥書店 2012/09/18 ページ数 344p ISBN: 978-4-904702-37-6 ¥ 3,000(税別) 土偶220点が大集合。撮り下ろし写真を中心に土偶のかたちや表情を紹介する。小林達雄、辻惟雄らによるエッセイのほか、出土遺跡の分布図や出土状況など資料も充実。現代人の魂を揺さぶる縄文15000年の想像力に迫る。 目次 土偶・コスモス/辻 惟雄 第1章 土偶・コスモス 1 縄文土偶――物語性の造形 2 五体を揃え、女性らしくなる土偶 3 壊された土偶 4 さまざまなポーズ、異形のものたち 5 意味を持つ数 6 多様化する土偶と遮光器土偶の展開 7 西日本の土偶 8 縄文ランドスケープ“大湯環状列石” 9 ストーンサークルと「第二の道具」 10 縄文に魅せられた現代文化人 第2章 数字からみる土偶 出土点数/大きさ/壊れ方/出土状況/色彩 第3章 土偶の世界 縄文土偶の世界/小林達雄 縄文文化における数の観念/西田泰民 西アジアの土偶/泉 拓良 土偶と現代文化/ニコル・クーリッジ・ルーマニエール 遺跡一覧/作品一覧 (出版社商品ページより)
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論集 蓮實重彦
¥5,940
工藤 庸子【編集】 発行元:羽鳥書店 2016/07/06 ISBN: 978-4-904702-61-1 ¥ 5,400(税別) 束になってかかってみました。 『監督 小津安二郎』、『「ボヴァリー夫人」論』、『伯爵夫人』の著者とは何者なのか? 文学から映画まで、27名の論者による蓮實重彦論およびエッセイ。 蓮實重彦「姦婦と佩剣――十九世紀フランス小説『ボヴァリー夫人』を二十一世紀に論じ終えた老齢の批評家の、日本語によるとりとめもないつぶやき」(『新潮』2014年8月号)と、編者・工藤庸子と蓮實重彦の往復書簡(『UP』)を収録。 目次 [目次] 姦婦と佩剣――十九世紀のフランス小説『ボヴァリー夫人』を二十一世紀に論じ終えた老齢の批評家の、日本語によるとりとめもないつぶやき 蓮實重彦 ボヴァリー夫人のことなどお話させていただきます――蓮實重彦先生へ 工藤庸子 『「ボヴァリー夫人」論』では思い切り贅沢をさせていただきました――工藤庸子さんへの返信 蓮實重彦 I 義兄弟の肖像――『帝国の陰謀』とその周辺をめぐって 田中 純(表象文化論) Sign‘O’the Times――『伯爵夫人』を読む 阿部和重(作家) 批評と贅沢――『「ボヴァリー夫人」論』をめぐって 菅谷憲興(フランス文学) 「二次創作」に抗する「二次創作」――蓮實重彦『「ボヴァリー夫人」論』の「序章 読むことのはじまりに向けて」と「I 散文と歴史」を読む 石橋正孝(フランス文学) A comme art, et ...――Aはart(芸術)のA、そして…… 橋本知子(フランス文学) 塵の教え――フィクションに関するとりとめない註記 森元庸介(思想史) さらなる「運動の擁護」へ 柳澤田実(哲学・キリスト教思想) 批評家とは誰か――蓮實重彦と中村光夫 中島一夫(文芸批評) 蓮實重彦のイマージュ、反イマージュの蓮實重彦――「魂の唯物論的擁護」とは何か 互 盛央(言語論・思想史) 「昨日」の翌朝に、「アカルイミライ」の約束もなく――蓮實重彦による「文学史」と「映画史」 片岡大右(フランス文学・社会思想史) II 蓮實教授との三時間、日本の列車の車中にて ペドロ・コスタ(映画監督) 映画からこぼれ落ちそうになる男 三浦哲哉(映画批評) 『監督 小津安二郎』の批評的事件 クリス・フジワラ(映画批評) 犯し犯される関係の破棄――曽根中生・蓮實重彦・日活ロマンポルノ 久山めぐみ(編集者) 見ることを与えられて――蓮實重彦への讃辞 エイドリアン・マーティン(映画研究) メディア化する映画――一九二〇/一九三〇年代から二〇〇〇/二〇一〇年代へ 中路武士(映画論・メディア論) 蓮實について リチャード・I・スヘンスキ(映画研究) 抽象化に対抗して――蓮實重彦の映画批評 イム・ジェチョル(映画批評) シネマとアメリカ――蓮實重彦のふたつの顔 入江哲朗(アメリカ哲学・思想史・映画批評) III 遭遇と動揺 濱口竜介(映画監督) 胸の高鳴りをおさえながら 三宅 唱(映画監督) 眼差しに導かれて 小森はるか(映像作家) 私は如何にして心配するのをやめて「ハスミ・シゲヒコ」の影響を脱したか 内藤 篤(弁護士・名画座館主) 恩師 蓮實先生 遠山右近(行政官) 不実なる誘いにのって 小川直人(学芸員) 蓮實のおじちゃま とよた真帆(女優) 『伯爵夫人』とその著者を論じるための権力論素描――編者あとがき 工藤庸子 蓮實重彦 著書目録 著者略歴 工藤 庸子【編集】 1944年生まれ。東京大学名誉教授。専門はフランス文学、ヨーロッパ地域文化研究。 (出版社商品ページより) ● 関連書籍 蓮實重彦関連 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=蓮實重彦
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〈淫靡さ〉について|工藤庸子・蓮實重彦
¥1,430
SOLD OUT
発行元:羽鳥書店 2017/07/11 ページ数 240p 判型(実寸) 148mm × 106mm ISBN: 978-4-904702-67-3 ¥ 1,300(税別) 三島由紀夫賞受賞『伯爵夫人』の衝撃から1年──。”作者”と、『論集 蓮實重彥』の編者が織りなす対談集。2016年7月と12月に、工藤庸子編『論集 蓮實重彥』(羽鳥書店)と工藤庸子『評伝 スタール夫人と近代ヨーロッパ』(東京大学出版会)の刊行記念として行われた二つの対談。ともにフランス文学研究の第一線にあり元同僚でもある二人が、女性・フィクション・大学を軸に、近代から現代を縦横に語る。工藤庸子渾身の書下ろし『伯爵夫人』論も収録。 目次 Introduction にかえて──功成り名を遂げた元総長がなぜ? というごく自然な疑問をめぐるKYの独り言 工藤庸子 『論集 蓮實重彥』についてお話させていただきます 工藤庸子×蓮實重彥 女性・フィクション・大学──スタール夫人×伯爵夫人 工藤庸子×蓮實重彥 伯爵夫人のために──フィクション・映画・幽霊 工藤庸子 Conclusion にかえて──ちょうどそのときたまたまそこにいてくれたことの淫靡さを言祝ぐ 蓮實重彥 著者略歴 工藤 庸子【著】 フランス文学、ヨーロッパ地域文化研究。東京大学名誉教授。1944年生まれ。著書に、『ヨーロッパ文明批判序説──植民地・共和国・オリエンタリズム』、『近代ヨーロッパ宗教文化論──姦通小説・ナポレオン法典・政教分離』、『評伝 スタール夫人と近代ヨーロッパ──フランス革命とナポレオン独裁を生きぬいた自由主義の母』(ともに東京大学出版会)など。 蓮實 重彦【著】 フランス文学、文芸批評、映画批評。第26代東京大学総長、同大学名誉教授。1936年生まれ。著書に、『映画時評 2009-2011』『映画時評 2012-2014』(講談社)、『「ボヴァリー夫人」論』(筑摩書房)、『凡庸な芸術家の肖像──マクシム・デュ・カン論』(上下、講談社文芸文庫)、『「ボヴァリー夫人」拾遺』(羽鳥書店)、『伯爵夫人』(新潮社)など。 (出版社商品ページより) ● 関連書籍 蓮實重彦関連 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=蓮實重彦
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『ハッピーアワー』論|三浦哲哉
¥2,420
SOLD OUT
発行元:羽鳥書店 2018/05/18 ページ数 178p 判型(実寸) 188mm × 128mm ISBN: 978-4-904702-70-3 ¥ 2,200(税別) 見終えたあと、外の世界がまあたらしく見えてくる。 「映画」の未来をも問いかける、渾身の書下し『ハッピーアワー』論。 濱口竜介監督の5時間17分におよぶ話題作『ハッピーアワー』(2015年)。その異例ともいえる上映時間にこめられた密度の濃い映画的仕組みを、丁寧かつスリリングに解き明かし、映画史の中に位置づける。 目次 [主要目次] 序 第一章 重心 第二章 台詞 第三章 変化 結論 『ハッピーアワー』のあとに見たい映画リスト 著者略歴 三浦哲哉【著】 青山学院大学文学部准教授。映画批評・研究、表象文化論。一九七六年郡山市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了。著書に『サスペンス映画史』(みすず書房、2012年)、『映画とは何か──フランス映画思想史』(筑摩選書、2014年)。共著に『ひきずる映画──ポスト・カタストロフ時代の想像力』(フィルムアート社、2011年)、『オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議』(石岡良治との共編著、フィルムアート社、2018年)。訳書に『ジム・ジャームッシュ・インタビューズ──映画監督ジム・ジャームッシュの歴史』(東邦出版、2006年)。 (出版社商品ページより) ● 関連書籍 濱口竜介関連 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=濱口竜介
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旅する小舟|ペーター・ヴァン・デン・エンデ
¥3,080
SOLD OUT
岸本佐知子(翻訳) 発行:求龍堂 A4変型判 96ページ 定価 2,800円+税 ISBN978-4-7630-2128-1 これは小さな紙の舟が大海原を超えていく旅を描いた、文字のない絵本。 鬱蒼と生い茂る森を抜け、葉っぱの影をくぐり、氷山の間を、魚たちの集団を通り抜け、嵐や大波に飲まれそうになりながら、恐ろしい海の怪物たちの間も抜けて進む小舟。 小さな舟はいつも独りぼっち。 でも、独りだからこそ、波の上にも下にも広がる驚異的な自然の美しさ、素晴らしさに気づくことができる。 大人の読者も子どもの読者も、成長することや学ぶこと、そして人生のアップダウンや苦楽についても、この静かで力強い物語から大いなるインスピレーションを得られるだろう。 著者プロフィール ペーター・ヴァン・デン・エンデ (ペーター・ヴァン・デン・エンデ) (著/文) 1985年、ベルギーのアントワープ生まれ。芸術が大好きな子ども時代に様々なデザイン技術を学んだ。高校卒業後は生物学を学び、ケイマン諸島でネイチャーガイドに従事。本書で鮮烈なデビューを果たし、2020年のニューヨーク・タイムズ・ベストブックに選ばれ、大きな話題になった。 (出版社商品ページより)
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ラインズ 線の文化史|ティム・インゴルド
¥3,025
発行 左右社 解説:管啓次郎 翻訳:工藤晋 装幀:松田行正+杉本聖士 定価:本体2750円+税 四六判上製/280ページ 2014年6月30日 第一刷発行 978-4-86528-101-9 C0039 文字の記述、音楽の記譜、 道路の往来、織物、樹形図、人生… 人間世界に遍在する〈線〉という意外な着眼から、 まったく新鮮な世界が開ける。 知的興奮に満ちた驚きの人類学! 目次 日本語版への序文 謝辞 序論 第一章 言語・音楽・表記法 第二章 軌跡・糸・表面 第三章 上に向かう・横断する・沿って進む 第四章 系譜的ライン 第五章 線描・記述・カリグラフィー 第六章 直線になったライン 人類学の詩的想像力 訳者あとがき(工藤晋) さわやかな人類学へ 解説に代えて(管啓次郎) ティム・インゴルド(Tim Ingold) 1948年英国バークシャー州レディング生まれ。社会人類学者、アバディーン大学教授。トナカイの狩猟や飼育をめぐるフィンランド北東部のサーミ人の社会と経済の変遷についてフィールドワークを行う。人間と動物の関係を論じたThe appropriation of nature(「自然の流用」、未訳)(1986)、アカデミズムにおける進化の概念を俯瞰するEvolution and social life(「進化と社会生活」、未訳)(1986)のほか、The perception of the environment(「環境の知覚」、未訳)(2000)、Being Alive(「生きていること」、今秋翻訳刊行予定)(2011)など人類学のジャンルを自由に越える著書を著している。 管啓次郎(すが・けいじろう) 1958年生まれ。詩人、比較文学者。明治大学大学院理工学研究科ディジタルコンテンツ系教授(コンテンツ批評、映像文化論)。 工藤晋(くどう・しん) 1960年生まれ。翻訳家、都立高校教諭。アメリカおよびカリブ海文学・文学・思想・文化研究、比較詩学。 (出版社商品ページより) ● 関連書籍 ティム・インゴルド https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=ティム・インゴルド
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文体練習|レーモン・クノー
¥3,738
発行 朝日出版社 判型:A5判変型上製 ページ数:200ページ ISBN:9784255960296 / Cコード:C0090 発売日:1996/10/28 朝比奈弘治 訳 定価: 3,738円(本体3,398円+税) フーガの技法、ことばの手法 ある日、バスの中で起こった他愛もない出来事が99通りもの変奏によって変幻自在に書き分けられてゆく。20世紀フランス文学の急進的言語革命を率いたクノーによる究極の言語遊戯。 (出版社商品ページより)
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両義の表現|李禹煥
¥5,280
SOLD OUT
発行 みすず書房 判型 A5判 タテ210mm×ヨコ148mm 頁数 352頁 定価 5,280円 (本体:4,800円) ISBN 978-4-622-09014-4 Cコード C1071 発行日 2021年5月17日 「私は制作行為はしているが、アートを作っているのではない。私は筆や絵具やキャンバスに働きかけて、アートを引き起こす作業をしている。まるで近代的な植民地のように、キャンバスをアーティストの理念の実現で埋め尽くすこととは違う。私は自己を磨き限定しつつ、世界と刺激的に関わり、アートが発生するよう願う」―― 練磨された自己の身体を介して、描かざるものと描くもの、作らざるものと作るものが出会う時、作ること自体の出来事性、現場性の中で、まわりの空間が刺激され、見る者をも関わらせながら、ぶつかり合い、響き合う。 「もの派」運動の支柱として芸術を解体構築し、新たな地平を拓いた1970年代から、東洋的、オリエンタリズムというレッテルを峻拒して、独自の作品を生み出してきた半世紀におよぶ道のりの中で、絵筆とともにつねにペンを握り、書きつづけてきた李禹煥の文章を編む。 目次 I 春先の雑木林の空 破片の窓 雑念礼賛 私の小さな机 赤ん坊の笑顔、死者の笑顔 待つことについて 表現としての沈黙 純粋時空 無意識について 抑圧されているもの 物理学への愚問 新型コロナウイルスのメッセージ 籠りの彼方 偉人の道 祖父の思い出 II 私の制作の立場 開かれる次元 Open Dimension 法千何立立千一画――石濤 一九七〇年代に出発して 自己限定と身体の練磨による制作 余白現象の絵画 白いキャンバス 開かれる絵画 彫刻の開かれ 出会いのメタフォア 無限の門 ヴェルサイユ・プロジェクト 家、部屋、空間 Chez Le Corburierとの対話 内なる構造を越えて III デッサンを巡って 見ることの驚異 見ることの成立 不用意の発見 芸術家のトポス 没頭の者たち 芸術家の二重性 絵画制作の二つの立場 人工知能と美術家 指揮者のこと 対象と物という言葉 AI雑感 東洋的という言葉 AIとレンブラント、そして肖像画 文明と文化 AI型の批評家 エセ批評 イデオロギー幻想 IV もの派 外部性の受容の表現 単色画について 未知との対話 若い芸術家に 現代美術 この黙示的なるもの 現代美術の写真を見ながら 表現と作者の正体性 地域性を越えて ラスコーの洞窟 ストーンヘンジ エジプト便りから 京都の庭園 朝鮮の白磁について Ⅴ 〈モナ・リザ〉頌 レンブラントの自画像 雪舟異聞 〈秋冬山水図〉の冬の図と〈慧可断臂図〉をめぐって 謙斎の絵画 カシミール・マレーヴィッチ 万華鏡のようなカタルシス 見ることについて メルロ=ポンティを讃えて デュシャンとボイスの間で カラヤンの指揮 リチャード・セラ アートの驚異 カプーアについて 関根伸夫を偲んで 〈位相―大地〉または関根伸夫の出現 安齊重男 七〇年代または外部性の視座 あとがき 著訳者略歴 李禹煥 リ・ウファン 美術家。1936年、韓国慶尚南道に生まれる。幼年期を通して文人として知られた黄東樵から詩・書・画を教わる。1956年、ソウル大学校美術大学を中退し、来日。1961年、日本大学文学部卒業。1967年、東京・サトウ画廊個展以来、前衛的な芸術表現で国際的に活躍。1968年頃から起こった「もの派」運動の柱として知られ、パリ・ビエンナーレ、カッセル・ドクメンタ、ヴェネツィア・ビエンナーレ他多くの国際展に出品。クンストムゼウム・ボン、グッゲンハイム美術館、ヴェルサイユ彫刻プロジェクト、神奈川県立近代美術館他、内外の多くの美術館で個展・グループ展多数。作品集『LEE UFAN』(1986、美術出版社)、『LEE UFAN』(1993、都市出版)、『李禹煥全版画 1970-1998』(1998、中央公論美術出版)、『李禹煥全版画 1970-2019』(2020、阿部出版)、LEE UFAN(2007, Fondazione Mudima, Milano)、LEE UFAN(2013, Actes sud, Arles, Paris)。著書『出会いを求めて』(1971、田畑書店、新版2000、美術出版社、2016、みすず書房)、『時の震え』(1988、小沢書店、2004、みすず書房、新装版2016)、『余白の芸術』(2000、みすず書房)、『立ちどまって』(2001、書肆山田)、Selected writings by LeeUfan 1970-1996(1996, Lisson Gallery, London)、同仏語版Un art de la rencontre(2002, Actes sud, Arles, Paris)、『余白の芸術』英語版として The Art of Encounter(2004, 改訂版2019, Lisson Gallery, London)仏語版Le art de la résonance (2013, Beaux-arts de Paris les éditions, Paris)。多摩美術大学名誉教授、パリ国立エコール・デ・ボザール招聘教授。2010年、香川県直島に福武財団による李禹煥美術館が開館。2019年、ニューヨーク郊外のディア・ビーコン美術館にLee Ufan corner開設。 ● 関連書籍 余白の芸術|李禹煥 https://honnosiori.buyshop.jp/items/58407448
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余白の芸術|李禹煥
¥4,950
発行 みすず書房 判型 A5判 タテ210mm×ヨコ148mm 頁数 392頁 定価 4,950円 (本体:4,500円) ISBN 978-4-622-04423-9 Cコード C1071 発行日 2000年11月10日 カンバスの上に一つの点を打つと、辺りの空気が動き出す。一筆のストローク、一個の石、一枚の鉄板は、外との対応において力に漲る生きものとなり、物や空間が呼応し合って、鮮やかに響きわたる余白が生まれる——1970年代、有機的な組替えやズラしによって、外の空気を浸透させ他を受け入れる作品を精力的につくり、あるがままをアルガママにする仕事をした「モノ派」、その運動の柱として知られ、国際的に活躍する李禹煥の著作を集める。 自身の芸術について、セザンヌやマチスに始まり、ゲルハルト・リヒター、ペノーネ、若林奮、白南準ら現代芸術の旗手たち、古井由吉や中上健次などの作家たちについて、そして、ものと言葉について… 自分と、自分をとりまく外の世界。その境界にあたらしい刺激的な見方を開く。 目次 余白の芸術 余白の芸術/無限について/中間者/同一性と差異性/表現と身体/絵画の運命/視覚の運動/砂漠/ちょっと立ち止まって/関係項 Relatum(stone,gum measuring,space)/石の発見/石を訪ねて/プランニングと現場/制作のプロセス さまざまな作家 八大山人の「木蓮の図」に想う/サント・ヴィクトワールの絵/セザンヌの水彩画/マチス雑感/モンドリアン/ゲルハルト・リヒター/ダニエル・ビュレン/ペノーネ/アニシ・カプア/F・ステラさんへ——過剰な絵画/若林奮の道/高松次郎の「影」再考——「子供の影」を中心に/石の借用/鏡を用いて/白南準——ヴィデオを越えて/谷川雁、または隠れの仕草/古井由吉あるいは七〇年代の芸術/中上健次さんのこと/中上健次の混在性 芸術の領分 絵画における抽象性の問題/視覚について/外界と共に/画家の領分/ロボットと画家/絵画の設定性/絵という輪——梅原龍三郎と小林秀雄/画家と二つの眼差/一瞬の見えること/塗り直し/毛筆による/筆の妙/絵画の色彩/生きた手/手について/絵画と彫刻の在り処/彫刻のモチーフ/彫刻の条件/鉄板と石について/版画ということ/版画について/再制作(?)——インタビューに答えて/いけばな/いけばなに思う 新しい表現の場のために 二〇世紀の美術/アメリカの美術/日本の現代美術に/否定への意志/新しい表現の場のために/現代美術と日常/混沌への憧れ/衰退の美術/脅かし/離合集散/解体に向かって/現代のキーワード/脳中心思考/管理の外/想像力/解ることと知ること/透明というと/料理の組立/東アジアの料理/眼の摂理/明暗/作品の場所性/美術館の役割 ものと言葉について モノ派について/起源またはモノ派のこと/近代の超克/虚構批評/親切心/言葉と沈黙/日本語と翻訳/言葉について/言葉が/砂漠では/ベルガモの夕暮れ/予感またはワイン/松について/ものを選ぶということ/躰と服のあいだ/自然ということ/韓国人の文化と自然/風化より/未知との対話/絵を習う少年に——ある中学生への手紙 画集の断章より 著訳者略歴 *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。 李禹煥 リ・ウファン 美術家。1936年、韓国慶南地方に生まれる。文人として知られた黄東樵から幼年期を通して詩・書・画を教わる。1956年、ソウル大学校美術大学を中退し、来日。1961年、日本大学文学部卒業。1967年、東京、サトウ画廊にて新しい試みの最初の個展、以後、前衛的な芸術表現を追求しながら国際的に活躍。1968年頃から起こった「もの派」運動の柱として知られ、パリ・ビエンナーレ、カッセル・ドクメンタ他多くの国際展に出品、デュッセルドルフ・クンストハーレ、パリ・ジュ・ド・ポム美術館、神奈川県立近代美術館をはじめ、国内外の美術館などで個展。前パリ国立エコール・ド・ボザール招聘教授、現在、多摩美術大学教授。作品集『LEE UFAN』(1986、美術出版社)、『LEE UFAN』(1993、都市出版)、『李禹煥全版画 1970-1998』(1998、中央公論美術出版)ほか。著書『出会いを求めて』(1971、田畑書店、新版2000、美術出版社、2016、みすず書房)、『時の震え』(1988、小沢書店、2004、みすず書房)。本書には仏語版 Un art de la rencontre(2002, Actes sud, Arles, Paris), 英語版 The Art of Encounter(2004, Lisson Gallery, London)がある。 (出版社商品ページより) ● 関連書籍 両義の表現|李禹煥 https://honnosiori.buyshop.jp/items/58407701
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青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集
¥1,980
ブックスならんですわる 01 発行 亜紀書房 西崎 憲 編・訳 価格 1,980円(税込) 発売日 2022年1月19日 判型 B6判 製本 並製 頁数 256頁 ISBN 978-4-7505-1692-9 〈 じつに、ウルフ的、もっとも、実験的。〉 イマジズムの詩のような「青と緑」、姪のために書かれたファンタジー「乳母ラグトンのカーテン」、園を行き交う人たちの意識の流れを描いた「キュー植物園」、レズビアニズムを感じさせる「外から見たある女子学寮」など。 短篇は一つ一つが小さな絵のよう。 言葉によって、時間や意識や目の前に現れる事象を点描していく。 21世紀になってますます評価が高まるウルフ短篇小説の珠玉のコレクション。 ――ウルフは自在に表現世界を遊んでいる。 ウルフの短篇小説が読者に伝えるものは緊密さや美や難解さだけではない。おそらくこれまでウルフになかったとされているものもここにはある。 たぶんユーモアが、そして浄福感が、そして生への力強い意志でさえもここにはあるかもしれない。(「解説 ヴァージニア・ウルフについて 」より) 【目次】 ■ラピンとラピノヴァ……Lappin and Lapinova ■青と緑……Blue & Green ■堅固な対象……Solid Objects ■乳母ラグトンのカーテン……Nurse Lugton's Curtain ■サーチライト……The Searchlight ■外から見たある女子学寮……A Woman's College from Outside ■同情……Sympathy ■ボンド通りのダロウェイ夫人……Mrs Dalloway in Bond Street ■幸福……Happiness ■憑かれた家……A Haunted House ■弦楽四重奏団……The String Quartet ■月曜日あるいは火曜日……Monday or Tuesday ■キュー植物園……Kew Gardens ■池の魅力……The Fascination of the Pool ■徴……The Symbol ■壁の染み……The Mark on the Wall ■水辺……The Watering Place ■ミス・Vの不思議な一件……The Mysterious Case of Miss V. ■書かれなかった長篇小説……An Unwritten Novel ■スケッチ ・電話……The Telephone ・ホルボーン陸橋……Holborn Viaduct ・イングランドの発育期……English Youth ■解説 ヴァージニア・ウルフについて——西崎憲 ■年表 ___________________ 《ブックスならんですわる》 20世紀の初頭、繊細にしてオリジナルな小品をコツコツと書きためた作家たちがいます。前の時代に生まれた人たちですが、ふっと気づくと、私たちの隣に腰掛け、いっしょに前を見ています。 やさしくて気高い横顔を眺めていると、自分も先にいくことができる、そんな気がします。いつも傍に置いて、1篇1篇を味わってみてください。 ___________________ 著者紹介 ヴァージニア・ウルフ 1882年―1941年、イキリスのロンドンに生まれる。父レズリーは高名な批評家で、子ども時代から文化的な環境のもとで育つ。兄や兄の友人たちを含む「ブルームズベリー・グループ」と呼ばれる文化集団の一員として青春を過ごし、グループのひとり、レナード・ウルフと結婚。30代なかばで作家デビューし、レナードと出版社「ホガース・プレス」を立ち上げ、「意識の流れ」の手法を使った作品を次々と発表していく。代表作に『ダロウェイ夫人』『灯台へ』『波』など、短篇集に『月曜日か火曜日』『憑かれた家』、評論に『自分ひとりの部屋』などがある。 西崎 憲(にしざき・けん) 1955年生まれ。翻訳家、作家。著書に『世界の果ての庭』『蕃東国年代記』『ヘディングはおもに頭で』『未知の鳥類がやってくるまで』『全ロック史』ほか。訳書に『郵便局と蛇』コッパード、『第二の銃声』バークリー、『ヘミングウェイ短篇集』など多数。電子書籍レーベル「惑星と口笛ブックス」主宰。 (出版社商品ページより)
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紐育の国のアリス|瀧口修造・中江嘉男・上野紀子
¥11,000
発行 河出書房新社、1975 ビニカバ汚れ、帯、ヤケ
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第1回 あたらしい歌集選考会
¥1,100
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発行 ナナロク社 応募作品掲載:島楓果100首(木下龍也 選出) 応募作品掲載:森口ぽるぽ100首(岡野大嗣 選出) 選出理由:木下龍也、岡野大嗣 価格:税込1100円 仕様:B6サイズ、並製 80頁
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インロック|森口ぽるぽ
¥1,870
発行 ナナロク社 仕様:四六版変形 上製 132頁 装丁:名久井直子 価格:税込1870円 ISBN:978-4-86732-009-9 C0092 発売:2022年1月 ナナロク社主催の短歌作品公募企画「あたらしい歌集選考会」より、 歌人の岡野大嗣と木下龍也がそれぞれ選考した、 あたらしい歌人の第1歌集を2冊同時刊行。 【本書より8首】 青空をさえぎるものが瞼ではないとき距離に手が差し込める こんなにも腹が立つのは気まぐれな彼や彼女が猫じゃないから オレンジの豆電球がとどく場所 小さいこれを昼とは呼べない アメ玉の芯と見立てていた場所をとっくに通り過ぎたちいささ 川底にとどく重さの石をしずかに手放すとゆっくりしずむ まだずっとさきの事だと断って母は蝶々に例えてくれた 事後やがてルーズに粒立つ鳥肌 あたまがなにか理解しだした 行儀よくつむじに汗が湧いていてこの先はゆるやかなスロープ 【選者:岡野大嗣コメント】 この百首を、自分だけが知っているものにできるのならどれだけ贅沢だろう。 けれどもそれは叶わなかった。どうしても世に知らしめたいと思う一首に出会ってしまった。 ● 関連書籍 すべてのものは優しさをもつ|島楓果 https://honnosiori.buyshop.jp/items/58232632 岡野大嗣関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=岡野大嗣 木下龍也関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=木下龍也
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●サイン本 すべてのものは優しさをもつ|島楓果
¥1,870
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発行 ナナロク社 仕様:B6版変形 上製 160頁 装丁:名久井直子 価格:税込1870円 ISBN:978-4-86732-008-2 C0092 発売:2022年1月 ナナロク社主催の短歌作品公募企画「あたらしい歌集選考会」より、 歌人の岡野大嗣と木下龍也がそれぞれ選考した、 あたらしい歌人の第1歌集を2冊同時刊行。 【本書より8首】 春のパンまつりのシールがキッチンの片隅で二度目の春を知る まばたきの音はわたしの始まりの音であり終わりの音でもある わたしには目は二つしかないけれどわたしを見る眼は数えられない 優しさをもってすべてに接すればすべてのものは優しさをもつ 生きたいと思えるようになるまでは生きると決めて膨らます肺 覗き込み今日の残りを探すとき夜の中にも夕暮れはある したいことだけして生きるしたいこと特にはなくて息をしている 夜と朝かき混ぜながら上下するまつ毛の影が生まれ始める 【選者:木下龍也コメント】 没入するほど深く見つめて、すべてのものに秘められた優しさを暴く。 あなたほど優しい天才に僕は出会ったことがない。 ● 関連書籍 インロック|森口ぽるぽ https://honnosiori.buyshop.jp/items/58232677 岡野大嗣関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=岡野大嗣 木下龍也関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=木下龍也
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第一藝文社をさがして|早田リツ子
¥2,750
発行 夏葉社 価格:2500+税 312頁 四六版変形/ハードカバー ISBN978-4-904816-38-7C0095 映画と詩と生け花の本を刊行した、戦前のひとり出版社の評伝。 第一藝文社(1936-44)は主に京都で活躍した戦前の出版社です。社主は中塚道祐。 彼のほかに社員はいませんでした。伊丹万作の最初の本(『影画雑記』、1937)や、 アニメーション映画の評論の嚆矢ともいえる今村太平の『漫画映画論』(1941)、杉 山平一の詩集『夜学生』(1943)などの名著を刊行した第一藝文社とはいったいどんな出版社だったのか? 著者は遺族に会いに行き、図書館と古書店をとおして、 その秘密を時間をかけて、ひとつひとつ解き明かしていきます。 そこにはひとりの編集者と作家たちの出会いがあり、大きな戦争がありました。地味で、無骨で、読み応えのある類書のない評伝。 (出版社商品ページより)
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私の文学渉猟|曾根博義
¥2,530
発行 夏葉社 価格:2300円+税 版型:四六判・上製 頁数:400頁 ISBN 978-4-904816-39-4 C0095 『私の文学渉猟』は日本近代文学研究者の著者がさまざまな 媒体に執筆した、文学と古本にまつわるエッセイ集です。 扱われる作家、本は昭和が中心で、かなりの古書マニアでないと 知らないような作家、本、雑誌がいくつも出てきます。 けれど、この本はそうした稀覯書を紹介する本ではありません。 古本のを買うという行為に焦点をあてた本でもありません。 本書が正面から描くのは、文学、書物の世界の奥深さです。 戦時下の文学全集の行方を追う「『新日本文学全集』と戦争下の出版状況」、 文学が広く一般読者に読まれる過程をひもとく、「文芸評論と大衆」、 開戦の日の小林秀雄の文章を考える「十二月八日――真珠湾――知識人と戦争」等々、 文学好きの読者に読んでほしいエッセイがいくつも収録されています。 400ページのボリュームで定価は2300円+税。 デザインは櫻井事務所の櫻井久さん、中川あゆみさん、 装画は樋口達也さんです。 (出版社商品ページより)
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上林曉傑作小説集 星を撒いた街
¥2,420
SOLD OUT
発行 夏葉社 山本善行 撰 2011年6月発行 ISBN978-4-904816-03-5 四六判上製 240ページ 価格 2,200円+税 装丁 櫻井久 市井の、私の、小さな世界を端正な文章で描き続けた作家、上林曉(かんばやし・あかつき)。 そのかなしくて、美しい小説世界。 既刊の撰集、文庫本に収録されていなかった作品のなかから、八編を精選。
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なんとかとなんとかがいたなんとかズ|安田謙一
¥2,530
発行 プレスポップ 130mm × 190mm 464P/ソフトカバー カバーアート 坂本慎太郎 安田謙一がロック漫筆家として生計を立てはじめた2002年〜2012年までのあいだに、いろいろな雑誌に寄稿したものを中心に、レコード、CDやDVDなどのリビューやライナーノーツ、映画パンフレット、宣伝惹句などの原稿から安田自身がチョイスした300強のベスト・オブ・ベスト文章を集めた2012年秋冬の最強の一冊!