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open 12-19|水木定休
2 sat. - 4 mon. 出店|大阪β本町橋※元町店舗は休
5 tue. 臨時休業
6 wed. 営業/店内ライブ|細井徳太郎/山内弘太/千葉広樹
9 sat. 店内ライブ|藤井邦博/ゑでぃまぁこん
16 sat. 店内ライブ|畑下マユ/潮田雄一
29 fri. 店内イベント|姜アンリ朗読会
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ある日突然、目が覚めて|植本一子
¥1,320
SOLD OUT
自費出版 ¥1200+tax 118ページ 128 × 182 mm 2021年10月28日初版第一刷発行 デザイン 北原可菜 題字・イラスト 堀道広 印刷 innuniq 初夏の二〇二一年、永遠に続きそうな緊急事態宣言、相変わらずの政治への苛立ち、まさかのオリンピック開催、ワクワクチンチン・・・かたや私生活では、カウンセリング、ゲシュタルトセラピー、鍼灸院と「ケア」に明け暮れ・・・改めて考える、日記を書くこととは何か・・・私の日常は、きっとあなたの日常にも繋がっている。 はじめに 長い間、自然と続けていた「書くこと」に、 ふいに疲れてしまった私。ちょうどそのタイミングで参加することになった日記を書くワークショップで、数人の参加者だけが読めるクローズドな場で日記を書くことになる。この日記はその二ヶ月(2021年6~7月)の記録である。 ● 植本一子 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=植本一子
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●サイン本 個人的な三ヶ月 にぎやかな季節|植本一子
¥1,760
1600+tax(1760円) 176ページ(カラー写真16ページ) 185×130mm コデックス装 デザイン 坂脇慶 編集協力 柴山浩紀 印刷・製本 inuuniq 今年も自費出版で本を作ってみました。 その名も「個人的な三ヶ月 にぎやかな季節」です。 2021年の1月から3月までの個人的な三ヶ月間の記録を 約12万字に及ぶ日記でお届けします。 緊急事態宣言下で身の回りに起きた数々の出来事・・・ とうとう上の娘が小学校卒業したと思ったら、 パートナーは仕事をやめ、新しい道を模索することに。 娘たち、パートナー、大切な友人たちとのかけがえのない日々。 家族って、結婚って、一緒に生きるってなんだろう。 ● 植本一子 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=植本一子
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作家主義 レオス・カラックス アートシアター時代 1988×2022
¥1,200
発行 A PEOPLE 64ページ 4 月 1 日より公開されるレオス・カラックス監督の新作「アネット」。本書は「アネット」 が公開される“2022”の現在と、「汚れた血」が公開された“1988”の過去を結ぶ。1988 年、「ヌ ーヴェル・バーグ・ヌーヴェル・バーグ元年。ゴダールの再来。フランス映画界がついに生 んだ“恐るべき子供」との惹句で登場したレオス・カラックス。時はまさにヴェンダース、 ジャームッシュらの新作が毎年公開された”アートシアターの時代“。「1980 年代アートシアターの時代が生んだ怪物こそがレオス・カラックス」とは、本書における映画監督・塩田明 彦の弁。その時代を生きたクリエイター、そして今を生きる俳優らが、レオス・カラックス を、そして、「アネット」を語る。
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作家主義 ホン・サンス
¥1,300
SOLD OUT
発行 A PEOPLE 発売日 : 2021/6/12 68ページ ISBN-13 : 978-4909792198 初期の名作「カンウォンドのチカラ」「オー! スジョン」公開(2021年6月12日~)に併せて、アジアを代表する映画作家ホン・サンスの世界を徹底特集。 今泉力哉、筒井真理子、小橋めぐみ、菊地成孔らが語るホン・サンスの魅力、凄さ。 全作品のレビューも掲載している。
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相米慎二 最低な日々
¥2,750
SOLD OUT
発行:A PEOPLE株式会社 著者:相米慎二 定価:2,750円(税込) サイズ 46判/ページ数 200p/高さ 20cm 没後20年。2001年9月9日、相米慎二監督は逝った―。13本の監督作品を残して。1994年から95年まで、相米慎二が雑誌連載していた幻のエッセイがあった。「相米慎二 最低な日々」。27年の時を超えて、その文章が、現代に蘇える。相米映画を彷彿させ、また、時にその次元すら超える、全く色褪せない相米慎二ワールドがここに、ある。未来が、ある。
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細野晴臣 夢十夜|朝吹真理子、リリー・フランキー、塙宣之(ナイツ)
¥2,200
発行 KADOKAWA 定価: 2,200円(本体2,000円+税) 発売日:2022年03月18日 判型:四六判 ページ数:212 ISBN:9784048970815 細野晴臣×3つの才能がコラボした異色の短編小説集 2006年7月~2007年3月、WEBメディア「ほぼ日刊イトイ新聞」に掲載された人気連載・細野晴臣の「夢、それはドリーム 細野夢日記」がついに書籍化決定。 まるで「細野晴臣の脳内」を旅しているような気分にさせられる当時掲載された「ジャイロスコープ」「スノーボール」「バスタブの怪」「ピラミッド」「ユーモレスク」「聖者の行進」「超次元セグウェイ」「半島の兄弟」「無理解」……などの37篇の夢。 この中から10篇の夢を元に、芥川賞作家・朝吹真理子、作家・俳優等でマルチな才能を持つリリー・フランキー、そしてYMOマニアであるナイツの塙宣之の3著者が短編小説化。 細野晴臣×3つの才能がコラボした異色の短編小説集。 また、当時「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載されていた「細野晴臣 夢日記」全37話も収録。「細野晴臣の夢」を元に各才能がどんな「新しい夢」を紡いでいくのか楽しみにしてほしい。
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ヴェイユの言葉 新装版|シモーヌ・ヴェイユ
¥3,520
SOLD OUT
発行 みすず書房 編訳 冨原眞弓 判型 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm 頁数 304頁 定価 3,520円 (本体:3,200円) ISBN 978-4-622-08860-8 発行日 2019年10月 9日 愛着、嫉妬、競合、憎悪、無関心……人間同士の関係性を規定し、支配するものはなにか。人間の尊厳を奪い貶める不幸が、なぜこの世に存在するのか。純然な善たる神が、かくも無慈悲な必然に人間を向かわせるのはなぜなのか—— 生前に一冊の著作として書きあげたものをほとんど持たないヴェイユ。ここに集められた断章の数々——折々に発表された記事、論考、書簡、カイエ(雑記帳)からの——は、その短く烈しい生涯のなかで、ヴェイユが感じ、考え、思考を醸成させていったさまを、いわば、なまのかたちで私たちの前にひろげみせてくれる。 読みの多層性をともない、つねに新たな層の発見とともに、世代を超えて手渡されてゆくであろう精選された断章の数々に、晩年に書かれた未完の戯曲『救われたヴェネツィア』からの抜粋、珠玉の詩篇も加え、シモーヌ・ヴェイユの言葉を一冊に。 [初版2003年11月25日発行] 目次 凡例 略号一覧 編訳者 序 I 自己と他者 II 神と必然 III 悪・不幸・十字架 IV 力と社会 V 正義と芸術 あとがき ● シモーヌ・ヴェイユ 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=シモーヌ・ヴェイユ
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シモーヌ・ヴェイユ アンソロジー
¥1,430
SOLD OUT
発行 河出書房新社 今村 純子 編訳 文庫 ● 480ページ ISBN:978-4-309-46474-9 発売日:2018.07.06 最重要テクストを精選、鏤骨の新訳。その核心と全貌を凝縮した究極のアンソロジー。善と美、力、労働、神、不幸、非人格的なものをめぐる極限的にして苛烈な問いが生み出す美しくきびしい生と思考の結晶。 ● シモーヌ・ヴェイユ 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=シモーヌ・ヴェイユ
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工場日記|シモーヌ・ヴェイユ
¥1,320
ちくま学芸文庫 田辺 保 翻訳 発行 筑摩書房 1,320円(税込) 刊行日: 2014/11/10 判型:文庫判 ページ数:288 ISBN:978-4-480-09646-3 JANコード:9784480096463 新進のうら若き女性哲学教師が教職をなげうち、未熟練の女工として工場に飛び込んだのは、市井の人びとの疎外状況を身をもって知るため、というだけではなかった。「人間のありのままの姿を知り、ありのままを愛し、そのなかで生きたい」という純粋かつ本質的な欲求による、やむにやまれぬ選択であった。だが、現実には激しい労働と限りない疲労に苛まれ、心身は限界に達する。過酷な日々を克明に綴った日記は問いかける、人間性を壊敗させる必然性の機構のなかで、はたして人間本来の生は可能なのか―。これは極限の状況下でひとりの哲学者が自己犠牲と献身について考え抜いた、魂の記録である。 この本の目次 工場日記 断片 アルベルチーヌ・テヴノン夫人にあてた手紙三通 ある女生徒への手紙 ボリス・スヴァリーヌへの手紙 Xへの手紙の断片 ● シモーヌ・ヴェイユ 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=シモーヌ・ヴェイユ
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重力と恩寵 ─シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄
¥1,320
ちくま学芸文庫 発行 筑摩書房 シモーヌ・ヴェイユ 著 田辺 保 翻訳 1,320円(税込) 刊行日: 1995/12/07 判型:文庫判 ページ数:384 ISBN:4-480-08242-5 JANコード:9784480082428 「重力」に似たものから、どうして免れればよいのか。―ただ「愚寵」によって、である。「恩寵は満たすものである。だが、恩寵をむかえ入れる真空のあるところにしかはって行けない」「そのまえに、すべてをもぎ取られることが必要である。何かしら絶望的なことが生じなければならない」。真空状態にまで、すべてをはぎ取られて神を待つ。苛烈な自己無化への志意に貫かれた独自の思索と、自らに妥協をゆるさぬ実践行為で知られる著者が、1940年から42年、大戦下に流浪の地マルセイユで書きとめた断想集。死後、ノート(カイエ)の形で残されていた思索群を、G・ティボンが編集して世に問い、大反響を巻き起こしたヴェイユの処女作品集。 ● シモーヌ・ヴェイユ 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=シモーヌ・ヴェイユ
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シンジケート 新装版|穂村弘
¥2,530
発行 講談社 発売日 2021年05月20日 価格 定価:2,530円(本体2,300円) ISBN 978-4-06-523212-5 判型 A5変型 ページ数 144ページ 初出 底本『シンジケート』1990年、沖積舎刊 伝説のデビュー歌集、31年目の新装版。1990年に第一歌集『シンジケート』で鮮烈なデビューを果たして以来、現代短歌を代表する人気歌人として、エッセイ、評論、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍する穂村弘。その原点であり、現在の短歌ブームにつながる新時代の扉を開いた伝説の歌集が、人気画家ヒグチユウコの絵と名久井直子の装丁で新たに生まれ変わりました。解説・高橋源一郎。 ● 穂村弘 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=穂村弘
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水中翼船炎上中|穂村弘
¥2,530
発行 講談社 発売日 2018年05月23日 価格 定価:2,530円(本体2,300円) ISBN 978-4-06-221056-0 判型 A5 ページ数 210ページ 当代きっての人気歌人として短歌の魅力を若い世代に広めるとともに、エッセイ、評論、翻訳、絵本など幅広い分野で活躍する著者が、2001年刊行の第三歌集(『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』)以来、実に17年ぶりに世に送り出す最新歌集。短歌研究賞を受賞した連作「楽しい一日」ほか、昭和から現在へと大きく変容していく世界を独自の言語感覚でとらえた魅力の一冊! ● 穂村弘 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=穂村弘
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主よ 一羽の鳩のために 須賀敦子詩集
¥1,980
発行 河出書房新社 単行本 46変形 ● 144ページ ISBN:978-4-309-02656-5 ● Cコード:0092 発売日:2018.03.16 没後20年にして新発見された40数篇の詩を収録。30歳の頃に綴られた魂の言葉は詩人としての類い稀な才能を証し、須賀文学の核心を明らかにする。手書き原稿も掲載。解説・池澤夏樹。
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つげ義春日記|つげ義春
¥1,430
講談社文芸文庫 発行 講談社 発売日 2020年03月12日 価格 定価:1,430円(本体1,300円) ISBN 978-4-06-519067-8 判型 A6 ページ数 384ページ 初出 「小説現代」1983年3月号~7月号、9月号、10月号、12月号。 底本『つげ義春日記』1983年12月 講談社。 伝説の漫画家が私生活の苦闘を描いた幻の日記、待望の初文庫化。 昭和50年代、結婚し長男も誕生して一家をかまえた漫画家つげ義春は、寡作ながらも「ねじ式」「紅い花」など評価の高い作品群が次々と文庫化され、人気を博す。生活上の安定こそ得たが、新作の執筆は思うように進まず、将来への不安、育児の苦労、妻の闘病と自身の心身の不調など人生の尽きぬ悩みに向き合う日々を、私小説さながら赤裸々に、真率かつユーモア漂う筆致で描いた日記文学の名篇。解説・松田哲夫。
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あまり読めない日々|柿内正午
¥1,500
SOLD OUT
リトルプレス ■装画・表紙デザイン:イタガキユウスケ ■解説:たけのこスカーフ この本の作者、柿内正午は都内在住自称「町でいちばんの素人」、会社員である。 本作は日記本としては『プルーストを読む生活』、『町でいちばんの素人』に続く三作目にあた る。 本作では『プルーストを読む生活』の二匹目の ドジョウを狙い「マルクスを読む生活」を試行して 見事に失敗している。 その代わりと言ってはなんだが、人気スマホゲーム 「Fate/Grand Order」にハマり、人生初の「推し」 ネロ・クラウディウスと出会い、パンデミック以降 の精神的にしんどい日々の鬱屈をコンテンツにより 慰められるというありふれていながらもとても素晴らしいフィクションとの関係を築き上げていく様が滑稽なほど素直に語られている。 自らスノッブを自称する柿内が、スマホゲームに屈託なくのめり込んでいくのは見ていて小気味がいい。 今作の見所はネロちゃまへの熱狂だけではない。『プルーストを読む生活』の商業出版が決ま り、じっさいにそれが刊行されるまでの心の移ろいは、一個人が「著者」になるまでの軌跡の一端を見るようだ。そしてそうやって過剰になっていく自意識と、パンデミックに際しての政府や会社に対して募らせる不信感とで、すっかり読書の喜びや日記の書き方を見失っていく姿は「人はこうも簡単に読めなくなるのだ」と恐ろしくなる。そしてそうであるからこそ、スマホゲームや映画など、本以外の作品を杖にかろうじて正気を保とうとする奮闘っぷりに打たれ、日々の喜びは何も本だけではないのだという気持ちにもさせられるのだ。 (著者あとがきより) ■著者プロフィール 柿内正午(かきないしょうご) 会社員。 著書に『プルーストを読む生活』(H.A.B) ● 柿内正午 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=柿内正午
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わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版|くどうれいん
¥1,000
SOLD OUT
発行 BOOKNERD 〈俳句をタイトルにしたエッセイ集〉 これは現代版『ことばの食卓』否『手塩にかけたわたしの料理』か?いいえ、彼女は"くどうれいん"。 モリオカが生んだアンファン・テリブルが書き散らしたことばと食物の記録。 はじまりはこうだ。 "わたしを空腹にしないほうがいい。もういい大人なのにお腹がすくとあからさまにむっとして怒り出したり、突然悲しくなってめそめそしたりしてしまう。昼食に訪れたお店が混んでいると友人が『まずい。鬼が来るぞ』とわたしの顔色を窺ってはらはらしているので、鬼じゃない!と叱る。ほら、もうこうしてすでに怒っている。さらに、お腹がすくとわたしのお腹は強い雷のように鳴ってしまう。しかもときどきは人の言葉のような音で。この間は『東急ハンズ』って言ったんですよ、ほんとうです、信じて” 2016年6月の初夏、そして一年後の2017年6月の心象風景。くどうれいんが綴る、食べることと生きることの記録。
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いつも本ばかり読んでいるわけじゃないけれど。|早坂大輔
¥1,870
発行 BOOKNERD 2021年 ” 柳の下の二匹目のドジョウを狙う。 大ヒット作くどうれいんの『わたしを空腹にしないほうがいい』に続く出版物を作るということはつまりそういうことだ。 だから、いや、そうであるからこそ次が出せなかった。それは例えるならば最高のファーストアルバムを作ってしまったバンドの苦悩に似ているし、ルーキーが満塁ホームランを打ち上げた後にバッターボックスに入るベテラン打手の心境に近い。つまり、そういうわけで、次の出版物をリリースするのにおっかなびっくり三年もかかってしまった。 その間、のらりくらりと肩肘の張らない自分の好きなzineばかり作り、答えを出すことから逃げていた。そのうち、第二第三のくどうれいんから手紙と原稿が送られてくるようになった。だが、ぼくには彼らや彼女たちがくどうれいんのヒットという十字架を背負うこと、その彼や彼女の行く末を見届ける自信は正直なかった。 ある日、ぼんやりとしたイメージが浮かび上がった。そうだ、ぼくが自分の本を出せばいい。自分がプレッシャーを背負ってしまえば失敗しても誰かの出版物がコケるより楽ではないか。それで、その考えを早速実行に移すことに決めたらあとは早かった。ゲラが上がり、表紙が出来上がり、印刷製本のスケジュールが決まった。もう戻れない。もう引き返せない。本当にいいのか、お前。毎朝鏡に向かって語りかける。ああ、戻りたい。引き返したい。心のなかのもうひとりの弱気なぼくが呟く。” 2019年11月から2020年2月までのあいだBOOKNERDのオンライストアのお得意様向けに配信していた本にまつわるメールマガジンの文章9編と、新たに5編を書き下ろしたものを収録。デザインは篠田綾香、装画・挿絵は画家の坂巻弓華。
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季節を脱いで ふたりは潜る|菅原敏
¥2,200
発行 雷鳥社 価格 ¥2200(本体¥2000+税) 仕様 A5判変形、上製、1C、p144、別丁・袋とじ付 ISBN 978-4-8441-3777-1 季節を脱いで ふたりは潜る 幾重にも着込んできた 季節をすべて脱ぎ捨てて、 今では遠く無くしたものに、水の中で手を伸ばす——。 (読者特典:電話朗読室付) 『かのひと 超訳 世界恋愛詩集』以来、3年ぶりとなる菅原敏の新詩集は、 移ろいゆく暮らしを、やさしく抱き寄せ、綴った季節の詩。 燃やすとレモンの香る詩集や、毎夜一編の詩を街に注ぐラジオ番組など数々の試みをおこなってきた菅原敏が、今作では、遠い日々の断片を拾い集めてぺージに挟みこむように、季節の情緒を12ヶ月の詩に写しました。 カバーを“脱ぐ”とあらわれる肌のような表紙や、 帯につくられた“小さな海” など、こだわり抜いた造本。 さらに朗読などの公演が叶わない今、一篇の詩を電話でお届けする 読者特典〔電話朗読室〕の電話番号を本書の中に隠しました。 雑誌『BRUTUS』での連載を中心に、 近年の代表作含む、12ヶ月×4編〔全48編〕を収録。 >4月 アスファルト上の片手袋を拾い上げると爆発する冬が終わって、動物たちが巣穴で目覚めるころ。やさしい光のなかでも私たちは少しだけ狂ってる必要があった。ほぼ毎日彼女は家にいるので、通帳なのか未来の姿なのか、私は何かを見ないようにと驚くほどに毎日眠る。オムレツリンゴヨーグルト、朝飯を食べ終わると午後三時。彼女の肌も荒れてきた。幸せな暮らしと正しい暮らし。睡眠薬とビタミン剤。それぞれの違いを交換したら洗濯機、私は彼女の下着を洗う。(暮らし) >7月 肌と肌の輪郭が あいまいに消えされば 国境を越えて なめらかな山の稜線 カーテンの隙間から 初夏の日差しが 背中を打ち抜いて ちいさな午後の死 ラジオのニュース 遭難者2名 同じコップで水を飲み 眠りに落ちる前に聞いた ひとつのからだで いきるための理由 (冷たい水)
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チョコレートの手引|蕪木祐介
¥1,760
発行 雷鳥社 価格 ¥1760(本体¥1600+税) 仕様 A5判 上製 160p ISBN 978-4-8441-3675-0 魅惑の嗜好品、チョコレートを知る本 一本の木に実るフルーツのカカオが、一体どのように加工されてチョコレートになるのでしょう? 本書ではその全工程を写真とイラスト満載で詳しく解説。また、チョコレートの歴史、カカオの主要生産国を豊富な資料とともに紹介しています。数々の生産地を巡る著者による、ペアリングやドリンクレシピなどチョコレートの愉しみ方のコツもお教えします。奥深いチョコレートの世界をすみずみまで知ることができる、まさにチョコレートの手引書のような一冊です。 ● 蕪木祐介 関連書籍 https://honnosiori.buyshop.jp/search?q=蕪木祐介
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バンドは旅するその先へ|詩・谷郁雄、写真・尾崎世界観
¥1,650
SOLD OUT
発行 雷鳥社 価格 ¥1650(本体¥1500+税) 仕様 並製 256p B6判変形 ISBN 978-4-8441-3676-7 詩・谷郁雄×写真・尾崎世界観(クリープハイプ)異色な二人によるコラボレーション写真詩集! クリープハイプのフロントマン・尾崎世界観さん責任編集の雑誌「SHABEL(シャベル) Vol.1」が好評発売中。その中で実現した、自ら撮った写真に彼が敬愛する詩人・谷郁雄さんの詩をのせたコラボレーション作品。まったく異ジャンルの二人の詩と写真が、一つの特集に留まらず一冊の本になりました。雑誌で未発表の詩と写真を多数収録した写真詩集です。装丁は文平銀座。
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コジコジにきいてみた。モヤモヤ問答集|さくら ももこ
¥1,100
発行:ブルーシープ 永岡 綾(編集)奥山 千尋(編集) 縦148mm 横105mm 厚さ9mm 重さ 85g 112ページ 並製 価格 1,000円+税 ISBN978-4-908356-36-0 初版年月日2022年4月5日 「勉強しないとダメですか?」「カッコよくなりたい」「死んだらどうなるの?」みんながモヤモヤする100の問いにコジコジが答えます。想像のはるか上をゆく回答の数々に驚き、笑い、ときに立ち止まってしまう。さくらももこさんが大切にしたコジコジのエッセンスを凝縮した1冊です。 さくらももこさんと親交のあった哲学者・土屋賢二さんの解説つき。 東京・立川のPLAY! MUSEUMで開催の「コジコジ万博」(2022年4月23日から7月10日)にあわせて刊行するポケットブックです。
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柚木沙弥郎 Tomorrow|大島忠智
¥1,100
発行:ブルーシープ 文庫判 縦148mm 横105mm 厚さ14mm 重さ 132g 144ページ 並製 価格 1,000円+税 ISBN978-4-908356-32-2 2022年2月4日 染色家・柚木沙弥郎とイデー・大島忠智。二人の「草の根運動」のこれまでと明日。 工芸とアートを横断する独自の作品で知られる染色家・柚木沙弥郎と、インテリアブランド「イデー」でディレクターを務める大島忠智。二人は2012年に出会い意気投合し、足掛け10年の間、物やアートを通して暮らしをよくしようと考えてきました。柚木の型染め作品をインテリアとあわせて展示したり、パリの工房でリトグラフを制作したり、デイリークロスやトートバッグなど手に取りやすいプロダクツを開発したり。柚木作品を通じて豊かな暮らしを提案することを二人は「草の根運動」と呼び、活動の幅を広げています。本書は、柚木と大島がこれまで見出し、これから目指すものを、ライターの森本俊司が取材しまとめたものです。アートと暮らしのよりよい関係を、二人の実践から共に考えてみる一冊です。
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絵の中に入る|仲條正義
¥3,300
発行 リトルモア 著者:仲條正義 編集:後藤繁雄 装丁:林修三 定価:本体価格3000円+税 ISBN:978-4-89815-555-4 2022年発行 仕様[A5判/160ページ/コデックス装] インスピレーションとタカラモノ。 グラフィック・デザインで大きな足跡を残した巨星、仲條正義氏が12年にわたり「暮しの手帖」の表紙として描き続けた75枚の絵が一冊に。 仲條正義氏は、資生堂の企業文化誌『花椿』のアートディレクターを40年間務めたほか、ザ・ギンザ、タクティクスデザイン、松屋銀座、ワコールスパイラル、東京都現代美術館など数多くのグラフィック・デザインを手がけられました。 斬新さのみならず、人の心に触れるデザインや絵などの作品は、芸術への深い思索と抜群の創造力から生み出され、たくさんの人々を魅了し続けています。 仲條氏は、元アシスタントの林修三氏が雑誌「暮しの手帖」のデザインを担当することになった際、毎号の表紙絵を依頼されたことから、2007年から2019年まで隔月で絵を描きおろしました。 本書には、そのすべてを収録いたします。 季節のなかに見つけた、ファンタジックでやわらかな風景。 見れば見るほど面白く、独創的で、パラレルなその世界にひきこまれるでしょう。 *本書は、「暮しの手帖」(暮しの手帖社刊)の4世紀26号(2007年1月発売)から4世紀100号(2019年5月発売)まで、表紙に掲載された絵をまとめたものです。 [著者プロフィール] 仲條正義(なかじょう まさよし) グラフィックデザイナー、女子美術大学客員教授。1933年東京生まれ。1956年、東京藝術大学美術学部図案科を卒業後、資生堂宣伝部に入社。1961年に仲條デザイン事務所を設立。1967年から2011年まで、資生堂企業文化誌『花椿』を手がける。ザ・ギンザ、タクティクスデザインのロゴタイプ及びポスター、松屋銀座、ワコールスパイラル、東京都現代美術館、細見美術館のCI計画、その他 数多くのグラフィックデザインやイラストレーションなど。紫綬褒章、旭日小綬章を受章した他、東京ADC会員最高賞、毎日デザイン賞、東京TDC会員金賞など受賞多数。2021年10月26日没。
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ナラティブの修復
¥2,200
発行 左右社 執筆者:阿部明子、磯崎未菜、菊池聡太朗、工藤夏海、小森はるか、是恒さくら、佐々瞬、佐藤徳政、瀬尾夏美、伊達伸明、ダダカン連(細谷修平、三上満良、関本欣哉、中西レモン)、門林岳史、清水建人(せんだいメディアテーク) 装幀:有佐祐樹 定価:本体2,000円+税 A5変型並製/208ページ 2022年3月20日 第一刷発行 978-4-86528-075-3 C0071 【せんだいメディアテーク20周年記念「ナラティブの修復」展公式図録】 東日本震災以降、「語り得ぬもの」に向かってせんだいメディアテークが投げてきたこととは何か? 開館から20年を経たせんだいメディアテークが示す多様なナラティブ。それは、メディアをめぐる古くて新しい美学であり、地域社会の過去と現在を読み解くすべである。本展覧会図録では仙台や宮城にゆかりのある10作家作品群を収録。ナラティブに向き合う作家たちの思考をたどる対談や鼎談を豊富に掲載した。(一部バイリンガル) ❖参加作家❖ 阿部明子(あべ・あきこ) 1984年宮城県美里町生まれ。2007年東北芸術工科大学デザイン工学部 情報デザイン学科映像コース卒業。写真家。日常的な風景と自身の生活空間を 編み込むようにしながら、画面内に異なる時空を複層させる写真表現をおこな う。近年の主な展覧会「阿部明子・是恒さくら展『閾- いき- を編む』」(塩竈 市杉村惇美術館、2019年)。2017年宮城県芸術選奨新人賞受賞。 磯崎未菜(いそざき・みな) 1992年東京都生まれ。2019 年東京藝術大学大学院映像研究科メディ ア映像専攻修了。特定の土地に根付く童謡や労働歌などを手がかりにしなが ら、場所に添う新たな〝うた〟を作る「小民謡プロジェクト」を軸として、主 に映像を用いた作品制作をおこなう。現在は仙台市を拠点に、「一般社団法人 NOOK」のメンバーとしても活動する。近年の主な個展「singing forever 高 砂」(秋田公立美術大学ギャラリー BIYONG POINT 2019年)。 菊池聡太朗(きくち・そうたろう) 1993年岩手県生まれ。2019年東北大学大学院工学研究科都市・建築学 専攻修了。主に風景を主題としたドローイングと建築素材を用いたインスタ レーション作品を発表する。他に空間設計や什器設計/制作を共同でおこなう ユニット「建築ダウナーズ」、宮城県を拠点に編集やキュレーションなどを協 同でおこなうアーティストグループ「PUMPQUAKES」としても活動する。 近年の主な個展「喫茶荒地」(Gallery TURNAROUND 2019年)。 工藤夏海(くどう・なつみ) 1970年宮城県南三陸町生まれ。絵画、立体、版画、人形と様々な方法で表 現をおこなう。2015年頃から小さな布の人形を用いてテーブル上で「まち がい劇場」と称した人形劇未経験者との即興人形劇を始める。人形劇がこころ の拠り所となるよう活動を続けながら技法の探究をしている。他に仙台のバ ンド「yumbo」のメンバーとしても活動する。近年の主な個展「世の中グラ デーション」(Gallery TURNAROUND 2017年)。 小森はるか+瀬尾夏美(こもり・はるか+せお・なつみ) 映像作家の小森と画家・作家の瀬尾によるアートユニット。2011年3月 に、ともに東北沿岸へボランティアに行ったことをきっかけに活動を開始する。 2012年より3年間、陸前高田市に暮らしながら制作に取り組む。2015年 には、土地と協働しながら記録をつくる組織「一般社団法人NOOK」を設立し 仙台市に拠点を移す。現在は陸前高田、仙台、東京などで、風景と人びとのこと ばの記録を軸に制作と発表を続けながら、対話の場づくりなどもおこなっている。 是恒さくら(これつね・さくら) 1986年広島県生まれ。2010年アラスカ大学フェアバンクス校卒業。 2017年東北芸術工科大学大学院修士課程地域デザイン研究領域修了。日本 の東北地方や北米各地の捕鯨、漁労、海の民俗文化を尋ね、リトルプレスや刺 繍、造形作品として発表する。リトルプレス『ありふれたくじら』主宰(Vol.1 ~ 6 既刊)。近年の主な個展「N.E. blood 21: Vol.67 是恒さくら展」(リアス・ アーク美術館、2018年)。 佐々瞬(ささ・しゅん) 1986年宮城県生まれ。2009年東京造形大学美術学科絵画専攻卒業。身 体的な実践によって、過去の出来事を現在のなかに捉えなおすことで、個人や 共同体の失われた関係性の再構築をはかる。東日本大震災後は、半壊した宮城 県沿岸部・新浜の住宅を借り受け、アーティストや建築家らを招聘するプライ ベートなレジデンスプログラムなども企画する。近年の主な個展「公園/ロー カルの流儀」(Gallery TURNAROUND 2021年)。 佐藤徳政(さとう・とくまさ) 1981年岩手県生まれ。東京でデザインや住宅設計の仕事に携わっていた が、震災を機に帰郷し、共鳴する仲間達と日常を豊かにしていくためのクリ エイティブ集団「FIVED」を主宰する。震災で途絶えた地域の七夕祭りの復活 や、神楽を創作する活動のほか、嵩上げ工事で埋められる巨石「五本松」の記 録をおこなってきた。近年の主な展覧会「巨石装置『五本松』展~陸前高田森 の前地区からの表出」(せんだいメディアテーク、2016年)。 伊達伸明(だて・のぶあき) 1964年兵庫県生まれ。1991年京都市立芸術大学美術学部大学院工芸科 修了。2000年より「建築物ウクレレ化保存計画」を始め、現在までに寺 院、学校、一般住宅など約80物件の建物をウクレレ化している。各地での個 展開催の他、地域資源再発掘型の企画構成にも関わる。仙台では2012年か ら「亜炭香古学」を監修し、2015年に展覧会「山のひかり川のほし」(せ んだいメディアテーク)を開催。2017年からは「しらべの細道シリーズ」 (東北リサーチとアートセンター)を監修。著書に『建築物ウクレレ化保存計 画2000.4 ~ 2004.3』(青幻舎、2004年)。 ダダカン連(ダダカンレン) 仙台在住の糸井貫二(ダダカン)氏に惚れこんだ有志一同。メンバーは、美 術・メディア研究者の細谷修平、元・美術館学芸員の三上満良、ギャラリー主 宰の関本欣哉、アーティストの中西レモン。細谷と中西は2008年より糸井 宅を訪れるようになり、関係者を含めたインタビューと映像記録に取り組む。 三上は2009年に「前衛のみやぎ―昭和期芸術の変革に挑んだ表現者たち」 (宮城県美術館)を企画、戦後前衛美術の文脈で調査・研究し、郷土の表現者 として糸井氏を取り上げた。関本は「2012・仙台アンデパンダン展」を皮 切りに糸井氏との交流を続け、現在進行形の糸井氏の生活と表現に目を向けて いる。 ❖目次❖ 伊達伸明 建築物ウクレレ化保存計画2000-2021 時空対談ふたりのN明 Ukulele-ization: a building conservation project 2000-2021 Temporal-Spatial Dialogue: Two Ns and 明s 菊池聡太朗 荒れ地について On Wasteland 佐々瞬 追廻住宅記録/最後の家(仮) Record of Oimawashi Housing/The Last House (tentative) 展示作家による鼎談 ナラティブの記録と飛躍 小森はるか×佐々瞬×伊達伸明 阿部明子 父の家(小牛田)と私の家(三浦) My Father’s House (Kogota) and My House (Miura) 磯崎未菜 Sleeping Voice Network 展示作家による座談会(聞き手:清水建人) 風景と同時代性 阿部明子×磯崎未菜×菊池聡太朗 工藤夏海 まちがい劇場 The Theater of Errors 是恒さくら 鯨を解き、鯨を編む Unraveling the Whale, Weaving the Whale 展示作家による対談 人形とくじら イメージと距離感 工藤夏海×是恒さくら 佐藤徳政 ダイヤモンド・フロッグ Diamond Flog 小森はるか+瀬尾夏美 11 歳だったわたしは When I Was 11… 展示作家による対談 街から語りが生まれるとき 佐藤徳政×瀬尾夏美 ダダカン連(細谷修平、三上満良、関本欣哉、中西レモン) 絶対的自由と絶対的肯定の人・ダダカン 糸井貫二の日々〜資料アーカイブ構築に向けて〜 Days of Kanji Itoi, Known as Dadakan: A Man of Absolute Freedom and Absolute Positivity ̶For Building His Material Archive 展示作家による座談会 「近代の自我」という問題──ダダカンを「展示」すること 細谷修平×三上満良×関本欣哉×中西レモン ナラティブの可塑性、あるいは現代の民話 ──テレビドラマ『おかえりモネ』と小野和子『あいたくて ききたくて 旅にでる』 門林岳史 Note_ ナラティブの修復 清水建人 作品リスト 作品制作クレジット 執筆者略歴 謝辞 Note:Restorations of Narrative Kent Shimizu (Senior Curator, Sendai Mediatheque) Plasticity of Narrative, or the Modern Folktale: TV Drama Welcome back, Mone and Kazuko Ono’s Wanting to Meet You, Wanting to Hear You, I Set out on My Journey Takeshi Kadobayashi