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open 12-19|水木定休
2 sat. - 4 mon. 出店|大阪β本町橋※元町店舗は休
5 tue. 臨時休業
6 wed. 営業/店内ライブ|細井徳太郎/山内弘太/千葉広樹
9 sat. 店内ライブ|藤井邦博/ゑでぃまぁこん
16 sat. 店内ライブ|畑下マユ/潮田雄一
29 fri. 店内イベント|姜アンリ朗読会
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港の人 付単行本未収録詩|北村太郎
¥2,420
SOLD OUT
発行 港の人 四六判/上製本/函入/本文128頁 2,200円(本体価格・税別) 2017年9月刊 ISBN978-4-89629-331-9 C0092 ◎現代詩を代表する詩人・北村太郎は、近年、エッセイ集『光が射してくる』『樹上の猫』、北村太郎の日常風景を淡々と素朴な筆致で描いた『珈琲とエクレアと詩人 スケッチ・北村太郎』4刷、橋口幸子著、小説『荒地の恋』ねじめ正一著などで知られる。ファンからながく待望されていた、読売文学賞受賞の名詩集『港の人』を復刊する! ◎『港の人』には33篇の作品が収められ、詩人独自の死生観から社会を穿ち、根源的な生のあり方を照射する。 ◎巻末には、あらたに発見された単行本未収録詩4篇を収録。北村太郎のやさしさに触れる詩篇でたまらなくいい。 ◎解説は、詩人・平出隆。『港の人』についての解説のほか、詩人が目撃した北村太郎の生きようを丁寧に描き、北村太郎の魅力を語り尽くす。 ◎函の装画は、岡鹿之助作「古港」。端正な装本がひときわ美しく輝いている。 ◎港の人創立20周年記念出版 ■収録作品より 1 暑い朝 たくさんの観念が 鼠いろになって目の前を通りすぎていく それらは とっても淋しい響きを残すわけでもないのに 音の幻としては いつまでもうつ向いていたいくらいの 囁きである 色としては 濃淡がなさすぎて もうすこしで 影になりそうに思える そうやって ほとんど観念が消えかかっているのに 〈ほら 〈もっと 〈早くしないと 汗をかきながら促しているんだから 観念は 別れを惜しみつつ この世ならぬ 音と色とを考えないわけにはいかず ツタの這う窓べに (出版社商品ページより)
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途上の旅|若菜晃子
¥1,760
発行 アノニマ・スタジオ 定価 1760円(本体価格1600円) ISBN-13: 978-4-87758-825-0 2021年10月 人間は常に自然のただなかにいる。 そしてそのことをいつも忘れてしまう。 私はそれを全身で感じるために、旅に出ているのかもしれない。(本文より) 登山の専門出版社の編集者を経て、文筆家として活躍する著者の旅の随筆集第2弾。様々な国の旅の記憶や広がる思考を、読者が体感できるような、濃やかで静謐な文章で綴る。旅先はカナダやモロッコ、ネパール、チリなど。前作『旅の断片』は第5回斎藤茂太賞を受賞。 (出版社商品ページより) ● 関連書籍 街と山のあいだ|若菜晃子 https://honnosiori.buyshop.jp/items/42033130 旅の断片|若菜晃子 https://honnosiori.buyshop.jp/items/42033041
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仕事場訪問 四月と十月文庫8|牧野伊三夫
¥1,650
SOLD OUT
発行 港の人 四六判変型/並製本/カバー装/本文216頁 1,500円(本体価格・税別) 2017年10月刊 ISBN978-4-89629-338-8 C0395 ◎「仕事場訪問」は美術同人誌『四月と十月』の人気連載。画家牧野伊三夫が強い魅力を感じ関心を抱いているアーティストなどの仕事場を訪問し、その生き方、芸術の心や手法について聞き書きした貴重な記録となっている。 ◎本書に登場する人物(敬称略) 木村希八(版画刷り師)、葛西薫(アートディレクター)、山本作兵衛(炭鉱の記録画家)、立花文穂(アーティスト)、橋本兵蔵(月光荘画材店創業者)、鈴木安一郎(アーティスト)、福田尚代(アーティスト)、福間貴士(湯町窯陶芸家)、田口順二(画家) ◎芸術や独自の仕事を模索しながら打ち込もうとする若い世代を応援するメッセージや内容を誇る美術エッセイ集。 ■本書より 「葛西薫のデザインと芸術」 「葛西さんはいつも日記帳のような小さなノートを持ち歩いていますね」 僕は以前、このノートをのぞかせていただいたことがある。そこには、旅先でのスケッチやらデザインのアイデアスケッチなどが描いてあった。あのユナイテッドアローズのロゴ・マークのデッサンや、恩地孝四郎の抽象芸術に関する一文などもあって興味深かった。 「絵でも言葉でも思いついたら書きとめているんだけど、もう何冊目になるかなあ。十年ほど前からはじめたんだけれども。旅先でスケッチがしたいのではなくて、旅先で旅日記を描くような人になりたいと思って。何年も前にただ漠然と描いた形が後にずいぶん役に立ったこともあって、けっこう自分のメモに助けられることがある。 実際にデザインを考えるときは、自己を主張したり、ある偏った思想に固執することなく、いつもニュートラルなものにしたいと心がけている。と言いながら、ヨシ、人生の後半はピンクかな(笑)、なんて思っているとそのとき作るものはピンクになってしまう。矛盾してるんだけど。結局自分に都合のよいことをやってるんだと思う。 だけど今までこの仕事をやってきて思うことは、広告のデザイナーというのは、自分が作りたいものを作るというより、自分以外のコトを見つめるものじゃないかと思う。例えていえば、どんなものでも、みんな何らかの魅力をもっているはずで、それを百としたら三十か四十くらいにしか見えていないかもしれない。それを出来るだけ百に近づけてあげるようとするのが仕事ではないか。百を百五十には出来ないけれどね。広告で作り手の事情があふれているものはあまり見たいと思わない」(後略) (出版社商品ページより)
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本棚の本|赤澤かおり
¥1,980
発行 アノニマ・スタジオ 定価 1980円(本体価格1800円) ISBN-13: 978-4-87758-766-6 200×148×14mm 発売日:2017/10/6 人の本棚は、とっても不思議に面白い。 料理家、古書店、酒屋、デザイナー、カメラマン……それぞれに生業を持つ仕事人たち。編集者である著者が敬愛する19組の本棚を訪ねて、たっぷりと話を聞きました。それぞれの人柄と仕事ぶりを知る著者が引き出す、本と人生の物語。おすすめ本を300冊超紹介。 (出版社商品ページより)
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仕事本 わたしたちの緊急事態日記
¥2,200
発行 左右社 著者:尾崎世界観、町田康、花田菜々子、ハイパーミサヲ、瀧波ユカリ、ヤマシタトモコ、大橋裕之、温又柔、浅生鴨、佐藤文香、清田隆之、川本三郎、高草木陽光、星野概念、轡田隆史、山下敦弘、天真みちる、北村明子、立川談四楼、内沼晋太郎、鏡リュウジ他(全60職種、77人) 装幀:鈴木千佳子 定価:本体2000円+税 四六判変型並製/448ページ 2020年6月17日 978-4-86528-283-2 C0095 新型コロナウイルス感染拡大──前代未聞の事態を迎えたわたしたちの文学。 “普通の毎日”が一変した2020年4月、ほかの人はどう過ごしていたんだろう。 パン屋、ミニスーパー店員、専業主婦、タクシー運転手、介護士、留学生、馬の調教師、葬儀社スタッフ……コロナ禍で働く77人の日記アンソロジー!!! ミニスーパー店員……「お一人様一点限り」のトイレットペーパーをめぐって 四月七日(火) ピークは過ぎたと思うが、未だタイミングが悪いと入手するのに苦労する品ではある。うちの店も「お一人様一点限り」の制限付きだ。すると一人のお婆さんが、「友達が困っているから友達の分も買って行ってあげたい」とレジに来た。流石にルールを守らないわけには行かず、「申し訳ございません」と丁重にお断りした。お婆さんは12ロール入りのトイレットペーパーを1つだけ買って、店を出た。何だか申し訳なく思っていたのだが、すぐにお婆さんを追いかけた。 馬の調教師……無観客競馬でデビュー戦を迎える馬に寄り添う 四月一七日(金) 川崎競馬開催最終日 この日、自分の厩舎から競走馬としてデビュー戦を迎える仔がおり、オーナーさんも来場はされましたが、今開催は来場出来ても、普段は入れる僕らのゾーンやパドックなどには一切出入り禁止になっています。レース前のジョッキーとオーナーさんとの作戦会議や、レースの回顧など出来ず、仕方ないことですが、そういった楽しみも新型コロナウィルスの影響で奪われています。 専業主婦……退屈そうな息子、不安な日々にピリピリしている夫を力強く支える 四月二二日(水) テレビで人と密にレストランで食事する姿を見て、楽しそうで懐かしくて悲しくなった。夫が帰宅してすぐ手洗いうがいをしないので、注意をしたら逆ギレされた。夫への怒りおさまらず、夕食の用意を放棄しようかと思ったけれど、冷蔵庫の野菜が腐るし予算もない。何よりも夫の個人的外食も避けてコロナ感染のリスクを減らしたい。 ライブハウス店員……「わたしなんかが」という思いに変化が 四月二四日(金) お行儀の良い人間ではないから、おとなしくおうち時間はできないし、そもそも仕事をしないと、いまできることを続けないと、自分の生活どころかうちの店舗、うちの店舗どころか会社、会社どころか文化、エンタメ業界が死ぬらしい。わたしがいないと文化が死ぬことだってもしかしたらありえる気がしてきた。 葬儀社スタッフ……「父がコロナウイルスで亡くなったかもしれないのですが」 四月八日(水) 霊安室の隣の控室で会ったAさんは、背の高いまじめそうな中年の紳士だった。私が名乗ると少し安心した表情を見せた。「こういうの初めてなので……」とすまなさそうに言う。 (ええ、私も伝染病のケースは初めてなんです)と心の中で思ったが、そんな不安は悟られてはいけない。仮にコロナウイルスでなくても、肉親を亡くした遺族は、不安な気持ちで一杯なのだ。まずは安心させることだ。 この“生活"は誰かの“仕事"が支えている! 2020年4月、働き方は一変したーー タクシー運転手からホストクラブ経営者まで、コロナ禍で働く77 人の“仕事” 日記アンソロジー。 (出版社商品ページより)
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いつも来る女の人|片岡義男
¥1,980
発行 左右社 著者:片岡義男 装幀:鈴木成一デザイン室 装画:狩野岳朗 定価:本体1800円+税 四六判並製/256ページ 2021年5月28日 第一刷発行 978-4-86528-033-3 C0093 いつもの喫茶店でコーヒーを飲んで、街を歩いて、 部屋に戻ったらノートブックを開いて。 さあ、小説を書いてみようか。 片岡義男最新短編集。 ひとが小説を書くことを決意する瞬間を描いた「イツモクルオンナノヒト」、 作家が食糧品の買い物をしながら短編の構想を練る「レモネードとあさりの貝殻」など、 書き下ろしを含む8篇を所収。 小説家・片岡義男の世界にどっぷり浸れる、 「書く」人々の物語がゆるやかに束ねられた短編集。 (出版社商品ページより)
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葬いとカメラ
¥1,980
発行 左右社 編著:金セッピョル・地主麻衣子 装幀:牧寿次郎 定価:本体1800円+税 四六判変型並製/200ページ 2021年5月30日 初版第一刷刊行 978-4-86528-031-9 アーティストと文化人類学者らが考えた「葬い」を記録することについて。 両者の視点から「死」と「葬い」を見つめた先に見えてきたものは…… 身寄りがなくなり、壊される無縁仏 自然葬をすることにした家族の葛藤 葬儀を撮ることの暴力性 在日コリアンのお墓 研究映像とアート作品 簡素化される葬儀と、葬いの個人化 誰もが直面する「死」と、残された者の「葬い」という営みを、どのようにとらえることができるのだろうか。 本書では主に映像によって記録するという行為を通じて、死や葬いを普遍的にとらえなおすことを試みるものである。 誰もがいつかは必ず直面する「死」という現象を、どのようにとらえたらよいのだろうか。 この本は、幸いにもまだ生きている私たちが「死」をどのようにとらえ、記憶、または記録していくのかということについて、アーティストと研究者がとことん話し合い、まとめたものです。 (「はじめに」より) (出版社商品ページより)
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鬼と踊る|三田三郎
¥1,870
発行 左右社 装幀:北野亜弓(calamar) 定価:本体1700円+税 四六判変型並製/152ページ 2021年8月31日 第一刷発行 978-4-86528-042-5 C0092 ずっと神の救いを待ってるんですがちゃんとオーダー通ってますか 第一歌集『もうちょっと生きる』から3年。現代短歌界のダークホースとしてただならぬ存在感を放つ著者、待望の第二歌集。笑いと絶望のはざまで踊る226首。 顔の見えない〈私たち〉が、それでもなおリアルに「語り」続ける。 この歌集は紛れもなく現代短歌の先端にある。ー山田航 〈収録短歌より〉 生活を組み立てたいが手元にはおがくずみたいなパーツしかない 心にも管理人のおじさんがいて水を撒いたり撒かなかったり 1杯目を飲む決断は僕がした2杯目以降は別人がした (出版社商品ページより)
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カステーラのような明るい夜|尾形亀之助
¥2,200
SOLD OUT
発行 七月堂 2021/10/17発行 四六判変形 仮フランス装 装画:保光敏将/装幀:クラフト・エヴィング商會/校正:航星舎 2,200円(税込) 月あかりの静かな夜る ― 私は とぎれた夢の前に立ちどまっている 「この詩集を、未知の読者、未来の人びとに捧げます。」 ──編者 西尾勝彦 尾形亀之助や天野忠に影響されて詩を書き始めたという、奈良在住の詩人西尾勝彦さんに編集していただき、尾形亀之助の新詩集を発行いたしました。 装画に、版画家でイラストレーターの保光敏将さんをお迎えし、装幀をクラフト・エヴィング商會さんにご担当いただき、これ以上なく素朴で贅沢な詩集の誕生です。 校正は航星舎の高松正樹さんがご担当くださり、本文はすべて原典をあたって、旧仮名遣いを新仮名遣いに改めました。 今なお、鮮やかにくり広げられる亀之助の詩を、どうぞご堪能ください。 「白い手」 うとうと と 眠りに落ちそうな 昼 ―― 私のネクタイピンを そっとぬこうとするのはどなたの手です どうしたことかすっかり疲れてしまって 首があがらないほどです ね レモンの汁を部屋にはじいて下さい (出版社商品ページより)
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歩きながらはじまること|西尾勝彦
¥2,200
発行 七月堂 2018/03/07発行 四六判変形 並製 解説:Pippo 帯文:池上規公子(葉ね文庫) 2,200円(税込) 言葉の「森」がここにある 奈良の山で暮らす詩人、西尾勝彦のポケットには、どんぐり、石ころ、いろいろな形の葉っぱや木の実。たくさんの宝物がつまっているに違いない。 『朝のはじまり』、『フタを開ける』、『言の森』、『耳の人』に加え、私家版『耳の人のつづき』を収録。 いつからか 素朴に 暮らしていきたいと 思うようになりました 飾らず あるがままを 大切にしたいと 思うようになりました そうすると 雲を眺めるようになりました 猫がなつくようになりました 静けさを好むようになりました 鳥の声は森に響くことを知りました けもの道が分かるようになりました 野草の名前を覚えるようになりました 朝の光は祝福であることを知りました 人から道を尋ねられるようになりました 月の満ち欠けを気にするようになりました 遅さの価値を知る人たちに出会いました 一日いちにちが違うことを知りました ゆっくり生きていくようになりました 鹿の言葉が分かるようになりました 雨音が優しいことを知りました 損得では動かなくなりました わたしはわたしになりました(『言の森』より「そぼく」) (出版社商品ページより)
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あなたのための短歌集|木下龍也
¥1,870
発行 ナナロク社 装丁:名久井直子 四六判 224ページ 定価 1,700円+税 歌人・木下龍也さんが「お題」を受けて作歌する、短歌の個人販売プロジェクトが一冊の本になりました。 これまで作歌した700首の中から「100題100首」を収めています。 歌人がひとりの想い(お題)と向き合うことで生まれた短歌が詰まった歌集です。 【掲載予定のお題と短歌よりご紹介】 (お題)長い間、片想いしていた相手がいます。もう前に進もうと決めました。背中を押してくれる短歌をください。 (短歌)ふりむけば君しかいない夜のバスだから私はここで降りるね (お題)私は梅雨の時期に生まれました。雨が好きで、雨の短歌を詠んでいただきたいです。 (短歌)部屋にいる以外をしない雨の日の炎のようなあなたの寝癖 (お題)最近ずっともやもやとした悩みを抱えています。励みとなる短歌をください。 (短歌)いつからか頭のなかで飼っている悩みがついにお手を覚えた (お題)まっすぐ生きたい。それだけを願っているのに、中々そうできません。まっすぐに生きられる短歌をお願いします。 (短歌)「まっすぐ」の文字のどれもが持っているカーブが日々にあったっていい (出版社商品ページより)
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ことばと vol.4
¥1,760
発行 書肆侃侃房 A5、並製、264ページ 定価:本体1,600円+税 ISBN978-4-86385-493-2 C0495 編集長/佐々木敦 ロゴマーク/石黒正数 表紙・本文デザイン/戸塚泰雄 装画・挿絵/近藤恵介 【巻頭表現】 菅原睦子「大丈夫、聞こえているよ。」 【創作】 上田岳弘「領土」 東山彰良「REASON TO BELIEVE」 古川日出男「太陽 The Sun」 マーサ・ナカムラ「人形師」 【特集 ことばとからだ】 ◎小説 金原ひとみ「アイ ドント スメル」 戸田真琴「海はほんとうにあった」 藤野可織「心臓」 松波太郎「あカ佐タな」 ◎対談 千葉雅也×村田沙耶香「水槽の中のからだ/水槽の中のことば」 ◎インタビュー 松波太郎「コトバのカラダにハリを打つ」 【第三回ことばと新人賞】 笛宮ヱリ子「だ」 【翻訳】 トリスタン・ガルシア「地球外存在」(小嶋恭道訳) 【本がなければ生きていけない】 小田原のどか「本にまつわるエッセイ」 和田彩花「「本が好き」のためらい」 (出版社商品ページより)
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微熱体|千葉聡
¥1,650
現代短歌クラシックス06 発行 書肆侃侃房 四六判変形/並製/136ページ 定価:本体1,500円+税 ISBN978-4-86385-463-5 C0092 装幀:加藤賢策 高校教師「ちばさと」が贈る青春歌集、待望の復刊! 多感な高校生の心を31文字に託して謳う。この歌集のどこかにきっと、等身大のあなたが散りばめられているに違いない。 【収録歌より】 だぶだぶの闇をたたんでゆく波の音が二人に染みこんで、朝 明日(あす)消えてゆく詩のように抱き合った非常階段から夏になる よく揺れるピアノの譜面台に棲(す)む傷も光もぬるい液体 (出版社商品ページより)
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世界が海におおわれるまで|佐藤弓生
¥1,540
現代短歌クラシックス04 発行 書肆侃侃房 四六判変形/並製/112ページ 定価:本体1,400円+税 ISBN978-4-86385-430-7 C0092 装幀:加藤賢策 【歌集より】 秋の日のミルクスタンドに空瓶のひかりを立てて父みな帰る とうめいなかかとのかたち天空も公孫樹の黄(きい)を踏んでみたくて 風鈴を鳴らしつづける風鈴屋世界が海におおわれるまで 白の椅子プールサイドに残されて真冬すがしい骨となりゆく 革装の書物のように犀は来て「人間らしくいなさい」と言う 「夢といううつつがある」と梟の声する ほるへ るいす ぼるへす (出版社商品ページより)
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木曜日|盛田志保子
¥1,540
現代短歌クラシックス05 発行 書肆侃侃房 四六判変形/並製/128ページ 定価:本体1,400円+税 ISBN978-4-86385-432-1 C0092 装幀:加藤賢策 2003年刊行の第一歌集を新装版として復刊。 未発表を含む「卓上カレンダー」(36首)を追加収録。 【歌集より】 口に投げ込めばほどけるすばらしきお菓子のような疑問がのこる 雨だから迎えに来てって言ったのに傘も差さず裸足で来やがって きみが身に纏いしものはなにもかもこの世のものなり 北風の勝ち ひらがなはたぐいまれなる 空中にぽっかり浮いて静止する言語 春の日のななめ懸垂ここからはひとりでいけと顔に降る花 しみこんでくる夕闇の明るさよ田舎とは透明ということ (出版社商品ページより)
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O脚の膝|今橋愛
¥1,870
現代短歌クラシックス07 発行 書肆侃侃房 四六判変形/並製/208ページ 定価:本体1,700円+税 ISBN978-4-86385-465-9 C0092 装幀:加藤賢策 2003年刊行の第一歌集を新装版として18年ぶりに復刊。 電子版だけで流通した第二歌集『星か花を』(66首)も併せて収録。 【収録歌より】 「水菜買いにきた」 三時間高速を飛ばしてこのへやに みずな かいに。 そこにいるときすこしさみしそうなとき めをつむる。あまい。そこにいたとき うすむらさきずっとみていたらそのようなおんなのひとになれるかもしれない 濃い。これはなんなんアボガド? しらないものこわいといつもいつもいうのに たくさんのおんなのひとがいるなかで わたしをみつけてくれてありがとう (出版社商品ページより)
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寒気氾濫|渡辺松男
¥1,760
現代短歌クラシックス08 発行 書肆侃侃房 四六判変形/並製/168ページ 定価:本体1,600円+税 ISBN978-4-86385-482-6 C0092 装幀:加藤賢策 【収録歌より】 橋として身をなげだしているものへ秋分の日の雲の影過ぐ つくづくとメタフィジカルな寒卵閻浮提(えんぶだい)容れ卓上に澄む キャベツのなかはどこへ行きてもキャベツにて人生のようにくらくらとする 背を丸め茂吉いずこを行くならん乳房(にゅうぼう)雲(うん)はくろぐろとくる 赤ん坊花びらのような声を呑みはじめての重き月を見にけり 樹は内に一千年後の樹を感じくすぐったくてならない春ぞ (出版社商品ページより)
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象の旅|ジョゼ・サラマーゴ
¥2,200
発行 書肆侃侃房 木下眞穂訳 四六判、上製、216ページ 定価:本体2,000円+税 ISBN978-4-86385-481-9 C0097 装幀 成原亜美 象は、大勢に拍手され、見物され、あっという間に忘れられるんです。 それが人生というものです。 ノーベル賞作家サラマーゴが最晩年に遺した、史実に基づく愛と皮肉なユーモアに満ちた傑作。 1551年、ポルトガル国王はオーストリア大公の婚儀への祝いとして象を贈ることを決める。象遣いのスブッロは、重大な任務を受け象のソロモンの肩に乗ってリスボンを出発する。 嵐の地中海を渡り、冬のアルプスを越え、行く先々で出会う人々に驚きを与えながら、彼らはウィーンまでひたすら歩く。 時おり作家自身も顔をのぞかせて語られる、波乱万丈で壮大な旅。 (出版社商品ページより)
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10代のための読書地図
¥1,980
SOLD OUT
発行 本の雑誌社 別冊本の雑誌20 著者:本の雑誌編集部 定価1980円(税込) 2021年6月29日発売 ■A5判並製 ■280ページ ■978-4-86011-459-6 つらいときも さびしいときも たのしいときも どんなときも 本がある。 書評誌「本の雑誌」初の10代向けのブックガイド。「朝の読書」や「夏休みの読書感想文」対応の「本の雑誌が選ぶ10代におすすめする100冊座談会」から「ジャンル別10代おすすめ本ガイド」、全国書店員さんがおすすめする10代に読んでほしい本&10代のときに読んでおきたかったと後悔した本など、興味を引きやすい角度から本を紹介。 また本屋さんでの本の買い方・探し方ガイドや本好きのためのハローワークなどなど、「本の雑誌」ならではの切り口で、10代の読書に迫る。 (出版社商品ページより)
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● サイン本 東京の古本屋|橋本倫史
¥2,200
● サイン本 発行 本の雑誌社 定価2200円(税込) 2021年9月24日発売 ■四六判並製 ■360ページ 古本を売る。それと生業とする。古本屋の店主と過ごした3日間。 開発、オリンピック、感染症──揺れ動く東京で、商いを続ける10軒に3日ずつ密着取材を敢行した。古本屋に流れる時間から、東京の姿が立ち上がる。 [登場する10店の古本屋] 古書往来座(池袋) 盛林堂書房(西荻窪) 丸三文庫(早稲田) 青いカバ(駒込) 古書ビビビ(下北沢) 岡島書店(立石) コクテイル書房(高円寺) 北澤書店(神保町) 古書みすみ(小金井) 古本トロワ(無店舗/五反田遊古会) (出版社商品ページより)
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● サイン本 古書古書話|荻原魚雷
¥2,420
● サイン本 発行 本の雑誌社 定価2420円(税込) 2019年3月20日発売 ■四六判並製 ■464ページ 古本文学たっぷり。 一冊の本は無限の本につながっている。 つながっているのは本だけではない。 文学、実用書、漫画、音楽、将棋、野球、釣り、家事。 ジャンルはちがっても掘り下げていけば、 かならずどこかでつながる。 人が歩いた後に道ができるように読書の後にも道ができる。 (あとがきより) 本の数だけ世界は広がる。 人を知り、人生は深まる。 均一台も希覯本もおまかせ。 古本処世の達人が読み歩く しあわせな読書エッセイ。 (出版社商品ページより)
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昼夜日記|坪内祐三
¥2,200
SOLD OUT
発行 本の雑誌社 定価2200円(税込) 2018年10月1日発売 ■四六変型判 ■400ページ 昼は読み、夜は飲む! 「本の雑誌」の好評連載「坪内祐三の読書日記」に「小説現代」連載の「酒中日記」が合体! 2011年4月号の「読書日記」からスタートし、日付が重なる2014年5月から2016年7月までは、上段を昼の部(「読書日記」)、下段を夜の部(「酒中日記」)と上下に分け、昼の坪内祐三と夜の坪内祐三の行動がひと目でわかるようにしました。 昼は三軒茶屋で読書にいそしみ、渋谷、新宿、神保町で本を買いまくる。夜は神保町、銀座、あるいは五反田から飲み始め、作家、編集者たちと杯を交わしに新宿の文壇バー、猫目、風紋、風花をクルージング。 盟友福田和也をはじめ、重松清、中原昌也、島田雅彦、一志治夫、黒鉄ヒロシ、亀和田武など、錚々たる面々がうごめく夜の文壇の生態と坪内祐三が愛するシブい本とシブい映画の数々が堪能できるうえ、変わり続ける東京の街並みが甦る本です。 (出版社商品ページより)
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●サイン本 アトリエ雑記|牧野伊三夫
¥1,980
●サイン本 発行 本の雑誌社 ■四六判並製 ■256ページ(カラー4点含む) ISBN978-4-86011-453-4 日々の暮しの中に 酒と料理、ときどき旅路。「暮しの手帖」「雲のうえ」や同人「四月と十月」で活躍する画家がペンを執りつづる、日々の生活の記録。 絵の話/想い出、友人のこと/酒/アトリエ料理帖の4章仕立て。日刊ゲンダイ連載「日雇い絵描きの愉しみ」を中心にエッセイ70余篇を収録。カラー含む挿絵付き。 収録作品: カバー「太陽と木と電柱」(2011‐2020年 F4号 アクリル画) 表紙「名曲喫茶でんえん」(1992‐2020年 F4号 アクリル画) 口絵「外灯の静寂」(2019年 F6号 アクリル画)杉坂和俊氏蔵 (出版社商品ページより)
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デザインの現在 コンテンポラリーデザイン・インタビューズ|土田貴宏
¥2,640
SOLD OUT
●第二刷 世界でも例のない、コンテンポラリーデザインの気鋭100組のインタビュー集。 『デザインの現在 コンテンポラリーデザイン・インタビューズ』は、インテリア、家具、建築などの領域で活躍する、世界各国のデザイナー100組のインタビュー集です。2000年以降のデザインは領域が多岐にわたり、表現や役割が多様化したことで全貌がつかみにくくなっています。本書は、先見的なデザイナーたちのリアルな言葉によって「デザインの現在」を把握することを大きなテーマとするもの。企業で働く人々から学生まで、デザインにかかわる幅広い人々が、その現在形を理解するため欠かせない1冊になるでしょう。 この本のキーワードは「コンテンポラリーデザイン」。コンテンポラリーとは、時代区分としての現代を意味するだけでなく、常に更新し続ける革新性、独創性、前衛性を示しています。シーンを牽引するデザイナーたちの言葉はそれぞれに、旧来の価値観を鮮やかに更新し、現代に求められるデザインを改めて定義していくのです。 著者の土田貴宏は、月刊『商店建築』に2011年から100回にわたり「デザインの新定義」を連載。本書はその内容を収録し、2000年以降のデザインを俯瞰するテキストを追加して構成したものです。著者はコンテンポラリーデザインに関する書き手として日本の第一人者であり、ミラノデザインウィークをはじめ、国内外の各都市のデザインイベントを数多くリポートしてきました。その経験を生かした本書は、今後さらに活躍する才能のショーケースでもあります。 建築家/ライターの浅子佳英が今年創業した建築設計事務所兼出版社「PRINT & BUILD」の第1冊目。編集とデザインは、日本で建築を、チューリッヒでブックデザインを学び、2020年に帰国した斧澤未知子が手掛けています。 (出版社商品ページより)