open 12-19|水木定休
11 fri. 17時閉店
18 fri. 16時閉店
20 sun. 店内イベント|笹久保伸
4/20(日) 笹久保伸
19:00/19:30 ¥3,500+1D
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漫画選集ザジvol.2
¥1,540
発行 点滅社 定価:1400円+税 発売日:2024年7月初旬 印刷:藤原印刷株式会社 判型:A5 280頁 ISBN:978-4-9912719-6-0 C0979 マイナーな短編読み切り漫画を22作品収録。 オルタナティブを模索し迷走し続ける漫画選集シリーズ第二弾です。 【内容紹介】 ガロやアックスのような、自分の描きたい漫画を自由に描いて気軽に発表できる場所を目指してつくりました。 発表の場、発掘の場として、誰かが一歩踏み出すための踏み台のような存在になりたいです。 メジャー誌には掲載されないマイナー漫画、実験漫画、衝動漫画、インディーズ漫画、パンク漫画、わけがわからないけどなんだかすごい漫画、そういった作品に興味がある方におすすめです。 【漫画執筆者と作品名】 亜蘭トーチカ 『Hype Boy』 ゐ忌レ 『魔王』 市村柚芽 『星の散歩』 いましろたかし 『撮影会』 大橋裕之 『音』 沖永和架奈 『浦島太郎深海記』 鬼霧繭乃 『フイヨラ』 もちだころ 『靴下を裏がえせ!』 おんちみどり 『ふりむき峠』 ゴム製のユウヤ 『ナカノタワーの事件』 杉作J太郎 『ブラジャー男』 terayama 『エメラルドは不定形の探偵』 トミムラコタ 『オオサンショウウオくん』 七野ワビせん 『さよなら…母さん』 花園照輝 『コルネット』 久宿純 『歌うカビクリームコロッケ星人』『うそつき』 日野健太郎 『トレイル』 HOSHI368 『天使は誰だ。』『サタニックブンブンヘッド』 松本剛 『13』 まんきつ 『恋のスナイパー』 【エッセイ執筆者と作品名】 屋良朝哉&ゴム製のユウヤ 『アメリカン・ニューシネマについてうだうだ喋る会』 切通理作 『バカボンの強迫観念』 倉島一樹 『いつか行きたいアイランド』 ゴム製のユウヤ 『垣根の見張り』 黒澤千春 『「またあした!」に、しみじみ。』 輝輔 『泣かないでほしかった』
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光と私語|吉田恭大
¥2,300
いぬのせなか座叢書3 ※旧字体が表示されないため、作者氏名の表記を変更しております 発売日:2019年03月31日 第一刷 2019年07月05日 第二刷 2021年12月06日 第三刷 判型:163mm×111mm 280ページ 造本:コデックス装 本文二色刷り プラスチックカバー 栞=小冊子:荻原裕幸・堂園昌彦 装釘・本文レイアウト:山本浩貴+h ☆第54回造本装幀コンクール 読者賞受賞 ☆日本タイポグラフィ年鑑2020入選 私語と定型がゆるく織り上げるこの場所の、この出会いの奥行きに向けて。 いつか訪れる、百年生きたあとの葬儀のための第一歌集。 https://inunosenakaza.com/book/hikaritoshigo 装釘・本文レイアウトは、加藤治郎『Confusion』や岩倉文也『傾いた夜空の下で』等におけるデザインが話題の、いぬのせなか座主宰・山本浩貴+hが担当。 同封される栞には、荻原裕幸・堂園昌彦が寄稿。 平成の終わりに刊行される、真に新たな、一冊。 [推薦文(随時追加 到着順)] 駅や広場を暦や行事が群衆のように過ぎていく。たくさんの声。"私"すら群衆の声の一つとして稀釈される。そんな都市の中で"あなた"の声も薄まりながら、でも光のように確かに届く。これはきっと愛や永遠と呼ばれるものだ。 ――千種創一 吉田くんの歌は、通常注目されるはずの物事の因果から視線を逸らす、あるいは解像度を下げることによって、世界がもともと持っていた美しさを発見している。既存の文脈の残像が残っているからこそ、彼の短歌は無軌道でアヴァンギャルドなものではなく、どこか懐かしいような抒情性を湛えているのだと思う。 ――堂園昌彦 なにかを伝えようという役目を終えて、とうに元の姿を忘れかけながら、さまざまな声と雑じり合うようにして街のあちこちに響いている。あなたにもわたしにも宛てられてはいないけれど、喧騒の中を抜けて不思議と耳に届くささめきのような、かつて誰かの声だった歌。 ――山階基 相当に長い時間とややこしい思考といくつもの審査を経て並べられたに違いない言葉たちは、けれど自信に満ちた顔つきというよりも、どこか素気なく突っ立っているように思える。ひそやかにひとりの人に視線を送りながら、それでいてたくさんの人々に祝福されたがっているようでもある。いま詩歌は人間の生活の中でいかに機能するのか。驚くべき精度で展開されるその探求と実践がまぶしい。おめでとう。私たちはこの歌集を待っていた。 ――山田亮太 死んだ目で「寺山修司が好きなんです」って言う吉田くんと初めて会ったのはたしか夏目坂沿いの居酒屋だったように記憶している。その年の秋、大学の構内でゲリラパフォーマンスでもやろうと思い立ち、彼にも出てもらった。顔を白く塗り、軍服を着せて戦場っぽいことをやらせたらなんだか楽しそうにしていた。警備員さんにやんわり注意されたので謝って移動して、最後は文学部のすぐ脇にあった彼の部屋に行ってメイクを落とした。あれから十年くらい経って、でもこの十年くらい経ったなと思うような時間も、歌集の中には偽りなく含まれていた。 ――カゲヤマ気象台 都市の景色を思い出せない。その手がかりを探ってこの詩集をめくるとそこにあるのは言葉によって異化された街だ。そこでは人々が帽子や手を振り、画面には腐葉土の画像が並び、その片隅で誰かが水薬を噛みしめる。 ここに一冊の、言葉だけで組み上げられた世界がある。 韜晦しているようで誠実、達観しているふりをしながらもおセンチ。一読すれば吉田恭大の目で世界を読もうとしてしまうだろう。小説家は読まないほうがいい、かも。 ――水原涼 毎日を水平に横たわって過ごしていた時期に吉田君に呼び出され、デリバリーのチキンライスと1冊の本を渡された。やたら余白の多い歌集だった。チキンライスはその場で食べ、歌集は鞄に入れて1ヶ月ほどが過ぎた。例えば感傷は、傷というだけあってやがて癒えるのだろう。しかしあくまでも客観に留める吉田君の短歌はそれを許さず、だからこそ失われず、鞄の外で祈りや光みたいに遍在していた。ぽっかり広がる明るい余白のなかで、ずいぶんとのびのびさせてもらいました。 ――いつか床子 [著者] 吉田恭大(よしだ・やすひろ) 1989年鳥取生まれ。 歌人、ドラマトゥルク、舞台制作者。 塔短歌会所属。早稲田短歌会出身。 2017年4月より北赤羽歌会を運営。 Twitter: https://twitter.com/nanka_daya
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セザンヌの犬|古谷利裕
¥1,980
いぬのせなか座叢書7 発行 いぬのせなか座 発売日:2024年6月17日 判型:111mm×163mm 304ページ 造本:無線綴じ(PUR) カバーなし 編集:山本浩貴(いぬのせなか座) 装釘・本文レイアウト:山本浩貴+h(いぬのせなか座) 価格:1,980円(税込) ISBN:978-4-911308-07-3 いくつものときとばしょが 生きものや物たちのもとで折りたたまれてはひらかれ だれもしらない思弁的な時空間が この体のなかに降りてくる --------------------- 画家・評論家など多方面で活躍する著者が「自分のすべてがここに入っている」と語る、小説の新たな可能性を示す驚くべき初小説集。 連続講座、展覧会の開催にあわせ、ついに刊行。 『群像』『早稲田文学』『ことばと』などで発表された作品に、書き下ろしを加えた計7作品を収録。 [著者] 古谷利裕 Toshihiro Furuya 1967年生まれ。画家、評論家。1993年東京造形大学卒業後、画家として2002年「VOCA展」(東京)、2004年「韓国国際アートフェア・日本現代美術特別展」(ソウル)、2008年「組立」(埼玉)、2011年「第9回アートプログラム青梅」(東京)、2015年「人体/動き/キャラクター」(東京)など、各所で活躍。 評論家としても、美術・小説・映画・アニメなど特定のジャンルに限らない活動を展開。『世界へと滲み出す脳』(青土社、2008年)、『人はある日とつぜん小説家になる』(青土社、2009年)、『虚構世界はなぜ必要か? SFアニメ「超」考察』(勁草書房、2018年)など多数の著書が刊行されているほか、2010年~2019年には「東京新聞」美術評を、2020年には「文學界」新人小説月評を担当。 1999年11月には、自身のホームページにて「偽日記」(https://furuyatoshihiro.hatenablog.com )を開始。以降「はてなブログ」への移転を挟みつつ24年以上にわたって連日更新されている同ページは、ひとりのアーティストの長期的な日記として、また日本の芸術・思想の特異なアーカイブとして、小説家・保坂和志をはじめ多くの人々から高く評価されている。近年は、「社会的チートの撲滅&死の恐怖からの非宗教的解放」をテーマとする集団「VECTION」(https://vection.world )の主要メンバーとしても活動。
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また猫と 猫の挽歌集|仁尾智
¥1,980
SOLD OUT
発行 雷鳥社 編集 安村正也(キャッツミャウブックス) 価格 ¥1980(本体¥1800+税)仕様 四六判変形 ISBN 978-4-8441-3804-4 猫であく穴は猫でも埋まらないけど猫だけが入れるかたち 多くの猫を愛し見送ってきた猫歌人・仁尾智と、 多くの“猫飼い”の声を聴いてきた猫本専門店オーナー キャッツミャウブックス店主・安村正也が贈る 猫の挽歌集 【著者・仁尾智 あとがき】 生きていくことの傍ら、猫を保護したり、保護した猫の里親さんを探したり、ときには子猫の一時預かりのボランティアをしたり、という活動をほそぼそとやってきた。もう四半世紀近くそんなことをしているので、その間、たくさんの猫を看取ってきてしまった。 猫を看取るときには、たくさん短歌がうまれる。気持ちが、これ以上になく動くからだと思う。そして、「短歌にする」という行為には、効能があると思っている。 大好きな猫が日に日に衰えていくときや、いなくなってしまったときの吐くような悲しみは、そのたびに短歌にしてきた。「短歌にしてきた」と書くと自発的行為のようだけれど、実際には、悲しみから身を守るように「短歌ができてしまう」というほうが正しい。 悲しみが短歌の形になると、少しだけ自分の中から外に出せたような気持ちになる。逃れがたい渦の中から、一瞬頭を上げて息つぎができる。短歌にする過程やできあがった短歌を目にすることで、自分に起こっている事態を客観視できるのだと思う。つまり、この本に収録されている短歌は「自分が楽になるために書いた短歌」なのだ。たくさんの猫を看取って、そのような短歌が歌集になるくらいたまってしまった。全部僕が僕のために書いた短歌なので、嘘のない歌集にはなっていると思う。 ……が、その反面、歌集としてまとめるに当たっては、大いに迷った。「そんな自分が救われるための作品で歌集を?」というわずかながらにあった歌人としての矜持とのせめぎあい。「猫を、しかも猫の『死』を利用していることにならないか」という罪悪感。「猫の挽歌集は、誰かの役に立つかも知れない」という気持ちと「役に立つってなに? 短歌はそんなものじゃないのでは?」という気持ち。また「我が家のように何匹もの猫を看取る悲しみと、例えば幼少期から二十年間一緒にいた一匹の猫を看取る悲しみが同じであるわけがない。悲しみなど共有できないのだから、何かをわかったような顔で本なんて出すべきではないのでは?」という葛藤。 そう、悲しみは共有できないのだ。それぞれが、まったく別の悲しみを抱いている。 ただ、「命」を前にしたときの右往左往や詮無い気持ちはみんな同じなのだ、とも思う。「もっと早く気づいてあげられていれば」とか「最後の瞬間に一緒にいてあげられなかった」とか、そうした自責の念や後悔も、多かれ少なかれみんなが抱いている。そして、そういう「同じ気持ち」のほうを共有できる機会は、意外と少ない。もしかして、余白の多い「短歌」という形であれば、その機会になり得るのではないか。 最終的には「誰かの役に立つ、というより、回り回って猫のためになるのでは?」という考えに至って、踏ん切りがついた。 この本を読んだ誰かが、少し前を向けて、また猫と暮らし始めてくれたりしたら、この本を作った甲斐どころか、僕が存在した甲斐があったとまで思える。 最後に。 僕の迷いをまるごと引き受けてこの本を世に出してくれたキャッツミャウブックスさんと雷鳥社さん、装丁を引き受けてくれた仁木順平さんには感謝しかない。本当にありがとうございました。 【編者・安村正也 あとがき】 「うちから何か本を出しませんか?」 たぶん世界初の猫歌人を名乗る仁尾智さんに、どこかに必ず猫が出てくる本だけを置いている猫本専門店オーナーの私が持ちかけたのは二〇二二年の暮れのこと。 「猫の挽歌集を出したいんですよね」 彼が即答した挽歌集とは、つまり猫の死を悼む短歌だけを集めた歌集ということだ。あまりポピュラーなテーマではないので、猫本専門店から発信すれば、読んでほしい層に届きやすいのではないかということらしい。 猫を飼う人はますます増えているが、通常は猫の寿命の方が短く、飼い主は愛猫に先立たれることになる。一方で、猫の長寿化に伴い、死別に関する猫本のテーマも、かつて主流だった【ペットロス】から、近年では【終活】【介護】【看取り】などに特化・分化してきている。とは言え、それらの書籍からは猫の一生における個々の場面でやるべきことや心構えは学べるものの、亡くした後の「誰にも言えないし、言いたくない、でも誰かに分かってほしい」という複雑な心情を代弁してくれる本はなかなか見つからない。そんな声を当店に来られるお客様からも耳にしていた。 猫と暮らしている方であれば、愛猫の闘病中はもちろん、元気な時でさえ、猫の看取り話を聞いたり読んだりするのは辛いはずだ。その反面、看取りの前後でそうした話に触れると、「みんな同じなんだな」と少しだけ気持ちが楽になることもある。 かくいう私も、二〇二三年の春に二名の店員猫を相次いで亡くしたのだが、その直後から、ずっと読めなかった猫の終活や看取りのエピソードを号泣しながら読み始めた。そのなかで特に、この歌集にも収められている一首に救われ、結果的に、里親として新たに二名の保護猫を迎え入れることになった。 「挽歌集、ぜひ出しましょう!」 猫歌人の構想に私も即答した。看取りの状況もその前後に抱く感情も人それぞれなので、他者が分かったような振りをすることはおこがましいと感じている。逆を言えば、他者から分かったように振舞われたくないとも思っている。二〇一七年に猫本専門店をオープンして以来のつきあいである彼も、同じ感性を持っていると信じていたので、迷うことは何もなかったのである。 これをあとがきに書く私もどうかと思うが、この猫の挽歌集は、今すぐには読めなくても、読めると思えるまで、常備薬のように本棚に並べておいていただくだけで構わないような気がしている。ただ、「本当はまた猫を飼いたいのに、しんどいのでもう飼えない」という思い込みをお持ちだったら、お読みになった後にそれを拭い去って、里親を待っている保護猫に手を差し伸べるきっかけにしていただけると嬉しい。 本書は、当初キャッツミャウブックスの刊行物として出すつもりだったが、猫歌人と猫本専門店の想いに共感してくださった雷鳥社さんから出版されることになった。それによって、より広く、より多くの方々のお手元に届くことを強く願う。そして、みなさんが心に同じことばを思い浮かべることを。 「また猫と」
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冬の植物観察日記|鈴木純
¥2,090
発行 雷鳥社 価格 ¥2090(本体¥1900+税)仕様 四六判変型(H180×W127)/並製/4C/272ページ ISBN 978-4-8441-3798-6 2022年10月から2023年3月までの植物観察家の日記。 新しい土地で迎える、はじめての冬のこと。 本書は秋から冬、そして春を迎えるまでの6か月間の記録です。 東京から山梨へ移住した植物観察家の鈴木純さん。街より野山が近くなったけれど、観察家としての日々は変わりません。生活の中で出会った身近な植物を、遠くから眺めたり、ぐっと自分に引き寄せたり。そんな風にしていつも観察しているのは、植物の「わかっていないこと」、まだ形のない「なにか」。 山梨で迎えた厳しい冬と、そこにある形のない春。春は、どこからやってくるのだろう。 「いま」を書きとめた貴重な記録です。
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日々のぽかん体操|川﨑智子
¥1,980
SOLD OUT
絵 ワタナベケンイチ 発行 雷鳥社 価格 ¥1980(本体¥1800+税)仕様 B6判変型、並製、224p、2C ISBN 978-4-8441-3807-5 C0077 日常の動作を体操に変える 文字をかく 布団にもぐる 光をあびる 本をよむことばひとつで体がうごく、動詞の整体 本書は自分の体と心地よく、機嫌よく過ごすための整体体操の本です。1年をとおして、季節に応じた体操を10日ごとに「動詞」でご紹介しています。その時期の気温や天候などの変化に応じて体を動かすことで、体調や気分が安定していきます。日常の動作を体操に変えて、日々の体と心を「ぽかん」とすっきり軽くしませんか? 動詞体操のほか「よく眠れる体操」「むくみをほぐす体操」「汗をかく体操」「頭がすっきりする体操」など、実用的な体操もイラスト付きで約40個掲載。「七夕に願いをかける体操」、「あく抜き体操」など、ユーモアですこし変わった体操も織り交ぜています。ワタナベケンイチさんによるイラストでお楽しみください。
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生きものハイウェイ|佐々木洋
¥1,760
絵 中村一般(なかむら・いっぱん) 発行 雷鳥社 価格 ¥1760(本体¥1600+税)仕様 四六判並製、208p、1C ISBN 978-4-8441-3799-3 地図にはないけど無数に存在している 「生きものの通り道」に気づくと世界はもっとおもしろい 生き物ハイウェイとは、生き物の通り道のこと。この本では、私たちの身近な場所に張り巡らされた「生き物ハイウェイ」を、10のフィールドに分けて紹介します。さらに、そこから焦点をより近づけて、電柱・道路標識・プランターの下・中央分離帯・墓石・朽木の中・ドングリ・郵便受け・セーターなど、それぞれのユニークなハイウェイコースを探します。生き物は、昆虫、爬虫類、鳥、魚、哺乳類など、さまざまなタイプが登場。 著者は、30年以上自然観察を続けてきた佐々木洋さん。その経験を活かして、生き物の通り道はもちろん、特徴・出没ポイント・観察時期・名前の由来なども、豊富な知識と雑学を織り交ぜながらユーモアたっぷりに解説。何かが動いているような気配の漂う、中村一般さんのイラストと合わせて、ぜひお楽しみください。 「この世は、私たち人間だけのものではない。無数とも思える人間以外の生き物も暮らしている。そして、それらの多くは、こちらから遠くまで探しに行かなくても、私たちと、時間と空間を共有しているものなのだ。」(─はじめにより)
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山の辞典|織田紗織/川野恭子
¥1,650
発行 雷鳥社 価格 ¥1650(本体¥1500+税)仕様 A6判/上製/320P ISBN 978-4844137962 日本は、国土の7割以上が山地を占める「山国」である。山を知ることは、自国を知ること。 地形が美しい山(地)、山小屋が魅力的な山(荘)、花が微笑む山(花)、海が見える山(海)、紅葉が見事な山(紅)など。本書では「これを楽しむならここ!」という、おすすめの山を10の章に渡って、写真と文章で紹介しています。
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●サイン本 TOKYO STYLE|Kyoichi Tsuzuki/都築響一
¥16,500
published by APARTAMENTO hardcover 388 pages 250 x 250 mm color 2024 SIGNED BY KYOICHI TSUZUKI 日本人作家、編集者、写真家である都築響一の作品集。 「やむをえず、初めて大判カメラを購入した。車は持っていなかったので、原付の足元に機材を載せ、2年以上もの間東京を走り回った。それが私の写真家としての原点だった。初版から30年余りの時が過ぎた今、『Apartomento』から『Tokyo Style』の新版が出るというのは、小さな奇跡のように感じられる」ー都築響一 カルト的人気を誇る名著でありコレクターズ・アイテムの象徴でもある『Tokyo Style』が、初版の刊行から30年以上の時を経て新版として蘇る。この写真集は不朽の名作であり、本当の意味で人が住まう東京の住居を、ごく親密な距離からありのままに写し出している。初版の贅沢なページ構成はそのままに、装丁を一新して新版を制作。本作のアイコニックなイメージのセレクションが並んだ後には、作者が新たに書き下ろしたあとがきが添えられ、豊かな自己表現をなすアナログ世界を捉えた作品群が喚起するノスタルジアに光を当てて本書は締め括られる。作者の長年の友人であり、アメリカを拠点として活動する作家のバリー・ユアグロー(Barry Yourgrau)が序文を寄稿。「卑猥なものから奇抜なもの、ファンキーなものからKAWAIIもの」にあふれた東京の「雑然としてひどく散らかった」隠れ家について思いを巡らせる。 本書は、世界有数の大都市が孕む日常へと読者を誘い、我々自身やそのコミュニティとより繋がりをもって生きるための雛形を紹介する。「ほら、座りなよ」と作者は手招きする。「こんな生活も、まあ、悪くないから」と。
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DEAR GOD, THE PARTHENON IS STILL BROKEN|Yorgos Lanthimos
¥13,200
published by VOID hardcover 120 pages 240 x 300 mm color, black and white 2024 ギリシャ人映画監督、ヨルゴス・ランティモス(Yorgos Lanthimos)の作品集。2023年公開の映画『 哀れなるものたち(原題:Poor Things)』(日本では2024年公開)の風景を写真で写し出し、美しい装丁でまとめた一冊。 作者は、映画の撮影中や合間の休憩時間に大判、中判カメラで写真を撮り、主演女優のエマ・ストーン(Emma Stone)と共に間に合わせで用意した暗室に入り、6x7のカラーネガフィルムと4x5のモノクロネガフィルムを現像し続けたという。本書はそんな二者のユニークなクリエイティブ・パートナーシップのもと、まるで錬金術のように映画という領域や制約を超えた創造的な結果を生み出した。 「ああ 神よ、パルテノン神殿は壊れたままなのです(DEAR GOD, THE PARTHENON IS STILL BROKEN)」 このタイトルは、劇中でヒロインのエマ・ストーン演じるベラ・バクスターが、父であるゴドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー(Willem Dafoe)演)を神と呼んでいることが表されている。この一節は、ベラから父である神に送るはずだった絵葉書から由来しているが、このシーンは映画の最終稿からカットされている。また、表紙の絵は、版元である「VOID」が父役のウィレム・デフォーに似ているという理由でローマ神話の神ジュピターの仮面を採用し、そこにゴドウィン・バクスターの傷跡を与えて描かれたものである。 同作はブダペストに設営された実在のセット上で撮影された。にもかかわらず、本書に収録された作品は、時間や場所という鎖に囚われることなく、現実から切り離された別世界に存在している。写真はモノクロとカラーの間を漂い、過去と現在との間で目覚めてしまった「夢」の中にいるような印象を与え、現実と虚構の狭間にある幾重もの層が少しずつ露わになっていく。 この映画の舞台は、ロンドン、リスボン、マルセイユ、クルーズ客船など、19世紀末のさまざまな場所に設定されており、その全てはこのブダペストの地で再現された。このセットのために構築された各都市や室内が本作の背景となっている。登場人物は想像上の都市に生き、そこには不安定なスクリーン、足場、帆装、照明、クルーがイメージの周辺に写ってしまっている。作者は意図的にフレームを広げてセットの仕組みを見せ、物語の中にもう一つ新たな物語を作り上げた。このことを反映するかのように、本書のページの一部を観音開きができる仕様にし、本の中の登場人物がちらりと写る内側に隠れているもう一つの「本」のページを読者が開くことで、その構造を明らかにする。そしてこの写真は、本編のサブ・プロットとなり、ある種の解説となりうるのである。 本書の冒頭には、ミュージシャン、作家、詩人のパティ・スミス(Patti Smith)による未発表の詩を収録。本映画にインスパイアされて書いたものである。
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その日暮らし|坂口恭平
¥1,760
SOLD OUT
発行 palmbooks 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ12mm 144ページ 定価 1,600円+税 ISBN978-4-910976-03-7 CコードC0095 初版年月日2024年8月1日 ずっと向き合えずにいた寂しさの正体がわかったことで、 僕ははじめて、自分を信頼できるようになった。 コロナ禍にはじめた畑。熊本の土地とたいせつなひとたちとの出会い。うれしさも苦しさも分かち合える家族との昼夜をへて、僕は自分のなかにいた、もうひとりの大事にすべき存在と出会った。日々を綴るエッセイの先に待つ、あらたな境地へといたる生の軌跡。 目次 畑をはじめて/四年目の畑/安全地帯/ふたりとの出会い/無償で助け合う/外の世界に夢中/鬱は大事な休息/先祖めぐり その一/先祖めぐり その二/先祖めぐり その三/生きるための絵/背中を押された娘の言葉/自分を褒める習慣/ゲンの背中を掻く毎日/アオにマッサージをする夜/不知火忌/その人の「町」/泉との出会い その一/泉との出会い その二/わらしべ長者/ゲンと虫歯/両親と小旅行/助けた亀は戻ってくる/建てない建築家/ゲンの良いところ/人生に無駄なし/プライベートパブリック/声を拾い集める/師匠の見つけ方/新しい病院の設計/海から呼ばれている/親友の優しさ/アオのアドバイス/やるだけやって怒られる/絶対に大丈夫/子どもが一番の薬/伯母が歩いた/イスタンブールは実家/自殺者をなくす方法 その一/自殺者をなくす方法 その二/ピザ修業でナポリへ/学校に行かない君へ/創作すること/鬱になる/脆弱だからこそ持続する/興味はないのか?/思いつきノート/手に預ける/助けてくれるみなさんへ/寂しさが笑顔に変わる あとがき 著者プロフィール 坂口恭平 (サカグチキョウヘイ) (著/文) 1978年熊本県まれ。2001年早稲田大学理工学部建築学科卒業。作家、画家、音楽家、建築家など多彩な活動を行なう。2004年に路上生活者の家を収めた写真集『0円ハウス』を刊行。主な著書に『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』『独立国家のつくりかた』『幻年時代』『徘徊タクシー』『まとまらない人』『苦しい時は電話して』『躁鬱大学』『土になる』道草晴子の漫画による『生き延びるための事務』など。パステル画をはじめ絵画作品を多数発表しており、2023年2月に熊本市現代美術館にて個展「坂口恭平日記」を開催。本作の装画も著者の水彩画作品となる。
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世界の適切な保存|永井玲衣
¥1,870
SOLD OUT
発行 講談社 発売日 2024年07月25日 定価:1,870円(本体1,700円) ISBN 978-4-06-536172-6 判型 四六 ページ数 288ページ 初出 本書は、「群像」2022年4月号に掲載された「はらう」、「群像」2022年5月号~2023年12月号、2024年3月号~6月号にて連載された「世界の適切な保存」をまとめたものです。 ロングセラー『水中の哲学者たち』で話題沸騰! 対話する哲学者・永井玲衣、待望の最新刊! 見ることは、わたしを当事者にする。 共に生きるひとにする。 世界をもっと「よく」見ること。その中に入り込んで、てのひらいっぱいに受け取ること。 この世界と向き合うための哲学エッセイ。 わたしはどうやら、時間が流れていくにしたがって、 何かが消えるとか、失われるとか、忘れられるということがおそろしいらしい。 ここに書かれたもの。その何倍もある、書かれなかったもの。 でも決してなくならないもの――。 生の断片、世界の欠片は、きかれることを待っている。じっとして、掘り出されることを待っている。 著:永井玲衣(ナガイ レイ) 人びとと考えあう場である哲学対話を幅広く行っている。せんそうについて表現を通し対話する、写真家・八木咲との「せんそうってプロジェクト」、後藤正文らを中心とするムーブメント「D2021」などでも活動。著書に『水中の哲学者たち』(晶文社)。第17回「わたくし、つまりNobody賞」を受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。
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石としてある 第1号
¥1,650
SOLD OUT
編集発行:本屋メガホン デザイン:和田拓海 (本屋メガホン) 判型:新書判 (105×182mm) / 無線綴じ / 90ページ 印刷:イニュニック (表紙:タント(S-5) 180kg/本文:モンテシオン70.5kg) ただ数が少ないというだけで 説明を求められたり 勝手に意味を見出されたり 求めてもいないのに肯定されたり 応援されたり 大きなお世話だ 河原にある無数の石のように 誰かの家でだいじに真綿に包まれてある石のように 日の光も届かない海底でじっとしている石のように 意味も定義も説明も証明も求められない ただそこにあるものとして観測される 声や形や表現や文章が集まる場所をつくりたい 今までないものとして扱われてきた 見て見ぬふりをしたりされたりしてきた 声や思いや違和感を あつめてすくいあげてととのえて まるいテーブルの上にぽんと置く そこからはじめてみる そこからかんがえてみる * * * 「石としてある」は、意味も定義も説明も証明も求められず、ただそこにあるものとして観測される文章や表現が集まるための場所として、だれにでもひらかれた文芸誌です。 自分自身のあり方や立ち居振る舞いについて、説明を求められたり勝手に解釈されたりしやすい社会のなかで、他者からの一方的なまなざしやわかりやすいストーリーから遠く離れ、説明できなさ/定義できなさを主体的に祝福し、曖昧で流動的な瞬間を記録して積み重ねていくような、そんな場所を目指します。 ポケットにこっそり忍ばせて、ひとりで眠れない夜のとなりに、みんなが帰った後のあかるい人恋しさのとなりに、だれかと通じ合えなさを感じた心許なさのとなりに、足元を細くゆらゆら照らすあかりとしてともにあれたら嬉しいです。 *** エッセイ|dot./瀬川 貴音 愛という〈呪い〉を纏わせ生きること。 エッセイ|だいき 狼煙と火元 写真|おがわまき 私たち、なけれねばならぬものたち 小説|オカワダアキナ ポスト・プール エッセイ|ヤマザキやーゆ 地球沸騰化時代の到来、ことばの萌芽 漫画|とりにく 今日の生き方 エッセイと写真|るり あなた(たち)へ エッセイ|とりうみ 水の中で半ば目覚め、半ば眠っている エッセイ/小説|灰田 条/thur. きしとこどくの話
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そんな言葉があることを忘れていた|せきしろ
¥2,530
発行 左右社 ISBN:9784865284256 定価:¥2,530(税込) 発売日:2024.7.31 ページ数 248 判型 四六判 装丁 櫻井久/装幀 植田陽貴/装画 『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』など、又吉直樹とともに自由律俳句作家として活躍するせきしろ・初の単独句集。郷愁の極北をゆく全320句。 枠の中で生きられなかった俳人が定型ではなく自由律を志すことに必然性を感じるが、せきしろさんも平穏無事に社会生活を送れる感性ではない。やはり、せきしろさんも自由律を選んだのではなく、魂の形がすでに自由律だったのだろう。――又吉直樹(解説より) 【収録句より】 走る春の小学生に追い抜かれる シンクで水が跳ねて響く内見 免許証コピーしただけで熱いサドル 盆踊りをやっている気配がすごい 風やんで夏がもうない お湯が沸いて憂鬱が中断 漫画のスカジャンを着た人が怒っている あなたの牡蠣は小さいから二個と仕切る人がいる この静けさは雪だろうと窓へ 死が約束を破る 消える前に一句 誰もいなくなったとしても故郷 著者プロフィール せきしろ(著) 作家、俳人。一九七〇年、北海道生まれ。A型。北海道北見北斗高校卒。主な著書に『去年ルノアールで』『1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった』『たとえる技術』『バスは北を進む』『放哉の本を読まずに孤独』など。また、又吉直樹との共著に『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』『蕎麦湯が来ない』などがある。
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ユリイカ2024年8月臨時増刊号 総特集=折坂悠太
¥1,870
SOLD OUT
発行 青土社 定価 1,870円(本体1,700円) 発売日 2024年7月9日 ISBN978-4-7917-0450-7 -『たむけ』『平成』『心理』、そして『呪文』へ- 最新アルバム『呪文』6月26日発売! 折坂悠太の音楽は静かに見つめ返す。旋律に置かれた言葉を耳にしながら私たちは、置かれなかった言葉の蠢く沈黙の気配にも呑まれてゆく――不在のものへの思いが込められた『たむけ』(2016)、個人史と重なる一つの時代を切り取った『平成』(2018)、コロナ禍の社会で惑い揺れる心を見つめた『心理』(2021)という3枚のアルバムを経て、来たる6月に放たれる新たなアルバムの名は『呪文』だという。ドラマや映画への楽曲提供、展示「薮IN」(2022)や歌詞集の刊行、活動10周年弾き語りツアーなど、さまざまな歌と言葉の旅の先で折坂悠太の音楽はいかなる風景のなかを進みゆくのか。いま足音の聞こえるほうへと耳を澄ませる。 総特集◉折坂悠太——『たむけ』『平成』『心理』、そして『呪文』へ ❖カラー口絵 2018〜 / 撮影・構成=塩田正幸 ❖対談〈1〉 同じ風のなかで / 安達奈緒子×折坂悠太 ❖歌のたより 水ようび / 青葉市子 親友のような歌 / 寺尾紗穂 齎す者 / あだち麗三郎 時々の時々 / 坂口恭平 ❖アンケート わたしと折坂悠太 / 石橋静河 イ・ラン KID FRESINO 後藤正文 仲野太賀 中納良恵 松井文 夜久一 ❖創作〈1〉 折坂漫画 呪文 / 寺田燿児 ❖インタビュー 今日を生きるおまじない / 折坂悠太 聞き手=白岩英樹 ❖音から音へ 10年間のあゆみ、そして『呪文』へ / 大石始 「平成」の越え方 / 輪島裕介 アンコントローラブルな響きを取り込む——折坂悠太の即興性に関する覚書 / 細田成嗣 ❖創作〈2〉 水に生まれる / 廣川毅 ❖言葉と出会う 「べ」の領域——『呪文』の成長点 / 細馬宏通 はじまりの詩/詩のはじまり / 斉藤倫 『薮IN』と『あなたは私と話した事があるだろうか』を読んで、わたしたちは薮INした事が、折坂さんと話した事があるだろうか、と考えてみる。 / カニエ・ナハ ❖創作〈3〉 静物 / 正一 ❖光を手渡す 折坂悠太服飾史 / 永冨佳代子 風を読む / 山本啓太 折坂さんに揺らされながら / 佐藤快磨 ❖物語の隣で 物語の続きを願う歌——『泣く子はいねぇが』の音楽と「春」 / 木津毅 春の音、歌の言葉 / 髙山花子 個と公の響き合う歌——「朝顔」とJ-POP / 柴崎祐二 ❖対談〈2〉 音をよく見て、健やかに / ゴンザレス三上×折坂悠太 司会・構成=松永良平 ❖いくつもの景色 折坂悠太が叩く“私”という太鼓 / 松永良平 全身全霊のあとずさり / 九龍ジョー 折坂悠太 録音雑記帳 / 中村公輔 物語からはなれて / 中里友 ❖それぞれの歩き方 京都の折坂悠太 / 岡村詩野 のろしレコード群像劇——三人の歌い手たちによる、歌を見つめ直す居場所 / 峯大貴 ❖資料 折坂悠太クロニクル / 和田信一郎(s.h.i.) 表紙・目次・扉=鈴木聖 表紙・目次写真=塩田正幸
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ユリイカ2024年8月号 特集=ポール・オースター
¥1,870
発行 青土社 定価 1,870円(本体1,700円) 発売日 2024年7月29日 ISBN978-4-7917-0451-4 ポール・オースター追悼 文学が世界文学に遷移していく時代にオースターはどのような位置をもち、そこにはなにが尽きていたのか、『孤独の発明』からニューヨーク三部作、『ムーン・パレス』、『偶然の音楽』、あるいは『幻影の書』、そして『4 3 2 1』へ……証言は交錯し、作品は残される。知られざる作品をいまふたたび馴染みの風景とするために。追悼とはそれを取り戻すための哀惜と反抗である。 特集*ポール・オースター――1947-2024 ❖翻訳 ローレル&ハーディに人生を救われた――『4 3 2 1』より / ポール・オースター 訳=柴田元幸 ❖対談 オースターを/とともに読む / 柴田元幸 藤井光 ❖作家との邂逅 内面の旅に魅せられて / 白井晃 矛盾する僕のお守り / タダジュン ❖アメリカからの旅 ポール・オースターの思い出とアメリカにおける彼の著作の評判について少々 / ジャスティン・ジャメール 訳=秋草俊一郎 間違い電話じゃなかった / 吉田恭子 空白期間の神話から二一世紀の段階的物語へ――ポール・オースターと歩く現代アメリカ / 矢倉喬士 「翻訳」の発明――柴田元幸のポール・オースター訳をめぐって / 邵丹 ❖作られたお話 初訳者の栄光と困惑 / 郷原宏 シンクロニシティ、あるいはご都合主義の復権 / 菱岡憲司 ❖憑在的な声 探偵になりきれなかった男たち――ポール・オースターと(ハードボイルド)探偵小説 / 井上博之 ガラスの手荷物――シリ・ハストヴェットとともに『最後の物たちの国で』声を聞く / 上田麻由子 幽霊たちへの責任――ポール・オースターにおける災厄の表象 / 髙村峰生 ボディーズ・アンリミテッド――オースター作品における肉体考 / 小澤英実 ❖場所が訪れる 点、線、面 / 畔柳和代 オースターの「必然」 / 姜湖宙 ❖詩と物語、あるいは言葉 混乱と残忍に抗して――ポール・オースターの詩 / 飯野友幸 偶然の技法――ポール・オースターの詩人から小説家への移行期について / 佐藤直子 寂しさの発明――オースターとメルヴィル / 古井義昭 神託の夜と再話の倫理 / 大宮勘一郎 ❖文章を追いかけて ベケットが結んだポールとジョンの友情 / くぼたのぞみ オースターと野球と、逃げる犬 / 高山羽根子 ❖オースターと―― 孤独の発見 / 鈴木創士 ポール・オースターとパウル・ツェラン――ゴッホを通して二人を架橋する / 関口裕昭 「失われた原稿」と「失われた対話」――ポール・オースターとピエール・クラストルをめぐって / 酒井隆史 稀代のストーリーテラーが映画に注いだ情熱の行方 / 上原輝樹 ❖事の始まり ポール・オースター全小説解題 / 下條恵子 ❖忘れられぬ人々*34 故旧哀傷・松尾和子 / 中村稔 ❖物語を食べる*41 かーいぶつ、だーれだ、という声(上) / 赤坂憲雄 ❖詩 あのこと・のと・なりで / 川上雨季 ❖今月の作品 湖中千絵・蓮野健二・栫伸太郎・禾アキラ・岡村梨枝子 / 選=井坂洋子 ❖われ発見せり その〜…あいだになる、そのあいだに / 外島貴幸 表紙・目次・扉=北岡誠吾 表紙写真=2007年10月11日、パリにて。映画監督作『マーティン・フロストの内なる生』の上映に際して(Photo by STEPHANE DE SAKUTIN)AFP/アフロ
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ユリイカ2024年3月号 特集=柴田聡子
¥1,760
発行 青土社 定価 1,760円(本体1,600円) 発売日 2024年2月27日 ISBN978-4-7917-0445-3 -『しばたさとこ島』『さばーく』『ぼちぼち銀河』、そして『Your Favorite Things』へ…日々を抱きしめる言葉と音楽- 最新アルバム『Your Favorite Things』2024年2月28日発売! お喋り、呟き、ぼやき、内言――日々の生活で生まれ続ける言葉たち、その言ったこと言わなかったこと、聞こえたこと聞こえなかったことも全てひっくるめてメロディーにのせて歌い上げ、柴田聡子は何を伝えようとしているのか。『しばたさとこ島』(2012)から『ぼちぼち銀河』(2022)までの10年間を経て、2年ぶりの新アルバム『Your Favorite Things』がやってくる。柔軟なグルーヴをふんだんに含む歌声、思いがけない発見に満ち満ちた言葉とサウンドの魅力を辿り、広がり続ける柴田聡子ワールドを一望する。 特集*柴田聡子――『しばたさとこ島』『さばーく』『ぼちぼち銀河』、そして『Your Favorite Things』へ…日々を抱きしめる言葉と音楽 ❖対談 揺蕩う歌と変わりつづけて / 柴田聡子×adieu(上白石萌歌) ❖ひとりぼっちからの挨拶 島から銀河へ、その先の先へ――柴田聡子の一二年をめぐる / カニエ・ナハ 景色に飛び乗る / 髙山花子 全身全霊の「ようこそ」 / 川野芽生 シリアスとユーモラスとわたしの散歩 / 井口可奈 冬の日 / 宇野友恵(RYUTist) ❖淡々と、ばらばらと 解体される柴田聡子――「雑感」論 / つやちゃん 「雑感」実況 / 細馬宏通 ❖インタビュー 距離感について――わたしと人と音楽 / 柴田聡子 聞き手=碇雪恵 ❖書き下ろしエッセイ きっかけのグラデーション、その濃いところ / 柴田聡子 ❖かわるがわる来る人々 柴田さんとのこと / 山本精一 ゆべし先輩より / 藤村頼正 彩りを奏でる / 岡田拓郎 “しばたさとこ沼”で協働してきた同志たち / 岡村詩野 ❖あの日の騒がしい残響 柴田聡子のはじまりの風景――『しばたさとこ島』『海へ行こうか』『いじわる全集』 / 伊藤なつみ エリック・サティと柴田聡子 / クリストフ・シャルル 荒ぶる同期、しばっちゃん / 吉開菜央 柴田聡子はまだそこにはいない。 / 藤幡正樹 ❖アンケート わたしと柴田聡子 / 志磨遼平・澤部渡・岸田繫・羊文学・山崎ゆかり(空気公団)・ゆっきゅん・大森靖子・木下百花 ❖○○ってなんて言ったらいいの 「後悔」とそのスタイル / imdkm あなたとわたしの柴田聡子 / 佐藤雄一 いくらでもはぐらかしてほしい / 山階基 ❖短歌 しっとりと無邪気 / くどうれいん ❖オマージュイラストギャラリー かけない / あけたらしろめ / 田中かえ ❖しんとしたお喋り まっすぐな目で / 深津さくら 柴田聡子、友人と外出を大いに歌う / 矢島和義 三〇代、生まれ直しの季節――『きれぎれのダイアリー 2017〜2023』についてのエッセイ / 碇雪恵 ❖きらめく銀河の、ひとつの星へ 直截と雑感の歌――柴田聡子の「フォーク」性をめぐって / 柴崎祐二 波のように消える《私》――柴田聡子によるディーヴァの再定義 / 最込舜一 《カープファンの子》とのつきあい方 / 星川彩 ❖資料 柴田聡子ディスクガイド / 村尾泰郎・imdkm・つやちゃん ❖忘れられぬ人々*29 故旧哀傷・中村豊 / 中村稔 ❖物語を食べる*36 怪物は神話とともに黄泉還る / 赤坂憲雄 ❖詩 納豆のねばねば / 江田つばき ❖今月の作品 ユウ アイト・梅津郁子・栫伸太郎・ながさきふみ / 選=井坂洋子 ❖われ発見せり 私からあなたへの祈り / 鈴木美裕 表紙・目次・扉……北岡誠吾 表紙写真……O-WEST冨田味我 ©️YATSUI FES.2023 特集扉写真……撮影:守本勝英 メイクアップアーティスト:UDA ヘアスタイリスト:Nori Takabayashi アートディレクション、デザイン:坂脇慶 インタビュー扉写真……撮影:内田燿司 ヘアメイク:田中みゆき (boy Tokyo) 撮影アシスタント:駒谷優、新木勇汰、下田裕太 撮影スタジオ:Studio D21
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ユリイカ2024年3月臨時増刊号 総特集=92年目の谷川俊太郎
¥2,860
発行 青土社 定価 2,860円(本体2,600円) 発売日 2024年2月21日 ISBN978-4-7917-0444-6 いつでも、どこでも、ずっと谷川俊太郎 なぜ谷川俊太郎には一見して批評が似つかわしくないように思われるのか、それは現代を生きる詩人としておそらくもっとも一般に普及した存在だからだろうか、谷川俊太郎を批評しよう、そうあっさり呼びかけるのはもしかしたら谷川俊太郎自身かもしれない、「谷川俊太郎による谷川俊太郎の世界」(『ユリイカ』1973年11月臨時増刊号)が試みられてから50年、谷川俊太郎によるのではなく、谷川俊太郎に向かっていく。92年目の谷川俊太郎。 総特集*92年目の谷川俊太郎 ❖始まり 往復詩 2023.12-2024.01――第二信まで / 伊藤比呂美×谷川俊太郎 ❖谷川俊太郎の世界へ! 世界の谷川俊太郎・谷川俊太郎の世界 / 連東孝子 谷川俊太郎さんのあとに / 藤井貞和 迎えに来ていただけますか……、谷川さん。 / 和合亮一 ❖孤独のコスモロジー 『二十億光年の孤独』――孤独の旅の軌跡 / ディエゴ・マルティーナ 詩人の中のアトム / 田原 勉強すると、谷川俊太郎の言葉が変身する / 小笠原鳥類 青空を見つめて死なない――谷川俊太郎について / 下西風澄 ❖うたのことば 黙想する谷川さん / 小室等 んぱぱ んぽぽ うん うん――「いまここ」をめぐる旅 / 原田郁子 この気もちはなんだろう / 柴田聡子 ❖谷川俊太郎が聞こえる 歌う谷川俊太郎、そのプロテスト / 坪井秀人 校歌の宇宙 / 細馬宏通 扱いやすさの罠の前で / 森山至貴 子どもの詩人・谷川俊太郎 / 周東美材 ❖採録 今更、谷川俊太郎――谷川作品をめぐるシンポジウム / 伊藤比呂美×尾崎真理子×高橋源一郎×マーサ・ナカムラ×四元康祐 ❖谷川俊太郎を再演する 「詩」を書くよりも / 奥山紗英 谷川俊太郎に共振する――シンポジウム「今更、谷川俊太郎」学生パフォーマンス解題 / 廣瀬楽人 ❖詩人と読む 快楽主義者の詩学 / 大崎清夏 谷川俊太郎だけが詩人なのであって、他に詩人なんていないのかもしれない / 岩倉文也 谷川俊太郎と日本語と私 / 佐藤文香 ❖詩論という試論 狂暴な無垢――谷川俊太郎の詩を読む / 鳥居万由実 谷川俊太郎とはなにか / 佐藤雄一 谷川俊太郎の余白に / 久谷雉 詩における時間性をめぐって――わたしの谷川俊太郎論 / 小野絵里華 ❖創作〈1〉 小説による「朝のリレー」 / 福永信 ❖言語学/詩学/文献学 谷川俊太郎の日本語 / 今野真二 グラドゥス・アド・パルナッスム――谷川俊太郎の詩のかたち / 中村三春 リズムと調べ、あるいは音律 / 工藤貴響 谷川俊太郎の詩をどうやって読めばいいか / 加藤邦彦 ❖本に飛び乗る ボート / 奥村門土(モンドくん) 谷川俊太郎さんと出会い直す / 矢萩多聞 「谷川俊太郎 絵本★百貨展」に「百貨店」と「百貨典」 / ゆめのゆき ❖かたちあるもの しずかでにぎやかな絵本 / 寺村摩耶子 メディア装置と谷川俊太郎 / 和田敬 再論・谷川俊太郎とテレビドラマ / 瀬崎圭二 詩に詩を乗せる――『ピーナッツ』と谷川俊太郎 / 三浦知志 宇宙はわらうか――表情制作論としてのキャラクター、絵文字、詩 / 布施琳太郎 ❖創作〈2〉 ゲゲゲの俊太郎――あるいは闇の谷川俊太郎の錬成 / 山田亮太 ❖この国の詩人 谷川俊太郎の愛国詩――ロスト・ジェネレーションの感動 / 田口麻奈 哲学・文学・ヒューマニズム――谷川徹三についてのエッセイ / 山口尚 戦後文学における「励まし」としての谷川俊太郎――大江健三郎を参照項に / 菊間晴子 擦れ違う世界認識――谷川俊太郎と寺山修司 / 堀江秀史 とめどない実験 / 髙山花子 ❖谷川俊太郎から見る 定義とその周縁を解く / 三瓶玲奈 ラジオアイ ポエムアイ カメラアイ / 青柳菜摘 今日も書いている人 / 瀬尾夏美 ❖詩の果て、空の果て 宇宙と地球と私、そして――谷川俊太郎の静かな絶望について / エリス俊子 言葉になっていない言葉へ――意味を壊し生み出す / 西村ユミ 認識絵本の薔薇十字ポイエーシス――谷川俊太郎讃 / 高山宏 抽象の亀裂に現れるリアル / 郡司ペギオ幸夫 ❖93年目に向かって 〈谷川本〉をめぐる / カニエ・ナハ 装丁・レイアウト(目次・扉・見出し)=矢萩多聞
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ユリイカ2023年9月号 特集=ヤマシタトモコ
¥1,760
発行 青土社 定価 1,760円(本体1,600円) 発売日 2023年8月28日 ISBN978-4-7917-0436-1 -『くいもの処 明楽』『HER』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』、そして『違国日記』へ- 『違国日記』完結記念 ヤマシタトモコが描く人と人は、分かり合えず、傷つき合い、打ちのめされることを繰り返す。それでもと垣根を超えようとして他者へと手を伸ばす愚直な登場人物の姿は、時にエンパワメントとして、時に社会への問いかけとして、人の心を駆動するメッセージへと展開する。長期連載となった『違国日記』の完結に際して、これまでの鮮烈なマンガ表現の数々を振り返り、そのメッセージに応答していく一大特集。 特集*ヤマシタトモコ――『くいもの処 明楽』『HER』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』、そして『違国日記』へ ❖対談 私たちは手を繋ぐ / ヤマシタトモコ×高野ひと深 ❖物語を手渡す 黎明を見たあなたへ――ヤマシタトモコ『違国日記』 / 岩川ありさ かつての少女たちへ / 横田祐美子 ❖紡ぎ直される言葉 名前のないものに名前をつける。たとえば〝違国〟と。 / 桜庭一樹 二人の距離とひろがる世界 / 瀬田なつき それぞれの違国、そして夜明けに / 文月悠光 ❖他者とかかわること 綻びという希望――『違国日記』におけるコミュニケーション / 三木那由他 「ふつう」から降りた男(たち)――笠町信吾は「理解のある彼くん」なのか? / 木津毅 フレームの向こうへ――四角い「日記」、「違国」への入り口 / 陰山涼 ❖インタビュー それでも描くということ / ヤマシタトモコ 聞き手=瀬戸夏子 ❖イラストギャラリー あの人との思い出・死闘篇 / 今井哲也 出会いはコンビニに平置きされていた「BUTTER!!!」が表紙の『アフタヌーン』 / 芥見下々 家宝 / 紗久楽さわ わたしの灯台 / ダヨオ ヤマシタさんお久しぶりです / ねむようこ 拝啓 ヤマシタトモコ様 / コナリミサト 『HER』の花河まみと本美優について / 冬野梅子 ❖言葉と身体とわたしの所在 ひばりと朝――『ひばりの朝』における救済の可能性をめぐる不正義と希望について / 黒木萬代 内言のない会話劇――「日記」以前としての『BUTTER!!!』 / 細馬宏通 うつくしい森の魔女たち――ミラーボールの魔法によせて / 向後恵里子 ヤマシタトモコ作品のレズビアン的な欲望――女性間の欲望はポストフェミニズムを乗り越えるのか? / 近藤銀河 「まざり合い」の関係性――『WHITE NOTE PAD』におけるクィアな「同じさ」をめぐって / 古怒田望人/いりや ❖再録 THE ABSENCE OF GOD / ヤマシタトモコ ❖ともにある矜持 私たちは滅んでもいい / 琴柱遥 運命のカンパネラ / 高野麻衣 声と線をつなげる心 / 小林ゆう ❖破綻した愛の行先へ 二〇〇〇年代のボーイズラブとヤマシタトモコ――物語とキャラクターのコードの分析 / 石川優 やがて来る朝について――ヤマシタトモコ作品とディスコミュニケーション / 水上文 「恋愛のコード」からはみ出す物語――『イルミナシオン』論 / いなだ易 夜をクィアする/夜がクィアする / 青本柚紀 ❖資料 ヤマシタトモコ全単行本解題 / 山本文子+横井周子 ❖忘れられぬ人々*23 故旧哀傷・マーティン・フリート / 中村 稔 ❖物語を食べる*31 新しい火を盗んだ男の物語 / 赤坂憲雄 ❖詩 箱に名前をつけること / 青木風香 ❖今月の作品 のもとしゅうへい・木下多尾・赤澤玉奈・のらいしれんふう / 選=大崎清夏 ❖われ発見せり 拝啓R / 長尾優希 表紙・目次・扉=北岡誠吾 表紙イラスト=ヤマシタトモコ
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ユリイカ2021年3月号 特集=近藤聡乃
¥1,980
SOLD OUT
発行 青土社 定価 1,980円(本体1,800円) 発売日 2021年2月27日 ISBN978-4-7917-0398-2 -『電車かもしれない』『KiyaKiya』から『A子さんの恋人』『ニューヨークで考え中』まで…不思議な線の少女- 『A子さんの恋人』完結記念! 近藤聡乃はニューヨークと東京の時差のようにどちらが過去とも未来ともつかないいまここにある現在にそっと送り返す。エッセイマンガ『ニューヨークで考え中』はそれゆえに卓越した同時代の記録を届ける。そしてまた、新たな代表作『A子さんの恋人』が描いた他者という感情の平行、そのマンガとしての静かな持続は数多い2020年の傑作のひとつに数えられるだろう。デビュー20年を経て、近藤聡乃はいま“どこ”で考えているのか。 【目次】 特集*近藤聡乃ーー『電車かもしれない』『KiyaKiya』から『A子さんの恋人』『ニューヨークで考え中』まで…不思議な線の少女 ❖描き下ろし 「ニューヨークで考え中」ユリイカ出張篇 / 近藤聡乃 ❖対談〈1〉 地味というには不思議な話 / 近藤聡乃 川上弘美 ❖A子さんに連れられて A子さんたちの逡巡をみつめる温かなまなざし / 今泉力哉 UえもとIちこの場合 / 植本一子 ❖近藤聡乃試論――ひとたび『A子さんの恋人』と 近藤聡乃のからくり箱 / 藤本由香里 苦爪楽髪かつ苦髪楽爪な日常 / 中田健太郎 名前と文字の軽さと体温――『A子さんの恋人』の文字を読む / 森田直子 都市の厚み――『A子さんの恋人』について / 三浦知志 ❖マンガ〈1〉――近藤聡乃との遭遇 近藤さんと私(愛の不時着 ver). / 今日マチ子 近藤さんと私 / クリハラタカシ 近藤聡乃さんのこと / 堀 道広 ❖スケッチ 近藤聡乃の消息 / 鈴木康広 ❖詩 三原色 / 最果タヒ ❖キャンバスと鉛筆 タンチョウヅルの頭を撫でる / 髙城晶平 のろいとまじない。 / 青葉市子 ❖カラー口絵 Kondoh Akino Latest Works ❖再録 さようなら/大停電の夜に / 近藤聡乃 ❖近藤聡乃を観る 近藤聡乃主要作品解題 / 選・解説=山田晃子 ❖アルカイックな横顔 聡乃さんのこと / 山口 晃 伝説のタマグラアニメ『電車かもしれない』 / 水江未来 変わり続ける世界で――マンガと美術と近藤聡乃 / 金澤 韻 ❖動く絵と動かない絵 《KiyaKiya》と新しいJapanese Girlの誕生 / 金沢百枝 孤独のかたちを掘り起こすための隙間――近藤聡乃の短篇アニメーションと『A子さんの恋人』 / 土居伸彰 耕されるジェッソ――近藤聡乃の鉛筆画 / 大山エンリコイサム ❖ニューヨークの音を聞く ぼくもニューヨークで考え中だった / 友部正人 ニューヨークで「あんぐり」中 / 巻上公一 電車のきしむ音、レールを曲がる時の音 / 前野健太 ❖マンガ〈2〉――来たるべき線 円に近づく / 山本美希 未踏の線 / 増村十七 ❖対談〈2〉 英語と日本語のあいだのモヤモヤ / 近藤聡乃 柴田元幸 ❖『ニューヨークで考え中』と考える それぞれのニューヨーク / 佐久間裕美子 ネイバーフッドの螺旋歳時記(クロニクル)――『ニューヨークで考え中』のノスタルジー / 吉田恭子 フェイス・イーター――近藤聡乃に教えてもらった日本語 / ライアン・ホームバーグ ❖対談〈3〉 青の時代と黄昏 / 近藤聡乃 原 マスミ ❖おかっぱの女の子 あいまいで朦朧とした、でも強烈な記憶 / 知久寿焼 『デジタル・スタジアム』のころ / 八谷和彦 たゆたう少女たち / 星園すみれ子 ❖マンガ〈3〉――私の向こう側 つれづれ虫 / 丸山 薫 かっこいいなあ、と言うしかできない / オカヤイヅミ ピアノが上手な女の子 / 小口十四子 こがね虫のおとむらい / 本 秀康 ❖『A子さんの恋人』ふたたび――オルタナティブな系譜と私 私の知ってるA子さんのこと――ガロとりぼんとるきさんと / 三浦沙良 マンガの変態――『ガロ』から『ハルタ』へ / 可児洋介 A太郎のベタ、『ガロ』の影……さよなら。――近藤聡乃『A子さんの恋人』論 / 住本麻子 ❖名前を見つける 積み重なっていく日常の先に / 友田とん アドベントレター / くどうれいん 未踏のまなざし / 野村由芽 ❖みたび『A子さんの恋人』――自己愛・作家性・三角関係 愛の時間 / 佐藤雄一 マンガ家としての近藤聡乃と「手」の仕事――『うさぎのヨシオ』と『A子さんの恋人』に見る自己表現としてのマンガ / 竹内美帆 AとVのかたち――『A子さんの恋人』はポリアモリー? / 遠藤麻衣 ❖近藤聡乃を読む 近藤聡乃単行本解題 / 横井周子 ❖連載 私の平成史 13 / 中村 稔 ❖物語を食べる*2 憑依と観想から擬人法へ / 赤坂憲雄 ❖詩 球体 他一篇 / ゆずりはすみれ ❖今月の作品 鎌田尚美・勝部信雄・夜水 透・藤谷真実子・池田伊万里・高野真佑子 / 選=和合亮一 ❖われ発見せり 遺産と概念的穴掘り / 岡澤康浩
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AMBIENT READING
¥1,000
SOLD OUT
リトルプレス 発行 幻の湖 レーベル初のZINE『AMBIENT READING』を制作しました。構想からおよそ1年半でようやく形に。今回ご参加いただいたNINE STORIES @saori_ninestories さんの〝SUMMER READING〟にインスパイアされた実にストレートなタイトルですが、〝アンビエントを広義で解釈〟というコンセプトのもと刊行にいたりました。 シーンからはみ出したアンビエント・ミュージック・レーベルにふさわしいZINEが完成したと思います。ZINEのサウンドトラックとしてイメージミックスを作りましたので、こちらもお聴きいただけたら嬉しいです(巻末にQRコード掲載)。 〝AMBIENT READING〟 ⚪︎プロローグ 寺町知秀(幻の湖) ⚪︎広義でアンビエントを感じる書10選 ikm(Riverside Reading Club) かとうさおり(NINE STORIES) ⚪︎広義でアンビエントを感じる映画10選 豊田香純(spacemoth/fripieZOETROPE) ⚪︎書き下ろしアンビエント小説 鏡味陽子(美玉書店) ⚪︎SOUNDTRACK FOR AMBIENT READING 寺町知秀 (幻の湖) Special Thanks to YUGE Design by 小山直基(小山の家) ※敬称略
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書いてばかりいた|yoyo
¥1,100
リトルプレス A6文庫サイズ カバー付 132ページ --------------------------------------------- 「書くことをやめてから書いたものたち」 この一年でいろんなことが変わった。下の子が生まれ、上の子は転園し、私は仕事を辞めた。ただ日記を書き続けている。立ち止まり書き続けた一年間の記録。 --------------------------------------------- 『今日は思い出す日』に続く2冊目の日記本。2023年3月から2024年3月までの日記と短歌をおさめています。本を読み、子どもと過ごしながら考えたこと。 日記は1日1ページにおさめ、通しで読むというよりはそばに誰かがいてほしいときに好きなページをぱっと開けるようなつくりにしました。 A6文庫サイズカバー付、モノクロの全132ページ。表紙は里紙、本文用紙はモンテシオン、カバーはヴァンヌーボVG ホワイトを使用しています。
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家から5分の旅館に泊まる|スズキナオ
¥2,090
特典書き下ろし冊子つき 発行:太田出版 四六変型判 定価 1,900円+税 ISBN978-4-7783-1960-1 2024年7月25日発行 行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっている。 執着を解き放ち、自分の輪郭を失くしながら歩く知らない町。人に出会い、話を聞く。言葉に出会い、考える。それでもこの世界をもう少し見てみたいと思う小さな旅の記録。 話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』でデビューし、今「最も注目すべき」書き手であるスズキナオ、初の旅エッセイ集。前向きな言葉、大きな声に疲れているすべての人へ。 今の疲れ果てた自分でも読めるような、むしろ、こんなときだから読みたくなるような本はないものだろうか……書棚をもっとよく探せば見つかったのだろうけど、そのときは体力もなく、まばゆく見える本ばかりが並ぶ書店をよろよろと出ての帰り道、暗くて静かな旅行記を書こう、と心に決めたのだった。大好きな『つげ義春日記』の、あの雰囲気が念頭にあった。(中略)旅先で出会う何かに心が癒されるとか、元気になるとか、そんな自分勝手なことを期待しているわけではなく、知らない土地を歩くことで、そのあいだだけは、自分自身のことを考えずに済むのかもしれない。ただ、見ているだけ、聞いているだけ、歩いているだけの存在になれるような気がするのだ。そしてその行き先は何も遠い地に限らない。近所の旅館やビジネスホテルにも、知らない世界が広がっている。(「まえがき」より) 著者プロフィール スズキナオ (スズキナオ) (著/文) 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』を中心に執筆中。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』、『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』、『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』、『「それから」の大阪』など。パリッコとの共著に『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』、『“よむ”お酒』、『酒の穴』などがある。
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Lepido and Dendron|maco marets
¥2,420
リトルプレス ・デザイン:Yunosuke ・印刷:藤原印刷株式会社 ・制作:Woodlands Circle ※maco marets 自主レーベル ・刊行:2024年6月15日 ・価格:¥2,420 (消費税込) ・A4変型/64ページ ──────────────────── まもなく わたしの両腕が あたらしい永遠を拾うはずだった ※『Lepido and Dendron』収録作品 「あるいは紙幣のような」より ──────────────────── 2024年6月15日、maco marets CDデビュー8周年の節目に際して制作された自身初の詩作品集『Lepido and Dendron』。 2021年以降、ストリートカルチャーマガジン『HIDDEN CHAMPION Magazine』や『3.5 magazine』といった媒体で発表した作品たちに書き下ろしの新作をくわえた、詩人・maco maretsとしての足跡とその現在地をあらわす全25篇を収録しています。 本書の大きな特徴のひとつが、書籍でありながら過去にリリースされたmaco maretsのCDや7インチレコードと同等のサイズ(約180mm × 180mmのスクエア型)でデザインが統一されている点。maco marets自身「これまで発表した音楽作品と地続きの感覚を表現したかった」と語っており、その内容とあわせて、過去作にもひけを取らないひとつの「アルバム」としてラップ・ミュージシャンならではのこだわりを詰め込んだ一冊です。